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みやぎ建設産業振興プランの骨子

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みやぎ建設産業振興プランの骨子
みやぎ建設産業振興プランの骨子
(1)建設業者の自助努力に対する支援
~経営力と技術力に優れた建設業者を育成するために
①本業の強化
経営改善、収益性向上など経営力を強化
②新分野進出
農業、福祉、環境分野等への進出や、新技術の開発や導入による経営の多
角化
③企業間連携
合併や営業譲渡、協業化等による業界再編促進
④技術力向上、人材の確保・育成
技術力強化や優れた技能者の育成、確保
(2)建設市場の適正な競争環境の整備
~意欲と能力のある建設業者が活躍できるように
⑤不良不適格業者の排除
談合、赤字受注(ダンピング)、粗雑工事、暴力団関係、下請搾取、労災
事故、法令違反等の排除
⑥入札・契約制度の改善
みやぎの入札・契約制度の推進、新しい発注方式の検討
(3)パートナーシップの構築
~県民の視点に立った新しいパートナーシップの構築
⑦地域力(地域との協働)
◇特に地方部や過疎地域において人口減少や高齢化が進む中で、安全・安心
のためのボランティア活動などの地域貢献や地域密着型経営の展開、地域
と良好な関係を築きながら協働していくことなどによって、地域住民から
の信頼を確かなものにしていく必要がある。
◇地域の行政課題の解決と密接に関連した新たなビジネスの創出を支援して
いく必要がある。
◇震災時等の救急救命など、身近な生活を支える支援体制における建設業の
役割を明確化する必要がある(災害時の的確な対応やその備えなど)
。
⑧公共工事における三者連携システムの確立
公共工事において、設計者、発注者、請負者(元請・下請)に至る関係者
のパートナーシップ(対等な関係)による協議システムを構築することに
よって、採算性の確保や工期の適正化を図る必要がある。
(担当)宮城県土木部事業管理課
電 話 022-211-3116
FAX 022-211-3292
メール [email protected]
「(仮)みやぎ建設産業振興プラン策定にあたっての考え方」
1 現状及び課題
建設投資額(県内)
10,000
15,778
7,456
8,539
12,932
8,320
8,146
7,945
( )
11,333
10,469
9,734
8,851
8,146
6,927
6,820
6,112
6,255
5,000
5,981
5,352
6,406
5,724
4,010
4,063
0
平成7年度
平成9年度
平成11年度
平成13年度
平成15年度
平成17年度
H18.12月末 データ県事業管理課,
建設総合統計年度報
現在7,780社
(国土交通省)より
年 度
公共(億円)
民間(億円)
全体(億円)
建設業者数(許可)
建設投資額と建設業者数の推移(県内)
20.0%
14.5%
0.0%
5.5%
11.6%
9.3%
3.97%
2.92%
2.00%
-18.0%
-20.0%
-28.2%
-38.3%
-40.0%
経常利益率の推移(県内)
6.6%
-8.7%
-33.6%
利
益
率
1.84%
2.24%
1.63%
平成7年度
平成9年度
1.07%
0.74%
1.16%
平成11年度
平成13年度
0.81%
0.67%
平成15年度
-1.00%
総資本経常利益率(県内)
-60.0%
平成7年度
社
2,500
0
0.0%
建
設
業
者
数
7,500
)
15,000
投
資12,000
額
9,000
億
6,000
円
3,000
14,401
7,869
(
18,000
平成9年度
平成11年度 平成13年度 平成15年度 平成17年度
建設投資額
建設業者数
建設業振興に関する 400 社アンケートの実施
0.29%
平成17年度
-0.04%
完工高経常利益率(県内)
データ:H18年度版建設業の財務統計指標 東日本建設業保証(株)平成17年度は県内1,164社(平均)
総資本経常利益率=経常利益/総資本×100 この比率が高いほど,収益性が総合的に高いことを示す。
完工高経常利益率=経常利益/完成工事高×100 この比率が高いほど,通常の営業活動の成果が大きいこ
とを示す。
建設業振興に関する意見交換会の実施
<現状整理>
① 建設業界を取り巻く厳しい経営環境(建設投資額の減少傾向、供給過
剰な業界構造など)
② 厳しい経営状況にある個々の企業(激しい受注競争による収益率の低
下、赤字の発生など)
③ 経営体質強化への取り組み(本業強化や経営の多角化、人材育成な
ど)
④ 不適正な元請・下請関係
⑤ 発注者、設計者、施工者の連携不足による社会的コストの増大
有識者インタビューの実施
<抽出された課題>
① 経営基盤・経営体質の強化、向上。
② エンドユーザー(県民・消費者)へ提供する社会基盤施設等の品質
確保。
③ 技術力の向上、人材確保・育成。
④ 建設業就労者の雇用環境の改善。
⑤ 適正な元請・下請関係の構築。
⑥ 公共工事における三者連携システムの確立。
⑦ 建設産業の公正性・透明性に対する信頼感醸成。
みやぎ建設産業振興懇談会の設置
振興プランの調査検討
振興策体系(案)
1 経営力と技術力に優れた建設業者の育成、就労支援
建設業者の
本業の強化
自助努力
新分野進出
に対する支援
企業間連携
技術力向上、人材確保・育成
2 意欲と能力のある建設業者が活躍できる公正かつ透明な競争環境の整備
建設市場の
不良不適格業者の排除
競争環境を整備
入札・契約制度の改善
2 建設業産業振興プラン(案)
<方向性:官民の役割分担を明確化>
① 建設業者は自己責任、自助努力により経営基盤
等の強化に取り組む。
② 県は、関係部局が所管している既存制度の活用
と支援体制の充実化、建設市場の環境整備に取
り組む。
③ 災害対応、雇用確保等、地域における建設産業
の重要性について県民の再認識を得る。
3 新しいパートナーシップの構築
地域力(地域との協働)・三者連携システムの構築
パブリックコメント
<期待される効果>
① 建設業者の経営基盤、経営体質が強化・向上する。
③ 県民に良質なサービスが提供される。
⑤ 県民により信頼される建設産業に成長する。
実施
② 建設市場の良好な競争環境が形成される。
④ 建設業就労者の雇用環境が安定する。
宮城の将来ビジョン
(仮)振興プランの推進
PDCA
進行管理しつつ、実現可能なものから実施
Plan(立案・計画),Do(実施),Check(検証・評価),Action(改善・見直し)
富県宮城の実現
建設業経営多角化支援事
業の強化・推進
安心と活力に満ちた地域社会づくり
人と自然が調和した美しく安全な県土づくり
建設産業振興に関するアンケート調査について
宮城県では、今年度、
「みやぎ建設産業振興プラン」を策定中です。その参考とさせてい
ただくため、以下のアンケートに御協力いただきますようお願いいたします。
なお、地域づくり懇談会開催日に回収させていただきますので、当日ご持参いただきま
うようお願いいたします。
回答者(当てはまるものを○で囲んでください。)
性別【 男性 ・ 女性 】
年齢【 20代・30代・40代・50代・60代・70代・80代
所属【 民間 ・ 行政関係 】
】
質問1 地域の建設業者に対してどのようなイメージをお持ちですか?(当てはまる番号
を○で囲んでください。以下、同じ。)
1
2
3
4
5
質問2
質問1で、「良い」・「どちらかといえば良い」とお答えいただいた方にお伺いしま
す。どのような点で、そのようなイメージを持ちますか?(複数回答可)
1
2
3
4
5
質問3
良い
どちらかといえば良い
どちらでもない
どちらかといえば悪い
悪い
高度な建設・土木技術で、大切な社会資本(道路・橋・下水道など)の整備
に貢献している
地域活動(お祭り・防犯・清掃活動など)に積極的に参加し、貢献している
地域の中で、多くの雇用の場を提供している
災害発生時に、危険な現場で復旧作業にあたっている
その他
質問1で、「悪い」・「どちらかといえば悪い」とお答えいただいた方にお伺いしま
す。どのような点で、そのようなイメージを持ちますか?(複数回答可)
1
2
3
4
談合や耐震偽装など、不正や法令違反が多い
地域活動(お祭り・防犯・清掃活動など)に消極的
粗悪工事を繰り返すなど、施工技術に問題がある
その他
※アンケートは裏面もございます。
質問4 地域の建設産業は、公共投資の減少などもあり、倒産や廃業に追い込まれるなど
非常に厳しい経営環境に直面していますが、地域とともに歩む建設業は今後も必要
不可欠なものと考えています。
今後、地域の建設業に対しどのようなことを期待しますか?(複数回答可)
1
2
3
4
5
6
高度な建設・土木技術で、良質な社会資本(道路・橋・下水道など)整備に
貢献して欲しい
地域活動(お祭り・防犯・清掃活動など)に積極的に参加して欲しい
安定的な経営により、多くの雇用の場を地域に提供して欲しい
災害発生時の、救急活動や復旧活動に期待している
特に期待するものはない
その他
質問5 厳しい経営環境に直面している地域の建設業者が、今後、生き残っていくために
は、どのような取り組みを進めていくべきだと考えますか?(複数回答可)
1
2
3
4
5
6
建築や土木工事などの本業を強化し、本来の役割を果たすべき
建設業以外の新しい分野(農業・環境・福祉等)に活路を見い出すべき
建設業者の数が多いので、合併や協同化などを検討すべき
需要増加は見込めないので、手遅れになる前に廃業すべき
分からない
その他
質問6
現在、県では「みやぎ建設産業振興プラン」
(別紙参照)を策定中です。この中で、
建設業者が、耐震化やバリアフリー化工事、除排雪、高齢者の介護サービスなど、
地域住民の生活に密着したビジネスを展開できないか提案されています。
建設業者が、地域密着型経営を展開し、地域住民と良好な関係を築きながら協働
していくことについて、どう考えますか?
1
2
3
4
必要なことである
必要ではない
分からない
その他
質問7 建設産業振興に関するご意見やご提案などございましたら、ご自由にお書きくだ
さい。
御協力、誠にありがとうございました。
宮城県土木部
事業管理課
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