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メガソーラー等見学会 報告

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メガソーラー等見学会 報告
メガソーラー等見学会
報告
岡崎市環境まちづくり市民会議
ライフスタイル部会
日 時 : 2013 年 3 月 28 日 ( 木 )
場所:碧南火力発電所、メガソーラーたけとよ
メガソーラー発電所等を見学し、
“ 自 然 エ ネ ル ギ ー 利 用 に つ い て 一 緒 に 考 え ま し ょ う ”と 呼
びかけ見学者の募集を行いました。多数の応募をいただいたため、当日は抽選で選ばれた参
加 者 34 名 と ス タ ッ フ 5 名 の 、 合 わ せ て 39 名 と な り ま し た 。
朝 8 時 50 分 、ほ ぼ 定 刻 に 集 合 場 所 の せ き れ い ホ ー ル を 出 発 し ま し た 。メ ガ ソ ー ラ ー 発 電 所
の見学としては少し残念な曇り空でしたが、前日からの雨も上がり、まずまずの見学日和と
なりました。
碧南火力発電所
最 初 の 目 的 地 、 碧 南 火 力 発 電 所 で は 中 部 電 力 の 担 当 者 の 説 明 と DVD 視 聴 の 後 、 タ ー ビ ン 制
御室等の見学、発電所屋上から発電所の全景や周辺のまちなみ、海の景観を楽しんだ後、バ
ス で 発 電 所 施 設 を 見 学 し ま し た 。石 炭 火 力 と し て は 国 内 最 大 の 出 力 410 万 kw の 火 力 発 電 所 で
す。発電機は全部で 5 機あります。
広大な敷地に海外から運ばれてきた石炭の山。石炭の粉が強風で舞い上がらないようにする
ための穴あき遮風フェンスを張り、火災予防のため石炭の山に注水しています。昼食後、電
力館を自由に見学しました。少し時間不足でしたが、エネルギーの変遷、発電のしくみ、排
ガスから有害ガス、ばいじんの除去など環境対策、燃え殻の活用など勉強になったかと思い
ます。午後の見学地である武豊は衣浦湾対岸です。
(燃料となる石炭の山)
(穴の開いた遮風フェンス)
メガソーラーたけとよ
武 豊 火 力 発 電 所 構 内 の 約 14 万 m 2 の 敷 地 に 、 家 庭 用 と 同 じ 太 陽 光 パ ネ ル 約 3.9 万 枚 を 設 置
し た メ ガ ソ ー ラ ー が 広 が っ て い ま す 。ナ ゴ ヤ ド ー ム 約 3 個 分 だ そ う で す 。出 力 は 7,500kw( =
7.5 メ ガ ワ ッ ト ) の 能 力 で す が 、 見 学 時 は 曇 天 の た め 1,560kw の 発 電 量 で し た 。
( 1,560kw が 表 示 さ れ た パ ネ ル )
(メガソーラーたけとよから見た碧南火力発電所)
武豊火力発電所は重油および原油を燃料とする火力発電所です。ピーク電力供給用で、需
要の変動に対応できるよう毎日起動・停止ができる体制になっています。
自然エネルギーのうち風力発電や太陽光発電などは天候による出力変動が大きいという特
性があります。自然エネ発電を大量利用するには、電力を安定供給するために発電量の増減
を火力発電の出力で補ったり、充電設備を設置する必要が生じます。そのため、効率や設備
費用のためのコストアップが課題となっているとのことでした。
メ ガ ソ ー ラ ー た け と よ の 1 年 間 の 発 電 量 は 碧 南 火 力 発 電 所 5 号 機( 出 力 100 万 kw)の 発 電
量の約7時間分しかなく、原発の危険性と地球温暖化の防止などの自然エネルギーの利点だ
けでなく、その問題点と現状をしっかり把握しておきたいと思いました。
参加者からは中電の案内担当者へ活発に質問が発せられました。エネルギー問題を真剣に
考えていらっしゃる方が多いという印象を受けました。
岡崎市環境まちづくり市民会議では自然エネルギーの利用促進のために情報収集やイベン
トでの啓発活動を行っていますが、今回の経験を今後の活動に生かしてまいりたいと思いま
す。今後、参加者の方が自然エネルギーへの取り組みや普及に積極的に関わっていただける
ことを望むものです。
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