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移動時間削減による時間の有効活用効果とコミュニケーション
導 入 事 例 : 株式会社 大林組 株式会社大林組 設 立:1936 年 12 月 「 導 入して お い てよ かった 」と 実 感 する 機 会 が 増 えて い ます 。 株 式 会 社 大 林 組 東 京 本 社 情 報 ネットワーク部 長 丸 本 氏 所在地:東京都港区(本社) 事業内容:国内外建設工事、地域開発・ 都市開発・海洋開発・環境整備・その 他建設に関する事業、及びこれらに 関するエンジニアリング・マネージ メント・コンサルティング業務の受 託、不動産事業ほか 株式会社大林組は、Web 会議システム「アイシーキューブ」を 2008 年 4 月に導入した。 「会議」に限らず、遠隔拠点とのさまざまなコミュニケーショ ンに活用することにより、柔軟な部門連携や、社内の情報交換・共有を実現している。システム選定の理由やシステムの活用方法などについて伺った。 株式会社大林組の取り組み 導入までのステップ ■株式会社大林組(以下、大林組)について お聞かせ下さい。 ■特にきっかけとなった出来事はありますか。 キヤノンマーケティングジャパンの営業の 当社は、国内外の建設工事や都市・地域開発 方にご紹介いただいたのがきっかけです。ちょ など、建設にかかわる事業を幅広く行ってい うど遠隔会議システムへのニーズが社内で高 ます。社会のインフラを作る仕事ですので、 「安 まっていたタイミングでした。 全で安心な建物を作る」という責任を常に意 たとえば、社員からは「図面を共有しなが 識しています。また、環境への影響を考慮し ら話したい」 「工事現場担当者とのコミュニ て「省エネルギー建設」に力を入れており、 ケーションをもっと迅速かつ確実にしたい」 導入の条件は5つ 1.ASP ではなく、社内にサーバが置けること 社員が積極的に利用できる「使いやすい」シ ステムにするため、社内システムとの連携や 拡張など、当社の使い方に合わせて自由に運 用できるタイプのものを求めていました。 2. カスタマイズが可能なこと 当社の社員情報を管理するディレクトリ DB エネルギー消費量を抑えられる建設技術や、 「会議のたび本社に行かなければならないのが 廃材をなるべく出さない工法の開発、CO2 排 負担」という声が出ていましたし、経営層か 出量削減対策などを実施しています。このよ らは「経費節減」という要請がありました。 うな意識の共有や社内でのコミュニケーショ また同時に「IT による業務改善」をテーマと ンが円滑に行えるよう、必要なシステムを導 した研究も行っていました。 入し活用を促すことが、私たちの業務の一つ ベストなタイミングで「アイシーキューブ」 です。そのためには、営業・設計・生産・技 を知り、担当者からの提案内容にも手応えを 3. インターネット VPN で使えること 術各部門の情報の共有・連携が非常に大切に 感じましたので、導入の検討を本格的に開始 現場とのやりとりに使いたいという要望に応 なります。 しました。2007 年 12 月頃のことです。 えるため、現場で使っている環境=インター と、Web 会議システムのユーザー情報を連携 させる必要がありましたが、アイシーキュー ブはカスタマイズが比較的容易に行うことが できました。 ネット VPN でつながる必要がありました。 ■ 「アイシーキューブ」の導入にも、 「コミュ ニケーション円滑化」が背景にあったのでしょ うか。 ■2008 年 4 月にシステムをリリースされるま での 5 ヶ月間、どのように選定を進められた のでしょうか。 そうですね。当社の社員数は 9,294 人 (2009 試行をさせていただき、他社製品と比較し 年 3 月現在 )、関係会社も含めるとさらに多 ながら選定を進めました。必要な条件は 5 つ くなります。部門内はもちろん、それぞれの でした。 部門や支店・営業所、現場や関係会社との会 議など、さまざまな規模や内容の打ち合わせ が日々行われています。遠隔地とのコミュニ ケーションを円滑にしたいという要望が、導 入の数年前からたびたび寄せられていました。 4. クライアントにソフトを入れないこと ユーザーが簡単にすぐ利用できることが、社 内に普及する最大の要因だからです。 5. ファイアーウォール越しで使えること 社員間だけでなく、お客さまとのコミュニケー ションツールとしても活用を考えていたので、 この条件も必須でした。 導入 事 例 : 株式会社 大林組 導入の効果 東京本社 情報ネットワーク部長 東京本社 IT 戦略企画室 情報管理・教育課長 丸本 幸宏 氏 簗嶋 浩司 氏 ■導入の効果としては、いかがでしたか。 移動のための時間と費用の削減効果が現れ 始めています。特に、時間の有効活用の面で の効果が大きいようです。本支店会議はもち ろんのこと、「出張というほど遠くもないけれ ど、行くとなると時間がかかる」というケー ■他の Web 会議製品と比べて、とくに良かっ た点はありましたか。 ■導入前から応用的な使い方は想定されてい ましたか。 「社内にサーバを設置できるタイプ」という もちろん、システムを最大限に活かすため 条件に合った数少ない候補の中でも、使い勝 さまざまな可能性を想定しました。しかし、 手や価格体系を比べると、アイシーキューブ ユーザ部門に対して想定していたような使い が当社のニーズをいちばん満たしてくれると 方を細かくレクチャーしたわけではありませ 判断しました。 ん。自然と使いこなして、様々な用途に応用 まず画面がシンプルで使いやすく、社内に してくれているようです。 スでよく使われています。例えば、都心部か ら離れた場所にある機械工場・技術研究所や、 都内の関係会社と打ち合わせをしたり、各支 店がエリア内の営業所や工事事務所と打ち合 わせをしたりする場合です。移動の手間がな いので、必要なタイミングで気軽にミーティ ングができるようになりました。 また、新型インフルエンザが流行したとき も、遠隔で会議ができる環境が整っていたの スムーズに広められると感じました。それに、 ですぐに出張禁止の措置に対応することがで 同時に接続するクライアント数で価格が決ま きました。「アイシーキューブがあるからでき るライセンス体系なので、当社のように社員 るようになったこと」は多いと思います。 数が多く、Web 会議室をたくさん用意する場 合でも、コストを低く抑えられます。候補の 東京本社 IT 戦略企画室 情報管理・教育課 中にはライセンス体系が異なり、アイシー キューブより 2 倍近く高価なシステムもあり ました。 ■ユーザに負担をかけず、自然にワークスタ イルを変革されているのですね。今後の展開 はどのようにお考えですか。 アイシーキューブのより詳しい使い方を紹 石川 友梨 氏 介するセミナーを開催するなどして、システ ムの普及率をより高めようと考えています。 様々な業務に応用 さらに社内コミュニケーションを活性化させ ■社内からの反応はいかがでしたか。 ■利用の規模はどれくらいですか。 はじめのうちは設定や接続の手伝いで部門 大阪と東京それぞれに、30 ユーザー同時接 まで出向くこともありましたが、今はさまざ 続できるサーバを設置しています。導入から まな用途で社員が使いこなしてくれています。 約 1 年経ちますが、現在は月に 80 ∼ 100 の リリース後、部門に対して計 6 回、基本的な 会議がアイシーキューブで行われています。 たいですね。キヤノンソフトには、新バージョ ンの情報提供など、良いタイミングで良い提 案をしていただきたいと思います。 ■本日はありがとうございました。今後とも 何卒よろしくお願い致します。 使い方や接続方法の社内セミナーを開催しま (2009.06) した。実際にアイシーキューブを利用しなが ら、同時に複数支店に対するオンラインセミ ナーも実施しました。 利用シーン : 図面を共有しながらの会議 利用用途は様々です。定例の会議はもちろ ↹⸘ޓਛߩᑪ‛ߩ࿑㕙ࠍߒߥ߇ࠄ んのこと、複数拠点に対しての社員研修・技 ળ⼏߇ⴕࠊࠇߡࠆޕฦὐߩળ⼏ቶ 術発表会での利用や遠隔地間での採用面接で ߦᝪ߃⟎߆ࠇߚ 2% ࠍ↪ߒ࠴࡞ࡑޔ も利用されています。また、アプリケーショ ࠺ࠖࠬࡊࠗ⸳ቯߦߒߚࡕ࠾࠲ߩ৻ ン共有機能を利用して計画中の建物のデザイ ᣇߦߪෳടߔࠆὐߩ↹ࠍ৻߁߽ޔ ᣇߦߪߔࠆ࿑㕙ࠍ␜ߐߖߡࠆޕ ン段階のレビューを行うなど、かなり応用さ ὐߦࠃߞߡߪޔળ⼏ቶߦᢙචੱ㓸߹ れています。さらに、震災時の連絡手段とし ても実際に利用されています。 ࠆߎߣ߽ࠅޔᐢᖱႎ߇ታ ̪ਛߩ࿑㕙ߪᧄߩ↪ࡦ࡚ࠪ࠻ࠬࡦࡕ࠺ޔ࿑㕙ߢߔޕ ߐࠇߡࠆߣ߁ޕ 遠隔地の相手との映像・音声を伴ったコミュニケーションを実現する Web 会議システムです。PC を使っ た遠隔会議で、出張コストの削減やコミュニケーション強化などに貢献します。 ※記載内容は、取材時の情報です。 ※記載されている会社名、商品名は、一般に各社の登録商標または商標です。 ࠕࠗࠪࠠࡘࡉߩ㐿⊒ ࠕࠗࠪࠠࡘࡉߩឭ᩺⽼ᄁ www.canon-soft.co.jp/product/ic3/ cweb.canon.jp/uc ■ 東 京:〒140-8526 東京都品川区東品川 2-4-11 野村不動産天王洲ビル TEL.03-6701-3577 ■ 大 阪:〒541-0059 大阪市中央区博労町 2-2-13 大阪堺筋ビル TEL.06-6125-4820 ■〒108-8011 東京都港区港南 2-16-6 CANON S TOWER ■キヤノンお客様相談センター ビデオ会議システム 050-555-90074 受付時間(平日)9:00 ∼ 12:00 / 13:00 ∼ 17:00 (土・日・祝日及び年末年始弊社休業日は休ませていただきます。 ) ※受付時間は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。