...

調査方法、対象及び用語の定義等について

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

調査方法、対象及び用語の定義等について
平成 1 6 年 の 海 外 在留 邦 人 数 調 査 統 計
( 調 査方 法、 対 象 及 び 用 語の 定義 等 に つ い て )
本調査統計を転載する場合には、外務省領事局政策課(〒100-8919、千代田
区霞 が 関 2 - 2 - 1) あ て 書 面 に よ り 、転 載 許 可 を 求 める よう お 願 い し ま す。
1
調査方法
本統計は、わが国在外公館が平成16年10月1日付現在で、それぞれの管轄地域(兼轄
国及び属領も含む)内に在留する邦人数を調査した結果を集計したものである(台湾につい
て は 財 団 法 人 交 流 協 会 に 、 南 極 に つ い て は 文 部 科 学 省 に 調 査 を 委 嘱 し た )。 こ れ に よ り 、 世
界各地 に在 留する 邦人の 実 態につき その 大部 分を把 握し たと考 える 。
調査に際しては、在外公館に提出されている在留届を基礎資料として利用したが、在留届
を提出していない邦人もいるので、日系進出企業、日本人会、邦人研究者・留学生が在籍す
る大学 、研 究機関 、各種 学 校等に調 査票 を配 布し、 協力 を求め た。
2
調査の対象
調査 の対 象は、 海外に 在 留する日 本国 民で ある。
(1)但し、在留期間が3ヶ月に満たない旅行者や短期滞在者は除外した(これら旅行者等
は移動が激しく、特定地点による実数は把握困難である。ちなみに、3ヶ月で区切った
のは、旅券法によって、3ヶ月以上外国に滞在する者は、在留届の提出を義務づけられ
て いる ことに よる )。
(2)3ヶ月以上在留している邦人のうち、在留国から永住資格を得ている者を「永住者」
とし、それ以外の者を「長期滞在者」として区別した。この区別は、大まかには、生活
の本拠をわが国からその国へ移した人々(永住者)と、在留国での生活は一時的な者で
いずれわが国に戻るつもりの人々(長期滞在者)とに対応する。しかし、この区別は相
対的なものであって、企業関係者の中でも、在留資格の関係から永住の意思はなくても
永 住権 を取得 してい る 者もある 。
(3)本統計の対象は、日本国籍を有する者であるため、日本国籍を有しない「日系人」は
含 まれ ていな い。
3
この統計の見方
1) 同一 地域内 での国 ( 地域)の 配列 順序 は、原 則と して 50 音 順 とし た。 海外属領 等は 本
国 の数 に入れ ず 、その 属領等 のあ る地域 の分 に別 個に掲げ た( 例: 仏領 ギア ナは南 米に )。
2 )「 主 要 都 市 別 在 留 邦 人 数 」 に お い て 、 都 市 の 行 政 区 画 に は と ら わ れ ず 周 辺 地 区 も 含 め た 。
4
用 語 の 定 義 ( A)
1) 総数
日本 国籍を 有する 者 の数(長 期滞 在者 及び永 住者 の合計 )。
2) 長期 滞在者
(1)3ヶ月以上の滞在者で永住者ではない邦人(3ヶ月以上滞在の意思をもって在留す
る邦 人であ れば、 調 査の時点 にお いて 滞在期 間3 ヶ月未 満で あっ てもこれ に含 める )。
(2 )長 期滞在 者の職 業 別分類は 用語 の定 義(B )を 参照。
(3 )長 期滞在 者を本 人 と、これ に同 伴し て滞在 する 同伴家 族に 分類 した。
-1-
3) 永住 者(日 本国籍 保 有者)
(1 )永 住者と は原則 と して当該 在留 国よ り永住 権を 認めら れて いる 者を意味 する 。
(2 )日 本人の 子であ っ ても、日 本国 籍を 有しな い者 は含ま ない 。
(3)自己の意思により外国籍を取得した者は、たとえ国籍喪失届を提出していなくても
外国 国籍取 得によ り 自動的に 日本 国籍 を喪失 して いるの で、 これ には含ま れな い。
(4 )重 国籍で あって も 日本国籍 を有 する 者は含 まれ る。
用 語 の 定 義 ( B)
(長期 滞在 者の職 業別分 類 )
1) 民間 企業関 係者及 び その家族
(1 )商 社、銀 行、証 券 、保険、 製造 業、 運輸( 船舶 、航空 )、土木 、建 設、広 告、 宣伝、
水産 、鉱業 、林業 、 旅行斡旋 、倉 庫、 不動産 、そ の他の 営利 企業 及びそれ ら企 業の
関連 団体職 員
(2 )民 間団体 職員( 経 済関係団 体職 員を 含む)
(3 )現 地法人 及び合 弁 企業の職 員
(4 )外 国企業 の職員 ( 例えば日 本に 支社 や現地 法人 を有す るよ うな 外国企業 )
(5 )以 上の諸 企業及 び 経済団体 の現 地採 用職員
2) 報道 関係者 及びそ の 家族
(1 )新 聞、雑 誌、放 送 等の特派 員( 通信 社を含 む)
(2 )上 記報道 機関の 現 地採用職 員
3) 自由 業及び 専門的 職 業関係者 及び その 家族
(1 )下 記の職 業に従 事 する者
a 僧侶、 宣教師
b 文芸家 、著述 家 (2に含 まれ る者 は除く )
c 弁護士 、会計 士
d 碁、将 棋、 茶道、 華道 、日本 舞踊 、琴、 尺八 、三味 線、 柔道、 空手 、合気 道師 範等
e 芸術家 、芸能 家 (音楽家 、美 術家 、写真 家を 含む)
f 建築家
g 医師、 獣医師 ( 開業又は 病院 等に 雇用さ れて いる者 )
h 服装、 デザイ ン 関係者
i 理容師 、美容 師 、看護師 、鍼 灸師 、コッ ク、 ひな鑑 別師 、大 工、庭師 、漁 師、
フ ァッシ ョンモ デ ル、その 他の 特殊 技能者
j 自家営 業(貿 易 、商業、 製造 独立 営業者 )
k その他 の自由 業
(注)上記職業に従事する者であってもその主たる目的が留学、研究にある者は4に分類
4) 留学 生、研 究者、 教 師及びそ の家 族
(1 )公 費及び 私費の 留 学生
(2 )大 学、研 究所そ の 他の研究 、教 育機 関にお いて 研究ま たは 教育 に従事す る者
(3 )日 本語そ の他の 教 師(在外 教育 施設 派遣教 員と して政 府よ り派 遣されて いる 者は
5( 5)に 分類)
-2-
5) 政府 関係機 関職員 及 びその家 族
(1 )在 外公館 職員( 派 遣職員、 家事 補助 員及び 現地 採用職 員を 含む 。以下同 じ)
(2 )独 立行政 法人等 職 員(別表 1)
(3 )技 術協力 のため の 政府派遣 専門 家、 技術者 及び 協力隊 員
(4 )国 際機関 職員( 国 連その他 の国 際機 関職員 )(別 表2)
(5 )在 外教育 施設派 遣 教員とし て政 府よ り派遣 され ている 者
(6)その他公用旅券所持者で派遣及び滞在の経費の全部又は一部が公費でありかつ派遣
機関 の用務 に従事 す る者( 在 留 資格が 主とし て留 学ある いは 研究 にある 者は 4に分 類 )
6) その 他
上記 1)~ 5)に 属 さない者 及び それ らの家 族、 例えば 、
a ホ テルボ ー イ、ハウ スメ イド 、給仕 、掃 除婦、 その 他の 単純労働 者
b 外 国政府 職 員(技術 協力 のた め政府 より 派遣さ れて いる 者は5に 分類 )
c 無職
d そ の他上 記 何れの分 類に も属 さない 者又 は分類 不能 もし くは不明 の者
別
表
5)
1
( 2 ) に は次 の よ う な も の が ある 。
日 本銀 行
国 際協 力 銀 行 ( J B I C)
国 際交 流 基 金
国 際協 力 機 構 ( J I C A)
日 本貿 易 振 興 機 構 ( J ET R O )
日 本商 工 会 議 所 等
別
表 2
5 ) ( 4 ) には 次の よ う な も の があ る。
( 1 ) 国連 及び 国 連 専 門 機 関等
世界 保健 機 関 ( W H O)
国際 電気 通 信 連 合 ( IT U)
世界 気象 機 関 ( W M O)
万国 郵便 連 合 ( U P U)
国際 海事 機 関 ( I M O)
国際 金融 公 社 ( I F C)
国際 通貨 基 金 ( I M F)
国際 復興 開 発 銀 行 ( IB RD )
国際 開発 協 会 ( I D A)
国際 原子 力 機 関 ( I AE A)
( 2 ) その 他の 国 際 機 関
経済 協力 開 発 機 構 ( OE CD )
世界 貿易 機 関 ( W T O)
アジ ア開 発 銀 行 ( A DB )
アジ ア生 産 性 機 構 ( AP O) 等
-3-
Fly UP