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平成26年度 新興国市場開拓事業

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平成26年度 新興国市場開拓事業
平成26年度新興国市場開拓事業
(相手国の産業政策・制度構築の支援事業
(ベトナム:販売金融事業環境整備支援事業))
報告書
平成 27 年 2 月
有限責任監査法人トーマツ
目次
1.
平成 26 年度における事業(以下、本年度事業)の背景及び目的 .................................................... 2
2.
本年度事業の実施概要 ....................................................................................................................................... 3
3.
2.1.
販売金融に関する制度等の追加調査及び SBV との協議 ......................................................... 3
2.2.
現地担当者向けワークショップの開催 ................................................................................................. 4
2.3.
ベトナム側に向けた規制緩和や制度整備に関する提言書(英語・越語) .............................. 4
2.4.
調査報告書(和文)の提出 ........................................................................................................................ 4
本年度事業の実施経緯・内容........................................................................................................................... 4
3.1.
実施経緯 .......................................................................................................................................................... 4
3.2.
本年度事業の主な内容.............................................................................................................................. 6
3.2.1.
主要論点に関する協議及び調査結果........................................................................................ 6
3.2.2.
SBV 向けワークショップの開催..................................................................................................... 9
3.2.3.
提言書作成..........................................................................................................................................10
1
1. 平成 26 年度における事業(以下、本年度事業)の背景及び目的
目覚ましい経済成長を続けるアジア新興国では、人口の増加と中所得層以上の世帯の拡大
が見込まれて、今後も耐久消費財等への需要が拡大していくことが期待されている。この需要を
取り込むべく、我が国の販売金融事業者はアジア新興国の市場開拓に取り組んでいる一方で、
本事業が対象とするベトナムにおいては、販売金融の関連法令や諸制度等の整備が遅れ、我が
国の販売金融事業者によるベトナムへの新規進出及び事業拡大が制約されている状況にある。
このような状況を踏まえ、経済産業省は平成 23 年度から課題解決に向けた取組みを始め
た。平成 24 年度には日越共同イニシアティブ1・フェーズ 5(平成 25 年度夏に開始)において「ノ
ンバンク」のワーキングチーム(以下、WT8)を立ち上げることが日越の関係者間で合意され、平成
25 年度にはその枠組みを活用し、WT8 としてベトナムにおける販売金融の事業環境整備に向け
た交渉の場を得ることとなった。これまでの主な経緯とマイルストーンは図表 1 のとおり。
図表 1 ベトナムの販売金融に関する支援状況 – 主な経緯とマイルストーン
出所:各種資料をベースに有限責任監査法人トーマツまとめ
WT8 ではベトナムにおける販売金融の事業環境改善のため、日本・ベトナム双方が実施す
べき内容を「行動計画」として策定し、この計画に基づきベトナム政府関係者との交渉・協議を行
った。「行動計画」は、ベトナムにおいて我が国販売金融事業者がライセンスを取得したり事業を
1 日越共同イニシアティブとは、ベトナムの投資環境を改善し、外国投資を拡大させることを通じて、ベトナムの産業競争力を高
めることを目的として、2003 年 4 月日越両国首脳の合意によって設置された枠組み。具体的には、ベトナムが投資環境を改
善するために実施すべき内容を「行動計画」として日越両国で取りまとめ、約 2 年を 1 サイクルとして取り組み、実施後の進捗
評価を日越両国で行うしくみとなっている。詳細は以下のホームページを参照のこと。在ベトナム日本大使館日越共同イニシ
アティブ: http://www.vn.emb-japan.go.jp/jp/economic/Joint-Initiative-index.html
2
運営したりするに際し、関連制度の整備や改善が求められる次のような主要論点をもとに構成さ
れている。なお、この交渉におけるベトナム側の窓口は、ノンバンク事業の監督官庁となるベトナ
ム中央銀行(以下、SBV)である。
①ノンバンクの定義の認識に係る意見交換及び共有
②「預金を扱わないノンバンク」と銀行との区別化
③「預金を扱わないノンバンク」によるライセンスの申請及び認可
④ノンバンクファイナンス会社の対象顧客
本年度事業では平成 25 年度に実施された調査2と提言書を引き継ぎ、同イニシアティブにお
ける WT8 の行動計画の実現を目指し、ベトナムに対して販売金融に関する規制緩和や制度整
備に向けた支援を行うことを目的とした。
2. 本年度事業の実施概要
本年度事業は WT8 の日本側メンバー各社、在越日本大使館及び経済産業省商務流通保
安グループ消費経済企画室との連携のもと、経済産業省より委託を受けた有限責任監査法人ト
ーマツが実施した。本年度事業における実施内容は以下のとおり。なお、それぞれの項目の実施
時期や内容に関する詳細は「3. 本年度事業の実施経過・内容」にて後述する。
販売金融に関する制度等の追加調査及び SBV との協議
2.1.
本年度公表されたノンバンク関連規制・法令案は以下のとおり。これにつき、実務対応上の
課題を整理し、SBV 向けに改善提案及び協議を実施。また、次項(2.2. 現地担当者向けのワー
クショップ)のため、日本の販売金融規制の枠組み及び実務の流れを整理した。

Decree3 39/2014/ND-CP(Issued on 5th May 2014)

Circular4 36/2014/TT-SB(Issued on 20th November 2014)

The draft circular of “Guidance on consumer credit activities of finance companies”
with reference to Decision No. 1627/2001/QD-NHNN and subsequent
amendments of Decision 1627(以下、Draft Circular on 18th September 2014)
2
経済産業省「平成25年度 アジア産業基盤強化等事業ベトナム販売金融事業環境整備調査事業調査報告書」
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2014fy/E003737.pdf
3 政令
4 通達
3
2.2.
現地担当者向けワークショップの開催
ベトナム側の販売金融に関する理解の浸透と知見の底上げを目的とし、ワークショップを実
施した。本事業年度では、SBV(銀行局)側の関心に基づき、日本を例にとりあげた販売金融業界
の規制の在り方・実務の流れをテーマとした。
2.3.
ベトナム側に向けた規制緩和や制度整備に関する提言書(英語・越語)
提言書は本事業年度の調査結果及び SBV との会合結果を踏まえ、我が国の販売金融事
業者がベトナムにおいて事業を行うために必要となる規制緩和や関連する法令、通達等の諸制
度 に関する課題を整理した内容である。
2.4.
調査報告書(和文)の提出
本年度事業の全体総括として、調査結果、ワークショップの開催結果報告及び SBV との意
見交換・交渉結果、提言書等を取りまとめた調査報告書を経済産業省商務流通保安グループ消
費経済企画室に対して提出した。
3. 本年度事業の実施経緯・内容
本年度事業年度の実施経緯と内容は以下のとおり。
3.1.
実施経緯
本年度事業では計 3 回の追加調査と計 3 回の現地での WT8 メンバーや SBV との協議・
会合を行った。主な実施経緯を図表 2 と 3 で示す。
図表 2 本年度事業の主なスケジュール
出所:各種資料をベースに有限責任監査法人トーマツまとめ
4
図表 3 本年度事業での主な協議・会合実施経過のまとめ
日付
時間
訪問・会合先
目的・議題
キックオフ
2014 年
11 時∼
 WT8 リーダー
 現状把握
(東京)
5 月 16 日(金)
 経済産業省
 今後の活動方針に関する
意見交換
渡航1回目
2014 年
(ハノイ)
7 月 8 日(火)
 SBV
9 時 30 分 ∼
 WT8 が提出した提言書
 WT8 メンバー
に対する SBV からのフィ
 在ベトナム
ードバック
日本大使館
 Decree 39 等に関する確
認
2014 年
 WT8 メンバー
12 時 30 分∼
 課題整理
 今後の活動方針決定
7 月 8 日(火)
 中間評価
渡航 2 回目
2014 年
(ハノイ)
10 月 3 日
 WT8 メンバー
12 時∼
 事前打ち合わせ
 今後の活動方針決定
(金)
 SBV
 ワークショップ
10 月 3 日
 WT8 メンバー
 Draft Circular on 18th
(金)
 在ベトナム日本
2014 年
14 時∼
大使館
渡航3回目
2014 年
(ハノイ)
12 月 8 日(月)
2014 年
September 2014 に関す
る確認
8 時 45 分∼
 WT8 メンバー
 事前打ち合わせ
10 時∼
 SBV
 Circular36 に関する質問
 WT8 メンバー
 Draft Circular on 18th
12 月 8 日(月)
 在ベトナム日本
大使館
September 2014 に対す
るパブリックコメントに関
する意見交換
 最終評価
2014 年
12 時 30 分∼
12 月 8 日(月)
 WT8 メンバー
 活動総括
 在ベトナム日本
 今後の活動方針決定
大使館
 最終評価
出所:有限責任監査法人トーマツまとめ
2014 年 5 月にはキックオフ(東京)として、経済産業省商務流通保安グループ消費経済企
画室の立ち合いのもと、WT8 リーダーとの顔合わせ会合を行った。この会合では主に現状の進
5
捗に関する情報共有、今後のスケジュール、過去の留意点や要望等について確認と合意を行っ
た。
2014 年 7 月には SBV との会合を主な目的として、現地(ハノイ)へ 1 回目の渡航を行った。
この会合では日越共同イニシアティブの中間評価と 2014 年 3 月に WT8 が SBV へ提出した提
言書に対するフィードバックを中心に協議が行われた。また、その会合の場で SBV 側より日本に
おける販売金融に関する情報提供とワークショップ開催(10 月以前)の要請が提示された。SBV
との会合を受けて、WT8 とは中間評価の決定、現時点での課題の確認、情報交換、今後の方針
について確認と合意を行った。
2014 年 10 月には、改めて行動計画に基づいた日本側の提案内容についての説明と、
SBV 側が強い関心を示していた、日本における販売金融に関する情報提供を目的としたワーク
ショップ開催のため、2 回目の現地渡航を行った。また、事前に WT8 チームメンバーと打ち合わ
せを行い、今後の活動方針についても確認を行った。
2014 年 12 月の 3 回目の現地渡航では SBV 側と同年 9 月に公開された Draft Circular
on 18th September 2014 と 2014 年 11 月に公布された Circular36 に関する意見交換を行っ
た。また、日越共同イニシアティブのフェーズ 5 における最終評価についても SBV 側と協議を行
った。SBV との会合に先立ち、WT8 と事前に打ち合わせを行い、ワークショップの進め方に関す
る意見整理を行った上で今後の対応方針について確認と合意を行った。また、SBV との会合終
了後に WT8 内でフェーズ 5 の最終評価の確定を行った。
3.2.
本年度事業の主な内容
本年度事業に対する取組結果は以下のとおり。
3.2.1. 主要論点に関する協議及び調査結果
各主要論点に関して SBV との協議と本事業年度に新たに公表された法令、通達及び草案
をもとに調査を行った。
行動計画上の主要論点に関する協議結果
① ノンバンクの定義の認識に係る意見交換及び共有
ベトナムの金融機関法(Law on Credit Institutions)は銀行及びノンバンク共に金融機関と
して規制の対象にしている。これらの金融機関は、定義上「預金を扱える」こととされてお
り、「預金を扱わないノンバンク」と「銀行」との区別化はされておらず、日本のノンバンクの
定義とは異なる。この定義の認識に関して、本事業年度も SBV(銀行局)との直接対話を
6
実施した。その結果、銀行とノンバンクを分ける金融機関法の変更はベトナム側としては時
間がかかり対応困難ではあるものの、SBV はこの定義の相違に対して理解を示した。
② 「預金を扱わないノンバンク」と銀行との区別化
本事業年度に公表された Circular 36 によって商業銀行がノンバンク事業を行う際の制度
が新たに設定され、ノンバンクと銀行の区別がより明確化される見通しとなった。また、同じ
く本事業年度に公表された Draft Circular on 18th September 2014 により、ノンバンクと
銀行のプルデンシャル・レシオが区分して設定されることとなった。しかしながら、プルデン
シャル・レシオの設定レベル等、ノンバンクの預金取扱いの有無に応じた法令策定には至
っておらず、「預金を扱わないノンバンク」と銀行との区別化は限定的となっている。
③ 「預金を扱わないノンバンク」によるライセンスの申請及び認可
SBV との直接協議を通じ、ベトナム国内の金融業界(主として銀行)の対応を優先するた
め、新規ライセンス交付の検討が事実上先送りとなっていることが確認された。一方で、本
事業年度に公表された Decree 39 により、事業区分によるファイナンス会社の種別が明確
化され、ライセンス取得プロセス整備に向けた動きがみられた。
④ ノンバンクファイナンス会社の対象顧客
ノンバンク事業の対象顧客を個人のみならず法人に拡大する点については、Decree 39 に
より制限付き(信用貸付残高総額の 3 割未満)ながら、認められた。また、ファイナンス・リ
ース会社の対象顧客が法人・個人ともに含まれることが明記された。
本事業年度に公表された法令に関する調査結果
① Decree 39/2014/ND-CP(図表 4)
ファイナンス会社及びファイナンス・リース会社を総合ファイナンス会社及び特定ファイナン
ス会社へ区分し、且つ各区分の会社が運営する際の要件等を規定した政令である。
② Circular 36/2014/TT-SB(図表 5)
信用機関の運営におけるプルデンシャル・レシオについて、銀行及びノンバンクを区分して
規制比率を設定した通達である。
③ Draft Circular on 18th September 2014 に対する WT8 パブリックコメント(図表 6)
ファイナンス会社の消費者信用活動に関する規制であり、消費者信用活動に関連する用
語を定義し、且つファイナンス会社が消費者信用活動を行う際の要件等を設定したドラフト
通達である。
7
図表 4 Decree 39/2014/ND-CP
項目
主な内容
旧 Decree 79 と 16 は設立と運営について規定していたが、
設立と運営
Decree 39 は運営のみを規定。
Consolidated financial company (総合ファイナンス会社)、
Specialized financial company (特定ファイナンス会社: ファク
区分
タリングファイナンス、消費者金融ファイナンス、ファイナンス・リ
ース)に区分
ファイナンス・リース会社、ファクタリングファイナンス会社、消
費者金融ファイナンス会社に対して、それぞれ 70%以上の本
70%基準
業(ファイナンス・リース、ファクタリング、消費者金融)による貸
出残高が要求される。
出所:各種資料をベースに有限責任監査法人トーマツまとめ
図表 5 Circular 36/2014/TT-SB(ノンバンク向けプルデンシャル・レシオ関連より要約)
項目
主な内容
自己資本比率
9%以上
与信上限

1 債務者あたり与信上限: 資本の 25%以下

関連者含む与信上限: 資本の 50%以下
ソルベンシー比率
全般: 1%以上
(流動資産/負債総額)
30 日以内(自国通貨): 20%以上
30 日以内(外貨): 5%以上
7 日以内:削除
長短調達比率
200%以下
出所:各種資料をベースに有限責任監査法人トーマツまとめ
図表 6 Draft Circular on 18th September 2014 に対する WT8 パブリックコメント(要約)
項目
規定範囲
主な要望事項
キャッシュローンやクレジットカードキャッシング等、ノンバ
ンクの中核事業を対象に含める
貸付期間上限(5年)
期間制限に関する規制緩和
対象顧客の居住地制限
居住地に関する制限撤廃
審査結果説明義務
判断基準・理由の説明義務の緩和
審査時間開示義務
審査時間の開示義務の削除
8
項目
主な要望事項
本人確認書類特定化
結婚証明書・光熱費請求書等の必要となる本人確認書類
に関する規制緩和
優良顧客向け優先条件設定
定義が明確化または条件設定義務の緩和
出所:各種資料をベースに有限責任監査法人トーマツまとめ
3.2.2. SBV 向けワークショップの開催
ベトナム側の販売金融に関する理解の浸透と知見の底上げを目的として、2014 年 10 月 3
日に SBV 向けのワークショップを開催した。
本事業年度では SBV 側からの要請を受け、日本を例にとりあげた販売金融業界の規制の
在り方・実務の流れをテーマとした。当日は銀行局に加え、金融政策局、国際協力局、信用情報
機関(以下、CIC)から局長以下クラスの実務担当者 32 名が参加。ワークショップの冒頭ではベト
ナム側を代表して SBV 国際部より、日越共同イニシアティブが果たす役割や期待とワークショッ
プを含めた協力を含めた日本側への感謝を述べられた後、日本側出席者を代表し、在越日本大
使館書記官と WT8 リーダーからの開会の挨拶が行われた。ワークショップ参加者からは日本に
おける規制や事業者の実務に対して高い関心寄せられた。その後、日本側より、日本の販売金
融に関する規制フレームワーク及び信用リスクマネジメントの実務について説明が行われた。ベト
ナム側からは日本における規制や実務に対して高い関心が寄せられ、複数の質疑応答を経た
後、閉会となった。
図表 7 ワークショップ開催概要
テーマ
【WT8】Workshop for SBV
“Regulatory Framework and Risk Management of Consumer Credit
Business”
日 時
2014 年 10 月 3 日 (金) 14:00∼
場 所
Conference Room in SBV
ベトナム側
SBV

CIC

Credit for economic sectors Department

Legal Department

Department of Monetary Policy

Banking Supervision Agency

International Cooperation Department
日本側




出席者
*敬称略
在越日本大使館
WT8 メンバー
TMI 弁護士事務所
有限責任監査法人トーマツ/デロイトハノイ事務所
14:00
Opening Remarks
14:10
Introduction of Japanese side
14:15
Introduction of WT8 – Scopes and Goals
9
14:15
Overview, Consumer Credit Industry in Japan
Regulatory Framework in Japan
15:15
Coffee Break
15:30
Credit Risk Management in Japan
16:00
Q&A / Feedback from Participants
16:15
Discussion for Draft Circular on 18th September 2014
16:55
Closing Remarks
出所:有限責任監査法人トーマツまとめ
図表 8 SBV 向けワークショップの様子
撮影:有限責任監査法人トーマツ
3.2.3.
提言書作成
本提言書(英文・越文)の内容は本事業年度で行われた分析調査と意見交換・交渉内容を整
理したものをベースに、次フェーズにおいてもベトナム側が継続して改善に取り組んでいくべき課
題について取りまとめたものである。(提言書の内容については SBV が対外秘として取り扱うた
め非公表)提言項目は、継続して取り組むべき課題と新たに盛り込んだ論点を含め、以下の 4 つ
から構成される。
① ライセンスの申請及び認可
ノンバンクのライセンス認可に関する申請手続き、必要要件(外資規制、最低資本金)等の
条件の明確化
② リース事業運営に関する制度整備
本事業年度に公表された Decree 39 で定義されたリース事業に関する運営上の制度整備
10
③ 消費者金融事業に関する運営規制の緩和
本事業年度に公表された Draft Circular on 18th September 2014 に関し、ノンバンクの事
業活動の障害となる得る新規項目(例:クレジットスコアの顧客開示義務、貸付期間 5 年規
制等)を中心とした緩和
④ 財務健全性規制の緩和
ノンバンクと銀行規制との区別化を進めるための規制緩和(自己資本規制、流動性規制、
不良債権比率等)
図表 9 SBV 向け提言書(英文)表紙
出所:有限責任監査法人トーマツ作成
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