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23 (10) 事業全体としての達成目標の管理 事業目標達成のため,運営

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23 (10) 事業全体としての達成目標の管理 事業目標達成のため,運営
(10) 事業全体としての達成目標の管理
事業目標達成のため,運営拠点では図 6 のように事業目標をプロセス指標にブレークダ
ウンした KGI(重要目標達成指標)と KPI(重要業績評価指標)を定める.年度内の節目に
達成状況を確認することにより,目標設定を行った指標に関しては目標通りに着地するよ
う管理を行う.現時点での達成状況確認は,以下の 4 時期を考えている.
① 受講者の決定時期(4 月~6 月)
② PBL 基礎終了時(9 月)
③ 成果発表会時期(12 月~3 月)
④ 年度修了者の確定調査(次年度 4 月早々に実施)
後述する結果指標については,年1回実施する調査の結果を精査し次年度の活動へフィ
ードバックを行う.
図 6 第 2 期 enPiT で考える評価体系
第 2 期 enPiT においても実践力評価(PROG テスト)を実施する予定であるが,本指標は
目標を設定できる性質の指標ではないため,第 1 期 enPiT と同様に実践力が向上した結果
のみ評価する結果指標の位置付けにする.また,元々社会人の持つ能力をベースに作られ
た指標であるため大学院生にはうまく適用できたが,学部生に適切に適用できるかどうか
未知の面があるため,H29 年度の実施結果に注目したいと考えている.また,受講生満足度
調査,就職後(進学後)のフォローアップ,連携企業満足度調査などの学生の質に関する
定性的な評価も結果指標として扱うこととする.各種アンケート結果なども結果指標とし
て扱うことにする.
第 1 期 enPiT と同様に第 2 期 enPiT に参加する大学数として,最終年度には運営拠点,
23
中核拠点,連携大学,参加大学で理工系情報学科・専攻協議会に所属している大学の半数
以上をカバーすることを目標とする.
「実践教育科目(PBL 等)の開講数」については,以下の3パターンの中の②③を対象
として,計測を行う.
① 既存の実践教育科目
② 本事業遂行のために,新たに改良した実践教育科目
③ 本事業遂行のために,新設した実践教育科目
また,正規カリキュラムに反映された科目数も並行して計測する.各分野及び事業全体の
目標値を表 2 にまとめる.
表 2 各分野及び事業全体の目標値(平成28年10月時点)
分野
指標
目標値
H28年度
H29年度
H30年度
H31年度
H32年度
修了者数
ビッグ 参加大学数
データ・ 参加教員数
AI
連携企業数
分野 FD参加教員数
実践教育科目(PBL等)の開講数
-
16
24
41
24
-
48
18
34
42
34
8
72
21
40
45
40
12
96
23
45
48
45
18
121
25
50
50
50
22
修了者数
参加大学数
セキュリ
参加教員数
ティ
分野 連携企業数
FD参加教員数
実践教育科目(PBL等)の開講数
-
6
35
13
12
-
100
10
40
16
20
17
120
12
45
19
25
19
140
14
50
22
30
20
160
16
55
25
35
21
修了者数
参加大学数
組込みシ
参加教員数
ステム
分野 連携企業数
FD参加教員数
実践教育科目(PBL等)の開講数
-
4
8
4
4
-
84
9
17
10
10
2
107
13
21
15
12
4
114
17
25
21
15
6
121
22
30
27
18
6
修了者数
ビジネス 参加大学数
システム 参加教員数
デザイン 連携企業数
分野
FD参加教員数
実践教育科目(PBL等)の開講数
修了者数
参加大学数
参加教員数
全体 連携企業数
FD参加教員数
実践教育科目(PBL等)の開講数
12
7
54
46
27
7
12
33
121
104
67
7
45
96
13
73
57
36
19
328
50
164
125
100
46
48
132
22
100
69
50
20
431
68
206
148
127
55
50
156
25
122
77
62
22
506
79
242
168
152
66
55
181
26
139
86
70
22
583
89
274
188
173
71
60
理工系情報学科・専攻協議会普及率(%)
目標設定を行った指標について,その定義を表 3 にまとめる.
24
表 3 目標設定を行った指標の定義
指標
定義
修了者数
各分野,各大学のenPiTの修了要件を満たし,実際に修了を認められた受講生の数.ある受講者が複数コース
を修了した場合は,それぞれで数える.
参加大学数
中核拠点校,連携校以外で,enPiTのコースに学生を派遣している大学,および,学生は参加していないが教員
がenPiTの講義や演習,運営などに参加している大学の合計の数.
連携企業数
参加教員数
FD参加者数
enPiTの実施のために,教材の共同開発,PBLテーマの拠出,講師の派遣,共同検討,意見交換などの協力を
提供する企業で社名の公開を了解している企業の数.国立情報学研究所,情報処理振興機構などの外部団体
を含む.
enPiTの事業に参画している教員の数.運営拠点校,中核拠点校,連携校で,enPiTの講義や演習の実施や補
助,運営支援などの活動を直接的に行う教員の数(特任教員を含む),ならびに参加大学で同様な活動を行う
教員の数の合計.
enPiTの知見の普及やenPiTのネットワークの拡大・継続的な運営のために行うFaculty Development活動に参
加した教員数.例としては,FD WG主催のワークショップや報告会,公開授業などに参加した教員の数.
実践教育科目(PBL等)の 課題解決型学習(PBL)を取り入れた科目の開講数.その中で,各大学の正規カリキュラムに反映された科目数
開講数
(単位付与等がなされた科目など)も計測する.
理工系情報学科・専攻協議会(以下,協議会)会員大学の中で,enPiTに,運営拠点校,中核拠点校,連携大
学,または参加大学として参画している大学の比率.算出式は以下の通りとする.
理工系情報学科・専攻協
議会普及率
enk = enPiT参画大学数(協議会会員)
nk = enPiT参画大学数(協議会非会員)
k = 協議会会員大学数
普及率(%) = ( enk + nk )/( k + nk )
同一大学の異なる学部・研究科から協議会に複数登録がある場合も,一大学と数える.
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(11) 協定関係
本事業に関係する協定書・覚書等の契約関係を図 7 に示す.
図7
本事業に関係する契約関係
各契約書のドラフト及びサンプルとその活用方法を示す.
① 運営拠点と中核拠点間で締結する協定書(添付の協定書ドラフト①)
第 2 期 enPiT の共同実施の基本となる協定書案である.運営拠点事業計画及び共同事業計
画書に基づき連携した取組の実施を規定している.
② 中核拠点と連携大学間で締結する共同事業契約書(添付の共同事業契約書サンプル②)
第 2 期 enPiT の共同実施と費用の分担を規定している.各大学の法務部門や経理部門が定
型フォーマットを持ち,その運営は各大学に依存するため,サンプルとして,大阪大学の
例を提示する.本サンプルを参考に中核拠点校が持つ定型フォーマットへの追加等を行い,
連携大学に提示し契約内容の合意を図り契約として締結する.
③ 連携大学と参加大学間で締結する協定書(添付の単位互換協定サンプル③)
参加大学が連携大学の講義を受講することを定めた協定書である.一般的には単位互換協
定に相当するが,単位互換協定以外の内容を相互に取り決めるときは,各大学の法務部門,
経理部門を交えた検討の上,文案を作成し,参加大学との合意を図り契約として締結する.
④ 運営拠点と第 1 期 enPiT 連携大学間で締結する覚書(添付の覚書ドラフト④)
第 1 期 enPiT で得られた知見を第 2 期 enPiT へ継承することを合意した覚書案である.
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