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地域における学校から社会への若者の包括的支援の検討

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地域における学校から社会への若者の包括的支援の検討
地域 にお け る学 校 から 社 会 への若
者 の包括的支援 の検討
ー横浜市立戸塚高等学校定時制課程
の進路指導を軸にした学校づくり
に注目して
はじめに
貴之
くり返しながらまっとうに生
な実態把握が十全 になされて
支援機関との連携を含む有効
索している学校 づくり(若者
定時制課程の曹震調査
いわばア クションリサーチ的
な調査研究となっている。(注
3)
にいたるまで統廃合によって
保障してきた定時 制は、今日
て勤労青少年に教育の機会を
の指導に力を入れている。ま
業 後の確か な進路保障のため
務分掌を立 ち上げ、生徒の卒
イダンス部」 という独自の校
ガ
(以 下、戸 塚定時 制)は、「
立 戸 塚高 等 学校 定 時 制課 程
て、進路動向の状況 、学校 生
5 月 と日 月 の 2時 点に お い
る生徒 を対象に、2009年
2009年度4学年に在籍す
定性 的 な 調 査 を 実 施 し た。
本 研 究 で は定量 的 お よ び
@ 闇査の方法
らも、〈
定 時 制でしか 学べ な
量 的縮小 を余儀なくされなが
た本調査研究代表者岩本氏が
問紙調査(注 5) を実施した
活 および家 庭生活 に関する質
後述 す る よ う に、 横 浜市
@調査の背景
な進路指導実践)を支援する
きているとは言い難い。
横 浜 市 立 戸 塚 高等 学校
きようとする者、成人 になり
学び直しをする機会がもてた
者、 不
況 によって学費の高 い
者、外国籍の者、障害を持つ
全 日 制への進学や 在学を断 念
せざるをえなか った者など多
て重要な教育的機能を果たし
い・学び直せない〉者にとっ
勤務するK2インターナショ
子 却名 、欠損値4名 。回 答率
(回 答数 百名 一男 子 沼名 、女
何%)
。そ の中 のお名 (男 性
登校 や 引きこもりの若者支
不
援 機関である。この両機関の
ビュー調査を実施した。並 行
日 名 、女性 げ名 ) に イン タ
ナルは、辺年間の実績をもっ
間で、戸 塚定時 制の産業生の
し か し な が ら、 2 0 0 9
1・2%と比 較 すると およそ
日 ・5 %と、全 日型 目通科の
進路支援 の連携が2008年
等 計 山 名 ) に も聞 き取 り を
m倍 にもなる現状がある。(注
行った。また補足的に、授業
金 則半の就業 者のうち、およ
生 徒 た ち が、 進 学先 、 就
場 面や 「演劇祭」等 の学校 行
長、ガ イダンス部担 当経験者
内定率が2010年度目月 末
職先 を見 つけ て卒 業 し て い
して、教員(校 長代理と副校
いく 。 今 日 の若 者 の多 く は 、
時 点で、 却・3%と、全 体の
き、ひいては彼らが社会的に
4月 に始まったことが本調査
代に生きる若者たち
親以 上の世代が経験したこと
平均日・5 %の半分にも満た
観察した。
事場面での生徒 の様子 を参与
実施の契機になっている。
的 年 代 半 ば以 降 若 者 た ち
のないかたちで、まさに手探
に、学校 は何 がで きるのか 。
自 立 の道 を歩 ん で い く た め
2) また、日本高等学校 教職
は 学校 を卒 業 し、正 社 員 と
ない。
社会的に排除されるリスクを
トのリスクがあり、ひいては
学校機聞か らのドロップア ウ
路 指導 の転 換 を試 みている。
の知識 を資源として従来の進
ノウハ ウや ソlシヤルワlク
者支援機闘がもっ就労支援の
戸 塚定時 制の教員集団 は、若
究調査報告 書」 をもとに、本
協働のための横浜会議協働研
ま さ に定 時 制 の 生 徒 に は
ヲ勾
。
りで、大人 になろうとしてい
抱える者が少なくないのであ
規雇用 率は、話・ 9%( 在学
3月 平均では日lM歳の非正
い者に加えて、不
典義経 験者、
ながら高卒 の資格を取 得した
定 時 制)(注 1) には、働 き
制に通う生徒 の社会的な 不
利
ら、わが国においては、定時
厚 い 支 援 が必 要 で あ り な が
握 を通じて、戸 塚定時 制が模
スクを抱える在学者の実態把
本調査研究は社会的排除のリ
上で、そ の実態に対してどの
つの視点か ら整理する。そ の
稿では、まず生徒 の実態を四
「平成2 年度 政策 の創 造 と
中 を除くと剖・7%)
、おl M
全 日制不合格者、非 行遍歴を
@夜間定時制高校とはどのよ
うな学校なのか
る。か ような生徒 たちへの手
歳では、お・6 %である。却
はや 通用 し な く な っ て き て
いる。「 労働力調査詳細 集計 」
夜 間定 時 制高 校 (以 下、
@調査の結果
をみると、2010年1月 j
「常識 」(本田2009)がも
なって長期雇用 のもとで安定
員組合の調査によれば、就職
年度 の定 時 制高校 中 退 率 は
ている。
様な生徒が通っている。か つ
2
となって職業 的世界に入って
西村
そ 3人 に1人 が非正 規雇用 者
首都大学東京都市教養学部助教
的 な 職 業 生涯 を送 る と い う
@夫人になることが難し い時
E園
調査季報vol目168' 2011目3・52
親入単者
で
も
ド
ロ
ッ
プ
ア
ウ
ト
せ戸要疋時制
両
、
と
る
み
きだ
を
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が
成
ち
っ
構
た
友
た
「
で
者
が
お
よ
そ
鈎
%
お
り
、
に
進
扱
で
き
た
層
は
、
高校生た
と
同
居
し
て
い
る
者
は
、ず
、
は
容
内
」
と
答
え
て
い
る
。
「
い
ろ
い中
の
業
授
「
代
時
校
学
過
半
数
を
割
っ
た
に
何
ら
か
の
意義を
見
出
し
てろ
必
・活
いよ
が
人
わ
る
、
い
て
が
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」
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た
生
な
い
て
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か
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く
人い
一
、
ず
ぎ
に
過
%
る
こ
と
が
‘?か
が
わ
れ
た
。
そて
3
か
うず
但
い
%
と
し
」
か
い
い
多
な
が
か
と
っ
こ
た
ぶ
こ
学
、
と
親
世
帯
特
に
母
子
理
世
由
帯の
は
さ
い
ま
ざ
に
ま
、
あ
〈
ろ
を
と
う
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が
え
て
る
、聞
と
も
、
あ
こ
て
の
回答率
は
ま
の
る
高
。そ
)
1
図
(
い
は
高
、
が
戸塚定時制
の
い
く
つ
か
に
つ
い
て
老乗
し+
割合
しき
の
回答
と
に
〉
入
る
学
ま
し
は
た
て
あ
や
や
定時こ
み
は
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ン
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ビ
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こ
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と
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い
っ
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か
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り
‘っ
の
生
が
徒
者
た
。
.
良好
泊
名
中
、
母
子
・
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な
教師
が
・
生
全
徒間関係制
学習
日
制
に
と
向
か
違
λ長』
い
、
っ
か
別
けを
の
高校が
つ
と「
親
人
一
いを
か
た
れ
い
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い
の
の
た
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は
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生
中
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た
者
な
ど
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をか
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先
こ
と
が
う
か
が
え
る
。
そ
と
、こ
を
は
本
名
気
U
で
徒
聞
生
る
い
す
に
て
け入
れ
て
い
る
な
ど
異年齢集こ
居
は
く 受
勉
同
れ
強
る
に
対
」
す
る
生
徒
の
コ
プ
あと
レ
で
身
出
ッ
い
ゐ設
帯
世
聞
得
に
ク
対
所
に
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低
て
な
〈
る
そう感団
ス
点
、
さ
を
ま
ざ
ま
払
な事情ン
し
よ
く
す
る
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名
3
ち
う
の
そ
、
る
+
ど
ち
ら
か
と
い
え
ば
そ
うに
り
よ
っ
て
、
い
わ
ば
〈
定時制
に教
員
の
丁寧な
指導
が
あ
る
こ
と
て感
し
給
受
­進
、
は
を
者
た
し
答
護
回
と
〉
る
保
じ
活
学
せ
ざ
る
を
え
な
か
っ
た
〉
者は
生
想
像
に
難く
な
い
。
「勉強
も
、
い
た
。
両
親
同
居
の
生年生
で
は
臼
・
7
%
で
あ
る
の
にた
ち
が
集ま
っ
て
い
る
点
が
、
生 なんかわからないところが
あったら、やっぱり最後まで
徒
は
同
名
い
た
が
、
そ
%
1
・
市
は
で
年生
徒
に
と
っ
て
は
、
逆
に
〈多様
に
4
、
て
し
対
の
う
ち
7
名
が
低
所
得に
も
な
る
。
イ
ン
タ
て
異
質
な
他
者
と
出
会
え
る
〉 徹底的に、わかり通すまで教
ビ
ュ
ー
調
査し
しで
そ
。
た
音と
同
口
異
っ
が
徒
生
の
あ
く
い
う全
日
制
に
は
な
い
豊
か
な えてくれるところですかね」。
多
、
も
で
帯
世
て
、
か
よ
う
な
層
の
中に
教員
に
対
し
て
好意的
な
印
象経
験
を
持
て
る
契機
に
な
っ
て
い 同就労生活
。
る
に
は
、
親
の
不
安
定
なを
れ
抱
い
て
い
る
と
語
っ
て
い
た
。る
ら
在
学
中
に
就
労
し
た
経
験
を
え
考
と
「
ほんと親身になって(自分
よ
うな
教育実
践
を
模索
し
て
い就労
、
低賃金
、
リ
ス
ト
「
い
ろ
ん
な
事
情
の
抱
え
た
人
ラ
や
倒
持
つ
者
は
、
犯
%
に
も
及
ぶ
。
「
勤
る
の
か
を
措
な の話を)聞いてくれる感じで。 が集まるロゃないですか、普労青少年
的
い
済
経
、
て
で
い
か
な
く
の
験
。 産
経
の
の
た
め
の
学
校
と
し
て
川家族背
景
面
に
も
加え
て
、
精神
的
な
面
に なんか今までの中学のときと 通の学校よりも。だから、踏定時制高校
え
終
役割を
の
そ
は
客
観
的
に
も
生
徒
の
自
己
認お
い
て
も
安
心
し
て
家庭生
活
が かつて、先生とか信用ならな み込んじゃいけないこともあた
定時制
、
が
説
言
た
っ
い
と
」
れ
ず
、
識
に
お
い
て
も
経
積
的
に
厳
し
い送
そ
れ
が
少
な
か
ら
ず禽 かったんですけど。こ乙の先 るし、:・たぶん図々しく接しの
れ
さ
に
根拠
る
め
進
を
合
廃
統
層
が
、
戸塚定時制
に
入
学
し
て
る
い
て
え
与
を
、ほんと、いい人だ
響
影
は
に
ち
活
生
た
校
た
り
す
る
と
か
は
な
く
な
っ
た
と
生
て
い
る
。
し
か
し
、
現
在
も
な
。ケ
た
っ
な
通有香者
に
か
ら
に
明
が
と
l
ス
も
散見
さ
れ
た
。
(
注
4
) なlって思いますね」。こう 思うし、自分とタイプの遣うお
こ
る
い
定時制
は
就労
、
入
学
動
機
に
関
し
て
、
「
授
業
料 ω高校生活
し
た
関係
は
4
年
間
か
け
て
構築 子とか喜 通に話せるようにに
と
っ
て
は
欠
く
こ
と
で
き
な
い
が
安
い
か
ら
」
に
回答
し
た
者
が4
れ
て
い
る
年
生
の
高
校
生
活
の
満
足さ
人見知りがまった重
:
。
なって、・
要
な
営
み
で
あ
る
こ
と
が
わ
か
汚
名
中
沼
名
い
た
(
複数
回
答
)
。度
で くしなくなったんで」。 る
が
ち
だ
友
て
は
回
・
4
%
と
高
い
(
2
0
0
9ィ
っ
入
に
高校
.
。
そ
れ
は
、
ω
で
述
べ
た
よ
う
中
学
3
年
時
点
で
、
経
済
的
に
負年
5
月
調
査
時
点
)
。
戸
塚
高
校
に
暮ら
し
向
き
に
ゆ
と
て
り
が
い
き
た
な
つ
い
に
掃棄
.
ゥ
決定時制
を
学
進
制
時
定
い
へ
の
進学を
〈
ど
ち
ら
か戸
な
少
の
ん家庭
担
組
り
塚
定
時
制
の
生
徒
に
は
、「
取
に
め
じ
ま
を
業
授
が
少
な
く
な
い
状
況
を
鑑
み
い
え
ば
望
め
た
者
が
お
・
7
%
い
た
と
い
うと
ま
な
か
っ
た
ば
+
、
登
校
経
験
者
が
少
な
く
な
い
。で
ま
親
っ不
に
い
る
」
者
は
、
全
体
で
邸
・
3
%れ
経
演
的
な
支援
を
得
が「
層
〉
た
っ
か
こ
と
で
あ
る
。
「
現
在
の
家
族
のた
な
い
で
ん
望
く
他
者
と
関
わ
り
を
持
ち
た
く
なお
自
め
り
、
「
勉
強
が
わ
か
る
」
と
回る
た
い
な
き
で
待
期
が
と
こ
がい
名
国
暮
ら
し
向
き
」
を
問
う
設
聞
に
、幻
うち
の
そ
、
。答
る
語
が
は
教員
と
た
る
い
が
」
い
で
徒
収
生
入
し
た
者
も
ね
%
と
高
い
割
合
い分
を
名
得
な
い
と
な
ら
な
い
し
か
し
、
答
ア
と
〉
い
ン
し
苦
や
ケ
や
+
高校生
活
に
満
足
し
て
い
る
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回
い
ー
し
苦
〈
ト
結
果
に
こ
と
は
想
像
に
難く
な
い
。
回
・
た
。
れ
ば
、
し
実
て
え
た
者
が
印
・
7
%
い
た
。
家
族答
い
に
る
。
い
似
わ
ゆ
・
る
不本意よ
6
%
の
学
3
年
時
の
成
績
が
下
位1
者
%
の
生
徒
が
家計一を
支
払え
た
経
が
、中
53・横浜会醤からの糧告
戸塚定時制4年生の家族構成(共同研究者樋口作成)
図1
夫婦世帯
その他世帯
45.3
両親世帯
50.0
40.0
2日.0
20日
10.0
.0
単身世帯
母子世帯
父子世帯
験
が
よ
あ
る
れ
と
等
ば
え
て
い
、
る
。
こ
「
受
け
皿
が
不
足
す
る
状
況
が固
月
、に
の
に
受け入
れ
ら
れ
整え
ら
れ
て
「
就
職
」
の
うが
、
進路希望
が
一
貫
し
て
い
たの
家層と
、
見
し
た
。
「
日
の
春
を
泣
か
せい
は
で
年
5.6万可
時給880円。ち
近
)
、
1
は
表
割
4
く
1
3
。(
戸塚定露
っ
か
、
く
低
て
べ
比
、市 各
と
、
も
談
の
面
論
人
う世
い
個
・
友
と
が
人
」
な
な
任
ど
に
担
よ
る
R
紹介
H
や
ア時
給食-定期、携帯、洋服すべ族
制
を
卒業俵も
相
談
し
に
来
るる
バ
イ
ト
夜
間定時制
先
へ
の
と
正
て(自分で払っている)
。親 ル
し
て
社員登
一
枝存続保護者交え
て
の
三
者
面
談
を
行
用
な場附と
感
じ
る
割合も
低
い
。(詮立
からはお金をもらわず、親にど
支
、加 い
別
は
個
で
に
と
も
「
自
己
開拓
」
に
よ
っ
て
な
さ
戸塚定時制
た
い
情報を
て
の
し
そ
、
6
)
進
路
を
変
更
し
た
層
に
対
し
毎
月貸す
ク援
2
、
」
の
在り方を
ガ
イ
ダ
ン
ス
部担
し
申露
。
加募集を
れ
て
い
る
。
(
注
5
)
特に
「
自て
追
の
求名
が
り
わ
関
い
厚
手
り
よ
、
は
近
中卒当
て
年
っ
、
よ
日
に
歳
開拓
」
の
中
で
、
ア
ル
バ
イ
トめ
で
学紐増
正
の
分
社
教
員
と
一
緒
に
考
え
る
ス
タ
ン
ス
員
と
し己
ら
れ
、
そ
の
際学校/教師
はラ
減先
撤
は
安易を
失
、暴者
の
救
済
をス
業
企
多頼
、
る
る
は
い
。
用
れ
て
登
し
く
と
の
て
本
へ
基
っ
員
を
雇
社
正
て
の
へ
ら
れ
る
場/存在
に
な
る
よ
うで
し
、
定
時
制
の
だ
定し
生
い
に
校
徒
に
学
、
の
、
結果
の
自
多
そ
年
で
約
6
割
に
も
な
る
ほ
ど
大努
覚
。
く
た
っ
的
は
に
アい
個
々
め
な
く
て
は
な
ら
な
い
。 行
ル
バ
じ
イ
にの
ト
通
で
し
指導
か
な
の
就労
意味を
ち
に
た
つ
持
けなき
徒
あλ,指導を
っ
生
て
き
い
い
る
む
な
。
に
率業 川
き
で
徒
着
生
か
ら
仰
の
小
括
らて
例外後
か
も
日
徒
翌
生
の
の
学式
入
、
れ
の
就
職
先
を
在
学
中
に
働
き
な以
戸塚定時制
さ
殺
い
、
教
員
業
団
は
指導
の
困難
に
。
略忙
簡
を
態
実
の
徒
生
の
上
校
に
な
る
者
ら
が
の
探
す生
出
で
は
な
く
、
正
規
雇
用
は
わ
ずが
て
徒
く
の
達障害
る
実態
なぶ
発
に
ば
即
し
え
たに
例
(
る
か
つ
あ不登
で
り
お
と
の
次
と
る
め
と
ま
らる
め
求
そ疑
が
か
5
・
4
%
し
か
お
ら
ず
、
大
半就労
よ
お
に
進学指導
聞
び
の
よ
年
い
の
あ
る
生
徒
へ
の
対応等
)
お
2
の
初
最
、
。
にど
中
の
ち
た
徒
生
、
て
じ
総
。
よ
0
0
人
が
退
学
し
、
率業
で
きそ
れ
が
非
正
規
で
あ
っ
た
。
1
週
間れ
に
よ
り
K
2
な
ど
の
学
外
の
事つ
は
、
貧
困
な
ど
の
困難を
背負う1
o
た
の
は
鎚
人
に
な
っ
た
。 若者支援機関
に
適
の
平均労働
時
間
は
2
・
1
時
間
、n進路変更
と
未決定
切
な
助
言
と
者
も
少
な
く
な
い
が
、
生
徒
の
多
を
求
1
カ
月
の
収
入
は
、平均
9
2
,最
め
点く
時
年
度
に
着
任
し
た
I
教
諭支援
、連携を
た
し
殺
進
に
年
学
終
ス
タ
満足 位
に
ー
活
ト
高校生
の
間
年
4
は
、
こ
う
し
た
状
況
を
鑑
み
、ー、さ
2
9
0
円
と
決
し
て
多
く
は
なの
進路希望
は
、率業直前
の
時し
せ
て
い
っ
た
7
)
。(注
て
い
た
。
し
か
し
な
が
ら
過
半は
る
な
台と
土
盈牛
の
り
の
点
で
ど
の
よ
う
に
変
化
し
た
の数も
く
うち
づ
に
校
「
生
活を
ま
ずウ学
の
若者
が
不安定
な
率業後2
況
定
さ
せ
か
る
。
リ
状
回答
ズ
ム
し
を
作
た
る
邸
。
名
そ 教員文化
り
2q2の
進安
、
り
あ
に
況
同進路
状
む
歩
進路を
過去
5
年間
の
延長根上
に
目
標
を
定
め
て
学新
に
「
就
職
」
点
や
で
「
進時
進路希望
入
生
た
ち
が
引
き
起
こ
す
を
変
更
し
た
者
路指導
に
課
題
が
見
ら
れ
た
。
半は
が
」
他
の
を
し
て
自
己
実
現
を
図
っ
て
い校
そ
「
い
な
は
で
」
学
却
・
3
%
い
た
。
彼
ら
の
3
月 同戸望足時制の教育担暴 習
内
外
で
の
困難な
状
況
に
も
か
指導をか
数を
超
正
増え
て
い
る
。ω年度の
ス
ン
ダ
わ
ら
ず
、厳格な処
分
を
前
提
イ
ガ
卒業
時
点
で
の
進
路
結
果
は
、か
う
い
と
」
対く
に
態
実
の
徒
生
な
う
よ
、に
は
れ
。
こ
た
卒
業
生
で
み
る
と
、
汚
名
中
お正
てし
し
し
貫
案
一
提
進学を
に
し
た
生
徒指奪
で
は
な
く
、
彼
は
た
ま
団
杜員
て
、
教員集
団
は
ど
の
よ
うな教員集
の
時
に
そ
れ
以
前
に
蔓
延
し
て
いら
抱
え
る
名
(
男子
一
口
名
、
女
子
一
6
名
)希
困難
に
寄
り
望
し
て
い
た
者
と
比
べ
る
と
、実
添
、司指
践
を
展
開
し
て
き
た
の
か
。
結同
た
進
が
路未定
就
職
。
回
ロ
の
名
が
(
ま
男
ま
女
そ
の
他
」
が
実
に
5
割
に
も
の
各
率業
6
名
)「
さ
う合意形成
せ
い
て
?と
行、
を
論
導
か
ら
先
に
量
尽
え
ば
、「
2
0
0
2
の年
が
ら
、
進
り
か
学
不安定
」
(
大
学
度
教
員
集
団
内
で
な
さ
れ
た
。
な
・
進路選択を
想天
賞任状態
は
鑑
男子ぼ
「
し
て年
まう
度
」
が
l
つ
の
節
目
と
な
っし
識改自
意
の
の
み
3
名
・
他
は
専修学校
)
そい
う教員集団
己責任
だ
と
簡単
に
切
り
捨
て
い
た
。
す
な
わ
ち
、
近
年
増
加
傾て
。「
、
高校生
活
へ
出暑
さ
せ
る
実脱却と
楽
意
味
し
て
い
た
。 る
「
は
て
の
他
」
が
日
・
7
%
(
品
名
)
と向
に
あ
る
「
そ
の
他
」
と
い
う進践
っ
と
に
員
教
う
い
と
と
進路指導を
軸
に
し
た
学
校革も
、
で
と
こ
ちな
む
拒
立
な
っ
て
い
る
ロ
さ
ら
に
「
そ
の
他
」路
て
え
が
あ
」
指導を
」
部
を
選
択
し
た
者
の
多
く
が
、
そづ
ス
ン
ダ
イ
ガ
「
.
く
り
の
実
践
の
模
索
が
続
い
てィ
の
内
訳
れ
ま
を
で
の
詳
プ
ロ
上
が
る
セ
し
ス
の
を
く
聞
路
で
進
見
変
で
更
て
ン
パ
み
ス
い
る
長
の
と
年闘
、
4
い
る
。
日
の
定
時
余
儀
制
な
け今
く
さ
の
か
れ
た
生
か
っ
、
あ
「
ア
ル
バ
イ
ト
」
げ
・
7
%
(
M
名
、を
る
き
いァ
徒
を
え
き
せ
る
ガ
イ
ダ
ン
ス
指導
の
た
ち老ど
但年書量」
「
.
が
整え
ら
実環境
な
れ
困難
な
て
婦・は
ま
主
ざ
迷
い
が
あ
り
な
か
な
か
決
定
でに
業
ま
い
さ
専
る
「
、
‘え
)
く
抱
名
日
。
子
ま
女
ち
う
た
、
ス
タ
ー
ト
し
た
学
校
づ
く
りが
れ但
ら
え
に
適
考
っ
た
が
進
路指導を
と
高情
こ
す
立
た
る
家事手伝
い
」
5
・
1
%
(
4
名
)
、き
県
必不本意
っ
、
入
学を
し
て
き
た
生
徒
の
は
か
試
な
入
の
度
年
こ校
、
か
ば
ら
、
ガ
イ
れ
っる
ダ
あ
ン
で
)
ス
名
よ
部
四
(
が
塚
%
定
校戸
1
時
・
制
担
に
へ
」
の
帰
不明
属
「
意
識
を
養
分析
全
日
制
な
ら
び
に
横浜市立
高要性
の
口
樋
。
れい
ら
げ
上
ち
立
て
、
自
己
を
し
表
た
。
出
す
と
る
こ
と
を
掌
通
校定時制
の
層
の
生
徒
た
ち
は
、
学
校
の
進
分
務
の
再編計画
の
影響を
有益
。
そ
の
体制
が
徐
々
に
教員集じ
け
だ
関
共
同
研
究
者
の
樋
口
の
調
べ路指導を
、
の
と
定時制を
教師と
た
思
ま
士
っ
徒同
生
た
て
志
願
割合受
し
た
若者た
調査季報叫.168・初11.3・54
年
年
一
年
四
年
学年集会(4月授業開始前:f高校生の意味」一単位制とは、欠席に
ついて、中途半端な気持ちなら他の道を探そう等)
レディネステスト
選択ガイダンス(9月:選択教科の意味など)
進路ガイダンス(2月:プロフェッショナル「登山J)
(3月:卒業生を招いて)
進路ガイダンス(就職で必要とされる人とは)ルディネステスト)
進路ガイダンス(6月:ピデオ「家具職人」マイスタ』につ者げる柑糊後実施)
横浜マイスター実演会(10月)
進路ガイダンス(1月:一期一会「天職とはJ)
(2月:プロフェッショナル「登山J)(3月:卒業生を招いて)
進路アンケート調査(4月) ・履歴書練習(10月)・職業適性検査(l月)
進路別ガイダンス
進路ガイダンス(2月:プロフェッショナル「登山J)(3月:卒業生を招いて)
ハローワーク主催高校生就職指導ガイダンス参加(2月)
職業適性検査、 進路別ガイダンス(就職・進学)、 オープンキャンパス体
験入学
ハローワーク主催高校生就職指導ガイダンス参加(7月)
面談活動(毎週金曜日、 K2インタ]ナショナルよりカウンセラ}来校)
〈注 1〉本 稿に お いて は、 定時 制 高校
は主 に 夜間 定 時 制 を さ す 。高校 再編
に よ っ て 新し く 設 置 さ れ た 昼 夜間 構
の 多部 制 定 時 制 高校 に つ いて は、 こ
れ ま で 夜間 定 時 制 高校 が 狙 って き た
歓育 約機 能 の 二泌 を 引 き 継ぎ つ つ も、
受 け 入 れ る 生徒 層 、 敬 育 課 程 、 数 職
員 の 動 務体 制 等 異な る 函 が 多々 ある
た め、別 の 複合 に 論じた い。
(注 2〉平 成幻 年度 「児童 生 徒 の 問題
行 動 等 生徒 指 事 上 の 諸問 題 に 関す る
調査 」
、文 郎科学省
〈注 3〉本 欄査 研究 メ ンバ ー は以下 の
通 り。岩本真 実 〈研究 代表〉、樟 宮宏 、
長 須 正 明 、 西 村 貴 之 、担 口明 彦 、 宮
本 みち 子 。
〈注 4〉鑑町細は、曲問岨問〈注 3} 宮本 み
ち子 「第1怠 家 鹿島,
経済 ・
親 子」
参 照。
〈注 5〉詳 細は、前 岨情(注 3〉樋 口明
書腸寸鑑別2章 戸塚 高校 定 時 舗 に お け
参 照。
る 就労 プロセ ス の 現状と課 題 」
〈注 6)前 掲 注5
〈注 7〉酷町細は、前 掲 (注 3} 岩本 真
実「
学 校 との 連携 支援 に つ いて 」
参 照。
〈注 8〉筆者 が 知る とこ ろで は、他 に
はす で に 廃 課 程 と な っ た 札 幌 市 立 昼
園 高 校 と、 こ の 高校 を 含 め再編 さ れ
て 放 置 さ れ た 多郁 制 定 時 制 の 古川立 大
通 高校 〈ら いで ある 。
55・横浜会醤からの糧告
活 動 内 容
\
各年次のガイダンスの取り組み
表1
・
本 回由紀 『歓育 の 聴衆 的 意 畿」、 ち
〈ま 新書 、 2009 年
考文献
か
け
て
生
係性を
変
容
さ
せ
る
契機と
な
る要
徒
一
人
請
ひ
さ
と
り
れ
に
て
寄を
い
る
要
す
る
よ
う
な
生
徒
へ
の
対書
と
い
え
よ
う
。聞
塚
定
時
制
若者亨事穣応
に
「
潰
劇
祭
」
は
、
却
年
も
の
問
教戸
4
の
年
来
従
間
、
通
ど
な
いり添λ逢路指導を
域
領
の
福祉
や
け
て
い
る
生
徒
の
高校生
活
に関
と
連
携
を
図
っ
て
進
め
て
い
る教
員
の
努刀
に
よ
っ
て
維持
さ
れ
て続
員
の
専
門
性
を
超
え
た
対
応
は
、
全
国
迫
で
ら
れ
、定時制
は
は
る
数少
教員
場
。
い
面
高
い
る
。
こ
れ
ほ
ど
の
教育力
を
も対
は
が
な
度
、
足
い
満
こ
る
と
す
。を
定
プ(注
ッ
ロ
ド
が
ち
た
っ
学校行事を
展
開
し
て
い
る
定 生
徒
8
)
時
制
で
ま
す
ま
す
増
え
て
き
て
、?な
よ
か
ガ
イ
ダ
ン
ス
部
」
時
が
制
正
は
式
数少
ウ
ト
せ
ず怠業
し
て
い
け
る
よ「
にお
な
い
。
そ
り
、
対
応
に
苦
慮
す
る
よ
う
し
て
、
人ア
し
て
立
ち
上
子分掌正
が
様
っ
て
る
6
い
事
や
学内組織内
で
の
教
員配
置う
年に
て
な
っ
て
き
て
い
る
。
3
つ
に
し
誤
試行錯
々
日
。
担当教員
識が
意
、
を
〈
学
れ目
も
校
わ
認
か
が
ら
識
雇
か
異動年限
用
し
・
、
う
社
て
会
て
慮
い
へ
配
じ
〉
通
るは
の
を
へ
査
等
調
し
た
ガ
イ
テの
ス
シ
ダ
た
し
定
安
ン
だ
ま
だ
ま
、
ス
。
が
複
雑
で
長
期
的
な
移
行
過
程
部
の
次期担
いた
か
し
な
が
ら
手
の
育長等管理
職
の
全
面
的
なし
一百で
は
と
、
る
活き
る
「
学
び
」
の
聞
い
直
し
。
い
て
充
し
機能
て
実 ム
し
と
し
た
バ
ッ
ク
ア
ッ
プ
に
よ
っ
て
難
い
。
つ
に
は
、
l
堂牟約教
、
戸
科
の
枠
を
超
え
て
、
生
徒
が
活
を
送
る
半
面
、
生
徒
たい
塚高校生
6つ
具
の
約
半
数
が
進路未決定
の
ま加
教員
や
議
ずか
論
わ
の
定
時
制
の
学
校
-つ
く
り
が
進
め
らち
を
力
徒
学
生
き
の
べ
名も
る
け
ン体
ダ
イ
か名
ガ
の
用
雇
規
名と
的
な
実
践
を
デ
ザ
イ
ン
す
る
正
4
非
れ
て
き
た
点
は
重
要
で
あ
る
。ま
は
い
る
担任
あ
R
、
H
(
し
か
すに
し
当
担
。
で
る
)
名
た
ち
で
牽業
し
て
い
く
こ
と
は
看ス
す
2
要
を
聞
部担当教員
時
は
丁寧現
に
で
り
と
き
ひ
な
| 過
人
一
て
い
、
え
課
は
状
で
は
、
最
大
で
8
年
間
し
か
に
に
題
の
め
で
と
あ
ま
る
。 る
生に
教
員
を
は
学
定
校
安
に
霞
置
と
横浜市
へ
の
要望 多
と
不
ど
寄
り
そ
》
つ
マ
ン
パ
ワ
ー
に
限
界か
ま
が
る
こ
徒
生
の
く
が
で
き
る
こ
き
と
あ
る
。
2
つ
に
は
、
特
別支援と
が
な
な
い
よ
い
う
に
制
、
4
年が
約
が
あ
る
。
戸
塚
定
時
会
制
に
社
は
、
、
貧
困
は
、
て
し
市と
浜
横
的
排
家
族
問
題
、
低学力
、
不登校経
除
の
リ
ス
ク
を
抱
え
る
若
験
な
ど
多様多層
の
困
難を
抱
え
者
に
対
す
る
戸
塚
定
時
制
の
学
校
づ
く
り
の
実
践
を
積
極
的
に
た
若者
が
入
学
し
て
く
る
こ
と
が
っ
な
バ
に
ッ
か
ク
ら
ア
明
ッ
で
プ
究
さ
研
れ
査
た
調
い
本
。
具
ェ
ジ
ロ
プ
な
的
長期
、
は
に
た
。
回
年度
の
市内
の
定
時
制
の
体的
ク
ト
し
と
う
し
そ
て
、
人
降
的
支
援
を
影響以
手
の
厚
編統合
再
な
ら
さ
た
傾向
は
顕
著
に
な
っ
て
き
た
と
の
限
年
動
異
(
る
す
く
を
、つな
携
言
連
に
ず
外
れ
学
恐
と
誤解を
用
。
運
う
い
的
力
弾
る
ら
ば
、
震駅璽績
の
ラ
ン
ク
外
よ
り
実
体
化
す
べ
く
予
算
を
配
に
位
置付けら
れ
て
き
た
定時制
分
す
る
)
こ
と
に
つ
き
る
。
全
国
的
に
類
の
な
高校
は
、
マ
ジ
ョ
リ
テ
イ
で
あ
る
い
学
外
連
携
を
全
日制高校
に
を
入
援
学を
支
志
的
望
会
し
て
社
た
れ
入
に
野
視
る
け
又
主
引
を
層
い
な
わ
な
か
全
面
に
打
ち
出
し
た
学
校
づ
く
も
て
け
づ
つ
り
あ
り
を
横
浜市か
ら
発
信
す
べ
き
で
学校教育機関
だ
ろ
し
と
高砧笥刷度
、
に
ゆえ
。
る
い
う
。
、
は
に
割
役
す
た
果
の
制
時
定
て
全
日制
と
同
じ
教育を
営-む
も
の
が
教育的管器
の
独自
、
の
上
以
3
※「戸塚高校定時制キャリア教育推進ガイダンス部07年度日より筆者作成
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