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9月号 - 石油学会

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9月号 - 石油学会
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石油開発・石油精製・石油化学
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時 評 長期エネルギー需給見通しと第 1 次オイルショック
……………………………………………………… 石油連盟 吉村宇一郎……625
座談会 日本の海洋資源開発の現状 ─エネルギー資源編─ …………626
石油天然ガス・金属鉱物資源機構 秋山義夫,
日本海洋掘削 市川祐一郎,
千代田化工建設 藤木信裕,東京大学 増田昌敬,
フグロジャパン 山野澄雄,高知大学 徳山英一
≪特集 水素社会の到来と石油・石油化学業界≫
水素社会実現に向けて …… 新エネルギー・産業技術総合開発機構 吉積 潔……640
昨年のトヨタ「MIRAI」の発売をきっかけに,水素がより一層身近なも
のになってきている。水素社会を実現するための国の取り組みをはじめ,水
素インフラや燃料電池にまつわるさまざまな状況を紹介した。
水素ステーション整備に向けた規制見直し状況
…………………………………………………石油エネルギー技術センター 川付正明……648
水素社会構築に向けて,水素の供給側・利用側両者の動きをさらに発展さ
せるためには,安全の担保をベースとして,コスト削減・規制の見直しが必
要である。規制見直し状況の一部について紹介した。
水素を考える─自動車燃料と石油産業の役割─
……………………………………………………日本エネルギー経済研究所 平井晴己……654
自動車燃料から見た「水素社会」とは,「化石燃料と水素の 2 つのシステ
ムが共存する」社会である。石油産業の役割は,過渡期なものにとどまらず,
長期的に,水素と化石燃料を束ねる重要な責務を負うこととなろう。
平成 26 年度野口記念賞
有機ケミカルハイドライド法を利用した水素エネルギーの
大規模貯蔵輸送技術の開発
………………………………… 千代田化工建設 岡田佳巳・今川健一・河合裕教……660
千代田化工建設は,水素エネルギーの大規模貯蔵輸送技術として SPERA
水素Ⓡシステムを開発,技術実証プラントによるデモ運転を 2014 年に完了し,
商業化段階に移行している。その概要を紹介した。
ZEV の現状・課題と水素社会成立
…………………………………………デロイト トーマツ コンサルティング 尾山耕一……665
CO2 削減に向けた国際世論の高まりの中,日本には環境先進国としての期
待や高い技術力への注目が集まる。その 1 つのカギとなる ZEV 普及に向け
た課題,FCV を中心とした水素社会への取り組みを解説した。
水素を利用した発電技術─水素燃焼技術の紹介─
…………………………………………………………………川崎重工業 堀川敦史……670
水素社会における水素利用法の 1 つとして,ガスタービンでの発電用燃料
としての利用が期待されている。水素のような反応性の高い燃料ガスに対す
る安定かつ低環境負荷な燃焼技術について紹介した。
公益社団法人 石油学会
SEP. 2015 VOL.38 NO.9
本誌の内容・企画に関してご意見・ご要望を E-mail([email protected])でお寄せください。
水素ピンチテクノロジーによる水素需給最適化手法
………………………………………………………千代田化工建設 田所真一・松田一夫……681
製油所の競争力強化において,水素需給の最適化は必要不可欠なテーマで
ある。製油所の水素ネットワークに水素ピンチ解析を適用し,改善・最適化
する手法を確立したので,その概要と効果を紹介した。
プラントコストインデックスの概要・解説 …千代田化工建設 国分紀之……689
プラント建設費の主要な指標であるプラントコストインデックス,ロケー
ションファクターの概要,定義,歴史,最近の動向,算定方法および関連す
る経済や設備投資の動向の概要を解説した。
輸送機関におけるハイブリッドシステム(第 4 回)
蓄電池に関するハイブリッド技術動向 …産業技術総合研究所 小林弘典……695
近年,蓄電池はモバイル機器や自動車に加えて家庭にも導入されるなど,
社会で幅広く利用されてきている。蓄電池(システム)へのハイブリッド技
術の適用例について,筆者の専門である LIB を中心に紹介した。
石油・石油ガスの備蓄(第 3 回)
わが国における石油ガス備蓄の現状
………………………………………………… 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 金戸辰彦……701
中東湾岸危機により日本への石油ガス(LP ガス)供給不足が懸念された
ことを契機として,1991 年に LP ガス備蓄政策が検討され,LP ガスも石油
と同様,国家と民間で備蓄事業を推進する体制となった。
目次裏統計 世界の石油製品需要構成の推移…………………………………………目次裏
辛口放談 評論家はいらない ………………………………………………津田謙二……639
新技術紹介 光害のない照明 ………………………………………………………………647
暮らしの中のものさし (6)触覚による評価の話
……………… 日本官能評価学会 内田直子・小林茂雄……675
Debutant 休日の過ごし方 ……………………………………ADEKA 五十嵐修平……676
トピックスニュース ………………………………………………………………………677
今月の一口メモ サブシー,セミサブリグ,
Well to Wheel(WTW)
,EOR(End of Run)……………………680
讃嘆石油史! ペルシャ湾の真珠(2)……………………………………沙外白雲……688
ふるさと自慢 福岡県(大牟田市),兵庫県(宝塚市)…………………………………694
趣味談議 トライアスロン …………………………………………………………………700
JPIJS だより The 15th Korea-Japan Symposium on Catalysis に参加して
…………………………………………………早稲田大学 真鍋 亮……706
単位換算表……………………………………………………………………………………………653
Journal of the Japan Petroleum Institute 第 58 巻第 5 号掲載論文 …………………………707
石油学会組織機構図 …………………………………………………………………………………710
学会の窓………………………………………………………………………………………………711
イラスト:トモ,表紙デザイン:野田澄男,レイアウト:AAC ㈱
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