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京都府保育士就職支援資金貸付要綱細則(PDF:154KB)
京都府保育士就職支援資金 貸付要綱細則 (目的) 第1条 この細則は、京都府保育士就職支援資金貸付要綱(以下、 「貸付要綱」という。) 第27条の規定に基づき、就職支援資金の貸付けに当たり必要な事項につき定めるこ とを目的とする。 (定義) 第2条 この細則において使用する用語の意義は、貸付要綱において使用する用語の意 義の例による。 (貸付対象) 第3条 就職支援資金の貸付対象者は、次の各号に定める要件を備えるものとする。 一 保育補助者雇上費貸付事業 ア 雇用する保育補助者が以下のいずれかに該当する者であること。 (ア) 児童福祉法第7条に規定する「保育所」又は認定こども園で保育業務 に従事した期間がある者 (イ) 児童福祉法第6条の3第9項第1号に規定する家庭的保育者 (ウ) イ 子育て支援員研修を修了した者(勤務開始後に受講予定の者を含む。) 貸付申請時において、保育補助者を配置することにより、具体的にどのよう に保育士の勤務環境が改善されるかについての計画を府社協会長に提出するこ と。 ウ 上記イの計画に基づき、保育士の勤務環境改善を行うこと。 エ 同種の就職支援資金を他から受けていないこと。 二 未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業 ア 子どもが保育所等に入所が決定したことが確認できる書類を提出すること。 イ 同種の就職支援資金を他から受けていないこと。 三 保育士就職準備金貸付事業 ア 貸付申請時において就職準備金の使途及びその金額を明示すること。 イ 就職準備金の使途は以下に示す保育所等に就職する当たり必要な費用である こと。 (ア) 保育所等への就職によって転居が伴う場合における転居費用 (イ) 転居先の賃貸物件の借り上げに伴う礼金や仲介手数料 (ウ) 保育所等で使用する被服費 (エ) 保育所等の勤務に復帰するに当たり研修を受けた際の研修費用 (オ) 保育所等への通勤に要する移動用自転車等の購入費 (カ) その他保育所等への就職に当たって必要と考えられる費用 ウ 同種の就職支援資金を他から受けていないこと。 (府、市町村との連携) 第4条 未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付を行う場合は、府社協会長は 府及び市町村と連携し、当該保育士の子どもを保育所に優先的に入所させるよう調整 等を行うものとする。 (貸付金の限度) 第5条 就職支援資金の貸付金の限度は以下のとおりとする。 一 保育補助者雇上費貸付事業 保育補助者の給与や諸手当のほか、福利厚生費や社会保険料の事業主負担分等 に充当するものでもあるので、貸付金については、貸付要綱第5条第1号イに定 める金額の範囲内であれば保育補助者の給与額の如何を問わず、保育補助者雇上 費の貸付けを受ける者の希望する額を貸し付けて差し支えないものとする。 二 未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業 保育料の一部貸付に当たっては、貸付を受ける者の子どもの保育料に充当する 場合のみ貸し付けることができるものとする。 三 保育士就職準備金貸付 就職準備金は、第3条第3号イに掲げる使途を参考に、保育所等への就職に当 たって必要と考えられるものの費用に対し貸し付けることができるものとする。 (就職支援資金の支払方法) 第6条 就職支援資金は就職準備金を除き、原則として年2回に分割して口座振込によ り支払うものとする。 (貸付契約の解除) 第7条 貸付要綱第8条第1項に規定する「貸付けの目的を達成する見込みがなくなっ たと認められるに至ったとき」は、次の各号のいずれかに該当する場合をいう。 一 保育補助者雇上費貸付事業 ア 保育補助者が退職し、かつ、直ちに新たな保育補助者の雇上を行わなかった とき又は新たな保育補助者を雇い上げても、当該保育補助者が保育士資格を取 得することが著しく困難であるとき。 イ 保育補助者が心身の故障のため勤務を継続する見込みがなくなったと認めら れるときであって、直ちに新たな保育補助者の雇上を行わなかったとき又は新 たな保育補助者を雇い上げても、当該保育補助者が保育士資格を取得すること が著しく困難であるとき。 ウ 保育補助者が死亡し、かつ、直ちに新たな保育補助者の雇上を行わなかった とき又は新たな保育補助者を雇い上げても、当該保育補助者が保育士資格を取 得することが著しく困難であるとき。 エ その他保育補助者雇上費貸付の目的を達成する見込みがなくなったと認めら れるとき。 二 未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業 ア 退職したとき。 イ 心身の故障のため勤務を継続する見込みがなくなったと認められるとき。 ウ 死亡したとき。 エ その他保育料の一部貸付の目的を達成する見込みがなくなったと認められる とき。 三 保育士就職準備金貸付 ア 退職したとき。 イ 心身の故障のため勤務を継続する見込みがなくなったと認められるとき。 ウ 死亡したとき。 エ その他就職準備金貸付の目的を達成する見込みがなくなったと認められると き。 (返還債務の履行猶予) 第8条 貸付要綱第12条第1号イ、第2号イ及び第3号イに規定する「その他やむを 得ない事由」は、例えば育児休業等により貸付要綱第9条第1号ア、第2号ア及び第 3号アに規定する業務に従事することが困難であると客観的に判断できる場合であ ること。 (返還債務の裁量免除) 第9条 貸付要綱第13条第1号及び第2号に規定する返還の債務の裁量免除は、相続 人又は貸付要綱第7条に規定する連帯保証人へ請求を行ってもなお、返還が困難であ るなど、府社協会長が真にやむを得ない場合と認める場合に限り、個別に適用する。 2 貸付要綱第13条第3号から第5号に規定する返還の債務の裁量免除は、本貸付事 業が貸付要綱第9条に規定する業務に従事した者の定着促進を図るものであること から、その適用は機械的に行うことなく貸付けを受けた者の状況を十分把握のうえ、 府社協会長の判断により、個別に適用する。ただし、貸付けを受けた期間以上所定の 業務に従事した者であっても、本人の責による事由により免職された者、特別な事情 がなく恣意的に退職した者等については、適用しない。 3 裁量免除の額は、府内等において、貸付要綱第9条に規定する業務に従事した期間 を、就職支援資金の貸付けを受けた期間の2分の5に相当する期間で除して得た数値 (この数値が1を超えるときは、1とする)を返還の債務の額に乗じて得た額とする。 (貸付台帳の作成) 第10条 貸付要綱第18条第1項に規定する貸付の決定を行った者について、氏名、 貸付決定日、貸付額等の貸付台帳を作成し、債権の状況を整理するものとする。 附 則 この細則は、平成28年4月1日から施行する。