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京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部が誕生

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京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部が誕生
報道資料
2012 年 4 月 25 日 ( 水 )
京都精華大学 広報課(全 5 枚)
TEL: 075-702-5197
FAX: 075-702-5352
E-mail: [email protected]
京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部が誕生
2 日
)に「アセンブリーアワー講
会 」を以 下 のとおり京 都 精 華 大 学 にて開 催 いたしま
-来
音る楽6と月
ファ
ッ(木
ショ
ン の 2 コ ー ス で 構 成演!
ミ す。
ュージシャン、プロデューサーの佐久間正英氏ら一流のクリエイターが教員に就任-
京 都 精 華 大 学 ( 所 在 地 : 京 都 市 左 京 区 、 学 長 : 坪 内 成 晃 ) は 、 2013 年 4 月 に 開 設 を
予定しているポピュラーカルチャー学部の設置に関する届出書類を文部科学省に提出いた
しました。この届出により、設置に係るすべての手続きが完了いたしました。本学部は音
楽 コ ー ス 、 フ ァ ッ シ ョ ン コ ー ス の 2 コ ー ス か ら 構 成 さ れ 、 募 集 定 員 は 118 名 で す 。
1. 就 任 予 定 教 員 に つ い て
音 楽 コ ー ス で は 、 BOØWY、 GLAY、 JUDY AND MARY な ど 、 日 本 を 代 表 す る ロ ッ ク バ
ンドのプロデュースを手掛けてきた佐久間正英氏、ジューシィ・フルーツや小泉今日子な
ど 数 多 く の ア ー テ ィ ス ト を プ ロ デ ュ ー ス す る 他 、音 楽 評 論 で も 活 躍 す る 近 田 春 夫 氏 、
「虹の
都」
「 ベ ス テ ン ダ ン ク 」な ど の ヒ ッ ト 作 品 を 持 つ ミ ュ ー ジ シ ャ ン 、プ ロ デ ュ ー サ ー の 高 野 寛
氏、日本のヒップホップのパイオニアである「スチャダラパー」でMCを務めるミュージ
シ ャ ン の BOSE( ボ ー ズ ) 氏 な ど が 就 任 予 定 で す 。
フ ァ ッ シ ョ ン コ ー ス で は 、自 身 の ブ ラ ン ド「 ナ イ ー マ( NAiyMA)」を 設 立 、東 京 コ レ ク
シ ョ ン で も 活 躍 し た デ ザ イ ナ ー の 柳 田 剛 氏 、 文 化 出 版 局 で 『 ハ イ ・ フ ァ ッ シ ョ ン 』『 装 苑 』
の雑誌編集に携わり、
『 ハ イ・フ ァ ッ シ ョ ン オ ン ラ イ ン 』の チ ー フ デ ィ レ ク タ ー を 務 め て き
たファッションエディターの西谷真理子氏、パタンナーの中道友子氏などが就任予定。
そ の 他 に も 客 員 教 授 と し て 、「 は っ ぴ い え ん ど 」 の メ ン バ ー で 、「 イ エ ロ ー ・ マ ジ ッ ク ・
オ ー ケ ス ト ラ( Y.M.O)」で 世 界 中 に テ ク ノ ポ ッ プ ブ ー ム を 巻 き 起 こ し た 細 野 晴 臣 氏 や 、日
本 初 の リ ミ ッ ク ス D J と し て 活 躍 す る 他 、「 裏 原 宿 」 と 呼 ば れ る 90 年 代 の ス ト リ ー ト ・ フ
ァッションを牽引してきたプロデューサーの藤原ヒロシ氏、音楽家、俳優、プロデューサ
ー、映画監督のピエール・バルー氏の就任を予定しています。
なお、ポピュラーカルチャー学部特設サイト
( http://www.kyoto-seika.ac.jp/popularculture/) で は 、 就 任 予 定 教 員 か ら の メ ッ セ ー
ジを公開中です。
1
ポピュラーカルチャー学 部
コース
職
位
氏
就 任 予 定 教 員 (2012 年 4 月 25 日 現 在 )
名
経
歴
ミュージシャン、音 楽 プロデューサー。
教授
佐久間正英
「四 人 囃 子 」ベーシスト。PLASTICS から始 まり、BOOWY、GLAY、
さくま
JUDY AND MARY など、数 多 くの日 本 を代 表 するロックバンドのプ
まさひで
ロデュースを手 掛 ける。
ミュージシャン、プロデューサー、作 編 曲 家 。
教授
高野 寛
トッド・ラングレンプロデュースによる「虹 の都 へ」「ベステンダンク」
たかの ひろし
のヒット作 品 を持 つ。その他 、鈴 木 慶 一 、坂 本 龍 一 など多 数 のミ
ュージシャンのサポートギタリストなども務 める。
ロックンローラー。
教授
近田春夫
ちかだ
はるお
近 田 春 夫 &ハルヲフォンを始 め数 多 くのバンドで活 躍 。ジューシ
ーフルーツや小 泉 今 日 子 など数 多 くのアーティストをプロデュー
ス。その他 にも『週 刊 文 春 』の連 載 「考 えるヒット」など音 楽 評 論 で
も活 躍 中 。
音 楽 エージェント、プロデューサー。
教授
永田 純
ながた じゅん
矢 野 顕 子 、大 貫 妙 子 のマネジメント、細 野 晴 臣 、野 宮 真 貴 、マル
セル・マルソーなどのエージェントを担 当 。2011 年 に一 般 社 団 法
人 ミュージック・クリエイターズ・エージェントを立 ち上 げ、独 立 して
活 動 するミュージシャン支 援 を行 っている。
音楽
教授
中伏木 寛
なかふしき ひろし
サウンドデザイナー。
ミュージシャンとしても活 動 。
放 送 、イベント、店 舗 における BGM 制 作 なども手 掛 ける。
音楽家。
准教授
落 晃子
高 等 学 校 、専 門 学 校 、大 学 等 にて 20 年 近 く音 楽 教 育 現 場 に携
おち あきこ
わる。音 楽 家 「RAKASU PROJECT.」としてサウンドインスタレーシ
ョンや現 代 美 術 作 家 との共 演 など活 動 等 多 数 。
ミュージシャン。
准教授
Bose
日 本 のヒップホップのパイオニア「スチャダラパー」の MC。ヒット作
ボーズ
品 は小 沢 健 二 との共 演 「今 夜 はブギーバック」。個 人 としてもテレ
ビ、執 筆 など幅 広 いジャンルにて活 動 を行 う。
ポピュラー音 楽 研 究 者 。
准教授
安田昌弘
やすだ まさひろ
10 年 以 上 に渡 り欧 州 にて活 動 。訳 書 に『ポピュラー音 楽 理 論 入
門 』、『ポピュラー音 楽 をつくる』。共 著 に『ポピュラー音 楽 へのまな
ざし』など。
ポピュラー音 楽 研 究 者 。
講師
谷口文和
たにぐち ふみかず
音 楽 に産 業 やメディアの観 点 からアプローチした研 究 活 動 を行
う。共 著 の『音 楽 未 来 形 ∼デジタル時 代 の音 楽 文 化 のゆくえ』の
ほか、『ミュージックマガジン』誌 など商 業 音 楽 専 門 誌 などにおい
ても執 筆 活 動 を行 う。
2
パタンナー。
教授
中道友子
なかみち ともこ
文 化 服 装 学 院 で 40 年 近 く教 鞭 をとる。自 身 の著 作 『パターンマジ
ック』は世 界 的 にも高 い評 価 を持 ち、各 国 語 翻 訳 されファッション
業 界 での基 本 書 として扱 われている。
ファッションエディター。
ファッ
教授
ション
西谷真理子
文 化 出 版 局 にて『ハイ・ファッション』、『装 苑 』の雑 誌 編 集 に携 わ
にしたに まりこ
り、『ハイ・ファッションオンライン』のチーフディレクターを務 める。
その他 、ファッションに関 する企 画 展 や執 筆 なども手 掛 ける。
デザイナー。
教授
柳田 剛
やなぎだ
たけし
「トキオ・クマガイ」の企 画 を経 て、自 身 のブランド「ナイーマ
(NAiyMA」を設 立 。東 京 コレクションなどを中 心 に精 力 的 に活 躍 。
現 在 はフリーランスデザイナーとしてアパレルデザイン企 画 に携 わ
る。
研 究 者 (専 門 は生 物 学 史 ・性 科 学 誌 ・近 現 代 文 化 誌 )。
教授
斎藤 光
さいとう ひかる
著 書 に『幻 想 の性 衰 弱 する身 体 』、共 編 著 書 に『性 的 なことば』
など。最 近 、「京 都 の/と尖 端 少 女 」というテーマでモダニズムを
調 査 中 。また、日 本 の「カフェー」ジャンルを研 究 中 。
プロデューサー。
共通
映 画 ・演 劇 ・TV の現 場 制 作 を経 て、映 像 制 作 会 社 にてデザイン
准教授
大下大介
おおしも だいすけ
制 作 に携 わる。
現 在 、音 楽 フェス・店 舗 ・商 品 の企 画 、運 営 を手 掛 ける。また、音
と映 像 による空 間 演 出 ユニット「TEN_SEN_TEN」の一 員 として活
動 している。
プロデューサー。
客員教授
藤 原 ヒロシ
ふじわら ひろし
日 本 初 のリミックス DJ として活 躍 し、音 楽 活 動 の他 、多 数 のアー
ティストのプロデュースを手 掛 ける。
また「裏 原 宿 」と呼 ばれる 90 年 代 のストリート・ファッションシーン
を牽 引 し、現 在 、NIKE のクリエイティブコンサルティングを務 める。
ミュージシャン、プロデューサー。
日 本 語 ロックの礎 とよばれる「はっぴいえんど」のメンバー。日 本 を
客員教授
細野晴臣
代 表 するミュージシャン。高 橋 幸 宏 、坂 本 龍 一 とのユニット「イエロ
ほその はるおみ
ーマジックオーケストラ(Y.M.O)」は世 界 中 にテクノポップブームを
巻 き起 こす。ソロ活 動 の他 、多 数 のアーティストのユニットやプロ
デューサーや映 画 音 楽 制 作 においても活 躍 。
音 楽 家 、俳 優 、プロデューサー、映 画 監 督 。
客員教授
Pierre Barouh
カンヌ国 際 映 画 祭 グランプリ作 品 のフランス映 画 『男 と女 』に俳 優
ピエール バルー
として出 演 。同 名 の主 題 歌 にて作 詞 と歌 を担 当 。ヨーロッパ最 古
のインディペンデントレーベル「サラヴァ(Saravah)」主 宰 。
3
2. 新 学 部 設 置 の 目 的 に つ い て
マ ン ガ 、ア ニ メ 、音 楽 、フ ァ ッ シ ョ ン な ど「 ポ ピ ュ ラ ー カ ル チ ャ ー 」と し て 括 ら れ る 領 域 の
中 で も 、と り わ け 音 楽 と フ ァ ッ シ ョ ン は 、若 い 世 代 に と っ て 自 分 の 世 界 観 や ア イ デ ン テ ィ テ ィ
の 形 成 に 深 く つ な が る 領 域 で す 。に も か か わ ら ず 、こ れ ら の 領 域 は こ れ ま で 高 等 教 育 機 関 で 正
面 か ら 取 り 扱 わ れ る こ と が ほ と ん ど あ り ま せ ん で し た 。本 学 は こ の 社 会 的 、文 化 的 に 大 き な 意
義 を も つ 2 領 域 を 教 育 研 究 分 野 と し て 確 立 す る こ と に 、日 本 の 大 学 と し て 初 め て 取 り 組 み ま す 。
音 楽 、フ ァ ッ シ ョ ン と も に 、メ デ ィ ア と 産 業 シ ス テ ム の 激 し い 変 化 の な か に あ り ま す 。両 分
野 に お い て 求 め ら れ る の は 、時 代 の 先 端 を 切 り 拓 く ク リ エ イ タ ー 。演 奏 や デ ザ イ ン と い っ た 技
術 の 習 得 だ け で な く 、現 代 社 会 と そ こ に 生 き る 人 間 に 対 す る 理 論 的 考 察 を も 重 視 し 、新 し い 文
化を創造するクリエイターを育てます。
3. 新 学 部 の カ リ キ ュ ラ ム に つ い て
ポピュラーカルチャー学部の 3 つの特徴
■ 音 楽 、 フ ァ ッ シ ョ ン を そ れ ぞ れ 「 つ く る 」「 届 け る 」「 考 え る 」 の 3 本 柱 で 学 ぶ 。
■音楽コース、ファッションコースが領域を越えてともに学ぶ授業がある。
■一流のクリエイターである教員が直接指導する。
[学 部 共 通 ]
「 つ く る 」 技 術 に 加 え 、 音 楽 ・ フ ァ シ ョ ン と 社 会 を つ な ぐ 「 届 け る 」、 音 楽 ・ フ ァ ッ シ ョ ン を 社 会 的 に
位置づける「考える」力も養います。音楽やファッションの歴史やビジネスモデル、マーケティング、
批評についてなど、理論の側面からも学ぶのが、大きな特徴です。3 年次以降には、自分の思考に合わ
せ 、「 つ く る 」「 届 け る 」「 考 え る 」 の ど の 力 を よ り 伸 ば し て い く の か を 考 え 、 ゼ ミ や 授 業 を 選 択 し て い
きます。
ま た 、 両 コ ー ス が と も に 学 ぶ 「 領 域 横 断 基 礎 演 習 」「 企 画 演 習 」 な ど の 科 目 で は 、 フ ァ ッ シ ョ ン イ ベ ン
ト や 音 楽 イ ベ ン ト 、 W eb コ ン テ ン ツ 、 雑 誌 な ど を 手 段 に 、 自 分 た ち の 音 楽 、 フ ァ ッ シ ョ ン を 社 会 へ 発
信していくカリキュラムを設けています。
[音 楽 コ ー ス ]
音 楽 コ ー ス で は 、ポ ッ プ ス や ロ ッ ク 、ク ラ ブ ミ ュ ー ジ ッ ク を は じ め と し た「 ポ ピ ュ ラ ー 音 楽 」に 取 り 組
み、新しい時代に必要な音楽のつくり方を基礎から学びます。
● 1 年 生:ま ず は「 つ く る 」こ と に 焦 点 を あ て る 。録 音 機 材 で 収 録 し た り 、曲 を バ ラ し て 作 り 直 す な ど 、
曲づくりや音づくりの基礎を学ぶ。
●2 年生:音響スタジオでのレコーディングや歌詞つきの作編曲に取り組むなど、1 年次の「つくる」
作 業 を 一 歩 進 め る 。 ま た 同 時 に 「 届 け る 」 に 特 化 し た 実 習 も 行 う 。 雑 誌 の 編 集 や W eb で の 音 楽 配 信 、
あるいはイベント運営などのプロジェクトを通じた発信手段も身につける。
● 3 年 生 :「 つ く る 」「 届 け る 」「 考 え る 」 を 軸 に 、 ク ラ ス に 分 か れ て 各 自 の テ ー マ を 絞 り 込 む 。 音 楽 イ
ベ ン ト を 企 画 し 、 レ ー ベ ル を 立 ち 上 げ て 、 W eb で 音 楽 情 報 を 発 信 す る こ と も 想 定 。
●4 年生:指導教員と相談を繰り返し、4 年間の集大成となる卒業制作を完成させる。また、作品制作
だけでなく、制作物の発信や販売も視野に入れる。
4
[フ ァ ッ シ ョ ン コ ー ス ]
フ ァ ッ シ ョ ン コ ー ス で は 、実 際 に シ ョ ー を プ ロ デ ュ ー ス す る プ ロ ジ ェ ク ト や 、服 の デ ザ イ ン か ら ブ ラ ン
ド設立までを体験する授業も実施します。
●1 年生:まず は手を動かし、服づくりを好きになることから始める。ファッションデザインの原型と
な る パ タ ー ン の 基 礎 を 知 り 、シ ャ ツ や ワ ン ピ ー ス な ど の 制 作 実 習 も 行 う 。ま た 、フ ァ ッ シ ョ ン に つ い て
の固定概念を柔らかくするため、さまざまなジャンルの作品鑑賞やファッション批評も学ぶ。
● 2 年 生:ジ ャ ケ ッ ト を は じ め と し た 複 雑 な 服 の デ ザ イ ン や パ タ ー ン に 取 り 組 み 、服 づ く り の 基 礎 知 識
や 基 本 的 な テ ク ニ ッ ク を 身 に つ け る 。 ま た 、 W eb や 雑 誌 な ど の メ デ ィ ア で 発 信 す る 手 法 な ど 、 届 け る
ための表現手段についても学んでいく。
●3 年生:各自の興味に応じたクラスに分かれる。ファッションブランドを立ち上げたり、立体裁断、
パターンなどの技術を深めたり、ショップの空間演出や展覧会の企画も行う。
●4 年生:これまで身につけた知識と技術を駆使し、卒業制作に取り組む。服のデザインと制作、ショ
ー の 企 画 や プ ロ デ ュ ー ス 、フ ァ ッ シ ョ ン 史 を 踏 ま え た 新 し い フ ァ ッ シ ョ ン 論 の 展 開 な ど 、そ の 成 果 を 結
実させる。
4. 想 定 さ れ る 進 路
[音 楽 コ ー ス ]
ミ ュ ー ジ シ ャ ン 、ソ ン グ ラ イ タ ー 、サ ウ ン ド デ ザ イ ナ ー 、音 楽 プ ロ デ ュ ー サ ー 、音 楽 ラ イ タ ー 、音 楽
サイトや雑誌の編集者、イベント企画者など
[フ ァ ッ シ ョ ン コ ー ス ]
フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ナ ー 、ア パ レ ル ブ ラ ン ド プ ロ デ ュ ー サ ー 、ス タ イ リ ス ト 、フ ァ ッ シ ョ ン サ イ ト や
雑誌の編集者、ショー・イベントプロデューサーなど
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