...

ゲレンデ逆走マラソン グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場 「山頂が

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

ゲレンデ逆走マラソン グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場 「山頂が
ゲレンデ逆走マラソン グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場
「山頂がゴール!お花見&猪苗代湖一望レース」
大会レポート
2013 年 5 月 6 日(月・祝)
2013 年ゴールデンウイークの最終日に、逆走マラソンの新たなシリーズが幕を開けた。今年 3 年目
に突入するこの逆走マラソン。運営委員会の中で「今年が勝負の年だ」という意識で各レースに趣向を
凝らし、
「Evolution」と銘打った新シリーズである。その第一戦が、グランドサンピア猪苗代リゾート
スキー場を舞台に行われる「山頂がゴール!お花見&猪苗代湖一望レース」。
今回のレースは、逆走マラソン史上初の山頂ゴール。そして桜の時期に合わせた開催も初めてである。
「お花見」というのが選手の興味を引いたのか、エントリー選手数は未だかつてない 100 名越え!多く
の選手が集まってくれたことに喜びを感じる一方、一体どういったレースになるのか、期待と不安が入
り混じっていた。
当日の朝は、進化した逆走マラソンのスタートにふさわしい、ぽかぽか陽気となった。11 時にリバテ
ィハウス内にて受付開始。受付開始直後からあっという間に行列ができ、しばらく途絶えることがなか
った。こんなことは逆走史上初めてである。100 名という数字の大きさを知った。最終的な選手数は、
10 ㎞男子 63 名、10 ㎞女子 15 名、5 ㎞男子 32 名、5 ㎞女子 10 名という計 120 名となった。
受付の列!お待たせしてすみません…。
協賛企業様による豪華参加賞!
こちらも協賛品。フランスのお菓子も!
12 時 30 分に開会式が行われ、グランドサンピア猪苗代リゾートホテル&スキー場の島津副総支配人
にご挨拶をいただき、森崎委員長の競技説明、選手宣誓と続いた。今回の宣誓には 2011 年シリーズか
ら参加の玉手美里選手に白羽の矢が立った。NHK 大河ドラマ「八重の桜」にちなみ、袴姿で力強い宣
誓をしてくれた。恒例の記念撮影ももちろん行った。
島津副総支配人よりご挨拶。
“逆走の八重”玉手選手の宣誓!袴姿が凛々しい!
恒例の記念撮影。
一人一人の顔が見えづらいほど、120 名をおさめるのは大変!
13 時 00 分、ついにスタートが切られた。120 名という人数が一斉にゲレンデを登っていく光景はな
かなか見応えがあった。60 名前後の選手数に馴染みがある私たちにとってはちょっとした感動を覚える
瞬間であった。
今回は、頂上のゴールまでほとんど登りという過酷なコース設定。一斉にリバティハウスから駆け登
った後は、10 ㎞と 5 ㎞でコースが分かれる。10 ㎞コースには、これから頂上へと挑むアスリートを励
ますような桜並木が待っている。桜の時期に合わせての開催となったこのレースだったが、例年より早
い開花予報に事務局ははらはらしていた…。しかし、逆走マラソンの神様のおかげか、結局のところ例
年通りの開花時期となり、見事この日桜並木は見頃を迎えていた!逆走マラソン恒例の軽トラ先導車に
導かれ、10 ㎞にエントリーした 78 名のアスリートが走りながらのお花見を楽しんだ。楽しむ余裕など
なく必死で走ったという人もいれば、いつものようにゆっくり走った(歩いた?)ので楽しめたという
人もいて、逆走マラソンらしく、それぞれの楽しみ方があったようだ。
スタート!チビッ子が元気よく進む!
120 名の登山行列は壮観。残雪の頂上へ!
桜の中を走り抜けるアスリートの美しいこと!
みんないい笑顔です(^0^)
桜並木がコースに含まれない 5 ㎞のアスリートは、早々に通過点であるリバティハウスに再び姿を現
し、頂上へと挑んでいった。今回のコースは高低差 600 メートル!中でもひたすら登る後半はアスリー
トにとって過酷だったことと思う。今年度ついに作ってしまった逆走マラソン T シャツ。なかなか好調
な売れ行きで、逆走 T シャツを着て走ってくれたアスリートもたくさんいた。その背中に刻まれる「登
り切るまで、振り向くな!」という森崎委員長の名ゼリフ(?)が、アスリート同士を励まし合ったの
ではないだろうか。
5 ㎞トップの山口選手が 27 分という好タイムで頂上のゴールラインを切った。それから続々と 5 ㎞
のアスリートが頂上へと辿り着き、皆素晴らしい景観を楽しみながら完走の達成観に浸った。コース途
中に頂上があった従来の逆走マラソンとは違い、「逆走すること」から解放され、ゆったりとした気持
ちで楽しめるこの景色は、格別だったことと思う。10 ㎞トップも関根選手の 46 分を皮切りに、皆素晴
らしいタイムでゴールを切っていった。ほぼ登りというコースにもかかわらず、120 名全員が見事 2 時
間以内に完走するという結果でレースが終了した。参加アスリートには下りのゴンドラ乗車権があり、
多くのアスリートが帰りはゴンドラでゆったりと下ってきたはずだった。…が、聞くところによると、
あえてゴンドラ乗車権を拒否し、走って下ったアスリートが少なくなかったらしい。恐るべし逆走アス
リート…!
レース途
中から吹き始めた強風と雨の心配から、表彰式はリバティハウス内で行われた。この表彰式では、逆走
マラソン史上初めて、10 ㎞男女、5 ㎞男女共に 10 位までの入賞者が出揃い、総勢 40 名が表彰された。
10 ㎞女子 0 名などというレースを何度も経験している私たちにとって、入賞者が揃ったこの表彰台は
感慨深いものとなった。逆走初参戦のアスリートが約 7 割を占めるなか、全く順位の予想がつけられな
かったが、選手宣誓の玉手選手、昨年のシリーズチャンピオン国友選手、5 ㎞女王になりつつある渡部
春雅選手(10 歳!)など常連選手も表彰台に上がった。そしてまた 10 ㎞男子では、2011 年から続く自
衛隊チームの連覇が止まらない!果たしてこの自衛隊チームを破るアスリートが出てくるのはいつに
なるのか…。挑戦者求む!
10km 男子
10km 女子
1 位 関根隆太選手、2 位 佐原尚樹選手、
1 位 桑原絵理選手、2 位 大崎かりん選手、
3 位 国友洋志選手
3 位 玉手美里選手
5km 男子
5km 女子
1 位 山口悠樹選手、2 位 駒木根一弘選手、
1 位 渡部春雅選手、2 位 大崎二菜選手、
3 位 阿部諒嘉選手
3 位 菅野千尋選手
震災をきっかけに、
「風評被害をぶっ飛ばせ!」をモットーに掲げて生まれたゲレンデ逆走マラソン。
その思いが少しずつ、少しずつ通じてきたように感じられた今回の猪苗代リゾートスキー場レース。県
内外のメディアから取材していただいたため、さらに逆走マラソンの輪が広がることを期待したい。県
内外、果てはフランスからの参加があった今回、その逆走アスリートの皆さんがこの思い出を持ち帰り、
福島の元気を伝えていただければ幸いである。
逆走マラソン Evolution 2013 はまだ始まったばかり!さら
なる逆走アスリートの参加をお待ちしている!
レポート:GAMBARUZO!ふくしま実行委員会
自ら 10 ㎞を完走した森崎委員長。
背中の文字がよく似合う!
事務局
佐林
Fly UP