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設計基準への対応状況について
(工事名をクリックすると、各工事の紹介ページへ飛びます。)
主な要求事項
福島事故以降に取り組んできた浜岡原子力発電所の安全対策
地震による損傷防止
(基準地震動に対して安全機能が
損なわれるおそれがないこと)
・地震対策
(配管・電路類サポート改造工事、4 号機取水槽地盤改良工事、敷地内斜面補強工事、防波壁地盤改良工
事)
津波による損傷防止
(基準津波に対して安全機能が損
なわれるおそれがないこと)
外部からの衝撃による損傷防止
(想定される自然現象が発生した場
合にも安全機能を損なわないこと)
火災による損傷防止
(火災により原子炉施設の安全性
が損なわれないこと)
・防波壁の設置(T.P.+22m)
・発電所敷地東側西側盛土の嵩上げ(T.P.+22~24m)
・放水ピット、放水路開口部の閉止
・取水槽他の溢水対策
・海水取水ポンプエリアへの防水壁の設置 【当社の自主的な対策】 など
・竜巻対策:海水取水ポンプおよび同ポンプ周辺の配管に対する飛来物防護対策 など
・落雷対策:避雷設備の設置
・外部火災対策:防火帯の設置
・火災感知器の追設
・油内包機器からの漏えい拡大防止
・火災感知器・自動消火装置の追設、耐火隔壁の追設 など
溢水による損傷防止など
(原子炉施設内における溢水が発生
・水密扉の追設・補強
・機器室貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策
・機器室貫通部からの浸水防止対策の追加、被水防護カバーの設置、低耐震クラス機器の耐震補強
した場合にも安全機能を損なわない
こと、放射性物質を含む液体を管理
区域外へ漏えいさせないこと)
・循環水系からタービン建屋内への溢水防止対策(隔離機能の追加)
・連絡通路への水密扉の設置 など
静的機器の信頼性強化
(想定される静的機器の単一故障を
仮定しても所定の安全機能を達成で
きること)
・非常用ガス処理系(4 号機)および中央制御室換気空調系の予備フィルタの確保
安全施設への電力供給
(安全施設の機能を維持するために
必要となる電力を供給できること)
・外部電源の信頼性強化(3 系統 6 回線からの電力供給 など)
・緊急時対策所への酸素濃度計の設置
・安全上重要な機能の状況把握に必要なパラメータに関する耐震性を確保した記録・保存システムの設
その他(通信連絡設備 など)
置
・中央制御室から緊急時対策所への多重化(または多様化)伝送ルートの確保
・屋外の状況を把握するための赤外線カメラの設置
・中央制御室への可搬型酸素濃度計の配備 など
3,4号機配管・電路類サポート改造工事
■■配管および電路類(ケーブルトレイ、電線管)のサポートを補強または追加します。
≪配管サポート≫
≪電路類サポート≫
ケーブルトレイ
ケーブル
サポート(既設)
配管
サポート(既設)
電線管
サポート(補強)
サポート(補強)
4号機取水槽地盤改良工事
■■4 号機取水槽について、周囲の地盤改良工事を実施します。
≪地盤改良≫
セメント系材料により地盤 を
改良します。
取水トンネル
A'
地表面
A
A'
B'
沈砂池
取水槽
岩盤
取水槽
B
A
4号機取水槽 平面図
:地盤改良箇所
:岩盤
B
地表面
B'
岩盤
:人工岩盤
(コンクリート)
4号機取水槽 断面図
敷地内斜面補強工事
■■高台に設置したガスタービン発電機から原子炉建屋間の電源ルートなどの位置する範囲(3,4 号機北側)および
4 号機取水槽北側の範囲について、斜面補強、または斜面の高さを低くする工事を実施します。
≪斜面頂部切り取り≫
斜面頂部の土石を撤去し、
斜面高さを低くします。
撤去
≪斜面補強≫
鋼材(アンカー、ロック
ボルト)により斜面を
補強します。
岩盤
斜面補強の例
ロックボルト
アンカー
防波壁地盤改良工事
■■5 号機周辺の防波壁について、基礎の周囲の地盤改良工事を実施します。
地盤改良(放水路部)
地盤改良(一般部)
①ガイドホール設置
所定深度まで削孔
②高圧ジェット水に
より地盤を回転切削
する
③ ②の状態を保ちつつ
超高圧硬化材を噴射
して高品質
な改良体を
造成する
高圧噴射撹拌作業のイメージ
高圧噴射撹拌作業の様子
■防波壁地盤改良工事の進捗状況(2014年5月30日現在)
○2014年4月10日、防波壁地盤改良工事に着手しました。
地盤改良工事のイメージ
防波壁の設置(T.P. +22m)
発電所敷地東側西側盛土の嵩上げ(T.P. +22~24m)
■防波壁を設置し、津波が発電所敷地内に直接浸入することを防ぎます。
その両端部は盛土により地山に接続します。
■また、津波の局所的な集中を防ぐため、砂丘堤防の高さを海抜 12m 以上確保するよう嵩上げします。
改良盛土の嵩上げ
海抜22~24m
改良盛土の嵩上げ
海抜24m
1号機
2号機
西側端部
4号機
3号機
放水路部
放水路部
一般部
防波壁:総延長1.6km
放水路部
放水路部
5号機
◆防波壁
総延長1.6kmの内訳
○一般部:約 1,300m
○西側端部:約 170m
○放水路部:約 130m
一般部
砂丘堤防
1、 2号機
放水口
砂丘堤防の嵩上げ(2箇所)海抜12m
(防波壁イメージ図)
5号機
放水口
4号機
放水口
3号機
放水口
■防波壁および盛土の嵩上げ計画(2012年12月20日公表)
敷地内への浸水防止効果を可能な限り高める観点から、防波壁を現在のT.P.+18mからT.P.+22mに嵩上げす
るとともに、東西盛土をT.P.+18~20mからT.P.+22~24mに嵩上げします。
変更後イメージ(T.P.+22m)
変更前(T.P.+18m)
T.P.+22m
12m
T.P.+18m
12m
4m
(嵩上げ)
10m(5号機)
~
12m(3,4号機)
10m (5号機)
~
12m (3,4号機)
基
礎
部
10m
~
30m
基
礎
部
10m
~
30m
波力に対して十分
耐えうる強度を確
保します。
嵩上げによる、た
て壁の面積増加
に伴って壁面全体
が受ける波力も増
加するので、たて
壁の下部を補強し
ます。
● 「1~5 号機の放水路部(4 箇所)」について
◆既存の放水路との干渉を避けるため、基礎部の間隔を
一般部の地中壁の設置間隔(6m)以上に広くする必要があり、
基礎部1箇所あたりで支える荷重が大きくなるため、
その荷重に 耐えられる構造(「深礎」と呼ぶ)としています。
● 「西側端部」の構造について
◆敷地西側端部については、設置地盤を海抜 16m に整地し、
防波壁の壁部高さが 6m となり、 一般部(壁部高さ 14~16m)
に比べて、波力が小さくなるため、鋼管矢板を用いた構造とし
ています。
● 「一般部」について
◆基礎構造
地下に鉄筋コンクリート製の壁状の基礎(地中壁)を構築 構築方法は、地上から岩盤まで長方形の穴を掘削し、かご上に組んだ鉄筋を穴の中に入れた後、
コンクリートを投入し構築。深い場所は複数個の鉄筋カゴを結合させて構築
◆壁部構造
壁部は、床版(フーチング)とたて壁で構成
壁部の構成:床版とたて壁を含めて 15 のピースから成り立っており、これらを組み立てて、1 つのブロックを構成。
1 ブロック分の幅は約 12m、組み立てに約 14,000 本のボルトを使用。
床板の材質:鉄骨および鉄筋で補強されたコンクリート造、たて壁の材質:鋼殻(鋼板を箱型状にしたもの)
<嵩上げ部(T.P.+18m~22m)>
壁部の構成:鋼製の板、斜材部から成り立っており、これをT.P.+18m天端部と嵩上げ部下部の鋼材をボルト(1基あたり約350本)で接続し、
周りはコンクリートを打設。防波壁1ブロックに2基設置。
<下部補強部>
壁部の材料:鉄筋コンクリート造
■防波壁(一般部)の進捗状況(2014年3月17日現在)
■2012年12月21日に、放水路部のコンクリート打設工事が終了し、海抜18mのたて壁が、1.6kmに亘って立ち並びました。
2013年11月18日から嵩上げ部の据付工事を開始しました。
嵩上げによるたて壁の面積増加に伴って壁面全体が受ける波力が増加するため、たて壁の下部を鉄筋コンクリート
にて補強します。
■防波壁(放水路部)の進捗状況(2014年1月23日現在)
■2012年12月21日に、放水路部のコンクリート打設工事が終了し、海抜18mのたて壁が、1.6kmに亘って
立ち並びました。
一般部同様、嵩上げによるたて壁の面積増加に伴って壁面全体が受ける波力が増加するため、鉄筋コンクリート造の
斜版による補強工事および鉄骨部材のブレースによる補強工事を開始しました。
■防波壁(西側端部)の進捗状況(2014年6月27日現在)
■2013年9月27日に、西側端部より防波壁嵩上げ工事に着手しました。
現在、鋼管矢板の防錆のための鉄筋コンクリート被覆の施工を進めています。
鉄筋コンクリート被覆施工状況
■発電所敷地前面の砂丘堤防および東側西側盛土の嵩上げの進捗状況(2014年8月14日現在)
2012年10月4日に発電所敷地前面の砂丘堤防の嵩上げ工事が完了しました。
また、東側西側盛土について、2012年12月25日に海抜18~20mの嵩上げ工事が完了しました。
2014年3月17日、西側盛土の海抜22~24mの嵩上げ工事に着手しました。
改良盛土の嵩上げ
T.P.+24m
改良盛土の嵩上げ
T.P.+22~24m
2013 年 1 月 28 日撮影
西側盛土嵩上げ後(海抜 18~20m)の様子
砂丘堤防の嵩上げ(2箇所)T.P.+12m以上
防波壁
2012 年 10 月 15 日撮影
発電所前面砂丘堤防の嵩上げ後の様子
2014 年 8 月 1 日撮影
西側盛土嵩上げ(海抜 22~24m)の様子
放水ピット、放水路開口部の閉止
津波による水位上昇時に放水ピット、放水路開口部から水ができるだけ溢れないよう、開口部を閉止します。
◆放水ピット開口部:定期点検時に角落しを挿入するための開口部
◆放水路開口部:構内排水路との接続部などの開口部
■放水ピット、放水路開口部の閉止の進捗状況(2013年1月30日現在)
放水ピット、放水路開口部の閉止工事について、2012年12月27日に完了しました。
放水ピット開口部(閉止前) の具体例(4 号機)
放水ピット開口部(閉止後) の具体例(4 号機)
(作業のため、中央の角落し挿入開口部の蓋を取り外しています。)
取水槽他の溢水対策
■取水槽からの溢水対策(3~5号機)
■津波による取水槽からの溢水を防ぐため、3~5 号機の取水槽の周囲に溢水防止壁を設けます。
なお、万一、津波が防波壁を越流し敷地が浸水した場合の排水機能を維持するため、溢水防止壁には、排水用フラップゲート
を設けます。
敷地側
沈砂池側
(防波壁)
海水取水ポンプ
閉方向
敷地側
沈砂池側
(取水槽沈砂池)
開口部閉止蓋
除塵機
開方向
(取水路)
排水用フラップゲートの原理
排水用フラップゲート
溢水防止壁
■取水槽からの溢水対策(3~5号機)の進捗状況(2014年8月14日現在)
2014年7月22日に、溢水防止壁設置のための準備工事に着手しました。
■取水槽からの溢水対策(1、2号機)
■運転を終了している 1,2 号機については、必要となる取水量が運転時より減少していることから、取水路の出口の流路を
必要最小限にするための取水路出口流入防止ゲートを設置します。
2号機の例
取水路出口
流入防止ゲート
(取水路)
取水槽
排水用
フラップゲート
必要流量
取水用開口部
(取水槽沈砂池)
(取水槽沈砂池)
取水路出口の流路を必要最小限にすることで溢水を防ぎます。
ゲートには排水用フラップゲートを設けます。
(イメージ)
■開口部の閉止
■海とつながる開口部からの溢水を防ぐため、開口部の閉止を行います。これまでに放水ピットなどの大きな開口部
については閉止を完了しておりますが、今後、その他の開口部についても溢水対策を実施します。
対策済みの開口部の閉止状況
対策前はグレーチング(格子状の蓋)を設置
(対策前)
対策後は鋼製の閉止蓋を設置
(対策後)
開口部
(対策前)
(対策後)
■取水槽他からの溢水対策の進捗状況(2013年6月28日現在)
■2013年6月27日、取水槽他からの溢水対策工事に着手しました。
海水取水ポンプエリアへの防水壁の設置
■津波発生時に、取水槽など海につながっている箇所から敷地内に水があふれ、原子炉施設の冷却に必要な海水ポン
プが浸水し、停止することのないよう、海水取水ポンプの周囲に高さ1.5mの防水壁を設置しました。
(2012年12月18日に3~5号機の高さ1.5mの防水壁の設置が完了)
■取水槽他の溢水対策により、津波発生時に、取水槽など海とつながる箇所からの溢水を防止できますが、本対策と合
わせ、海水取水ポンプの浸水防止機能を十分に確保することとしています。
防水壁設置後
防水壁設置前
4号機海水取水ポンプ(A)系エリア
竜巻対策:海水取水ポンプおよび同ポンプ周辺の配管に対する飛来物防護対策
■竜巻襲来時においても安全上重要な機能を損なわないように、屋外に設置されている海水取水ポンプおよび同ポ
ンプ周辺の配管に対して、これまでの風(台風)を考慮した設計に加え、竜巻による飛来物の防護対策などを実施
します。
火災感知器の追設
■■火災防護に関しては、新規制基準においても、従来と同様「火災発生防止」、「火災の感知 および消火」並びに
「火災の影響軽減」の 3 つの対策を柱とすることにかわりはありませんが、各対策について、さらなる信頼性向上を
要求する事項が含まれており、例えば「火災の影響軽減」については、3 時間耐火能力を有する隔壁などによる系統
の分離などが要求されています。
■火災感知器の追加設置の進捗状況(2013年6月28日現在)
■平成 25 年 6 月 28 日に、浜岡原子力発電所 3,4 号機の安全上重要なケーブルを敷設しているエリア内へ
火災感知器の追加設置工事を開始しました。
油内包機器からの漏えい拡大防止
火災感知器・自動消火装置の追設、耐火隔壁の追設
■■従来から、安全上重要な機能を損なわないように、耐火壁、防火戸、防火ダンパなどによる区分分離および難燃ケーブル
の使用などによる火災防護設計をおこない、原子炉施設の安全性の確保を図ってきました。
今回、さらなる火災対策として、油内包機器からの漏えい拡大防止、火災感知器・自動消火装置の追設、耐火隔壁の
追設などの設備対策をおこない、火災の発生防止、火災の早期感知と消火、および影響軽減機能の強化を実施します。
耐火隔壁によって火災の影響を防ぐとともに、
火災感知器・自動消火装置による早期消火を行う。
耐火壁および耐火能力
を有する貫通部(既設)
ケーブルダクト
難燃ケーブル
火災感知器
(赤外線・
紫外線)
の追設
【施工例】
耐火隔壁の追設
作
動
信
号
自動消火
装置の追設
電動機
油受け(油漏えい
拡大防止)
防
火
戸
(既
設
)
既存の耐火壁や耐火能力を有する貫通部によって火災の影響を
防ぐとともに火災感知器・自動消火装置による早期消火を行う。
■火災感知器・自動消火装置の追設、耐火隔壁の追設の進捗状況(2014年8月14日現在)
2014年7月11日に、4号機制御盤への耐火隔壁追設等のための準備工事に着手しました。
水密扉の追加設置、補強
■水密扉により、機器室を区画することで、配管の損傷などにより溢水が発生した場合でも、安全
上重要な機器が機能を損なわないようにします。
(2013年7月25日に原子炉建屋内水密扉の追加設置、補強工事が完了)
(参考)旧水密扉
旧水密扉を撤去し、新しい水密扉を取り付けた例
建屋、機器室貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策
■配管などの建屋貫通部についても、隙間に止水材を追加し、押え板を設置することにより、防水
性能の向上を図ります。(2014年6月27日現在)
ブーツラバー取外後
ブーツラバー取外前
浸水防止対策実施後
配管貫通部(屋内)の例
■建屋貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策の進捗状況(2012年12月25日現在)
建屋貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策工事について、2012年12月25日に着手しました。
■機器室貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策の進捗状況(2013年2月28日現在)
機器室貫通部からの浸水防止(シール性向上)対策工事について、2013年2月27日に着手しました。
機器室貫通部からの浸水防止対策の追加
被水防護カバーの設置
低耐震クラス機器の耐震補強
■配管の損傷などにより溢水が発生した場合でも、安全上重要な機能を損なわないように、水密扉
などで区画された室内に機器を設置するなどの設計をしていますが、貫通部からの浸水防止対
策の追加、被水防護カバーの設置などを実施します。また、放射性物質を含む溢水の建屋外へ
の流出を防止する対策を実施します。
【施工例】
耐震評価・補強(配管損傷による溢水防止)
ケーブルダクト
万一の漏えいを想定
被
水
防
護
カ
バ
ー
設
置
配管サポート追加(補強)
壁
ケーブル
制御盤
電動機
配管
(貫
通
部止
か水
ら材
のを
浸充
水填
防
止
)
非常用ガス処理系(4 号機)および中央制御室換気空調系の予備フィルタの確保
■安全上重要な機器である非常用ガス処理系(4号機)および中央制御室換気空調系のフィルタユニ
ットについて予備フィルタを確保し、万一、故障した場合でも迅速な対応ができるようにします。
緊急時対策所への酸素濃度計の設置
■新規制基準では、緊急時対策所に対し、地震や津波に対して機能を喪失しないことのほか、災害対策要員の居住性を確保す
ることを目的として、十分な遮へい性能のほか換気空調設備や各種必要な計測器を備えていることなどを要求しています。
■2013 年 12 月に、緊急時対策所の居住性に関する要求事項などを満足するための必要な対策のうち、室内の放射線レベルを
監視するためのエリアモニタと酸素濃度計の設置工事が完了しました。
放射線エリアモニタ
既に設置済みの緊急時対策所建屋(免震構造)
酸素濃度計
Fly UP