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(研修資料)
市民局 ダイバーシティ推進室 男女共同参画課
男女共同参画について
もくじ
01
02
03
04
05
06
07
08
09
男女共同参画とは
男女共同参画社会の必要性
男女共同参画をめぐる問題
男女共同参画施策の重要な課題
男女共同参画の視点からの防災・復興の取組みについて
女性に対するあらゆる暴力の根絶
・ドメスティック・バイオレンス(DV)
・セクシュアルハラスメント
女性の活躍促進について
~女性がいきいきと活躍できる職場づくり~
さまざまな施策に男女共同参画の視点を
(参考)男女共同参画施策のあゆみ
(参考)大阪市男女共同参画基本計画【改訂】
(参考)大阪市男女共同参画推進本部
1
01 男女共同参画とは
男女共同参画社会とは、男女が、社会の対等
な構成員として、自らの意思によって社会の
あらゆる分野における活動に参画する機会が
確保され、もって男女が均等に政治的、経済
的、社会的及び文化的利益を享受することが
でき、かつ、共に責任を担うべき社会
男女共同参画社会基本法第2条
2
02 男女共同参画社会の必要性
人権が尊重される社会の実現
● 性別に関係なく誰もが一人の人間として個性と能力を発揮できること
● 性別による差別・不公正がなく、社会参加しようとする際に排除されず、
安心して暮らすことができる
豊かで活力ある社会の形成
● 豊かで活力がある社会を築いていくために、男女が互いにその人権を尊重
しつつ責任を分かち合い、その個性と能力を十分に発揮することができる
男女共同参画社会の実現が求められている
● 特に、現在少子高齢化の進展と人口減少社会の到来に伴う労働力人口の減
少の中、社会で働きたいと思う女性が社会で活躍できるようにすること、
また、だれもが安心して働き、能力を発揮できる場が確保されることが重
要である
⇒男女共同参画施策の推進
3
03 男女共同参画をめぐる問題
● 政策・方針決定過程への女性の参画
● 雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保
● 男女の職業生活と家庭・地域生活の両立
● 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革
● 女性に対するあらゆる暴力の根絶
● 男女共同参画の視点からの防災・復興の取組み
● 男女共同参画推進に向けた新たな課題
(1)男女共同参画の実現に向けた男性の意識改革と積極的支援
(2)地域の様々な団体の方針意思決定過程における女性の参画拡大や、これまでは
仕事中心で、地域とのつながりが希薄であった定年退職者の地域活動への参画
を促す仕組みづくりを通じた地域活動の活性化…など
4
04 男女共同参画施策の重要な課題
●男女共同参画の視点からの防災・復興の取組み
防災に関する政策・方針決定過程及び防災の現場における女性の参画拡大
●女性に対するあらゆる暴力の根絶
ドメスティック・バイオレンス(DV)
セクシュアル・ハラスメント
●女性の活躍促進
政策・方針決定過程への女性の参画
雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保
男女の職業生活と家庭・地域生活の両立
男女共同参画の実現に向けた男性の意識改革と積極的支援
5
被災時には、増大した家庭的責任が女性に集中することなどの問題が明らかになっており、防
災(復興)の取組を進めるに当たっては、男女のニーズの違いを把握して進める必要がある。
市町村防災会議の委員に占める女性の割合(平成25年度)
調査数
市 区
うち政令指定都市
(人)
(%)
(人)
(%)
うち政令指定都市以
(人)
外
(%)
町 村
(人)
(%)
合 計
(人)
(%)
705
100
18
100
いない
93
13.2
-
1~5%
5~10% 10~20% 20~30% 30~40% 40%
未満
未満
未満
未満
未満
133
18.9
1
5.6
225
31.9
10
55.6
202
28.7
5
27.8
36
5.1
1
5.6
無回答
以上
2
0.3
3
0.4
1
5.6
-
687
93
132
215
197
35
2
100
622
100
1,327
100
13.5
336
54
429
32.3
19.2
74
11.9
207
15.6
31.3
101
16.2
326
24.6
28.7
63
10.1
265
20
5.1
13
2.1
49
3.7
0.3
2
0.3
4
0.3
11
1.6
11
0.3
1.6
33
5.3
44
3.3
3
0.2
8.3
12
2
-
平均
(%)
8.2
3.6
6.2
資料:内閣府「東日本大震災からの復興に関する男女共同参画の取組状況調査(平成25年)」
地方防災会議の委員に占める女性の割合
・都道府県
・政令指定都市
・大阪市
128人/20,501人(5.1%)
118人/ 1,179人(10.0%)
5人/
51人(9.8%)
前年度比0.6%上昇
前年度比1.5%上昇
前年度比1.8%上昇
※6都道府県では女性委員が存在しない。
内閣府『男女共同参画白書』(平成25年度版)
6
社会全体として男性が優遇されていると感じている人が男女とも約6割を占めている。しかし、
社会通念・慣習・しきたりの上で、男性が優遇されているとの意識が、男女とも高くなってお
り、固定的性別役割分担を前提とした社会制度・慣行の見直しに向けた啓発普及等も引き続き
重要である
。
男女平等の状況についての市民の意識
地域社会・社会活動の
場で…
男性(n=1,363)
女性(n=1,938)
3.7
26.6
2.0
20.9
5.1
社会通念・習慣・
しきたりなどで(n=3,495)
男性(n=1,363)
男性(n=1,363)
女性(n=1,938)
7.8 1.1
45.6
32.1
52.5
10.0
53.6
21.3
5.6
11.8
19.1
53.3
9.1
52.8
18.4
49.1
4.31.2 8.7
2.0 0.2
10.2
9.5
0.6
4.9
10.2
24.4
57.2
17.1
10.7 1.8
14.7
0.5
5.6
19.0
0.6
14.1
3.0
9.1
32.1
16.2
女性(n=1,938)
社会全体として
(n=3,495)
37.4
13.9
7.9 1.4 8.7
0.1
2.8 11.2
男性の方が非常に優遇されている
どちらかといえば男性の方が優遇されている
平等である
どちらかといえば女性の方が優遇されている
女性の方が非常に優遇されている
わからない
大阪市『男女共同参画に関する市民意識調査』(平成25年版)
7
DVは重大な人権侵害であり、本市におけるDV相談件数は増加している。2011年度に開設した
配偶者暴力相談支援センターなど相談窓口の周知が重要な課題である。
男女DV(ドメスティック・バイオレンス)相談件数の推移
3,000
クレオ大阪
2,500
区役所
大阪市配偶者暴力相談支援センター
※ 区役所は2002年からDV相談窓口を設置。配偶者暴力相支援センターは2011年8月に開設。
2,000
897
451
1,019
1,500
1,000
656
500
0
840
1,048
1,068
996
898
911
1,064
1,271
1,128
1,159
1,382
379
526
650
589
465
545
484
587
524
412
581
547
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
303
保護命令の状況
全国
年度
大阪府
事件
既済数
保護
命令数
事件既済数
(全国比)
保護命令数
(全国比)
2008年度
3143
2525
306
(9.7%)
256
(10.1%)
2009年度
3087
2411
262
(8.5%)
211
(8.8%)
2010年度
3114
2434
311
(10.0%)
260
(10.7%)
2011年度
2739
2137
268
(9.7%)
206
(9.6%)
2012年度
3152
2482
305
(9.6%)
225
(9.1%)
DV相談窓口の周知度
・ クレオ大阪相談室
・ 区役所保健福祉センター
・ 警察署、交番
12.5%
30.3%
76.3%
大阪市『男女共同参画に関する
市民意識調査』(平成25年版)
8
政策・方針決定過程への女性の参画は少しずつ進みつつあるものの、まだまだ不十分であ
る。
管理的職業従事者における女性の割合(大阪市)
市の審議会等の女性委員比率(大阪市)
過去25年間で約5ポイント上昇したが、まだまだ女性の
割合が低い。
※目標:30%(2020年)
過去20年で女性委員比率がほぼ倍増
※目標:40%(2015年)
28.4
17.3
34.9
32.1
11.1
12.6
13.4
15.8
13.7
16.3
19.0
(単位:%)
(単位:%)
1990
1995
2001
2005
2012
横浜市
37.0
名古屋市
35.4
京都市
32.7
神戸市
33.2
大阪市
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
管理的職業従事者:管理的公務員、会社・団体役、その他の管理的職業従事者
政治・経済活動への女性の参画指数の国際比較
(参考)他都市比較(2013年)
34.9
(単位:%)
大阪府
17.7
28.1
内閣府男女共同参画局『地方公共団体における男女共同参画社会の
形成又は女性に関する施策の推進状況』(平成25年版)
基本的な人間の能力がどこまで伸びたかを示す人間開発の指数
(HDI)では実績を上げているが、男女の平等に関するジェ
ンダー・ギャップ指数(GGI)は不十分である。
順位
1
2
3
4
5
6
7
国名
ノルウェー
オーストラリア
米国
オランダ
ドイツ
ニュージーランド
アイルランド
スウェーデン
9 スイス
10 日本
HDI値
0.955
0.938
0.937
0.921
0.920
0.919
0.916
0.916
0.913
0.912
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
~
105
国名
アイスランド
フィンランド
ノルウェー
スウェーデン
フィリピン
アイルランド
ニュージーランド
デンマーク
スイス
~
日本
GGI値
0.873
0.842
0.842
0.813
0.783
0.782
0.780
0.778
0.774
~
0.650
内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書』(平成26年版)
9
子育て世代の女性の労働力率の低下が依然として顕著であり、出産を契機に離職する女性
が6割を占めているなど、仕事と子育ての両立の困難さは依然として解消されておらず、
特に女性の能力発揮を妨げている。
第1子出生年別にみた、第1子出産前後の女性の就業経歴(%)
性・年齢階級別労働力の推移(大阪市)(%)
100
3.1
35.5
3.4
34.6
3.8
4.1
5.2
32.8
28.5
24.1
80
60
40
37.4
37.7
39.3
40.6
43.9
A
a
b
18.3
5.7
16.3
8.1
13.0
11.2
11.9
平成14年(女)
平成24年(女)
9.7
17.1
1985
1990
1995
2000
2005
~89年 ~94年 ~99年 ~04年 ~09年
厚生労働省『平成23年版 働く女性の実情』
平成14年(男)
平成24年(男)
0
B
14.8
20
15~ 20~ 25~ 30~ 35~ 40~ 45~ 50~ 55~ 60~
19歳 24歳 29歳 34歳 39歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳
不詳
妊娠前から無職
出産退職
総務省統計局『平成24年就業構造基本調査』
a:出産前有職 61.4%(100%)
b:継続就業率 24.0%(39.0%)⇒ 離職率61.0%
就業継続(育休なし)
A:出産前有職 70.7%(100%)
就業継続(育休利用) B:継続就業率 26.8%(38.0%)⇒ 離職率62.0%
10
女性の雇用形態は「パート・アルバイト」や「派遣社員・契約社員」といった非正規雇用
が半数を超えていることもあり、月間平均現金給与は男性の約半額となっている。
男女別月間平均現金給与額(大阪市・全国)
(平成22年、単位:円)
516,000
30人以上
事業所
263,000
451,000
大阪市・男性
232,000
大阪市女性
457,000
5人以上
事業所
232,000
全国・男性
405,000
206,000
全国・女性
非正規の職員・従業員の推移 (単位:%)
60
52.5
52.8
53.5
53.6
53.3
53.8
54.0
54.7
50.6
51.7
33.0
34.1
33.7
34.3
34.4
35.2
30.4
32.6
33.5
29.4
31.4
17.7
17.9
18.3
19.2
18.4
18.9
18.8
15.0
16.3
19.9
15.6
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
50
49.3
40
30
20
10
女性
男性
男女計
0
厚生労働省:『働く女性の実情』(平成25年版)
11
30歳代40歳代の男性の2割近くが週60時間以上働いており、そうした男性の長時間
労働の影響もあり、家事や育児に関わる時間が他の先進国と比べ低い水準となっている。
仕事と家庭の両立にあたっては男性の働き方の見直しも必要である。
6歳未満児のいる夫の家事・育児関連時間(1日当たり)
週労働時間60時間以上の就業者の割合(男性・年代別)
4時
30
2:30
25
2:46
3時
2:51
うち育児の時間
3:00
3:12
3:21
家事関連時間全体
2時
0:39
1:07
1:05
1:00
0:40
1時
15
0:59
1:07
1:13
20
0時
10
全体
20歳代
30歳代
ノ
ル
ウ
40歳代
50歳代
60歳代
ェ
ー
5
平成2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
ス
ウ
ェ
ー
デ
ン
ド
イ
ツ
フ
ラ
ン
ス
英
国
米
国
日
本
内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書』(平成25年版)
12
05
男女共同参画の視点からの防災・復興の取組みについて
≪背景≫
東日本大震災において、衛生用品等の生活必需品が不足したり、授乳や着替えをするため
の場所がなかったり、「女性だから」ということで当然のように食事準備や清掃等を割り振
られた避難所も見られた。
平常時から、男女共同参画の視点からの災害対応について、関係者が理解しておくことが
重要。
● 「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針」における基本的な考え方
1
2
3
4
5
6
7
平常時からの男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となる
「主体的な担い手」として女性を位置づける
災害から受ける影響の男女の違い等に配慮する
男女の人権を尊重して安全・安心を確保する
民間と行政の協働により男女共同参画を推進する
男女共同参画センターや男女共同参画担当部局の役割を位置づける
災害時要援護者への対応との連携に留意する
内閣府:男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(平成25年度)より
13
06 女性に対するあらゆる暴力の根絶
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは
● ドメスティック・バイオレンス(DV)とは一般的には配偶者や恋人など親密な関係
にある又はあった者からの暴力という意味で使われている。
● 女性の3人に1人は何らかのDV被害にあったことがある。(平成23年内閣府調査)
・身体的暴力 ・・・
・精神的暴力 ・・・
・性的暴力 ・・・・・
・経済的暴力 ・・・
・社会的暴力 ・・・
殴る・蹴る・平手でうつ、物を投げる、首を絞める
何を言っても無視する、口汚くののしる、おどす、恥をかかせる
セックスの強要、避妊に協力しない、ポルノを無理やりみせる
生活費を渡さない、外で働くことを禁じる、金銭的な自由を与えない
人間関係、行動を監視する、実家や友人との付き合いを制限する
● 男性のDV被害も5人に1人(同調査)
● デートDVも深刻。低年齢化
● 「DV防止法」・・・ 配偶者(元配偶者・内縁関係を含む)からの暴力による通報、相談保護、自立支援等の
体制を整備。配偶者からの暴力の防止、及び被 害者の保護を図る。平成25年一部改正
により、生活の本拠を共にする交際相手からの暴力についても法の適用対象となる。
● 「ストーカー規制法」…ストーカー行為等を規制。相手方に対する援助の措置等を定め、生活の安全と平穏
を図る。平成25年一部改正により、国及び地方公共団体が、被害者に対して適切な
施設による支援に努めなければならないこと等が規定された。
● 被害者やその家族の人生に甚大な影響を及ぼす恐れもありますので、相談者の個人情報保護には万全を期す
ことが必要である。
14
大阪市では平成23年3月に「大阪市DV防止基本計画」を策定し、同年8月に「大阪市配偶
者暴力相談支援センター」を開設した。
大阪市DV防止基本計画(平成23年3月)
(大阪市男女共同参画基本計画
(1)
課題6)
被害者の早期発見、相談体制の充実
大阪市DV相談窓口
「大阪市配偶者暴力相談支援センター」
平成23年8月 開設
 06-4305-0100(月~金 9:30 ~ 17:00)
各区保健福祉センター
・
クレオ大阪女性総合相談センター
(2)
被害者の自立のための支援体制の充実
(3)
暴力の防止に向けた広報・啓発の推進
(4)
関係機関・団体との連携の強化
15
セクシュアル・ハラスメントとは
•
職場におけるセクシュアル・ハラスメントは、職員の個人としての尊
厳を傷つけ、能力の有効な発揮を妨げるとともに、職場秩序や、公務
の円滑な遂行を阻害する重大な問題である。
《セクシュアル・ハラスメントとは》
相手の意に反し、不快にさせる、職場における性的な関心や欲求に基づ
く言動、及び性別による固定的な意識に基づく言動
18000
その他(平成19年度以降)
16000
14000
男性労働者から(平成19年
12000
度以降)
10000
549
8000
女性労働者等から(平成19
年度以降女性労働者のみ)
6000
4000
2000
0
平成13 14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
5838
事業主から
1812
(件)
24
平成24年度に都道府県労働局に
寄せられたセクシュアル・ハラ
スメントの相談件数は9,981件
で、そのうち女性労働者からの
相談件数は5838件(58.3%)で
全体の約6割を占め、男性労働者
からの相談件数は549件
(5.5%)となっている。
内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書』(平成25年版)
16
セクシュアルハラスメントになりうる言動の例
(1)性的な内容の言動
①食事やデートにしつこく誘うこと
②身体的特徴を話題にすること
③卑猥な冗談を交わすこと
④ヌードポスター等を職場に貼ること
⑤雑誌等の卑猥な写真・記事等をわざ
と見せたり読んだりすること
⑥性的な噂を立てたり、性的なからか
いの対象とすること
⑦性的な内容の電話をかけたり、手紙
を送ること
⑧身体に不必要に接触すること
⑨更衣室をのぞき見すること
など
(2)性別による固定的な意識等に基
づく言動
①女性であるということでお茶く
み、掃除等の対応を求めること
②「女のくせに・・」「男のくせ
に・・」などと、性別による固
定的な意識を基準にして発言し
たり、それに見合った行動を求
めること
など
17
セクシュアルハラスメントをなくすために
(1)職員一人ひとりの認識
①お互いの人格を尊重し、お互いが大切な職場のパートナー
②異性を劣った性として見る意識をなくす
③相手を性的な関心の対象としてのみ見る意識をなくす
④性に関する言動の受け止め方には、個人や男女間で差がある
⑤セクハラに当たるか否かについては、受け手の判断が重要
⑥相手が拒否、嫌がっている場合は、同じ言動を繰り返さない
⑦相手が不快な言動であると思っていても、いつも意思表示があるとは限らない
⑧職場における言動だけでなく、時間外の言動にも気を付ける
⑨職員間の言動にだけ注意するのでなく、行政サービスの相手方など職員以外の者との
言動にも気を付ける
(2)良好な勤務環境の確保
勤務環境は職員の協力の下に形成される部分が大きいため、セクハラにより勤務環境が
害されることを防ぐため、職員は次の事項について留意することが必要です。
①セクハラについて問題提起する職員をトラブルメーカーとみたり、セクハラを当事者
間の個人的な問題として片付けない。
②セクハラが見受けられる場合は、機会をとらえて職場の同僚として注意を促すなどの
対応をとる。
③被害を受けていることを見聞きした場合には、被害を深刻にしないよう、声をかけて
気軽に相談に乗る。
④第三者として気持ちよく勤務できる環境づくりをする上で、上司等に相談するなどの
方法をとることをためらわない。
18
07 女性の活躍促進について
女性がその能力を十分に発揮し、
活躍できる都市大阪をめざす環境整備に取り組みます
● 女性の活躍促進プロジェクトチーム
平成25年7月に副市長をトップとする全庁的な組織として「女性の活躍促進プロジェク
トチーム」を設置し、特別顧問、特別参与から専門的な助言をいただいている。
女性の活躍促進プロジェクトチーム(PT)
委 員 長:市民局担任副市長
委員長代理:市民局長
委
員:関係区長・局長、教育長、
市民局理事
市民局女性活躍促進担当部長
幹
事:関係区・局等の課長
ワーキンググループメンバー:
関係区・局等の女性の課長級
大阪市特別顧問(2名) 大賀
槇村
大阪市特別参与(3名) 佐野
徳谷
和栗
公子
久子
由美
章子
百恵
(五十音順)
大阪市会の各会派議員
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なぜに今、女性の活躍促進に取り組むのか?
女性の政治・経済活動や意思決定への参画は、まだまだ不十分である。
少子高齢化による労働生産人口が減る中、結婚・出産を機に退職する女性が依然
多く、出産・子育て期に就業率が低下するM字型就業カーブから脱却できていない。
女性の継続就労を
支援する企業を増やす
男性の育児・家事
への参画促進
女性役員、管理職
の増加
経営トップ層の意識改革
子育てが一段落した女性やこれからリタイア
する女性に活躍の場を提供
職場復帰・再就職
の支援
防災・減災の分野
における女性の
参画促進
などなど・・・
20
「大阪市女性の活躍促進アクションプラン」策定に向けて
★女性が働きつづけられるまち
★地域で女性がいきいきと輝いているまち
★ 活躍したい女性が希望をもてるまち
大阪市がこのようなまちになることをめざして、ライフステージ
に対応した取組みを進め、女性の就労を促し、経済成長を支えてい
る。また、地域を支えている女性も支援していく。
21
08 ~女性がいきいきと活躍できる職場づくり~
● 大阪市特定事業主行動計画の策定
職員が各々の職責を十分に果たしながら、安心して子育てを行えるように、仕事と生
活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を確保できる職場作りを目指した行動計画を策
定し、具体的な取組みを行っています。
【後期計画の内容】
1 妊娠、出産、子育てに関する諸制度の理解度の向上
2 管理職を中心とした職員全体の意識改革
3 子どもを生み育てやすい職場環境づくり
4 人事管理面における支援
5 男性職員への育児支援
6 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
の推進
【数値目標】
○男性の育児休業等の取得率
○配偶者分娩休暇の完全取得率
○育児参加休暇の完全取得率
10%
80%
50%
平成27年度以降の新たな行動計画の策定
22
09
さまざまな施策に男女共同参画の視点を
(施策の策定等に当たっての配慮)
● 国及び地方公共団体は、男女共同参画社会の形成に影響を
及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっ
ては、男女共同参画社会の形成に配慮しなければならない。
(男女共同参画社会基本法第15条)
(直接的に男女共同参画社会の形成の促進に関係する施策ではなくとも、
結果的に男女共同参画社会の形成に影響を及ぼすことがあり得ることか
ら影響を適切に配慮する必要がある)
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現在実施されている施策について
● 企画・運営時に男女がともに参画ができるよう
配慮されているか
● 審議会等政策決定過程に男女がともに登用され
ているか
● 広報、啓発を行う際に男女共同参画の視点が反
映されているか 等
(参考)市民局ダイバーシティ推進室
「人権の視点からの情報発信の手引き」P.12~
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(参考)
男女共同参画施策のあゆみ
1985年
1946年
1975年
(昭和21年) (昭和50年) (昭和60年)
「
日
本
国
憲
法
」
公
布
国
際
婦
人
年
「「
男女
女子
雇差
用別
機撤
会廃
均条
等約
法」
」批
公准
布
1993年
(平成5年)
ク
レ
オ
大
阪
北
開
館
2003年
2006年
2001年
1999年
(平成11年) (平成13年) (平成15年) (平成18年)
「
男
女
共
同
参
画
社
公会
布基
・本
施法
行」
クレオ5館
ク
レ
オ
大
阪
中
央
開
館
「
大
阪
市
男
女
推共
進同
条参
例画
」
施
行
「
大
阪
市
男
女
基共
本同
計参
画画
」
策
定
2011年
(平成23年)
10年間の
計画期間
<前期>
「
大
阪
市
男
女
基共
本同
計参
画画
」
改
訂
体制
25
(参考)
大阪市男女共同参画基本計画【改訂】
(大阪市男女きらめき計画)
● 性格
「大阪市男女共同参画推進条例」、「男女共同参画社会基本法」に基づいた総合的な計画
● 期間
平成18(2006)年度 ~ 平成27(2015)年度
● 基本となる視点
(1)就業の場における男女共同参画
(2)地域における男女共同参画
(3)一人ひとりを尊重する男女共同参画
後半期(平成23~27年)の重点的な取組み
魅力あるまちづくり
地域での人の交流を復活させることで、子どもや高齢者への配慮につながり、住みやすい魅力あるまちに
①
地域活動の活性化
③ 女性のライフコースに沿った
自立支援への支援
② 仕事と生活の調和
(ワーク・ライフ・バランス)
④ 男女共同参画の実現に向けた
男性の意識改革と積極的支援
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(参考)
大阪市男女共同参画推進本部
● 本市の男女共同参画施策を推進する庁内組織
(体制の整備等)
本市は、男女共同参画施策を総合的に推進するため必要な体制の整備に努める
とともに、男女共同参画施策を総合的かつ効果的に実施するため必要な措置を
講ずるように努めるものとする。(大阪市男女共同参画推進条例第19条)
● 構成員
本部長 市民局長
本部員 各所属長、担当部長等
幹 事 各所属総務担当課長、施策関係課長
● 男女共同参画の取組み
男女共同参画基本計画の策定
男女共同参画年次報告書の作成
審議会等委員への女性の登用促進の取組み
男女共同参画の視点からの施策の実施 等
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交流の拠点
大阪市立男女共同参画センター
クレオ大阪では、男女共同参画社会づくりに役立つ
情報の収集・提供を行い、学習や活動を支援するた
め、さまざまな事業を行っている。
情報の提供
調査・研究
学習の場
相談の場
END
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