...

TAM プログラム TurnAround Management Programme

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

TAM プログラム TurnAround Management Programme
TAM プログラム TurnAround Management Programme
1. TAMプログラムの活動内容
TAM (TurnAround Management) Programmeは、1993年に設立され、これまで旧東欧・旧
ソビエト連邦諸国ならびにモンゴルにおいて1,700件以上の私企業支援プロジェクトを
実施してまいりました。
TAMプログラムは、市場経済のなかで長く活躍され、豊かな経験をお持ちの経営経験
者や各種専門家を、自由経済への移行期にある諸国の中小私企業へ派遣し、それら企業
を直接支援しています。派遣する経営経験者や専門家は、派遣先企業のCEOのアドバイ
ザーとして、各企業の抱える問題の特定や必要な変革の実現に向けその経営陣を直接支
援していただきます。
2. TAMプログラムの仕組み
(TAMの組織)
ロンドンの欧州復興開発銀行(EBRD)にTAM (TurnAround Management Programme)
/BAS (Business Advisory Services) 事務局があり、TAMプログラム及びBAS プログラム
を管理統括しています。TAM /BASプログラムは様々な基金からの資金醵出を得て運営
されています。日本は、二国間ドナーとしてはこのプログラム最大の資金提供国です。
(TAMのチーム構成)
TAMチームは、チームの監督責任者であるTAMチーム国担当コーディネーター(TTCC)、
シニア産業アドバイザー(SIA)と専門家(SP)で構成されます。
(TAMプログラムの内容)
TTCCが候補企業を審査・選定します。審査・選定基準は、企業としての潜在的存続力
があるか、地元資本による出資が大半を占めているか、債務超過や環境破壊の大きな危
険が無いか、経営陣が変革と競争市場での成功に積極的であるか等です。
候補企業がTAM支援対象企業として承認されると、対象企業と同じセクターでの業務
経験豊かなSIAによってTAMプロジェクトが実施されます。企業のニーズに応じてSP
がSIAのサポートに当ります。
支援対象企業1社当たりのTAMプログラムの支援期間は通常約18ヶ月間で、その間に
SIAやSPは合計約60人・日を対象企業のために現地でアドバイズをしていただきます。
通常は、6~10回対象企業を訪問し指導していただきます。
3. SIA/SPの役割・適性
(SIA)
SIAには、対象企業の事業や産業活動の内容に適した経験と専門知識が必要です。SIA
は対象企業との最も重要な橋渡し役であり、その社長や経営陣との緊密な協力関係が求
められます。 *SIAにはTAM環境アドバイザーも含みます。
(SP)
企業のニーズにより、生産、設計、マーケティング、ファイナンス、財務、人事などの
分野の専門家でSIAを補佐し共同して支援をしていただきます。
(TAMアドバイザーの必要条件)
•
英語で報告書作成ならびに会話が出来ること。
•
対象企業と同様な業種で上級管理者として15年以上の実務経験があること。
•
多文化社会での業務経験があること。
•
中央アジアや東ヨーロッパ諸国への訪問に適応できること。
•
原則的には50歳以上であること。(専門技術によってはそれ以下でも結構です)
(SIA・SPの適性)
•
好感の持てる第一印象を与えられること。
•
書面でも口頭でも、効果的かつ明快なコミュニケーションが出来ること。
•
市場経済移行途中の社会の課題を理解出来ること。
•
現地の通訳や翻訳の限界を認識していること。
•
TAMチームの同僚と効果的に業務を遂行できること。
•
表現や行動における文化や言語の違いに配慮出来ること。
•
環境の変化に柔軟に対応出来ること。
4. TAMプログラムアドバイザー候補者名簿への登録
TAMプログラムでは、SIAとSPに適した人材を多数必要としております。アドバイザー
は、中央アジア諸国やロシアをはじめとするTAM対象国の中で、市場経済の中で生き
残るためのノウハウを学ぼうとしている私企業の経営者とともに、その専門知識を共有
するという、チャレンジ精神にあふれた方々がもっとも望ましいと考えております。
TAMプログラムアドバイザー候補者データーベースに登録を希望される方は、CV()
を、e-mailにて下記連絡先にお送りください。出来ましたらCVの貴名欄および貴住所欄
に漢字表記を追加いただけると幸いです。
連絡先:TAMナショナル・コーディネーター
大屋
峻
(Takashi Ohya)
e-mail: [email protected]
Fly UP