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特定工場届出に関する Q&A 富津市

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特定工場届出に関する Q&A 富津市
特定工場届出に関する Q&A
富津市
目
届 出 について
次
(Q1∼Q39)
1
生 産 施 設 関 係 (Q40∼Q63)
9
緑地関係について (Q64∼Q84)
14
環境施設について (Q85∼Q88)
19
1 届出について
Q1 敷 地 面 積 9,000㎡以 上 、建 築 面 積 3,000㎡以 上 の要 件 は、どちらか一 方 が
該 当 すれば届 出 が必 要 ですか?
A1 必 要 です。製 造 業 、電 気 供 給 業 、ガス供 給 業 、熱 供 給 業 であって、敷 地 面 積 と
建 築 面 積 の要 件 のどちらかが該 当 すれば、「特 定 工 場 」として届 出 なければなりま
せん。
Q2 建 築 面 積 とはどういう面 積 をいうのですか?
A2 建 築 面 積 とは、建 築 基 準 法 で定 められている「土 地 に定 着 する工 作 物 のうち、
屋 根 及 び柱 又 は壁 を有 するもの」をいい、面 積 の計 り方 は建 築 基 準 法 上 の取 り扱
いと同 様 です。この面 積 が3,000㎡以 上 である工 場 は敷 地 面 積 が9,000㎡に満
たなくても届 出 が義 務 づけられます。延 べ床 面 積 ではありません。
Q3 敷 地 面 積 とは会 社 の所 有 地 をいうのですか?
A3 敷 地 面 積 とは、工 場 の用 に供 する土 地 の全 面 積 をいいます。所 有 形 態 は問 わ
ないので必 ずしも会 社 の所 有 地 のみとは限 らず、借 地 であっても工 場 の用 に供 する
土 地 であれば敷 地 面 積 とします。したがって、たとえば子 会 社 に 土 地 を 貸 している
場 合 はその部 分 は除 かれ、子 会 社 の敷 地 面 積 とします。
Q4 工 場 敷 地 面 積 には、どのようなものが含 まれますか。
A4 所 有 地 、借 地 に関 係 なく、工 場 の用 に供 する土 地 が含 まれます。ただし、次 のよ
うな敷 地 は除 かれます。
(ア) 工 場 敷 地 内 に法 人 格 の異 なる工 場 がある場 合
(イ) 工 場 敷 地 の一 部 を関 連 下 請 工 場 に借 地 としている場 合
(ウ) 社 宅 、寮 、病 院 、保 育 所 及 び託 児 所 の敷 地
Q5 敷 地 が道 路 で分 断 されているのですが、敷 地 面 積 はどう算 定 するのですか?
A5 通 常 は、道 路 や河 川 により二 分 されている場 合 は別 々の工 場 となります。
しかし、次 の場 合 は一 体 の敷 地 と見 なします。
(1) 工 場 自 体 のために設 けた私 道 等 により分 断 される場 合
(2) 生 産 工 程 上 、環 境 保 全 上 、管 理 運 営 上 極 めて密 接 な関 係 がある場 合
非 常 に幅 の広 い道 路 や河 川 により二 分 される場 合 は一 体 の敷 地 とは見 なされな
い場 合 があります。
Q6 川 を挟 んで両 岸 に工 場 があります。別 々の工 場 として考 えるのでしょうか。
A6 道 路 ・河 川 ・鉄 道 等 により二 分 されている場 合 でも、生 産 工 程 上 、環 境 保 全 上
若 しくは管 理 運 営 上 極 めて密 接 な 関 連 がある場 合 は、原 則 として1つの工 場 と見
なします。
Q7 工 場 を立 てる土 地 は借 地 なのですが、立 地 法 の届 出 は必 要 ですか。また、必 要
ならば、届 出 は土 地 の所 有 者 が行 うのでしょうか。
A7 土 地 が借 地 であっても、自 社 所 有 地 で あっても届 出 は必 要 です。また、届 出 は
事 業 を行 う者 (工 場 を実 質 的 に運 営 管 理 する者 )、つまり工 場 の所 有 者 が行 うこと
になっています。
Q8 従 業 員 の駐 車 場 が手 狭 になったので、道 を挟 んだ向 かい側 の土 地 を借 りて駐 車
場 にしたいと思 います。この場 合 、敷 地 面 積 の増 加 にあたるのでしょうか。
A8 道 路 幅 や、借 りる駐 車 場 の位 置 にもよりますが、原 則 は敷 地 面 積 の増 加 になりま
す。道 を挟 んだ場 所 に工 場 の管 理 運 営 場 密 接 な関 連 を有 する施 設 がある場 合 は、
全 体 を工 場 敷 地 と見 るのが妥 当 だと考 えられるからです。
しかし、非 常 に幅 の広 い道 路 があり、工 場 敷 地 面 積 と比 較 して社 会 通 念 上 、一
連 の土 地 と考 えにくいものについては、敷 地 面 積 に含 まないとする場 合 もあります。
なお、敷 地 面 積 の 増 減 は、生 産 施 設 の 増 加 や環 境 施 設 の 減 少 を伴 わない 場
合 でも届 出 が必 要 になります。
Q9 工 場 敷 地 は8,000㎡で,建 築 面 積 は3,500㎡ですが,倉 庫 を除 く工 場 部 分
の面 積 は2,300㎡です。工 場 立 地 法 の届 出 は必 要 ですか。
A9 必 要 です。敷 地 が9,000㎡以 上 であるか、建 築 面 積 が3,000㎡以 上 である
かの、どちらかを満 たす場 合 には、工 場 立 地 法 の届 出 対 象 となります。
この場 合 の「建 築 面 積 」は敷 地 内 にある建 物 全 ての建 築 面 積 の和 です。
したがって、生 産 施 設 面 積 部 分 は3,000㎡未 満 であっても、工 場 立 地 法 の届
出 の対 象 となります。
Q10 これまでは規 模 が小 さかったので工 場 立 地 法 の規 制 がかからなかったのですが、
変 更 で敷 地 が9,000㎡を超 えることになりました。届 出 が必 要 となるのですか?
A10 工 場 立 地 法 の規 制 がかかる「特 定 工 場 」となりますので、届 出 が必 要 です。
ただし、変 更 で敷 地 面 積 が9,000㎡を下 回 った場 合 、建 築 面 積 が3,000㎡な
ければ工 場 立 地 法 の規 制 はかからなくなります。
Q11 社 宅 は工 場 敷 地 に含 まれるのですか?
A11 社 宅 ・寮 ・病 院 (診 療 所 )の用 に供 する土 地 及 びこれらの施 設 として明 確 な計
画 のあるものは含 まれませんが、当 面 用 途 不 明 のまま将 来 の予 備 として確 保 してい
る土 地 は含 まれます。また、これらの施 設 の用 に供 する土 地 に明 確 な土 地 の仕 切
りがない場 合 には、これらの施 設 の建 築 面 積 を0.6で除 した面 積 を工 場 敷 地 面 積
から除 外 します。
Q12 規 模 等 は「特 定 工 場 」に該 当 していますが、工 場 を建 ててからまだ一 度 も届 出
をしたことがありません。届 出 をしておかなければならなかったのでしょうか。
A12 昭 和 49年 6月 28日 以 前 から操 業 している工 場 の場 合 、昭 和 49年 6月 29日
以 降 最 初 に届 出 の必 要 な行 為 を行 うときに届 出 をすれば問 題 はありません。
また、「 特 定 工 場 」に 該 当 しなかった 工 場 が、敷 地 や建 築 面 積 の 増 加 によって
「特 定 工 場 」となる場 合 も、「特 定 工 場 」となる行 為 を行 うときに届 出 をしていただき
ます。
Q13 既 存 工 場 とはどういう工 場 をいうのですか?
A13 昭 和 49年 6月 28日 の時 点 において設 置 されているまたは工 事 中 である工 場
をいいます。これらの工 場 は工 場 立 地 法 の準 則 が適 用 開 始 となる前 から存 在 して
いるということから、生 産 施 設 や緑 地 、環 境 施 設 の面 積 率 が一 律 ではなく、各 工 場
の設 置 状 況 により緩 和 されます。
Q14 法 律 の 施 行 前 から操 業 していますが、増 築 により特 定 工 場 となった場 合 は既
存 工 場 の扱 いとなりますか?
A14 既 存 工 場 の扱 いとなります。
特 定 工 場 となる増 築 計 画 の段 階 で届 け出 てください。
準 則 計 算 は既 存 工 場 としての計 算 になりますので、生 産 施 設 や緑 地 、環 境 施
設 の面 積 率 が緩 和 されます。
Q15 既 存 工 場 (単 一 業 種 )に適 用 される準 則 はどのようなものですか?
A15 単 一 業 種 の既 存 工 場 が昭 和 49年 6月 29日 以 降 に生 産 施 設 の面 積 の変 更
(減 少 する場 合 を除 く。)を行 う場 合 は、生 産 施 設 面 積 、緑 地 面 積 、環 境 施 設 面
積 について「工 場 立 地 法 による準 則 」(国 準 則 )で定 められている不 等 式 を満 たさ
なければなりません。(詳 しくは、特 定 工 場 届 出 の手 引 をご覧 ください)
Q16 既 存 工 場 (複 数 業 種 )に適 用 される準 則 はどのようなものですか?
A16 A15 と同 様 に生 産 施 設 面 積 、緑 地 面 積 、環 境 施 設 面 積 について「工 場 立 地
法 による準 則 」(国 準 則 )で定 められている不 等 式 を満 たさなければなりません。(詳
しくは、特 定 工 場 届 出 の手 引 をご覧 ください)
Q17 風 力 発 電 設 備 は工 場 立 地 法 の届 出 が必 要 ですか?
A17 敷 地 面 積 が 9,000 ㎡以 上 又 は建 築 面 積 が 3,000 ㎡以 上 の場 合 は、届 出 が
必 要 です。
Q18 製 造 業 等 に係 る工 場 又 は事 業 場 に含 まれない事 業 場 にはどのようなものがあり
ますか。
A18
(ア) 工 場 とは別 の団 地 にある独 立 した本 社 、支 店 、営 業 所 、倉 庫 、中 継 所 等
(イ) 農 林 水 産 物 の出 荷 のために選 別 、洗 浄 、包 装 等 を行 う事 業 場
(ウ) 業 として保 管 を行 う事 業 所 で、保 管 業 務 に付 随 して、選 別 、梱 包 、包 装 等 を
行 う事 業 所
(エ)修 理 を専 業 とする事 業 場
(オ) 変 電 所 、ガス供 給 所 などです。
Q19 製 造 業 に含 まれる物 品 の加 工 修 理 業 とは、どのようなものをいうのですか。
A19 製 造 と修 理 又 は賃 加 工 (他 の産 業 の所 有 に属 する原 材 料 に加 工 処 理 を加 え
て加 工 賃 を受 けとること)と修 理 をそれぞれ併 せて行 う事 業 をいいます。自 動 車 整
備 業 のように単 に修 理 のみを行 う事 業 は該 当 しません。
Q20 届 出 はいつするのですか?
A20 法 の定 めにより届 出 受 理 日 から90日 間 は着 工 できません(実 施 の制 限 といい
ます)。従 って着 工 日 の90日 前 までには届 け出 てください。
届 出 内 容 が適 当 であると認 められる場 合 は、30日 に短 縮 することができます。
(審 査 に時 間 を要 する場 合 もありますので事 前 にご相 談 ください。)
なお、名 称 (住 所 )変 更 届 出 や承 継 届 出 については事 実 発 生 後 速 やかに届 け
出 てください。
Q21 短 縮 申 請 とは何 ですか?
A21 法 第 11条 において、届 出 受 理 日 から90日 間 は着 工 できないことが定 められて
います。しかし、届 出 内 容 が適 当 であると認 められる場 合 は、30日 に短 縮 すること
ができます。(審 査 に時 間 を要 する場 合 もありますので事 前 にご相 談 ください。)
Q22 「着 工 前 90 日 前 までに届 出 」とありますが、どういう場 合 を着 工 というのですか。
(受 理 日 及 び工 事 開 始 日 は計 算 に含 みません)
A22 次 の場 合 をいいます。
(1) 造 成 地 を取 得 するとき(土 地 の賃 借 を含 みます。)
(2) 未 造 成 地 を造 成 しようとするとき。
(3) 生 産 施 設 の建 設 工 事 に着 手 しようとするとき。
(4) 環 境 施 設 を変 更 しようとするとき。
※届 出 の内 容 が適 当 である場 合 は30日 まで短 縮 することができます。
Q23 着 工 日 とはいつの時 点 のことをいうのですか?
A23 工 場 の新 設 ・増 設 に当 たり、造 成 を伴 うものは造 成 工 事 の着 手 の時 点 をいいま
す。造 成 を伴 わないで、建 築 物 、生 産 施 設 または緑 地 等 の 設 置 工 事 を行 う場 合
はそれらの工 事 の中 で最 初 の着 手 時 点 をいいます。
Q24 工 場 敷 地 の買 い増 しや一 部 売 却 をする場 合 、いつ届 出 をするのですか?売 買
契 約 の 90 日 前 までに届 出 が必 要 でしょうか。 また、賃 貸 借 契 約 の場 合 はどうなり
ますか。
A24 当 該 不 動 産 の移 転 登 記 の90日 前 までに届 け出 てください。届 出 内 容 が適 当
であると認 められる場 合 は、30日 に短 縮 することができます。(書 類 の不 備 等 により
審 査 に30日 以 上 時 間 を要 する場 合 もありますので事 前 にご相 談 ください。)
Q25 市 内 に複 数 の特 定 工 場 を所 有 しているのですが、「名 称 変 更 届 出 」、「承 継 届
出 」は特 定 工 場 ごとに提 出 しなければならないのでしょうか?
A25 その必 要 はありません。企 業 の代 表 者 からの届 出 1 通 のみで大 丈 夫 です。
Q26 氏 名 (名 称 、住 所 )変 更 届 出 と、承 継 届 出 とはどういうものですか?
A26 氏 名 変 更 届 出 は、届 出 をした事 業 者 が名 称 (個 人 経 営 の場 合 は個 人 名 、法
人 の場 合 は商 号 )または住 所 を変 更 した場 合 に届 け出 るものです。法 人 の場 合 、
代 表 者 個 人 の変 更 は届 出 をする必 要 はありません。承 継 届 出 は、届 出 をした事 業
者 から当 該 工 場 を譲 り受 けた方 が、その地 位 を承 継 するとともにその旨 を届 け出 る
ものです。特 定 工 場 の譲 り受 け、合 併 後 存 在 する法 人 又 は合 併 により設 立 した法
人 などが該 当 します。いずれの届 出 も、事 実 発 生 後 速 やかに届 け出 てください。
Q27 団 地 特 例 とは何 ですか?
A27 工 業 団 地 の造 成 段 階 で既 に環 境 施 設 が設 置 されていることから、事 業 者 が敷
地 内 に設 置 する生 産 施 設 や環 境 施 設 の面 積 率 が緩 和 される特 例 のことをいいま
す。
Q28 違 反 した場 合 の罰 則 等 はあるのですか?
A28 準 則 不 適 合 に対 する勧 告 や変 更 命 令 のほか、命 令 違 反 や無 届 け、虚 偽 の届
出 に対 して懲 役 や罰 金 に処 せられることがあります。
Q29 次 のような場 合 、届 出 が必 要 でしょうか。
(ア) 工 場 建 家 内 の機 械 装 置 の取 換 え
(イ) 平 屋 を2階 以 上 にする場 合
(ウ) 単 純 移 設
A29 (ア)、(イ)、(ウ)ともに原 則 的 には届 出 不 要 です。ただし、(イ)については生 産 施 設
面 積 の変 更 がある場 合 又 はスクラップ&ビルドの場 合 は届 出 が必 要 です。
Q30 次 のような場 合 は、どのように対 応 すれば良 いでしょうか。
(ア) 既 届 出 書 の計 算 ミス
(イ) 既 届 出 書 の工 事 日 程 が6ヶ月 以 上 延 期 することが明 らかになった場 合
(ウ) 予 測 せざる事 情 により既 届 出 書 の 届 出 書 の 届 出 数 字 と 工 事 完 了 後 の 届 出
数 字 が異 なるとき
A30 上 記 のような場 合 は、修 正 届 出 書 を提 出 してください。
Q31 変 更 を行 う場 合 、どのような届 出 が必 要 になるのでしょうか?
A31 以 下 のような場 合 に届 出 が必 要 になります。
① 下 記 の要 件 に該 当 するような製 品 の変 更 を行 う場 合 。
・日 本 標 準 産 業 分 類 の他 の3桁 (小 )分 類 に属 する業 種 となるようなとき
(例 :製 鉄 業 221 ⇒ 鉄 鋼 ・製 鋼 圧 延 業 222)
・準 則 に示 す生 産 施 設 面 積 率 等 が変 わるとき
② 敷 地 面 積 が減 少 又 は増 加 する場 合 。
③ 建 築 面 積 が増 加 又 は減 少 する場 合 。
ただし、生 産 施 設 面 積 の増 加 (スクラップ&ビルドを含 む)や緑 地 、環 境 施 設 の
減 少 を伴 わない場 合 は不 要 となります。
④ 生 産 施 設 の増 設 、スクラップ&ビルド(建 て替 え、更 新 、リプレース等 )、又 は建
築 物 は変 更 がないものの①に示 す製 品 の変 更 に伴 う機 械 設 備 の入 れ替 えを行 う
場 合 。なお、これらの場 合 は結 果 的 に生 産 施 設 面 積 が減 少 又 は変 わらない場 合
であっても届 出 は必 要 となります。
⑤ 緑 地 、環 境 施 設 の面 積 が減 少 する場 合 。なお、緑 地 等 の撤 去 と増 設 を同 時
に行 い、結 果 的 に面 積 が変 わらない場 合 であっても届 出 は必 要 。ただし、申 請 済
みの緑 地 内 の樹 木 のみを、別 の申 請 済 みの緑 地 上 に移 転 する場 合 は不 要 となり
ます。
⑥ 届 出 者 の氏 名 、住 所 の変 更 及 び工 場 の名 称 、所 在 地 を変 更 する場 合 。ただ
し、社 長 の交 代 による氏 名 の変 更 は届 出 を必 要 としません。
Q32 委 任 状 の様 式 はどのようなものですか。
A32 以 下 の様 式 とします。
委 任 状
私 は、○○県 ○○市 ○○番 地 における○○株 式 会 社 ○○工 場 工 場 長 ○○○
○を代 理 人 と定 め、下 記 の事 項 を委 任 します。
記
工 場 立 地 法 に基 づく届 出 に関 する一 切 の権 限
平成 年 月 日
○○株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 ○○○○ 印
Q33
造 成 が必 要 な土 地 を購 入 する場 合 、どのような届 出 が必 要 ですか。
A33 新 設 であれば、新 設 の 届 出 、敷 地 の 増 加 に伴 うものであれば、変 更 の 届 出 が
必 要 です。
Q34 工 場 敷 地 の一 部 を売 却 する場 合 は、いつまでに変 更 の届 出 を提 出 しなければ
ならないのでしょうか。
A34 当 該 不 動 産 の移 転 登 記 の90日 前 (短 縮 申 請 の場 合 は 30 日 前 )までに敷 地
面 積 変 更 の届 出 が必 要 となります。買 い増 しの場 合 も同 様 です。
Q35 工 場 建 屋 内 の機 械 装 置 の取 り換 えは届 出 が必 要 ですか。
A35 生 産 施 設 の面 積 の変 更 とはならないので届 出 は必 要 ありません。
Q36
既 存 生 産 施 設 の一 部 又 は全 部 を土 台 から撤 去 し、当 該 部 分 を新 たに設 置 し
直 す場 合 (いわゆるスクラップアンドビルド)に届 出 は必 要 ですか。
A36 スクラップアンドビルドは規 則 第 9条 第 2号 にいう「生 産 施 設 の修 繕 によるその面
積 の変 更 」に該 当 しないので届 出 が必 要 です。
Q37 既 存 工 場 が敷 地 面 積 もしくは建 築 物 の建 築 面 積 を増 加 し、または既 存 の施 設
の用 途 を変 更 することにより特 定 工 場 となる場 合 は、どのような届 出 を必 要 とします
か。
A37 法 第 6条 第 1項 の届 出 を必 要 としますが、当 該 特 定 工 場 に係 る工 場 立 地 の準
則 の適 用 については、準 則 計 算 よるものとします。(詳 しくは、「特 定 工 場 届 出 の手
引 」をご覧 ください)
Q38 既 存 工 場 が敷 地 を買 い増 した場 合 、生 産 施 設 を増 設 する際 の準 則 の計 算 は
どのようなものですか。
A38 国 準 則 の備 考 に算 出 する式 が定 められており、その不 等 式 を満 たすことが必 要
です。(詳 しくは、「特 定 工 場 届 出 の手 引 」をご覧 ください)
計 算 に用 いるS(敷 地 面 積 )は、買 い増 し後 の敷 地 面 積 とします。
Q39 準 則 条 例 の制 定 により緑 地 面 積 率 等 が変 わったが、いつ届 出 が必 要 ですか。
A39 平 成 18年 4月 1日 以 降 の新 設 、変 更 の届 出 から適 用 になります。条 例 の制 定
時 に届 出 が必 要 なのではなく、4月 1日 以 降 に何 らかの届 出 を行 う際 、変 更 になっ
た緑 地 面 積 率 等 により準 則 に適 合 しているか判 断 します。
2 生産施設関係
Q40 最 近 行 われた生 産 施 設 面 積 率 の改 正 はどのような内 容 ですか?
A40 平 成 20年 5月 26日 に生 産 施 設 面 積 率 の改 正 が行 われました。これまで、生
産 施 設 面 積 率 は10∼40%以 内 でしたが、改 正 後 は30∼65%以 内 、と緩 和 され
ました。また、平 成 24年 1月 31日 にも改 正 があり、太 陽 光 発 電 施 設 の生 産 施 設
面 積 率 について50%から75%へ引 き上 げられました。
Q41 「生 産 施 設 面 積 」というのは、延 べ床 面 積 ですか、水 平 投 影 面 積 ですか。
A41 水 平 投 影 面 積 です。建 築 基 準 法 施 行 令 第 2条 第 1項 第 2号 の測 定 方 法 によ
り、測 定 した面 積 を使 用 してください。屋 外 プラントの面 積 は、水 平 投 影 図 の外 周 に
よって囲 まれる面 積 です。
Q42 生 産 施 設 面 積 とはどういう面 積 をいうのですか?
A42 生 産 施 設 とは、原 則 として製 造 工 程 を形 成 する機 械 又 は装 置 が設 置 されてい
る建 築 物 全 体 をさし、面 積 の計 り方 は建 築 基 準 法 上 の取 り扱 いと同 様 です。生 産
施 設 が設 置 されていない独 立 した倉 庫 や事 務 所 棟 などは生 産 施 設 とはしません。
また、生 産 施 設 が設 置 されている建 築 物 の中 に、事 務 所 や食 堂 等 があってその部
分 が壁 で仕 切 られていれば(床 から中 空 までの壁 や移 動 式 の間 仕 切 り、カーテンの
類 は除 く)別 棟 とみなし生 産 施 設 面 積 から外 します。製 造 工 程 用 に共 用 されるボイ
ラー 、コンプ レッサ ー 、ポンプ 等 の 施 設 は屋 外 に 設 置 されてい ても 生 産 施 設 とし ま
す。
Q43 工 場 のなかのどのような施 設 が、生 産 施 設 に該 当 するのでしょうか。
A43 直 接 製 造 ・加 工 を行 う工 程 を形 成 する機 械 又 は装 置 及 びこれらに付 帯 する用
役 施 設 が設 置 される建 築 物 と屋 外 のプラント類 をいいます。
ただし、次 のような施 設 は生 産 施 設 から除 かれます。
(1) 独 立 した事 務 所 、研 究 所 、食 堂
(2) 独 立 した倉 庫 関 連 施 設
(3) 生 産 工 程 から切 り離 された単 なる出 荷 ・輸 送 関 連 施 設
(4) 受 変 電 施 設
(5) 用 水 施 設
(6) 公 害 防 止 施 設
(7) 独 立 して製 品 の技 術 開 発 を目 的 とする試 験 研 究 を行 う検 査 所 又 は試 験
室
(8) 地 下 に設 置 される施 設
Q44 半 製 品 ・中 間 製 品 のタンク、倉 庫 は生 産 施 設 とみなせますか?
A44 製 品 又 は中 間 製 品 のタンクが製 造 の単 位 としての工 程 を形 成 する一 連 の機
械 又 は装 置 が設 置 されている独 立 の区 画 に属 する場 合 には生 産 施 設 とします。
ただし、原 材 料 又 は最 終 の製 品 のタンクヤード内 の一 部 に設 置 されている半 製
品 又 は中 間 製 品 のタンクは生 産 施 設 とはしません。
半 製 品 又 は中 間 製 品 の倉 庫 が工 場 建 屋 の中 に含 まれる場 合 には当 該 工 場 建
屋 は生 産 施 設 とします。
原 材 料 や製 品 の倉 庫 に半 製 品 や中 間 製 品 が置 かれていても当 該 倉 庫 は生 産
施 設 とはしません。
Q45 医 薬 品 の粉 体 を包 装 紙 に包 み、これを瓶 詰 にし、紙 箱 に詰 める工 程 に係 る施
設 や、ビールの瓶 詰 施 設 、セメントの袋 詰 め施 設 等 は生 産 施 設 に該 当 するのか。
A45 生 産 工 程 の一 環 としての製 品 の包 装 ・荷 造 り(梱 包 )を継 続 して行 う施 設 は生
産 施 設 とする。
Q46 冷 凍 食 品 を製 造 するための冷 凍 施 設 等 の生 産 工 程 を形 成 する冷 凍 施 設 は生
産 施 設 に該 当 するか。
A46 冷 凍 食 品 を製 造 するための冷 凍 施 設 は生 産 施 設 です。
ただし、出 来 上 がった冷 凍 食 品 を出 荷 又 は保 存 のために冷 蔵 しておく冷 蔵 施 設
は生 産 施 設 には該 当 しません。
Q47 地 下 に設 置 される施 設 はどのように取 り扱 えば良 いですか。
A47 地 下 に埋 設 される施 設 又 は地 下 室 に 設 置 される施 設 は生 産 施 設 に該 当 しま
せん。
Q48 公 害 防 止 施 設 は生 産 施 設 に該 当 しますか。
A48 排 水 処 理 施 設 、集 塵 施 設 等 の公 害 防 止 施 設 は原 則 として生 産 施 設 に該 当 し
ません。
Q49 プラント等 の屋 外 の生 産 施 設 面 積 はどのように測 定 しますか。
A49 水 平 投 影 面 積 の外 周 によって囲 まれる面 積 とします。
(1)
塔 、槽 等 の機 器 類 または装 置 の測 定 方 法 は、架 台 がある場 合 には、架 台 の
投 影 面 積 または機 器 類 もしくは装 置 の水 平 投 影 面 積 の大 きい方 とします。架 台
がない場 合 には、機 器 類 または装 置 の断 面 積 とします。ポンプ、圧 縮 機 のように
投 影 図 の断 面 が複 雑 な場 合 には、基 礎 の床 面 積 をもって投 影 面 積 とします。
(2) パイプの面 積 の測 定 方 法 は、パイプラックに乗 っているものについては、
パイプラックの当 該 区 画 内 に係 る長 さ × ラック幅 = 水 平 投 影 面 積 とします。
Q50 ひとつの工 場 建 屋 内 に段 ボールシート製 造 機 と段 ボール箱 製 造 機 が設 置 され
ており、当 該 工 場 が段 ボールシート製 造 業 と段 ボール箱 製 造 業 の兼 業 の場 合 は、
当 該 工 場 建 屋 はどのように生 産 施 設 の面 積 を算 定 しますか。
A50 面 積 の大 きい方 の製 造 機 に係 る業 種 に属 する生 産 施 設 として面 積 を算 定 しま
すが、判 別 のつけがたいものは、属 する業 種 の個 数 で単 純 に工 場 建 屋 面 積 を分 割
してそれぞれの生 産 施 設 面 積 とします。
Q51 ひとつの工 場 建 屋 の同 一 設 備 から異 種 の製 品 を製 造 し、それぞれ異 種 の製 造
業 に属 する場 合 は、生 産 施 設 面 積 の算 定 はどのようにしますか。
A51 当 該 工 場 の建 屋 は準 則 値 の厳 しい方 の生 産 施 設 面 積 として算 定 します。
Q52 原 材 料 若 しくは完 成 品 の倉 庫 、一 般 管 理 部 の事 務 所 、研 究 施 設 、受 変 電 施
設 は生 産 施 設 にあたりますか。
A52 生 産 施 設 にあたりません。
Q53 空 気 調 整 施 設 (ボイラー・コンプレッサー・ポンプ等 )は生 産 施 設 に含 まれます
か。
A53 製 造 工 程 等 の用 に一 部 でも共 用 されていれば生 産 施 設 となります。また、工 場
建 屋 のための空 気 調 整 施 設 も製 造 工 程 の用 に供 するので生 産 施 設 とします。
ただし、事 務 所 等 生 産 施 設 以 外 の用 に専 ら供 されている施 設 は生 産 施 設 には
該 当 しません。
Q54 屋 外 の作 業 場 は生 産 施 設 に該 当 するのですか。
A54 生 産 施 設 には該 当 しませんが、当 該 作 業 場 内 の生 産 に使 用 する機 械 または
装 置 (クレーン等 )は生 産 施 設 とします。
Q55 修 理 工 場 は生 産 施 設 として扱 われるのですか。
A55 製 造 ・加 工 と修 理 を合 わせて行 う修 理 工 場 は生 産 施 設 としますが、単 に部 品
の取 り替 え 等 によって自 らの工 場 等 の 生 産 施 設 の修 理 のみを行 う修 理 工 場 は生
産 施 設 としません。ただ、治 工 具 (工 場 で生 産 のために使 用 する治 工 具 )を製 造 し、
併 せて生 産 施 設 の修 理 をする工 場 建 屋 、あるいは、金 型 製 造 と修 理 を併 せて行 う
工 場 建 屋 等 は生 産 施 設 とします。
Q56 検 査 所 (試 験 室 )は生 産 施 設 としてよいのでしょうか。
A56 製 品 の検 査 が生 産 工 程 の一 環 として行 われる検 査 所 又 は試 験 室 は生 産 施 設
としますが、独 立 して製 品 の技 術 開 発 を目 的 とする試 験 研 究 を行 う検 査 所 又 は試
験 室 は生 産 施 設 としません。
Q57 出 荷 輸 送 関 連 施 設 の考 え方 について教 えてください。
A57
① 生 産 工 程 の一 環 として製 品 の包 装 ・荷 造 (梱 包 )を継 続 して行 う施 設 は生 産 施
設 とします。
② 倉 庫 、置 場 に付 随 して最 終 の製 品 を 出 荷 するための施 設 は生 産 施 設 としませ
ん。
③ 屋 外 ベルトコンベヤー、輸 送 用 配 管 等 の専 ら輸 送 の用 に供 する施 設 は生 産 施
設 としません。
Q58 風 力 発 電 施 設 は生 産 施 設 として扱 われるのですか。
A58 風 力 発 電 施 設 から生 産 した電 力 を他 社 に売 っている場 合 は生 産 施 設 であり、
工 場 立 地 法 上 の「電 気 供 給 業 」に該 当 するので、届 出 が必 要 となります。
Q59 農 業 用 機 械 製 造 (生 産 施 設 面 積 率 45%)と、建 設 用 機 械 製 造 (生 産 施 設 面
積 率 55%)を同 一 敷 地 内 で製 造 しています。この場 合 、生 産 施 設 面 積 率 はどのよ
うになりますか。
A59 農 業 機 械 製 造 にかかる敷 地 面 積 と、建 設 用 機 械 製 造 に係 る敷 地 面 積 が明 確
に区 分 されている場 合 は、それぞれの敷 地 面 積 にそれぞれの生 産 施 設 面 積 率 を
乗 じたものの和 が、工 場 の生 産 施 設 面 積 率 になります。敷 地 面 積 は区 分 できない
が、それぞれの業 種 にかかる生 産 施 設 面 積 が解 る場 合 には、敷 地 面 積 を生 産 施
設 面 積 の比 率 で按 分 して算 出 してください。また、同 一 工 場 内 で同 一 設 備 を使 っ
て異 なる製 品 を作 り出 すような場 合 には、厳 しい方 の生 産 施 設 面 積 率 を適 用 する
ことになります。
Q60 1階 が倉 庫 、2階 が生 産 施 設 の場 合 はどのように算 定 しますか?
A60 当 該 建 築 物 のいずれかの階 に生 産 施 設 が設 置 されていれば、当 該 建 築 物 は
生 産 施 設 となります。したがって、当 該 建 築 物 の水 平 投 影 面 積 を生 産 施 設 面 積 と
します。
Q61 同 一 建 築 物 内 の倉 庫 等 の取 扱 いはどうなりますか。
A61 壁 で明 確 に仕 切 られている原 材 料 ・完 成 品 の倉 庫 、工 場 全 体 の管 理 部 門 の
事 務 所 、社 宅 ・寮 ・病 院 ・休 憩 所 ・更 衣 室 及 び便 所 については生 産 施 設 面 積 から
除 かれます。 ただし、途 中 までしか壁 がない場 合 や移 動 可 能 な仕 切 りの場 合 は生
産 施 設 に該 当 します。
Q62 建 築 物 の一 部 に製 造 工 程 等 を形 成 する機 械 又 は装 置 が設 置 されている場 合
の生 産 施 設 面 積 の算 定 はどのようにしますか。
A62 原 則 として、当 該 建 築 物 の全 水 平 投 影 面 積 となります。例 外 的 に、同 一 建 築
物 内 の原 材 料 若 しくは完 成 品 の倉 庫 、一 般 管 理 部 門 の事 務 所 又 は食 堂 であって
壁 で明 確 に仕 切 られることにより実 質 的 に別 の建 築 物 とみなされるものがある場 合
は、当 該 床 面 積 を除 いた面 積 とすることができます。
Q63 生 産 施 設 を休 止 ・廃 止 した場 合 、生 産 施 設 に含 まれるのか教 えてください。
A63 一 時 的 な 遊 休 施 設 は生 産 施 設 とし ます。また、廃 止 され た施 設 であっても撤
去 されない限 り、原 則 として生 産 施 設 とします。
3 緑地関係について
Q64 駐 車 場 を緑 化 した場 合 、緑 地 として認 められるのですか。
A64 認 められます。ただし、以 下 の条 件 を守 って下 さい。
(1)
区 画 につき、緑 化 した面 積 が10㎡以 上 であること。
(2)
地 面 積 率 の算 定 にあたって、敷 地 面 積 に緑 地 面 積 率 を乗 じて得 た面 積 の
100分 の25の割 合 を超 えては緑 地 面 積 として算 入 できないこと。
Q65 屋 上 緑 化 ・壁 面 緑 化 について教 えてください。
A65 屋 上 緑 化 については、緑 化 した部 分 の面 積 を緑 地 面 積 とします(ただし、1区
画 につき10㎡以 上 必 要 )。 壁 面 緑 化 については、緑 化 しようとする部 分 の水 平 延
長 に1メートルを乗 じた面 積 とします。また、傾 斜 した壁 面 については、緑 化 しようと
する部 分 の水 平 投 影 面 積 とします。ただし、これらの緑 化 方 法 では、敷 地 面 積 に緑
地 面 積 率 を乗 じて得 た面 積 の100分 の25の割 合 を超 えて緑 地 面 積 率 の算 定 に
用 いる緑 地 の面 積 に参 入 することはできません。
Q66 緑 地 に明 確 な区 切 りが無 い場 合 、緑 地 面 積 はどう測 るのですか。
A66 例 えば、以 下 のような測 り方 があります。
木 が生 育 する土 地 又 は建 築 物 屋 上 等 緑 化 施 設 で柵 、置 き石 、へい等 により区
画 されていないものについては、外 側 にある各 樹 木 の幹 を直 線 で結 んだ線 で囲 まれ
る面 積 を緑 地 面 積 とします。
一 列 の並 木 状 の樹 木 が生 育 する土 地 又 は建 築 物 屋 上 緑 化 等 施 設 で柵 、置 き
石 、へい等 により区 画 されていないものについては、当 該 樹 木 の両 端 の樹 木 に沿 っ
て測 った距 離 に1メートルを乗 じた面 積 を緑 地 面 積 とします。
Q67 敷 地 の「周 辺 部 」とはどのような範 囲 を指 すのですか。
A67 「周 辺 部 」とは、敷 地 の境 界 線 から対 面 する境 界 線 までの距 離 の1/5 程 度
の距 離 だけ内 側 に入 った点 を結 んだ線 と境 界 線 との間 に形 成 される部 分 を言 いま
す。
Q68 緑 地 は屋 上 等 への配 置 が出 来 ますが、緑 地 以 外 の環 境 施 設 の場 合 は可 能 で
すか。
A68 環 境 施 設 の屋 上 等 への配 置 は認 められません。
Q69 苗 木 床 、花 壇 、雑 草 地 、野 菜 畑 、温 室 (ビニールハウス)、ゴルフ場 、雑 草 地 は
緑 地 と考 えてよいのでしょうか。
A69 苗 木 床 、花 壇 、雑 草 地 (植 生 ・美 観 などの観 点 から良 好 な状 態 に維 持 管 理 さ
れているものに限 る)、は10㎡を超 えれば緑 地 と認 められます。野 菜 畑 は、緑 地 とし
ては認 められませんが、緑 地 以 外 の環 境 施 設 としては認 められます。温 室 (ビニー
ルハウス)は、緑 地 としても緑 地 以 外 の環 境 施 設 としても認 められません。
雑 草 地 であっても、植 生 、美 観 等 の観 点 から良 好 な状 態 に維 持 管 理 されている
ものであって10㎡を超 えるものは緑 地 となります。
また、ゴルフ場 で芝 、樹 木 で被 われているもの及 び高 圧 線 下 の 芝 、その他 の 地
被 植 物 で被 われているものであって10㎡を超 えるものは緑 地 となります。
Q70 緑 地 に植 栽 する苗 木 は、植 栽 時 において既 に樹 高 が 4 メートルに達 していなけ
れば、高 木 の扱 いになりませんか。
A70 苗 木 であっても樹 種 が高 木 であれば、高 木 とします。ただし、樹 種 が高 木 であっ
ても、生 け垣 等 として低 く刈 り込 んで使 用 する場 合 には、低 木 とします。
Q71 駐 車 場 緑 化 は、どのようなものが認 められるのですか。
A71 駐 車 場 緑 化 には、植 物 を保 持 するためのブロックやメッシュが使 用 されますが、
工 場 立 地 法 で認 められる駐 車 場 緑 化 の定 義 は、通 常 の緑 地 の定 義 と何 ら変 わり
ありません。原 則 として見 た目 が芝 生 等 の地 被 植 物 ですべて覆 われている必 要 が
あります。駐 車 場 の全 体 に平 均 的 に植 栽 されている緑 化 ブロックで、ほとんどが緑 で
覆 われていれば緑 地 とみなしています。車 の轍 部 分 にブロックを敷 設 する場 合 は、
その部 分 は緑 化 面 積 から控 除 します。
※ 緑 地 の定 義 は、工 場 立 地 法 施 行 規 則 第 3条 各 号 に示 されており、緑 地 と認 め
られるためには、同 条 各 号 のいずれかを満 たす必 要 があります。
Q72 100 ㎡の土 地 を緑 地 にするつもりですが、10 ㎡あたり高 木 1本 を植 える(工 場
立 地 法 施 行 規 則 第 3条 1号 イに該 当 )ということで考 えると、合 計 10 本 植 えること
になりますが、偏 って植 栽 しても緑 地 として認 められますか。
A72 100 ㎡の土 地 に平 均 的 に植 栽 されている必 要 があります。平 均 的 に植 栽 しな
い場 合 、100 ㎡の土 地 が、さく、置 石 、へい等 により区 画 されているときは、裸 地 の
部 分 を除 いた残 りの植 栽 部 分 が、緑 地 面 積 となります(図 1)。また、区 画 されてい
ないときは、外 側 にある各 樹 木 の幹 を直 線 で結 んだ線 で囲 まれる面 積 が緑 地 面 積
となります。
Q73 面 積 は変 わらない緑 地 の移 設 ですが、届 出 は必 要 ですか。
A73 結 果 的 に緑 地 の面 積 が変 わらない場 合 であっても、移 設 は緑 地 の撤 去 と増 設
という扱 いになるので、届 出 が必 要 となる行 為 にあたります。
Q74 今 まで一 度 も届 出 をおこなっていない既 存 工 場 ですが、生 産 施 設 を増 設 したい
と考 えています。現 在 緑 地 はほとんどありませんが、どれくらい緑 地 を設 置 しないとい
けませんか。
A74 既 存 工 場 に対 しては、準 則 で定 める計 算 式 により算 定 した緑 地 面 積 を設 置 し
ていただく必 要 があります。つまり、新 設 工 場 と同 じように敷 地 の 20%の緑 地 が求 め
られるわけではなく、生 産 施 設 の増 設 面 積 に応 じた緑 地 面 積 を逐 次 設 置 すること
になっております。
Q75 緑 地 とはどのようなものですか。
A75 10㎡以 上 の区 画 された土 地 で、次 のいずれかに該 当 することが必 要 です。
① 10㎡当 たり高 木 (成 木 に達 したときの樹 高 4m以 上 。)が1本 以 上 あること。
② 20㎡当 たり高 木 が1本 以 上 及 び低 木 (高 木 以 外 の樹 木 。)が20本 以 上 ある
こと。
③ 低 木 または芝 その 他 の 地 被 植 物 ( 除 草 等 の 手 入 れがなされ ているものに限
る。)で表 面 がおおわれていること。
Q76 駐 車 場 の整 備 に緑 化 ブロックを使 用 した場 合 は緑 地 となりますか。
A76 駐 車 場 の緑 化 ブロック、屋 上 緑 化 、藤 棚 の下 の駐 車 場 は重 複 緑 地 として、緑
地 面 積 率 の1/4までを限 度 として、緑 地 に算 入 できます。
Q77 斜 面 地 の緑 地 面 積 はどのように算 定 しますか。
A77 その水 平 投 影 面 積 が緑 地 面 積 となります。
Q78 太 陽 光 発 電 施 設 は緑 地 以 外 の環 境 施 設 となりますか。
A78 太 陽 光 発 電 施 設 については、パネルのみならず、パワーコンディショナーや変 圧
器 等 の周 辺 設 備 を含 めて環 境 施 設 とすることになりました。また、生 産 施 設 の屋 上
に設 置 される太 陽 光 発 電 施 設 についても、環 境 施 設 としてみとめられます。(その
場 合 、生 産 施 設 と環 境 施 設 の面 積 が重 複 することになりますが、両 方 を対 象 面 積
に算 入 して下 さい。)ただし、電 気 供 給 業 を営 む者 が太 陽 光 発 電 施 設 を設 置 する
場 合 は、生 産 施 設 となります。
Q79 風 力 発 電 施 設 は緑 地 以 外 の環 境 施 設 となりますか。
A79 環 境 施 設 にはならず、生 産 施 設 になります。ただし、自 家 発 電 施 設 として設 置 さ
れる風 力 発 電 施 設 は生 産 施 設 としないこととなりました。
Q80 敷 地 内 に倉 庫 を増 設 するのに伴 って、緑 地 のレイアウトを変 更 したいと思 います。
結 果 的 に は、緑 地 部 分 は増 加 す るので 問 題 ない と 思 いま す が、届 出 は 必 要 で す
か。
A80 倉 庫 を増 設 する時 に、緑 地 の一 部 分 でもスクラップされるのであれば届 出 が必
要 です。届 出 が不 要 な場 合 は、単 なる空 き地 に生 産 施 設 以 外 の建 築 物 (倉 庫 な
ど)を立 てる場 合 や、緑 地 が純 増 の場 合 です。緑 地 のスクラップ&ビルドの場 合 は、
結 果 的 に緑 地 面 積 が増 加 することになるとしても届 出 が必 要 です。
Q81 昭 和 40年 に工 場 を立 てた時 には、工 場 立 地 法 がまだなかったので、現 在 緑 地
は敷 地 面 積 の13%程 度 しかありません。生 産 施 設 を増 設 したいと思 いますが、現
在 の敷 地 内 で緑 地 20%、環 境 施 設 25%を確 保 することは物 理 的 に困 難 です。増
設 は諦 めなければならないでしょうか。
A81 昭 和 49年 に工 場 立 地 法 ができる前 からある工 場 については、緩 和 規 定 があり、
特 別 な「準 則 計 算 」によって算 出 される緑 地 (環 境 )面 積 を整 備 すれば、20%(2
5%)を満 たさない場 合 でも、生 産 施 設 を増 設 することが可 能 です。
準 則 計 算 は法 施 行 以 前 にあった工 場 部 分 の生 産 施 設 面 積 、緑 地 面 積 、環 境
施 設 面 積 などを公 式 に当 てはめて算 出 しますが、非 常 にわかりにくい計 算 式 ですの
で、担 当 窓 口 まで別 途 御 相 談 ください。
Q82 環 境 施 設 面 積 とはどういう面 積 をいうのですか。
A82 環 境 施 設 面 積 とは、①緑 地 面 積 、②緑 地 以 外 の環 境 施 設 面 積 (グラウンド、
広 場 、公 園 など)の2つがあり、①と②の面 積 を合 計 したものをいいます。工 場 立 地
法 では、敷 地 面 積 の25%の環 境 施 設 面 積 の確 保 が義 務 づけられますが、これは
緑 地 面 積 を含 んでいます。ただし、緑 地 面 積 だけで敷 地 面 積 の20%確 保 が義 務
づけられていますので、①緑 地 面 積 で20%、②緑 地 以 外 の環 境 施 設 面 積 で5%、
合 計 25%を設 置 しなければならないことになります。なお、緑 地 面 積 だけで25%分
確 保 できれば環 境 施 設 面 積 が0%でも準 則 適 合 となります。
Q83 緑 地 の定 義 にある高 木 、低 木 、地 被 植 物 とはどのようなものをいうのですか。
A83 高 木 とは、一 般 に単 一 の主 幹 を持 ち、幹 と枝 の区 別 が明 らかで直 立 して成 長
する樹 木 をいいます。一 応 の目 安 として成 長 して4m以 上 になるものとします。
(例 :マツ、ネズミモチ、竹 類 、サクラ、ヤナギ、イチョウ等 )低 木 とは、高 木 以 外 の樹
木 で、樹 高 が低 く、幹 と樹 幹 の区 別 が不 明 で数 本 の幹 を生 ずるものが普 通 です。
(例 :ツツジ、コデマリ、クチナシ、チンチョウゲ等 )
地 被 植 物 とは、地 表 を被 って生 育 するものをいい、除 草 等 の手 入 れがなされて
いるものに限 ります。
Q84 自 己 の敷 地 ではないのですが、隣 接 して緑 地 があります。緑 地 として算 定 できま
すか。
A84 隣 接 する緑 地 の維 持 管 理 を行 い、費 用 を負 担 するのであれば、工 場 の用 に供
する土 地 として敷 地 に算 定 します。よって緑 地 としても算 定 できます。なお、隣 接 緑
地 の扱 いに関 連 して「集 合 地 特 例 」の適 用 が可 能 な場 合 があります。
「集 合 地 特 例 」とは、複 数 の工 場 が集 中 している場 所 において、それに隣 接 する
緑 地 がある場 合 、その緑 地 の維 持 管 理 を複 数 の工 場 が行 うとした場 合 、維 持 管 理
に要 する費 用 の負 担 割 合 に応 じて按 分 する面 積 を緑 地 として算 定 できるというもの
です。ただし、複 数 の工 場 の同 意 が必 要 であるとともに、その緑 地 が住 宅 との遮 蔽
効 果 を持 つかどうか等 、周 辺 状 況 によっては適 用 できない場 合 もありますので、窓
口 にご相 談 ください。
環境施設について
Q85 環 境 施 設 面 積 のうち、敷 地 部 分 の15%分 に当 たる面 積 を敷 地 周 辺 部 に設 置
しなければなりませんが、周 辺 部 のどの部 分 に設 置 しなければならないか規 制 があり
ますか。
A85 ここでいう周 辺 部 とは、敷 地 の境 界 線 から対 面 する境 界 線 までの距 離 の5分 の
1程 度 の距 離 だけ内 部 に入 った点 を結 んだ線 と、境 界 線 との間 の部 分 をいいます。
この部 分 の中 に敷 地 面 積 の15%分 にあたる環 境 施 設 面 積 を確 保 しなければなり
ませんが、周 辺 部 分 の中 であればどこに設 置 しなければならないという規 制 はありま
せん。住 宅 地 がある方 向 に集 めて設 置 す るなど周 辺 地 域 の 状 況 を勘 案 した設 置
が望 ましいと思 われます。
Q86 広 場 はどの程 度 整 備 されていれば環 境 施 設 に該 当 しますか。
A86 単 なる空 地 、玄 関 前 の車 まわりのような場 所 ではなく、休 息 、散 歩 、軽 運 動 、集
会 等 総 合 的 な利 用 に供 する明 確 に区 画 されたオープンスペースで公 園 的 に整 備
されているものをいいます。
Q87 駐 車 場 は環 境 施 設 に該 当 しますか。
A87 該 当 しません。
Q88 環 境 施 設 に間 違 えやすいが、実 際 には該 当 しない施 設 はどのようなものがありま
すか。
A88 クラブハウス、温 室 、ビニールハウス、図 書 室 、ショールーム、談 話 室 、会 議 室 、
研 修 所 、食 堂 、売 店 、工 場 見 学 通 路 、エントランスホール等 です。
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