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教育振興ビジョン(PDF形式:13918KB)

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教育振興ビジョン(PDF形式:13918KB)
明日をになう人間の育成に向けて
-家庭・学校・地域の連携と協力を図りながら-
越前市教育振興ビジョン
〈改定版〉
平成27年3月
越前市教育委員会
1
はじめに
越前市では、市教育方針の理念である知・徳・体の調和のとれた明日をに
なう人間の育成を目指し、家庭・学校・地域が互いに連携・協力を図りなが
ら郷土に根ざした教育を推進するため、平成 22 年 3 月に策定した「越前市
教育振興ビジョン」を改定し、平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間
を計画期間とした市の教育行政を進める新たな指針として本ビジョンを策
定いたしました。
改定にあたっては、平成 25 年 6 月の国の第 2 期教育振興基本計画を踏ま
え、市総合計画の基本政策である「元気な人づくり」に基づき「人間力を高
める教育の充実」
、
「主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現」
、
「誇れる歴
史、芸術文化の創造」
、
「生涯スポーツのまちづくり」を4つの柱として教育
を推進する諸施策を計画的に実施することといたしました。
終わりに、本ビジョンの改定にあたり、多大なご尽力をいただきました越
前市教育振興ビジョン改定委員会の委員の皆様をはじめ、貴重なご意見をお
寄せいただきました多くの市民の皆様やご協力をいただいた全ての皆様に
対しまして厚くお礼申し上げます。
平成 27 年 3 月
越前市教育委員会
2
越前市教育方針
うるおいと活力のある共生社会を築くため、市民憲章に基づいて、
知・徳・体の調和のとれた明日をになう人間の育成に努める。
そのため、生涯学習の理念をふまえて、家庭・学校・地域がそれ
ぞれの役割と責任を認識し、互いに連携・協力を図りながら郷土に
根ざした教育を推進する。
いのち
○ 生命を尊び生きる喜びをもって、
いかなる人とも等しく心をわかち合える人を育てる。
ひら
つちか
○ 常に学ぶこころと未来を拓く創造力を 培 い、
正しい判断と確かな実践のできる人を育てる。
○ 互いを敬愛し豊かな情操を養い、
ともに働く楽しみと感謝・奉仕の精神にみちた人を育てる。
○ 健全な食生活をもとに自らの健康と安全を保ち、
強くたくましく生きぬく人を育てる。
○ 郷土の伝統、文化、自然、人間に誇りをもち、
広く社会に貢献できる人を育てる。
3
目
次
第1部 総論
Ⅰ 教育振興ビジョン改定の趣旨 ………………………………………… 1
Ⅱ 教育振興ビジョンの位置付け及び期間 ……………………………… 1
Ⅲ 教育振興ビジョンの構成 ……………………………………………… 2
第2部 各論
Ⅰ 人間力を高める教育の充実 ……………………………………………
1 就学前教育の充実 ……………………………………………………
(1) 幼児教育の推進 ……………………………………………………
2 義務教育の充実 ………………………………………………………
(1) 特色ある学校づくりの推進 ………………………………………
(2) 学力向上のための教育活動と学習支援の推進 …………………
(3) 心の教育の推進 ……………………………………………………
(4) 生徒指導体制の充実 ………………………………………………
(5) 情報教育と教育の情報化の推進 …………………………………
(6) 特別支援教育の推進 ………………………………………………
(7) 国際理解教育と帰国・外国人児童生徒支援の推進 ……………
(8) 健康教育・安全教育の推進 ………………………………………
(9) 開かれた学校づくりの推進 ………………………………………
(10)教員の資質向上の推進 ……………………………………………
(11)学校施設の整備 ……………………………………………………
3 青少年の健全育成 ……………………………………………………
(1) 次代を担う青少年の健全育成 ……………………………………
4
4
4
7
8
9
10
11
13
14
16
17
18
19
20
21
21
Ⅱ 主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現 …………………………
1 生涯学習の充実と環境整備 …………………………………………
(1) 社会ニーズ及び地域の課題に対応した生涯学習 ………………
(2) 活力ある地域づくりの推進 ………………………………………
(3) 生涯学習施設の整備 ………………………………………………
(4) 読書のまちづくりの推進 …………………………………………
(5) 子ども読書活動の推進 ……………………………………………
2 家庭及び地域における教育力の向上 ………………………………
(1) 子どものための家庭及び地域における教育力の向上 …………
24
24
24
25
26
27
29
30
30
4
Ⅲ 誇れる歴史、芸術文化の創造 …………………………………………
1 芸術・文化の振興 ……………………………………………………
(1) 芸術・文化活動の支援 ……………………………………………
(2) 芸術鑑賞機会の拡充 ………………………………………………
(3) 芸術・文化活動を担う人材の育成と確保 ………………………
2 歴史・文化資源の継承と活用 ………………………………………
(1) 郷土の歴史を尊重する心の育成 …………………………………
(2) 歴史・文化資源に関する調査の推進 ……………………………
(3) 文化財の保護 ………………………………………………………
(4) 歴史・文化資源の保存活用と施設の充実 ………………………
(5) 市史編さん事業の推進と人材育成 ………………………………
32
32
32
33
34
35
35
36
36
38
39
Ⅳ 生涯スポーツのまちづくり ……………………………………………
1 生涯スポーツのまちづくり …………………………………………
(1) 市民の健康や体力を保持推進していくための
生涯スポーツの推進 ………………………………………………
(2) 体育関係団体との連携と競技スポーツ水準の向上 ……………
(3) スポーツ施設の整備充実と効果的活用 …………………………
40
40
用語解説 ……………………………………………………………………
関連資料 ……………………………………………………………………
越前市教育振興ビジョン改定委員会委員名簿 …………………………
越前市教育振興ビジョン改定委員会等開催経過 ………………………
越前市教育振興ビジョンの改定に関する越前市事業計画策定等
委員会設置規則 ……………………………………………………………
45
48
74
75
5
40
42
44
76
第1部 総論
Ⅰ 教育振興ビジョン改定の趣旨
「越前市教育方針」は、市民憲章に基づいて、明日の越前市をになう人間の育成に努
めるための指針を定めるものとして、平成18年11月に定められました。
この方針には、本市が希求する社会像が示されるとともに、それを構築するための人
づくり像が明らかにされ、具体的な方向性が示されています。
この越前市教育振興ビジョンは、
「越前市教育方針」の指針に基づき、教育の振興のた
めの施策に関する基本的な計画を定めるため平成22年3月に策定され、今回、このビジョ
ンの計画期間が終了することにより、新たに、今後5年間の計画を定めるために改定した
ものです。
なお、改定に当たっては、少子高齢化の進行、グローバル化の進展、いじめ防止対策
推進法・スポーツ基本法の制定など、この5年間の教育を取り巻く環境の変化を考慮しま
した。
Ⅱ
教育振興ビジョンの位置付け及び期間
越前市教育振興ビジョンは、教育方針に基づき、教育諸事業を推進するために毎年度
に定めている「教育方策」の上位計画とするものであり、今後5年間に取り組むべき教育
施策の方向性を示すものとなっています。
このビジョンは、平成19年に策定され、平成23年に改定された「元気な自立都市 越前」
を目指す「越前市総合計画」の理念、その基本政策である「元気なひとづくり」に基づ
き、心豊かでたくましく生きる力を養う教育の振興を目指すものです。改定の過程にお
いては、パブリックコメント等を通じ、広く市民各層の意見を聞きました。
計画期間は、平成27年度から平成31年度の5年間とします。
(教育振興ビジョンの位置付け・体系図)
市民憲章
市教育方針
市総合計画 基本構想【10年】平成19年~平成28年
基本計画【6年】平成23年~平成28年
実践プログラム【3年】
教育振興ビジョン
【5年】平成27年~平成31年
予算・事務事業
教育方策【1年】・予算・事務事業
1
Ⅲ
教育振興ビジョンの構成
平成18年12月に改正された教育基本法では、教育の目的を「教育は、人格の完成を目
指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として、必要な資質を備えた心身ともに健
康な国民の育成を期して行われなければならない。」とし、幅広い教養や真理を求める
態度、豊かな情操と道徳心、健やかな身体など総合的な資質や態度を育てることを目標
としています。
また、同法には、新たに生涯学習の理念が明記され、生涯学習社会(※用語解説)の実
現を図ることを求めています。(第3条)
文部科学白書において、
「生涯学習」とは、一般には人々が生涯に行うあらゆる学習、
すなわち、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーショ
ン活動、ボランティア活動、企業内教育、趣味など様々な場や機会において行う学習の
意味で用いられるとしています。
平成25年6月に決定された国の第2期教育振興基本計画では「一人ひとりが生涯にわた
って能動的に学び続け、必要とする様々な力を養い、その成果を社会に活かしていくこ
とが可能な生涯学習社会」の実現を目指すため、学校教育の充実はもとより社会教育、
家庭教育等が必要不可欠としています。
そのことを踏まえ、学校教育においては、学習指導要領によって具体的に内容が示さ
れ、本市の各学校でもその実現に向けて教育を進めます。
社会教育においては、本市で展開されている、地域自治振興、公民館、NPO、各種団体
(スポーツ振興、文化活動)の行う生活課題や地域課題に関わる活動について、住民参
加の促進を図ります。
家庭教育については、「生きる力」(※用語解説)の基礎を身に付けるための大変重要
な場所として位置付け、家庭教育支援に取り組みます。
このように、人が生涯を通じて学習する過程を生涯学習とし、学校教育や社会教育、
家庭教育をはじめ、就学前教育、青少年の健全育成への取組み、歴史、芸術・文化活動
への取組み、スポーツ活動への取組みを、生涯学習を進めるためのシステムとして位置
付けます。
そこで、このビジョンでは、越前市教育方針に掲げたように、市民憲章に基づいて、
知・徳・体の調和のとれた明日をになう人間の育成に努めるため、生涯学習の理念を踏
まえて、家庭・学校・地域がそれぞれの役割と責任を認識し、互いに連携・協力を図り
ながら郷土に根ざした教育を推進するための仕組みづくりとし、次の4つの柱で、諸施策
を推進することとします。
Ⅰ
人間力を高める教育の充実
Ⅱ
主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現
Ⅲ
誇れる歴史、芸術文化の創造
Ⅳ
生涯スポーツのまちづくり
2
教育振興ビジョンの構成図
○ 市 民 憲 章 … この郷土を愛し、先人に学ぶとともに現代の諸課題を解決し、将来に向
かって越前市がいっそう飛躍することを願う市民としての決意
○ 市総合計画 … まちづくりの柱 「元気な人づくり」
○ 市教育方針 … 知・徳・体の調和のとれた明日をになう人間の育成
家庭・学校・地域がそれぞれの役割を認識し、互いに連携・協力を
図りながら郷土に根ざした教育を推進
目指す越前市の人間像
知識と教養
豊かな心
人間力
健康な体
地域や文化を
愛する心
等しく分かち
合える心
(
4
つ
の
柱
活学生
動校涯
へ教学
の育習
取 を
組社進
み会め
教る
ス育シ
ポ・ス
歴テ
ツ史ム
活・
動芸
へ術
の・
取文
組化
み
生涯学習
、
、
Ⅰ 人間力を高める教育の充実
ー
Ⅱ 主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現
Ⅲ 誇れる歴史、芸術文化の創造
Ⅳ 生涯スポーツのまちづくり
)
3
第2部
各論
Ⅰ 人間力を高める教育の充実
Ⅰ-1 就学前教育の充実
乳幼児期は、生活と遊びを通して生きる
力の基礎となる心情・意欲・態度を育み、
生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な
時期です。
このような発達段階にあって、幼稚園・
保育園・認定こども園(以下「就学前教育・
保育施設」)は、家庭との連携のもとに、
子どもの発達の特性を十分に理解した上で、
一人ひとりの思いや願いを捉えながら様々
な体験活動を行う役割を担っています。ま
小学生との交流
た、就学前教育・保育施設と小学校が連携
を強化し、小学校への円滑な移行を可能とする就学前教育に取り組んでいます。
今後は、多様化する幼児教育・保育のニーズに対し適切かつ柔軟に対応していくため
に、幼児教育と保育を総合的に提供する認定こども園(※用語解説)の設置を、地域の実
情を考慮しながら進めていきます。
Ⅰ-1-(1) 幼児教育の推進
【現状と課題】
乳幼児期は、人格形成の基盤づくりとして重要な時期であり、生活を豊かにして人間
関係を深めることと小学校以降の生活や学習の基盤をつくることが求められます。しか
し、乳幼児を取り巻く社会的環境の変化の中で子どもの育ちについては、「基本的生活
習慣の乱れ」、「コミュニケーション能力の不足」、「園児の集団の確保」、「特別支
援を要する園児への対応」、「預かり保育等保護者の多様なニーズに応えた幼児教育の
あり方」などの課題が指摘されています。その背景には、核家族化や少子化の進行、ひ
とり親家庭の増加、地域の中での人間関係の希薄化などによる子育ての不安や負担を感
じる保護者の増加などが考えられます。
共働き世帯の多い本市においては、幼稚園の就園率は年々低下し、集団が小規模化し
て適正規模の園児集団の確保が課題となっています。このような現状の中、官民が一体
となって就学前教育・保育の充実に取り組んでいく幼保一体化を推進し、子どもと保護
者の双方にとってより充実した子育て環境を整備していくことが必要です。
4
平成19年度から北日野地区で始まった公立幼稚園・保育園における幼保一体化による
合同活動は、服間地区、南中山地区、岡本地区で順次実施され、粟田部地区では、平成
25年度に、私立保育園において本市初の認定こども園が開設されました。
就学前教育・保育施設は、就学前教育の専門機関として、教育・保育の質の向上や幼
児教育環境の充実に努めるとともに、家庭や地域、小学校との連携を推進していくこと
が重要です。
平成27年度から「子ども・子育て支援新制度」が施行されます。乳幼児期の学校教育・
保育・地域の子育て支援を総合的に推進することが目的であり、これまで以上に関係機
関との連携が必要となります。
【目指すべき方向】
幼児教育の充実に向けて、市内の就学前教
育・保育施設がすべての子育て家庭への相
談・支援機能を十分果たせるように専門性を
高めた地域拠点施設としての役割をより積
極的に果たし、家庭や地域、小中学校等と密
接な連携を図りながら子育て支援の充実を
図ります。
就学前教育・保育施設の適正な配置に当た
っては就園児数の推移、公・私立の役割分担
など地域の実情を踏まえた取組みを進めます。
【実現するための事業】
ア 教育・保育環境の整備
幼児一人ひとりの望ましい発達を促してい
幼稚園なかよし交流会
くことができる教育・保育環境の整備を進め、
主体的な生活態度や創造的な思考などの、生きる力の基礎を育成します。
イ 地域と共に子育て支援
就学前教育・保育施設は、保護者や地域の人々に保育・教育に関する相談や情報を提
供し、保護者同士の交流機会を設けるなど地域における幼児教育及び子育て支援センタ
ーとしての役割を果たすよう努めます。
ウ 就学前教育・保育施設と小学校の連携
就学前教育・保育施設と小学校の関係者が協力し、就学前教育から学校教育への移行
がスムーズに行える体制づくりや小学校との円滑な接続のための指針の作成を進めます。
エ 幼保一体化事業の推進
本市のすべての子どもの健やかな育ちや地域における子育て支援の充実を目的とし、
地域の実情を踏まえ、幼児教育と保育を総合的に提供する認定こども園の整備を図り、
幼保一体化を推進します。
5
オ 特別な支援が必要な園児への対応
多様な子育てニーズに対応するため、支援が必要な園児に対して、特別支援学校など
の助言または援助を活用しつつ、個々の状態に応じた指導を計画的、組織的に取り組み
ます。
カ 保育者の安定的な確保と資質向上
就学前教育・保育の水準の維持・向上を図るため、保育者の安定的な確保に努めると
ともに、資質及び専門性向上のための研修等の充実を進めます。
就学前乳幼児数
区
平成 26 年 4 月 1 日現在
分
乳幼児数
幼稚園
保育園
0 歳児
1 歳児
2 歳児
3 歳児
4 歳児
5 歳児
合計
施設数
622
682
669
686
719
730
4,108
市立幼稚園
14
0
0
0
86
108
148
342
私立幼稚園
5
0
0
27
56
62
55
200
幼稚園計
19
0
0
27
142
170
203
542
市立保育園
8
27
118
134
158
173
153
763
私立保育園
15
85
301
344
369
377
373
1,849
保育園計
23
112
419
478
527
550
526
2,612
就学前乳幼児数等の推移
人数
5,000
4,500
4,365
4,290
4,244
4,186
4,108
4,000
3,500
3,000
2,596
2,553
2,583
2,612
2,580
2,500
2,000
1,500
1,000
633
611
623
585
542
H22
H23
H24
H25
H26
500
0
乳幼児数
6
幼稚園児数
年度
保育園児数
Ⅰ-2 義務教育の充実
豊かな時代の中で、急激な少子高齢化の進行、地域コミュニティの衰退、グローバル化
の進展による社会やライフスタイルの変化を背景に、子どもたちの生活習慣の確立が不十
分になっています。また、地域の人との関わりや自然体験の減少なども生じています。
さらに、自制心の低下や規範意識の希薄化、学習や生活に対して無気力な子どもの増
加なども気がかりな状態です。
このような中で、子どもたちを個性豊かで知・徳・体の調和が取れた社会に貢献でき
る人材に育てることが求められており、本市では教育の諸条件を整備し、学校教育の充
実を図ってきました。
今後も家庭や地域、関係機関との一層の連携を図りながら、学校教育が抱える課題解
決に努めるとともに、確かな学力や豊かな心、健康と体力などの「生きる力」を育成し、
一人ひとりの子どもたちが将来への夢を持ち、いきいきと活動する学校づくりを目指し
ていきます。
小学校児童数の推移予測
児童数
平成26年4月1日現在
5,000
4,500
4,000
3,500
804
812
812
755
755
741
741
751
3,000
2,500
2,000
755
741
741
751
751
754
500
754
754
730
730
719
686
730
719
754
730
719
686
669
1,500
1,000
751
751
754
730
719
686
669
682
754
730
719
686
669
682
622
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
0
中学校生徒数の推移予測
生徒数
3,000
6年
5年
4年
3年
2年
1年
年度
平成26年4月1日現在
2,500
2,000
833
820
798
825
830
771
763
1,500
820
798
825
798
825
H26
H27
830
771
763
770
830
771
763
770
773
H28
H29
H30
H31
H32
3年
2年
1年
1,000
500
0
7
年度
Ⅰ-2-(1) 特色ある学校づくりの推進
【現状と課題】
国際化や情報化、高齢化、環境問題など、社会が大きく変化する中で、たくましく生
きる人材を育成することが求められています。このような中で、総合的な学習の時間等
を活用した特色ある学校づくりを通して、伝統産業や地域の文化に対する理解や愛着、
地域の人との交流は深まってきています。また、思いやりの心や生命尊重の心など豊か
な心を育成することにもつながっています。
今後も、児童生徒や地域の実態を踏まえながら、豊かな人間性を育み、一人ひとりの
個性、能力を十分に伸ばす特色ある学校づくりを推進することが必要です。
【目指すべき方向】
学校の教育全体を児童生徒の個性を生かせるような創造的で柔軟なものにするため、
児童生徒や地域の実態を踏まえ、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開します。
【実現するための事業】
ア 特色ある学校づくり
児童生徒の興味、関心及び学校や地域
の実態を踏まえ、ふるさと教育、環境教
育、福祉教育など、学校独自のテーマを
もとに特色ある教育課程を編成し、開か
れた学校運営、充実した学習内容、指導
方法等で児童生徒の「生きる力」を育成
するための特色ある学校づくりを推進し
ます。
卒業証書の紙漉き
イ 保幼小中連携教育の推進
就学前教育・保育施設と小学校、小学校と中学校の連携を推進し、小学校教育、中学
校教育への円滑な接続を図ります。
ウ ふるさと教育の推進
国府がおかれ、越前地方の中心地として栄えた本市の産業や歴史、文化、偉人などを
テーマにして、地域を教材化したり、地域の人材を活用したりして、ふるさと教育を推
進し、ふるさとに対する理解や愛着心を育成します。
エ 環境教育の推進
地球温暖化や資源のリサイクルなど、身近な環境問題についての理解を深め、環境を
守るための取組みを進め、環境教育を推進します。
8
Ⅰ-2-(2) 学力向上のための教育活動と学習支援の推進
【現状と課題】
全国学力・学習状況調査の結果によれば、学力は全国と比較して高い水準にあります
が、家庭での勉強時間が少ないなど、学習意欲や学習習慣が十分身に付いていない面も
あります。また、国語においては、わかったことや疑問に思ったことを整理し条件にあ
った文章を書く力、算数・数学では、問題解決の方法を説明する力を今後高めていくこ
とが必要です。
自ら学び、自ら考える力などの確かな学力を育成するためには、基礎・基本の徹底が
まず必要で、個に応じた指導のための指導方法や指導体制の工夫改善も必要です。
【目指すべき方向】
児童生徒一人ひとりに応じたきめ細かな指導を通して、基礎的な知識技能はもちろん、
学ぶ意欲や思考力・判断力・表現力などを含めた幅広い学力である「確かな学力」の育
成を図ります。
【実現するための事業】
ア 「できた」「わかった」という喜びのある授業づくり
全国学力・学習状況調査や福井県学力調査等を分析して、実態や課題を把握し、学力
向上プランを作成します。学力向上プランに基づいて、知的好奇心を刺激し、
「できた」、
「わかった」という喜びのある授業づくりを推進して、「確かな学力」を育みます。
イ 自ら考え、判断する力の育成
問題解決型学習や体験的な学習等を積
極的に取り入れ、全教科を通じて自ら学
び、自ら考え、自ら判断する力を育むと
ともに、聞く力や話す力などのコミュニ
ケーション能力を育み、確かな学力を育
成します。
ウ 児童生徒一人ひとりに応じた指導
ティームティーチング(※用語解説)や
少人数指導、個別指導、ペア学習やグル
ープ学習などの指導法の工夫改善を通し
て、一人ひとりに応じたきめ細かな学習支援を推進します。
ALTによる外国語活動
エ 読書活動の充実
図書の整備や朝読書・読み聞かせ等の読書に親しむ環境づくりを通して、文章を読み
解き、考える力の育成を図ります。
9
Ⅰ-2-(3) 心の教育の推進
【現状と課題】
少子高齢化や核家族化、情報化など急
激な社会の変化によって人と人との触れ
あいや社会体験が不足し、規範意識の低
下、社会性の未発達などの状況が生じて
おり、自尊感情、他者への理解や思いや
り、自他の生命尊重、善悪に対する正し
い判断力の育成が求められています。
また、あいさつや返事などの基本的な
マナーの定着を図るとともに、コミュニ
ケーションスキル(※用語解説)の育成も
求められています。
さらに、将来への夢や目標を抱き、主
体的に生きていく力の育成が期待される
中、本市では平成21年度から日本サッカ
ー協会による「夢の教室」を継続して実
施しています。その結果、平成26年度の
全国学力・学習状況調査の「将来の夢や
目標を持っている」の回答が、小学校
91.6%、中学校74.4%となり、平成21年
度に比べて小学校で6.1ポイントの増、中
学校で4.8ポイントの増となりました。
夢先生との授業
【目指すべき方向】
家庭や地域と連携しながら、道徳の時間や体験活動・読書活動等を通して思いやりな
どの豊かな心、みずみずしい感性、善悪の正しい判断力などを育成し、共生社会を築く
ための資質を高めます。
また、将来に夢や目標を持って、心豊かに成長するための教育を進めます。さらに、
社会生活のマナーやコミュニケーションスキルの育成を図ります。
【実現するための事業】
ア 道徳教育の推進
家庭や地域との連携を図りながら、道徳の時間を中心に、体験活動や特別活動と関連
づけた道徳教育を推進します。また、就学前教育、小学校教育、中学校教育の連携を深
め、発達段階に即した心の教育を推進するとともに、豊かな情操を育む学習環境づくり
を行います。
10
イ 命の教育の推進
全教育活動を通して、自他の生命を尊
重する態度を育成します。
ウ 人権教育の推進
いかなる人とも等しく心を分かち合え
る社会を実現していくための教育を推進
します。また、人権擁護委員などとの連
携や外部人材の活用による人権感覚を醸
成するための学習の充実を図り、人権意
識を高める教育を推進します。
命のぬくもり体験学習
エ 豊かな体験活動の充実
福祉体験、ボランティア活動、自然体験活動、世代間交流活動等の機会を生かし、自
己有用感を育むとともにコミュニケーションスキルの育成を行います。
オ 夢を育む教育の推進
変化の激しいこれからの社会をたくましく生きるために、日本サッカー協会と連携し
て、夢を持つこと、夢に向かって努力することの素晴らしさや大切さについて学習する
機会を設けます。また、市内企業の協力のもと、ものづくりに対する創造や意欲の育成
を図ります。
Ⅰ-2-(4) 生徒指導体制の充実
【現状と課題】
家庭や地域の教育力の低下とともに、児童生徒の抱える問題は多様化する傾向にあり
ます。少年犯罪の増加、非行の低年齢化、不登校児童生徒の増加、いじめ問題の深刻化
など児童生徒を取り巻く状況は、さらに厳しいものになっています。平成25年9月の「い
じめ防止対策推進法」の施行に伴い、各学校は「学校いじめ防止基本方針」、市は「市
いじめ防止基本方針」を策定し、いじめ防止対策の充実と組織体制の構築を図り、実効
性のある体制を確立しました。
また、インターネットや携帯電話等の情報通信機器と結びついた問題行動も増加して
います。学校全体での組織的な対応、関係機関などと連携した体制づくりが必要である
ことはもとより、インターネットを利用する上での家庭でのルールづくりや、正しい利
用方法を身に付けるための教育が必要です。
【目指すべき方向】
市及び学校で策定した「いじめ防止基本方針」に基づき、学校においては、組織的な
相談体制、生徒指導体制を構築するとともに、学校間や家庭・地域・関係機関との連携
体制を強化し、問題行動の予防及び生徒指導の充実に努めます。
11
【実現するための事業】
ア 児童生徒支援の充実
学校の組織的な生徒指導体制を充実し、学校生活での充実感が味わえるような指導、
並びにお互いを信頼し合え、高め合うことのできる仲間づくりにつながるような指導を
行い、児童生徒の心の安定を図ります。
また、スクールカウンセラー(※用語解説)や訪問指導員、心のパートナー(※用語解説)
などを活用した生徒指導・相談体制づくりを推進します。
イ 各機関との連携
各学校においては「学校いじめ防止基本方針」に基づき設置した「いじめ対策委員会」
と関係機関との連携を強化し、いじめや不登校などの未然防止や早期発見、早期対応に
努めます。
ウ 学校間の連携
市生徒指導連絡会などにおいて、生徒指導に対する情報を共有し、中学校区毎のネッ
トワークを強化し、全市的な生徒指導体制の充実を図ります。
エ 情報モラル教育の取組み
児童生徒の年齢に応じて情報モラルに関する教育を継続して行います。また、児童生
徒に情報通信ネットワークとの正しい接し方を学ばせるとともに、保護者に対しても研
修等を通じて啓発し、児童生徒をネット犯罪から守る取組みを進めます。
児童・生徒心理サポートネットワーク
適応指導教室
(希望学園・ウイング)
小中学校
心のパートナー派遣
仁愛大学
ケース会議
福
井
県
教
育
委
員
会
いじめ対策委員会
・園長
相談・通園
校長・教頭・生徒指導、教育相談担当、
該当学年主任・担任等
・指導員
訪問適応指導
・訪問指導員
スクールカウンセラー
中学校・小学校に配置
福井大学
ライフパートナー派遣
スクールソーシャルワーカー
家庭
警察
民生委員
子ども福祉課・子ども子育て総合相談室
12
医療機関
Ⅰ-2-(5) 情報教育と教育の情報化の推進
【現状と課題】
平成19年度以降「子どもと向き合う時
間を増やすこと」を目的として、学校I
CT環境(※用語解説)の構築を着実に進
めてきました。また、平成24年度から25
年度にかけて、新たに小中学校の全普通
教室にパソコンとプロジェクタを配備す
るとともに、校内LANやPC教室、中
学校LL教室を整備し、デジタル教科書
を活用した授業が日常的に行われる先進
的な学校ICT環境を再構築しました。
ICTを利用した授業
また、教育用サーバの集中管理により、
学校と教育委員会や学校間の情報共有を容易にするとともに、平成25年度に校務支援シ
ステムを導入し、教職員の事務負担を軽減することによって、教育水準の向上に努めて
います。
今後は、教員が各教科等の目標に応じた効果的なICT活用により、わかりやすく深
まる授業を実施し、児童生徒の学力向上や情報活用能力の育成を図ることが求められて
います。
【目指すべき方向】
情報教育を通して、児童生徒に「情報活用の実践力」や「情報の科学的な理解」、「情
報社会に参画する態度」を育成します。また、情報機器やデジタル教科書を活用し、教
育効果の向上や校務の効率化、情報の発信を図ります。
【実現するための事業】
ア 情報活用能力の向上
再構築された学校ICT環境を活用した学習を推進するとともに、情報化の進展に即
した情報教育が実施できる環境を整備していきます。
イ よりよい授業を実現するためのICT活用
教員のICT環境を活用する指導力を一層向上させるとともに、ICT支援員と協力
して教科指導などで情報機器やデジタル教科書を効果的に活用し、児童生徒が理解しや
すい「わかる授業」を実施します。
ウ 学校情報の積極的な発信
学校ホームページを活用し、学校に関する情報を発信します。
13
Ⅰ-2-(6) 特別支援教育の推進
【現状と課題】
平成24年に文部科学省が実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要と
する児童生徒に関する全国実態調査」では、「学習面又は行動面で著しい困難を示す」
とされた児童生徒の割合は、約6.5%と報告されており、本市でも同程度の割合にあると
考えられます。
小中学校に在籍する発達障害(※用語解説)のある児童・生徒を含む障がいのある子ど
もたちの教育的なニーズを把握し、適切に支援するために、必要に応じ教育補助員を配
置していますが、障がいの状況は多様であるため、個別指導の必要性が高くなり、その
指導に困難を生じている側面もあります。
【目指すべき方向】
障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組みを支援するという視
点に立ち、児童生徒一人ひとりの教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や
学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援に努めます。
【実現するための事業】
ア 就学指導・支援の充実
就学指導委員会と各学校・関係機関との連携を一層深める中で就学指導を行います。
また、校内委員会を核としてケース会議(※用語解説)等を開催し、教職員の共通理解を
深め、全校的な支援体制を充実します。
イ 一貫性のある支援体制の推進
児童生徒の実態や保護者の要望を把握するとともに、就学前幼児の療育支援機関・保
育園・幼稚園・認定こども園・小学校・中学校の連携のもとで個別の支援計画の作成を
進め、一貫性のある教育を行います。
ウ 人員の配置と専門性の向上
一人ひとりの障がいやインクルーシブ教育(※用語解説)に対応するために、障がいに
応じた適切な教育環境の整備と教育補助員の配置を行い、県や市の関係機関等との連携
を図りながら、該当児童生徒への支援を行います。また、特別支援教育コーディネータ
ー(※用語解説)の活用並びに教員の専門性の向上を図ります。
エ 交流活動の推進
特別支援学級の児童生徒と通常の学級の児童生徒との交流及び共同学習を推進します。
さらに、南越特別支援学校に在籍している児童生徒の居住校区の小中学校との交流活動
や同じ中学校区内の小中学校の特別支援学級同士の交流活動を推進します。
14
特別支援教育(就学指導)概要
幼稚園・保育園・
認定こども園
ケース会議
就学相談
訪問検査
就学診断
連絡会議
市就学指導委員会
小中学校
校内就学指導委員会
特別支援教育コーディネーター
通常学級
就学相談
訪問検査
就学診断
要支援児童生徒
・医師
・学識経験者
・行政機関職員
・丹南健康福祉センター
・市健康増進課
・市子ども福祉課
・教育機関職員
・県特別支援教育センター
・県立南越特別支援学校
・市小中学校特別支援担当
・県立盲・ろう学校
自校通級
巡回通級
指導
通級指導者
特別支援学級
教育相談
南越特別支援学校
教育相談・巡回指導
教員指導
15
県特別支援教育センター
Ⅰ-2-(7) 国際理解教育と帰国・外国人児童生徒支援の推進
【現状と課題】
国際化がますます進む社会環境の中で、小学校では外国語活動が導入され、学校にお
ける国際理解教育の必要性は一層高まっています。本市ではこれまでも各学校の教育活
動の中で国際理解教育に取り組むとともに、ALT(外国語指導助手)を導入し平成25
年度からは、
5・6年生に加え4年生にも対象を広げ、
外国語活動の充実を図ってきました。
今後もこれらの取組みを一層推進し、充実する必要があります。
現在のところ市内の小中学校には、外国人児童生徒が約160人在籍しています。日本語
のわからない児童生徒が多数在籍しているとともに、
日本語のわからない保護者も多く、
そうした外国人児童生徒に対しては、アクセスワーカー(※用語解説)や日本語指導員等
を増員し対応しています。
しかし、言葉の壁により学習に支障が出たり、学校への不適応を起こしたりする児童
生徒が増えてきています。ブラジル人等児童生徒の多く在籍する学校では、学校内でも
外国人児童生徒同士の関わりが強く、日本語習得がなかなかできないという課題もあり
ます。さらに、経済状況の影響を受けて、経済的支援が必要な家庭が増加しています。
【目指すべき方向】
県や市の関係機関や関係者との連携のもとで、国際理解教育を充実します。
また、外国人児童生徒に対する初期の日本語指導や教科指導を一層充実させるととも
に、日本語指導の必要な帰国児童生徒の入学等に対しては、学校生活の基礎が学べる初
期指導教室(プレクラス)を活用し、適切に対応していきます。
【実現するための事業】
ア 国際理解の推進
異なる文化を持つ人々と共に生きてい
こうとする態度や、お互いに認め合う能
力を向上させるために、ALTや市内に
住む外国人等のゲストティーチャー(※
用語解説)を活用します。
イ 初期指導の充実
外国人児童生徒の編入時の指導のため
に、初期指導教室(プレクラス)を活用し、
学校生活への対応や日本語指導の充実を図ります。
外国人児童生徒支援事業
ウ 外国人保護者への対応
外国人児童生徒の日本語を学ぶ機会の充実を図ることを通して、日本語指導に対する
外国人保護者の関心を高めるとともに、市国際交流協会などの関係機関との連携により、
外国人保護者への教育相談体制を充実します。
16
Ⅰ-2-(8) 健康教育・安全教育の推進
【現状と課題】
基本的な生活習慣を身につけようとする姿勢や、生涯にわたって運動に親しみ、健康
を保持増進しようとする態度が薄れてきています。これからの社会を生きるために、健
やかな心身の育成を図ることは極めて大切であり、生きる力を支える重要な要素です。
運動に親しみ、望ましい食習慣を身に付けるなど健康的で規則正しい生活習慣を形成す
ることが必要です。
近年、不審者やクマ等の出没並びに登下校中の交通事故が全国各地で発生しており、
防犯や安全に関する情報を児童や保護者に正しく伝え、迅速で的確な行動をとることが
求められています。
【目指すべき方向】
学校教育活動全体を通じて、心身ともに健康で明るく安全な生活を送るための基礎が
培われるよう、健康教育・安全教育・食に関する指導の充実を目指します。
【実現するための事業】
ア 体育指導の充実
運動や健康についての理解と運動の合理的な実践を通して、心身の調和的な発達を図
ります。また、地域スポーツ指導者の活用を推進し、体育・保健等の授業、運動部活動
の活性化を図ります。
イ 保健指導の充実
家庭・地域保健機関との連携充実を図り、児童生徒の心身の健康に関し、健康相談、
保健指導を推進するとともに、基本的な生活習慣の定着を図ります。
ウ 感染症への対策
感染症の蔓延を防止するために、予防のための指導や予防接種の勧奨等を行うととも
に、
発生時には、
各学校で作成した危機管理マニュアルに沿った迅速な対応を図ります。
エ 学校給食の充実
安全・安心で栄養バランスの取れたお
いしい学校給食の提供を行います。また、
地域の食文化に関する理解と地場産食材
の活用についても、さらに推進します。
オ 食に関する指導の充実
学校給食を楽しむことを大切にすると
ともに、それを生きた教材として活用し、
発達段階に応じた計画的な指導の充実を
図り、食についての理解を深めます。特
17
中学校スクールランチ
に「和食」を活用した食育を推進します。
カ 安全指導・安全教育の充実
児童生徒の危険予測・回避能力を身につけさせるための指導に努めます。特に、身の
回りの生活の安全、交通安全、並びに自然災害や原子力災害等の防災に関する指導を重
視し、安全に生活するための態度を養います。
また、関係機関や地域と連携し、通学路の安全点検や関係機関による通学路安全推進
会議を定期的に行います。
キ 緊急メールの積極的な活用
保護者の携帯電話へ、各学校から不審者やクマ出没等の情報を緊急メールで配信し、
安全の注意喚起を行います。
Ⅰ-2-(9) 開かれた学校づくりの推進
【現状と課題】
家庭や地域の教育力の低下などが指摘される一方、地域の人々が積極的に学校を支援
する動きが出てきています。
今後、より一層の連携協力の仕組みを構築し、関係者が一体となって子どもたちの教
育に取り組むことが課題です。
【目指すべき方向】
家庭・学校・地域が連携し、地域の特
性や実情を活かしながら、地域に根ざし
た開かれた学校づくりを目指し、地域全
体の教育・子育て方針や学校運営の基本
方針の策定に努めます。また、地域の施
設や人材を活用し、子どもの居場所づく
りや安全で安心な環境づくりを推進しま
す。
さらに、地域を学び、地域の人々と交
流を深める教育活動を推進し、ふるさと
に誇りをもてる子どもを育てていきます。
地域住民の協力の下で、赤米の田植え
【実現するための事業】
ア 福井型コミュニティ・スクール(※用語解説)の推進
福井型コミュニティ・スクールによる「地域・学校協議会」を積極的に活用すること
により、学校と保護者や地域住民との連携及び学校間の連携を深め、相互の信頼関係を
基盤に、それぞれの教育力を発揮した教育を進めます。
18
イ 地域とともに取り組む学校教育の推進
学習環境の整備や地域人材の活用、登下校の見守りなど子どもの安全確保をPTAや
地域の協力を得ながら行うなど、地域と一体となった学校教育を推進します。
ウ 積極的な情報提供
学校が積極的な情報の提供を行うことにより、学校に対する家庭・地域の理解を深め、
家庭・学校・地域の連携のとれた教育を行います。
エ 学校評価の活用
学校の教育活動に対する評価を適切に行い、評価を生かした学校運営を行います。
Ⅰ-2-(10) 教員の資質向上の推進
【現状と課題】
子どもたちの学習指導や生活指導など学校本来の役割に加え、社会の変化に伴い、い
じめの多様化や不登校児童生徒の増加傾向など、学校教育は大きな課題を抱え、変革が
求められています。このような状況の中で教員一人ひとりが強い自覚と使命感・倫理観
を持ち続け、自己を磨き、専門性と豊かな人間性・社会性を高めていくことが重要です。
しかし、教員に求められる能力や社会の期待が増す中で、子どもの変容や時代の課題
への対応が充分にできなかったり、自らの仕事に対する誇りと自信を失ったりする教員
も出てきました。今後も、県教育委員会や大学等の関係機関と連携して研修の充実を図
る必要があります。
【目指すべき方向】
学校教育は、児童・生徒の教育に直接携わる教員の資質に負うところが極めて大きく、
これから求められる学校教育を実現していくために、教員の資質・能力を総合的に向上
させるための研修や学び続ける教員を継続的に支援するための仕組みを構築します。
【実現するための事業】
ア 研修の充実
学校の「内」から「外」に出る校外研修の機会を充実するとともに、校内での協働的
な学びの体制を充実し、教職員としての使命感や倫理観などの資質向上に努めます。ま
た、課題探究型の学習や協働的な学びなどの新たな学びを展開するために、実践的指導
力や高度な専門的知識、ICT活用力、地域と連携・協働する力などを身に付けること
ができる研修を行います。
イ 教科指導の充実
どの子もわかる授業づくりに力を注ぎ、教科指導の充実に努めます。そのために、校
内における授業研究を充実するとともに、教員相互のサポート体制の活用を推進し、各
人の教材研究を支えます。
19
ウ 大学との連携
仁愛大学等の研究機関との連携による研修を行います。
エ 教員への支援体制の充実
教員に対する相談体制や支援体制の充実を図ります。
Ⅰ-2-(11) 学校施設の整備
【現状と課題】
学校施設については、平成20年度に策
定した「学校施設耐震化推進計画」に基
づき計画的に耐震化を進め、平成27年度
中には、耐震性の劣っていた全ての学校
施設の耐震化が完了する予定です。
今後は、老朽化や機能が低下している
校舎やプール、グラウンド等の学校施設
の整備を計画的に進めていく必要があり
ます。
また、平成26年度においては、夏季に
北新庄小学校屋内運動場改築
おける学習環境の整備として、全中学校
の普通教室にエアコンを整備しましたが、
今後も、学習環境の整備・充実に努めていく必要があります。
【目指すべき方向】
教育内容の特性を踏まえた学習活動、一人ひとりの子どもに応じた指導など、今日の
多様な学習形態に対応するために、多目的に利用できる「オープンスペース」の導入を
始め、断熱改修・自然エネルギーの導入等の「エコ改修」や「環境にやさしい工法」の
多角的検討等を踏まえつつ、小・中・幼の学校施設の改築、大規模改造、施設・設備の
改修を実施し、児童・生徒等が安全・安心で快適な教育環境の中で生活できるよう学校
施設の整備に努めます。
【実現するための事業】
ア 学校施設の機能強化の推進
大規模改造、老朽化対策、給食室ドライ化(※用語解説)、バリアフリー、遊具整備等
を計画的に実施します。
イ 環境に配慮した学校施設の検討
LED等の省エネ機器への入替えやソーラー外灯等の再生可能エネルギーの活用等を
検討します。
20
Ⅰ-3 青少年の健全育成
価値観の多様化や情報化の進展など青少年を取り巻く社会環境が大きく変化し、児童
虐待など子どもが被害者となる事件の増加、また、不登校やひきこもり(※用語解説)、
ニート(※用語解説)の問題の深刻化など社会問題として捉えるべき多くの課題が生じて
います。
すべての青少年が、
成長の過程を通して周囲の人々から愛情と責任をもって見守られ、
信頼の持てる人とのつながりの中で困難を克服し可能性を発揮できる地域社会を築く必
要があり、教育、福祉、就労、非行対策など多岐にわたる青少年施策を包含する総合的
な取組みが必要です。
青少年の自立への支援、彼らを取り巻く有害環境対策の推進、自然体験活動の充実、
読書活動の推進、国際交流の推進等により、青少年の健全な育成を推進することを基本
とします。
また、子どもを真ん中において、地域の大人が協力することで、
「顔の見える関係」に
よる地域のコミュニティづくりを重点化し推進します。
Ⅰ-3-(1) 次代を担う青少年の健全育成
【現状と課題】
本市の地域特性として、自然環境や人間性が豊かで、子ども会活動や地域に残された
風習などの伝統行事が定着しており、地域と子どもがふれあう合宿通学も行われ、青少
年を取り巻く良好な環境が比較的多く維持継承されていますが、地域の人とのかかわり
をはじめとした人間関係の疎遠・希薄化が漸次進行しているのが現状です。
家庭においても、親子のコミュニケーションや親密なかかわりが不足している状況が
見られます。加えて、バーチャル世代(※用語解説)・デジタル世代(※用語解説)と称さ
れる若者世代にあっては、生きている実感の乏しさや、人間関係における齟齬(そご)(※
用語解説)感の増大などが指摘されています。
また、学校は、社会的自立に向けた基礎教育を学ぶ場でありながら、いじめなど多く
の問題に直面しています。
このような状況に加えて、大人社会の倫理・道徳の欠如を反映した青少年の規範意識
の低下、ひきこもりやニートなどの現象が広がり、青少年の社会的自立が大きく危惧さ
れるなか、家庭、学校、地域が青少年の健全育成に対して、それぞれに果たすべき積極
的な役割が求められています。
【目指すべき方向】
家庭が青少年の自立に果たす役割は大きく、家庭は、基本的な生活習慣や道徳を、日
常生活を通して学び、身に付けることができる大切な場所です。
また、家族のふれあいは、家族相互の信頼関係を深めるとともに、心豊かな青少年を
21
育むための源泉であり、子どもの成長とともに親自身の成長も促すものです。
青少年が社会的自立に向けて、その意識を高めるためには、積極的に社会とのかかわ
りを持つことが重要です。これを推進するために、学校は、安全安心な学校生活の保持
に配慮しつつ、より一層地域に開かれた運営に努め、また、地域が学校を支えるという
相互関係が大切となります。学校は、地域との連携を図るなか、余裕教室等の地域への
開放、社会貢献活動への参加、地域の人材を教育の中で活かすなどの取組みを行います。
また、子どもたちそれぞれの個性を尊重し、心身ともに健やかな成長のための支援体制
の充実を図ります。
青少年が自立した成人となるには、地域の人たちが積極的にかかわることが重要です。
また、青少年の地域づくりに対する理解や社会貢献を評価することにより、青少年の成
長が促されます。こうした過程は、地域自治振興事業などを通じ、継続して実践される
ことが求められます。青少年が日常生活のなかで、心豊かに地域とのかかわりを保つた
めに、地域の伝統文化の伝承、自由な外遊び、こころもからだも安らげる場所の提供や
地域の安全確保など、地域の環境づくりに努めます。
これらの取組みに当たっては、人間力(※用語解説)、家庭力(※用語解説)、地域力(※
用語解説)のそれぞれの力量とバランスが必要となります。
【実現するための事業】
大人が大人社会のあり方を見直し、青
少年が、成長に応じて大人社会を理解し
適応するという、大人と青少年双方の信
頼を築くために以下の活動を推進します。
ア かこさとし ふるさと絵本館「 」の充実
子どもが絵本を通して乳幼児期からの
読書習慣を身に付け、子どもの創造力や
探求心を育む機会の設定と提供に努めま
す。
イ 市子ども会育成連絡協議会の活動支援
市子ども会育成連絡協議会の各種事業
を支援し、地域の各子ども会活動の育成を図ります。
だるまちゃんファンクラブによる
絵本の読み聞かせ
ウ ジュニアリーダーの養成
ジュニアリーダーを養成するために、概ね小学校 6 年生の子ども会リーダーを対象と
した宿泊研修など、各種事業を展開します。
エ 中高生、青年の社会貢献活動の推進
中高生や青年の社会参加を促し、ボランティア活動などを通じ、社会とのかかわりや大
人との交流を深めることにより、青少年の規範意識の向上を図ります。
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オ 青少年健全育成越前市民会議との連携
地域に根ざした青少年育成活動を行う
市民会議と連携し、青少年育成に関する
諸事業に対し全体事業として取り組みま
す。地区では、自治振興会と連携し地区
の独自性を活かした事業についても取り
組んでいきます。
また、家庭が「憩いの場」「教育の場」
「明日の力を生み出す場」となるよう毎
月第 3 日曜日を「家庭の日」とし、子ど
もの見守り活動従事者への支援など、青
少年の健全育成や安全安心にかかわる諸
活動も展開します。
登下校時の見守り活動
カ 青少年問題協議会の開催
青少年に関する諸問題について、その施策に対する審議、検討を行うとともに、施策
を総合的かつ適切に実施するために関係行政機関との連携調整を図ります。
特に、昨今の携帯電話等の普及により、インターネット上の違法、有害サイトを通じ
た犯罪やいじめ等が増加していますが、そうしたことから青少年を守る取組みを推進し
ます。
キ 非行防止の推進
補導委員による青少年への「愛の一声」による愛護・補導活動や祭礼における特別補
導の実施、ヤングテレフォンによる相談活動、有害環境から青少年を守るための環境浄
化活動の促進、また、関係機関や団体との連携による情報の共有と犯罪から子どもたち
を守るための活動支援を実施します。
23
Ⅱ 主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現
Ⅱ-1 生涯学習の充実と環境整備
生涯学習は、学校教育、家庭教育、社会教育など生涯を通じた幅広い機会に行われる
ものです。この項では、家庭教育、社会教育について取り上げます。
教育水準の向上、余暇時間の増大、ライフスタイルや価値観の多様化など、社会の変
化に伴う市民の自己実現や生きがい作りの要求が高まる中、生涯学習の場を一層充実さ
せることが課題となっています。
さらに、生涯学習は、単に楽しくかつ多様に学ぶことのみに力点を置くのではなく、
学んだ成果を地域社会の中で活かすことも重要な視点です。生涯学習の成果を活かして、
「自立と協働」を理念とし、地域自治の推進をはじめ、地域社会の活性化を図ることが
求められています。
Ⅱ-1-(1) 社会ニーズ及び地域の課題に対応した生涯学習
【現状と課題】
生涯学習センターや地区公民館におい
ては、社会教育機関として、各地域の実
情や市民の学習ニーズに対応した各種学
級や講座を開催しています。また、生涯
学習自主グループの活発な活動が行われ
ています。
市民の学習ニーズに応じた学習機会の
提供や、その学習活動の支援ばかりでな
ソーラーカーで自然エネルギー体験
く、地域の身近な課題の解決には、地域
社会が自らの力を統合して解決していくなど、自立した地域社会の形成が望まれており、
地域社会の基盤強化につながる地域全体の取組みが求められています。
【目指すべき方向】
誰でも足を運びやすく、参加しやすい、人と人を結ぶ生涯学習センターや地区公民館
を目指すため、新しい時代を切り拓く人づくりや地域コミュニティづくりを推進します。
また、今日的な生活課題や地域課題の解決に向け、地域自治振興事業と連携し、一体
化した学習活動を推進することにより、その学習の成果をまちづくりや社会参加活動に
つなげます。
生涯学習センターは、各種養成講座など専門的学習要望に応える講座教室を、地区公
民館は、その地域の課題解決や地域に根ざした学級講座を開催し、市民が主体的・積極
的に取り組むボトムアップ型(※用語解説)の学習機会の設定と提供に努めます。
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【実現するための事業】
ア 地域情報の発信
地域情報を集約、整理し、広報誌等を
用いて発信します。生涯をとおして「い
つでも、どこでも、だれでも」学べる環
境づくりと、地域活動への参加のきっか
けづくりや、地域コミュニティづくりへ
の情報収集と提供を行います。
イ 地域機関との連携
自治振興会・町内会等の地域組織や学
校との連携を密にします。
親子防災体験事業
ウ 学級・講座開催
市民主導型、市民参加型の地域に根ざした学級や講座を開催します。
Ⅱ-1-(2) 活力ある地域づくりの推進
【現状と課題】
地区公民館は、自治振興会をはじめとした様々なコミュニティの活動拠点となってい
ます。また、地区公民館は、社会教育施設として教育委員会が所管していますが、地域
自治の拠点としてのウエイトも高まっています。
地域の社会教育団体には、リーダー不足や、地域貢献をする意識が希薄になり、組織
活動が弱くなってきているという課題があります。さらに、伝統行事の継承や地域にお
ける付き合い不足が懸念されており、民主的な組織運営や、地域の生活課題に対して、
住民自らが解決していく地域自治力の向上、また、後継者の育成をどうするかの課題等
もあります。
一方で、「団塊の世代」とよばれる人たちが退職され、その技能・知識・経験を活か
した地域でのさまざまな活躍が期待されています。
【目指すべき方向】
分権型社会の進展とともに、自治体の役割と責任が拡大し、市民にあっても、自己決
定・自己責任のもとに自らがまちづくりの担い手となる新しい地域自治の在り方が求め
られています。
本市では地区公民館に自治振興会の活動拠点があり、地区公民館は、生活や地域に密
着した課題を学ぶ場を提供する役割を担います。そして、自治振興会とともに、地域に
暮らす住民が、住み慣れた環境の下で、自分らしい生活を継続するためのコミュニティ
を支援することを基本に活動します。
25
【実現するための事業】
ア 地域自治振興会との連携
地区公民館は、地区自治振興会と連携し、「人材育成」と、地域の課題解決にむけた
「地域自治力を高めること」を応援する機関としての事業に取り組みます。
イ 青年活動の支援
青年の地域活動を促進するとともに、青年団OBやNPOとの連携により、地区青年
の組織化を支援します。
ウ 成人式開催
実行委員が主体的に企画・運営する成人式を支援します。
式典は本会場で行い、新成人のつどいは、各地区で開催します。
エ 社会教育団体や市民活動グループ等の指導育成
子ども会、女性会、壮年グループ、市民活動グループ等に対する指導育成を進め、各
種団体の強化を図るとともに自立を促します。
オ 団塊世代の地域づくりへの参画支援
団塊の世代の主体的な地域づくりへの参加を促進します。
Ⅱ-1-(3) 生涯学習施設の整備
【現状と課題】
地区公民館は、主体的に学びを生かす生涯学習社会の実現に向け、地域住民からの要
望講座、その地域の課題解決や地域に根ざした学級講座を開催し、今日的な生活課題や
地域の課題解決に向け、住民が、主体的・積極的に取り組む学習機会の設定と提供に努
めています。
また、地区公民館は、自治振興会をはじめとした様々なコミュニティの活動拠点とな
っており、地域自治の拠点としてのウエイトも高まっています。
しかし、本市の地区公民館には、耐震性や老朽化、バリアフリーへの対応が不十分で
あるなどの課題が見受けられます。
【目指すべき方向】
これからのまちづくりは、安全・安心、環境への配慮、持続可能性が一層求められる
こととなります。地区公民館の整備、運営においても利用者の安全性の確保や災害時の
地区拠点基地機能、省エネルギー等の環境負荷への負荷削減、長寿命化などによる持続
可能性を高めることが必須事項となっています。
【実現するための事業】
ア 地区公民館耐震化の推進
「越前市地区公民館耐震化推進計画」を策定し、計画的に耐震化等に取り組みます。
26
Ⅱ-1-(4) 読書のまちづくりの推進
【現状と課題】
本市の図書館サービスは、「読書のまち宣言」に基づいた推進拠点として、中央図書
館・今立図書館の2館体制で行っています。また、福井県公共図書館ネットワークシステ
ム(※用語解説)を利用した資料提供やインターネットを活用した予約リクエストサービ
ス、さらに仁愛大学との協定による附属図書館の市民開放、鯖江市図書館との広域貸出
サービス(※用語解説)も行われ、より多くの市民が利用しやすい図書館サービスを実施
しています。
一方、現在は手軽に情報が収集できるインターネット等の普及により活字離れが進み、
読書習慣が身に付きにくい状況となっています。また、高齢化の進行により図書館に来
ることが困難な市民も増加しています。
そのため、仕事や暮らしに役立つ蔵書の
さらなる充実、地域性を持った特色ある
資料の収集、利用者の多種多様な問い合
わせに対する迅速な資料の提供などのサ
ービスはもとより、いつでも、どこでも、
誰もが本に親しむ環境づくりを行い、図
書館が市民生活に欠かせない生涯学習施
設となることがより求められています。
「読書のまち」宣言
【目指すべき方向】
「越前市読書のまち宣言」
に基づき、赤ちゃんを愛情豊かに育てる
「親子読み聞かせ」
、
子どもの読書習慣を育てる「朝読書・読み聞かせ」、親子や家族みんなで仲良く読書に
親しむ「家読書」、郷土の歴史や文化、伝統などに触れる「地域読書」、毎月第3土曜日
を市民読書の日と定め「生涯読書」の取組みを進めるとともに、「出かける図書館」な
どの実施により市民に根ざした読書のまちづくりを持続的に推進します。
また、所蔵資料の一層の充実と新しい時代に即応した図書館サービスに努め、伝統あ
る地域の特性を活かした特色ある図書館運営を目指します。
【実現するための事業】
ア 読書推進につながる事業の開催
市民に読書の習慣を持ってもらうよう、
読書推進につながる事業やイベントを市
民団体や読書ボランティアとの協働によ
り積極的に展開します。
ボランティアによる子どもイベント
27
イ 利用者の多様な要望に対する迅速な資料提供
各種資料の収集・整備を迅速化するとともに、ものづくりコーナーや紫式部コーナー
等の特色ある資料コーナーの充実を図り、市民が郷土に誇りを持てる図書館を目指しま
す。また、利用者が希望する図書を迅速かつ的確に提供できるコンシェルジュ的人材(※
用語解説)を育成します。
ウ 地域情報の収集と発信
本市内の各地域で出版される地域資料は、中央・今立図書館で全て収集保存し、広く
利用者に公開を図ります。さらに、市民からの資料の提供を広く募り、本市の歴史・文化
の継承と情報発信に努めます。
エ 出かける図書館の実施
学校や公民館、福祉施設、事業所など
に団体貸出を積極的に行うとともに、ボ
ランティアの協力を得て、高齢者への読
み聞かせなどを行い、読書意欲の向上に
努めます。
オ 図書館システムの充実
電算システムの適正管理と蔵書のデータ
ベース化を図るとともに、インターネット
高齢者への読み聞かせ
の活用により、県内の図書館を互いに活用
できるサービスを推進します。また、各家庭や学校からも予約リクエストが受けられるサ
ービスを継続発展させます。
カ 貴重資料のデジタル化
中央・今立図書館で所蔵するデジタル化された貴重資料(和本、古写真、古地図、菊
人形資料、古い絵葉書等)や市が撮影した記録写真の整理、公開を進めます。
キ 利用しやすい図書館の運営
開館時間の延長やCD・DVD等の視聴覚資料の充実など、市民が利用しやすい図書
館運営を図ります。
28
Ⅱ-1-(5) 子ども読書活動の推進
【現状と課題】
子どもの読書活動を推進する一環として、学校と連携し図書館職員が直接学校へ出向
き、ブックトークや団体貸出を行っています。
また、図書館をより身近な施設として利用してもらうために、毎週土曜日に子ども向
け行事を開催し、図書館を利用しやすい環境を提供しています。
一方、子どもを取り巻く生活環境は、テレビ、ビデオ、インターネットなどの様々な
情報メディアの発達・普及に伴い大きく変化しています。また、ライフスタイルや価値
観の多様化とあいまって、従来にも増して子どもの読書離れ、活字離れが進んでいます。
子どもたちの成長にとって読書はかけがえのないものであり、読書の大切さを発達段
階に応じて伝えていくことは極めて重要です。そのため、「子どもが本と出会い、進ん
で読書する」環境づくりが急務となっています。
【目指すべき方向】
「読書のまち」にふさわしく、本にふれあうまち空間の創出を目指し、子どもが本と
出会い、進んで読書する環境を作るため、家庭・地域・学校・図書館などがそれぞれの
場所で読書活動を推進します。そのため、(1)家庭における読書活動の推進、(2)地域・
学校などにおける読書活動の推進、(3)読書活動推進のための人材育成の三つの活動を市
全体で取り組んでいきます。
【実現するための事業】
ア 家庭における読書活動の推進
かこさとしふるさと絵本館「石石」の活
用等により、子どもが生まれたときから
「ブックスタート」(※用語解説)できる
体制を整えるなど、子どもの読書が習慣
として身につくような環境を整備すると
ともに、家庭における読み聞かせや読書
活動の大切さを啓発します。
ブックスタート
イ 地域・学校における読書活動の推進
関係機関の図書の充実などの整備を図り、市民ボランティアや保護者会とともに、子
どもが本を手に取りたくなるような環境を整備し、読書活動を推進します。
ウ 読書活動推進のための人材育成
保育園、幼稚園、学校、図書館などの教育機関や公的機関で、子どもの読書活動を推
進していくために、推進活動を支える人材の育成を図ります。
エ 自主運営サークルなどの活動支援
図書ボランティアに活動の場を提供し、自主活動を支援します。
29
Ⅱ-2 家庭及び地域における教育力の向上
教育の原点である家庭教育は、
「生きる力」を身に付けていく基礎をつくる重要なもの
であります。これまで地域の多様な人材の力を活用した家庭教育支援などに取り組んで
きましたが、家庭環境や地域環境が変化する中、子育てについての不安や孤立を感じ、
社会性や自立心等の子どもの育ちや基本的生活習慣などに課題を抱える家庭は多く、家
庭教育が困難な社会となってきています。
今後は、家庭と地域や社会とのつながりをつくるとともに、教育分野と保健福祉分野
の取組みの連携・協力により親子の育ちを一層支援していくことが必要となっています。
Ⅱ-2-(1) 子どものための家庭及び地域における教育力の向上
【現状と課題】
全国的な社会情勢の変化の波は本市においても例外ではなく、小家族化、少子化が進
み、地域との連帯感が希薄になっています。また、共働き家庭の多いことに加えて、カ
ネ・モノ志向が強くなってきたことで、子育てに対する負担感や不安感を持つ親世代が
増えてきています。これらの要因により、家庭の教育力の低下が懸念されています。
親が子に対して行う教育が家庭教育ですが、家庭内に閉じて家庭教育を行うのではな
く、親も子も地域や社会で他者とのつながりや関わり合いを持つことが重要です。
【目指すべき方向】
思いやりの心を育て、心豊かな家庭づ
くりを推進するため、学習機会と相談体
制の充実に努めるとともに、家庭・学校・
地域が連携した活動を一層推進します。
また、放課後等に子どもたちが安全・
安心で健やかに過ごせる居場所を確保し、
学習活動やスポーツ・文化活動、地域住
民との交流活動等の充実を図ります。
【実現するための事業】
放課後子ども教室(地域の方の指導で地域探検)
ア 家庭教育の推進
子育て相談や研修会・勉強会等への講
師派遣制度の充実を図り、家庭の教育力向上を推進します。
また、家庭教育支援チームを設置するなど、親同士の仲間づくりを進め、子育てを支
援します。
30
イ 子どもの居場所づくりの推進
放課後子ども教室(合宿通学事業含む)
と放課後児童クラブ(学童保育)事業との
連携強化、一体化を推進するなど、地域
社会全体で子育てを支援する体制の整備・
充実を図り、放課後の子どもの安全で健や
かな成長を支援します。
ウ 親子対象講座の開催
地区公民館において親子対象講座を開
催し、親子のふれあい及び地域住民と子
どもたちの交流により、子どもの安全で
健やかな成長を支援します。
合宿通学事業
31
Ⅲ 誇れる歴史、芸術文化の創造
Ⅲ-1 芸術・文化の振興
芸術・文化は、人の心を豊かにし、人生に潤いとゆとりを与えるとともに、精神の健
全化にも寄与します。また、地域の芸術・文化活動が活性化すれば、まちが元気になり、
経済活動も活性化し、知的で魅力あるまちが創造されていくものと期待されます。
ここでは、「地域の芸術・文化の創造」、「誇れる郷土の芸術・文化の理解」を視点
とした取組みを推進します。
Ⅲ-1-(1) 芸術・文化活動の支援
【現状と課題】
本市では、市民の芸術・文化活動の向
上を図るために、県内でもいち早く文化
協議会が設立されるなど、長年にわたり
芸術・文化活動の促進を図ってきました。
また、「源氏物語アカデミー」「万葉の
里・恋のうた募集事業」「武生国際音楽
祭」など市民による全国発信の文化事業
も継続的に行ってきました。
しかし、活動を支えるスタッフの確保
や後継者育成など人的資源や財源の面で
課題を抱えており、新たな支援対策が求められています。
源氏物語アカデミー
【目指すべき方向】
市民の芸術・文化活動は自主性を尊重し、活動が継続的に行われるように、関係団体
が連携し、課題を共有しながら相互支援を行うことのできるネットワークの構築を目指
します。
文化施設が、市民の芸術・文化活動の発表の場だけでなく、活動・交流の拠点として
機能するため、市文化振興・施設管理事業団などが市民の活動をサポート、コーディネ
ートしていくよう支援していきます。
【実現するための事業】
ア 芸術・文化活動の情報発信
市民が行う芸術・文化活動の情報を市内外に発信し、活動団体には関係情報を提供す
るなどの支援を行います。
32
イ 芸術・文化公演等の支援
市民の芸術公演等を後援し、事業補助制度による支援を行うとともに、市民の芸術・
文化水準の向上を図るため、全国大会等の出場者を支援します。
ウ 市民文化活動団体のネットワーク構築
市文化協議会をはじめとした、文化・芸術活動を行う市内の団体や個人、学校などが、
連携・協働できるネットワーク構築のための支援を行います。
エ 活動・交流の拠点化
市文化センターやいまだて芸術館、ふるさとギャラリー叔羅の施設充実を図り、市民
や団体の活動・交流の拠点としていくために友の会を有効に運用し、親しみが持てる施
設・事業運営を図ります。
Ⅲ-1-(2) 芸術鑑賞機会の拡充
【現状と課題】
文化センターやいまだて芸術館、ふるさとギャラリー叔羅では、自主文化事業を定期
的に開催し、芸術鑑賞機会の提供に努めています。学校教育では、学校行事による文化
施設での鑑賞や、学校への移動劇団による鑑賞機会を取り入れています。また、地区公
民館や自治振興会では、地域住民自らによる芸術・文化の鑑賞機会が提供されています。
文化センターをはじめとする文化3館では、これら芸術・文化事業の質を確保しつつも、
収益性において一定の入場者数を確保することが課題となっています。
【目指すべき方向】
質の高い芸術・文化に触れる機会や、
芸術・文化活動に参加する機会の拡充に
努めます。特に子どもや親、若い世代な
どが、豊かな感性や創造力、コミュニケ
ーション能力を育む場として、芸術・文
化活動に参加できる機会提供の取組みを
支援します。
【実現するための事業】
市民総合文化祭
ア 市民総合文化祭の開催
市民の芸術・文化活動の成果を発表する場として、また、市民の芸術・文化の鑑賞の
場として、市民総合文化祭を開催し、幅広い年齢層からの参加を促します。
イ 鑑賞機会の提供
優れた芸術・文化の鑑賞機会、地域の芸術・文化資源などの関心を高め、子どもたち
33
が本物の芸術に触れる機会を提供するために、文化センターやいまだて芸術館、ふるさ
とギャラリー叔羅での公演・展示事業を支援します。
安価で質の高い芸術鑑賞機会を市民に提供するために、文化庁が提供する歌舞伎やオ
ーケストラなどの地方巡回公演を活用します。
市民の芸術・文化ニーズに合った企画を提供するために、文化施設利用者や鑑賞者の
意見・要望を取り入れます。
ウ 参加機会の提供
子どもたちが自主的な芸術・文化活動を通じ、創造力を育むことができるように、行
政や教育機関、関係団体などが連携するためのネットワークの構築に努めます。
Ⅲ-1-(3) 芸術・文化活動を担う人材の育成と確保
【現状と課題】
多くの芸術・文化団体においては運営会員の高齢化が進むとともに、新たな会員確保
が進まない状況にあり、幅広い年齢層からの人材確保が求められています。
【目指すべき方向】
活動の担い手を育成し、底辺拡大を図
るために、教育機関や関係団体、地域な
どとの連携に努めます。
子どものころから芸術・文化に親しむ
環境を整えるとともに、若い世代や団塊
世代の参加を促し、芸術・文化活動の活
性化に取り込みます。
ふれてみよう越前の文化! あそぼう・まなぼう
【実現するための事業】
ア 人材育成と確保のための情報発信
従来の広報媒体のほか、新たなネット通信などを活用し、芸術・文化活動に関する情
報を発信、提供します。
イ 芸術・文化の担い手育成
子どもたちが芸術・文化活動に気軽に触れることで興味を持つきっかけとなるような
体験講座を、市文化協議会が中心となって開催し、保護者もともに参加できる事業内容
となるよう支援します。
ウ 技術スタッフ等人材の育成
市民の芸術・文化ニーズに応じ、サポート、コーディネートできる人材の育成に努め
ます。
34
Ⅲ-2 歴史・文化資源の継承と活用
文化財をはじめ、本市に現在も残る歴史的建造物や、本市ゆかりの美術工芸品などは、
市民が永く育み、守り継いできた市民共有の貴重な財産であり、本市の歴史・文化を理
解するために欠かすことができない歴史・文化資源です。それと同時に、まちづくりを
支える重要な基盤となるものです。
近年の社会情勢や市民生活の変化等の中で、歴史・文化資源の継承に新たな課題も発
生し、実効性のある保存及び活用の充実が求められています。
ここでは、「地域の歴史・文化の継承と発展」、「誇れる郷土の歴史・文化の理解」、
「伝統産業文化資源の保存と活用」を視点とした取組みを推進します。
Ⅲ-2-(1) 郷土の歴史を尊重する心の育成
【現状と課題】
少子高齢化の進展やライフスタイルなどの変化に伴い、郷土の歴史文化に誇りをもち、
地域社会で文化財や伝統文化を守り伝えていく機運の醸成が危ぶまれています。
市民が郷土の歴史・文化資源の現状を知り、その保存や活用について理解するための
情報発信が必要です。
【目指すべき方向】
本市の歴史・文化に関する情報を積極
的に発信し、市民が歴史・文化資源に接
する機会や学習の場を提供することによ
り、郷土への愛着心を育みます。
また、郷土の歴史や伝統文化を保存、
継承していくための地域の取組みに対し、
講師等の派遣や情報発信などを行い、活
動を支援します。
ワークショップ「原料からの和紙づくり」
【実現するための事業】
ア 郷土の歴史文化の啓発
子どものころから郷土の歴史・文化の
理解を深めることができるように、学校
や地域の団体などと連携し、身近な文化
財などの情報を提供します。地域や学校、
企業・団体等への出前講座を積極的に行
うとともに、歴史散歩や体験講座などを
郷土歴史研究団体等と協働して開催します。
35
ふるさと歴史講座「武生騒動を読み解く」
Ⅲ-2-(2) 歴史・文化資源に関する調査の推進
【現状と課題】
本市には、未だ発見されていない歴史・
文化資源が数多くあります。後世に遺すべ
き貴重な史料の新たな掘り起しや調査を継
続的に実施することが必要です。
埋蔵文化財の発掘調査では、越前国府の
範囲が確定できるような遺構等は発見され
ていません。今後も、国府の範囲が確定で
きるよう継続的調査を続ける必要がありま
す。
文化財調査
【目指すべき方向】
市民に文化財などの歴史・文化資源の寄贈・寄託制度を周知するとともに、歴史・文
化資源に関する情報の提供を促します。
越前国府跡など重要遺跡の範囲確認調査を計画的に進め、継続した調査を行います。
【実現するための事業】
ア 文化財指定・登録
市内に残る文化財の把握に努めるとともに、調査
研究を行い、重要なものについては、市の文化財に
指定し、さらには県や国の指定文化財や国の登録有
形文化財に推薦します。
イ 歴史・文化資源の情報収集
市内に眠っている歴史・文化資源について、郷土
歴史研究団体や市民と連携を図りながら情報収集
や現地調査を行います。
ウ 越前国府跡関連遺跡調査
越前国府関連遺跡での試掘調査を継続的に実施
し、引き続き国府の範囲確定を目指します。
国府関連遺跡調査
Ⅲ-2-(3) 文化財の保護
【現状と課題】
開発行為に伴い、埋蔵文化財の破壊や遺跡が消滅していく恐れがあります。
また、ライフスタイルの変化により、市全域において旧家や蔵などの改築等が進み、
36
これまで個人の住宅等で守り受け継がれてきた貴重な地域の歴史・文化資源が散逸して
いくことが懸念されています。
同様に、少子高齢化や意識の変化、地域人口の減少などにより、地域の祭りや伝統的
な民俗行事の継承や、地域の神社や寺院の維持が困難になっている事例もあります。
さらに、伝統産業界においては、手工業者の廃業等により、貴重な技術や製作用具、
製品が失われようとしています。
【目指すべき方向】
指定、登録文化財の修理保存事業を推進し、防災・防犯対策を促します。
郷土の歴史的風土や民俗文化、伝統産業(越前和紙、越前打刃物、越前箪笥など)の
文化を、調査・研究し、保護に努めます。
文化財を広く市民に周知・公開し、地域の宝として市民が保護・継承していく機運を
高めます。
【実現するための事業】
ア 指定文化財の保護
国や県、市の補助制度により、指定文化財の維持管理を支援するとともに、保存、伝
承に対して調査や助言を行います。
有形文化財の維持管理、保存・伝承に対する支援を行うとともに、文化財所有者と連
携し、広く一般に公開する体制づくりを推進します。
伝統文化・伝統芸能の継承団体や地域と連携し、保護育成を図ります。
イ 文化財の継承
市民生活に根づき伝えられてきた祭礼
行事等の伝統文化や伝統芸能などを保
護・継承していくため、引き続き市内の
民俗文化財の調査を行います。
後世に残すべき伝統産業の技術や製作
用具、関係史料などについて、文化財保
護の観点で、横断的な指導・調査を進め
ます。
ウ 文化財の記録保存・活用
文化財の一元化した台帳整備を目指す
とともに、台帳のデータベース化を推進
し、歴史・文化資源の利活用を図ります。
民俗文化財「太田新保の七夕」
37
Ⅲ-2-(4) 歴史・文化資源の保存活用と施設の充実
【現状と課題】
文化財や美術工芸品などの歴史・文化資源を積極的に収集し、未来へ継承するため調
査・研究し、適正な状態で保存することは、本市の学術・文化の振興に貢献するととも
に、歴史と文化を生かしたまちづくりに欠かせないことです。
しかし、現在市内で資料保存のための適正管理機能を持った収蔵施設は武生公会堂記
念館にしかなく、入りきらない大量の資料は、複数の施設に分散保管しているのが現状
です。収蔵施設の不足により、今後あらたな資料を受け入れることも困難な状況にあり
ます。特に、平成26年3月に国の重要有形民俗文化財に指定された越前和紙の製作用具及
び製品2,523点は、設備が整った施設で適正に保存するという課題があります。
一方、武生公会堂記念館は、中心市街地に賑わいをもたらす重要な拠点としての新た
な機能も求められています。
【目指すべき方向】
歴史・文化資源の収集・保管、調査・研究、公開・展示などを効果的に行うために、
市内施設の有効利用を図りながら、新たな保存・保管体制の確立と収蔵施設を検討します。
古代から近代に至る本市の歴史・文化
を全国に情報発信します。
【実現するための事業】
ア 歴史・文化資源活用のための施設の充実
市内文化施設を中心に効率的な機能分
担をするとともに、重要文化財をはじめ
とした歴史・文化資源の継続的な有効利
用を図るため、調査・研究・展示・保存
ができる施設の充実に努めます。
公会堂記念館展示「絵図をよむ 描かれた越前市」
イ 歴史・文化情報の発信とまちづくり事業等
との連携
歴史・文化資源の収集と調査によって
得られた情報を発信し、市民の関心を喚
起する展示企画や体験学習などの充実に
努めます。
武生公会堂記念館の展示内容の一層の
充実を図り、市内文化情報の発信拠点と
して、まちなかの賑わい創出に努めます。
38
講演会「絵図にみる諸領の分布とその変化」
Ⅲ-2-(5) 市史編さん事業の推進と人材育成
【現状と課題】
「越前市史」は、平成21年度から資料編を順次刊行し、平成42年度までに資料編20冊、
通史編5冊、図説1冊を刊行する計画です。しかし、郷土の歴史研究者の後継者不足は深
刻な状況にあり、長期にわたる市史編さん事業を継続的に進め、郷土の歴史・文化を将
来に伝えていくための人材の確保と育成が大きな課題となっています。
【目指すべき方向】
郷土の歴史・文化を市民の共有財産と
して継承していくために、「越前市史」
を継続的に刊行し、そのための人材育成
に努めます。
また、貴重な史料を後世に遺していく
ために、古文書等の保存体制のあり方を
調査・研究します。
越前市史資料編(既刊)
【実現するための事業】
ア 市史刊行
「越前市史」は、資料編とそれを踏まえた通史編で構成し、計画的刊行に努めます。
イ 人材の確保と育成
郷土史を研究する個人や団体、小中学校の社会科研究会、大学・高校などの歴史研究
クラブ等に働きかけ、市史編さん事業への協力を要請します。
また、地域や学校、企業等への出前講座や、講演会、学習会等を積極的に行うことで、
郷土の歴史・文化への理解を深め、市史編さん事業を担うべき人材育成を図ります。
ウ 古文書等史料の保存体制整備
効率的、円滑な市史編さん事業を進めるために、古文書や古写真等のデジタル画像化、
データ整理のシステム化を図り、史料の所在情報などの体系的整理を目指します。
貴重な古文書等の保存体制のあり方を調査・研究します。
39
Ⅳ 生涯スポーツのまちづくり
Ⅳ-1 生涯スポーツのまちづくり
現代社会は、都市化や生活の利便化、社会の複雑・高度化などによる身体活動の機会
の減少、精神的ストレスの増大によって、人々が心身ともに健康で活力ある生活を営ん
でいくのが大変困難になってきています。
このような中、健康の保持増進や体力の維持向上とともに、人と人、地域と地域との
つながりを深め、人々に生きがいや夢や感動を与えるなど、スポーツの果たす役割はき
わめて大きなものがあります。
生涯スポーツのまちづくりでは、生涯スポーツの推進、体育関係団体との連携と競技
スポーツ水準の向上、スポーツ施設の整備と効果的活用を挙げ、明るく豊かで活力のあ
る生涯スポーツ社会の実現を目指します。
Ⅳ-1-(1) 市民の健康や体力を保持増進していくための生涯スポーツの推進
【現状と課題】
重要施策である生涯スポーツの推進に関し施策の成果の基準の一つとされる成人の週
一回以上のスポーツ実施率は、市民へのアンケートによれば、34%(平成24年)であり、
全国値45%(平成21年)を下回っている状況にあります。
スポーツや運動をしていない人の割合が、している人を上回っており、特に20歳代か
ら30歳代までは他の世代に比べてスポーツ実施率が低い状況にあり、運動が習慣化して
いない傾向がうかがえます。
【目指すべき方向】
平成24年度に策定した「越前市スポー
ツ推進プラン」に基づき、市民の誰もが、
それぞれの体力や年齢、技術、興味、目
的に応じてスポーツを楽しめる生涯スポ
ーツ社会の実現を目指します。
【実現するための事業】
第 32 回菊花マラソン大会
ア 総合型地域スポーツクラブ(※用語解説)育成事業
地域住民により自主的・主体的に運営されている総合型地域スポーツクラブについて
は、現在、小学校区を主に活動しています。今後とも新規での設立を積極的に支援する
とともに、将来的には、中学校区でのクラブ育成を目標に、クラブ間での連携と広域化
を図り、設立クラブを拠点とした、生涯にわたってスポーツが楽しめる「生涯スポーツ
40
社会」の実現を目指します。
イ スポーツ教室の整備充実
より多くの市民がスポーツに親しめる
よう、多様化するスポーツニーズの把握
とスポーツに親しむ機会を提供し、市民
のスポーツ活動への参加促進を図ります。
「夢ある子ども育成事業」において、
一流プレーヤーの指導を受ける機会を提
供し、子どもが夢を持ってスポーツに親
しめるよう取り組みます。
夢先生スポーツレッスン「サッカー教室」
ウ 市民参加型スポーツの普及
市スポーツ推進委員協議会等と協働し、年齢や体力に関係なく誰でも楽しめるニュー
スポーツの出前講座、教室、大会を開催し、ニュースポーツを普及するとともに、関係
機関の健康づくり事業と連携を深め、中高年の運動・スポーツの習慣化を推進すること
により、市民の心身の健康増進を図ります。
新たにファミリーや個人で気軽に出来るチャレンジの部を設けるなど、市民参加型ス
ポーツである菊花マラソンを気軽で身近な大会とすることにより、生活の中でのジョギ
ングやマラソンを奨励し、スポーツイベントに触れる機会を増やし、スポーツへの興味
と関心を高めるとともに、スポーツ人口拡大に努めます。
エ スポーツ推進委員活動の推進
スポーツ振興のためスポーツ推進委員を設置し、スポーツの実技指導その他スポーツ
に関する指導・助言を行い、スポーツの普及に努めます。
オ 青少年育成
スポーツ少年団への加入を促進し、心身の健全育成とともに正しいスポーツ理念を持
つ指導者の育成に努めます。また、少年少女スポーツ交流大会の開催により、越前市ス
ポーツ少年団が一堂に集まり、スポーツ
活動を通して団員相互の交流を深め、団
員としての誇りと自覚の醸成に努めます。
カ 高齢者スポーツの普及
全地区に高齢者スポーツ推進委員を設
置し、スポーツの普及を行うとともに、
高齢者が楽しく生きがいを持ってスポー
ツに親しむ機会を提供します。
高齢者スポーツ交流大会(スティックリング)
キ 障がい者スポーツの推進
スポーツを通じて障がいのある人の社会参加の促進やスポーツを楽しむ場の創出を
目指し、社会福祉部門や障がい者団体等と連携して、スポーツ大会やレクリエーション
の機会拡充や環境づくりに努めます。
41
ク 社会体育と学校体育の連携
総合型スポーツクラブや、スポーツ少年団等の地域スポーツ活動団体と学校の連携を
図り、青少年のスポーツ環境の整備を推進し、子どもたちの体力向上に努めます。
地域の指導者を活用し学校での多様な指導が受けられるよう努めます。
ケ スポーツ情報の提供
スポーツ教室やイベント等の情報を広報やホームページを通じて提供します。また各
種団体の人材募集やイベント等についての詳細な情報を一元的に提供できる環境を整
備します。
「越前市健康 21」と連携した効果的な健康体力づくりやスポーツ指導者の紹介等、適
時的確な情報の提供に努めます。
施設の空き情報がわかり簡単に予約もできる「施設予約サービス」の利用促進を図り
ます。
Ⅳ-1-(2) 体育関係団体との連携と競技スポーツ水準の向上
【現状と課題】
県民スポーツ祭の市町対抗部門において多くの種目で好成績を残し、また、北信越、
全国大会等にも多くの選手が出場しています。
しかし、少子化等による競技人口の減少、競技種目の多種目化による選手層の希薄化、
指導者の高齢化による指導者不足など、指導育成面での基盤の弱さが見られ、平成30年
開催の「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会を視野に入れたこれらへの対応
が課題です。
【目指すべき方向】
競技力を向上させるためには、指導力
が高く、幅広い視野を持った指導者の存
在は不可欠であり、市体育協会加盟団体
等と連携し、スポーツ団体の組織強化と
指導者の発掘・育成に努めます。並行し
て国体に向けて有望選手の発掘・育成・
強化に努めます。
競技力向上プロジェクト
【実現するための事業】
ア 市体育協会運営支援
市体育協会の健全な運営と組織力、指導力の強化及びスポーツ振興を支援します。
イ 選手等育成
全国大会等の出場者について激励制度を充実することにより、競技力向上と出場意欲
42
の向上を図ります。
指導者や競技者を対象にした研修会を開催し、指導者の確保と優秀な指導者の養成に
努めます。
ウ 広域スポーツ大会開催支援
全国大会またはそれに準ずる大会の本市での開催を支援することにより、優れた競技
の観戦や、競技者と触れあう機会を提供し、競技スポーツのレベル向上と競技人口の裾
野の拡大を図ります。
エ 市民体育大会開催
市民がスポーツ大会に参加する機会を
提供し、市民のスポーツ愛好精神を高揚
し、スポーツの普及・発展と競技力の向
上を図ります。
オ 県民スポーツ祭選手派遣
競技スポーツの充実を図るため、平成
26年度には41の市町対抗競技スポーツが
開催されています。市民大会の主力選手
やその他の有望選手を強化して派遣する
ことにより、更なる競技力向上を図ります。
市民体育大会(野球)
カ 平成30年開催福井しあわせ元気国体に向けての競技力向上支援
国体に向け競技力向上の施策を推進し、
「フィジカル・食・メンタル」をテーマに、選
手の育成・強化を図り、中学・高校へと一貫した強化体制につなげます。
43
Ⅳ-1-(3) スポーツ施設の整備充実と効果的活用
【現状と課題】
市内には、体育館、武道館、庭球場、野球場など、様々なスポーツ施設があり、各種
目団体やクラブなどによる利用度は高い状況にあります。
しかし、利用団体や種目が増加していることに加え、老朽化している施設も多く、今
後、平成30年開催の「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会を視野に、計画的
な施設整備の必要があります。
【目指すべき方向】
平成25年度に策定した「越前市スポー
ツ施設再配置計画」に基づき既存スポー
ツ施設の持続的有効活用を目指し、計画
的で効率的な整備を行います。
また、施設の運営については、適切な
管理運営に努めます。
【実現するための事業】
平成 26 年 4 月に供用開始した新弓道場
ア スポーツ施設の管理運営
指定管理者制度を導入する等、効率的で効果的な管理運営によって施設の有効利用を
図るとともに、市民の健康保持や体力増強を推進し、スポーツの振興とスポーツ人口の
増加を図ります。
イ 学校体育施設開放
スポーツ実施場所として公共施設の利用率は高い状況にあり、公共スポーツ施設の必
要性が再確認されています。
施設共同利用の観点から小中学校での学校開放を行っていますが、引き続き学校体育
施設やその他公共施設等、既存施設の有効活用に努めます。
ウ 企業・大学との連携
スポーツ活動の場の充実のため、企業や大学の保有する体育施設の利用について協力
関係の構築に努めます。
エ 持続可能なスポーツ施設の整備
多くのスポーツ施設が更新時期を迎えようとする中、平成30年の国体開催施設の優先
的・重点的整備を基本に「越前市スポーツ施設再配置計画」や「越前市武生中央公園再
整備計画」に基づき、既存スポーツ施設の改修と最適配置を行います。
オ 生涯スポーツ環境の提供
市民が気軽にスポーツに取り組むことができる、安全・安心で快適なスポーツ環境を
整え、生涯スポーツのまちづくりを推進します。
44
【用語解説】
※ 生涯学習社会(2ページ)
人々が、生涯のいつでも、自由に学習機会を選択し学ぶことができ、その成果が適切に評価される社会
※ 生きる力(2ページ)
いかに社会が変化しようと、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、より
よく問題を解決する資質や能力など、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」から成る力
※ 人間力(2ページ、22ページ)
社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力。
※ 認定こども園(4ページ)
保育所及び幼稚園等における小学校就学前の子どもに対する保育及び教育並びに保護者に対する子育て
支援の総合的な提供を行う施設。親が働いている・いないにかかわらず利用できる。
※ ティームティーチング(9ページ)
複数の教師がそれぞれの専門性や個性を生かし、協力して指導計画や学習指導案の作成、教材教具の開
発、評価などを行いながら、分担・協力して個に応じたきめ細やかな指導をする方法。
※ コミュニケーションスキル(10ページ)
人と人の間でコミュニケーションをとる方法や手法で、お互いに意思疎通を図り、信頼関係を築いてゆ
く能力。
※ スクールカウンセラー(12ページ)
心の問題に対応するため、学校に配置される専門家。学校において、いじめや不登校、さまざまな悩み
の相談に応じ、助言をするなど心のケアを行う。親や教師だけでは受け止めることのできない領域を、
第三者となるスクールカウンセラーで補わせることが目的。
※ 心のパートナー(12ページ)
心理学関連領域を学び、幼児・児童の発達に興味を持ち、家庭や学校に出かけ、遊びや学習を通して支
援を行う。メンタルフレンドなどのボランティアや実践的な活動をする大学生又は大学院生。
※ スクールソーシャルワーカー(12ページ)
虐待、育児放棄、経済的な問題など家庭における保護者や子どもが抱える問題に対して専門的な視点に
立ち、
活動する専門家。
児童生徒が置かれている様々な環境に着目して働き掛けることができる人材や、
学校内あるいは学校の枠を越えて、関係機関等との連携をより一層強化し、児童生徒の自立を促す役割
を果たすコーディネーター的な存在。
※ ICT 環境(13ページ)
Information and Communication Technology (情報通信技術)の略。教員に1人1台のパソコンを配置
し、普通教室においてネットワーク化されたパソコンを活用する。合わせて、各種コンテンツや情報を
子どもに見せる手段を構築するとともに、パソコンを通して先生と生徒が情報を共有する。
※ 発達障害(14ページ)
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類
する脳機能の障がいであってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの。
45
※ ケース会議(14ページ)
特別な教育的支援を必要とする子どもの実態把握を行い、保護者の願いを聞き、関係機関との連携のも
と学校全体で、より適切な指導・支援をするための会議。
※ インクルーシブ教育(14ページ)
障がいの有無に関わらず、誰もが地域の学校で学べる教育。
※ 特別支援教育コーディネーター(14ページ)
特別な教育ニーズのある児童・生徒やその保護者に対して適切な支援を行う人。小・中学校に設置され
た「校内委員会」を運営する役割や学校外の関係機関や専門家、エリア内の特別支援学校との連携調整
役を担う。
※ アクセスワーカー(16ページ)
外国人児童生徒在籍校を巡回し、通訳や翻訳、教育相談、学級でのティームティーチングを行い、教育
相談体制、学習支援体制の充実を図る。また、保護者の悩み相談に対応し、学校と外国人家庭との連携
役を担う。
※ ゲストティーチャー(16ページ)
指導者として特別に学校が招いた一般市民のこと。開かれた学校づくりの一環として、保護者や教育上
有用な知識及び技能を持つ地域の人材が教育活動に参加している。
※ 福井型コミュニティ・スクール(18ページ)
家庭、学校、地域が連携し、地域の特性や実情を生かしながら、地域に根ざした開かれた学校づくりを
目指している。それぞれの代表で構成する「地域・学校協議会」を設置し、地域全体の教育・子育て方
針や学校運営の基本方針を策定するとともに、それぞれが責任をもって活動を行う。
※ 給食室ドライ化(20ページ)
給食室の床面に水をたらさない仕様。下処理室、調理室、洗浄室を区画するとともに、水落ち・水跳ね
防止の構造となっているドライ仕様の機器を整備する。
※ ひきこもり(21ページ)
ひきこもりとは、様々な要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、
家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態。
(他者と関わらない形での外出をしている場合も含む。)
※ ニート(21ページ)
Not in Education, Employment or Training(教育も職業訓練も受けていない無職の人)の略語。厚生
労働省の定義によれば、15歳から34歳までの非労働人口のうち、(1)学卒、(2)学歴はあるが実際には学
校に行っていない人、(4)既婚者で家事をしていない人をニートと定義している。
※ バーチャル世代(21ページ)
コンピュータなどによって作り出された仮想世界や現実の世界を電子的に表現した世界を、リアルな世
界と同等に捉えることのできる10代後半から20代の若者。
※ デジタル世代(21ページ)
生まれたとき、または物心がつく頃にはインターネットやパソコンなどが普及していた環境で育った世
代。日本における商用インターネットは1990年代半ばより普及したため、おおむねこれ以降に生まれた
世代を指す。
46
※ 齟齬(そご) (21ページ)
物事がうまくかみ合わないこと、くい違い。
※ 家庭力(22ページ)
夫婦・親子を問わず、家族皆が心を通わせ、それぞれが成長できる場としての力。
※ 地域力(22ページ)
地域社会の問題について市民や企業をはじめとした地域の構成員が、自らその問題の所在を認識し、自
律的かつ、その他の主体との協働を図りながら、地域問題の解決や地域としての価値を創造していくた
めの力のことをいう。
※ ボトムアップ型(24ページ)
下からの意見を吸い上げて全体をまとめていく管理方式。
※ 福井県公共図書館ネットワークシステム(27 ページ)
利用者が、福井県内の市町立図書館、大学・短大・高専図書館、県立図書館、文書館、若狭図書学習セ
ンターの所蔵資料を Web上で横断的に検索でき、その内県立図書館、若狭図書学習センターの資料に予
約ができるシステム。また、利用者が希望する図書を最寄の図書館で借りることができる「相互貸借制
度」もある。
※ 広域貸出サービス(27 ページ)
平成元年より旧武生市・旧今立町・鯖江市の3図書館で開始したサービスで、利用者がどの図書館でも
借りたり返却することができる。
※ コンシェルジュ的人材(28 ページ)
一般的にコンシェルジュとは、ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」という
ような職務を担う人の職名として使われている。一方、図書館でのコンシェルジュ的人材とは、利用者
が本を探す際に、利用者の希望する本を迅速に且つ的確に提供できる人のことをいう。特に、調べ学習
等で調べたい項目が掲載されている本や、タイトルはわからないが内容を聞いて本を探し出すといった、
図書全般に深い知識が求められる。
※ ブックスタート(29 ページ)
ブックスタートは、赤ちゃんと保護者が、絵本を介して心ふれあう時間を持つきっかけを作ることを目
的に、自治体が「絵本」と「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動。越前市では、平成
25 年 7 月より、5 か月児セミナーの場を利用して、
「夢をはぐくむはじめの一歩事業」として開催。
※ 総合型地域スポーツクラブ(40 ページ)
いつでも、誰もがスポーツを楽しめる環境づくりを目的とし、地域の人々が自主的に運営を行う地域に
根ざしたクラブ。
47
【関連資料】
Ⅰ
人間力を高める教育の充実
[資料1] 就学前乳幼児数
[資料2] 学年進行表
[資料3] 児童・生徒心理サポートネットワーク(再掲)
[資料4] 特別支援教育(就学指導)概要(再掲)
Ⅱ
主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現
[資料5] 平成 25 年度公民館・体育館利用状況
[資料6] 地域コミュニティ団体の会員数の推移
[資料7] 平成 25 年度地域自治振興事業報告書
[資料8] 図書館蔵書数
[資料9] 図書館の利用状況
[資料 10]子どものための家庭及び地域における教育力の向上に関する資料
Ⅲ
誇れる歴史、芸術・文化の創造
[資料 11] 芸術・文化活動の支援に関する資料
[資料 12] 芸術鑑賞機会の拡充に関する資料
[資料 13] 芸術・文化活動を担う人材の育成と確保に関する資料
[資料 14] 郷土の歴史を尊重する心の育成に関する資料
[資料 15] 歴史・文化資源に関する資料
[資料 16] 文化財の保護に関する資料
[資料 17] 歴史・文化資源の保存活用と施設の充実に関する資料
[資料 18] 市史編さん事業に関する資料
Ⅳ
生涯スポーツのまちづくり
[資料 19] スポーツ推進に関する資料
[資料 20] 体育関係団体との連携と競技スポーツ水準の向上に関する資料
[資料 21] スポーツ施設の設備充実と効果的活用に関する資料
48
Ⅰ 人間力を高める教育の充実
[資料1] 就学前乳幼児数
区
年度
分
乳幼児数
幼稚園
22
保育園
施設数
23
保育園
24
保育園
25
保育園
748
746
736
745
0
111
123
182
416
私立幼稚園
4
0
0
34
57
65
61
217
幼 稚 園 計
19
0
0
34
168
188
243
633
市立保育園
9
27
102
161
187
186
160
823
私立保育園
15
73
250
321
370
363
353
1,730
保 育 園 計
24
100
352
482
557
549
513
2,553
分
施設数
26
保育園
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
合計
647
698
704
756
747
738
15
0
0
0
113
138
149
400
私立幼稚園
4
0
0
25
63
61
62
211
幼 稚 園 計
19
0
0
25
176
199
211
611
市立保育園
9
25
105
143
189
186
173
821
私立保育園
15
74
255
320
382
374
370
1,775
保 育 園 計
24
99
360
463
571
560
543
2,596
分
0歳児
施設数
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
4,290
合計
623
663
691
713
748
748
市立幼稚園
15
0
0
0
128
128
151
407
私立幼稚園
4
0
0
32
62
62
60
216
幼 稚 園 計
19
0
0
32
190
190
211
623
市立保育園
9
21
115
156
158
191
179
820
私立保育園
15
67
264
319
357
384
372
1,763
保 育 園 計
24
88
379
475
515
575
551
2,583
分
0歳児
施設数
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
4,186
合計
661
666
686
722
734
775
市立幼稚園
14
0
0
0
102
146
137
385
私立幼稚園
5
0
0
20
56
57
67
200
幼 稚 園 計
19
0
0
20
158
203
204
585
市立保育園
8
24
98
145
171
151
179
768
私立保育園
15
79
285
333
361
371
383
1,812
保 育 園 計
23
103
383
478
532
522
562
2,580
分
乳幼児数
幼稚園
0歳児
4,365
市立幼稚園
区
年度
合計
0
乳幼児数
幼稚園
5歳児
705
区
年度
4歳児
0
乳幼児数
幼稚園
3歳児
685
区
年度
2歳児
15
乳幼児数
幼稚園
1歳児
市立幼稚園
区
年度
0歳児
0歳児
施設数
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
4,244
合計
622
682
669
686
719
730
市立幼稚園
14
0
0
0
86
108
148
342
私立幼稚園
5
0
0
27
56
62
55
200
幼 稚 園 計
19
0
0
27
142
170
203
542
市立保育園
8
27
118
134
158
173
153
763
私立保育園
15
85
301
344
369
377
373
1,849
保 育 園 計
23
112
419
478
527
550
526
2,612
49
4,108
[資料2] 学年進行表
① 越前市小学校集計
(平成26年4月1日現在)
1年
平成26年
平成27年
平成28年
平成29年
平成30年
平成31年
平成32年
児童数
754
2年
751
3年
741
平成28年
平成29年
平成30年
平成31年
平成32年
6年
812
804
計
4,617
特別支援
62
合計
4,679
31
27
30
27
34
32
181
19
200
児童数
730
754
751
741
755
812
4,543
62
4,605
学級数
29
30
27
26
27
34
173
19
192
児童数
719
730
754
751
741
755
4,450
62
4,512
学級数
30
28
27
26
27
27
165
19
184
児童数
686
719
730
754
751
741
4,381
62
4,443
学級数
28
30
25
26
28
26
163
19
182
児童数
669
686
719
730
754
751
4,309
62
4,371
学級数
26
27
28
24
28
27
160
19
179
児童数
682
669
686
719
730
754
4,240
62
4,302
学級数
29
26
24
27
28
27
161
19
180
児童数
622
682
669
686
719
730
4,108
58
4,166
学級数
27
29
25
23
29
27
160
19
179
(平成26年4月1日現在)
1年
平成27年
755
5年
学級数
② 越前市中学校集計
平成26年
4年
2年
3年
計
特別支援
合計
生徒数
798
820
833
2,451
29
2,480
学級数
31
30
31
92
8
100
生徒数
825
798
820
2,443
29
2,472
学級数
32
31
30
93
8
101
生徒数
830
825
798
2,453
29
2,482
学級数
33
30
31
94
8
102
生徒数
771
830
825
2,426
29
2,455
学級数
29
31
30
90
8
98
生徒数
763
771
830
2,364
29
2,393
学級数
30
29
31
90
8
98
生徒数
770
763
771
2,304
29
2,333
学級数
31
28
29
88
8
96
生徒数
773
770
763
2,306
29
2,335
学級数
31
28
28
87
8
95
50
51
家庭
スクールカウンセラー
中学校・小学校に配置
訪問適応指導
相談・通園
・訪問指導員
・指導員
・園長
警察
医療機関
民生委員
適応指導教室
(希望学園・ウイング)
子ども福祉課・子ども子育て総合相談室
スクールソーシャルワーカー
校長・教頭・生徒指導、教育相談担当、
該当学年主任・担任等
いじめ対策委員会
ケース会議
小中学校
[資料3] 児童・生徒心理サポートネットワーク
ライフパートナー派遣
福井大学
仁愛大学
心のパートナー派遣
福
井
県
教
育
委
員
会
[資料4] 特別支援教育(就学指導)概要
幼稚園・保育園・
認定こども園
ケース会議
就学相談
訪問検査
就学診断
連絡会議
市就学指導委員会
小中学校
校内就学指導委員会
特別支援教育コーディネーター
通常学級
就学相談
訪問検査
就学診断
要支援児童生徒
・医師
・学識経験者
・行政機関職員
・丹南健康福祉センター
・市健康増進課
・市子ども福祉課
・教育機関職員
・県特別支援教育センター
・県立南越特別支援学校
・市小中学校特別支援担当
・県立盲・ろう学校
自校通級
巡回通級
指導
通級指導者
特別支援学級
教育相談
南越特別支援学校
教育相談・巡回指導
教員指導
52
県特別支援教育センター
Ⅱ 主体的に学びを活かす生涯学習社会の実現
[資料5] 平成25年度公民館・体育館利用状況
No.
名
称
公民館
利用者数
体育館
利用者数
左の内訳
面積 (㎡)
講義室等
地区人口
(人)※1
体育館
1 武 生 東 公 民 館
28,827
0
1,672.45
1,672.45
武 生 西 公 民 館
13,691
0
444.90
444.90
武 生 西 別 館
10,956
0
446.66
446.66
3 武 生 南 公 民 館
38,327
0
1,654.70
4 神 山 公 民 館
11,998
0
5 吉 野 公 民 館
23,142
0
6 国 高 公 民 館
19,697
23,783
1,373.05
653.14
7 大 虫 公 民 館
13,360
10,980
447.62
447.62
5,938
8 坂 口 公 民 館
5,719
0
356.89
356.89
460
2
5,452
7,632
1,654.70
9,703
332.10
332.10
3,524
474.74
474.74
7,669
※2
719.91
9 王 子 保 公 民 館
17,985
7,239
1,023.12
625.49
10 北 日 野 公 民 館
32,482
12,294
462.48
462.48
11 北 新 庄 公 民 館
41,522
23,405
1,027.57
450.98
12 味 真 野 公 民 館
10,864
8,770
1,176.93
512.62
13 白 山 公 民 館
15,418
0
439.48
439.48
1,795
14 花 筐 公 民 館
15,451
0
612.00
612.00
3,696
15 岡 本 公 民 館
22,570
0
976.19
976.19
3,424
16 南 中 山 公 民 館
13,278
6,100
674.06
592.95
171.11
3,381
17 服 間 公 民 館
9,615
5,042
991.83
542.60
449.23
2,015
344,902
97,613
17館合計
総合計
397.63
10,702
6,029
4,662
2,875
664.31
4,847
83,804
442,515
※1 平成26年3月1日現在 住民基本台帳人口
※2 述床面積には、武生南幼稚園分(973.53㎡)を含む。
[資料6] 地域コミュニティ団体の会員数
団体名
平成22年度
会員数
加盟団体数
平成23年度
会員数
加盟団体数
平成24年度
会員数
加盟団体数
平成25年度
会員数
加盟団体数
越前市子ども会育成
連
絡
協
議
会
162
4,122
162
4,030
162
4,164
161
4,104
越前市武生ボーイスカウト
・ガールスカウト連絡協議会
3
185
3
203
4
185
4
185
越 前 市 連 合 女 性 会
10
1,700
10
1,256
8
835
8
835
越 前 市 壮 年 協 議 会 9地区+2
2,500 7地区+2
2,500
越 前 市 PTA 連 合 会
8,215
8,043
越前市婦人ボランティア
連
絡
会
24
24
39
38
53
6地区
24
1,681
7,880
38
5地区
24
1,401
7,800
33
[資料7] 平成25年度地域自治振興事業報告書
事業名
(
事
務
内 容
局
具体的事業
費 自治振興会の事務局運営
・総会 ・理事会の開催 ・事務局運営
Ⅰ
)
防 犯 灯 電 気 料 町内防犯灯の管理
・防犯灯の電気料助成
基
礎
事
業
狭 隘 道 路 除 雪 町内狭隘道路の維持管理
・狭隘道路の除雪費助成
社会教育講座事業
社会教育の推進を目的に講座又は講
・講師謝礼
演会を開催する事業
地
区
広
報 地区定期広報誌の編集・発行事業
総
合
企
画
・広報紙発行 ・ホームページ作成
地域づくり、まちづくり、地域振興
・まちづくり ・ふるさとづくり企画
計画の策定など企画立案に関する事
・地域課題検討調整 ・自治振興会及び町内会の
業、他のどの分野にも当てはまらな
課題検討 ・男女共同参画 ・先進地視察
い、または分野にまたがる事業
納涼祭、伝統行事など地域固有のコ
・納涼祭 ・文化祭 ・収穫祭 ・四季の祭
地域ふれあい交流 ミュニティ活動、住民の交流を主と
・まちづくりイベント ・三世代交流 ・伝統催事
したイベント系の事業
地区、町内の道路、側溝、用水、公 ・道路舗装 ・補修 ・防護柵 ・案内看板
地 域 整 備 管 理 園などの施設整備・補修とそれらを ・掲示板 ・ゴミステーション整備
管理する事業
・観光名所施設整備管理 ・登山遊歩道整備管理
(
安
全
防
犯罪や事故の起きやすい環境を改善
し、防止する事業
災
日常的な防災活動、避難訓練、防災
計画策定などの事業
)
Ⅱ
協
働
事
業
子ども・青少年育成
・防犯見守り ・交通安全見守り ・登下校見守り
・巡回 ・啓発活動 ・安全設備設置計画策定
・自主防災組織づくり ・防災訓練 ・防災講習会
・防災対策整備 ・危険箇所点検 ・災害復旧支援
・地域子育て支援 ・子育てサロン
子どもと親、青少年を地域全体で育
・子育て支援ネットワーク活動 ・子ども会
む活動
・親子体験教室 ・世代間交流 ・青年層活動支援
・地域福祉活動推進事業(社協)・敬老会
・高齢者健康づくり ・障がい者支援
・たすけあい食事サービス、メニュー事業(社協)
・いきいきふれあいサロン
・福祉ネットワーク推進事業 ・健康まつり
・健康ウォーキング ・食育推進
・健康づくり啓発 ・健康体操教室
・成人病予防啓発 ・流感予防啓発
福
祉
健
高齢者福祉、地域福祉、社会的支援
を必要とする人々を助ける事業、住
民の健康維持管理向上のための事
康
業、疾病や感染症の予防啓発、医療
機関と連携した地域医療保健を充実
させる仕組み
体
育
振
スポーツ・レクリエーション普及を
興 図る事業スポーツ大会開催事業・支 ・体育祭 ・スポーツ教室 ・スポーツ大会 ・激励
援事業
環 境 ・ 美 化
・環境保護活動 ・環境汚染対策 ・花壇作り
地域の環境を保護し、あるいは作り
・緑化植栽 ・草刈り ・花壇コンクール
出す活動、清掃活動
・河川一斉清掃 ・雪解けクリーン作戦
農
農業、林業にかかる事業、
地域の里山を保全・活用する事業
林
里
山
・市民農園整備管理 ・ビオトープ整備管理
・里地里山保全 ・鳥獣害対策
・グリーンツーリズム
ふるさとの歴史や文化を学び継承し
・郷土の歴史地理学習 ・伝統文化継承
ふ る さ と 文 化 ていく事業、文化・教養を高め普及
・ふるさと探訪 ・ふるさと記念誌編集発行
する事業
(Ⅲ)特別事業
地域の積極的な取り組みを促す事業
1.地域の特性を生かす整備事業 3地区3事業
2.地域の特性を生かす記念事業
LED防犯灯設置事業
LED防犯灯設置に係る助成
54
[資料8] 図書館蔵書数
① 図書館蔵書数
蔵書冊数
一般
児童
郷土
図書合計
AV
蔵書合計
雑誌
総計
中央図書館
247,473
70,079
30,935
348,487
7,433
355,920
14,962
370,882
今立図書館
77,094
31,828
8,560
117,482
1,202
118,684
1,917
120,601
合 計
324,567
101,907
39,495
465,969
8,635
474,604
16,879
491,483
*電算化した資料の冊数 平成26年3月31日現在
*このほか、電算化していない和書・個人文庫資料など約1万冊を蔵書
郷土 8%
児童 22%
一般 70%
② 図書館分類別蔵書数(491,483冊の内訳)
一般
総 記
11,749
哲 学
16,485
歴 史
29,014
社 会
42,909
自 然
19,856
技 術
17,418
産 業
10,910
芸 術
30,058
言 語
5,515
文 学
121,273
大活字
712
実用書
14,106
その他
4,562
絵 本
児童
図書合計
AV
蔵書合計
雑誌
総計
32,005
465,969
8,635
474,604
16,879
491,483
465,969
8,635
474,604
16,879
491,483
34,094
35,808
郷 土
合 計
郷土
39,495
324,567
101,907
39,495
55
[資料9] 図書館の利用状況に関する資料
① 貸出冊数・利用者数等
平成25年度
(個人・団体・相互貸借含む)
貸出冊数(冊)
利用者人数(人)
新規登録者(人)
中央図書館 今立図書館 中央図書館 今立図書館 中央図書館 今立図書館
4月
33,357
6,185
8,119
1,569
166
13
5月
32,262
5,766
8,281
1,525
154
18
6月
34,186
6,667
8,307
1,602
152
22
7月
37,498
8,111
9,337
1,922
232
49
8月
41,812
8,465
10,389
2,158
296
46
9月
32,758
6,225
8,154
1,581
137
47
10月
21,690
4,739
5,261
1,143
84
17
11月
37,444
6,506
9,323
1,628
150
37
12月
32,802
7,616
8,149
1,643
115
31
1月
35,542
6,225
9,017
1,565
140
17
2月
33,321
5,982
8,254
1,462
122
11
32,716
7,064
7,841
1,548
3月
館別合計
405,388
79,551
484,939
総 計
100,432
19,346
119,778
予約冊数(冊)
平成25年度
中央
図書館
今立
図書館
151
17
1,899
2,224
325
平成25年度
来館者数(人)
中央図書館 今立図書館
合 計
内インター
ネット予約
4月
20,218
3,552
23,770
4月
1,728
432
859
5月
24,425
3,091
27,516
5月
1,799
549
819
6月
23,190
3,409
26,599
6月
1,678
427
789
7月
27,403
4,939
32,342
7月
1,631
505
809
8月
33,753
6,486
40,239
8月
1,651
397
750
9月
22,426
3,664
26,090
9月
1,740
408
852
10月
14,433
2,902
17,335
10月
1,081
317
597
11月
22,160
3,424
25,584
11月
1,624
509
767
12月
17,512
4,128
21,640
12月
1,566
421
763
1月
19,854
2,745
22,599
1月
1,647
459
871
2月
18,806
3,350
22,156
2月
1,560
394
731
3月
20,042
3,973
24,015
3月
1,486
336
733
館別合計
309,885
5,154
9,340
264,222
45,663
309,885
館別合計
総 計
19,191
24,345
総 計
② 利用登録者数 (平成18年8月~26年3月末)
参考:開館日数
小学生以下
3,236人
中央図書館
293日
中学生以上
32,445人
今立図書館
281日
合 計
35,681人
56
( [資料9] 図書館の利用状況に関する資料のつづき )
③ 平成25年度相互貸借の状況
相手館名等
借受冊数
貸出冊数
県立図書館
1,384
184
県内市町立図書館
1,218
920
37
9
県内その他の図書館
国立国会図書館
県外(東海・北陸)
県外(その他)
合 計
1
0
74
90
19
2
2,733
1,205
④ 団体貸出状況
団体貸出登録数
利用人数
貸出冊数
253団体
2,534人
16,986冊
⑤ 地区別貸出人数及び貸出冊数(団体利用含む)
貸出人数
地区名
⑥ 年齢別貸出人数及び冊数
(団体利用含む)
貸出冊数
東
地
区
8,907
31,575
年齢
貸出人数
貸出冊数
西
地
区
15,434
54,461
6歳以下
3,804
21,624
南
地
区
14,747
56,726
7~12
11,712
59,590
神 山 地 区
3,695
18,058
13~15
2,118
7,819
吉 野 地 区
7,509
32,939
16~18
1,587
4,799
国 高 地 区
13,522
59,290
19~29
7,406
29,393
大 虫 地 区
7,965
31,883
30~39
18,179
85,713
坂 口 地 区
362
2,080
40~49
18,397
77,352
王子保地区
6,621
28,782
50~59
16,578
59,168
北新庄地区
2,511
11,867
60~69
23,894
80,567
北日野地区
4,816
20,227
70歳以上
13,569
41,928
味真野地区
4,208
18,808
団体
2,534
16,986
白 山 地 区
1,091
5,007
合計
119,778
484,939
粟田部地区
4,935
19,268
岡 本 地 区
5,126
19,350
南中山地区
3,735
15,717
服 間 地 区
1,695
7,677
鯖
市
6,090
26,568
県内その他
6,705
24,504
江
県
外
104
152
合
計
119,778
484,939
57
[資料10] 子どものための家庭及び地域における教育力の向上に関する資料
① 家庭教育サロン(相談事業)利用件数
(不登校・引きこもり・性格・くせ・軽度の発達障害・いじめ)
年度
相談件数
実施回数
平成23年
42
平成24年
平成25年
一人当たりの回数
81
1.9
52
76
1.5
54
113
2.1
② 出かける教育サロン
(親子の関わり方・先生方の学習会・不登校の子どもをもつ親の交流会)
年度
開催数
参加者数
平成23年
40
1,398
平成24年
36
1,850
平成25年
38
1,113
③ 家庭児童相談数
新規ケース数
平成23年
平成24年
平成25年
養 護 児 童 虐 待 相 談
33
34
59
養 護 そ の 他 の 相 談
保
肢
健
体
不
相
自
由
相
25
24
31
談
1
0
0
談
0
0
0
視
聴
障
害
相
談
0
0
0
言
語
発
達
相
談
0
0
0
重 症 心 身 障 害 相 談
0
1
0
知
的
障
害
相
談
1
0
0
自
閉
症
等
相
談
1
1
2
ぐ
犯
行
為
等
相
談
2
1
2
触
法
行
為
等
相
談
0
2
0
談
13
2
4
談
3
7
9
談
3
2
4
育 児 ・ し つ け 相 談
11
22
5
合 計
93
96
116
性
不
適
格
行
登
動
校
正
相
相
相
58
([資料10]子どものための家庭及び地域における教育力の向上に関する資料のつづき)
④ 子ども教室参加者数
公 民 館 名
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
武
生
東
公
民
館
749
751
848
677
356
武
生
西
公
民
館
179
172
222
197
264
729
421
武
生
南
公
民
館
1,475
1,659
1,992
1,385
1,470
1,703
神
山
公
民
館
810
1,024
922
1,296
1,624
1,595
吉
野
公
民
館
2,248
2,033
1,752
1,234
1,537
2,783
国
高
公
民
館
1,952
1,697
1,966
1,671
1,248
2,145
大
虫
公
民
館
2,166
2,507
3,189
2,737
2,870
1,930
坂
口
公
民
館
1,575
1,325
1,059
1,691
1,909
1,071
870
王
子
保
公
民
館
1,082
1,048
1,212
1,086
1,287
北
日
野
公
民
館
873
736
1,094
1,771
887
941
北
新
庄
公
民
館
4,551
2,854
2,392
2,794
2,544
1,626
味
真
野
民
館
336
54
439
297
706
1,166
白
山
公
民
館
587
642
357
472
506
1,032
花
筐
公
民
館
433
408
362
249
357
278
岡
本
公
民
館
1,109
590
867
1,044
1,164
1,066
館
984
1,181
1,042
1,015
259
763
南
服
中
間
公
山
公
公
民
民
合 計
館
982
802
493
682
601
731
22,091
19,483
20,208
20,298
19,589
20,850
59
Ⅲ 誇れる歴史、芸術文化の創造
[資料11] 芸術・文化活動の支援に関する資料
① 平成25年度第8回越前市市民総合文化祭主催行事
催事名
開催日・期間
会 場
内 容
子ども美術展
10/4~10/9
市民ホール
(大ホール、ロビー)
市内小中学校児童生徒
作品
今立盆栽展
11/2~11/3
今立ふれあいプラザ
合同文化展
秋季盆栽展
11/2~11/3
市民ホール(第3会議室)
合同文化展
市民合同いけばな展
11/2~11/3
市民ホール(大ホール)
6 流派
市民合同茶会
11/2~11/3
市民ホール
5 流派
市民芸能祭(1部)
11/4
いまだて芸術館
邦楽、日舞、吟舞
市民美術展
11/5~11/10
絵画造形、日本画、水墨
市民ホール(大ホール、ロビー) 画、書道、写真、彫刻、
工芸、手芸
市民芸能祭(2部)
11/9
文化センター大ホール
邦楽、日舞、吟舞
市民芸能祭(3部)
11/10
文化センター大ホール
邦楽、日舞、吟舞
市民文学祭(表彰式)
12/14
市福祉健康センター
詩、短歌、俳句、川柳、
作文、小説、随筆ほか
※入賞作品集刊行・販売
陶芸村秋季茶会
10/6
越前陶芸村
1 流派
※市民総合文化祭にはこのほか参加行事や協賛行事があります。
② 文化事業補助による主な公演リスト(平成25年度)
事業名
主催者名
開催日
会 場
備 考
国際丹南アートフェス
同実行委員会
ティバル 2013
8/4~8/11
市民ホール、日野川河川
約 1,200 名入場
公園、大阪
武生国際音楽祭 2013
同推進会議
8/25~9/2
文化センターほか
滞在型音楽祭
市民音楽祭
同実行委員会
9/22
文化センター
団体参加
第 26 回源氏物語アカデ
同実行委員会
ミー
10/18~10/20
武生パレスホテルほか
講義、講演、
トークセッション、
講読ほか
第 16 回万葉の里・恋の
同実行委員会
うた募集
3/8(発表式)
文化センター
「恋」のうたを全国
から募集
60
[資料12] 芸術鑑賞機会の拡充に関する資料
① 自主文化事業の公演実績(平成25年度事業・主催事業のみ)
事業名
公演日
会 場
入場者数
浜木綿子芸能生活60周年記念
新版「人生は、ガタゴト列車に乗って・・・・・」
4/26
文化センター
752
映画上映会「東京家族」
6/21、22
文化センター
627
松竹大歌舞伎公演 演目「番町皿屋敷」ほか
7/18
文化センター
1,194
加山雄三コンサート “Acoustic 若大将”
8/10
文化センター
915
映画上映会 「遺体」明日への十日間
12/6
文化センター
533
映画上映会 「へそもり」
4/19
文化センター
214
第59回文化センター寄席 「上方落語会」
7/15
文化センター
127
第60回記念文化センター寄席 「桂南光独演会」
2/9
文化センター
228
中学校団体鑑賞 「ダイアル・ア・ゴースト」
5/7
文化センター
1,780
MALTA ビッグバンドコンサート
地元共演団体のワークショップ開催
3/2
文化センター
291
タッチ・ザ・スタインウェイ
スタインウェイピアノ1日開放企画
5/11
文化センター
38
ソフトヨガ教室
5~3 月
文化センター
512
マンドリン教室
5~3 月
文化センター
228
アウトリーチ マンドリンコンサート
7~8 月
文化センター
270
宝くじ文化公演チャイコフスキー3 大バレエハイライト
8/2
いまだて芸術館
565
文化庁優秀映画鑑賞推進事業
懐かしの日本歌謡映画
8/24
いまだて芸術館
312
加藤登紀子 詩と歌の世界
11/16
いまだて芸術館
432
三遊亭円楽・春風亭昇太 落語二人会
3/16
いまだて芸術館
593
Ara-Hohdesukene All starswith 小林香織 in いまだて
9/29
いまだて芸術館
537
子どもフェスティバル
「ちちんぷいぷい ひらけ~ゴマ」part3
10/27
いまだて芸術館
425
ちびっこギャラリー
9~12 月
いまだて芸術館
310
親子おりがみ教室
5~10 月
いまだて芸術館
108
より鳥美鳥写真展
8/9~8/18
ふるさとギャラ
リー叔羅
500
61
[資料13] 芸術・文化活動を担う人材の育成と確保に関する資料
① 平成25年度第8回「あそぼう・まなぼう」実績
(平成 25 年7月 20 日 越前市文化センターで開催)
部 門
美術
文芸
内 容
参加団体
会 場
参加者数
書道
洗心書道会
大ホールホワイエ
169
ねんど遊び
武生陶芸クラブ
玄関ホール
124
竹トンボ
創作館創作クラブ
エントランス
129
練習室 202 号
55
練習室 203 号
40
吟舞
宝生流宗扇会
宝生流宗光会
真舞流真鶴吟舞道会
芸能
剣詩舞
真舞流真富士吟舞道会
民謡
昭佳の会
会議室 307 号
54
しの笛
火心道火山会
練習室 201 号
45
和室 304 号・305 号
50
リハーサル室 101 号
50
会議室 303 号
99
真舞流真朱吟舞道会
尺八・お琴
茶華道
その他
武生市宮城会
バレエ
フクイバレエ団前田美智教室
煎茶
霊山流煎茶十和会
抹茶
越前長生会
生け花
教養
武生竹友会
ボタン付け
文房流素園会
会議室 301 号
遠州流華道会越前支部
会議室 308 号
武生友の会
大ホールホワイエ
50
78
時代衣装と昔遊び
日本民族衣装源流会
小ホール
99
風船遊び
ゆめのポケット
大ホールホワイエ
160
綿菓子
ポップコーン
実行委員会
エントランス
142
62
[資料14] 郷土の歴史を尊重する心の育成に関する資料
① 平成25年度出前講座実績
講座名
主催者
開催日
内 容
参加者数
全国総社会総会 記念講演
会「国府と総社」
総社大神宮
8/21
遺跡発掘調査の状況に
ついて
50
歴史を学ぶ講座
味真野公民館
8/23
味真野地区の歴史・文化
財について
18
東地区歴史探訪
東地区自治振興会
10/26
国府ゆかりの地見学と、
東地区の歴史について
20
② 平成25年度武生公会堂記念館「えちぜん学・集・楽」事業一覧と参加者数
事 業 名
開催日
内 容
参加者数
体験ミュージアム
まが玉をつくろう
8/18
古代の装飾品である勾玉
を、一から作る体験講座
8
(定員 10)
長野ヒデ子講演会
楽しいね!絵本と紙芝居のふしぎな力
10/9
企画展を記念して、絵本作
家・長野ヒデ子氏の講演会
74
長野ヒデ子作品 おはなし会
10/5、10/19、11/2
長野ヒデ子氏作の絵本と
紙芝居の読み聞かせ会
47
紙芝居づくりワークショップ
10/12
手づくり紙芝居の作り方
講座
10
(定員 10)
「コーケン・ノムラ 空間の美」展
ギャラリートーク
11/22
現代美術家・ノムラ氏によ
る作品解説
30
公会堂記念館所蔵の蓄音
機によるレコード鑑賞会
7
SP レコード鑑賞会
ノイズのむこうに 2014 新春
H26 1/25
講演会
文化財としての越前和紙製作用具と
その製品
3/8
特別展を記念して、文化庁
調査官・菊池健策氏による
講演会
30
越前和紙ワークショップ
原料からの紙づくり
3/15
楮を刈り取るところから、
和紙を漉きあげるまでの
工程を体験する講座
8
(定員 10)
越前和紙製作用具展
ギャラリートーク
3/1、3/22
63
学芸員による展示解説
12
[資料15] 歴史・文化資源に関する資料
① 越前国府関連遺跡調査区配置図(平成19年~平成24年度実施)
64
( [資料15] 歴史・文化資源に関する資料のつづき )
② 越前国府関連遺跡調査地一覧(平成19年~平成23年度実施)
遺跡
№
年
度
遺跡名
試掘面積
(㎡)
遺 構
遺 物
1
京町三丁目遺跡
8.25
柱穴など
土師器皿、越前焼、須恵器片
2
元町遺跡
55
柱穴など
土師器皿、越前焼、少量の須恵器片
深草廃寺
128
有
瓦、須恵器、近世
府中城跡
76
柱穴 1 箇所
土師器皿片、越前焼片
5
国府遺跡
25.95
6
新善光寺城跡
7
金剛院城跡
15.75
8
金剛院城跡
45
9
国府遺跡隣接地
13.3
国府遺跡
8.25
国府遺跡
9
3
19
4
10
10
20
25
柱穴、火災跡
土師器皿、越前焼
土塁、柱穴、土壙
須恵器、墨書土器、土師器皿
なし
なし
柱穴、土壙
土師器皿、越前焼、染付
なし
土師器皿、染付
なし
土師器皿、越前焼
溝
須恵器、緑釉陶器、土師器皿
11
金剛院城跡
7.5
柱穴
須恵器、土師器皿
12
龍門寺城跡
7
なし
須恵器、土師器皿、越前焼、染付
13
新善光寺城跡
5
溝跡
須恵器、土師器皿、越前焼
14
京町三丁目遺跡隣接地
14.4
なし
須恵器、土師器皿、越前焼
15
金剛院城跡
19.7
16
国府遺跡
17
遺跡範囲外
18
土塁、堀跡
須恵器、土師器皿、越前焼、染付
柱穴
須恵器、緑釉陶器、土師器皿
3.85
柱穴、土壙
須恵器、土師器皿、越前焼
深草廃寺
116
柱穴
須恵器、瓦、土師器皿、越前焼
18
深草廃寺
110
溝跡、井戸跡、柱穴
須恵器、軒平瓦、軒丸瓦、越前焼、
土師器皿
19
京町三丁目遺跡隣接地
10.44
なし
近・現代の瓦、陶磁器
国府遺跡
22.3
武生大火の痕跡
古代の緑釉陶器、江戸時代の越前
焼、土師器皿、陶磁器
20
21
30
21
京町三丁目遺跡
7
なし
笏谷石製瓦、土師器皿、近世の陶磁器
22
京町三丁目遺跡
20
柱穴
須恵器、土師器皿、越前焼
23
国府遺跡
6
なし
なし
24
国府遺跡
20
なし
なし
25
国府遺跡
14
柱穴、
越前焼、土師器皿、須恵器
26
遺跡範囲外
15
柱穴、溝
越前焼、土師器皿
27
高瀬二丁目遺跡隣接地
174
住居跡、溝、柱穴
須恵器、土師器
28
府中城跡
6
なし
なし
29
国府遺跡
70
溝、井戸跡、土壙
須恵器、土師器、土師器皿、青磁
30
22
府中城跡
22
溝、落ち込み、柱穴
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼
31
府中城跡
3.6
なし
なし
32
府中城跡
21.9
溝、落ち込み、柱穴
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼
32
府中城跡
19.8
溝、落ち込み、柱穴
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼
33
国府遺跡
6.4
なし
なし
34
丹生郷遺跡
15.1
なし
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼
丹生郷遺跡
81.7
柱穴、土壙
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼
国府遺跡
12.2
井戸
須恵器、土師器、土師器皿、越前焼、
近世の陶磁器
35
36
23
65
[資料16] 文化財の保護に関する資料
① 指定文化財・登録文化財一覧(平成26年3月末現在)
区 分
国指定文化財
県指定文化財
種 別
建造物
区 分
件数
3
種 別
建造物
件数
11
彫刻
無形文化財
1
1
絵画
彫刻
32
75
有形民俗文化財
無形民俗文化財
1
1
工芸
書跡
15
6
名勝
絵画
1
4
考古資料
歴史資料
10
10
彫刻
工芸
6
2
無形民俗文化財
史跡
4
5
典籍
書跡
1
1
天然記念物
建造物
9
14
考古
無形文化財
3
2
土木交通
名勝地
1
1
有形民俗文化財
1
国登録記念物
無形民俗文化財
2
動物、植物及び
地質鉱物
1
史跡
3
国選択文化財
無形民俗文化財
1
名勝
天然記念物
2
8
市指定文化財
国登録有形文化財
※ 指定文化財数:国指定 8 件、県指定 35 件、
市指定 177 件 合計 220 件
② 越前市文化財指定状況(平成21年度~平成25年度)
指定状況
年度
平成 21 年度
0件
平成 22 年度
〔市〕絵画 2 件、書跡 1 件
平成 23 年度
〔市〕絵画 2 件
平成 24 年度
〔市〕彫刻 1 件、建造物 2 件
平成 25 年度
〔国〕有形民俗文化財 1 件
〔県〕絵画 1 件
※
〔市〕は市指定文化財
〔県〕は県指定文化財
〔国〕は国指定文化財
〔県〕絵画 1 件、考古 1 件
〔県〕名勝 1 件
③ 指定文化財保存団体への補助実績(平成25年度)
指定文化財名
補助団体(個人)
指定
所在地等
備 考
太田新保の七夕
新保町
市
新保町
無形民俗文化財
越前万歳
越前万歳保存会
国
味真野地区
無形民俗文化財
大塩八幡宮拝殿
大塩八幡宮
国
国兼町
建造物
城福寺庭園
城福寺
国
五分市町
建造物
大滝神社本拝殿
大瀧神社
国
大滝町
建造物
正徳元年府中図
経王寺
市
元町
歴史資料
天保救荒碑
本保町
市
本保町
歴史資料
三田村氏庭園
(個人)
市
大滝町
名勝
成願寺本堂・舎裏
成願寺
市
岩本町
建造物
五皇神社楼門
文室町
市
文室町
建造物
敬覚寺のイチョウ
敬覚寺
市
黒川町
天然記念物
66
[資料17] 歴史・文化資源の保存活用と施設の充実に関する資料
① 文化施設の建設及び大規模改修等年次
施設名
竣 工
大規模改修
耐震補強等
武生公会堂記念館
昭和 4 年
平成7年
平成 24~25 年
展示室 1・2・3、貴賓室、
RC
収蔵庫ほか
文化センター
昭和 55 年
平成 26~27 年
大・小ホール、管理棟
RC、
S
文化センター中ホール
昭和 36 年
中ホール単独 2 階構造
RC、
S
いまだて芸術館
平成 3 年
ホール、展示ギャラリー
RC
ふるさとギャラリー叔羅
平成 4 年
展示ギャラリー
RC
昭和 56 年
建物構成等
構造
② 平成25年度武生公会堂記念館の展示実績
展 示 名
長野ヒデ子絵本原画展
コーケン・ノムラ空間の美
開催期間
H25
10/4~11/4
H25
11/22~12/15
内容他
入館者数
備 考
読書のまち宣言記念
・平成 25 年度企画展
2,295
有料
展示室 2・3
平成 25 年度地域連携企画展
1,243
無料
展示室 2
絵になる越前 わがまちを描く
H26
1/10~2/2
平成 25 年度館蔵品展
1,445
無料
展示室 2
紙をすく、手のあとをたどる
-越前和紙製作用具-
H26
2/21~3/23
平成 25 年度特別展
1,256
無料
展示室 2
越前国府を探る
-古の都市を求めて-
H25
9/20~3/30
平成 25 年度常設展
無料
展示室 1
武生公会堂のあゆみ
H25
9/20~12/27
公会堂記念館耐震補強工事
完了記念ミニ企画展
無料
展示室 3
午(うま)の郷土玩具
H26
1/23~3/30
新春ミニ企画展
無料
展示室 3
※ 平成 25 年度は、公会堂記念館耐震補強等工事のため 9 月 19 日まで休館
67
[資料18] 市史編さん事業に関する資料
① 越前市史資料編刊行予定タイトル一覧表
刊行年度
巻号
卷 名
内 容
平成 21
14
武生騒動【既刊】
松平文庫、宮脇文書、武生暴動記ほか
平成 23
24
明治維新と関義臣【既刊】
第一号履歴撮要付冤獄記事
平成 25
5
旗本金森左京家関係文書【既刊】
金森左京家文書
平成 26
7
初等教育(仮称)
学制小学校
平成 27
8
和紙関係文書(仮称)
三田村家文書、明治文書
平成 28
9
地誌・紀行・文学
フロイス日本史他
平成 29
10
宗教
生活と信仰
平成 30
1
考古資料
発掘調査結果のまとめ
平成 31
2
古代
平成 32
3
中世
平成 33
4
富正関係文書
本多関係文書
由来記・三代記 他
本多家家譜・留書、覚書、掛役所留 他
平成 34
6
本保陣屋文書
各藩関係文書
本保区有文書
郡上藩・西尾藩、鯖江藩、他
平成 35
11
近世村政
村財政・租税
御用留・農林業・年貢・衣食住
村入用・割付・租法・取立
平成 36
12
近世町政
近世法規
浅井永記録・辻茂兵衛文書・町役人・町政触書・
五人組前書・村掟・宗門人別帳
平成 37
13
交通通信
馬借文書
参勤交代・巡見・参宮・鉄道交通・自動車宿掟・
宿日記・宿駅騒動関係文書
平成 38
15
自由民権運動
慷慨新誌・親睦会規則・新聞社規則
平成 39
16
近代戦争
戊辰・西南・日清・日露戦争、十五年戦争
平成 40
17
敦賀県布令
区分表・諸布令
平成 41
18
用水関係文書
水論・堰・河川普請・水利権・運営
山方文書
参剥山争論・林業
平成 42
19
工業関係文書
鋳物・打刃物・蚊帳・繊維・地場産業・
(工業関係文書/近代商工業)
製紙・化学・製鉄・電気・デパート
68
Ⅳ 生涯スポーツのまちづくり
[資料19] スポーツ推進に関する資料
① 総合型地域スポーツクラブ育成事業(平成24年7月現在)
設 立 ク ラ ブ
会
員
8 クラブ
数
1,536 人
② 平成25年度スポーツ教室開催状況
種 目
教室数
受講者数
合気道
1
5
エスキーテニス
1
太極拳
弓道
種 目
教室数
受講者数
柔道
1
6
5
幼年剣道
1
7
1
10
ちびっ子レスリング
1
5
2
23
ウォーキング&ジョギング
1
8
フェンシング
1
5
少年サッカー
1
26
ジュニア卓球
1
9
ラージボール卓球
1
5
キッズテニス
1
12
中級テニス
1
17
③ 地区スポーツ教室開催状況
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
807 人
844 人
864 人
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
2,023 人
2,058 人
2,086 人
受 講 者 数
④ 菊花マラソン参加状況
市 内 参 加 者
市 外 参 加 者
合
計
2,316 人
2,243 人
2,321 人
4,339 人
4,301 人
4,407 人
⑤ 少年少女スポーツ交流大会開催状況
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
数
7
2
8
参 加 者 数
1,280 人
395 人
1,169 人
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
種
目
⑥ スポーツ少年団育成事業
団
員
数
1,761 人
1,805 人
1,677 人
加
入
率
36.08%
37.58%
35.52%
登 録 団 数
93 団
90 団
88 団
登録指導者数
378 名
379 人
412 人
69
[資料20] 体育関係団体との連携と競技スポーツ水準の向上に関する資料
① スポーツ大会出場者激励事業
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
国 際 大 会
0人
3 人(※内 1 人)
1人
国民体育大会
20 人
22 人
22 人
全 国 大 会
189 人
185 人
239 人
北 信 越 大 会
120 人
177 人
199 人
※オリンピック
② 県民スポーツ祭派遣事業(市町対抗の入賞結果)
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
参加者数(監督・コーチ・選手)
571 人
541 人
572 人
3 位以上入賞の種目数/開催種目数
31/66
32/66
29/66
③ 越前市体育協会加盟団体一覧
№
地区・団体
№
地区・団体
1
東地区体育協会
11
北新庄地区体育協会
2
西地区体育協会
12
味真野地区体育協会
3
南地区体育協会
13
白山地区体育協会
4
神山地区体育協会
14
粟田部地区体育協会
5
吉野地区体育協会
15
南中山地区体育協会
6
国高地区体育協会
16
服間地区体育協会
7
大虫地区体育協会
17
岡本スポーツ振興会
8
坂口地区体育協会
市スポーツ少年団
9
王子保地区体育協会
市スポーツ指導者協議会
10
北日野地区体育協会
№
種目・団体
№
種目・団体
1
陸上競技協会
7
バスケットボール協会
2
水泳協会
8
ソフトボール協会
3
体操協会
9
バドミントン協会
4
野球連盟
10
スキー連盟
5
卓球協会
11
柔道連盟
6
バレーボール協会
12
剣道連盟
70
( ③ 越前市体育協会加盟団体一覧のつづき )
№
種目・団体
№
種目・団体
13
弓道協会
27
ホッケー協会
14
相撲連盟
28
馬術協会
15
山岳協会
29
綱引協会
16
サッカー協会
30
レスリング協会
17
レクリエーション協会
31
ボウリング協会
18
サイクリング協会
32
エスキーテニス協会
19
ウエイトリフティング協会
33
ヨット連盟
20
ソフトテニス連盟
34
アーチェリー協会
21
テニス協会
35
ゴルフ協会
22
ハンドボール協会
36
クレー射撃
23
フェンシング協会
37
武術太極拳協会
24
空手連盟
38
マレットゴルフ協会
25
銃剣道連盟
39
ペタンク協会
26
ボクシング連盟
40
ゲートボール協会
71
[資料21] スポーツ施設の整備充実と効果的活用に関する資料
① 社会体育施設一覧(スポーツ課所管)
施設名称
所在地
竣工年月
高瀬トレーニングセン
ター
越前市武道館
武生体育センター
みどりと自然の村
サン・スポーツランド
高瀬一丁目 12-9-7
S53. 2
中央一丁目 8-15
行松町 25-10
安養寺町
安養寺町
S54.12
S52
S56.10
S62. 7
北新庄体育館
北町 54-25
S57. 3
北日野体育館
矢放町 21-19-1
S59. 3
大虫体育館
粟田部体育館
今立ふれあいプラザ
今立中央公園
多目的広場
今立テニスコート
丹生郷町 13-20-1
粟田部町中央 1 丁目 501
粟田部町 9-1-9
S59. 3
S49. 7
S53. 4
施設の主な内容
バレーボール・卓球・
バスケットボール・バドミントン
少年サッカー・野球
バレーボール・卓球・
バスケットボール・バドミントン
ウエイトリフティング・
ボクシング練習場
柔道・剣道・宿泊
体操
レストハウス・キャンプ場
テニスコート 4 面・ゲートボール 1 面
バレーボール・バドミントン・
バスケットボール
バレーボール・バドミントン・
バスケットボール
バレーボール・バスケットボール
バレーボール・バドミントン
太極拳・空手・弓道
野岡町
S51. 1
野球 1 面・ソフトボール 2 面
山室町 5-1
H14. 3
今立体育センター
岩本町 1-9
S58. 6
越前市弓道場
武生中央公園野球場
武生中央公園
多目的グラウンド
妙法寺町 36-2-1
高瀬二丁目 7
H26. 3
テニス 2 面
バレーボール・バドミントン・
バスケットボール
近的 9 射 遠的 3 射
平成 26 年 10 月廃止
高瀬二丁目
S30. 3
武生中央公園水泳場
高瀬二丁目 9-32
武生中央公園庭球場
帆山公園庭球場
帆山公園相撲場
武生東運動公園
ソフトボール場
武生東運動公園庭球場
武生東運動公園
陸上競技場
武生東運動公園
マレットゴルフコース
王子保公民館
スポーツルーム
国高公民館
スポーツルーム
高瀬二丁目 7-81
帆山町 11-13-1
帆山町 11-13-1
S41.
S50.
S42.
S52.
S51.
宮谷町 35-10
S53. 3
ソフトボール 4 面(公式 2 面)
宮谷町 35-10
S57. 3
宮谷町 35-10
S57. 6
宮谷町 35-10
H 1. 3
テニス 6 面
二種公認・全天候
サッカー
北コース 19 ホール
南コース 18 ホール
四郎丸町 65-2-1
S50. 5
バレーボール・バドミントン
国高二丁目 324-13
H 2. 4
バレーボール・バドミントン・
バスケットボール
学校開放(講堂)
市内各小中学校
学校開放(校庭)
市内各小中学校
武生中央公園体育館
高瀬二丁目 8-23
S43. 3
72
3
7
5
3
3
50m×9 コース・25m×8 コース
テニス 8 面
テニス 2 面
相撲
( ① 社会体育施設一覧(スポーツ課所管)のつづき )
味真野公民館
スポーツルーム
南中山公民館
スポーツルーム
服間公民館
スポーツルーム
日野川ゲートボール場
日野川河川緑地
マレットゴルフコース
式部ふれあい館
軽運動場
池ノ上勤労者
スポーツセンター
家久スポーツ公園
庭球場
家久スポーツ公園
ソフトボール場
家久スポーツ公園
温水プール
白崎公園
屋内ゲートボール場
白崎公園
マレットゴルフコース
瓜生水と緑公園体育館
しらやまいこい館
多目的ホール
今立南部公園
テニスコート
今立ゲートボール場
武生南児童センター
武生西児童センター
武生東児童センター
国高児童センター
王子保児童センター
味真野児童センター
金華山グリーンランド
キャンプ場
八ツ杉森林学習センター
キャンプ場
丹南総合公園野球場
丹南総合公園
多目的グラウンド
丹南総合公園体育館
丹南総合公園
ゲートボール場
丹南総合公園
全天候型球技場
味真野町 7-2-1
H 2. 5
バレーボール・バドミントン・
バスケットボール
西庄境町 21-7-1
S56. 5
ソフトバレー・バドミントン
藤木町 12-39-1
S55. 4
ソフトバレー・バドミントン
帆山町
S54.10
ゲートボール 8 面
帆山町
H 3.11
18 ホール
国高一丁目 13-11
S53. 3
バレーボール・バドミントン
池ノ上町 31-18-3
S55. 1
バレーボール・バドミントン
家久町 105-10-1
S60. 3
テニス 4 面
家久町 105-10-1
S60. 3
ソフトボール公式 1 面
家久町 105-3
S60. 3
室内 25m×6 コース
白崎町
H 5. 4
ゲートボール 2 面
白崎町
H11.12
18 ホール
瓜生町 19-7-1
H23.7
ソフトバレー・バドミントン
都辺町 36-84
H 8.12
ソフトバレー・バドミントン
岩本町 1-12
S60.10
テニス 4 面
野岡町 36-1
武生柳町 11-28
中央二丁目 4-10
国府二丁目 16-8
国高二丁目 325-3
四郎丸町 55-4-4
池泉町 14-1
H 2.
S57.
S58.
S59.
H 9.
H13.
H13.
ゲートボール 8 面
ソフトバレー・バドミントン
ソフトバレー・バドミントン
ソフトバレー・バドミントン
ソフトバレー・バドミントン
ソフトバレー・バドミントン
ソフトバレー・バドミントン
米口町 85-25
S54. 6
キャンプ
別印町 19-1-1
S57.11
キャンプ
余田町 50-4-1
H25. 9
余田町 50-4-1
H25. 9
余田町 50-4-1
H26. 9
内野 1,500 人 外野 2,000 人
野球 1 面、ソフトボール 2 面、
少年サッカー2 面、公式サッカー1 面
バレーボール 2 面、バドミントン 8 面、
バスケットボール 2 面
余田町 50-4-1
H26.11
ゲートボール 1 面
余田町 50-4-1
H26.11
ゲートボール 2 面
- 73 -
7
3
3
3
4
5
6
越前市教育振興ビジョン改定委員会委員名簿
(敬称略・順序不同)
氏
名
推薦団体ほか
備
考
学校教育分科会
生涯学習文化会
石川
昭義
仁愛大学
委員会委員長
井上
伸子
越前市校長会
分科会長
永宮
慶秀
越前市PTA連合会
松村
崇
越前市公立幼稚園後援会連合会
室賀
幸子
公募委員
川﨑
則子
越前市社会教育委員の会
林
直樹
越前市公民館連合会
文化振興分科会
堂下
正道
越前市自治連合会
三好
修一郎
越前市図書館協議会
委員会委員長職務代理者
及び分科会長
越前市文化財保護委員会
分科会長
堀
為沢
立熙
さち子
越前市武生公会堂記念館運営協議会・
越前市今立歴史民俗資料館運営委員会
スポーツ分科会
佐々木 修
越前市文化協議会
畠中
(公社)越前市体育協会
林
山本
敏行
富久子
聡実
越前市スポーツ推進審議会
越前市スポーツ少年団指導者協議会
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分科会長
越前市教育振興ビジョン改定委員会等開催経過
開催年月日
平成26年5月26日
会議名称等
第1回越前市教育振興ビジョン改定委員会
第1回学校教育分科会
第1回生涯学習分科会
第1回文化振興分科会
第1回スポーツ分科会
平成26年6月12日
第2回文化振興分科会
平成26年6月16日
第2回スポーツ分科会
平成26年6月19日
第2回学校教育分科会
第2回生涯学習分科会
平成26年7月3日
第3回文化振興分科会
平成26年7月16日
第3回学校教育分科会
平成26年7月17日
第3回生涯学習分科会
平成26年8月7日
第4回生涯学習分科会
第4回文化振興分科会
平成26年8月26日
第4回学校教育分科会
第5回生涯学習分科会
第5回文化振興分科会
第3回スポーツ分科会
第2回越前市教育振興ビジョン改定委員会
平成26年12月15日~
パブリック・コメントの実施(平成27年1月15日まで)
平成27年1月26日
第5回学校教育分科会
第6回生涯学習分科会
第6回文化振興分科会
第4回スポーツ分科会
第3回越前市教育振興ビジョン改定委員会
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越前市教育振興ビジョンの改定に関する越前市事業計画策定等委員会設置規則
(設置)
第1条 越前市教育振興ビジョンの改定に関する調査審議を行うため越前市附属機関設置
条例(平成24年越前市条例第2号)第2条の規定に基づき越前市教育振興ビジョンの改
定に関する越前市事業計画策定等委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(組織)
第2条 委員会は、委員15人以内をもって組織する。
2
委員は、次の各号に掲げる者のうちから教育委員会が委嘱する。
(1) 学識経験を有する者
(2) 関係行政機関の職員
(3) 前2号に掲げる者のほか、教育委員会が必要と認める者
(任期)
第3条 委員の任期は、越前市教育振興ビジョンの改定に係る調査審議の結果を教育委員
会に報告した日までとする。
(委員長)
第4条 委員会に委員長を置き、委員の互選によってこれを定める。
2
委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。
3
委員長に事故があるときは、あらかじめ委員長の指定する委員がその職務を代理する。
(会議)
第5条 委員会は、委員長が招集し、会議の議長となる。
2
委員会は、委員の過半数が出席しなければ開くことができない。
3
委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の決するとこ
ろによる。
(報酬)
第6条 委員の報酬は、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平
成17年越前市条例第44号)及び特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
する条例施行規則(平成24年越前市規則第13号)の定めるところによる。
(庶務)
第7条 委員会の庶務は、越前市教育委員会行政組織規則(平成17年越前市教育委員会規
則第13号)第23条に定める課において処理する。
(その他)
第8条 この規則に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、教育委員会が
定める。
附
則
(施行期日)
1
この規則は、平成24年4月1日から施行する。
(委員会招集等の特例)
2
委員長が互選されるまでの間、会議の招集及び運営は、教育長が行う。
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福井県越前市教育委員会
〒915-8530
福井県越前市府中一丁目 13 番 7 号
TEL 0778-22-3000(代表)
FAX 0778-22-7497
http://www.city.echizen.lg.jp
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