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Title 彙報 Author Publisher 慶應義塾大学藝文学会 Jtitle 藝文研究

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Title 彙報 Author Publisher 慶應義塾大学藝文学会 Jtitle 藝文研究
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Abstract
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彙報
慶應義塾大学藝文学会
藝文研究 (The geibun-kenkyu : journal of arts and letters). Vol.32, (1973. 2) ,p.68- 81
Article
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00072643-00320001
-0068
報
表要旨は次の通りである。
.漢代画像石にみえる白猿伝説
研究発
Q
二つの点||山猿が女性を奪う、凶女性が猿の子供を生むーー
は変らないが、それ以外では種々変化があり、その中の重要な
相違が猿の末期である。唐、宋、明の小説では、剣で刺し殺さ
れるという筋のものが多いが、明の陸祭の﹁説聴﹂に記される
Q
この
話、及び現代の民間伝説の中のあるものには、猿の日を傷つけ
て盲にし、さらわれた女性を奪い返すというものがある
相違は何に由来し、何を意味するのであろうか。
Q
この画像石には、洞窟に囚われている女性、猿
そこでとり上げたのが、四川省新津から出土した後漢時代の
の目を刺す男の姿が鮮かにレリーフに描き出されている。この
画像石である
猿が女性を奪って逃げるという説話は既に後漢の焦延寿の
画像石が白猿伝説を題材としていることは明らかであり、漢の
夫
﹁易林﹂にみえ、晋の張華の﹁博物志﹂にはこの種の説話でま
画像石・明の﹁説聴﹂・現代の民間伝説とつながる一つの線が
﹁補江総白猿伝﹂という伝奇小説に文芸化されている。以後、
いることから、かえって時代を超えて、いつの時代にも普遍的
傾向があるのに対して、これら三つは互いに関連なく存在して
Q
宋の徐鉱の﹁稽神録﹂、明の程佑の﹁蕗燈新話﹂、更に掲夢龍の
び白話小説が作られているのである
Q
ただ、それらの小説がな
いたことが考えられ、その聞に、その伝説を文芸化した文言及
いう筋をもっ白猿伝説が、漢代から現代まで民間に伝承されて
Q
すなわち、猿の目を傷つけると
に存在したことを示している
以上の過去における文献以外に、現代もこの猿人婚姻
Q
これらの記録、伝説を比較してみると、物語の筋の展開で、
の話は民間伝説として中国の各地に存在している。
ている
﹁古今小説﹂のような白話小説にまでその説話がとり入れられ
人婚姻の話︵白猿伝説︶が記されている
とまった形としては最も古い、萄地方の楊氏の出自に関する猿
正
考えられる。その他の小説がそれぞれ以前の文献に影響される
行
唐代にはその話が
成
南校舎四二三番教室において、研究発表会を開催した
。昭和四十七年十二月九日︵土曜日︶午後二時より、本塾三田
葉
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口RU
ぜ猿の目の一件を落しているのか、故意に変えたものかそれと
も別の伝承があったものか、その点はまだはっきりとしていな
に帰納される
Q
一、弱きを助け強きをくじく
Q
二、利を顧みず義に進む
Q
﹂れを時間的に見ると初期のものでは善を積極的に行うとい
三、悪を征し正につく。
﹂の猿の目を傷つけることは、 一つ目の山神の問題に係って
LV
’
うよりもむしろ善なる方へ助力する傾向にあったのが後期では
。
、
くる。古代神話の中に猿形独脚の山神は現われるが、 一つ目の
事件の中心に登場し積極的に悪を倒そうとする。これが﹁侠客
理であるが、前者は﹁南総里見八犬伝﹂の里見義実、後者は
る。一は兼愛の精神であり、一は一種の刺客論である剣侠の論
﹁侠客伝﹂の﹁侠﹂には従来にない二つの属性が加わってい
伝﹂に至って完成される。
山神はこの画像石が最も古い。日本では一つ目で一本足という
姿の山神が、中国では別の伝承のままで伝えられていることは
注意すべきことと思う。また、中国には猿形の山神の外に、猿
﹁西遊記﹂等の小説の成立を研究す
︵文学部兼任講師︶
﹁侠客伝﹂執筆に依って﹁侠﹂の適応範囲にも変化が見られ
- 69ー
形の水神の伝承も存在し、
る上で見逃しえない問題である。
﹁椿説弓張月﹂の為朝に依って既に具象化されていたもので、
た Q﹁侠客伝﹂の前後に跨って書かれた﹁八犬伝﹂に於て、﹁侠
Q
客伝﹂執筆以前に於ては明らかに武士である人物に対しては直
それを﹁侠﹂のもとにくみ込んでいる
曲亭馬琴の読本四十一部中起筆順として最後に位置するのは
接的に﹁侠﹂だとは言っていないのに対して執筆後の部分では
曲享馬琴に於ける﹁侠﹂
﹂れは﹁侠﹂をテ l マとした作品であ
武士に対しても﹁侠﹂と呼ぶのをためらっていない、﹁八犬伝﹂
及びその熟語に依って表わされる人物、行動の性質は以下三点
﹁開巻驚奇侠客伝﹂で、
るが、馬琴の読本に於て﹁侠﹂を何らかの形で扱ったー作品は多
麗
以上諸点から馬琴の作品に於て﹁侠﹂は極めて重要な概念で
く、全読本作品中﹁侠﹂及び﹁侠﹂を用いた熟語に依って人
保
以外の作品についてもこれはあてはまる。
田
物、行動、を表している作品は十七作あり、この内から﹁侠﹂
内
あり、独自の発展をして﹁侠客伝﹂に至っている事が確認され
一、現実は金と機械機構に支配された習慣の迷路である“人
る特徴は、彼が絶えず子供の世界にひかれている事、人間とし
ての有限の存在に恐怖を感じている事、それに現実の社会に絶
望している事である。
一、子供は無心である。現実の因果関係が働かない為、鏡を
突き抜け虚構の世界に入ってしまう。夢や空想の世界である。
死者と生者の区別はない。死んで墓に埋められた少女は目を覚
して踊りだし、やがてまた死神に見守られながらぐっすり寝
影のようなものである。自分を主張するが故の自我の壁が皮肉
にも他人との区別をつかなくしている。
一、ジャレルの戦争の批難の仕方は具体的で劇的である。戦
闘機は撃墜され航空母艦は撃沈される。第二次大戦の事であ
る。理解する必要もない。機械が一瞬のうちに片付けてくれ
今日に熟し、
Q
る。人は統計的に死ぬだけである。青春は戦争の中に費やさ
れ、後には老人が生き残る。
一、若い女性は初恋の夢に現実へと誘われる
明日にもぎとられ朽ちて家庭の人間となる。亭主は乱暴な病人
と化し、妻はぐち一つこぼさすこれを看病する。母たる女性は
子供たる男性の保護者である。ジャレルは三十八歳で二人の子
植物の世界に戻って行った。お互いに快い存在で人も動物も一
一、最後の詩集﹁失われた世界﹂でジャレルは再び子供や動
持の女性と結婚した。
つある日子供は夜中に目を覚し、あたりの暗闇と空間を自
||ふらふらと自動車の前に飛び出し、今では彼の愛した猫と
体の世界である。ジャレルは本当にその世界に帰ってしまった
子供は自分の保証を奪われ不安におののく。
Q
分と同一視する。暗闇や空間は無であり流転である。流転は無
込む。幽霊は自分であり童話の主人公も自分である。
た世界なので愛着などはさらにない。誰も彼もが実在を失った
聞はその中で型にはめられて生きている。他人によって作られ
久
る。更にこの概念がどのように﹁八犬伝﹂にかかわって行くか
というのが次に来る問題である。
︵文学研究科博士課程 国文学専攻在学中︶
ランダル・ジャレルの詩について
典
戦争の詩を別とすれば、ジャレルの詩に全般的に表われてい
本
常であり死に通ずる。もし自分が暗闇や空間なら自分は死であ
り有限である
- 7
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松
︵文学研究科修士課程 英文学専攻在学中︶
共に他の星に住んでいる。
初期のリルケにみられる﹁事物﹂
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雄
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的な要素であったのだろうかということを考えなければならな
彼が﹁事物﹂に強い関心を示すようになったのはロダンが決定
かし、私達はここで、今までの多くの研究が示してきたように、
数多くの書簡を読めばじゅうぶんに理解することができる。し
彼の最大の理解者であったル l・アンドレアス・ザロメヘ宛てた
によってである。それはリルケの評論﹃ロダン﹄やその当時の
O 二年に初めてパリに出てきてロダンと彼の作品に接したこと
リルケが﹁事物﹂に大きく目を開くことになったのは、
なことである
に向けようとしたことはリルケを考察してゆく上で極めて重要
UEm︶という言葉を強調し、 しかも自己の生をその﹁事物﹂
︵
していたリルケが、さまざまな具体的な名称から離れて﹁事物﹂
あの憂愁にみちた甘美な野情詩を感情のおもむくままに詩作
藤
い。結論的に言えばロダンは、リルケの内部に芽生え成長して
きた問題意識の外部における確証であったにすぎないのではな
いかということである。というのは、すでに一八九八年のフィ
レンツェ滞在と一八九九年と一九OO年の二度にわたるロシア
旅行によって彼の﹁事物﹂に対する態度は極めて明確なものに
なっていたからである。フィレンツェでは数多くの芸術作品か
らさまざまな啓示を受けて、自己自身と﹁事物﹂に目を向け、
またロシアではその広大な大自然に暮す素朴なロシアの人々と
﹁事物﹂とが一つの共同体を形成して生を営んでいることを観
イメ1 9
て取ったのである。彼はロシアで﹁私がこれまで見たところの
ものは陸地や流れや世界の像︵回忌︶にすぎない。ここではす
べてがそれ自体なのだ︵出ぽ三位巳−285E・︶。﹂と語っている
が、まさにこの﹁それ自体﹂といっていることこそリルケの言
仏
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う﹁事物﹂のあり方なのである。﹁日常の仮面﹂︵冨
イメ1 9
注
目g
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の何回一
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Wロ︶によって捉えた巴E ︵心象︶を言語化
と﹂︵含 ω﹀
することが詩人にとって差し迫った問題であったのである。そ
れは今までの事実の捉え方を否定すること、つまりすべてを
g︶へ還元することによって初め
﹁名前のない状態﹂︵SBO巳
てそこに﹁事物の比類ない価値﹂を見い出すことなのである。
- 7
1ー
伊
九
しかしこれは当時のリルケにとってはあくまでも認識の段階
ちこの﹁ラモ l﹂とそれから﹁一七六七年のサロン﹂という美
Q
﹁ラモ!の甥﹂と﹁個性﹂のあいだにはどのような関係が考え
なさがこの言葉の重要性をかえって裏がきしているようだ
術批評に﹁個性﹂という言葉を用いただけである。頻度数の少
Q
一八九八年から一九OO年頃の作
に留り、すぐには創作活動のなかで具体化されなかった。もし
それが実現していたならば、
品に﹃新詩集﹄の世界が展開していたはずである
られるのだろうか?
この発表はディドロの同時代人が﹁個性﹂をどう理解してい
作品のなかで彼の問題意識は具体的に現われなかったが、彼
の﹁事物﹂に対する態度はロダンとの出合いを前にして、すで
たかという問題に焦点をしぼり、そこから導きだされてくるい
Q
にほぼ決定的なものになっていたのである。リルケの﹁事物﹂
Q
そしてこの危機感は﹁ラモ l﹂の作品全体にみなぎっ
言葉が使われている。むろんこれは﹁個人﹂から派生した新造
﹁ラモ l の甥﹂の冒頭に、当時としては珍しい﹁個性﹂という
のをいかにして美的に表現するか、すなわち一人の人間の肖像
かかる複雑な様相を呈する﹁個人﹂あるいは﹁個性﹂というも
六七年のサロン﹂においてディドロはさらに問題を掘りさげ、
﹁一七
語だが、ディドロはその全作品をつうじてたった二回、すなわ
ている﹁個人﹂の崩壊感覚とまったく同じものである。
でいる
性と物質的個体の変化性との矛盾、相魁といった危機をはらん
ネにとって同じ言葉は生物学の用語であり、心理的自我の統一
理的な個体性の確認であるにすぎない。しかるにシャルル・ポ
メトリ i﹂一七五三︶﹁個性﹂とは﹁私は私である﹂という心
たとえばプディエ・ド・ヴィルメ l ルにとって︵﹁アンドロ
うものである
くつかの観念を﹁ラモ l﹂解釈の鍵として検討Lてみようとい
一体どれほど中期に通じる彼の詩人としての態度が
を問題にするとき、野情的な作品を創作していた初期のリルケ
内 J Pム h v
︵経済学部助手︶
洋
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Q
現わ私、発展してきたかを追求しなければその本質に触れるこ
とはできない
﹁個性﹂という言葉をめぐって
||﹁ラモ l の甥﹂解釈の一視点
見
ディドロが一七六二年ごろに稿をおこしたと推定される小説
驚
をいかにして描いたらよいのか、という問いを発している。こ
大蔵詞について
小町の歌
伝説の歌人||和泉式部の民間伝承l|
もどき雑考||歌舞伎の民俗学的理念||
変化舞踊
理論と実際と||新楽劇論とお夏狂乱と||
岡本締堂||杏花戯曲十種中の椅堂作品を中心
として iー
ー
古代の妬み深き女達をめぐって
天人五衰第三十章について
﹁関の扉﹂の研究
人形の民俗
川端康成
豊能の海四
菅野
中田美知子
浦
恵子
典
こでも﹁ラモl﹂は聞いにたいするひとつの答である。﹁個性﹂
という言葉は、問題をとくにあたって文学者ディドロがどうし
池田千寿子
阿国歌舞伎の成立
蛤女一房・魚女房考
仏文学専攻在学中︶
ても使わざるをえなかったまったく新しい造語であった。
︵文学研究科博士課程
O昭和田十六年度文学部卒業論文題目
国文学専攻
箱守
鴨川富美子
l
l﹁寒蝉集﹄を中心として||
吉野秀雄論l
吉本隆明の認識
物語文学における虚構性
物語の祖八竹取物語﹀の世界
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郎
好
英
子
山崎柳友紀子
充子
岸
喜
子 久
光雄
久保田真言
荒井
秀子
保
子
古代日本に於ける自然神話に関する一考察
防人歌の研究
蔵納真紀子
澄子
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J 真 本
古事記ノ!ト
スサノヲの命の性格について
|!伊邪那伎・伊邪那美神
古事記における神格 i
田安宗武||万葉世界とその形式ーーー
を中心として||
壬申の乱と文学
万葉植物考
大伴家持論
万葉集﹁妹﹂の研究
伊熊和加恵
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城 文 夫
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月 中 壁
子
久
保
子 子
秋
武 松
内 沼
杉
山
野 難 増
沢 波 山
竹取物語の素材と創作上の意図
伊勢物語成立考
優雅の教科書としての伊勢物語
紫式部の意識と創作
源氏物語の和歌
堤中納言物語の成立について
久野真美子
石井
恵子
晶子
伊藤歌枝子
古川貴美子
﹁賭蛤日記﹂とそこにみる平安朝女性
孝標女の世界
牧尾 美幸
信子
和泉式部と敦道親王
枕草子||堺本についての研究
枕草子の自然観
和歌における星||星辰信仰と星の位置||
加賀山 悟
末崎百合子
新今和歌の表現方法||体言止についてーー
童謡論
今 宮 孝子
女房と呼ばれる女性たち
今昔物語集に於ける地蔵説話の研究
徒然草に関する一考察||徒然草における矛盾
思想の本体||
小高
雅信
梅沢かの子
信雄
平曲について
平家物語lli
斎藤
民話と御伽草子
﹁好色一代女﹂の問題点
﹁行人﹂作品論
二葉亭四迷のゴ lゴリ物翻訳について
二葉亭四迷
を中心にして||
黄表紙の性格について||﹁金々先生栄華夢﹂
﹁親為孝太郎次第﹂翻刻
雨月物語について
雨月物語
﹁姿姫路清十郎物語﹂﹁五十年忌歌念仏﹂比較論山田
林
道成寺小考
王朝憧慢||平家の人々
育
江川
出田
高橋
秀子
旬
正
わ耳うた
説話文学と教訓性
今昔物語集考
寿恵
中嶋由果里
﹁彼岸過迄﹂まで
子
博
和
子
子 望
喜 和
代 昭
静
恵
健 和
子 子 孝
公 慶
今昔物語集巻二十七霊鬼の性格
平安女性の生き方と考え方
王朝文学の美意識
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栃 風
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野 倉 越
松 垂
村 水
尾
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激石の我執について l!﹁彼岸過迄﹂﹁行人﹂﹁こ
国木田独歩
吉村
宮内
道生
織田作之助の小説空間とその戦後の長編小説につ
いての一考察
﹁山羊の歌﹂に於ける詩の変化の過程について
﹁新、平家物語﹂論
山本周五郎﹁落葉の隣り﹂論
その心理小説の在る位置
三島由紀夫論
三島由紀夫
荒谷真理子
吉本﹁転向論﹂の検討
演劇ーーその創作方法に関するいくつかの思考
現代日本文学のアメリカにおける評価
江藤淳論
﹁死霊﹂ll埴谷雄高論
島尾敏雄論
安郎公房初期作品論
吉本隆明論
田村 栄子
正恵
阿比留順次
太田
孝子
信裕
未明童話の世界
浜田広介の童話の世界
次郎物語論
今井
章治
和美
三井さち子
鈴
﹂
ろ
﹂
苦悩する小説家||近松秋江論
有島武郎﹁或る女﹂論
﹁月に吠える﹂論
﹁人間失格﹂に於ける太宰の自己主張と矛盾
太 宰 治 | 1含差の文学
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﹁細雪﹂論
﹁海に生くる人々﹂の作家
﹁谷崎文学﹂ーーその完全なる芸術世界と文学
的限界
﹁戦後短篇中から林芙美子に就いて﹂
梶井基次郎の作品における﹁魂の卓れた形象化﹂犬関
伊丹万作論
岩下
吉田一穂論
高村光太郎
無頼の振幅、﹁吹雪物語﹂を支点に本間
宮沢賢治ーーその色彩の世界||
牛丸
輝美
水出喜一郎
吉田
川又
加
藤
岡
坂口安吾論
坂口安吾論
平塚
晶子
佐藤すみ子
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アンドレ・プルトン﹃ナジャ﹄の世界
江戸 淳子
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章代
アルベ l ル・カミューーー死刑囚のテ!マ
仏語・仏文学専攻
語 学 的 分 析 に よ る ト l マス・マンの解釈
リンザ l の文学の救済性
ムシルの﹃愛の完成﹄について
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罪と恩寵
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大黒不二子
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サン・テグジュベリ、思想の展開
佐倉由紀子
佐藤美知子
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ピュト l ル論
鈴木美佐子
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Eg−−炎と血
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﹃クレ l ヴ の 奥 方 ﹄ に お け る 間 接 話 法 と 直 接 話 法 多 賀
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アンドレ・ジィドに於る﹁魂﹂と﹁肉体﹂の問題、
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フランソワーズ・サガン
ル・クレジオ、そのイマ!ジュと現実
ボードレ l ル論
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アラン・ロプ・グリエ、創造と消滅
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ロートレアモンにおける科学思想||マルドロ
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﹃ボヴァリ!夫人﹄におけるエンマの夢想につ
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女性作家としてのわ。−EZ
コレットの官能と詩情の世界
ナタリ l ・サロ l トについて
﹃ジェルミナ l ル ﹄ の 世 界 、 作 品 の 分 析
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ル・クレジオ﹃逃亡の書﹄について
バルザック﹃ルイ・ランベ l ル﹄分析
スタンダ l ルの﹃ラミエル﹄についてlll
他の女性像との比較
フランソワ・そ lリア γク、作品中の感性の特
ジロドヮの自然への憧慢、オンディヌの﹁水﹂
と﹁光﹂
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マルグリット・デュラスの小説︵一九六二年ま
で︶の基底的世界への一考察
O 昭和四十六年度大学院文学研究科修士論文題目
国文学専攻
桂大納言源経信
初期短連歌の展開l| 俊 頼 以 前
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英語・英文学専攻
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独語・独文学専攻
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唐代文学︵伝奇︶に至る中国文学の伝統と発展
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革命家ゲオルグ・ピュヒナ!の思想と行動
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ーーその世界観の展開
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カフカの相対的人間観
仏語・仏文学専攻
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ハルザック﹃哲学研究﹄に関する美学的考察
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O会員業績目録は都合により次号にまわさせていただきます。
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