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メッセージ
警察庁生活安全局少年課
理事官
15:30 開会
主催者あいさつ
安田 貴彦
内閣府大臣官房審議官
加藤 勝信
第一部
本日は、児童ポルノ排除対策公開シンポジウムに御参加いただき、ありがとうございます。
児童ポルノは、児童の性的搾取・性的虐待の記録であり、児童の権利を踏みにじる断じて
許し難いものです。画像が一旦インターネット上に流出すれば、その回収は事実上不可能で
あり、被害児童や御家族の苦しみは将来にわたって続くことになります。
政府では、児童ポルノの蔓延・氾濫を食い止め、排除を進めていくため、「第二次児童ポ
ルノ排除総合対策」に基づき、関係機関・団体と連携しながら官民一体となった施策を推進
してまいりました。
しかしながら、我が国における児童ポルノ事犯は、昨年、送致件数、送致人員及び新たに
特定された被害児童の数がいずれも過去最多となりました。
その被害児童の中には抵抗するすべを持たない小学生以下の児童もおり、その多くが強姦
や強制わいせつの被害に遭っているなど、依然として深刻な状況が続いています。
こうした情勢の中、我が国では、昨年6月の「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰
及び児童の保護等に関する法律」
の改正により、自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポ
ルノ所持や盗撮による児童ポルノ製造の取締りが開始されるなど、児童ポルノ排除対策をより
一層強化しているところです。
本日のシンポジウムを通じて、
「児童ポルノは絶対に許されない!」
というスローガンが広く
浸透し、児童ポルノ根絶に向けた国民運動の輪が更に大きく広がることを願っております。
1991年に警察庁入庁。
基調講演
「国際人権課題としての児童ポルノ
∼国際社会の取組み∼」
弁護士 大谷 美紀子
16:15
第二部
弁護士 大谷
「児童ポルノの現状と警察における取組」
警察庁生活安全局少年課
理事官 岩元
正一
「児童ポルノと人権をめぐる
国際動向と日本の課題」
メディアジャーナリスト・慶應義塾大学 SFC 研究所 真由子
「子どもの心の発達への性虐待の影響」
国立成育医療研究センター 副院長・こころの診療部長 奥山
大谷 美紀子
一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)
条約の実施のための活動に国内外で取組んでいる。
事務局長 吉川
特に、力を入れているのは、子どもの権利、女性の権利、外国人の権利、人身取引、人
権教育等の分野。現在、日本弁護士連合会国際人権問題委員会委員長、内閣府男女共同
参画会議監視専門調査会委員、ローエイシア
(The Law Association for Asia and the
Pacific) 家族法及び家族の権利委員会日本代表。
眞紀子
「SIA によるインターネット上の違法・
有害情報の削除に向けた対応」
1990 年東京弁護士会に弁護士登録。国連児童の権利に関する条約を初め、国際人権
18:00
閉会
長補佐、警察庁生活安全企画課課長補佐、富山県警
察本部警務部長を経て、本年8月から現職。 美紀子
■パネリスト
弁護士
佐、静岡県警察本部捜査第二課長、警察庁総務課課
渡辺 真由子
■コーディネーター
基調講演者・パネルディスカッションコーディネーター
栃木県警察本部捜査第二課長、警察庁保安課課長補
メディアジャーナリスト
慶応大学 SFC 研究所上席所員
パネルディスカッション
上席所員 渡辺
岩元 正一
徳明
慶応大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程を経て現職。
テレビ局報道記者時代よりセクハラ、DVなどの性と人権に関す
る問題を数多く取材し、退職後はカナダでメディア・リテラシー
を研究。「性表現にも尊厳を」とのモットーを掲げ、児童ポルノ
規制のあり方を人権の観点から提唱している。平成 23 年度文科
省「ケータイモラルキャラバン隊」講師、平成 26 年度法務省「人
権啓発指導者養成研修会」講師。著書に『オトナのメディア・リ
テラシー』、『性情報リテラシー』ほか多数。
国立成育医療研究センター 副院長・こころの診療部長
奥山 眞紀子
医師、医学博士。小児科のトレーニングを受けた後、
アメリカにて小児精神科および小児思春期カウンセ
リング学を学び、修士号取得。帰国後埼玉県立小児医療センターにて小
児精神保健を担当し、2002 年より現職。
専門は、小児精神保健、子ども虐待、子どものトラウマなど。NPO 法人
埼玉子どもを虐待から守る会会長、日本小児科学会理事、日本トラウマ
ティックストレス学会会長等を歴任、現在は、日本子ども虐待防止学会
(JaSPCAN)
副会長、日本小児精神神経学会常務理事、日本学術会議連携
会員、厚生労働省厚生科学審議会疾病対策部会「臓器移植委員会」専門委
員、社会福祉法人子ども虐待防止センター理事等の役職を務めている。
一般社団法人セーファー
インターネット協会(SIA)事務局長
吉川 徳明
経済産業省においてインターネット分野の制度企画や違法・有害
情報対策に従事。2014 年より、ヤフー株式会社において、公共
政策や各サービスの安全対策を担当。また、2014 年より一般社
団法人セーファーインターネット協会の事務局長として、インタ
ーネット上の児童ポルノやリベンジポルノなどの違法有害情報の
通報受付・削除依頼業務などを担当。インターネット上で生じる
さまざまな社会問題に対して、公的機関と連携しながら民間の自
主的な取り組みによって解決することを目指し、有識者との意見
交換や政策提言などの活動にも力を入れている。
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