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住友金属鉱山(5713)の実践的分析

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住友金属鉱山(5713)の実践的分析
住友金属鉱山(5713)の実践的分析
Vol.21
2009/09/11
一目均衡表・RSI(週足)
「MARUSAN CHART」より
10/19
2940
2/29
2310
5/2
2080
8/17
8/22
1932
1520
6/12
1626
1/25
1472
3/13
836
今回は、住友金属鉱山(5713)を実践的に分析していきます(9 月 7 日作成:9 月 4 日終値 1,468 円)。
住友金属鉱山(5713)
・ 年初来高値・・・6 月第 2 週(6 月 12 日)1,626 円
・ 年初来安値・・・1 月第 3 週(1 月 23 日)815 円
一目均衡表・週足(9 月 4 日現在)
・ 実線(ロウソク足)・・・1,468 円
・ 転換線・・・1,351 円=(9 週間の高値 1,538 円+9 週間の安値 1,164 円)÷2
・ 基準線・・・1,231 円=(26 週間の高値 1,626 円+26 週間の安値 836 円)÷2
・ 先行スパン 1・・・929 円=(26 週前の転換線 955 円+26 週前の基準線 904 円)÷2
・ 先行スパン 2(※)・・・1,333 円=(52 週間の最高値 2,115 円+52 週間の最安値 552 円)÷2
(※)現時点の数値なので、26 週前に遡り、そこから 52 週間の最高値・最安値を取っています。
・ 遅行スパン・・・1,468 円
RSI(9 月 4 日現在)・・・59.64%
次頁に続く・・・
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(1 頁)
チャートは、住友金属鉱山の一目均衡表・週足(3 年間)です。ここまでの株価動向を見てみます。
2007 年 1 月以降に株価は大幅な上昇を見せ、2007 年 7 月には上場来高値となる 3,280 円をつけます。
その後に株価は大幅な下落に転じ、2008 年 10 月には安値 552 円をつけますが、そこから上昇の動きに
転じ、9 月 4 日現在では 1468 円となっています。
上場来高値 3280 円をつけた後、大幅な下落へと転じるのですが、一目均衡表・RSIはどのような動きを
していたのかを検証してみます。
【一目均衡表】
・ 上場来の高値をつけた 1 ヶ月後の 2007 年 8 月第 3 週(8 月 24 日)に転換線と基準線の逆転が発生
(赤四角)。その後に株価は大きく反発するが、基準線は上向かない。
・
2007 年 10 月第 5 週(11 月 2 日)に実線と遅行スパンの逆転が発生(青四角)。
・
2007 年 12 月第 2 週(12 月 14 日)に実線が抵抗帯(雲)の下限を突破(緑四角)し、「三役逆転」が実
現。
段階的に一目均衡表の売りシグナルが発生し、本格的な下落相場を示唆する「三役逆転」を実現してい
ます。三役逆転後に株価が反発する局面もあるのですが、線同士が交差して発生するシグナルは 2008
年 5 月第 2 週(5 月 16 日)に転換線と基準線が好転した 1 度だけです。しかし、ダマシの可能性が高い
基準線が右下がりの状態での好転であり、安値 552 円をつけるまで実質的に「買いシグナルなし」の状
態で下落しています。一目均衡表で最も典型的な下降トレンドを形成したといえます。
【RSI】
・ 2007 年 1 月第 4 週(1 月 26 日)に 54.33%をつけて以降、株価が上昇している期間中は 50%以上で
推移していたRSIだが、2007 年 8 月第 2 週(8 月 10 日)に 45.15%をつける。これは期間中の上昇幅
よりも下落幅の方が大きくなった、つまり上昇トレンドが終了したことを示唆している。その後の反発
局面で 50%を突破するが、2007 年 10 月第 5 週(11 月 2 日)に 49.23%をつけ(黄四角)、それ以降
はほとんどが 50%以下での推移となった。
RSIは、「株価の全変動幅のうち、上昇幅が何%を占めているか」を表すオシレータ系指標です。上昇ト
レンド時には下落幅より上昇幅の方が大きくなりますので「50%以上を推移」し、下降トレンド時には上昇
幅よりも下落幅のほうが大きくなりますので「50%以下を推移」します。RSIも典型的な下降トレンド時の
動きであったといえます。
このようにして下降トレンドに転じ、株価は大幅な下落となったのですが、直近で発生したシグナルから
現在の状況を見てみたいと思います。
次頁に続く・・・
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(2 頁)
【一目均衡表】
・ 2009 年 3 月第 1 週(3 月 6 日)に転換線と基準線の好転が発生(赤丸)。
・
2009 年 3 月第 4 週(3 月 27 日)に実線と遅行スパンの好転が発生(青丸)。
・
下がり続けていた基準線が 2009 年 4 月第 2 週(4 月 10 日)の 823 円を安値として上昇転換。
・
2009 年 6 月第 1 週(6 月 5 日)に実線が抵抗帯(雲)を突破し、「三役好転」を実現。
・
2009 年 7 月第 3 週(7 月 17 日)に再び実線が抵抗帯(雲)を突破(緑丸)し、「三役好転」を再度実現。
現在は、本格的な上昇相場を示唆する「三役好転」を実現しており、上昇トレンドにいると考えられます。
また、2009 年 6 月第 1 週に抵抗帯を突破した際、基準線の向きは「ほぼ横ばい」になっていたのに対し、
今後は基準線の向きが「上向く」ことが予想されます。1 頁目に基準線の算出式がありますが、現在の 26
週間の最安値は 836 円です。836 円を急激に下回るような下落があれば別ですが、翌週になると最安値
が 836 円から 880 円へ、その次の週には 880 円から 936 円へ切り上がりますので、高値を更新しなくて
も「基準線は上向く」と予想できます。これらのことから、2009 年 7 月第 3 週に発生した「三役好転」から本
格的な上昇が考えられます。
【RSI】
・ 下降トレンド中にほぼ 50%を下回って推移していたRSIが、2009 年 3 月第 4 週(3 月 27 日)に 50.80%
をつけて 50%を突破(黄丸)し、それ以降は 50%以上の位置で推移を続けている。
2 頁で解説した通りですが、上昇幅が下落幅を上回ってきており、典型的な上昇トレンド時の動きになっ
ています。
住友金属鉱山のチャート分析のまとめ
一目均衡表やRSIからは、「大きな下降トレンドが終了し、現在は上昇トレンドに入っている」と読み取れます。
目先は年初来高値 1,626 円を目指す展開になると思いますが、心理的な節目である 2,000 円も視野に入ると
考えられます。
(9 月 7 日作成:9 月 4 日終値 1,468 円)
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(3 頁)
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