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ボリューム12 - EMC Japan

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ボリューム12 - EMC Japan
EMCではアップタイムDU/DLレートを向上させるために新しい
ボリューム12
2015年3月
ファームウェアのインストールを強く推奨
EMCは、600GB VNX SASドライブ、パーツ番号005049675および005049677の新しいファームウェアをリリースしました。この新
しいファームウェアにより、ドライブの信頼性が向上します。つまり、このドライブのMTBF(平均故障間隔)メトリックが大幅に向上
します。さらに、この新しいファームウェアにより、VMware ESXホストでのVAAIプリミティブの操作を伴うかなり限定されたシナリ
オで、ドライブのパフォーマンスも向上します。ファームウェアの大きな潜在的メリットを考慮して、FCO(フィールド変更オーダー)
が作成され、そのインストールを見届けています。とはいえ、これはお客様でインストールすることも可能であり、EMCではFCOが
適用されるまで待つのではなく、ご自分でプロアクティブにファームウェアをインストールすることをお勧めしています。
特定の600G SASドラ
上するためのヒント
USMがJava 1.8をサ
製品シリーズの名前(VNX1シリーズ、VNX2シリーズ、CX4)を入力すると、入手可能なドライブ ファームウェア ダウンロードがリ
ストされます。USM(Unisphere Service Manager)を使用して無停止で適用される可能性があります。Unisphere Service Manag-
のログイン問題の解決
一般的な手順の間違
195555を参照してください。
いを避ける
次回のR33リリースの
最近発表されたナレッジベースの記事では、新しく作成したLUNの未使用部分に残る潜在的なメディア エラーのリスクを最小限にする
ためにドライブ ファームウェアを適用した後、新しいLUNをどのようにより安全にバインドできるかが紹介されています。新しいダブル
バインド プロシージャについて説明する記事はこちらにあります: KB 199635。
新しくリリースされたVNX OE 05.32.000.5.217は、アップタイムをさらに向上するために、すべてのドライブでPACO-R(よりアグ
レッシブで堅牢なプロアクティブ コピー)をサポートしています。影響を受けるパーツ番号005049675および005049677で、拡張
されたPACO-Rのメリットを05.32.000.5.217にアップグレードせずに享受するには、テクニカル サポートにご連絡ください。担当
者はサポート専用スクリプトを適用してXMLファイルを更新し、05.32.000.5.209以降を実行している場合は、ドライブ パーツ番
号005049675と005049677でのみPACO-Rのメリットを享受できるようにします。
2
LDAPSを使用した場合
erにログインしたら、[ダウンロード]>[ディスク ファームウェア パッケージのダウンロード]を選択します。詳細については、ETA
同様の新しいファームウェアがVNXeでも利用可能になりました。影響を受けるVNXeディスク ドライブ パーツ番号は、 005049677、
005049675、005049678です。VNXe2では、パーツ番号005049678が影響を受けます。
2
ポートするようになる
証明書チェーン付きの
この新しいドライブ ファームウェアは、https://support.emc.com/downloads/で入手できます。ダウンロード サイトで、検索する
1
イブでアップタイムを向
2
2
予定
ターゲット コードのリビ
3
ジョンと主な修正
EMCミッション クリティ
4
カル センターの更新
追加のVNXドキュメント
4
USMがJava 1.8をサポートするようになる
多くのお客様から、Java 1.8をサポートするUSM(Unisphere Service Manager)のバージョンがいつ利用可能になるのか、お問い
合わせをいただいていました。ここに、USMバージョン1.3.6.1.0096がリリースされ利用可能になったことをお知らせします。この
バージョンはJava 1.8を完全にサポートしています。このバージョンをダウンロードするには、https://support.emc.comにアクセ
スし、[ダウンロード]をクリックします。次に、お求めの製品ライン(例: VNX5400)をクリックすると、このUSMを含む、ダウンロー
ド可能なソフトウェアが表示されます。USMでも、新しいバージョンが利用可能であることを認識して、自動更新について表示す
る可能性があります。
お客様
UPTIME BULLETINに関するご意見をお
待ちしております。 今後の発行物に対す
るご意見は、こちらまでお送りください。
[email protected]
ドキュメント
 https://mydocuments.emc.com/VNX
 http://emc.com/vnxesupport
VNX Seriesのページで「UPTIME
BULLETIN」を検索
https://support.emc.com/
products/12781
証明書チェーン付きLDAPSを使用していて、VNX OE 33.072以降にアッ
プグレードするとログインに失敗する場合の対処法
VNX OE 33.072および33.074では、証明書チェーン付きLDAPSを実行するユーザーが、SPにログインできなくなるという問題が生じました。 また、
LDAPSを使用してUnisphereからControl Stationにログインしたユーザーが、どのブロック コンポーネントにもアクセスできない場合もあります。 VNX
OE 33.078、33.079、33.081、それ以降のすべてのOEバージョンでは、この問題に対するフィックスがあります。 NDU後に前述の症状が見られる場合
は、ナレッジベース ソリューション(https://support.emc.com/kb/192279)を参照してください。夏にリリースが計画されているBlock OEバージョンで
は、構成時にユーザーをガイドする追加の機能拡張が予定されています。
システム停止の一般的な原因とその防止策
すべてのシステム停止がソフトウェアのバグまたはハードウェアの問題によって引き起こされるわけではありません。一般的なシステム停止の
ほとんどは、次に挙げる適切な計画および確立された安全手順に従うことによって簡単に防ぐことができます。

ストレージ システムの不適切な電源オフ:間違ったケーブルを引き抜く/切断する、またはUnisphereの電源オフ ボタンを使用しなかった
場合、システムの強制シャットダウンにつながり、キャッシュが保存されないか、または書き込みが不完全になります。最悪の場合、データ
消失やデータの不一致につながります。ストレージ システムの安全な電源オフの手順については、mydocuments.emc.comにアクセスし
て、[VNX Series]>[VNXの電源投入と電源切断]を選択します。 Block OEバージョン05.33.000.5.072以降および05.32.000.5.209以降
では、Unisphereツールに電源オフ ボタンがあり、安全に電源オフ プロセスを行うためのウィザードが開始されます。

ストレージ グループの管理:ストレージ グループの管理で見られる最も一般的なシステム停止の原因は、ホストによってまだ使用されて
いるストレージ グループでユーザーがLUNを取り外すことです。次に一般的な原因は、カスタマー ストレージ グループの設定が間違って
いる場合で、これによりHLU/ALU不整合が生じます。ストレージ グループ内のすべてのホストは、同じHLU(Host LUN Number)を使用する
ストレージ システムLUNを参照する必要があります。同じストレージ グループ内の異なるホストが一意のHLUを同じALU(Array LUN Number)に割り当てると、SCSI予約の競合によってパフォーマンスに問題が生じ、DU/DLに発展する可能性があります。ナレッジベース ソ
リューション(https://support.emc.com/kb/41822)では、この問題を詳細に扱い、解決方法についても取り上げています。

キャパシティ プランニング:プールでシンLUNの背後にあるストレージがなくなると、データへの予期しないアクセス ミスが生じ、スナップショットが
予期せずに停止する可能性があります。Unisphere内の容量警告閾値を適切に設定し、任意のプールで最低5%の空き領域を必ず設けるよう
にします。最低5%の空き領域を設けることにより、データの再配置およびリカバリ操作で最適なパフォーマンスが得られます。

フェイルオーバー構成:同じストレージ グループ内でLUNのフェイルオーバー モードの設定に整合性がない場合、過度のトレスパスが生
じ、データへのアクセス ミスが起こる可能性があります。すべてのフェイルオーバー モードがご使用の環境に適した設定になっており、す
べてのLUNで整合性が取れていることを確認します。
次回のVNX OE R33.XXXコードのリリース
第2四半期の初期に予定されている次回のVNX2 Block OEリリースでは、重複排除の問題に関連した特定のLUNオフライン状況で復旧時間を
大幅に削減しました。これらの特定の用途では、LUNのリカバリが大幅に迅速化される可能性があります。
VAAIの改善におけるEMCの進行状況
の更新
これらのフィックスはVNX Block OEの一般リリース
05.32.000.5.217の一部です。機能拡張に対する反応は非
常に好意的です。
ホットフィックスは、コードのリリース05.32.000.5.216に基
づいて使用可能です。ホットフィックスをリクエストするに
は、サポートにご連絡いただければEMCでのチケットを
オープンいたします。
修正の効果が高まる用途について説明する、このホット
フィックスのリリース ノートも用意されています。
最後に、VAAI XCopyの操作とVNX環境に関するホワイト
ペーパーがエンジニアリングにより発表されました。ホット
フィックスの具体的な参考事例と、さまざまな用途でパ
フォーマンスに関してユーザーが予期すべき事柄が掲載さ
れます。 このホワイト ペーパーは、今後お客様向けにリ
リースされ、support.emc.comからダウンロード可能になり
ます。
VNX/VNXeのターゲット バージョン
EMCでは、各製品を安定した信頼性の高い環境で稼働させるために、ターゲット リビジョンを設定しています。 ベスト プラクティスとして、ターゲット
コード レベル以上で運用し、最新の機能拡張と修正を入手することを推奨します。現在のVNX/VNXeのターゲット コードの導入率については、
http://support.emc.comで「adoption rates」という用語を検索してください。
VNXe OSバージョン
リリース日
ステータス
2.4.3.21980
2014年11月17日
ターゲット
2.4.3.21980
2014年11月17日
最新リリース
リリース日
ステータス
3.0.1.4029529
2014年11月17日
ターゲット
3.1.1.4993502
2015年2月20日
最新リリース
リリース日
ステータス
7.1.76.4 (VNX for File)
2014年5月15日
ターゲット
7.1.79.6 (VNX for File)
2015年3月30日
最新リリース
05.32.000.5.216 (VNX for Block)
2014年10月24日
ターゲット
05.32.000.5.217 (VNX for Block)
2015年3月30日
最新リリース
リリース日
ステータス
8.1.3.79(VNX for File)
2014年11月25日
ターゲット
8.1.3.79(VNX for File)
2014年11月25日
最新リリース
05.33.000.5.081(VNX for Block)
2014年12月19日
ターゲット
05.33.000.5.081(VNX for Block)
2014年12月19日
最新リリース
VNXe2 OSバージョン
ユニファイドVNXコード バージョン(7.1およびR32)
ユニファイドVNXコード バージョン(8.1およびR33)
製品のリリース ノートには、新しいコード リリースごとの機
能拡張の一覧が掲載されています。
リリース3.1.1.4993502における
VNXe2 OEコードの機能拡張

4x1 GbE銅線、4x10 GbE光メディア ホストとの接続性、
800 GB eMLCフラッシュ ドライブのサポートを追加。

FTP/SFTPのサポート。

新しい64ビット64TBファイル システム。

FAST Cacheの容量増加(400 GB)およびより柔軟
なドライブのリプレース。

リモート レプリケーション。
(CDES)コード。

以前は特定のホット フィックスでのみ提供されたVAAI関
連のパフォーマンスの機能拡張が標準となる。

Win2012 Trim/UnmapまたはRecoverPointによる
「Describe Extents」機能の使用に関連したパフォー
マンスの問題とSPパニックを修正。

BashbleedおよびPOODLEのセキュリティ脆弱性の
保護。

CIFS書き込み処理で内部バッファー破損による過度
のネットワーク ロードで生じるData Moverパニックを
修正。

すべてのドライブにPACO-Rサポートを拡張。
これにより複数ドライブの故障によるDU/DLが大幅に
減少することが期待されます。
複数のキー フィックスが行われた新しいLCC

DHSM(FileMover)構成内のリモート データの読み
取りを阻害する環境上の問題によって生じるData
Moverパニックを修正。
CIFSファイルを閉じた場合でもファイルに範囲ロック
がかかる可能性のある競合状態を修正。 この問題
では、CIFSクライアントからのファイルにアクセスでき
ない、またはファイル システムのアンマウントに失敗
する場合があります。
VG2およびVG8ゲートウェイがVNX2をバックエンドと
してサポート。
リリース05.33.000.5.081における
VNXコードの機能拡張

33.079と同じすべての機能/フィックス。R33.079の
機能拡張リストについては、『VNX Uptime Bulletin、
2014年第4四半期版』を参照。

初期暗号化プロセス中のストレージ プロセッサの再
起動イベント発生時に一部のデータが無効化される
というD@RE(静止データ暗号化)の問題が修正され
ます。

D@RE Enablerの今後のリリースでは、必須リビジョ
ンがブロック オペレーティング環境05.33.000.5.081
以上になります。
7.1.79.6でのファイル コードの機能拡張
リリース05.32.000.5.217におけるVNX 
コードの機能拡張


8.1.3.79でのファイル コードの
機能拡張

8.1.3.72と同じキー修正と、Shellshock/Bashbleed
セキュリティ修正を提供する更新されたbash RPM。
EMCミッション クリティカル センター
MCC(ミッション クリティカル センター)はCTD(コア テクノロジー部門)が推進するEMCイニシアティブです。 MCCでは、アプリケーションから仮想
化レイヤーを経てストレージ アレイに至る複雑なお客様向け構成を展開して、継続的な可用性とデータ保護を実現します。MCCは配布資料で
はなく、複雑な実世界の環境でお客様のアップタイムを大幅に向上する目的でEMCが投資する社内テスト手法です。
MCCは現在、プロジェクト ガリレオに積極的に取り組んでいます。この特定のプロジェクトの目標は、99.9999%を超えるアプリケーションの可
用性を実現することです。
プロジェクト ガリレオでは、主に次に取り組んでいます。

仮想化インフラストラクチャのコアBCDRソリューションとしてのMetroPointおよびVMware SRM。

コンピューティング、ストレージ、ネットワーク インフラストラクチャの新しい施設への無停止移行。

新しいコード ベースにおけるTimefinder、eNAS、SRDFに焦点を合わせたVMAX3の復元性の検証。
プロジェクト ガリレオではすでに次の成果を上げています。

SAP、Oracle、IT/O、IT/Mコンポーネントで、さらに2サイクルのBCDRシナリオを完了。

社内エコ システム向けにコンセプトの実証の目的でMCCをサービスとして提供開始。

25年を超えるシングル コンポーネント障害を完了。

仮想化されたホストのバックアップとアーカイブのためにDC3でNetWorker 8.2を実装。

VPLEXデータセンターの移行において、エンド ツー エンドの移行手順を計画し、最低限の割り込みで実施。
プロジェクト ガリレオには、いくつかのクリティカル インフラストラクチャや構成の変更、およびプロジェクト ガリレオのテーマの一環としてさまざ
まな用途の実行も関係しています。
VNXドキュメントに対するその他のソース
https://mydocuments.emc.comにアクセスして、VNX Seriesを選択すると、VNX製品について詳しく調べたり、既知の問題についての最新の一覧を確認したりで
きます。また、カスタマイズしたインストールを作成したり、ご使用の環境に適した保守手順を選んだりすることもできます。VNX Seriesのページの下部にある関連
ドキュメントのリンクを開くと、よくアクセスされるコンテンツのzipファイルをダウンロードできます。ぜひこのサイトにアクセスして、ご意見をお寄せください。
EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。 この情報は通知なく変更されることがあります。
本文書に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMCは、本文書に記載された情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に
対する黙示の保証はいたしません。
この資料に記載される、いかなるEMCソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。EMC2、EMC、E-Lab、Powerlink、VNX、VNXe、Unisphere、RecoverPoint、およびEMCのロゴ
は、EMC Corporationの登録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。Copyright © 2015 EMC Corporation. All rights
reserved.(不許複製・禁無断転載) 2015年3月
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