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飼料用稲わらからひ素検出
家畜衛生情報 飼料用稲わらからひ素検出 有害物質の指導基準(2ppm)を超えるひ素が検出 中 国 産 及 び 国 産 飼 料 藁 の 分 析 で 、 0 . 6 ∼ 6 . 8 ppm の ひ 素 が 検 出 さ れ、販売の中止の行政指導が行われました。 給 与 さ れ て い た 新 潟 県 内 の 肉 用 牛 883 頭 の 異 常 は あ り ま せ ん 。 ひ素は、自然環境中に広く分布し、通常、土壌中にも含まれていま す。有毒で、ネズミ、昆虫、雑草の駆除剤として使われ、 大量に摂取 すると血圧低下、呼吸不全、けいれんなどの中毒症状を起こし、死に 至る場合もある。 国内で生産される畜産物のひ素の検査 1. 食 肉 に 関 す る 厚 生 労 働 省 検 査 ( 輸 出 さ れ る 和 牛 の 肝 臓 及 び 腎 臓 ) 2. 牛 乳 ・ 乳 製 品 を 製 造 す る 乳 業 メ ー カ ー に よ る 分 析 の 結 果 からは、検出限界価を超えるひ素は検出されていません。 今後の対応 1 基 準 値 を 超 え る 稲 わ ら の 飼 料 用 販 売 を 中 止 (行 政 指 導 )。 2 家畜への給与を飼料給与全体の対し2割以下に抑える。 給与量が適切であれば畜産物への残留の可能性は低い。 稲 わ ら 中 の ヒ 素 調 査 結 果 「 (独 )肥 飼 料 検 査 所 に よ る 」 検 査 数 うち 2ppm 以 下 備 考 2ppm 超 過 輸 入 37 10 27 0.8 ∼ 6.2ppm 国 産 10 7 3 0.6 ∼ 6.8ppm 計 47 17 30 給与試験例 ① 2 ppm 含 有 飼 料 の 連 続 給 与 ( 15-16 週 間 ): 牛 肝 臓 か ら 微 量 に 検 出 ② 1 0 ppm 含 有 飼 料 の 連 続 給 与 ( 15-16 週 間 ): 脂 肪 中 に 0.1ppm 未 満 ☆ 起立不能、歩行異常、神経症状を示す牛を発見した場合には、 家畜保健衛生所までご連絡ください。 飛 騨 家 畜 保 健 衛 生 所 高山市上岡本町 7−468 ℡ 0577 − 33 − 1111 fax 0577 − 32 − 0919