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両修道会「創立200周年記念式 周年記念式典」への招き

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両修道会「創立200周年記念式 周年記念式典」への招き
「汚れなきマリア修道会」総長 フランカ・ゾンタ
共同回章
「マリア会」総 長
マ ヌ エ ル ・コ ル テ ス
両修道会「創立200周年記念式典
周年記念式典」への招き
2015年
2015年3月25日
「汚れなきマリア修道会」(1816 年~2016 年)
「マ リ ア 会」
(1817 年~2017 年)
両修道会・創立200周年を迎えて
親愛なる兄弟姉妹の皆さん
「汚れなきマリア修道会」ならびに「マリア会」は、2016 年と 2017
年にそろって創立 200 周年を迎えます。このことは、両修道会の後継者
であり、将来を担う私どもにとって、この上ない慶事であり、神の恵み
に感謝する時です。
2012 年6月、両修道会は時を同じくしてローマで総会を開催しました。
この折、私たちは、どのように 200 年祭を準備するか、この式典から得
られる恵みは何かについて話し合いました。その結果、両修道会の総長
評議員会は「創立 200 周年準備委員会」の設立を決定し、各地から集まっ
た意見を集約し、200 周年記念の祝い方を具体的に決めることを委員会
に委ねました。
このたび、示唆に富んだ草案と具体案を提出した委員会に、心から感
謝します。具体案について、この回章で紹介いたします。
こ の 委 員 会 に は 、 マ リ ア 会 総 本 部 か ら マ ッ カ ワ ー ド 修 道 士 (Bro.
Michael McAward) と汚れなきマリア修道会総本部からはキ ム 修道女 (Sr.
Susanna Kim) が、また「マリア会」を代表してアミゴ神父 (Fr. Lorenzo
Amigo) 、バウティスタ修道士 (Bro. Dennis Bautista) が、
「汚れなきマリア
修 道 会 」 か ら は ル カ ン 修 道 女 (Sr. Nathalie Requin) と ム ン 修 道 女 (Sr.
Juliana Mun) が出席しました。
1
この式典は男女両修道会で共催するものと当初から考えました。なぜ
なら、両創立者の考えでは2つの修道会は男女の区別のない一つの修道
家族だったからです。というのも同じ一つの会則に従って生活していた
からです。1838 年にシャミナード神父が会憲の承認を教皇庁に要請した
時にも、
「働きの場は異なるにしてもミッションは同じ」一つの修道家族
と考えていたからです。シャミナード神父は会憲の認定を次のように申
請しています。
「教皇聖下、私は神のまなざしの下、新しい修道会、一つは女子のため、
一つは男子のために創立する必要があると考えました。キリスト教は古びた教
えではなく、また福音が 1800 年前と同じように現代でも実践できることを、私
たち修道会の模範によって世に証しする決意であります。さまざまな陰謀に満
ちた宣伝に対し、あらゆる階層、特に見捨てられた階級の人々に、教育という
手段で奉仕する修道会を創立しなければなりません。
教皇聖下、これが 20 年前、神が私に啓示された修道会の創立の計画
であります」
以上が「創立 200 周年記念式典」を共に祝う両修道会総長評議員会の
一致した考えでした。この回章も男女両修道会の総長によって書かれて
いるのは、この理由のためです。私たちは「創立 200 周年記念公式行事」
の具体的な祝い方とその基盤となる精神について、この回章で述べるこ
とにします。
1.創立200周年記念式典への招き
私たちは、マリアニスト修道生活の 200 年祭の始まりを宣言します。
この式典は「汚れなきマリア修道会」の創立記念日である 2016 年5月
25 日に始まり、福者シャミナード神父の命日、2018 年1月 22 日まで続
く「聖年」となります。この聖年には 1817 年 10 月2日に創立された「マ
リア会」の創立記念日も含まれています。
2
お分かりの通り、聖年は1年半続きます。それは2人の創立者の命日
が1月にあり、両創立者のカリスマに、私たちが忠実であることを思い
出させるためです。1年半の長きにわたって記念するもう一つの理由は、
各管区・地区の行政単位が、学期中や典礼暦年に合わせ、余裕を持って
式典を準備するためです。もちろん、開始日や終結の時期は各行政単位
や国の条件に任せられています。
この式典は、広く「マリアニスト家族」の中で祝われ、修道的色彩を
帯びるため、両創立者がマリアニスト家族に期待した修道生活や使命を
想起させる企画や方法に富んだものであることを期待します。
「 マリアニ
スト家族」を構成する「信徒マリアニスト」と「アリアンス・マリアル」
が共に式典に参加し、修道生活の今日的意味とそのミッションを自覚し、
再発見するように願っています。
2.「知り」「愛し」「仕える」をモットーに
私たちは、両修道会の伝統あるカリスマに基づき「知り」「愛し」「仕
える」3つの言葉を、聖年のモットーに選びました。
「知り」「愛し」「仕える」3つの言葉は
・霊的生活を送るために、生き生きとした全人格を表現する
・分かたれることなく、互いを結び合う関係性を示す
・愛するために知り、仕えるために愛し、知るために愛し、仕える
・私たちの全生涯とミッションを力づける
・キリストを知り、愛し、仕える
・聖母マリアを知り、愛し、仕える
・私たちのカリスマを知り、愛し、仕える
200 周年記念行事には、さまざまな式典が計画されますが、このモッ
3
トーに基づいてこれらの式典
基づいてこれらの式典が養成的、司牧的、
祝賀的で創意工夫に満ちたものとなることを
願っています。
います。また、式典が個人としても共同
体としても、マリアニスト
体としても、マリアニストの修道生活を豊か
にし、実りある
にし、実りある企画となることを願っていま
す。
企画を推し進める
企画を推し進める一つのアイデアとして、教
皇フランシスコの
シスコの使徒的書簡を提示したいと思
います。マリアニスト
マリアニストの創立 200 周年が「奉献生
活の年」に祝われることを摂理的に
的に感じます。教会が 2015 年を「奉
献生活の年」と制定したように、私たちマリアニストも「創立 200 周
年の聖年」を、その喜ばしい延長と考えることができます。
マリアニスト 200 年の歴史を祝うことは、
祝うことは、教皇フランシスコの「過
去を感謝の気持ちで振り返る」
振り返る」ことと合致します。この振り返りは、
教皇が指摘している通り、私たち
通り、私たちの存在理由であり、マリアニストの
カリスマがほとばしり出る源泉、とりわけ私たちの起源である
、とりわけ私たちの起源である創立者
に目を注がなければなりません。
なりません。
「それぞれの修道会は、カリスマに
カリスマに富んだ豊かな歴史を有しています。
その原点には、福音を伝えるため
えるため固有な生活様式に身を置いて、キリ
ストの傍らで生き、その時代、時代
時代の印しを信仰の目で読み取り、教会
の必要に創造的に応じる人々
々を、聖霊の導きで招く神のわざが見られ
ます。当初の体験はだんだん大
大きく発展し、新しい地理的文化的背景
の中で、他の仲間も加わったことによってカリスマに
わったことによってカリスマに多様性を生み、新た
なイニシアティブが芽生え、新しい
しい使徒的なカリタスの形態に活気が出
てきました。種から木が芽生え、
、枝が茂ってくるのと同じです。
カリスマ家族は、この特別年
特別年にその始まりと歴史的発展を思い起こし、
教会に多くの恵みを与え、すべ
すべての良いわざのために美しく準備される
神に感謝する機会としてください
としてください。(教会憲章 12)
4
各修道会が、それぞれのアイデンティティーを生き生きと保ち、それ
ぞれの帰属意識ならびに家族の絆を強めるために、独自の歴史に注
意を払うことは不可欠です。これは考古学やノスタルジーに浸ることを
言っているのではなく、創立者や最初の共同体から始まって、代々の
先駆者たちのインスピレーションに富んだ才智、理想、計画、彼らを駆
り立てた価値観を再発見するために、その歩んだ道を辿ることを指して
います」
(教皇フランシスコ・使徒的書簡「奉献生活の年」1番)
原点に戻るとは、教皇が言う通り、 「過去を振り返る」 ことではなく、
むしろ 「過去への感謝は、今日の教会に聖霊が何を求めているかに心を向
けさせ、私たちの奉献生活の生き方を、常に、より深めていくように駆り立てる」
ことです。
教皇の呼びかけに倣い、過去を振り返ることは、私たちのカリスマを
深く知り、現代においてもカリスマを愛し、仕えるためです。教皇が言
う通り、情熱をもって生きることです。その情熱とは、単にカリスマに
養われるだけでなく、何よりもキリストとキリストの王国に対する情熱
からほとばしり出てくるものです。
「修道院制度の創設時から今日の新しい共同体に至るまで、奉献生
活の生き方はすべて福音に述べられているキリストに従うという聖霊の働
きのもとに成り立っているのです。(修道生活の刷新・適応に関する教令
2番)創立者にとって、絶対的な規範は福音であり、その他の決まりは福
音の解釈であったり、いかに完全に福音を生きるかの手段でしかありませ
ん。彼らの理想はキリストであり、キリストとの完全な一致、パウロが言って
いる「私にとって生きるとはキリストである」(フィリピ 1/21)ということです。
誓願は、この熱き愛を実践するためにあるのです。
今年、私たちが自分自身に提起する問題は、福音に解決を求めるの
か、そうであるならいかにして決めるのか、ということです。福音を日常生活
の、そして、私たちが選択を求められる際の手引き書にするかどうかです。
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福音は、根本的に、誠実にそれを
にそれを生きるように要求します。読むことだけ
(もちろん、読書や勉強は最重要
最重要事項ではありますが)あるいは、黙想す
るだけでは十分ではありません。(
。(もちろん、喜びのうちに毎日黙想します
が)。イエスは、私たちが福音を実践
実践し、み言葉のうちに生きることを求め
ています。私たちは誓願を立てた
てたときと同じように、今も自分たちにとって
「イエスは真に第一で唯一の愛
愛でしょうか」と問いかけてみましょう。もしそ
うであるならば、私たちの歩む道
道で出会うすべての人を心から慈しみを
もって愛することができるはずです
することができるはずです。なぜなら、私たちはイエスから愛とは
何か、またどのように愛すべきかを
すべきかを学んだのですから。イエスと同じ心を
持っているのなら、愛を知っているはずです
っているはずです」。
(教皇フランシスコ・使徒的書簡「奉献生活の年」
フランシスコ・使徒的書簡「奉献生活の年」2番)
200 周年記念がマリアニストの
記念がマリアニストの修道召命に向けての
情熱を刷新する機会となることを期待します。
を刷新する機会となることを期待します。その
情熱とは、大きな喜びをもって私たち
情熱とは、大きな喜びをもって私たちの召命を生
き、献身を新たに
き、献身を新たにすることです。その姿を見せ
ることで、
で、隣人がマリアニストの生活に惹かれ、
隣人がマリアニストの
マリアニストの
マリアニストの生活を選ぶことができるように
呼びかける
呼びかけるチャンスとなるためです。私どもの
召命に対する刷新された
召命に対する刷新された熱いまなざしが、目に
見える印しと
見える印しとなり、隣人を刺激し、召命への力強
い勧誘となる
ることを忘れてはなりません。
私どもが修道生活の誓約を新たにする
誓約を新たにすることは、「マリアニスト家族」
全体を勇気づけるものとなります。4つ
す。4つの枝からなる「マリアニスト家
族」は、設立当初から互いの親交を深めてき
当初から互いの親交を深めてきました。特に最近は互いの
関わりが顕著になっています。200
200 年間続いた「マリアニスト家族」の
関係を深めることによって、共通の召命
関係を深めることによって、共通の召命への意識は高められ、修道精神
への刷新は促進されます。
こうして私たちは 「希望を持って未来
未来に向かうこと」ができます。
「希望とは、数や行為に基盤
基盤を置いているのではなく、私たちが信頼を
6
しているお方」(2テモテ 1/2)「できないことは何一つない」(ルカ 1/37)
お方に委ねる希望を指しています。この希望は裏切られることはなく、崇
高な歴史を未来に描き続ける奉献生活を可能にします。私たちがこれ
からも重要な使命を果たしていかれるように、聖霊に導かれて主に心を
向け続けるという未来を」
(教皇フランシスコ・使徒的書簡「奉献生活の年」3番)
3.ロゴ・マークについて
特別な式典では、ロゴ・マークを作成し、式典の意味と精神を表明す
るのが一般的です。私どももその慣例に従い、ロゴ・マークを作成しま
した。皆様が目にされているロゴ・マークは、マリア会員ミゲル修道士
( Bro. Sergio Miguel )によって作成され、200 周年記念準備委員会が承
認したものです。ここには作者の美的感覚と意図がよく表現されていま
す。
1.「汚れなきマリア修道会」ならびに「マリア会」創立 200 周年記
念のシンボル
・「数字 200」
・FMI=「汚れなきマリア修道会」創立記念日、2016 年5月 25 日
・SM= 「マリア会」創立記念日、2017 年 10 月2日
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・「両修道会の共通のカリスマを示すシンボルと十字架」
・「マリアニスト」
・創立 200 周年のモットー「知り」「愛し」「仕える」
2.「汚れなきマリア修道会」ならびに「マリア会」創立 200 周年の
恵み・ぶどうの房
・互いに絡み合って支える2つの「指輪」
・両修道会のシンボル「指輪」
・「銀の指輪」は、「汚れなきマリア修道会」
・「金の指輪」は,「マリア会」
3.基調色の青
・聖母マリアとの契約を象徴する青
・「静寂」「質朴」「識別」「内的精神」を象徴する青
示唆に富んだ作品を提供してくれたミゲル修道士に感謝します。慣例
により、このロゴ・マークは 200 周年記念の印刷物や記念品にも使用す
ることができます。両総本部は、ミゲル氏によるロゴ・マークの基準に
従って、記念誌を作成する上での要点を印した小冊子を発行する予定で
す。希望者は必要部数を申し出てください。
4.創立200周年記念公式行事
「創立 200 周年記念公式行事」は3回行われます。
1. 2016 年5月 25 日、「開始の式典」をアジャンで開催する。
この日は汚れなきマリア修道会の創立記念日です。
2. 2017 年 10 月2日、「第2の式典」をボルドーで開催する。
この日はマリア会の創立記念日です。
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3. 2018 年1月 22 日、
「終結の式典」をインドのシンプール( Singhpur )
で開催する。この日は「福者シャミナード神父」の記念日です。
シンプールはインド北東部ラーンチーにあり、男女両修道会が最近開
設した宣教地です。多くの共同体、施設、近隣、学校、シャミナード神
父に献げられた小教区、ヘルス・センター、
「汚れなきマリア修道会」修
練院からも参加できる利便性に恵まれています。
シンプールを選んだのは、修道生活の未来とマリアニストの新分野へ
の開拓を鼓舞するためでもあります。
公式行事の中心は聖体祭儀にあります。言葉の祭儀には「カナの婚礼」
が選ばれます。この朗読箇所はマリアニストの起源を彷彿とさせます。
「開始の式典」と「第2の式典」では、200 年間にわたる私ども両修道
会のミッションについて想起します。すなわち、容器に注がれた水は、
神への従順と聖母マリアの指示に従ったことを意味します。
「終結の式典」では、容器からぶどう酒を取り出す所作によって式典を
締めくくります。私どもの貧しい献げものが、大いなる働きとなったこ
とを神に感謝します。また、未来に向かっては揺るがない希望をもって
臨む信頼を表明します。
「彼が言うことは何でもしてください」 ――聖母マリアの願いを実行
したイエスのご意志を識別し、実践することを表明します。
もちろん、各地から公式行事に参集することはできません。経済的に
も、現実の問題としても不可能なことです。公式行事には、両修道会の
総長評議員会と開催地の管区長評議員会、あるいは従属地区長評議員会
の代表、開催地区の会員が参加することになります。同時に「マリアニ
スト家族」のメンバーや友人、恩人等を招待するつもりです。大部分の
会員は、それぞれの国や地域で聖体祭儀を献げ、
「創立 200 周年記念公式
行事」に霊的に集い、世界の人々と心を合わせて参加することになりま
す。
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5.「マリアニスト・イコン」
イコン」による巡礼
「トリプティク(三幅対マリアニスト・イコン)
トリプティク(三幅対マリアニスト・イコン)」は、マリアニストの
」
一致の見える印しとして、聖年の間
間、世界中を回ります。それぞれの国
にイコンが滞在する間は、
「 創立 200 周年記念公式行事」の意味を理解し、
行事を意味あるものとし、その精神を深める
その精神を深めるのに役立つでしょう。
「マリアニスト・イコン」は、中央面に「カナの婚礼」
、中央面に「カナの婚礼」があしらわれ、
左右の面にはマリアニスト生活に導いた
導いたシャミナード神父とアデルの手
紙が、聖人の記念として安置されます。
安置されます。
「マリアニスト・イコン」が世界を巡る日程
世界を巡る日程については、後日、総長
評議員会から発表されることになっています。
発表されることになっています。
各国の「創立 200 周年記念公式行事
行事」については、各管区、行政単位
の評議員会に任されます。
6.全員の参加
この回章では、聖年への招きに加え、
加え、「創立 200 周年記念公式行事」
の一般的な意味と性格について述べました
述べました。これらの説明が各地で祝わ
れる式典に独創性を
を加えることを願っています。これか
ら始まる第3世紀
3世紀に向かい、私たちがどこにいても、
私たちの修道生活
修道生活や共同体、事業に「創立 200 周年
記念公式行事」の
」の精神が浸透することを願っていま
す。そのためには
そのためには、どんな状況にあっても、すべて
のマリアニストが関わる
マリアニストが関わることと参加することが大切
です。
意見交換、アイデアの分かち合い
分かち合い、男女修道者の協力・支援のために、
10
聖年期間中はウェブサイト (www.marianist.org) を活用してください。
互いに創意を工夫し、分かち合い、式典計画を盛り上げることができる
と思います。
この点に関するサイトは 2016 年1月から開始され、送られてきた内
容を分かち合うことができます。利用期日についても指示されます。さ
らにインターネットを使ったソーシャル・ネットワークやウェブサイト、
ブログ等に接続すれば、この「創立 200 周年記念公式行事」は、さらに
有意義なものとなるでしょう。詳細については後日連絡することにしま
す。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、私たちは、この回章を「神のお告げ」の
祝日に認めました。この日は「マリアニスト家族」の記念日で、「マリ
アニスト家族」に属するすべてのメンバーが共通の召命を祝い、互いに
協力し合う日でもあります。
神が私たちマリアニストの生活を力づけ、励ましてくださるよう祈り
ます。また今日より、「創立 200 周年記念公式行事」を聖母マリアのみ
手に委ねます。聖母マリアの生涯とミッションの中に、私たち自身の生
涯とミッションがあるからです。
7.いのり
両修道会「創立 200 周年記念」の祝祭に当たり、私たちは次の祈りを
提案します。(1)と(2)を合わせて唱えることも、別々に唱えるこ
ともできます。但し(1)だけを単独で唱える場合は、「マリアニスト
固有の祈り」で終結してください。
11
(1)主よ、み名によって集まった私たちは、両創立者の遺産の継承
者、喜びに満ちた証人として、200 年間に及ぶマリアニストの生活
に感謝します。
あなたは、福者ギヨーム・ヨゼフ・シャミナードと、尊者アデ
ル・ド・トランケレオンに、男女の修道会の創立を思い立たせて
くださいました。
あなたは私たちに、創立者の生涯を燃え立たせた精神と強い信
仰、使徒的勇気に生きる恵みを与えてくださいます。
救いの歴史の中で、あなたは、ひとり子イエスの兄弟姉妹であ
る人々に、信仰共同体を形作る使命をマリアに託されました。創
立者に続く私たちも、マリアとの契約を生きるため、マリアの使
命を熱意をもって、「知り」「愛し」「仕える」ことができるよう、
お助けください。
(2)イエスの母であり、私たちの母であるマリア、私たちは、この
聖年がもたらす霊的実りを、あなたのみ手に委ねます。私たちが、
この節目の年に、託された宣教使命と生き方を新たにすることが
できるように助けてください。
あなたのひとり子・イエスが、いのちをお献げになった神の国
に対する熱意を、私たちの間に燃え立たせてください。あなたの
深い愛で、私たちを満たし、共に生きる人の必要に応えることが
できるようにしてください。
あなたが感じられたように、私たちも自分の弱さと貧しさを感
じています。でも私たちは、私たちを強めてくださる聖霊の力に
信頼しています。
12
私たちの共同体を、愛と正義と平和のための家としてください。
あなたによって集まる共同体が、キリストの現存を証し続けてい
くことができますように。
また創立者が望まれたように、2000 年前と同じく、今日もなお、
福音を文字通り、その精神と共に、完全に生きることを証しする
ことができますように。
罪の汚れのない、おとめマリアによって、
父と子と聖霊が、至るところでたたえられますように。
が、至るところでたたえられますように。
アーメン。
「汚れなきマリア修道会」総長
「マリア会」総長
ローマ、2015年
2015年3月25日
神のお告げの祭日
13
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