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US Topics
PwCが発行している「Flashline」から米国関連記事を翻訳・掲載しています。
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No. 2015-48
December 3, 2015
PwC
監査品質の重視－PwC の 2015 年度報告書
PwC の監査品質に関する年次報告書「監査品質の重視」では、利害関係者に対して PwC のア
シュアランス業務における品質に対するコミットメントを示す明確な調査結果を提供することによ
り、透明性を高めようとする私達の道程を示し続けています。今年度の報告書では、監査の品
質に影響を与える可能性のある要素および PwC が注力している領域を取り上げています。さら
に、テクノロジーへの投資、人材の開発、監査アプローチの強化についても詳述しています。
2015 年度において、PwC は、監査業務および監査品質向上のための投資や監査品質の重視
についてより深い洞察を提供する測定値である「透明性データポイント」について、任意開示の
数をさらに増やしました。
すなわち、2015 年度報告書は、高品質の監査という PwC の最優先事項に対するコミットメントを
支援するために PwC が実施してきた（そしてこれからも実施を継続する）活動に関する、有意義
な情報を提供するものです。
Point of view：新収益基準の適用に向け準備はできていますか？
新収益基準の 2018 年の発効日はまだ先のことに思えるかもしれません。しかし企業は、システ
ム、プロセス、統制を一夜にして変更することはできません。PwC と財務担当経営者国際研究
財団（FERF）が最近実施した、収益認識基準適用に関する調査 1 の結果によれば、企業による
準備状況は全般的に遅れているようです。調査に参加した 335 社のうち 75％が、まだ適用によ
る当初の影響についての調査を完了しておらず、そのうち 3 分の 1 を超える企業においては評
価を開始すらしていないと回答しました。
新収益基準の適用に必要な作業を過小評価すべきではありません。各企業の状況にもよります
が、変更にむけて適切に計画を立て準備するために必要な期間は、月単位ではなく年単位と
なる可能性があるため。そのため、適切な計画立案が必須となります。その第一段階は、すべ
ての収益取引に関する新ガイダンスに基づく会計および開示の要求事項を評価することです。
次に、企業は、システム、プロセス、統制に必要な変更の識別、設計、実行を行う必要がありま
す。最終段階として、適用年度における想定外の事態の発生を回避するために、新規または修
正後の統制をテストすることです。
当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、
適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。
1
適用のための方針策定の詳細については、PwC の Pointof view 記事をお読みください。
1
2015 年度 PwC–FERF 収益認識調査結果
BoardroomDirect－2015 年 11 月版
2015 年 11 月版の BoardroomDirect には、ともに 2016 年議決権行使勧告に関する方針を公表
した Institutional Shareholder Services（ISS）社およびグラス・ルイス社に関する記事を特集して
います。両社の新方針には、取締役の過剰兼任と取締役会の一方的行動に関する変更が含ま
れています。
また、11 月版に掲載されているその他の項目には、（1）SEC のメアリー・ジョー・ホワイト議長が
2016 年度における制裁措置の増加を予想、（2）2015 年に新任された社外取締役の増加を示
すスペンサー・スチュアート社の 2015 年度米国取締役会インデックス、（3）FASB が新リース基
準の発効日を 2019 年とすることを決定、（4）クローバックポリシーに関する SEC の新規則は修正
再表示に影響を与える可能性があるとの研究結果、（5）SEC 内部告発プログラムが 2012 年以
降の内部告発件数の 30％増を報告、（6）SEC が関連当事者への株式発行に関する NYSE 規
則修正案についての投票期限を延期、が含まれています。
米国財務会計基準審議会 (FASB)
FASB が公正価値測定に関する開示要求事項の改善を提案
FASB は、公正価値測定に関する開示要求事項の改善案を盛り込んだ公開草案を公表しまし
た。このガイダンス案により、公正価値測定に関連する既存の開示要求事項の改善、開示要求
事項の明確化、および FASB の意思決定プロセス改善の方法の識別が行われることになりま
す。
このガイダンス案は、報告企業の財務諸表利用者にとって最も重要な情報を明確に伝達するこ
とによる財務諸表の注記における開示の有効性の改善を目的とした、FASB のより広範な開示
フレームワークプロジェクトの一環です。
この公開草案に対するコメント募集期限は 2016 年 2 月 29 日です。
FASB の会議およびプロジェクトアップデート
会議の概要： 今週、FASB の会議は開催されませんでした。
次回の公開会議： FASB は 12 月 11 日に会議を開催し、（1）11 月 12 日の発生問題専門委員
会（EITF）会議で達した EITF の合意事項および暫定的結論を承認するか否か、ならびに（2）非
当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、
適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。
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営利企業の財務諸表に関するプロジェクト（フェーズ 1）について議論を行う予定です。この会
議の詳しい情報については FASB ウェブサイトをご覧ください。
FASB プロジェクトアップデート： FASB は以下のプロジェクトの概要を更新しました。
•
開示フレームワーク
•
保険－長期契約の会計処理に対する特定の項目を対象とした改善
米国公認会計士協会 (AICPA)
AICPA の倫理部門が新規および改訂された解釈指針についての包括的公開草案
を公表
AICPA の職業倫理実行委員会（PEEC）は、AICPA メンバーが、自身の事務所の譲渡、売却、も
しくは廃業を行う場合、またはメンバーが事務所を開業する場合における当該メンバーの秘密
保持およびクライアントファイルの返却に関する義務についての新規および改訂された解釈指
針を盛り込んだ公開草案を公表しました。また、PEEC は、認められるコミッションおよび紹介報
酬の開示を書面で行うことを、採択された場合には要求することになる、新たな解釈指針案も提
案しています。
この公開草案に対するコメント募集期限は 2016 年 5 月 16 日です。
公開企業会計監視委員会 (PCAOB)
PCAOB が 2016 年度予算および 2015－2019 年度戦略計画を承認
PCAOB は約 257.7 百万米ドルの 2016 年度予算を採択しました。また PCAOB は、2016 年度予
算の基礎となり、同委員会の計画策定および運営の指針となる 2015－2019 年度の戦略計画に
ついても採択しました。2016 年度予算は、SEC による承認の対象となっています。
当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、
適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。
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Appendix: １１月公表の PwC コミュニケーションのハイライト
見逃したものはありませんか？ 2015 年 11 月に PwC が公表した出版物その他の主要な項目の一覧表を作成しまし
た。詳しくはリンク先をご覧ください。
EITF observer－2015 年 11 月号
FASB 法人所得税会計処理プロジェクト
IFRS news－2015 年 11 月号
In brief：FASB が金融商品の分類および測定の基準に関する発効日を決定
In brief：FASB が減損基準案の発効日を最終化
In brief：FASB がリース基準案の発効日を最終化
In brief：FASB が事業（business）の新たな定義を提案
In brief：FASB が政府補助金、一部の税制上の優遇措置に関する新たな開示を提案
In brief：FASB が繰延税金の貸借対照表上の分類を簡素化
In brief：SEC が有価証券をベースにしたクラウドファンディングのための道筋を整備
In the loop：今日の不安定な通貨環境における外国通貨リスクの管理
In the loop：仕組債務－借入債務になり得るか？
In transition：合同移行リソースグループ（TRG）がオプションによる購入、ライセンス、およびその他の収益
に関するトピックスを議論
ポッドキャスト：リストラクチャリング
Point of view：監査人の進化－スキルセットはどのように変化しているのか
ビデオ：為替換算調整額の損益への振替
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当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、
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