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越前市中心市街地まちづくりワークショップ

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越前市中心市街地まちづくりワークショップ
越前市中心市街地まちづくりワークショップ
平成 27 年7月 20日(月)9:00~12:00
総社大神宮
社務所
2階
■第2回ワークショップの目的・概要
テーマ:「中心市街地の歴史・文化・観光・にぎわい」
■第2回 ワークショップまとめ
◇1班:京町ルート
1.観光地としての案内・情報発信(視点1)
越前市では新庁舎の現在地建設を中心市街地活性化の絶好の契機ととらえ、周辺整備を見据えて中心市街地活性化
基本計画の改定作業を進めています。
中心市街地の歴史・文化資源の掘り起こしや地区住民の意識向上を図るため、来訪者(観光客)の視点にたって観
光資源やおもてなし、にぎわい創出、街並みを評価し、改善アイデアを導くことを目的にワークショップを開催しま
した。
①発信すべき情報の整理とビジュアル(視覚)的な発信
・観光客の需要に合った案内や情報が少ない。外国人を含む多様な観光客を想定し、スマートフォンの活用や、WEB 上での効率的・
効果的な情報発信を行う必要がある。
②案内人の設置
・お寺やまちの歴史について詳しい案内人や語り部を育成、配置し、観光客がまち歩きしやすいサービスを提供すると良い。
2.回遊しやすさ・アクセスしやすさ(視点2)
■当日の流れ
■当日の参加者
時間
9:00
9:35
10:40
11:40
12:00
内容
◆市あいさつ
◆四町、京町周辺のまちづくりの状況説明
◆まち歩き
・事務局説明(班分け、まち歩きのポイント)
・まち歩き(京町ルート、四町ルートの 2 ルート)
◆ワークショップ
グループごとのワークショップ
・1班:京町ルート 【9名】
・2 班:四町ルート 【7名】
◆意見発表
◆金田先生(仁愛大学人間学部コミュニケーション学科)総括
◆閉会のあいさつ
地域住民に加え、青年会議所や市若手
職員、外国人といった様々な立場の人
が参加し、多くの意見が出ました。
<参加者の内訳>計16 名
●一般市民・・・・11名
●青年会議所・・・・2名
●市若手職員・・・・2名
●外国人・・・・・・1名
①駅や駐車場での情報提供の強化
・車での来訪者のまち歩きの起点は駐車場である。まちなか駐車場の利用を促進するため、観光パンフレット等に情報を掲載する
と良い。また、散策ルートや観光ポイントの情報提供を起点となる駅や駐車場で行うと良い。
②休憩スペースの設置
・まち歩き中に休憩できる場所が少ない。回遊ルートへのベンチ設置や商店街と連携したトイレの提供、空き家を活用した休憩ス
ペースやカフェの開業などを行うと良い。
3.おもてなしや観光・コンテンツの充実(視点3)
①お寺を活かしたまちづくり
・お寺の境内で市場やイベントを開催すると良い。市民文化団体とのつながりを深め、取組みを広げる必要がある。
②商店や飲食店の充実
・お店に入りづらい雰囲気があるので看板やメニューを表に表示したり、外国語を併記すると良い。
・朝市の拡大や、かつての有名な蕎麦屋を復活させる等、駅前の宿泊客をまちなかに誘引する取組みが必要である。
4.きれいな街並み(視点4)
①まちなかの整備・清掃
・JR武生駅を降りた人は最初に総社を目にする。総社に至る道(シンボルロード)や街並みを整備する必要がある。
・寺町通りの石畳舗装の破損が激しく景観上好ましくない。また、子どもや高齢者に配慮した整備を検討する必要もある。
・案内板の清掃や管理を住民自らが行うなどの取組みがあると良い。
■対象エリア
②緑や自然の保護
・まちなかにおいて自然、緑は重要である。昔あった松並木や水路など、美しい町並みを復活させると良い。
◇2 班:四町ルート
1.観光地としての案内・情報発信(視点1)
①ICTを活用した多言語化への対応
・まちなかの案内板やパンフレット、解説等が多言語に対応していない。外国人の増加を見据え、多言語に対応したICT(電子
データ)の導入を検討する必要がある。
②まちなかの案内表示や解説の充実
京町ルート
・まちなか周遊を推進するためにはサイン(案内表示)を充実させる必要がある。また、寺院や歴史的街並みといった様々な資源
の価値を的確に観光客に伝えるコンテンツが必要である。
2.回遊しやすさ・アクセスしやすさ(視点2)
①観光客が気軽に立ち寄ることができる拠点の整備
・まちなかにはトイレや自動販売機等、来訪客が休める場所が少ない。空き家を利活用して休憩所を整備すると良い。また整備に
あたっては女性や子どもに配慮したデザイン、設計を行う必要がある。
②まちなかの移動手段の充実
四町ルート
・徒歩だけではなく、自転車でもまちなか周遊ができるよう、レンタサイクルの提供や駐輪スペースを整備すると良い。
3.おもてなしや観光・コンテンツの充実(視点3)
①来訪者の受入環境の整備
中心市街地活性化エリア
・来訪者(特に外国人)は寺社に興味がある。お寺と連携した来訪者の受入環境、体制整備が必要である。
・タンス町通りも外国人観光客に対する標識や案内が不足しているため、整備が必要である。
4.きれいな街並み(視点4)
①地域で話し合いの場を持ち、良好な街並みの整備
・地区には伝統的な建築物が多く残っているが、街並みを壊す色彩や形態の建物も見受けられる。地区で話し合いの場を設け、住
民自身が議論を重ねることで良好な街並みを維持保全していく必要がある。
第2回ワークショップ意見要旨まとめ(京町ルート)
お寺に
ついて
案内板
について
4
地域資源としてのお寺
歴史ある寺社が
たくさんある
寺町の認知度が低い
景 観 の 要 素 であ る お寺
の木が、安易に切られて
しまっている
【総社北側通りの石畳舗装】
【旧井上歯科医院】
【京町の通りの入り口】
お年寄りや子どもづれ、
自転車、ベビーカーが通
りづらい
メイン通りには小さ
な標柱ではなく大き
な看板を設ける
5
6
案内板の清掃や
管理を住民が行う
観光客の需要に合う情報が記入されていない
堂久寺、妙国寺、引接寺の
3つの寺で合同の企画をする
案内板が破損して
いたり、汚れてい
たりする
回遊ルートの案内が
ない
外国語の案内がない
総社北通は石畳舗装の
破損が甚だしい
お寺を利用して、市民文化団体
とのつながりを設け、まちづく
りの取組みを広げる
案内板の表示を見直す
デジタルとアナログ
両方の案内を設ける
4
3
引接寺山門は、木彫りのデザ
インなど貴重なもので ある
が、あまり知られていない
6
国分寺への案内板が
ない
案内板の方角が
間違っている
場所がある
お寺で市場を開催したり、本堂
を開放したりして、涼み会や音
楽祭等の会場とする
形態について
盤面の情報について
3
5
寺町、本町界隈の寺を解放して、
「寺 de カフェ」や本堂での移
動図書館(読み聞かせ等)を開
催する
駅前通
について
2
有名な『うるし屋』等
蕎麦屋の復活が望まれる
駅前の空間について
緑が少なく、閑散と
した雰囲気である
駅を降りた人は最初に総社を目にするが、
総社に至る道が閑散としている
【総社前の通りにある標柱】
1
栄久寺は本堂が
北向きで珍しい
【引接寺(山門前)】
2
看板がないため、飲
食店で何を食べられ
るのか分からない
総社周辺の美化
朝市の規模を大きくすることで、宿泊客を呼び寄
せる
案 内 板が 汚れ たま ま
になっている
千代鶴神社の一体の美化
を行う
昔あった松並木や水路を復活させ、潤いのある
空間をつくる
8
7
1
雷の落ちたケヤキ
情報発信
について
7
8
受入環境について
お墓や樹木ひとつにも
歴史や物語がある
【総社の参道】
外国語の案内がない
語り部の育成や案内板
の設置を行う
商店街のアーケードを
今後どうするか
【正覚寺の裏手】
【千代鶴神社】
滞在に
ついて
まちなかに訪れる際、
起点となる駐車場が
わかりづらい
WEB で事前に調べられるように情報発信をする
11
9
まちなか駐車場をパンフレットに記載する
10
案内人を設ける
休憩場所について
まちなかに飲食店が
少ない
お店に入りづらい
まちなかにトイレが
少ない
まち歩きをしながら
休める場所が少ない
商店街には、お土産を買
える場所が少ない
空き家を活用して
休憩スペースを設置する
地域の歴史について
11
『昔は水路があった』『松並木が合った』等と
いった歴史が話を聞かないとわからない
9
民間のトイレを借りる事
ができるよう、事業者と調
整を図る
子どもを連れて
来た場合の情報や
案内がない
10
まちなかにベンチを設置
する
市民から写真を提供してもらい、スマホをかざすと
昔の街並みが表示されるようなアプリを配信する
【総社前の通り】
まちなかにカフェのよう
な休める場所を設置する
≪凡例≫
【サロン洪悠】
【善光寺通り商店街】
現状
課題
具体的な
イメージ
2
■第2回ワークショップ意見要旨まとめ(四町ルート)
お寺に
ついて
1
2
歴史・成り立ちについて
3
【蔵の辻入口】
まちなかプラザの
開店が 10 時では遅い
街並みに
ついて
【タンス町通り入口】
お寺の敷地に入ってよいの
かどうかが分からない
歴史のあるお寺が多い
天災、戦災に見舞われず昔の
路地がそのまま残っている
【まちなかプラザ】
受け入れについて
それぞれのお寺の歴史の解説
がない
お寺がこの場所に集積
している理由が分から
ない
歴史や成り立ち等の解説板を
設置する
お寺と地域の関係性を
ストーリーとして綴り、
発信する
鐘をついてよいのかどうか
が分からない
「TANSU」という表
記では、外国人には伝
わらない
蔵の辻の入口に、
案内板がない
1
外国語の標識・案内が
ない
お寺の利活用について、
関係者と調整を図る
1
街並みについて
3
蔵の辻周辺やタンス町通り沿道
には、伝統的な建物が多く残っ
ている
8
5
2
街並みを壊す色彩や形態の建物
が見受けられる
8
4
地域で話し合いの場を設け、関係者
との議論を重ねることで、良好な
街並みを維持保全する
【卍が辻】
【タンス町通り】
9
春夏秋、季節ごとの草花
があるとよい
タンス町通りの看板の
修復を呼びかける
5
1
お寺の塀にも
うんちくがある
9
龍門寺城の石垣箇所の
表示板を設置する
4
7
稲妻辻に関する案内板
を設置する
6
【稲妻辻】
【特徴ある商店の看板】
お寺が多い地域
全体的な
意見
7
トイレについて
案内について
まちなかの滞在について
まちなかにトイレが
ない
標識や案内板が少ない
案内板や観光マップが
多言語化されていない
トイレの場所が
わかりづらい
史跡を示す案内板が
ない所が多い
どちらの方向に向かえば
よいのか分かりづらい
日かげが少ない
自販機がなく、移動中、
飲み物が買えない
ICTを導入し、QR
コードやARを活用し
た石碑等を設置する
多言語に対応した表示や
WEB等を整備する
空き家を利活用した
休憩所を設置する
ベンチ(休憩スペース)
を設置する
まちなかのたたずまいは良いが、
空き家が増えている
6
移動手段について
まちなか観光は、広範囲
に渡るため、移動手段を
考える必要がある
【大寳寺の建物と鐘】
【お寺の塀】
レンタサイクルを設置する
公共のトイレを設置する
女性が気持ちよく利用
できるデザインとする
≪凡例≫
各拠点に自転車を停める駐輪
スペースを設ける
現状
課題
具体的な
イメージ
3
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