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アジア - Rotary
会員増強の 地域別補足資料 2013 年版 417-JA—(313) アジア 会員増強の 地域別補足資料 2013年版 はじめに アジア この資料は、 「活気と魅力あふれるクラブになろう: 会員増強の手引き」 (417)を補足する地域別資料 で、クラブや地区が会員増強における計画やイニシ アチブについて会員に情報を提供する際にご利用 いただけます。 2 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 会員数の推移 3 ロータリアンからのコメント 「私は20年以上のロータリアンで、ロータリーを通 じて地域社会へ恩返しをし、親睦やネットワークを広 げる機会を心から楽しんでいます」 以下の表で各地域ごとに表示された数は、これまでの最高会員数を示しています。 過去10年間の推移 2003 インド 日本 韓国 フィリピン 中央/東南アジア 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 過去10年間、アジアにおいては、日本以外の大半の 国や地域で会員数の成長が見られました。増加率 は、中央/東南アジアで23%、インドで26%、韓国で 23%、フィリピンで8%となっています。一方、日本で は会員数が24%減少しました。 122,054 会員数の成長においては、新会員の入会だけでなく、 既存会員の維持も重要な要素です。会員を維持する には、会員の積極的な参加が重要となります。従っ て、クラブは会員の熱意を高めるような例会、プログ ラム、奉仕プロジェクトを実施する必要があります。 110,374 62,822 21,605 49,952 「活気と魅力あふれるクラブになろう:会員増 強の手引き」第1章をご参照ください。 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 クラブの規模 4 米国/カナダ 地域別のクラブ規模(2012年7月現在) 2012年7月現在、クラブの平均会員数はインドが38 名、日本が39名、中央/東南アジアが30名、韓国が 39名、フィリピンが26名となっています。ロータリー 世界全体のクラブの平均会員数は36名です。 小規模クラブが抱える課題の一つとして、地域のビジ ネスを構成する職業分類や人口分布を適切に反映で きないということが挙げられます。また、小規模クラ ブは、会員数が少ないことにより一人あたりの役割の 負担が増えるなど、困難な課題に直面する可能性が あります。 RI理事会は、クラブが活動を行う上で十分な会員数 を確保できるよう、以下の規定(2011年から有効) を定めました。 しかし、このような課題を抱えたクラブでも、地元地 域にあるほかのクラブと統合したり、例会の時間や場 • 2011年1月より、新クラブに必要とされる創立会 所、例会形式を変更することによって、課題を克服で 員の最低人数は25名とする。また、創立会員の少 きる場合もあります。 なくとも50%は、クラブが設立された地域に居住 または勤務する人でなければならない。 西ヨーロッパ カリブ海諸島 フィリピン 韓国/日本 中東/北アフリカ • 各クラブは、少なくとも会員10名分のRI人頭分担 金を支払う義務がある。 • スポンサー・クラブは、少なくとも20名の会員を 有していなければならない。ただし、1つの新クラ ブに対してスポンサー・クラブが2クラブ以上ある 場合、そのうち1クラブのみがこの要件を満たして いればよい。 インド サハラ以南のアフリカ 中央/東ヨーロッパ 中央/東南アジア オーストラリア、ニュージーランド、 太平洋諸島 ラテンアメリカ 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 5 クラブ例会日 以下の表にあるパーセンテージは、各地域で最も例会が多い曜日の割合を示しています。 クラブ例会日 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 インド 20% フィリピン 日本 金曜日 25% 25% 韓国 31% 土曜日 インドでは、水曜日、金曜日、土曜日に例会が集中し ています。 • 金曜日:20% • 水曜日:19% • 土曜日:18% フィリピンでの例会開催日は以下の通りです。 • 木曜日:25% • 金曜日:21% • 火曜日:20% • 水曜日:19% 日本と韓国では、火曜日から木曜日にかけて多くの 例会が開かれています。 • 日本で火曜日:25% • 日本で水曜日:24% • 韓国で木曜日:31% • 韓国で火曜日:30% • 韓国で水曜日:19% 全体的に見て、例会開催日についてアジア地域は世 界的傾向と合致しています。 中央/東南アジア 世界平均 22% 25% ロータリアンからのコメント 「現在は出張しなければならない人が増えているた め、出席要件に変更を加える必要があります。また、 若い人に入会してもらうには、例会の内容をより時代 に即したものとし、ペースの速い例会を行わなければ なりません」 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 クラブ例会の時間帯 6 クラブ例会の時間帯:インド クラブ例会の時間帯:中央/東南アジア 1% 2% 1% 3% 5:00 - 8:59 25% 9:00 - 10:59 ロータリアンからのコメント 「私たちのクラブはこれまで月曜日の正午に例会を行 ってきましたが、時間を夜に変更しました。月曜日は忙 しい一週間の始まりであるため、昼の例会に出席する のは難しいという意見が会員から挙がりました。今で は、仕事が終わった後の夜の時間帯になったので、も っと多くの会員が例会に出席できると思います」 0% 例会の時間帯は、それぞれの地域によって異なって います。 • 中央/東南アジアでは、夕方(4時~7時)に例会 を行っているクラブが38%、夜(午後7時以降)が 34%、昼食時間帯(午前11時~午後2時)が25% となっています。 • インドでは、夜(午後7時以降)に77%のクラブが 例会を行っており、16%のクラブが夕方(4時~7 時)の「お茶の時間」に例会を行っています。 14:00 - 15:59 19:00 以降 16:00 - 18:59 77% 0% 4% 0% 19:00 以降 クラブ例会の時間帯:韓国 クラブ例会の時間帯:日本 6% 11:00 - 13:59 14:00 - 15:59 16:00 - 18:59 38% 9:00 - 10:59 16% 11:00 - 13:59 また、オンラインで例会を開くEクラブを設立すると いう選択肢もあります。Eクラブの利点は、会員が世 界中どこにいようと、例会やクラブの活動に積極的に 参加できるということです。 1% 5:00 - 8:59 34% 会員の勧誘と維持においては、クラブ例会時間がマイ ナスの影響を及ぼす場合もあります。仕事が忙しいた めに、昼の例会に出席することが困難であるという人 が多くいる一方で、家族がいる若い会員は、夜の例会 に出席できる時間が限られているという場合があり ます。地域によっては、朝の例会のほうが都合がよい という場合も見られます。 2% 3% 0% 0% 5:00 - 8:59 5:00 - 8:59 9:00 - 10:59 11:00 - 13:59 • 日本では、90%のクラブが昼食時間帯(午前11時 ~午後2時)に例会を行っています。 9:00 - 10:59 28% 48% 11:00 - 13:59 14:00 - 15:59 14:00 - 15:59 1% 16:00 - 18:59 • 韓国では、48%のクラブが夜(午後7時以降)に 例会を行っており、過去5年間、この時間帯での 例会が増加しています。また、28%が昼食時間帯 (午前11時~午後2時)に例会を行っています。 90% 20% 19:00 以降 クラブ例会の時間帯:フィリピン • フィリピンでは、63%のクラブが夜(午後7時以 降)、22%のクラブが夕方(4時~7時)に例会を 行っています。 0% 0% 1% 22% 8% 5:00 - 8:59 9:00 - 10:59 63% 19:00 以降 クラブ例会の時間帯:世界平均 1% 13% • 世界平均を見ると、33%が昼食時間帯(午前11時 ~午後2時)、19%が夕方(4時~7時)、39%が夜 (午後7時以降)に例会を行っています。 16:00 - 18:59 11:00 - 13:59 5:00 - 8:59 9:00 - 10:59 39% 33% 11:00 - 13:59 14:00 - 15:59 14:00 - 15:59 16:00 - 18:59 16:00 - 18:59 19:00 以降 19:00 以降 19% 1% 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 7 例会中の食事 インド 日本 韓国 フィリピン 中央/東南アジア 世界平均 アジア地域のクラブの大半が例会中に食事を提供し ています。日本が99%、韓国が94%、中央/東南ア ジアが89%、フィリピンが85%と、いずれも高い割合 を示しています。それと比較すると、インドでは半数 以上のクラブが例会中に食事を提供しているものの、 その割合は60%に留まっており、近年に変化が現れ ています。 世界平均で見ると、92%のクラブが例会中に食事を 提供しており、現在も大半を占めています。 60% ある 37% ない 3% データなし 99% ある 1% ない 94% ある 4% ない 2% データなし 85% ある 12% ない 3% データなし 89% ある 10% ない 1% データなし 92% ある 7% ない 1% データなし 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 クラブ会費に 食事代を 含めているクラブ クラブ会費に食事代を含めているクラブ: 中央/東南アジア クラブ会費に食事代を含めているクラブ: インド 3% 16% 49% 含めている 含めていない 1% アジア地域では、ほとんどのクラブが会費に食事代を 含めていませんが、日本と韓国では、多くのクラブが 会費に食事代を含めています(日本で99%、韓国で 94%)。一方、中央/東南アジアでは49%、インドで は60%、クラブが会費に食事代を含めていることが分 かりました。 含めている 37% 含めていない データなし 35% クラブ会費に食事代を含めているクラブ:日本 毎週開かれる例会での食事代は高額となることもあ るため、1年間をかけて支払いができるよう、クラブ会 費に食事代を含めているクラブもあります。このように 時間をかけた支払いを行うことにより、クラブ会費の 額をより支払いやすい金額に収めることができます。 8 60% クラブ会費に食事代を含めているクラブ:韓国 4% 2% 含めている 含めている 含めていない 含めていない データなし データなし 99% 94% クラブ会費に食事代を含めているクラブ: フィリピン 12% データなし 3% クラブ会費に食事代を含めているいるクラブ: 世界平均 10% 含めている 含めている 含めていない データなし 85% 49% 41% 含めていない データなし 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 会費の内訳 9 会費の内訳:中央/東南アジア 会費の内訳:インド 6% 2% 24% あり 近年、アジア地域のロータリー・クラブは、クラブや • フィリピンと韓国ではそれぞれ、83%と80%のク 地区会費、国際ロータリー人頭分担金、雑誌購読料、 ラブが会費の内訳を明確にしています。 食事代などの内訳を明確にして会費を徴収する傾向 • インドでは75%、中央/東南アジアでは74%、日 にあります。また、この地域では、内訳別明細が作成 本では70%のクラブが同じく会費の内訳を明確に できる体系的な会計システムを採用しているクラブが しています。 多くなっています。 74% 19% あり なし なし データなし データなし 75% 会費の内訳:日本 世界平均は58%となっているため、アジア地域にお いては費用の内訳を明確にして会費を徴収するクラ ブが、他地域と比べてかなり多いことが分かります。 会費の内訳:韓国 7% 4% あり 26% 13% あり なし なし データなし データなし 70% 80% 会費の内訳:世界平均 会費の内訳:フィリピン 3% 3% 14% あり なし データなし 83% あり 39% なし 58% データなし 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 会員の性別 中央/東南アジア フィリピン 10 ロータリアンからのコメント 「私の知り合いの中には、クラブやロータリー全体を リードでき、また、ロータリーを代表できるような資 質のある女性が数多くいます」 インド 韓国 日本 世界平均 より多くの女性会員を迎え入れることは、ロータリー の未来にとって大変重要です。長年、女性は、さまざ まな職業を持ち、地域社会や国際社会の高いレベル でその優れた資質を証明してきました。 中央アジア/東南アジアとフィリピンでは、ロータリ ー全体と比べ、急速なペースで男女比の均衡化が見 られます。前者における女性会員の割合は42%、フィ リピンでは31%という結果でした。インドでは18%、 韓国では15%が女性会員です。日本における女性会 員の割合は最も低く、わずか5%に留まっています。 58% 男性 42% 女性 69% 男性 31% 女性 82% 男性 18% 女性 85% 男性 15% 女性 95% 男性 5% 女性 81% 男性 19% 女性 「活気と魅力あふれるクラブになろう:会員増 強の手引き」第1章をご参照ください。 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 11 会員の年齢 以下の表にあるパーセンテージは、各地域で最も多い会員年齢層の割合を示しています。 会員の年齢 29歳以下 30~39歳 40~49歳 インド 50~59歳 30% 日本 33% 韓国 フィリピン 60~69歳 39% 70歳以上 さまざまな年代の会員がバランスよくいることで、ク ラブは地域のニーズをより良く理解し、あらゆる年齢 層の職業人にとって魅力ある存在となることができま す。また、若い職業人にとって魅力的なクラブは発展 し、クラブのリーダーとなることのできる人材が豊富 になります。 • 中央/東南アジアとインドでは、大半のロータリ アンが中年層(40~69歳)となっています(中 央/東南アジアで72%、インドで74%)。一方、こ の2つの地域では、若い会員(40歳以下)の割合 もほかの地域より高くなっています(中央および 東南アジアで19%、インドで17%)。 • 日本では、会員の84%が50歳以上で、年配層が 多くなっています。 • 韓国では、93%の会員が40歳以上であり、アジ ア地域において最も年配層の会員が多いことが 分かりました。 28% • フィリピンでは、84%の会員が40歳以上となって いますが、うち28%は50歳未満です。 中央/東南アジア 29% 世界平均 27% • 世界平均を見ると、70%の会員が50歳以上であ り、アジア地域の傾向と類似していますが、40歳 未満の会員は10%に留まっています。 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 会員の雇用状況 6% 8% 5% 2% 常勤 常勤 14% 非常勤 • フィリピンでは、67%の会員のみが常勤で働い ており、この割合はアジア地域では最も低い数字 です。 71% • 世界平均では、70%の会員が常勤で働いてお り、21%が退職していることが分かりました。 非常勤 11% 休職中 9% • 日本と韓国では、93%の会員が常勤で働いてお り、日本では3%、韓国では2%の会員のみが退職 しています。 会員の雇用状況:インド 会員の雇用状況:中央/東南アジア 1% • 中央/東南アジアとインドでは、それぞれ71%と 73%の会員が常勤で働いています。退職している 会員は中央/東南アジアで14%、インドで8%と なっています。 12 休職中 退職 73% その他 会員の雇用状況:日本 0% 3% 退職 その他 会員の雇用状況:韓国 1% 2% 3% 3% 1% 1% 93% 常勤 常勤 非常勤 非常勤 休職中 休職中 退職 退職 その他 93% その他 会員の雇用状況:世界平均 会員の雇用状況:フィリピン 2% 13% 常勤 非常勤 10% 2% 8% 67% 常勤 21% 非常勤 休職中 1% 休職中 退職 6% 退職 その他 70% その他 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 ロータリアン歴 13 ロータリアン歴:インド ロータリアン歴:中央/東南アジア 1% 5% 9% 1年未満 1年未満 3% 12% 1~2年 1~2年 37% 11% 3~5年 3~5年 ロータリー・クラブに新会員を迎え入れることは、 クラ ブの存続と未来のために大変重要です。新会員はクラ ブを活性化するだけでなく、新しい考え方や方法、ス キルをもたらします。既存会員は、クラブが新会員に 提供するオリエンテーションにメンター(指導役)とし て参加することで、クラブの活動により積極的に関わ ることができます。メンターとなることにより、既存会 員はロータリーに入会した理由や会員であることの 恩典を改めて認識すると共に、ロータリーへの情熱 を新たにすることができるでしょう。 • 中央/東南アジアでは、83%の会員がロータリ アン歴1年未満となっています。 18% 6~10年 83% 22% 10年以上 • インドでは77%、日本では83%、韓国では71%、 フィリピンでは70%の会員が3年以上のロータリ アン歴を有しています。 1年未満 10% 8% 10年以上 ロータリアン歴:韓国 ロータリアン歴:日本 • 世界平均で見ると、78%の会員が3年以上のロー タリアン歴があることが分かりました。 1年未満 13% 1~2年 29% 1~2年 16% 3~5年 13% 55% 3~5年 6~10年 15% 20% 22% 10年以上 6~10年 10年以上 ロータリアン歴:世界平均 ロータリアン歴:フィリピン 1年未満 1年未満 17% 6~10年 10% 33% 1~2年 13% 12% 43% 1~2年 3~5年 3~5年 16% 「活気と魅力あふれるクラブになろう:会員増 強の手引き」の第1章をご参照ください。 18% 19% 6~10年 6~10年 10年以上 19% 10年以上 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 14 会員の維持 一番最近に行われた会員維持に関する調査(2010年7月1日~2012年7月1日)で、以下のようなアジア地域の維持率 が明らかになりました。フィリピンと韓国では、それぞれ24%と23%の会員が退会しており、この地域では最多の割合 となりました。 会員維持(2010年7月1日~2012年7月1日) 地域 中央/東南アジア インド 日本 韓国 フィリピン 世界合計 2010年7月1日 現在の会員数 2012年7月1日 現在の会員数 純変化 純変化率 42,315 36,026 (6,289) -15% 102,274 86,171 (16,103) -16% 88,707 76,122 (12,585) -14% 55,936 42,884 (13,052) -23% 19,429 14,707 (4,722) -24% 1,131,213 930,766 (200,447) -18% 会員の維持は、新会員の入会よりも重要であると言えま ロータリアンからのコメント す。退会会員が多いクラブでは、例会や、クラブや地区の 研修を通じて培ってきたクラブ全体の知識が低下してしま 「何度かロータリーを退会し、ほかの組織へ入会すること います。また、最近のロータリーによる調査では、退会の を考えました。ロータリーでは必要なことを学ぶのに1年く 主な理由が、クラブ活動に積極的に参加していないことで らいかかりましたが、私を個人的に指導してくれるメンタ ーを見つけました。このような機会は、ほかの組織では得 あることが分かっています。 られないものではないかと思います」 ロータリー・クラブは、例会をするだけの組織ではありま せん。例会は非常に重要な要素ではありますが、地元や 「これまで、ロータリーで素晴らしい経験をしています。 海外で実施する奉仕活動や親睦の機会を提供することに 入会して初めての例会で、私は受付役を任されたおかげ より、会員に意欲を与え、より積極的に活動に参加しても で、クラブ会員全員に挨拶して、知り合うことができまし た。仲間と共に奉仕し、クラブの活動に積極的に参加しや らうようにする必要があります。 すい環境が整っています」 「活気と魅力あふれるクラブになろう:会員増強の 手引き」の第1章をご参照ください。 会員増強の 地域別補足資料 アジア 2013年版 15 2011-14年度試験的プログラム 2011年7月1日、準会員、法人会員、革新性と柔軟性のあるロータリー・クラブ、衛星クラブの4つの新しい試験的プログ ラムが開始されました。これらは、それぞれの実現可能性、成果、およびロータリアンの関心度を調査することを目的と したものです。各試験的プログラムごとに、最大200までのクラブが参加できることとなり、2011年5月に参加申請書が 締め切られました。これらの試験的プログラムは2014年6月30日まで継続します。 準会員 準会員試験プログラムは、個人が一定期間内に正会員に なることを視野に、ロータリー・クラブや会員と親交を結 び、プログラムやプロジェクトに参加し、クラブ会員にどの ようなことが期待されるのかを知る機会を提供します。 法人会員 法人会員試験的プログラムは、クラブの所在地域にある 法人や会社が、定められた入会承認手続きを通じてロー タリー・クラブの会員となり、クラブ例会に出席する人物 を最高4名まで指定し、プロジェクトでの奉仕やクラブの 事柄に関する投票を行い、クラブ役員やクラブ委員会の 任に当たることを認めるものです。 革新性と柔軟性のあるロータリー・クラブ 革新性と柔軟性のあるロータリー・クラブ試験的プログラ ムは、クラブ会員と地域のニーズにふさわしいクラブ運営 を、クラブが独自に決定する裁量を与えることに主眼を置い ています。クラブは標準ロータリー・クラブ定款とロータリ ー・クラブ細則に変更を加える許可が与えられますが、RI 人頭分担金の要件に変更を加えることはできません。 衛星クラブ 衛星クラブ試験的プログラムは、クラブが一週間のあいだ に異なる場所、曜日、時間に、複数回の例会を行うことを 容認するものです。衛星クラブは、新クラブの創設を支援 し、人口の少ない地方や人口の多い都市部の地域社会の ニーズに対応することを目的としています。 2011-14年度試験的プログラムに参加しているクラブ数(地域別) 準会員 法人会員 革新性と柔軟性の あるクラブ 衛星クラブ 12 10 9 8 26 26 24 15 13 20 16 12 27 13 31 6 ラテンアメリカ 37 26 33 21 米国/カナダ/カリブ諸島 62 94 73 54 地域 中東/アフリカ アジア オーストラリア/ニュージー ランド/太平洋諸島 ヨーロッパ 4つの試験的プログラムすべてにおいて、アジア地域のクラブが多く参加しています。このことは、この地域のクラブが、 クラブの進化や地域社会への対応のため、変化を受け入れる傾向にあることを示しています。