静岡銀行の環境への取組み ～「地産地消型」排出権取引の活用

２０１０．９．８
静岡銀行の環境への取組み ～「地産地消型」排出権取引の活用
静岡銀行（頭取 中西勝則）では、
「ISO14001」の環境目的の一つとして、本部建物で使用する「電力使用量」
の削減を掲げ、削減目標 20％（平成 12 年度を基準として、平成 22 年度までに削減）のうち、全国銀行協会
の業界自主目標 12％以上を自助努力により削減し、なおかつ不足する分をカーボンオフセットすることにし
ています。
平成 21 年度については、静岡県の地元企業がCO2削減プロジェクトにより創出した国内クレジット（排出権）
を購入し、日本政府に無償譲渡することで、新たに「地産地消型」の排出権取引となるカーボンオフセットを
実施しますので、環境への取組みとあわせてその概要をご案内します。
１．平成 21 年度における本部建物で使用する電力使用量の削減実績
（１）対象期間／平成 21 年 4 月 1 日～平成 22 年 3 月 31 日（平成 21 年度分）
（２）削減実績／平成 12 年度比▲13.8％
（３）自主目標である▲20％に対する不足▲6.2％（温室効果ガス排出量／40 トン相当）についてはカー
ボンオフセットを実施する。
２．カーボンオフセット実施日
平成 22 年 9 月 8 日（水）
３．カーボンオフセットスキームの概要
（１）静岡銀行のCO2排出量 40 トンについて、静岡銀行が国内クレジット（※）を購入し、日本政府に無
償譲渡することによりカーボンオフセットを実施します。
※国内クレジット制度／大企業等の資金・技術により中小企業がCO2排出を削減した場合、当該大企
業等が削減量を自らの削減分として自主行動計画に反映させる仕組み
（２）今回のカーボンオフセットは、静岡ガス㈱が取得する山梨罐詰㈱（静岡市清水区）、丸長鍍金㈱（静
岡市清水区）による「CO2削減プロジェクト」から創出された国内クレジットを静岡銀行の環境へ
の取組みとして購入する「地産地消型」となる点が特徴です。
＜静岡ガス㈱が取得する排出権＞
○山梨罐詰㈱：静岡ガス㈱との共同事業による缶詰工場におけるボイラーの燃料転換によるCO2削減
○丸長鍍金㈱：静岡ガス㈱との共同事業によるメッキ工場におけるプロセス用蒸気ボイラーの燃料
転換によるCO2削減
〔スキーム図〕
技術
CO2 削減
ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ
山梨罐詰㈱
国内ｸﾚｼﾞｯﾄ
丸長鍍金㈱
技術
国内ｸﾚｼﾞｯﾄ
静岡ガス㈱
購
入
国内ｸﾚｼﾞｯﾄ
㈱静岡銀行
静岡銀行は日本
政府に国内ｸﾚｼﾞｯ
ﾄを無償譲渡
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