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外貨投資の視点 (No.157) - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

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外貨投資の視点 (No.157) - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
外貨投資の視点
(No.157)
リサーチ部 チーフ為替ストラテジスト 植野 大作
2014年5月12日
世界為替市場での存在感が増し続ける豪ドル
世界の為替市場で、豪ド
ルの取引量の増加が目覚
ましい
最近、業界知己やお客様との会話の中で、「豪ドル」が話題になるケースが増えている。
米ドル円の値動きが甘くなる中で、豪ドルの値動きの良さが目立っていることも背景だろう
が、近年の外国為替市場で豪ドルの取引量の増加が目覚ましいことも一因になっている
とみられる。例えば、国際決済銀行が3年毎に実施している為替市場調査によれば、
2013年4月時点における世界全体の為替売買に占める豪ドルの比率は、売り買い合計
200%中の8.6%と、2010年4月調査の7.6%から1%ポイントも上昇している。過去約20年
間の主要通貨の出来高占有率の推移をみると、1位米ドル、2位ユーロ、3位日本円、4位
英国ポンドと、上位4通賃については不動のオーダーが続いているが、5位以下の通貨群
の中では、1990年代以降の蒙ドルのシェア・アップが目立っている(図1)。
図1:世界市場における主要通貨別の為替売買高比率(200分率表示)
第1グループ 世界4大通貨
第2グループ 5位~9位の通貨
(%)
(%)
100.0
10.0
米ドル(87.0%)
90.0
豪ドル(8.6%)
9.0
80.0
8.0
70.0
7.0
スイスフラン(5.2%)
6.0
60.0
独マルク+仏フラン
50.0
ユーロ(33.4%)
5.0
4.0
40.0
30.0
2.0
10.0
1.0
英ポンド(11.8%)
1992
1995
1998
2001
2004
2007
メキシコペソ(2.5%)
3.0
円(23.0%)
20.0
0.0
加ドル(4.6%)
2010
中国元(2.2%)
0.0
2013
1992
1995
1998
2001
2004
2007
2010
2013
注:売りと買いの合計に占めるシェアとなるため、為替市場の規模は通常200分率で表示
出所:国際決済銀行(BIS)2013年4月調査より三菱UFJモルガン・スタンレー証券作
約 3 年間で年間取引量が
2000 兆円も増えた豪ドル
「200%中の1%ポイント」と聞くと、100分率換算では僅か0.5%ポイントのシェア拡大に
過ぎないので、かなり微細な変化にも思える。だが、当該調査月における1日平均の世界
の為替市場全体の規模は5兆3450億ドル、当時のドル円レートで換算すると522.3兆円だ。
1年=約240営業日として計算すると、1年間の為替売買高は12京5342兆円と天文学的な
サイズになる。3年前に実施された2010年の調査時点に比べ、為替市場全体の売買高は
円換算で約1.4倍に増えていたので、上記のシェア・アップ効果も含めると、わずか3年間
本資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではなく、利用に際し
てはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
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外貨投資の視点
で豪ドルの市場規模は2000兆円程度も増えた計算になる。世界の為替市場における豪
ドルの存在感は、相当増したと言えるだろう。
主要先進国通貨で、約 20
年間シェアが上がり続け
たのは豪ドルだけ
更に特筆すべきは、豪ドルの市場シェアの拡大が、過去20年以上にわたる「一貫した
現象」として観測されることだ。1992年時点の豪ドルの売買シェアは200%中の2.5%とカ
ナダドルやスイスフランの遥か後塵を拝していたが、2001年調査でカナダドルを射程圏に
捉えると04年調査でこれを抜いて6位に浮上した。その後、07年調査までスイスフランと競
合していたが、10年調査で抜いて5位にランク・アップ、13年調査ではその差を更に広げ
ている。この間、主要先進国通貨の中で毎回シェアが上昇し続けたのは豪ドルだけだ。
過去20年以上にわたり、為替市場における豪ドルの流動性が相対的に増している訳だが、
一体何が原因でそのような現象が引き起こされているのだろうか。
「新興国ブーム」や「資源
ブーム」だけで説明できな
い豪ドルの取引量アップ
豪ドルより市場規模の小さい通貨群のシェアをみると、中国人民元、メキシコ・ペソ、ロ
シア・ルーブル、南アフリカ・ランド、トルコ・リラなど、いわゆる新興国通貨や資源国通貨
の比率が低いながらも概ね上昇傾向にある(図1、図2)。新興国経済の発展に伴う貿易
取引の増大や資源価格の上昇が、豪ドルの市場規模拡大の一因だったと推測できる。だ
が、この間、新興国経済がずっと好調だった訳ではないし、資源価格も上がり続けていた
訳ではない。豪ドルと同じ資源国通貨であるカナダドルのシェアが伸び悩んでいる時期
でも豪ドルのシェアだけは上昇し続けた点を考慮すると、いわゆる「新興国ブーム」や「資
源ブーム」だけで趨勢的な豪ドルのシェア・アップを説明するのは難しそうだ。
図2:世界市場における主要通貨別の為替売買高比率(200分率表示)
(%)
3.0
2.5
第3グループ 10~14位の通貨
(%)
NZドル(2.0%)
スウェーデン
クローナ
(1.8%)
1.6
香港ドル
(1.4%)
1.0
星ドル(1.4%)
韓国ウォン
(1.2%)
1.4
1.2
2.0
第4グループ 15~19位の通貨
南アランド
(1.1%)
ブラジル
レアル
(1.1%)
0.8
1.5
1.0
0.5
露ルーブル
(1.6%)
0.0
1992
1995
1998
2001
2004
2007
2010
ノルウェー
クローネ
(1.4%)
0.6
0.4
トルコ
リラ
(1.3%)
0.2
0.0
1992
2013
1995
1998
2001
2004
2007
2010
2013
注:売りと買いの合計に占めるシェアとなるため、為替市場の規模は通常200分率で表示
出所:国際決済銀行(BIS)2013年4月調査より三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成
豪ドルの魅力向上に伴う
金融取引の活発化が取引
量増加の背景か
そこで改めて世界全体の為替売買高の増加率の推移をみると、1990年代以降、ユー
ロの誕生で欧州域内の為替取引が技術的に激減した時期を除き、ほぼ恒常的に世界全
体の貿易総額や名目国内総生産の増加率を上回る伸びを維持していたことが分かる(図
3)。貿易取引や実体経済の拡大を上回る「金融取引の膨張」が為替出来高の伸びに寄
与しているとみられる。外国為替市場で豪ドルのシェアが上昇し続けてきた原因を実物取
引だけに求めるのが難しいとするならば、最大の背景はやはり投資対象としての蒙ドルの
魅力向上に伴う金融取引の活発化にあるのではなかろうか。
本資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではなく、利用に際し
てはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
-2-
外貨投資の視点
図3:実物取引以上に膨張する為替市場
(対3年前比、%)
80
世界為替市場規模拡大率
70
60
名目世界貿易総額増加率
50
40
30
20
10
0
-10
名目世界経済成長率
ユーロ発足に伴う
技術的な落ち込み
-20
-30
1992
1995
1998
2001
2004
2007
2010
2013
出所:国際決済銀行(BIS)および国際通貨基金(IMF)より三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成
図4:主要通貨圏の財政収支(名目GDP比)動向
(名目GDP比、%)
(名目GDP比、%)
豪州
カナダ
4
4
予測
2
2
0
0
-2
-2
-4
-4
ユーロ圏
-6
-6
-8
-8
-10
-12
-10
日本
英国
-12
米国
-14
-14
-16
-16
1991
1994
1997
2000
2003
2006
2009
2012
2015
注:2013年以降の値は国際通貨基金(IMF)の推定および予測値
出所:IMF 「世界経済見通し2014年4月」より三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成
豪ドルの魅力向上で、投
資家層の裾野が拡大
例えば豪州国債の格付けの推移をみると、1980年代に最高格付けの地位から転落し、
90年代は概ね低迷していたが、その後は古い労働慣行の見直しなど、各種の経済構造
改革の効果もあって、2000年代には再び最高位の格付けに復帰している。1990年代末
本資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではなく、利用に際し
てはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
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外貨投資の視点
期から2008年のリーマン・ショック勃発までの間、豪州の財政収支が黒字基調で推移した
ことも追い風になり(図4)、豪ドルは巷でよくみかける「非高格付けの高金利通貨」から「最
高格付けの高金利通貨」に脱皮した。この結果、豪ドルは投資対象国の信用リスクに一
定の制約を設けている内外の機関投資家でも食指を伸ばすことのできる立派な「ハード・
カレンシー」に変貌を遂げたほか、主要通貨中心のポートフォリオから相対的高金利通貨
にも国際分散投資のフロンティアを広げる日米欧英諸国のリテール・マネーの有力な受
け皿としての存在感も増していった。近年では、外貨準備対象通貨として豪ドルを新たに
加える国も増えており、業界関係者の間で「ソブリンネームによる豪ドル売買の痕跡」が噂
になる機会も増えているようだ。
日本の個人投資家及び投
機家における豪ドル人気
は非常に高い
売買参加者の国籍別にみた各通貨の出来高は公表されていないため、ここから先は
筆者の推測になるが、この間、おそらく日本人による豪ドル売買の増加が市場規模拡大
に果たした役割は非常に大きかったと考えられる。特に、長期化する日本国内の超低金
利に辟易としていた本邦個人投資家にとって、「最高格付けの高金利通貨」は魅力的に
映りやすかったと考えられる。資源の純輸入国に暮らしている日本人投資家の心に「資源
輸出国への分散投資」というキャッチ・コピーが刺さりやすかったと推測されるほか、近年
の市場規模拡大が著しい外国為替保証金(FX)取引に勤しむ「外為太郎・花子」の目か
らみて、日本でほとんど時差なく現地情報に接しながら短時間での超高速回転売買が可
能、という地の利も効いたと推測される。様々な条件が重なって、日本の個人投資家およ
び投機家層に豪ドル人気が徐々に浸透していったのではなかろうか。
図5:契約型公募投信の通貨(地域)別構成 (2014年3月末、表:上位20地域、グラフ上位15地域)
(百万円)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
国 名
純資産
アメリカ合衆国
13,118,353
オーストラリア
3,276,687
ユーロ参加国合計
2,392,274
ブラジル
1,374,699
カナダ
1,111,937
イギリス
1,034,350
日本
1,006,617
大中華圏
541,031
ニュージーランド
449,471
メキシコ
273,261
シンガポール
227,118
インドネシア
192,954
インド
178,946
ノルウェー
174,326
スイス
162,297
トルコ
140,423
南アフリカ
107,343
タイ
105,080
ポーランド
98,433
大韓民国
81,779
そ
の
他
344,943
合
計 2 6 ,39 2 ,32 2
割合
49.7%
12.4%
9.1%
5.2%
4.2%
3.9%
3.8%
2.0%
1.7%
1.0%
0.9%
0.7%
0.7%
0.7%
0.6%
0.5%
0.4%
0.4%
0.4%
0.3%
1.3%
10 0 .0 %
0兆円
2兆円
4兆円
6兆円
8兆円
10兆円 12兆円 14兆円
アメリカ合衆国
オーストラリア
ユーロ参加国合計
ブラジル
カナダ
イギリス
日本
大中華圏
ニュージーランド
メキシコ
シンガポール
インドネシア
インド
ノルウェー
スイス
出所:投信協会資料より三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成
本資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではなく、利用に際し
てはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
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外貨投資の視点
豪ドルの市場規模拡大に
ついて、「日本人犯人説」
も有力
実際、本邦の投資信託協会が毎月発表している契約型公募投信の通貨別残高をみる
と、2010年の5月に豪ドルはユーロを抜いて米ドルに次ぐ第2位の座に躍進しているほか
(図5)、外国為替保証金(FX)業界でも豪ドルは米ドルやユーロに次ぐ人気通貨の地位
を占めつつあるのが実情だ。近年、国内外の証券会社や銀行が日本の富裕層や諸法人
向けに組成・販売してきた長期割引債、仕組み債、長期為替オプション契約などの金融
商品の世界でも、金利が高くてボラが豊富な豪ドルの取扱高は他通貨に比べて圧倒的
に多いと言われている。大同小異の傾向は恐らく欧米の先進諸国にもあると思われるが、
日本のリテール・マネーの豪ドル選好は突出して強い印象がある。近年の豪ドルの市場
規模拡大の背景については、「日本人犯人説」も有力だ。
ただ、「市場規模の拡大」
と「値上がり」は必ずしも
同義ではない
ただし、世界最大の市場規模をキープし続けている米ドルが、相応の値幅で循環的な
上下動を繰り返している事実に象徴されるように、豪ドルの市場規模拡大による存在感の
向上は、必ずしも「値段の上昇」と同義ではない点には注意が必要だ。一般に、市場取
引の厚みが増大すれば、平時における過度の価格変動は抑制されやすくなると言われ
ているが、外国為替市場での存在感が増すにつれ、良くも悪くも「注目の通貨」になるた
め、強気材料が目立つ時期には買われやすい一方、弱気材料が際立つ局面ではその
分だけ強い売り圧力に晒される場合もある。
図6:世界総合株価指数と豪ドル円相場
(1987年12月31日=100)
450
(円)
110
豪ドル円相場
(右軸)
400
100
350
90
300
80
250
70
MSCI世界総合株価指数
(左軸)
200
60
150
50
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
出所:ブルームバーグより三菱UFJモルガン・スタンレー証券作成
地球的規模での景況感の
強弱につれて、非常にダ
イナミックに動く特徴を有
する豪ドル円
これまで再三指摘してきたことだが、豪ドルは資源輸出と相対的高金利に強みを持つ
「リスクオン通貨」の典型として、「地球的規模での景況感の強弱に左右されてダイナミック
な上下運動を繰り返す」という特徴を持っている。「リスクオフ番長」の異名を持つ日本円
との組み合わせになる「豪ドル円」という通貨ペアには、その特徴がシャープかつ安定的
に観察されている。例えば、近年の世界総合株価と豪ドル円相場の値動きを並べてみる
と、比較的綺麗な連動の痕跡が認められ、長期的視点で豪ドルに投資する場合、「グロ
本資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではなく、利用に際し
てはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
-5-
外貨投資の視点
ーバルな景況感が上を向いている局面では積極的に押し目を拾うが、下を向いている局
面では目先の金利がどんなに魅力的でも手を出さない」というルールを守ることが非常に
大切だったことが暗示されている(図6)。2014年4月3日に発行した外貨投資の視点
(No.150)で詳述したように、現時点で我々は豪ドル円相場について失地回復が進みや
すい局面にあると判断しているが、将来いずれかの時点においては、そのような見解を再
考すべき局面も到来するだろう。
日本市場で一段と進む豪
ドル関連情報の充実
いずれにしろ、近年における豪ドル市場育成の有力な担い手になっている我々日本
在住の豪ドル・ファンにとって、豪ドル建て資産への長期投資や短期投機を上手にやる
には、「運の善し悪し」を別にすると、従来以上に「情報」が大切になりつつあると言えるだ
ろう。外国為替市場における豪ドルの存在感が増せば増すほど、「良質の情報を如何に
人より早く仕入れて売買戦略に生かせるかどうか」が損益管理の要諦になると考えられる
からだ。こうした状況下、一昔前に比べて東京外国為替市場に出回る豪ドル関連情報は、
質量ともに増加している。豪ドル建て、あるいは豪ドル絡みの金融商品を設計・運用・販
売している資産運用会社や金融機関の日本人マネー争奪戦は激化しており、人気の高
い豪ドルに関する投資情報の整備は今後も進むと思われる。近年、ジャパン・マネーの国
際分散投資の有力な受け皿として、豪ドルはすっかり市民権を得た印象があるが、である
が故に、溢れ始めた投資情報を峻別する投資家の目は一層厳しさを増すだろう。時宜に
応じた情報提供に努めたいと考えている。
(5 月 12 日 10:30)
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引業協会
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