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「グローバル」の2015年冬

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「グローバル」の2015年冬
Operation Mobilisation Magazine
Winter 2015
OM日本ニュース No.74
中央アジア: 喜びのある種まき
パラグアイ: 大きく開かれた扉
page 4
page 7
中東: 美の空間を塗り上げる
ギリシャ:海陸の最前線での OMギリシャの働き
page 8
page 10
ジンバブエ:福音のメッセージがアフリカの田舎にもたらした収穫
page 13
ロゴス・ホープ号での宣教訓練を終えて
page 14
第 21 回目ミャンマー孤児院訪問ツアー
page 17
transforming lives and communities
社会と人生をキリストの愛によって変革する
表紙写真:「ミャンマーの孤児院の少年たち」
The OM World: 110カ国で社会と人生をキリストの愛によって変革する
目次
宣教
ページ4
ページ 10
ページ 8
OM日本
ページ12
ページ16&17
中央アジア:喜びのある種まき . . . . . . . . . . . . . . . 4
フィリピン:
「一切れのかわいたパンがあって、平和で
あるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」 . . 6
ページ6
正義
パラグアイ:大きく開かれた扉 . . . . . . . . . . . . . . . 7
ページ7
ページ13
トランスフォーム
ロゴス・ホープ号(ページ14)
中東:美の空間を塗り上げる . . . . . . . . . . . . . . . . 8
人道支援
宣教訓練プログラム
OMでは世界 110カ国、3200 人の長期・短期奉仕者が様々な分野で活動してい
ます。東西ヨーロッパ、中近東、及び、西中央アジア、南アジア、東アジアを
主たる活動の場とし、ユニークな船の働きも行っています。それぞれの国々で
はその土地の文化と必要にあわせた方法でキリストの愛を伝えていま
す。OM が提供する通常 1 ∼ 2 年間の宣教訓練プログラムでは、
これまでに多くの人々が実際に自分が希望する国々において
非常に有益な実践的訓練を受けてきました。参加方法など、
詳しくお知りになりたい方は OM日本までお問合せ下さい。
参加が可能な宣教地の一例:
ロゴス・ホープ号
キリストにある希望と知識、助けを世界中に届ける。
ギリシャ:海陸の最前線での OMギリシャの働き . . . 10
ネパール:ランタン地方の人々への助け . . . . . . . . 12
教会開拓
ジンバブエ:福音のメッセージがアフリカの
田舎にもたらした収穫 . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
ロゴス・ホープ号
ロゴス・ホープ号での宣教訓練を終えて . . . . . . . . 14
ミャンマー : 忍耐強く愛す . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
イギリス
移民への伝道。地域教会のミニストリーに参加。
アジアチャレンジチーム
2 年間でアジアの 3 ヵ国に滞在し、その国での OM チームの
働きに参加しながら訓練を受けます。
ミャンマー
友交伝道、児童伝道、孤児院支援、スポーツ伝道に参加。
フィリピン(セブ島)
子供&青年ミニストリー、教育プログラム、僻地での伝道。
コスタリカ
HIV の働き、地元教会での働き。子供伝道など。スペイン語
と英語でのコミニケーション。
トルコ
音楽やスポーツなど賜物を用いて友好関係を築き福音を分
かち合い、地域教会をサポートする働きにも参加。
イスラエル
最初の 5 か月はヘブル語を学ぶ。ユダヤ/アラブ文化を学び
ながら、週に3日以上は伝道プロラムに参加。聖地旅行もあり。
アルバニア
最初の 3 ヶ月はホームステイを通して文化と言語を学ぶ。移
民や少数派への働きや子供への教育。
訓練・育成
第 21 回目ミャンマー孤児院訪問ツアー . . . . . . . . . 17
推薦図書 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
福音スクロールペン
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
OM日本について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
パレスチナ、ヨルダン川西岸のベツレヘム。郊外に
建つ「羊飼いの野の教会」のチャペルには、イエス・
キリストの誕生にまつわる場面が壁に描かれてい
る。先日、この教会を見学中、ヨーロッパからのツ
アー団体が入って来るなり「グロリア イン エクセル
シス デオ」の賛美を全員で見事な声と調和で歌い
上げ、帰って行った。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の
上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
確かに2千年前、ベツレヘムのこの地で御使いた
ちが羊飼いたちに現われ、救い主の誕生を知らせ
た。それは神の栄光があらわされ、地に平和がも
たらされるという良き知らせだった。
目に見えるこの世界は、平和と呼ぶには程遠く、
さらに多くの争いとテロに満ちた世界になってい
る。エルサレムからベツレヘムに入るには、ヨル
ダン川西岸を隔離するために作られた「分離壁」
を通っていかなければならない。エルサレム滞在
中も、一発触発の緊張が続いている様子が明らか
に見て取れる。憎しみ、戦い、報復の罪の連鎖が
続く戦争状態にあるようなこの国だが、「神との平
和」のうちに、キリストの十字架ゆえに招き入れ
られた人々が多く起こされている。
イエスこそ旧約聖書が約束しているメシアである
ことを知ったユダヤ人信者たち。安息日である土
曜日に礼拝を守る彼らの集会に、数年ぶりに出席
した。集会場所は人でぎっしり。イスが足りず、立っ
ている人も多くいる。ここ数年で人数が百人ほど増
えたそうだ。イスラエル全体でも、信者の数は過
去 20 年間で3倍になったという。争いの絶えない
この地で、天使によってではなく、救われた人々
の口によって真の平和の訪れが宣べ伝えられてい
る。
混乱と戦乱に平和を見失っているこの世界で、
真の平和、神との平和に入れられている私たちが
声を上げ、世界のあらゆる国々にこの福音を宣べ
伝るべき責任はますます大きくなっている。
OM日本総主事 酒井信也
中央アジア
宣教
喜びのある種まき
中央アジアでの OMミニ
ストリーによって蒔かれ
た多くの種が神様の時に
かなって豊かに実を結ぶ
ようお祈りください。
中央アジアでの OM ミニストリーについて語る日本人奉仕者
こういうわけで、
『ひとりが種を蒔き、ほかの者が刈り取る。』ということわざは、ほんとうなのです。
…ほかの人々が労苦して、あなたがたはその労苦の実を得ているのです。(ヨハネ 4:37-38)
最近思わされていることがあります、種まきする人と刈り取りする人は異なるのだなということです。
そして、主は、両方の人を喜んでくださり、さらに、種まきする人の労苦を知っていてくださると
いうことです。種まきが大変な地においても主に従って喜んで歩んでいきましょう。
おもてなし好きな人々と不満
とっても忙しい友人たちとの交わり
私たちは、中央アジアのある町で活動していま
す。この町の人々は、とても明るく、人に優しくし
てくれる良い人々です。遊びに行くと、すぐにおも
てなしができるようにと机の下に準備しているお菓
子の皿を机の上いっぱいに広げ、お茶を入れて歓
待してくれます。そして、必ず食事に誘ってくれる
のです。なんとかして食事を出してもてなさないと
気がすまないようです。毎回ごちそうになるのは
申し訳ないので、私たちは訪問する時間帯に気を
使っています。
そんな彼らの大きな不満として、政府の対応が
あります。政府は反政府的な考えを抑制するとい
うことで、思想的に疑わしき人々を逮捕しています。
もっと自由で平等な政治をしてほしいと訴えただけ
でも、反政府的行動ということで逮捕されてしま
います。たとえ平和的に改善を訴えようとしても聞
き入れてもらえません。また、政府に対して不満
を言うと、誰かが警察に通報してしまうのではな
いかという不安、恐れから本音が言えません。平
和を持って、自由と平等による政治が行われるよう
にお祈り下さい。
私たちの友人たちは、日々忙しくしています。
共働きをしないとよい生活ができない彼らに、日
中会うことは困難です。さらに週末には、多くのイ
ベントが盛りだくさんです。結婚式、割礼式、葬
式への参加、毎月あるお茶会(同窓生とのお茶会、
会社の仲間とのお茶会などそれぞれ毎月あります)
への参加と、とても忙しく、私たちが定期的に会
おうとしても彼らと時間を取るのは難しいことです。
そのような中、定期的に会うことができるのが、
語学交換です。彼らの言葉を教えてもらい、私た
ちの言葉を教えるというものです。毎週行うことを
約束することで、週に何回か決まった時間に会う
ことができ、関係を深めることができます。こうし
た定期的に共に過ごす時間を通して、福音の香り
を放つことができるようにと祈り、交わりを持って
います。ここは、法律上決まった場所以外で宗教
活動をしてはいけないという国です。伝道という
宗教活動をしたと誤解されると、警察に通報され
てしまいます。会話する際のテーマを工夫し、そ
のテーマをきっかけにクリスチャンとして自分はど
う考えるかということを話すようにしています。ど
うしてクリスチャンになったのかと聞かれ
た際には、待ってましたとばかりに、そのま
ま証をすることができます。後は、聖霊様が働
くのを祈るばかりです。
こんなところにも種が
先日、ある一人の男子学生と語学交換の時間を
持っていました。会話をしている最中にイエス様の
話 に なりました。驚 い たことに、彼 はイエス様 の
DVDを田舎の実家で何回も家族で見たというのです。
そして、もしかしてと思い、持っているジーザスフィ
ルムを見せると、正にこれだということでした。その
後、DVD を二人で見ることができ、イエス様につい
て話すことができました。彼の故郷は、私たちが住
んでいる大都会とは異なり、外国人が住む許可が下
りないところです。そのような場所においても、蒔か
れた種があったとは驚きです。さらに、主が特別に、
私たち家族のところへ彼を送ってくださったことに感
謝しています。
祈りが聞かれた
私たちのクリスチャンの友人の話です。
彼らは、あるイスラム教徒の若い夫婦に
会いました。なかなか子供ができず、親
からのプレッシャーもあり、その夫婦は
悩んでいました。そこで別れ際、私た
ちの友人が子供ができるように祈ら
せて下さい、と言うと、ぜひ祈って
下さい、と答えたので、その場でイ
エス様の御名でお祈りをしました。
そしてしばらく経った時、なんと奥
さんが妊娠したという報告を受け、
祈ってくれたことにとても感謝して
いるということでした。ハレルヤ!
!こ
のことから彼らとの関係がますます
近くなり、よき友人となることができ
ました。
今 後これらの 蒔 か れ た「種」が、
主によって、どのように成長していくか
楽しみです。 
フィリピン
パラグアイ
パラグアイの都市であるシウダ・デル・エステで
OMインターナショナルとその傘下団体であるエイ
ズリンク・インターナショナルとの協力を得て、HIV
エイズミニストリーが設立された。
私 た ち は 昨 年 2 0 1 4 年 5 月 か ら イ ギ リ ス に 行 き、 OM
Lifehope の ELCO プログラムで3ヶ月半学んだ後、 オランダ
での研修を経てフィリピンで1年間 OM フィリピンの宣教活動
に従事しました。
イギリスでの学びは英語だけでなく、 地域伝道や異
文化理解のための良きトレーニングになりました。 ELCO プロ
グラムには世界の宣教活動に志の持った人々が世界の各
地から集まり、 共同生活の中で、 英語のクラスや地域教
会の奉仕に共に励みました。 世代や言葉だけなく、 異
なる文化を背景に持つ彼らとは、 時にふざけたり、 ぶつかっ
たりすることもありましたが、 互いの文化を尊重することを学
びながら、 主にある同じ志を持った家族として親しくなるこ
とができ、 本当に感謝でした。
奉仕教会の皆さん、チームメイトと(イギリス)
子どもたちに折り紙を教える(フィリピン)
その年の9月から OM フィリピンの短期宣教師としてマニラ
に7ヶ月、 セブに5ヶ月滞在しました。 そこでの働きは貧し
い地域にある教会のミニストリーのお手伝いや、 給食伝道、
途中に夏休みと新学期を挟んだので、 キャンプ参加から
学用品配布に至るまで、 多岐に渡って携わらせて頂き
ました。 フィリピンは貧困を直に感じる国でした。 日本でも
格差社会と言われて久しいですが、 フィリピンではいわゆる
スラム地域の他に、 道の脇に、 ジプニーで隣り合わせた
人に、 マーケットの売子さんに、 貧しさを見ました。 ただ、
そのような人々が皆不幸に見えるかというとそうではなく、
生きる力とエネルギー、 情に溢れた人々が多いのです。
あるクリスチャンの家に招かれたとき、 決して裕福ではない
お宅でしたが、 食事を惜しみなく振舞って頂きました。 ま
たスラム街で元気よく賛美している子どもたちも見ました。
滞在中、 何度も上記の御言葉を思い出し、 限りある、
物質的に豊かな物はあまり差し出せないけれども、 永遠
に続く平和を届ける者になりたいと思いました。
帰国した今は次の宣教地を祈り求めています。 神
様の遣わして下さる地で、 福音の平和を伝える
者になりたいです。
賛美のダンスをしている子どもたちと(フィリピン)
子どもミニストリーで聖書のお話(フィリピン)
ラテンアメリカの中央に位置し陸地に囲まれた
小さな国、パラグアイは、HIV 有病率が 0.4%と低
いと考えられている。しかしながらHIVと共に生き
る人々に対する差別や女性の感染率を高めること
になる性暴力は、多くの人たちにとって日常的に
経験することである。
パラグアイがブラジルとアルゼンチンと接する
3 か国間国境地域にある都市、シウダ・デル・エ
ステは、性的人身売買産業の拠点となっている。
人身売買される人の多くはシウダ・デル・エス
テに来る。彼女たちは貧しく、弱く、ホテルやレ
ストランで働くことができるという人身売買者の約
束を信じて連れて来られる。その9割は 10 歳から
20 歳までの少女である。
性産業は女性が HIV に感染する確率を 12 倍高
め、若くして人身売買された人は更に高い感染の
恐れがある。
18 年前、デーヴィッド&ジュディ・シュミド夫
妻の家政婦だったアリスは病気になり、回復の見
込みはなかった。彼らがアリスを病院に連れてい
くと、HIV 陽性が認められ、病状はすでにエイズ
の段階にきていると知らされた。その頃はまだエ
イズに有効な薬は手に入りにくく、効果もあまりな
かった。ジュディはアリスが亡くなるまでベッドの
脇で看病し、世話をした。
その時に経験し学んだことがきっかけで、シュ
ミド夫妻はアリスを記念してHIVと共に生きる人々
へのミニストリーを始めるに至った。2003 年にパ
ラグアイの首都アスンシオンで Alto Refugioという
施設を始めた。この施設は高く評価されるHIV 患
者のための立ち寄り施設となった。
Alto Refugio は病院では対応のできない患者
の必要に応える。社会的、霊的、身体的ケアを通
した患者への支援、カウンセリング、病院訪問、
弟子訓練、施設を訪れる患者や家族のための栄
養価の高い食事の提供、親が
診 察 中 の 子ども
たちのた
シウダ・デル・エステで HIV に苦
しむ人々のためにミニストリーを開設する
シュミド夫妻のためにお祈りください。神様が
彼らをその新しい場所に落ち着かせ、立ち寄り施
設のために必要な場所を用意してくださいますように。
HIVと共に生きる人々の上に神様の守りと慰めがありますよ
う、またエイズリンクや他のミニストリーが最善の助けを提供
できますようお祈りください。
www.aidslinkinternational.org
めのデイケア、教育相談、その他多岐にわたる支
援を提供し、社会から追いやられた人々が安心で
きる場所となっている。
数年前、デーヴィッドとジュディは神が彼らに
Alto Refugio からもう一歩先の働きに進むよう語っ
ておられると感じた。彼らはこれから何をするべき
か祈り始めた。
様々な出来事や医療仲間からの要請を通して、
神は彼らの心にシウダ・デル・エステという都市
を示された。同じ頃、OM インターナショナルと
HIVミニストリー部門であるエイズリンクとの出会
いがもたらされた。
シュミド夫妻は 2016 年上旬にシウダ・デル・
エステに引っ越し、地域の病院の HIV 科と協力し
てHIV 患者に社会的、霊的ケアを提供するための
働きを始める予定だ。最初の数年で HIV 感染者の
ための立ち寄り施設を開設し、その後安全な場所
を必要としている人たちのためのケアセンターを
立ち上げたいと願っている。
この新しいミニストリーで、神が彼らをどう導く
のかはまだ分からない。性産業、人身売買、家庭
内暴力は首都アスンシオンでも大きな問題となっ
ていたが、シウダ・デル・エステではもっと深刻
な状況で、それに対応するのは新たな挑戦である。
しかしながら彼らは、神が全てを支配しておられ、
彼らを先導してくださることを信じている。彼らは
この数年で神が立ち寄り施設を開設するのにふさ
わしい建物や一緒に協力してくれるチームを示し
てくださるよう祈っている。 
奉仕者の Tシャツには「キリストにおいては陽性も陰性
も関係ありません。」という言葉が書いてある。イエス様
は HIV 陽性の人も陰性の人も区別なく愛されている。
正義
宣教
大きく開かれた扉
「一切れのかわいたパンがあって、
平和であるのは、
ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」
エイズリンク・インターナショ
ナルは世界中に広がるHIV
やエイズに感染したり、その
影響を受けている人々に希
望 を 広 げ る た め に OM の
パートナーとなって働いてい
る。どのようにこの活動に関
われるか興味のある方はエ
イズリンクのウェブサイトへ!
中東
地中海沿岸地域宣教旅行
イエス・キリストは地中海沿岸地域に生まれ、ご自
分のミニストリーを遂行された。その地域には初代クリ
スチャンたちの信仰の遺産と歴史が残る。しかし現代に
おいて、この地域の 21 の国々で生きる4億8千万人の
うち、イエス・キリストが本当は誰であるかを知ってい
る人、またイエスによって人生が変えられたという証を
持っている人はごくわずかしかいない。
トランスフォームは、キリストの教えを、そのルーツ
となった場所、福音のすべてが始まったこの場所へと送
り返すために始められた。
世界中から集まった若者らがローマに集合し、パワ
フルな賛美、実践的なワークショップ、交わり、祈りや
アウトリーチの時のある1週間のカンファレンスを行う。
その後彼らは 20 以上の地中海沿岸地域のうちの一つ
へ、1週間から6か月間に渡る宣教旅行に出て行く。
トランスフォームは単なる短期旅行やエキゾチック
な経験なのではない。信者が自分たちの賜物や情熱を
用い、忘れられた人々と接し、希望のない場所に光を
与え、失われた人たちに愛を示し、争いには公正をも
たらす機会なのだ。
by Nicole James
OM の夏期伝道プログラム「トランスフォーム」でシリア難民のためにアパートのペンキ塗
りを行なった短期宣教旅行チーム。極度の貧困の中に小さくきれいな空間を提供した。
シリア人の少年アドボは、外国人のグループが
到着するのを待ち構えていた。近所の建築用コン
クリートブロックの迷路を通り抜け、彼の家族の住
むワンルームアパートのコンクリートのらせん階段
までそのグループを案内するよう指示されていた
のだった。
アドボの母親フィダンはドアの前でこのグルー
プを出迎え、5人家族が住む 27 平方メートルほど
の小さな場所に招き入れた。2つの簡素なソファ、
夫婦用のマットレス、衣装ダンス、腰掛兼用の掃
除機だけがこれから移動させなければならない家
具だった。マットレスとソファの一つは廊下に移動
させた。他のものはビニールシートと捨ててもい
いシャツで覆い保護した。
「彼らは爆撃の続く中をシリアから抜け出して、
着の身着のままここまで来たのです。」トランス
フォーム 2015 の近東での2週間に渡るアウトリー
チ期間中、6人の短期ボランティアを引率する長
期従事者のヘザー * は家族の話を通訳した。
シリアでの内戦が始まった時、フィダンの家族
はアレッポからアフリンに引っ越した。彼女の夫
は仕事を求めてすでに他の国に行っていた。アフ
リンにいる間、アレッポにある家が爆破された。
アフリンの家も爆撃され、フィダンの息子の一人
は爆発で大怪我をした。この内戦のため国を抜け
出した4百万人のシリア人たちと同様、彼らもま
たそこを去って難民となった。
フィダンの夫は元はきちんとした職を手にして
いたが、彼の雇い主はクルド人従業員
を 解 雇 し た。現 在 彼 は 月 400
ドル稼ぐが、そのうちの 300
ドルは家賃の支払いに消
える。
トランスフォームの
参加者たちにとって、
4人家族のアパート
にペンキを塗るこの
2日間はわずかな難
民を助けるだけでは
なく、彼らの 話 を 聞
いてあ げる機 会 にも
なった。
* 仮名
短期宣教チームによる壁塗
りを喜ぶ難民の家族
Photo by Justin Lovett
この秋から一般診療を始める、医師になりたて
のマリオリンは、文化を学ぶために近東に来た。
フィダンのストーリーはマリオリンが考えていた以
上のインパクトを彼女に与えた。「彼女が爆撃の
話をしてくれた時、小さな子どもたちを連れている
彼らの恐怖と怒り、家族を安全な場所に連れてい
く必要について考えていました。そして、幼
い子どもたち自身のことについても考
えさせられました。子どもたちが
戦争の中で見聞きし経験したこ
とは尋常ではありません。」
そ れで もな お、子ども
達はボランティアがペンキ
塗りをしている横で遊ん
でいた。「すてきな家族
です。子どもたちもとて
もかわいいです。」看護
学生のヤナは言った。彼
女はこの家族のもてなし
と、ほとんどお金がない状
況でも生きていくたくましさ
に感銘を受けた。
数時間後、チームはフィダン
が小さなキッチンで料理した昼食を
楽しんだ。そしてまた何時間か作業をし
たが、新たにペンキを塗ったところは壁中に入っ
た灰色の割れ目もセメントで埋められ、すっかり
見違えるようになった。
彼女にとっての我が家であるこの部屋を見回
し、フィダンはペンキの色が気に入ったと言った。
「以前より断然良くなったわ。」彼女は余ったペン
キでキッチンのむき出した部分を塗る予定だ。
「あなたは強いわ。クルド人女性だから。」ヘザー
は彼女に言った。
「これからどうすればいい?」フィ
ダンは不安を口にした。彼女の夫の2人の兄弟は
シリアの病院で亡くなったという。そしてこの日の
朝にもまた、家族の他のメンバーの死をフェイス
ブック上で知った。
ヘザーが仕える近隣地域では、このような話が
どこにでもある。「ニダルとギハンのところも同じ。
シルヴァもそう。」彼女は何人かの親しいクルド人
の友達をリストアップした。「私が一緒に働く人た
ちは皆、自分たちの故郷から逃げてきて、もう戻
る家がない人たちです。」
フィダンにとって、新しく塗られた壁は今ある
難民のアパートの壁塗りをする短期宣教チーム
Photos by Justin Lovett
痛みからの一時の休息を与えてく
れる。「私たちが今日来てみたら、彼
女はハッピーだった。」とヘザーは言う。
「私たちが問題を解決することはで
きないけど、彼女の家にわずか
な光をもたらすことはできます。
ここには美しいものは少しし
かありませんが、清潔で
明るい家はくつろぎを
与 えてくれ ま す。」

20
16
年
トランスフォーム
美の空間を塗り上げる
トランスフォーム
∼
日
1
1
月
7
参加しよう:あなたがバレリーナであろうと、写真を撮るのが好きであろうと、
ハイキングが趣味であろうと、トランスフォームのアウトリーチにはきっとあな
たにぴったりのものがあります。トランスフォームに参加するには 18 歳以上
である必要がありますが、いくつかのアウトリーチでは大人の同伴があれば
18 歳以下でも受け入れられるものもあります。トランスフォームへの参加に
ついての詳細や申し込み締め切り日は OM日本にお問い合わせください。
ビデオ: Transform Near East
(トランスフォーム近東 )
www.video.om.org relief & development
vimeo.com/137568796
詳細 : www.transform.om.org
祈ろう:来年 7 月11日から始まるトランス
フォームの参加者の心が主によって整えられ
るようお祈りください。参加者の人生を通し
て神様が沢山の人々の心に触れ、人生を変
えてくださいますように。そしてもちろん、
神様は参加者自身の人生も変えてくださる
ことを私たちは信じています!
ギリシャ
人道支援
海陸の最前線での
OMギリシャの働き
OMギリシャと協力団体は、シリアや他の国々か
らの難民がトルコからレスボス島に到着する際
に小ボートから下船するのを助けている。
きらめく深い青色の海に囲まれたレスボス
島。荒波が打ち寄せる岩浜の沖合いに、突如6隻
の黒いボートが現れた。
ギリシャの観光地として知られているこの島は、
シリアや他の国々から安全を求め、命の危険を冒
して海を渡ってきた難民たちの旅の終着地点と
なった。
レスボス島のヘイン・ヴァンデルメルウェ率い
るOM ギリシャチームはこの日、難民を乗せた小
型ボートが着岸しそうな場所を見届けるために、
心配そうな面持ちで車に乗り沿岸を行き来した。
航海の経験が全くない難民たちは、密航の仲介者
によってボートに乗せられた後この危険な海に置
き去りにされるため、上陸するのに助けが必要な
のだ。
ヘインはシリア難民で一杯の黒いボートがなか
なか岸に着けないでいるのを見て、水に飛び込ん
だ。男性たちは叫びながら赤ん坊や幼い子どもた
ちを抱きしめ、女性たちはこの恐ろしい旅の終わ
りにヒステリックに泣き出した。
ある父親は幼い娘が無事に岸に着けるようそ
の子をヘインに手渡した。
ヘインはすぐに水から上がって来た。そして今
度はパニック障害を起こした女性がボートから降り
ることができるよう手助けした。
「私はこの機会に感謝しています。私にとって、
困っている人を助ける時の気持ちは何ものにも代
えがたいものです。特に誰かが水の中にいる時に
は。」と、自国南アフリカで救命士として訓練を受
けたヘインは言う。
「波は危険で油断できませんでした。」とある男
性は言った。「私たちをボートに乗せた人たちが
ボートに十分なガソリンをいれなかったため、私
たちは海の上でなすすべもなく漂流し、このまま
本当に溺れるかと思いました。」
エーゲ海の航海は水が冷たくなる秋には更に
危 険 になり、イギリス BBC の ニュースによると、
9月には 169 人中 44 人の子ども達が溺死したとい
う。
ヘインは、内戦のため非常に多くの子ども、
老人、また他の弱者らがこのような旅をしているこ
とを懸念している。
ビデオ: European refugees:
crisis or opportunity?
ギリシャに無事到着した難
民の母と子
(ヨーロッパの難民問題:危機?それとも機会?)
Photo by Kathryn Berry
www.video.om.org Latest videos
vimeo.com/144359543
レスボスの OMギリシャ
チームのリーダーである
へイン・ヴァンデルメルウェ
「彼らがどんな経験をしてきたのか、これ
からどうなるのか、私たちには知る由もありませ
ん。」と彼は言う。
一方、陸にいる他のボランティア達は、衝撃
的な旅を経験し呆然としている到着したばかりの
人たちをアラビア語や英語で温かく歓迎したり慰
めの言葉を掛けたりしていた。
「大丈夫ですよ。もう安心していいですよ。大
丈夫ですからね。」ある人はすすり泣く女性に言っ
た。「あなたの赤ちゃんたちも無事ですよ。」
他のボランティアは、神の守りを認識している
イスラム教徒の難民たちに「メシアが守ってくださ
いましたよ。メシアが一緒にいますよ。」と声を掛
けた。
チームは震える子ども達に乾いたきれいな服
を着せ、大人達にはタオルを提供した。その後ま
もなく、トラウマを受けた妊婦が破水し、緊急に
助けを必要としていることが判明した。ヘインと、
アラビア語が話せるチームメンバーの一人は彼女
と家族を車に乗せ、大急ぎで仮設キャンプの医師
の元に連れて行った。道中彼らは、その家族がシ
リアに2人の子どもを残してきた心の痛みを知っ
た。お金がないため、一人の子どもしかこの困難
な旅に連れてこれなかったのだ。女性の体調が優
れなかったにも関わらず、この家族はボートに乗
るためにシリアからトルコまで何日間も歩いたそう
だ。新しい生活に期待を寄せる一方、家族はこれ
から自分たちに何が待ち受けているのかと心配そ
うだった。
戦火を逃れて来た多くの難民の安堵感も、実
際にギリシャの岸に降り立った時には、先の見え
ない将来への不安が混ざったものになっていた。
「陸に着いた人たちが、アテネ行のタクシーは
どこかと聞くのにはショックを受けました。彼らは
自分たちがギリシャ本土にいるのではないというこ
とすら分かっていないのです。」
とヘインは言う。
「自
分たちが島にいるということを知らないのです。
彼らは『私たちが今いるここはどこですか?どの国
ですか?』と尋ねるのです。」
ギリシャは自国の経済問題で苦しんでいるた
め、食料、水、寝袋や難民が必要とする基本的な
物質の配給を OM やユーロ・リリーフなどの団体
ギリシャのレスボス島に到着するシリア難民。このビーチは灯台に近い他の岩だらけの場所より船の着岸がし易い。
に頼っている。ギリシャ政府は首都アテネにある以前
オリンピックスタジオだった場所を主にアフガニスタ
ンからの難民や国内に長期間滞在する人々の宿泊施
設として提供している。しかしアテネでもまた OM ギ
リシャや他の団体と協力して活動している教会福音連
盟の食物供給と配給の面で依存している。
デスボス島のへインとオランダ人 OM ボランティ
アであるペーター*、その他の人々は、ある夜、切迫
した電話で「ライトハウス」として知られる沿岸の危
険な場所に千人の難民が到着したことを知らされた。
この地域は OM ギリシャがこの島の支援で主に焦点
を当てている場所である。チームは何人かの難民を
約 70 キロ離れたキャンプに車で連れて行った。彼ら
はそこで難民登録をしなければならないのだ。しか
しへインは難民、特に真夜中に到着する人々を助け
るためには、もっと人員と車両が必要だと、いらだち
を露わにした。
「難民をキャンプに連れていく人員が本当に必要
なんです。」へインは言う。「残念なことにあの夜、
何人もの女性、子ども、赤ん坊たちが食料も水も寝
袋もない状態で道路の脇に取り残されました。」彼は
不満そうに述べた。「物資が足りていないのではない
のです。足りていないのはむしろ、難民をキャンプ
に連れていく人手と車です。バス停は人で溢れかえっ
ていて、そのため難民たちは遠く離れたミティリニの
キャンプまで骨の折れる思いを
しながら徒歩で行くしか
ありません。」 
* 安全を考慮してフルネームの記載は避けています。
UNHCR から提供され、OM や他の協力団体が管理運営しているテント内部
セ ーフ・パッセ ージという
OM のプロジェクトは最初に
難民が到着する場所で難民
に会い、情報や水、食料や
必需品を提供することに焦点
を当てています。
のため
指定献金 ヨーロッパでの救援活動
※送金先は 19 ページをご覧ください。
ジンバブエ
人道支援
ランタン地方
の人々への助け
4月25日にネパールを襲ったマグニチュード7.8 の
地震、また 5月12日のマグニチュード7.3 の地震の
余波の中で、OMネパールは災害対応の取り組み
に関わっている。初めの地震では 8,700 人、次の
地震では更に15 人の死亡が記録され、少なくとも
22,200 人が両方の地震で負傷した。
現在 OM ネパールは地元の人々の雇用創出、
子どもトラウマキャンプの主催、大損害を受けた
コミュニティーでの実践的作業、被災者のフォロー
アップなど様々な働きに関わっている。チームは
初め、食料や飲料水の配給、地域の病院訪問、
家を失った人の簡易シェルターのための物資提供
なども行っていたが、当初の必要の多くは満たさ
れた。今後 OM ネパールは複数の村での地域復興
プロジェクトに関わり、地域のコミュニティーに代
わって声を上げる。
それらのコミュニティーの一つはネパールのヒ
マラヤ地方に位置するランタンという地域にある。
この地域は地震とその後に発生した地滑りにより
荒廃し、ランタンコミュニティー全域が壊滅的な被
害に苦しんだ。OM ネパールは、家を立ち退きカ
4月と5月に起こった主なる地震後
にコミュニティー全体を一掃した地
滑りの現場を見渡すOM 奉仕者
OM 短期伝道旅行チームは、マラリヤや先祖崇拝
がはびこるアフリカ、ジンバブエの貧しい村に、人
生を変える福音をもたらした。
短期、そして長期の必要に対する計画をまとめるため、ランタン
地方で地元の村人らと共に働くボランティア
トマンズ地方に住むようになった何百人もの人々
を援助するため、ランタンコミュニティともう一つ
のコミュニティーと協力して働いている。カトマン
ズ地方はヒマラヤ山麓の生活しか知らない多くの
人にとっては外国のような所である。
生活を再建するために自分たちの地元に戻っ
ていいという許可が少しずつ出始めた。しかしな
がら、今の段階では戻ってもそこにはわずかなも
のしか残っていない。彼らがかつて住んでいた地
域は居住には危険だと見なされ、彼らは復興作業
を始めるための土地を政府が提供するのを待って
いる。OM ネパールは復興が始まればそれに深く
関わる予定だ。それまでは、ランタンの人々が不
確かなこの時期を生き延びるために必要なものを
提供する取り組みを続ける。 
現在ネパールの災害救
援活動を助ける資金面
での協力者を探してい
ま す。祈りつ つ、献 金
にご協力ください。
指定献金 ネパール地
震救援活動 のため
何か月にも及ぶ清掃作業にも関わ
らず、地震の被害はランタン地方
のコミュニティー全土に未だ残る。
※送金方法は 19 ページ
をご覧ください。
聖霊の働きにより、この伝道を通して110 人が
自分たちの人生をイエスに捧げた。
チームの働きにより、ムザラバニ・ホヤ地方
のチンブウェ村とムテマクング村に2つの教会が
開拓された。ムザラバニはジンバブエとモザン
ビークの国境沿いの地域である。この地域の人々
の多くはコレコレ族、チクンダ族。先祖崇拝がは
びこり、人々はヒヒの霊に憑りつかれていると言わ
れている。乾季の間ムザラバニ地方では、マサウ
という果物の酒を醸造してヒヒの霊をなだめるた
めに捧げる人もいる。販売用、または社交の場で
楽しむためにビールも醸造される。
この地域に聖書を信じるキリスト教会はあまり
ない。ムザラバニ地方は 1960 年代後半から80 年
代にかけて教会からは見放されていた。モザン
ビークの解放軍基地に近接するため、独立戦争の
戦場となっていたからだ。このため土着宗教やカ
ルトが蔓延し、地域を支配するようになった。
数少ない聖書を信じるキリスト教会の牧師の中
には、極めて厳しい天候条件に耐えられずこ
の地を去った人も多い。ムザラバニは、
雨季には洪水が穀物に大きな損害を
もたらし、乾季には極度の暑さの
ため人々は家の外で寝なければ
ならない。外で寝ている人は
伝道活動を通してキ
蚊の餌食となり、マラリアが
リストへ の 信 仰 を
大発生することになる。
持った人々が起こさ
OM の 伝 道プ ログラム
れたことを感謝しま
しょう。ファライ牧師
は当初 4月上旬に計画され
とチンブウェ村、ム
ていたが、参加人数の不
ザラバニ村のために
足などの困難のため延期さ
祈りましょう。
れていた。それでも新たな
締切日までに申し込んだの
はハラレとムトコにある3つ
の教会の4人だけだった。
OM ジンバブエの伝道プログ
ラムコーディネーターであるウェブ
スター・ドゥングワは、参加申し込みを
した4人だけで伝道旅行を決行することを決
断。すると、最初申し込んだのに日程の変更で参
加できなくなった人たちの中から、献金と祈りで
伝道を支えたいとの申し出があり、彼は大きな励
ましを得た。
ムザラバニでは地元のエターナル・ワード教
会が伝道会を主催した。チームの最初の伝道の場
所はチンブウェという村で、12キロほど徒歩で行っ
たところにあった。そこには 100 人ほどの人々が集
まっていた。彼らは映画「ジーザス」を上映し、
その後福音を伝えた。伝道会の最後に招きがなさ
れ、40 人がキリストに人生を捧げた。
次の日、伝道チームはムテマクングという17
キロ離れた村での伝道会を予定していた。チーム
は牛車で移動するするはずだったが、タイヤがパ
ンクしたため、徒歩で行くことになった。
彼らは遅れて到着したが、またもや熱心な群
衆に迎えられ励まされた。疲れていたにも関わら
ず、彼らはここでもイエスの生涯の映画を上映し、
福音を説いた。その夜 70 人がキリストに従う決心
をした。
チームはこの2つの村で信仰の決心をした
人々を支え励ますには何が最善かと相談。伝道活
動を主催した教会の牧師であるイスラエル・ファ
ライ牧師は、教会員の中から2人をチンブウェの
40 人とムテマクングの 70 人のクリスチャンになっ
た人たちの世話をする仮の責任者に任命すること
にした。
チームはその地域の新しい指導者を訓練する
ようOM に要請し、それが実現するまでは地元の
教会の指導者や今回の伝道会を主催したファライ
牧師がこの新しい教会の開拓を導くことになった。
ファライ牧師はムザラバニにこれまで7年間住ん
でいる。
様々な困難があるにも関わらず、どうしてここ
に居続けようと思うのかと聞かれ、牧師はこう答え
た。「ム ザ ラ バ ニ の
人々が神様を愛してい
る姿を見てきました。
毎週 30 キロも歩いて
教 会 に来る人もいま
す。もし私が去ったら、
誰 が 彼らを助 けるで
しょう?」 
地方の村々でイエスの生涯の映画を見せるOMチーム
航空宣教団(MAF)との協力により屋根のトタン
板を村へ運ぶOMネパールのチーム
教会開拓
福音のメッセージが
アフリカの田舎にもたらした収穫
ネパール
ロゴス・ホープ号
ロゴス・ホープ号での宣教訓練を終えて
「どんなに小さな者でも神様はお用いになる」
この OM 日本のニュースを読んでいる方で、 「世界宣教に行きたいけど私は英語やその地
の言語ができないから行けないわ。」 という方、 または 「わたしは牧師や伝道師のように上手
にお話することができないから宣教に行けないわ。」 という方がいるのではないでしょうか。 わた
しはそんな方に伝えたいことがあります。 「大丈夫です。 安心してください神様はあなたをお用
いになりますよ!」 と。
兄と船に来たストリートキッズ
船内のゲスト用宿泊施設
を掃除する 姉
振り返れば13歳の時、 ドゥロス号に乗っていた1人の男性から
この働きのことを聞き、 目をキラキラさせて、 「僕もそんな風になる
んだ!」 って無邪気に心躍らせていたことを思い出します。 あれ
から8年、 僕はロゴス ・ ホープ号にいました。 船の先端に立って
神様が創造した広大な海の果てしなさを見て驚嘆したり、 60
以上の国々から集まるクルー達はみんな違ってとても魅力的で、
話しても話しても全然話の種が尽きなかったり、 僕は 「ここが神様の
用意してくれていた場所だ」 と神様に感謝していました。
わたしは以前 “ 宣教師 ” と言うと、 教会で説教や人々の前でペラペラと上手に聖書や
神様のお話ができる人というイメージしかありませんでした。 ですから2013年の 9 月にロ
ゴス ・ ホープ号に乗船したわたしは英語がまったく出来ず、 人に証しするどころか日
常の会話すら困難な状態でしたので、わたしは宣教者失格だ。何も出来ないのだ。
と落胆し神様にすがりつくことしか出来ませんでした。 またどこかで自分自身の
力でなんでもしようと思っていたものがあったことにも気づきました。 その経験を
通し神様に仕えるには自分が小さな者だと謙り、 すべては神様の御手の中に
ありすべてを委ねることが必要なのだと気づかされました。 それからは目が開け、
ロゴス ・ ホープ号で過ごしてゆく中で宣教というものの概念が変っていきました。
ロゴス ・ ホープ号では料理の得意な人はキッチンでゲストを招く食事や、 働
き伝道をしてきた空腹な乗員のために食事を作り、 機械が得意な人はエンジン
ルームで働き国から国へと神様の愛を伝えるために船を動かし、 掃除グループは
船を訪れる人たちが心地良く神様を感じ過ごすことができるようにとトイレや廊下を磨
き、 ダンスや音楽が好きな人はイベントや街へ出て行きパフォーマンスを通して伝道するなど、
ここにはあげきれない程の形で1人1人が賜物や与えられた環境を活かして神様のために働
き、 すべてが伝道に繋がっています。 船に訪れる人たちからはよく 「この船は何かが違う。 み
んな輝いて見える。」 という言葉を聞きます。 それは1人1人が喜びを持って神様から与えられ
た賜物やチャンスを活かして、 神様のために働いているからではないでしょうか。 そのような姿
から溢れるものを見て感じ、 船を訪れた人たちはそう言うのでしょう。 言葉だけではなく行動
や姿を通して証しになることがあるのです。 ではそういった伝道はロゴス ・ ホープ号や宣教地
でしかできないことなのでしょうか? わたしはこの2年間の船での経験の中で心が神様に向
いているならば今いる場所、環境、状況を選ばず、自分に合った形で伝道に繋げることができる、
神様は誰でもお用いになるということを身にもって知ることができました。 船から降り、 日本で
暮らしている今もそのことを心に留めて仕えていきたいと思っています。
ところが、 僕にはひとつ大きなチャレンジがありました。 それは僕が福音
を伝えることにトラウマを持っているということでした。 中学生の頃に、 キリスト教のこと
をバカにされたりしたからだと思います。 自分の心から大切にしているものをバカにされるのは本当
に辛いことでした。 しかし、 ロゴス ・ ホープでは福音を伝える機会がたくさんありました。 ある時は
船のカフェにいる人と、 ある時は学校で数十人や数百人の前で。 たじろぐ僕に神様は話すべき
言葉をくださり、 「あなたが語るのではない、 私が語ろう」 と励ましておられるのに気づいてから、
僕の重荷はふっと消え去りました。
ロゴス ・ ホープはクルーズ船でもボランティア船でもなく、 福音船です。 世界中に福音の種を
蒔きます。 そのような働きに加わらせて頂いた事を神様に心から感謝します。 その種がいつか芽
を出して、 花を咲かせ、 世界中に実を満たしますように。
1年
加
参
2年
加
参
ロゴス・ホープ号に乗船し宣教の働きに加われたこの2年間は、私にとって大きな財産となりました。私は「日
本にある教会の牧会者となる」 という召しを神様からいただき、 世界各国の教会の働きを学びたいという願い
をもって、 ロゴス ・ ホープ号に参加しました。
様々な国々を訪問し、 多様な異なる文化を体験しました。 たとえばフィリピンでは子どものための給食伝道に
参加することができました。 スリランカでは教会の牧師や地元職人と協力して、 水道づくりを経験することもでき
ました。 教会における礼拝の仕方や伝道の方法なども、 それぞれの文化的 ・ 社会的背景によって影響され
て異なっていることを知りました。
しかしながら、 「宣教の働きに携わる教会は、 聖書によって養育されている」 という点は、 どの教会
においても一致して言えることだと思います。 伝道の働きを一緒にするために訪れた各教会の牧
師たちに、 「聖書の学びはしていますか」 と尋ねると、 「している」 と答える牧師たちが多かっ
たように思えます。 御言葉によって整えられてこそ、 教会は 「福音を宣べ伝えたい」 とい
う思いを持てるのだと思いました。
UAE の砂漠にテントを
張り、キャンプをした 兄(前列中央
)
ロゴス ・ ホープ号での働きを終え、 この2年間で教えられたことは沢山ありますが、 最も
強く思わされたのはクリスチャン ・ コミュニティーの素晴らしさです。 約 60 カ国の人が一致する
のは容易ではありません。 もちろん、 船上での人間関係でイザコザがあり、 辛苦する人もい
ます。 しかし、 私はその中で赦し合い、 一致していくコミュニティーに、 不完全な私達を覆
う神様の愛の大きな赦しの力を見ることが出来ました。 また、 世界中のクリスチャンに会い、
友情を深め、 お互いのために祈り合える関係が築ける事も、 本当に幸いなことです。 印象
的な国はオマーンとアラブ首長国連邦です。 イスラム教の国々でキリスト者としてムスリムの人々
と対話する機会が何度も与えられた事、 アラブの言語と文化をより深く知ることが出来た事に
感謝です。
私は船の日常生活にハッキリとした目的意識を持ち続けることの大切さを教えられました。 毎日の
仕事からも神様の栄光のために働いているという視点を持ち続ける事の大切さを教えられました。 また、 船の
一人ひとりが様々な場面で用いられていくのを目にしました。 その一方で目に見えない所で皆に仕え、 奉仕している人もい
ます。 だからこそ、 船の中ではお互いにねぎらい合い、 感謝することの大切さをより実感しました。 1 コリント15章58節、 「い
つも主のわざに励みなさい。 あなたがたは自分たちの労苦が、 主にあってむだでないことを知っているのですから。」 というみ
ことばに励まされ、 船を降りた後も、 自分の遣わされた所で神様を証ししていきたいと思います。
宣教の働きは宣教団体が独立して行うものではなく、 教会を中心にして為され
ていくものだと知りました。 私はいつか牧師となり、 教会員の方々と共に御言葉によっ
て成長し、 宣教の働きに加わっていきたいと思わされました。 貴重な経験ができた
ことを、 本当に感謝します。
2年
加
参
エロ
トにて、ピ
船上イベン 各国の文化を
て
にふん装し 兄(左)
る
紹介す
2年
加
参
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ミャンマー
ミャンマー
忍耐強く愛す
先日、ロゴス・ホープ号はミャンマーの首都ヤンゴ
ンに初寄港を果たした。ミャンマーにはかつてドゥ
ロス号が2度寄港しているが、一般向けに書店が
公開されるのは今回が初めて。船がヤンゴン川を
上る間、乗組員達はこの国のために祈り、夜明け
に船が港に着岸するまで朝焼けを楽しんだ。変わり
やすい天候にも関わらず、ロゴス・ホープ号は熱
狂的な群衆に迎えられた。2015 年 10 月3日から
14日までの期間、ロゴス・ホープ号には 100,000
人を超える人々が訪れ、約 125,000 冊の書籍が販
売された。
孤児院やミッションセンターでの実践的作業奉
仕も沢山行われたため、陸上での活動も忙しいも
のとなった。ロゴス・ホープ号は必要な物資を寄
贈するだけではなく、エンジン・ルームや電気工
事士、メンテナンス、更には医療部署からの人員
も動員され、タイル張り、塗装、溶接、医療相談
など様々な分野で地域の団体を助けた。
ロゴス・ホープ号のヤンゴン寄港中は、ほぼ
毎日、孤児院や貧しい地域の幼稚園を訪問する
チームが送り出された。これらの児童施設の多く
は田舎の村にあり、そこの家屋は質素な材料でで
きていることが多い。子どもたちとの交流に加え、
建物や人々の住む環境の修復や改装を通した実践
的な方法で愛が示された。
あるチームは食堂と宿泊棟を結ぶ通路の床張
りを目的としてアガぺ孤児院を訪ねた。チームが
到着した時、雨により土が流れ込んだため、作業
8月20日から26日まで、OM日本が主催する恒例
のミャンマー孤児院訪問ツアーが行なわれた。第
21 回目となる今回のツアーには、全国各
地から6名が参加した。
香港で用意された文房具セットをミャンマーの子ども達
に手渡すロゴス・ホープチーム
は妨げられ、何度もしっかりと床張りをしなければ
ならなかった。それでもチームは孤児院で素晴ら
しい時間を過ごし、子どもたちがまるで本当の家
族のようにお互いの世話をし合っているのを見て
感銘を受けた。チームは香港寄港中にミャンマー
の子供たちのためにと人々から寄付されたスポー
ツ用品や文房具セットを渡した。子どもたちは大
事そうにプレゼントを開け、中にあった新しい文
房具セットを手にすると、うれしそうに歓声を上げ
た。
2日後、孤児院や施設の子ども達のためのイ
ベントが船上で2回開かれ、600 人以上の子ども
達が参加した。ドラマ、曲芸、ピエロ、ダンスの
パフォーマンスに、どの子も立ち上がって大喜び。
その後は全員が船上書店で使える500 ユニット分
の買い物券のプレゼントを受け取ってまた大喜び。
これも、香港を寄港した時にミャンマーの子ども
達へと寄付されたものである。ロゴス・ホープ号
のヤンゴン寄港中、これらの孤児院や施設での塗
装や床張り、修復作業などが続けられた。困難な
状況の中でも子ども達が身体的、霊的に強く成長
できるようお祈りください。  � OM日本総主事酒井信也・エメ
リータ夫 妻 が 引 率し、現 地で は
OMミャンマーの日本人スタッフ
Nさん、現地人スタッフTさんと
共に 10 名で、OM が支援を続け
ている6箇所の孤児院と、OMミャ
ンマーが貧困民地域で運営する
2箇所の幼稚園を訪問。子ども集
会と交わりで親交を深め、衣類や文
房具などの支援物資を届けてきた。
参加者の中には 2004 年の第二回目のツ
アー以来毎年参加して今回で 12 回目となるベテラ
ンもおられ、毎年同じ子どもたちが神の恵みの中
2016 年度も、8月下旬に
定例の孤児院訪問ツアーを
予定しています。あなたも、
ミャンマーの子どもたちに
会ってきませんか?関心の
ある方はお知らせください。
グループでの参加
の場合、現地
との調整によ
り他の月に
独自に実
施すること
も可能です。
ロゴス・ホープ号は今後アフリカを訪れます!
Dar Es Salaam, Tanzania
16 年 1月25日∼ 2月18日
Maputo, Mozambique
16 年 2月24日∼ 3月15日
Durban, South Africa
16 年 3月16日∼ 5月2日
Cape Town, South Africa
16 年 6月23日∼ 7月12日
Port Elizabeth, South Africa
16 年 6月1日∼ 6月21日
Toamasina, Madagascar
15 年 12月23日∼ 16 年 1月20日
Port Louis, Mauritius
15 年 11月30日∼ 12月21日
Richards Bay, South Africa
16 年 5月3日∼ 5月18日
East London, South Africa
16 年 3月19日∼ 5月31日
OM Ships は 現 在、2016 年
夏の乗船希望者の申し込み
を受け付けています。1 年も
しくは 2 年間、ロゴス・ホー
プ号でのプログラムに参加し
ませんか?あと
83 人
受け付け可能です。興味が
ある方は是非 OM日本にご連
絡ください。
ビデオ: OM Myanmar Ministry Overview
(OMミャンマーの働きの概要 )
www.video.om.org relief & development
vimeo.com/126594722
で成長していく姿を楽しみに見守っている。
OM日本のミャンマー孤児院訪問がクリス
チャン新聞に一面で取り上げられたの
で、その一部を引用させていただく。
とにかく行って見てきて
「ミャン マ ー は 不 思 議 な 国
だ。インフラは整っていな
いし、水の汚染も深刻。ゴ
ミの処理など未解決な部分
も多い。貧富の差も激しく
貧しい 人 は 本 当 に 貧しい。
孤児院の子どもたちは貧困の
最たる部分を経験しているのだ
ろう。それぞれわたしたち外国人に
見せない暗い部分はあるかもしれない。
しかし、彼らには私たちと明らかに違うものが
あると感じる。
日本の歌を子どもたちに教えるチーム
孤児院にて
訓練・育成
ロゴス・ホープ号
第21回ミャンマー孤児院訪問ツアー
訓練・育成
輝きのある目を持っている、とでもいおうか。
神への賛美を一心に歌っているその姿に圧倒さ
れてしまう。わたしたちはあのような賛美をささ
げているだろうか。
実際に彼らに会ってほしい。行ってみないと
わからない。机上やパソコンの中だけでミャン
マーの子どもたちを知るより、行って会ってきて
ほしい。彼らに会うことでわたしたちの中の眠っ
ている部分、死んでいる部分が生き返るはずだ。
わたしがそうだったように。」
推薦図書
クリスマスプレゼントに何を贈ろうかと悩んでいる方、
冬休みに何か1冊本を読みたいと思っている方、最
近オープンした OM日本のウェブショップを覗いてみ
ませんか?
無料
116 ページ
費用:無料
(送料も無料)
www.omjapan.org/shop
書道を楽しむ子どもたち
アメリカ
トリーの
EIP:ミニス
月間!
OM 船北米
語に浸る 3 ヵ
英
−
修
研
ための英会 月 13 日∼ 7 月 30 日
『カルバリの道』
ロイ・ヘッション著
(フリーライター・中尾祐子、クリスチャン新聞
2015 年 9月13日号) 
短期宣教旅行
だれでもわたしについて来たいど思うなら、自分を捨て、
日々白分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさ
い。(ルカ 9:23)
『カルバリの道』は、1950 年の初版以来、世界中のクリ
スチャンに読み継がれてきた、ロイ・へッションの代表
的名著です。
真のリバイバルとは何か。それを体験し、勝利ある信仰
生活を送る秘訣は何か。多くの本が書かれ、いろいろ
なことが語られてきたが、それは非常に単純なことなの
である、とロイ・ヘッションは語っています。
徹底的な悔い改め、砕かれること、そして神の聖さにあ
ずかる生活。これらの単純で、しかし妥協のないメッセー
ジのゆえに、本書は今もその輝きを失うことなく、多く
の人に「ただ一つの道」を示し続けています。
ミャンマー
集会
孤児院訪問と子供
定)
18 日∼ 25 日(予
日程:2016 年 8月 毎年予定しています
※ ミャンマーツアー
通費、食費、
定:日本からの交
費用:15 万円(予
)
み
込
て
宿泊費等すべ
いるいくつ
辺で OM が支援して
内容:ヤンゴン周
支援物資を
の
ら
か
本
日
、
し
かの孤児院を訪問
のグルー
6名
∼
5
。
す
開きま
届け、子供集会を
応じ
に
談
相
、日程はご
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(100 本以上の注文は 10%引き!)
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での伝道(
他、地域
地元の教会
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OM日本について
OM日本では宣教師の派遣と受入れに関する人事
と会計、記事の翻訳、ホームページなどの働きに
携わるスタッフを求めています。世界の OM に属
する全員は支援者からのサポートを得て宣教師と
しての立場で奉仕しています。世界宣教の前線を
支える事務局での働きに、ビジョ
ンと重荷が与えられていません
か? 関心のある方はお問い合
わせください。
OM 奉仕者をあなたの教会に招きませんか?教会
の人たちに世界宣教について知ってほしいと願っ
ていますか? OM の経験豊かなスタッフ、海外か
らの短期宣教チーム、OMでの宣教経
験者などが教会を訪問し、OM の
働きや自分たちの経験を分かち
合います。興味のある方は OM
日本事務局にお問い合わせく
ださい。
日本におけるOM の働きは 70 年代のロゴス号日本寄
港から始まり、日本からもOM 船に参加する人々が起
こされていきました。その後、ロゴス号の日本での
連絡事務所開設を経て、1992 年に OM日本が設立さ
れました。OM日本の働きは、人々と教会に対し、世
界宣教に対する動機づけ、宣教師派遣、宣教プログ
ラムの提供を行なうことです。
過去多くの日本人が主に OM 船を通して短期訓練プ
ログラムに参加してきました。私たちの願いは、さら
に多くの日本人が福音を携え、OM を通じて世界中へ
出て行くことです。OM 宣教プログラムへの参加に関
してのお問い合わせはいつでも受け付けています。
www.omships.org/step
インドネシア・バリ島
ELCO 英語研
クリスマスバージョン
www.omjapan.org/shop
新人研修会のボランティ
ア
日程:2016 年 8月 21日
∼ 9月 3日
(前/後半一週間の部
分参加も可)
費用:食費、宿泊費 1
15 ユーロ
資格:18歳以上。基礎
的な英語が理解できる
こと。
内容:新人宣教師のため
の研修会がスムーズに
運
営されるためにはボラ
ンティアの働きは不可欠
です。奉仕の一例としては
、子供プログラム、
施設の清掃、食事の準
備等です。空き時間
には研修会にも参加で
きます。世界中か
らのクリスチャンと過ごす
2 週間は、
神様の世界に対する愛
と素晴らし
いご計画を知る機会と
なる
でしょう。
イギリス
福音スクロールペン
ペンに収められている巻物を開くと、かわいいイラストと共にクリスマスのス
トーリーが現れます。裏面にはクリスマスの本当の意味が書かれていて、クリ
スマスプレゼントにぴったりです。普段使いのペンとしてはもちろん、トラクト
代わりに、また知人や友人に福音を伝える道具としてお用い下さい。ペンの色
は青、緑、オレンジ、イエローがありますが、どれも黒インクです。10 本から
注文を受けます。
オランダ
6年5
月4日
日程:201
16 日∼ 12
2016 年 9 月
ル
2,220 米ド
会で仕え
費、食費
宣教地や教
で
費用:滞在
ン
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以上
資格:18 歳 語力が必要な方
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教会でのミ
るために英
本国内外の
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地での働
することが
めの
内容:宣教 ために英会話を上達
適応するた 。
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中は
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しなが
指導、
同体で生活
、午後
国際的な共 や出荷作業を手伝い
書籍の梱包 グループで英語を学
は少人数の 個別指導あり。)
(
びます。
メルデカ伝道旅行
8月 19日
日程:2016 年 8月 6日∼
ル 米ド
費用:600
、宿泊費 )
(プログラム参加費、食費
、基礎的な英会話
ャン
スチ
クリ
上の
資格:18 歳以
が可能な方。
の更生施設で、本当の希
内容:若い犯罪者のため
施設では HIV/AIDS に苦
す。
望を伝える働きで
、薬物中毒者の
しむ者、アルコール依存者
います。また、
して
暮ら
中で
多くが絶望の
バリ・ヒン
々が
バリ島では 90%の人
この地
す。
いま
して
信仰
ーを
ドゥ
を届
希望
愛と
様の
にイエス
けませんか?
※ 現地までの交通費、海外保険費用等は別途必要
OM 日本ニュース 第7 4 号201 5 年 冬
発行人:酒井信也 編集:マルティン フィリップ&祐子
OM日本
〒920-0277 石川県
河北郡内灘町千鳥台 2 丁目 394
/ +81 (0)76-239-2830 (TEL&FAX)
郵便振替口座 02100−0−24998
加入者名「OM日本事務局」
www.omjapan.org
[email protected]
fb.me/omjapan
※特定のミニストリー、
プロジェクト、宣教地、
宣教師のための支援金を送って下さる方は、
振込用紙の通信欄に送金内容をご明記の
上、OM日本の口座にご送金くださいますよ
う、お願いいたします。
祈ろう!
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でなく、 の 貴 重
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ル な 視 験となります。
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