50 - 日本森林技術協会デジタル図書館

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1965
陥」
日本林業技術協会測量指導部
＝
森林航測No.50発行に際して
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本誌が発刊された昭和31年10月10日当時ば，わが国では，航空写冥が漸く実用化さればじめた時であり隼
航空写真は貴重品として取扱われ，金距の中に保管されて滅多にお目にかかれなかったとし､う笑､,話があった
位です。ゆえに専門家でなければその取扱い方も分からず，名人芸がまだ騨亜された時代でありました。
どんな事業でも，それに携わる技術者の屑が広く厚くなって，専I伽l家であるとか特別な技術があるとかとい．
う考えを離れて，仕覗に従事してL､るすべての人灸にそれが手jこ入って､､なくては，迅速に良､､仕那ができる
ものでばありません。本誌を発行した真の意味もここにあったので，いい換えれば航空写真の大衆化を目ざし
たものとし､えまし襲う。
発刊以来本号でNo.50になりますが，この10年間の航空写真事業の発展は目を熟はるものがありました｡，
特に林野関係では，毎年継続して全国的規模で実施した国右林並びに民有林の撮影と，それに蕊づく広地域の。
ユ
航空基準点測量，あるいは地形図の作製堂たは新しい写真判読の研究とその実際への応用など極めて多概性の，
ある内容と膨大な事業量を以て急激に進展し，林野庁の経営案綬成の内容にも大きく取り入れられてい童す。
今では林業と統空写真の関係は切り離して考えることができなくなっております。
一般の銃空写真の利用も急速に進染常識化され，航空写真自身も貴砿品の時代を去って消耗品となり，判読
I
教育の普及と判読器具の普週化涯よって航測技術人口も幾何級数的健琳加し，気分的にも何の抵抗もなく航空
写真を利用するようになりました。発刊当時は16頁であった本誌も24頁に蝋頁しましたが，なお絞柵の不足
を告ぐるようになったのは，もちろん林野庁はじめ林野関係の方杢のご指導ご支援の鵬でありますがq一面に．
おし､て航測事業の発展をあらわしているとい､え主しよう。
このように銃空写真の利用が普遍化されてきたことによって，森林航測唯一の聯門滋である本誌のP'R､面
の使命もその一端を果したといえるわけです。しかし，
まだ童だ底ば洩い。ほんとうの堀り下げはこれから
だという感じ-章-。なお昭和37年当初発足した写真測量学会の発行している純学術的な同会機関鯰「写真測
量lとはおのずから別な見地から，絃空写真利用の新しい分野の詔介につL､ても大いに努力をする予定であり
グーＩ
ます。読者諸賢の今後の絶大なご支援ご叱正をお願いする次第であります。
（兼者・日本林業技術協会常任顧問）
−1−
<970）
ボルネオ島
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蕊1閃
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ブルネイ・
サラワクの旅
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ノ：2","〃必〃〃β
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夕
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鋪2図
じ
岡持光春
ブルネイ
筆者，岡持光春氏は，岡持木材工業株式会社の社長で
シール石油の賦要な生産地はこのブルネイ国にあり，
その利椒料は，なんとブルネイの国家予算の約3倍とな
っています。国防（英国に依存）外交以外はこの国の懸
す。今回, R, Lindsay氏との合弁で，ブルネイ岡に
会政治により王侯の指令で円ｻﾙ腱巡営されており．治安
BruneiTimberProductsCorpomtionLimitedを股立
はよく，逆路の盤MII,福祉撫業も行きとどいて､､て経済
してモールデソグや扉戸を作ることとなり，合弁会社の
生産代表者として，最近，ブルネイに出発し主した。
噺悩もまたうらやましくよい国です。
東南アジアとL,えば，ジャングルで暑くて疾病の多い
はしがき
未開地と，実惟私も出かけるWIIまでは想像していまし
ブルネイ国は人口8万5千で，三Ⅸ県位の一土候国で
た。しかし， 2回で通算3カ月1こ及ぶ肪IIlは全くこの先へ
あります。
入観をくつがえされてしまいました。気温もそれほど籍
くたく，難伽された市街地，礼儀正しい住民を見て，私
逮の方こそ恥ししのではないかと恩bました。
サラワク国は日本の2/3，人口7万8千，いずれもマ
レーシア連邦で，ボルネオ烏北西部に位してい輩十。
森林航測No.50
○森林航測No.50発行に際して…･ ･松川恭佐1
○ブルネイ．サラワクの旅｡..……. ,岡持光恋.、2
○地形を写真で観る（1） ．…･……渕本正隆. 7
，○私の県は空中写真をこう
使っている.……． ．……･…･渡辺寛正.､10
○航測あ．ら．かると. .．.…･ ･･…･･西尾元充‘12
○写真地賀のはなし（その10） ． ､ .…武田縦幸･･14
○航空写真と森林調荘Ⅸ.……･…． ､測赴指導部．●16
○航空写真の面白さ.….……･…島居巡蔽｡ ･18
○これは何でしょう？No．13-2…
(5月号）
目次
○森林航測鵬座
写典判眺に強くなるその8． ･･中ﾒル
殿. .19
○日本林学会ルポルタージュ．…･….､綱築室22
○賀疑100腿
第75間林相判談にばどんなフィルムや’
搬彫季節の写真がよいでしょう
か？． ・ . ､ .….….､細集室.､23
○これは何でしェう？のお答．.....….編集室．24
C綱巣後記. .. .….…. …､ . .…..…..…･24
･綱築室･･18
2−
（971）
とき，そよ風に実もたわわな椰子の葉がカサコソと鳴っ
ていました。そしてその家の垣根にはブーケンピリヤの
花が静かに咲いていました。東京などでは想像だにもで
きない静かな静かな夜をし承じ象と味わいました。
．
f
ある日，遠出をするためタクシーをひろいに街にでた
ところ，日本のトヨペットを見つけたのでそれに乗るこ
泓","〆
9
とにしました。
「この車は調子はどうかね」と運転手腱尋ねて承たと
ころ「とても良い。良し､んだが給入税が高すぎるのでタ
ころIとても艮い。艮､､んだが楕入税が両すぎるので‘
クシー漣は惜しいんだが」
鋪3図ブルネイ政庁のマーク
催に到鋳の翌
ブルネイ空港に到着の翌
ヤ
日，在ブルネイ華僑の布力
者の方盈の晩餐会に橘待さ
れました。初めてきた国で
この国の有力者の盛大な欲
といってL､主した。途中，
とあるガソリンスタンドに
’一
よったら，そこに働､､てい
鱗
へ特をうけるとば全く思って
る現地人が突然日本語で風
に話しかけてきましたのに
は麓きました。
もいなかったことでした。
「貴方達朧日本人だろ
私はこのときの感慨を手帳
う。こんな言葉を知ってい
にこう記してL,童した。
外国に来た感もなし
ほのぼのと
亜細亜一つぞ
黄色の府
.■ー一
るか」といって少し高い台
轟
にあがり，
働
一一一.
「我煮は大日本帝国天皇
”I1ブルネイ政府姓般部に勤務すぁ隙さん一家
泓のお土蹴の人形を抱いて
のもとに粉骨砕身，平和の
くる日まで。」とい、､， ど
また，次の日通設局の方
うだうま、､だろうと胸を朧
・の自宅に招待されました。
って真面FIな顔をして現地
広い緑の芝生，階下は]1[
語で話しつづけたことによ
庫，階上が住宅とb､う落着
ると，
，いた住宅です。その歓待ぶ
ら聞かされたので今でも党
「毎朝，隊長さんか
りは家族的で，その家の小
えているのだ。あの時の班
父さんと、､う人がバイオリ
長さんは私を可愛がってく
ンをもってあらわれてき
れた。もう一度あ､･たい｡」
といっていました。私はそ
津て，私にこういいました。
の顔を柔て，弟のような，
｢貴方は日本人だそうだ
いいようもない気持がいた
が，私は言葉は判り主せ
写真2・
ブルネイの森林にて，斧を持つ筆者
ん。しかし’音楽なら国境
がないはずです。戦争中に習い覚えた歌を一曲おきかせ
し菫した。
時速100キロで車はピニソビュンと滑るように，並脇
いたしましよう」とバイオリンをひきはじめました。そ
されたアスファルトの長い直線道藷をつっぱしる。信号
の曲はなんと「見よ東海の空明けて」という難歌だった
も何もない。ただ，時盈道路上を牛勃く牛が鍵歩してい
のには全く驚営ました。足で澗子をとりながら弾く姿は
るのに会う。果てしもない直線遊離の帯の両側は緑の芝
今でも震の眼底に残っています○私は日本人であり，こ
の家の前ば英国の装甲水の駐屯して↓、る糊所でもあった
ので内心ヒヤヒヤして聴いていましたが，そんたことは
何のおかまいもなしで大きな音で真顔で郡きつづけてい
生が熟えるの象です。そうしているうちに，シリアの街
に近づくと，あちらこちらの森の中から15，6米もある
と思われる赤い炎が高くあがっている光景に限を染はり
堂した。それは油井のガスを燃焼しているためです。こ
る姿には全くうたれてしまい，一端になって合唱し，目
のようなところほこのシリアの附近に5, 60個所もある
分を忘れ国を忘れてしまった健どでした。ひとりでに涙
そうです。海中からも沢山石油がでているということで
が流れ，恥しも､のか面映ゆいのかハソカチで拭くことも
した。なるほど，シリアの街に入るとシェル石油会社の
できませんでした。
貯油タンクが林立し，その社宅の立ちならんで､､るのに
感激にむせびつつその邸宅を辞し，夕闇の中腱立った
は全く驚きました。この街は，外国映画にでてくるよう
−3−
(972）
ー
写真3．
写真4．樹の人と共に｡右から2人目が支配人で職時
中Iﾖ木軍に働き池田大尉という人に「布さん有さん｣，
と可愛がられた，もう一庇会いた､､といってL,る。
この画に45年住むという腿児勘生れ，言紫も
忘れて白愛の中村さんと精米所
なデラックスな文化都市です。映画鯉でさえも3"台以
上の自動車のモータープールをもってl､るほどです。
シリアに滞在中に， クァラベライトやクソプロソにも
行ってみ茨した。
噺に何かとお助冨をいただけるものと信頼しています｡．
次にお話しするゴｰﾙド博士は,私の仕事にもっとも､今
深い関係のある方ですので､,ささか手前味噌ですが紹介
させていただきます。
クンプ戸ソと、､う街健，ブルネイ市からモーターボー
トで約2時間の奥地の小市街です。この時の旅手恢にこ
う書いてあります。
博士は，閥巡派遺経済開発局の最高顧問という資絡の・
方です。米鬮人で元世界銀行の副総裁までされた方と隊
いてし､まず。日本にもおられたことがある由でした。博
士は，ブルネイ国の産業の開発には日本の技術と機械に
チマキ2ケ遠慮3回やっと受け
これは船付場の中園飯店でのことです。私の刷ったポ
ートの船頭に一猪に食事を勧めたところ， 「私は料金を
いただいて､,るのだから食噸は自分でする」と↓､ってな
かなか一緒に食べませんでした。しかしやっと納押さ
よるのが股も良い逆であるとも､う持論の方ときいており
ました。
せ，チマキを二つだけ感謝しながら食べた姿をうつした
私が，博士にお会いして､､ろL,ろとお伺､､してご援助
をお願いした際，博士は日本語で「ひとはだぬぎましょ
う」とまでL､って下さったのには全く感激以外の何もの，
句でした。その姿は， この国の現住民の民悩をあらわし
でもあり主せんでした。
た一つです。
博士の肝入りで， 日本に留学したことのある国務総理
にもお会いできました。総理はサルタン（王様）の甥で
す。その際，総理は「わが国の開発のためですからでき
為限りあらゆる仙迩をおはかりするのが私の務めです。
現地で2人の日本人の方にお会することができまし
た。1人はこの国に45年も住んでいるという方一中村
さんです〔写其3〕。もう1人の方は,圃巡から熱¥lf細菌
学の研究で派遣されている宮入博士です。
中村さんは，64才で，現地人と結婚して輔米所を綴世
して､､る元気な方です。この中村さんは，私にこの国の
人火のことを何かと親切に教えてくれ，また，製材工務
や家具工場などもよく案内してくれました。ほんとうに
私は助かりました。すっかり現地人になりきった中村さ
んからの忘れかけた日本鵬での一言一句は私の晩の知識
斌鞭って成功されることを希望します。」といわれた時へ
は，よし，どうしても成功させるぞと鵬の緒をかためさ
せてくれました。
「この国はまだ若く，森林資源の調迩も完全に済んで
し､ません。澱方達が鯛査されてここが欲い､といわれる
ならば貯可する用意があります。そのような場所を調褒
して報告申諦されることを待っています。」
となったものです。この知賊こそ私のブルネイへの燗熱
今慶の槻会には森林調査もできませんでしたので，次
をわかせたものの一つでした。私はその感銘をこう播い
回（この服稿がでる頃）には大いにやるぞと勇躍しまし
ていました。
た。
人生は短b､ものぞ50年
この国に
45年も住むという
鹿児島生れ
日本瓶忘れて
やらねばならぬ何か知らねど
もう1人の宮入博士は，60才ですが元気で，奥地へj帆
身お出かけになることも多いとのことです。
サラワク
「岡持さん
ブルネイ国を，小さL,ながらもまとまったキリッ卜し
も早くきて下さい」と博士の奥槻にもいわれ，臆んとう
た女子商校生にたとえるならば，このサラワク惟苣だ坊
に意を強くし叢した。博士は．私の合弁相手のリソドセ
ぃL,たずらものの男の小学生と､､った感じの国だと私ほ
思います。
イ氏と特1こ親交のある人でしたので，これからの私の仕
−−4−−−−
ー
(973）
れました。
この伐採1蛎所の翼任者の朱さんは日本語のできる人
でした。こんな奥地にきて日本語がきけるなどとは思っ
てもいなかったので，非揃に懐かしく親し率を一入深く
感じました。
一夜明け，またトロツゴで50分位ゆられて伐採現場
iこ入り志した。ブルトーザーは林遊をつ‘くり，伐倒され
た丸太を集材してトロッコに積象込象堂す．運材現場を
象て，更に奥地の原始林に銃をもった現地人の案内で踏
象入りました。そこは昼なお晴く，写真などは撮れない
夕暗の原始林でした。
写典5． トマゴソ鴎（マレーシア述邦中央政府官房
畏官サラワク地域大臣〉と共にミソ市役所耐こて
クァラベライトから閣境とL､ってもあるかなし､か判ら
へないような国境を越えてバラン河のヘリポートについた
時に催，世界には広い土地，遊んで､､る土地がよくもあ
るもんだなと感じ室した。逝路は聴備されておらず泥ん
こ通が多くブルネイとば対照的です。しかし，
ミリヤル
トソグの街はシール石油の貯油鋲ソクが林立し，油漕船
の往来のはげし､､ことば石油の国の観がします。
震はミリから約4時Ⅲ1，南支那海を渡り，河口を遡行
すること約50キロしてシブチの上流の伐木会社の筏融
場に蒲きました。そこではほれぽれするようなラワンの
写典6．
．サラワクの森林にて，笠をかぶって
も､るのが朱さん
丸太を10数人で玉切り．皮剥ぎ，筏組承をしてい差し
ここの伐採現勘腫は100人位働いているということで
した。2人がかりで斧でゴツソゴツンと伐っており， 10
日もかかるとのことですが，もっと短縮できるよう研究
してゆきたいとつくづく思いました。
伐採跡地には，バナヅー，砂猟きび，ゴム等が植えてあ
りましたが，それらは企業ではなく自家用程度だと↓､う
ことです。陸稲も杣えてあり， 12月だと､､うのに青盈と
伸び， 3月がその取り入れ時期だということです。
津
翌日，バﾗｿ河をさかのぼり,ﾏﾙヂに一泊,翌朝ポ
ートでガソリン．食椴，毛布などを職難込んで170哩の
船旅に出かけました。通路がなL､ので河が唯一の交通路
写冥7．
です。盤かな水恥ゆるやかな流速が幸&､しても､るよう
シプチの伐採地のジーゼル車
WW
た°そして，そこからジー･ピルカーで約5キ戸のぼって
伐採蔀務所の宿舎腱やっと到購しました。そこで跡､て
も､る幹総は中国人で，作業良はイヴァン族の現地人でし
●
Ⅱ
たc
夕繰どき「風呂はどうですか」と尋ねられ，風呂があ
るのかと茂奮かつ蔦びました。しかし，その風呂とL､う
のは裏に流れている小川のことでした。
しかし，一汗流したいのでその小川に下りて行きまし
た。樅に割ってい為丸太に腰かけ，石鹸や洗面器をおい
て水浴するのです。小川の流れる森の中の夕騨は．それ
ばそれは美しく，箔も知らぬ‘間や猿の鳴き声は，肌をな
がれる気持ちよい冷たい水とともに疲れを全く癒してく
"I,"
鍵騨
−5−
写真8．
ジーゼルカーで朝早くからご出勤
(974）
写真9．サヲワクの森林外観
写真10．サラワクの森林内部
です。
ヒル，蛾，種，
ワニ，美しい極
た。ロソグハウスと呼ばれる大きな家の中は爽賭で，ラ
楽鳥の姿や，鹿
ンプがないと手さぐりでなければ歩けない程でした。床
は竹で2寸位の棚にして藤で止めてあるだけのもので
す。床下は4米もあり，相当に大きな木材は使っていま
したが, 20魁敷の酋挺の部室に私述をたづねてきて集ま
った4, 50人の人が入った時は，床が落ちるのではない
かとハラハラさせられました。肌の色は日本人と少しも
変わっておらず，幼児も全く私連の孫と少しも連わず人
見知りもせず可盤いいものでした。コドは首までも焚くし
た耳輪を飾り，男も髪の毛を焚くし，男女ともIこ入匙を
や猫の足跡も染
ます。
ました。
帰途，一緒に
匙
案内してくれた
夕
中国人はこうい
っていた。
「サ
隆型
ラワクには河が
多いが，造路が
な'､。河が多過
ぎるので橋が沢
111必要です。道
食後何か挨拶をしてくれと､､われたので，私は，酋畏
「酋良の肌の色と私違
路を造るのは日
本の技術が世界
■
の腕と私の腕とを添えあわせて．
1s
西
して､,ます。しかし，ぶんなおとなしく純な心をしてい
︽一
夕方6時，目的地のダイヤ族の酋艮の家につき童し
＃
露
日本人の肌の色とは同じです。これは先帆が同じ椛拠で
一だと聞いてい写真11．
す。先祖が同じなら私逮は兄弟です。宮梨こそ進うけれ
る。早く日本か
ども仲よくしてほしい。もし，私がここで1F梁をやるこ
ら逆を造りにきてくれることを鶴首しています｣。
とになれば是非兄弟として協力してほしい。私も皆さん
にも日本人のやらねばならない任務があることを術感し今
方の幸福になるために日本の良い所，新しい品物簿で誉
寵した。
ダイヤの友と共にサラワク
の森林にて
ここ
るだけのことをしてゆきたい｡」とのべたところ，酋長
睦言葉をつない這「蕊は68才になったが，日本人は貴
方方で3度目です。初めはお医老さん。 2庇目は兵隊
熟てつくづく感じとったことは， 日本人として亜細亜の
さん。3回目は我方方です。是非ともここで叫喋をやっ
兄貴として．この人公を愛し承，幸多い人生を送れるよ
て下さい。全面的に協力させていただき主す。」と力強
く語り合い，40∼50人の人達の撰窓がえられ感激した次
人間世界の発展のため腫何かお役に立ちたいとそれのみ
第でした。
願うだけです。
おわりに
私ば，こうしてブルネイ，サラワクの一部をまわって
うにしてやりたい。英，米．中国の方六とともに仲良く
r3尺流るれぱ水消し」という中国の討葉があります
こうしてブルネイ，サラワクの旅を終え，帰国のスケ
が，河の中で用を足すことには全く閉口し窯した。川上
ジュールを組むことになり菫した。ブルネイ空港発12膳
でしゃがんで首まで身を沈めてやっても､ろ。その川下で
半，香港着5時，東京11時というクイムテープルです。
食料を洗っている。これには全くの驚きでした。
次の日，酋長の息子の案内で，原始林を約2時閲視察
昼ブルネイ夕べ香港夜東京
亜細亜の夜の隔て縮まり
しました。直径1米から3米までの大隆木のラワン，カ
直行便ができれば， 5時間でOK。次第にその距離の
ポールが，ある，ある．実に心強いほどありました。大
ちぢまりつつある南方のことを夢確ながら，私は，将来
の希望に燃えています。
木だけでなく，この朧始林には､､ろいろた動物がいて．
−6−−-一
（975＞
主として前者によって生ずる地形を大地形と呼び，後
老によって生ずる地形を小地形と呼ぶ。山脈とか平地と
か，または断閣とか隆起，沈降とかいったことは・大地
形の部分であり，段丘とか扇郷也とかいったことは，小
地形を写真で
観る
地形の部分である。
(1)
この二つの力の結合のされ方，度合，およびiliに述べ
た材賀の差によって種盈の地形が作りだされていく。
地形を象るということは簡単にできそうであぉけれど
も，実は割合に苦労する。相手が大きすぎ為こと，槻木
を染めて実陽睦内で作業すあ自由さに欠け為こと，観測
主体の訓在がやりずら､､，等を。
ところが，航空写典が登場することによってこの観念
は一変した。地形の観察や研究に新しい時期を生みださ
淵本正隆
せた。
まえがき
垂
航空写爽を通して糸た地形の雷を，大変大きな主題で
はあるが，特に林業技術者のためにと､､う観点から解説
垂直航空写其は，活きた地図というよりはむしろ緬少
された地表面そのものであり，植物生態地形および地
賀の状態から，時に朧気候の状態蓑で表現しても,る°
して､､きたいと思う。
一口に地形とL､っても‘非常に範囲が広い。 1年中雪
を頂く荊山から．水びたしの低地まで，手近にある割に
は扱いずら↓､代物である。普段，私達が目にする風無
は，逓路とか池物とかいった人工的なもの（文化景観）
と，目燃のままのもの（自然最感）に大別できるが，い
ずれの勘合でも地形のな､､所があるわけではなく，地形
は人1111活勅の秘であり，最観の母体をなすものである。
このような飛観を空からあますところなくとらえて､、
ろものが航空写其である。
飛観の母体である地形を作って､､る材料は，広い意味
での岩石であり，器石は種太の形で鉱物からなってい
る。これらの岩石は，その種類によってある一定の型式
の配列を示しており，また，これらの岩石は長い歴史を
声
地形を調べるということは，どうG､うことだろうか。
大ざっぱに言えば，ある地形が，いつ，どのような脈因．
および過程で作られ，どのような形態で何からできてい
るか，そして，その結果，そこにどのような影縛を与え
ているかと言ったことを調べることだと思う。
航空写翼を通して象た，地形粗類とその成り立ち，地
形と地賀や植生との関係，地形と災害などにつ､､て， 、、
くつかの例をあげながら説明してゆきたい。これらの実
例がこれからの地形の見方，考え方の一助になれば幸い
である。
1．
侵蝕（ことば）
もった産物である。つ主り畑膠は岩石，鉱物．翻位，棚
地形の話をしたり聞いたりするとき，必ずでてくる言
葉に，風化とか侵蝕とか堆積とかL,うのがある。このよ
うなことばの意味を理解することは地形を鯛くる上にま
造地質などときってもきれない関係のあるものである。
ず必要なことである。
WM.デービスは隆起した平坦な土地が，風化，侵蝕
によって次節に低下してL､く過程を湿潤気候地域の勘合
のようになるだろう。
この風化とか侵蝕とかいったことばの関係を示すと汰
侵蝕
幼年期， 〉化年期，老年肌終末期にわけて考えることを
提案し地形の発連段階を整理しようと試翠た。これを地
形の輪廼と呼ぶ。しかし，実際iこは，これに全くあては
まるような地形は少なく、あとになっていろいろと修正
が加えられた。
浪連の目淀うつるいろいろな地形朧，一連の発達段階
のある部分を示している。このような地形の発達，つま
り褒化は，哲力と呼ばれる力によって起こる。この営力
には二通りあり，地震とか火山とかを起こすような地球
の内部から働くものと．風，雨，流水，氷，雪，波，温
艇といった地球の外郁から働く力に分けて考えることが
できる。
（朋壊）機械的風化一洗
（分解)化学的風化≦蕊掛翰溌蘓鶴
つ叢り，侵蝕とは，岩石が外的営力によって変化し
〔風化)．ここで生産された岩屑が流水と一緒に洗堀を行
な､､ながら運搬される過程をいい，流速がおちるにつれ
岩舸を堆積する過径室でも含める場合もある。
こう考えてくると，地形には，扇状地とか三角州とか
、､った耳なれたものから，風隙とか山就階とかいった耳
なれなL,ものまで､､ろ､､ろある。このようなことばは，
その地形の形態の熟ならず．成因や組成，位世まで示し
−−−7−-一
<976）
ているのである。
このようなある一つの定装をもったことばの他に，古
ぐから局われて､､る地形の名称がそのま菫地名になって
､､るものを湛逮はいろいろ思いだすことができる。
＝ウチとも,うのは，山間の谷間の広くなった部分を言
い○○コウチとb､う地名がL,くつかあったり，岩石が風
化され，ゴ戸ゴP緩がって､､る所をゴウgといい，強羅
だとか五郎岳などの各地になっていたりする。
余談になってし主ったが，地形はその風土の基盤であ
り，人￨冊生活の秘である。そこから生まれる地形の名称
には，な力'なか味わ1，のあるものが多い。
2．
変な地形
この変だな．という感じは，個人腱より，また同じ人
でも時によって変わっていく，別に何の興味も引かれな
かった地形でも，人によって，また時間がたつ1こつれ，
いろいろな疑問が湧き興味がでてくるものである。
,〔実例−1〕
「これは何んでしょう？」とし､うおなじみの側がある。
山地が急にとぎれて蕊形のくったりした部分，この変
実例−1地造り地域の一例
︽一
私逃たちが普段，就空写典をながめていると， ときど
き‘みなれな↓,礎わった地形にでくわすことがある。
何故，変だなと感じるのかは後にして，変な，だけど
なかなか興味を引かれる写真の数例を蓑ずあげたい。
た海触台が隆起してできたものである。
段丘面を刻む谷は，ほぼ平行に等間隔腱並び，谷の発
述の初期の概子をよく示して､､る･
難爽上郁は，少し方向の違った深し､谷がふえる。これ
は，地蛍の弱線に沿ってできたもので前の谷とは少し性
貿の典なるものである。前者のよう#こ，地形の傾斜に沿
ってできた谷を必従谷と呼び，後者のように地蔵の榊造
に渦ってできた谷を適従谷と呼夢。
・なところに目を向けたい。
このような谷は陸起して新らしくできた陸地が流水の
結紬から衝えば地迄り地区である。
洗堀によってできたものであるが，洗堀による侵蝕の他
新跡三紀の戸沢火災屑と呼ばれる砂岩や礫岩からなる
地域であり，上部の腿と左側の山地との境は断層でくぎ
に，化学的作用によって起こる溶蝕と呼ばれるタイプの
ものがある。
られてこれを境に下部に熟える久慈川に向かって淵動し
ている。地表砿の甑斜は約7度，年中綬慢な運動をして
､､る。この梯子はこの地区の微地形を観察することによ
石灰岩地域は，溶蝕をうけ，形の変わった特別な地形と
って淵動の方向や範囲をうかがい知ることができる。
なることがある。一散に川がなく，小規模の凹凸が多
〔実例−3〕石灰岩は弱酸性の水によって溶解するので
このような地迂り地は，航空写真上で，す承やかに適
い。窪地をドリーネ室たはウヴァーレと呼び，その底に
確に昭めることのできるものであり，似たような地形災
は地表水を吸いこむ穴がある。ドリーネの底には石灰岩
害である崩壊と共に航空写其が今後大いに利用される分
中の不溶解物質が堆漬し穴をかくしている。吸いこ象穴
野である。
から入った地表水は地下水となって流れ，地下の石灰岩
〔実例−2〕随分跡､ところに，平坦な地面が広がって
､､る･これは海岸段丘と呼ばれる地形でbもと海面下に
あり，波の侵蝕で平坦になったもの（海蝕台）が隆起し
てできた地形である。この段丘面が下部の小高い山に接
するあたりは旧海嫌紳であったのだろう。
このような段丘は一般に下部は埜懲岩石，上部は砂礫
眉からなっても､る。
この航空写典は，室戸岬の北方にある津呂付近の代表
的な海岸段丘で，土佐湾の周辺にはこの種の地形が数多
く翠られる。
また，津呂の築落があるところも，もと海面下にあっ
を溶かして澗穴を造っている。
石灰岩を侵蝕してできたこのような地形をカルスト地
形とい､､，この航空写真は，福岡県平尾台に翠られる典
型的なカルメト台地を示している。
〔実例−4〕雑然と並んだ尾根と谷
夕眼炭田の近くにある第三紀層の山地である。硬↓､岩
石が互閣し，ある傾斜をもっている場合,戦かい岩蒋が
先に侵蝕され谷となり，硬い岩石が山峡となって残る。
このような侵蝕のされかたを避択侵蝕と呼ぶ。したがっ
てこのような地域に熱られる水系ば，地層ののびる方向
を示す適従谷，地飼の傾斜に沿う必従谷，本流に対し逆
−−−8一一一
▲
〔977〉
i二流れる逆従谷など．
;皇分けられる。
このような地層の，
成層状態や分布の状
態が地形によって明．
隙に表現されている
地域はわが国の場
合， さほど多くばな
し,。そして，一見し
て地形上明瞭な差が
象られるのにもかか
わらず地質的な差が‘
な､､こともある。
垂
典例−2
従来の地表調査を、
点または線的な調査
とすれば，誠空写真
はこの上に面釣な調
海雅段丘
交を行なうことので
きる重要な道具であ
るc
（筆者・アジア航
測KK・西尾研究
室研究員）
実例−3
カルメ1，地形
堂
爽例−4
鮒三紀堆積岩の山地
−9−−−．
(978）
私の県では空中写真を
こう使っている
渡辺寛正
はじめに
の写真を使用して，林野庁が森林澗交のために零瓦利用
"500haの区域について森林調査を実施し，単写真を
の方針を定めた昭和24年に，はじめて森林地粥の図化
（地錬図作製）をしたのがばじまりで，その後森林澗壷
利用することにつL､ての研究を行な､､，さらに県では，
をはじめ，各種の事業計画や測迩等に使われるようにな
写真を使用して森林調査を行なって比較検討をした結
果’ 5千分の’引伸写真を施業図として利用する見透が
り，今では林業関係の承ならず，土木関係はもとより各
方面に亘って利用されるようになっているので，その概
要と，特に林柔関係で利用している綴過と現状を申し述
べて象たぃ｡
当年度編成地域の約2,000haにつ､､て1万分の，引伸
︽︾
23年に,当時米礪こよって搬影されたji万分の1(浅細
日林協の田ノ本講師を招いて講習会を県森連で"慨し，
知戯の普及を行ない，一方写真そのものの利用方毒こ新
目して林野庁， 日林協,本県の共同研究として，前案の
森林簿，施薬図をもとに5千分の，引伸写真を使用して
わが国における空中写真の利恥ま，たしか昭和4年頃
からばじまったと1剛いているが，本県におL,ては，昭和
たったため，昭和39年には5千分の1引伸写真による
森林調壷をすると同時に，施業図として全面的に使用す
ることとした。
このように空中写真を高度に利用する段階に至ったの
I.愛媛県における空中写真利用の経過
昭和23年当時米耶によって撮影された写典を利用し
て昭和24年に地貌図を作製し之腫よる森林澗査を実施
した。しかし空中写其そのものは写典の生命ともいえる
色調が悪く，写其上の地形，地物の細部の描写がほとん
ど鮮明でなかったことや，引伸写典の縮尺の関係が悪か
ったり，当時の写冥利用あるいは判胱技術の未熟さも加
わって，写其を利用した細かい森林澗強の段階までには
､､たらず,地魏図作製をしたにすぎない状態であった。
で再び日林協の田ノ本購師を招いて愛媛大学農学部で荊
習会を開催し，図解輻射線法，林相判読等の識習をうけ
さらに現地で実施指導をうけた。
なお林野庁， 日林協，本県の共同で5千分の，引仲写
真を使用する場合の撮影方法についての研究も併せて行
なってきた。
Ⅱ、森林計画における空中写真利用の現状
1．
森林調査と施業図としての利用
その後昭和33年雷で順次地貌図作製を行なって一応
地形の把握に努めてきたのである。ところがこの地魏図
は糖度が悪いので林野庁では昭和34年より新規撮影を
行なうこととなり，本県腱おいてもこの主旨に従って順
次撮影を行ない，精度の高い地形図の作成を行なって，
零糖度であり，林相界所有界も明確化でき，従来の森林
これによる森林調査を実施してきたので，各市町林各
成地域約73,000haの森林認査を行なうに当って，写真
蘇林組合等でも写真の利用腱ついてようやく関心を持つ
に至ったのである。また一方昭和35年には空中写真に
よる森林調迩の塞礎である林相判瀧を的確に実施するた
･めに，その基準となる判駝資料カードを収集溺整して判
読技術の向上を図ることに努力が注がれたのである。
次いで昭和37年iこは地魏図より輔産の高い地形図
（等高線図）を作ることが進められてきたので，各方面
でほこの図面を利用するようになり，ようやく空中写真
の真価が理解されてきたので1万分の1引伸写翼一部宛
と共に県事務所に配布し，森林驚源の把握，静及指導等
挺利用することとなった。
このように空中写其の利用が苦及されてきた機会を利
用して，昭和38年に健〃空中写真の“､方〃について
いろいろ研究した結果，写真上にその実態があますと
ころなく表現されており，しかも精度が全域にわたって
調迩の結果以上に精度の向上が期待できると考えられた
ので，昭和39年度は5千分の1引伸写真を使用して縞
そのものを施業図として使用することとしたのである。
この森林調査の結果はすでに今年度の森林計画発表大
会淀おいて発表したとおりであるがその概要は次のとお
りである。
(1)使用写真
使用写真は同一年度の5月撮影したものを使用した。
値）関迩方法
i)予業
ア．密蔚写真を立体視して前案の林透界（一部変更）
を記入し，これを5千分の1引伸写真に移写。
イ．大字籍，河川名，山岳名につL､て5万分の1地形
図より予め記入。
ウ国有林，官行造桃公有林，会社有林界の記入
−10−
▲
（979＞
ア．林相界蝿班
､､て劉溌員のM測判定や，拠実林分収礎表，あるいは林
職表をもとにして判定してL､たが， 5千分の1引伸写真
を利用して近似法による比較目測によって林相判読をし
イ．所有界捌恋
材栽を算定しようとするもので，ある適正な標準地の個
二林相界の記入（約90％可能）
ii)外埖
調調也域の森林に箱通した案内人（1∼2毛）によ
所を写翼上で選定し，各樹翻ごと，材裁判定の可鱈な齢
って，予業において記入したものについて不関瞭な個
所の熟棚足修正すると同時に,2齢級以下の植栽樹種，
級ごとに数個の林梱判就カードを作製し，各樹種毎に当
該カードと瓢似の林分を見つけ出し材涜測定をこころ詮
所有界の闘嘩を行なった。
たのであるが，なおこれにつも､ては検討の予地が多分に
なお，所有界と林相界とが合致するものが約75露
もあった。
1日の洲磁面職は．複雑な地形,林相のところで約
100hn, li馴なところで約2001)aが可能であった。
iii)内巣（慾理）
各林分の而馴の決定については多少疑問はあると考え
られるが，一応地形図および地魏図上にて林班面積を算
皇
出した。
なお字典上で見込まれた林班面積の差が15影以下の
もの朧林班単位で， 15鰯以上の場合または比高差の多L、
ところ，傾斜方向で戚差の生じる危険性がある林鉦につ
L,ては小斑(fJ511a)で案分比例によって面萩更正を行
なった。
③5千分の1引伸写廃を施業図として使用した結果の
得失について，
i)利点
ア．外梁澗正日数の短縮によって林業労務不足の節釣
ができ，しかも能率的である。
イ．繍度の商い側面が作製できる。
ウ．地紺愉示が正確で見稚しがなく，累積誤差が生じ
ない。
エ．将来の戒｣&鮒ならびに収融矛想，育林保育の指針
となり側別経営,11.画に利ﾊlでき愚。
オ地位の判定，林遭網の配臘等を客観的に知ること
ができる。
錘
力伐脈跡地，造林地が適確に把握できるので伐採造
林照在に利ﾊIできる。
Ⅲ、森林組合における空中写真利用の現状
最近空中聯爽の利用について，各市町村，各森林縫
合，個女の森林所宥者輔の関心も商まり，特に森林所有
者と頂接つながりのある森林紐合では，写真を利用して
撫林所狗鞘と直緒した辨業を行なおうとして､,る状況で
ある。そこで利川の股も進んでL,る1組合の状況は次の‘
とおりである鱈
喜多郡内子町の大瀬森林組合では早くから，空中写真
（密蔚焼，縮尺1/10,000, 1/5,000）を取り入れ，昭和
37年に地形図を作製すると同時に．螺真利用瞳よる次
のような刈雛を行なっている。
1． 造林予定地面秋の測量を図解輔射線法による交会
法によって測定して苗木の需給訓画をたてている。
2．
1万分の一の引仲寧爽と地形図を利用して，木材
の共販を行なうための索遭路線の位置を決定し，集運材
架線予定線の規換の想定（支間距離の押定）を行ない，
作業のむだをなくし労力の節約を行なってL､る画
なおこの方法についてはすでに林梨機械のSPで採用‘
し普及指源を行なっている。
3‘ 5千分の1引仲'が典を利ﾊ1して森林調査による地
番界，所打界，林相界を写典上に記入し，森林所有者の
経営に役立てて､､る。
これに刺激されて他の謀林組合でも順次その方向に近
づ↓､ており，空中寧寓利用は今や一大ブームとまでなっ．
て､､るo
むすび
以上愛媛県における空中辱典の利用状況につ､､て概要
ii)欠胤
ァ．糾葹地域が特に急峻な地域であったため，林班に
よっては主点位撒より梱当外側まで利用せざるをえな
を述べてぎたが，ごく一部の技術渚琴二よっての熟使わ
れてL,るに過ぎなかった空中堺真も，林業関係だけでな
、､粉合や． 2ゴースにわたって林避設定を行わねばな
らない秘合があり．非常に大きい誤差を生じる危険性
く、各方面で広く布効に活用されるようになった。また
ともすれば森林叶函におL,ても敬遠されがちであった市
があった。
町村，森林組合，あるいは側生の森林所有者等の間に，
結びつきができたことば喜ぱい､ことである。
イ．常に写典を見てL､るので鯉康を窪しやすく，特に
目1こつL､て催注意する必要がある。
ともかく愛媛肌においては，空中写真の利用による森
ウ．現地郷磁の溺合に持ち述ぴが不便である。
*1調交は今後も全面的に採用する方針であり，でぎうれ
(0今後検討すべき問瑚点
2．
あるので引統き考究中である。
ば今年度も．林野庁,
H林協，本県の共同による5千分
ァ側一年腫搬影であること
の1引仲fl/tXを使川した場合の而穣算定方法（偏歪修正
イ比獅雄によるズレのIⅢl出
ウ材硝の決定方法
方竣の研究を行ない，これを機会に諦習会を開↓､て．写
した邪真と現在似川している写真との比較検討）の調査
林相判暁カード作製
森林,測紺こおける材職の鮮定は，従来個火のﾎ紛1こつ
典の利川についての排及指導にのりだす考えである。
（縦職・鯉媛県林業課森林計画係長〕
−11−
(980）
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悲しい記録の巻
ならない。東京と何かにつけて対比される大阪は，新幹
健，ブラプラと歩↓･て↓､るよう腱熟えるのに，大阪では
といえるだろう。しかし東京の人間が，ただ何んとなし
︿︾
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畿豊晶舞写亨血飼剛や”・呂裁ご卒駒■湖室
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引響評郵罫誹到稗︲︲咽︲
−12−
f
＝
‐
琴篝
ほとんどの人間が，皆，眼の色を変えて歩し､るように見
えるのである。費葉を変えていえば，それだけ活笂があ
西尾元充
蕊
一
鐘辱竺﹄◆垂謬華子．壱嘩鰐や
線で髄か4時間と↓､う近い距離に縮まったものの．やは
り東京とは全然遮った体髄の街である。
街を歩いている人間の数は，東京の方がほるかに多し、
ひょうてい先生言行
稗皿
畔’
叉８１１■昌壱０４０も
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大阪と、､う街は，忙しそうなところのような気がして
航測あ・ら。かると・ ・・・・・・・・・・・・
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ず−ご…雪、垂労働毎雲…勺唖他ケー｡
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…
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塗2 グ之
良』:曇
鑑g耳j
(981）
は，何よりも強い力で見る人の心をとらえる。従って報
るとも、､えよう。
ひェうてい先生雑，大駁駅腱降り立つ度に，何時もこ
んな考えかたにとらわれるのである。昔から商人の町と
いわれるだけに，これは畏い閲の伝読かも知れないが，
とにかく駅の前の雑踏からして東京とは違った空気を肌
道関係に使われる批も馬鹿槌ならないのである。
丁度この日は，綴の選抜高佼野球の淵鞭の前日であっ
た。入場式の予行砿習の状況を膿影にきたヘリープター
オこ感じとるのである。
が，どうしたはず糸か墜落して，その直前lこ，カメラマ
ンが一足先に機体の外に放り出されたらしいのである。
朝のラッシュアワーと，昼の混雑が，それぞれの形で
終わって夕べを迎えて，軒並率に雄やかなネオンの色が
である。
織体は大破するし，この不巡なカメラマンも勿論即死
空から写真がとられる.k"こなって，今篭で多くの人
映える卿こなると,また一刺独得の活気が溢れてくる。
ひょうてい先生は，久し振りに大阪の土を蹄んだ。そ
して忙しかった一日のスケジュールをやっと消化したの
である。もうすっかり聯の季節を感じさせる風に吹かれ
律‘ながら，沢山の人火の群れの中の一人腱なって，鋪道の
上の流れの一部になった。
仕3¥から解放きれた時の扇の経さは，自然と足許にま
で変われてくるものである。元気に鋪逝を横切る流れの
盈が命を落した。
航空写真の技術が，現在のようにl:l覚ましい発逮をと
げるまでには，こうした噂い縦牲が払われたのである。
ある時は敵地の上空で機体と共に永遮に還らぬ場合もあ
り，ある時は熱#Wのジヘ'ソグルの中に猫え，または海の
底に沈んだ人もいる。
また平和な時でさえも，旧式な発行機の座席からふり
中から，ぴょんと歩遊に飛び上がった先生は，ふと眼の
落されて，機体に無念の爪跡を残した堂ま生命を散らし
前の夕刊売りの台に眼をつけ為と，ハツと立止まった。
新聞台漣プラ下げたザラ紙に催，繁太に醤かれた，お
たカメラマンもいる
世辞にも笈められない文字が蹴っていた。その汚い文字
を象ると，ひょうてい先生の足ばピタッと釘付けになっ
てしまったのである。
先生の商売は航空写真である。だから『ヘリ墜落』と
書かれたポスターの文字に立留まるのも無理のなも､話で
．ある。ポケットからつかみ出したバラ銭で，二趣類の
夕刊を買って，メタンドを離れながら夕刊を眺めた先生
！は，思わず小さな脚でアシと鷲き声をあげると，じっと
こうした幾つかの実例を，自分の周辺でi眺め，耳にし
てきたひょうてい先生にとって，この記事と写真は，た
だ珍らし､､ニュースとして受取ることはできなかった。
一眼をつむってシャッターをきった−という言葉は
本当こ違いない。この醜い機牲の写真は，それこそ100
年:こ1枚もとられるものではない。日本の航空写真の発
達のための尊い歴史の一駒である。
ひょうてい先生は，その夕刊を握りしめたまま空を仰
いだ。すでに嫌れかかった空は何事もなかったように美
しい色を散らしていた。
食､､入るように紙而をみつめた。
歩逆を歩く多くの人なの流れも，自励車の列も，また
ハウオーソと椎き_上る榔会の雑音も，一切が忽ち無縁のも
翌日，先生の乗った]liは，六甲から大阪に向けて走っ
ていた。巨大な甲子剛球粉の枇を通りかかると，中年の
，のとなって，ただひょうて､､先生一人だけの世界になっ
運転手は，あそこに昨uヘリコプターが落ちましてね−
と話しかけてきた。それをllllいた先生は，車をとめて，
窓硝子を下すと．丁聯に頭を下げて，口の中でナムァミ
てしまった。もはやひ1うてい先生にとっては，世間の
一切のものから切り離されてしまった無の世界にいるの
と同じであった。なんの物音もIN1えず，ただ眼に入るも
のは，大きく印刷された第一面の写真であった。
ひょうてい先生の心をとらえた写其は．ヘリープター
から墜落しているカメラマンの婆をとらえた無惨な写真
であった。
その写真には，地上にいたカメラマンが思わず眼をつ
、ぶってシャツ少一をきったと税明してあった。まさに墜
ダプと唱えた。
飛行機が燃え，一人の人IIIIが矢のように落ちて尊い生
命を失った場所は，2“側経ったいまてば蔽何の変わる
こともなく車が走り無関心な人間の婆があった。
一人の生命催地球より皿､と雛かがいった。その生命
が，紘空写真をとるために失われたのである。
ひょうてい先生は邸を走らせながら再び心の中で唾い
た。
落事故の決定的瞬INIである。
航空写真というものが，般近いろんな面に非浦に多く
使われている。特に空から聯した写真の持って1,る迫力
−これも航空写典の悲しい歴史の一つである−−．
（誰新・アジア航測K.K主任研究員）
−13−
(982〕
函００，●■●●■■
写真地質
の
ィルムはコダックのSuperXX航空写真フィルムである
(その10）
な
日本でふつう使つれて､､るモノク厚の航空写瓦、のブ
が，この解像力はコントラス'､が’；’000の場合で’
●ＩＩＩＩ４ｑ■ｑ■■■■■血０８ｇｌＵ申今年ロー■■●ロロ●︽■■Ⅱ■
ＢｇＯ−ｇ●■の■■■・■●●■■■■巳Ｃ●ｅ■自巳
は
c)フィルムの解像力
し
武田裕幸
4−
mm輻を80区分の線室で解像され￨, 1.26: 1のコソ1'
ラストで15区分まで解像しうる。つまりコソ1.ラス1．
の動､もの障ど解像力がよも､わけであるが，険影の部分
を判読する必要があるのでコントラストは少な､､方がよ
い。ふつうは100∼300？1くらいの＝ソ1､ラストであ
るが，1000：1のコントラストとしても0.013mmが解
像の限界である。菫たフィルムの面が平面でないことか
らくる位置のズレは最大0.02mmであるが，これは位
12．航空写真判読の限度
最近，いろいろな人から，航空写爽判雛によって地質
図が簡単にできるそうだが，どのようにして作るのか。
重た地質凋査に航空写翼判蹄がどのくらい役に立つのか
と、､った賀間を受ける。たしかに写翼地硬が過分に寛伝
されてし､る向きもあるので，現時点における螺翼地質の
限度といったものについての私どもの考えをのべたい
と思う。
置のズレで解像には関係はない。
d)航空機のスピードによる像のズレ
航空機のスピードはエア戸コマソダーで’80マイル′
時，セスナで120マイル僻であり，カメラのシャッタ
ヘー
ースピードは500分の1秒から1000分の1秒である。
エアロコマソダーからシャッタースピード1000分の1
秒で航空写真を撮ったとしても地上のMF物が約7.2cm
動↓､て､､るわけである。
まず航空写翼により地上の､”を判腕する勘合，どの
くらいの大きさの粒子まで､ l1胱しうるかということを検
討して熟たい。航空堺典を判跡するための解像の要素と
して人ⅢIの眼の解像力，カメラ（レンズ）の解像力．フ
以上をグラフに表わすと第34図のようになる。鮒34
図では縦軸を解像しうる地上の距離とし，枇軸を航空写
ィルムベースの解像力，航空機のスピードによる像のズ
ったり図化機を使ったりするわけであり，また写爽のな
るべく中心部を使うが周辺部を使う場合もある。いま．
ここでは反射実体鏡を使ってモノクロ雰真を糸るとする
レなどがあり，現在次のような限度をもっている。
a)人間の眼の解像力
人間の眼は一般に明視距離（約30cn')で0.1mmの
ものまで解像しうるとされている。
b)カメラ（レンズ）の解像力
真の縮尺とした。
われわれが航空写爽を判読する場合，肉眼実体祝によ
とこの表の中央の太い線が限度となる。すなわちこの線
より大き↓､ものが判読されうるわけであ遥厘
13．写真判読が地質調査に関与する割合
カメラ（レンズ）の解像力ばツァイス製のPleogon
(f=153mm)で1mmの帆のものを航空邪爽の中心部
で33区分，周辺部で13区分された線まで解像するこ
とができる。つまり中心部では0.03mm,周辺識では
0.077mmの柵のものまで象ることができるわけである。
〔第33図）
舞置"も
武どもが地質図を作成するため地蟹調充を行なう鰯
合，現地調査と内梁との比率は擬ね1：2でこれは時間
だけでなく払われるべき地質学の素義，能力も慨ねこの
位の比率と考えられている。紋空写真判競はこのうち現
地調査の一部に当るわけである。現地調査で観察すべき
事項は調査されるべき地質状況により異なるが，規模か
ら染ると次の4に分けられる復
浄白
a)地質状況を大観して．大きな断圃，節理，破砕帯，
地屑の累重状況，大きく染た岩欄区分等を把握するため・
鋸
10m∼100m単位で地質を観察する。
JC
b)地層の累重状況，岩相区分，節理の状況を把掘す･る
ため1m∼10mの単位で観察する。
、何
画苧
c)さらに細かな地層の状況，堆讃状況，岩質，側目，
肉
1
ケ
1口
微謡曲等の把握のたあ10cm∼100cmの単位で観察す
1
幻
0・
'｡
ぷ･
』ﾉ･
錨33図
Jr0
“｡
唾，
る｡
d)地隅の節理，鉱物の配列，微柵造等を把握するため.
1Ocm以下のものを観察す為
一M−
ロ
‐
（983）
た図である。これは現地にお
いて航空邪爽（2万5千分の
1）と実物を対照して象て航
皇｡§
“
空写瑛の色脚(Tone)と色調
牌造(Tonal texture)をき
め，航空雰典判識こより作成
150
8具
したものである。2万5千分
の1の航空写真でば1m以下
の礫を見分けること確実際に
100
4耳
は非常に困錐で2∼3mくら
）
50
＄乳
いが限庇であった。
したがって現段階では比較
的広い地域の淡閣地髄とか地
蕊選手没詮︶
汰壷鷺今８︽鱈趣
汚膝ｏ８争日︽農︾
浜琶ｇ今必葛起
蕊２穿即鰯己
戸︾︷孟過母
管涛§
輻↑か
一
．
鷺概齢こ使われるのが股も適
してL,るように考えられる。
もちろん以上はモノクロ写
典の棚合であって， カラー塀
鋪34凶解像しうる地上の距離
典とか赤外カラー零瓦による
判説の研究が進むならば，こ
以上が規悦別にした野外I側炎の仕小であるが，このう
ち紘空写典判魏が使えるものば鮒34図でも肌らかなよ
ろう。土簸と地質との関係，植生と
の限りではな↓,であろう。土簸と地質との関係，植生と
うに解像力から､､ってa)およびb)である。細>および
地質との関係などから内蕨される質の1Ⅲ胆も写寓が猟し
出していることを説みとらｵ食ぱならない。このような研
b)も航空写真で何もかもわかるわけではなく現地で確
究が進むのを切に願っている者の1人であるが, 11149
かめなければなら鞄が動辿こ航空写爽で判読したため現
号で中野尊正教授が醤かｵしているよう腱行政とも営利と
も無関係な判読の研究機関ができることを切望して止ま
地で観察されない断励とか大きな節理といったものが判
読されるのでここでば紐）およびb)は航空写真で判読
Lうると一応考えておこう。それにしても航空写真判読
ない。
筆者は地質家として地質の素養が必らずしも充分でな
L,人が航空写真判読の桑で地賀調壷することが一部にお
では現地作業の2分の1以下を代行しうるわけで内桑と
外業の比率2；1を考えると航空写真判談が地質調遼に
L,て横行しても､ることを饗虚してL､る酒であり，このこ
関与する割合は6分の1以下がある。したがって地質調
在をする秘合いかに就空写爽判晄の技術が優れていても
とが統空写莫判謎の発展を阻害こそすれ発展させるもの
ｌ ｈｈ
ではな､,と考えている。
（国際就業K.K，地蛍部理博）
皇地質そのものの素錐・能力とも､ったものが秀れて､､なけ
ればならぬわけで，少なくとも判説技術の5倍以上の地
質学の素餐・能力を必要とするのである。
第35図は航空写其判魏による河服の堆秋物を区分し
一■
ヘ
一一一二一C
祇池
こ
ご=敦
●
色
91
1，、
J
,
や
§{龍、
』､,崩爽
施火血
オ永池
〆①
向
＆＆＆
蹴鼎厳〃サ
へ
①戸
凶
．
し､画
イ
童
一つ恥︾︾ｑ︾
01
ダ
r1
8，
良鎌(AJKJ"呵狂幻乞典と“温泉
■
凡嚥(糸“留菰jfXj澤叫ﾑ“
芯狩』駅･』､縦(糸入ﾉ兵私心上2,k
.ibi鰯、
MIKi'
、
｡
一
一一ー
○
画一
謁お
第一
分しますが，鯛迩時点を決めておいて擬影時点との経年
数のズレを修正します。 （鋪3表参照）
森林調査
節2表主要樹靭一覧表
Ⅸ
*
カラマツ人工林，カラマツ
〃
ブナ
プ
ブナ天然生林，ブナ
〃
針,広，
滉涌林
’ 広葉樹天然生林．広葉樹
及上
の７
シ率
マ右
樗占
ク冠
は樹
字句一勺
いツ
しかも糀密に把握するため
に，どうしてもやらなければならない作業であるととも
に，航空写爽利用による材秋潤壷を実施する場合の鵬本
あ．”一
その森林の実態を正確に，
マ盗
本誌No.45で一寸ふれたように，この林相判醗は．
必麹
アび一
カ
広紫樹
林相判読
以上一と−−−−−−−−
カラマツ
ＬｌＮ
森林判読（その3）
働認
7−平穏蒄藺蘓索 汚認
測量指導部
3．
相
*，スギ樹冠占右率75蕗以上
力天一
航空写真とＬ
(984）
〃
鑛噌燕燃礎樹の混交林，針の
へ
注この樹諏区分は，その認査対象林分iこ最も適正す
るように韮期を定めるものとする。
齢級以下（20年生以下）
∼8齢級（21∼40年生）
ろの同一級と考えた林分の変動が一番少なくなる雑準に
より区分けしなければなりません。
｜
I
動蛾姥
’
階
号Ｊ７７
級
一示
齢
記
４５９
この林相判読を実施する秘合の分類諜準はその材積鯛
査が如何なる方法をとるにしても，分頚区分けしたとこ
表ＹＭＯ
鮒3表
的事項であり蓑す。
齢級以下（41年生以上）
なお写真上に区画された一つ一つの林相区分は，経
営，管理面に有力な惜報を提供してくれるものであるこ
C.樹商
樹謝階は，上嗣木の平均樹商によって区分しますが，
とを承知して下さい。
すなわち航空写真は一つの台娯であるとともにノート
であるからです。
(1)林相判銃の韮準
林相判読の基準は， し､ろいろ論離されてL,輩すが，い
ま材萩の変動も少なく，その他の情報も的確に示してく
この際1モデルで，数個所の樹高階の異なる林分を遷定
し．視益測定枠かあるいは，樹高測定板（本誌No. 419
参照）により測定し，この値を参考にして．比較目測に
より樹簡階を測定します。 （鮒4表参照）
鋪4表
れるものとして．下記基準によることが多いようです。
高
階
0∼5m
6∼10m
を遮れて決めるのがよL､と恩l､ます･
11∼15m
a・主要樹諏
16∼20m
同一樹秘の疎密度（航空写真上から判制可能なもの
21m以上
は，その樹冠の閉鎖度であります）が，全休の75％以
上を占めるものを‘その樹種の純林とし，その他を混交
林とします。
｜
表示記号
０蛙﹄のＣＯ剤ＲＦ
Ｈ９Ｈ
ＨＨＨ
樹
この基準は， さらに検討し， こういう材秋洲迩のとき
は， こう，､う韮準という工合に，研究面と実際面の維触
d・疎幡度
疎密庇は樹冠閉釧度としてこれを裟現しますが，これ
樹種判読の際には，航空写典判胱磁料カード並びに既
往の資料を極力利用しなければなりません。
は判拙スケール中の疎密庇測定板を使用し比較測定しま
す。
また判説実施の前に，現地賄迩をしますと判就が容易
に，しかも鞘度筒く行なえますが，後述の現地チヱック
（鮒5淡参照）
e.注瀞1噸
この上記の雅準は，現在林野関係で競も多く使用され
の作業がありますのでこの踏査は省略にもJ:↓､と考えま
て､､る判眺磁料カードの作成避単腱準じたものでありま
す。
す。
（第2表参照）
b.齢級
すなわち林相判銃の韮準となるものは，この判説資料
齢級階は，既往の資料（森林調交繩）を誰準として区
カードでありますので，森林潤喪の際の分顛裁準もこれ
−16−
‐
(985）
』
報
潅騒雛醗
Ｆ匿
、べ寒
〃
馳鯲〃
‐
号,、タ己
』
雲霧
壌
農
蕊蕊鍍
7
識蟹
二
ゴ
■｡
一
塁
鐸
癒
ひ会．
蕊蕊
鍔寮
識謙簿
。＝
ジ
q
訓輔
乱
℃
謡
軸宙
み
U
贋.蕗．’
一生P･琵弓
イ,］
震可
5＝．
割
減抱
2蕊諜
今㎡・率醒鴎壗
全ﾛ．
､トコ
けも
和
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■
p
綴
−コ
仔
維匙、傘
､歩
’
夕
渉︲
全
1灘
二
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4
蕊
蕊
鑓
李詞
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▲
へ＝
ユ
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Ｊ
ず誼
ゴゾ。
・
狸密封
蕊蕊
霊
､
■
惑議‘，
咄
◆
届
總。
,戸
兇、
蟻鵜
園
疎（11∼4lO%)
中（41∼70％）
密（71％以上）
’
獅厩イロハ’一
散（10％以下）
∼
ー垂
判説写真の1例
とするのが，その林分の状態を把握するのにも，爾後の
材積調査を円滑に進めるのにも適当した大きさと恩､､ま
鮒5識
M1
》除
ず。
但し齢級附Yの進準の場合，
蝋(70鰯以 ド）ロ′
密（71％以上）二′
国有林においては,普通肢小11'''<但し林相が藩しく
異なる場合は, 1ha以下でもこれを細分する)競大5ha
としており蓑す。
とする。
b.除地
伐採跡地，河川数，滋路，肋壊地・岩石地，征生地等
によるのが一番よい方法と思います。
'②林梱区分の塞準
a.林相区分の大きさ
の除地は，可能な限り細分し例示します。
C.写真上への表示
上記の艦準により林相区幽線を写真上に記入するわけ
‐
蕊
"l
塊32図
疎密度階
罫品
ア妬
ですが，この際林相区画はどの位いの大きさが適当であ
るかということは，その剥正の目的が国有林における経
営計画の腿礎擬料（森林洲迩博の岻礎礎料）を調査する
のか，あるいは民布林における森林計画の避礎資料調査
なのかによって， 自ずから典なってきますので，その目
的を充分連するように区分すればよいわけであります。
この林相1璽画線の肥入1]は，丸ペソにより行な1,霞す
､ので，写典上5mm×5mmの大きさは，容易に記入で
きます。すなわち縮尺1/10,000の写典を使用する場合
では,50mX5()m=0.251111,縮尺1/5,000の写其を使
用すあ掛合は, 25m×25m=0.0625haとなります。
民*『林における森林洲疵の際，林柵が非常に細分化さ
れているとか，所布潜界が襖雑且つその面俄が小さい場
合には，縮尺1/510㈹写真を便川し実施するのがよいと
恩し､まず。そして，
区画の鹸小jii位はこの0.0625haとし，股火3∼511a
写爽上に判読記入された林相区分の区画ごとに前述の
表示記号をもって明示すると， ともに小班（小班区函が
誤りのない場合）ごとに一連番号を付して難理し鳶す。
この番号催，もし，従前の小班区画が適当でなかったと
きば整理統合して小班となるわけです。
例スHIO=
主要樹秘，スギ卜上眉木の平均樹高16∼20m;
9齢級以上；樹冠疎密腱，密（71％以上）
4．
現地胤検
写真上に判胱記入された林棚区分の呪地検討を行ない
ます。判読作巣の際に疑llllを生じた郁分だけ点険してく
ればよL,わけです。
5．林相判瀧与其
この判説写真（第32図参照）の1例は，サソプルと
してはあまりよくあり室せんが， ’11−小班として取扱っ
ている林分でもこれだけ細分化される〈鮭営の面からは
別で‐すが）と↓､うことの例です。
−17−
(98③
ら，ご報借したいと考え篭す。
それから要質卿噸としまして， 「森林航測」46号Pユ8
一画
｢写真判統に強くなる」で練習川写真節1図が出ており，
この練習は狐類が多くてわれわれ繁人の練糾'履貰には大
変手頃のものだと考えまずが，残念なことに大変聯典が
悪く、立体鏡でのぞ↓･ても確認できないものが多いので
すが，このようなものば紙賀を班える嫌の方法で，本当
『
一戸一
読者のお便り
にこれをのぞいて練習ができるようなものにご考応願え
航空写真の面白さ
ないでしょうか，主たこのような練習の中に，林適予定
路線の傾斜角が，何％かを大体判胱練習できるような写
鳥居連蔵
真をご掲戦願えれば，大変幸し､と存じます。
「森林航測」とL,う研究誌が，時を机の上に配られて
くるのを，ろくろく見もしないで，逆1,世界のような気
航空写其が，こんなにも応用範朋が広くて役に立ち，
持で取扱っていた私でしたが，昨年12月，林業識習所
で航空写真の研修を受けて以来，大変興味を持つように
面白いものかと，その魅力にとりつかれつつ，蹄先生の
ご鰹勝を心から祈念し，またわれわれアマチュア航空写
なり，早速帰るなり机の中の「森林航測」綴を引っぱり
出して読承始めたものです。すると今迄訳の判らぬ図や
ら写瓦が，皆面郎､記本であったことに気づいて，夢中
其測賦を志す者のために菰冬ご指導なお願､､して．ペソハ
をおきます。
（繁煮・前橋燭林脇土木郡）
で読みふけりました。
1月には屠蘇気分が抜けな､､うちに，土木係長に対す
る航空写真の研修読師を仰せつかり．その準術に正月も
返上という忙しさでした。その折り，教習貰料に｢地す
べり破砕帯」の航空写真が無いものか，と幡内の密静写
真を見つけてい主した派あった，あった，次雄と驚く
程著明なものが4枚見つかり．鬼の首でも取ったような
嬉しさを感じました。その写真は
「シオパラ，山一229（シオヤ)C13
-26．ナミニ，山-248（アブクマ）
C5-17． トキワ．山-2$!8(アプク
時
升
升
’
これは何でしょう？No． 13−2
マ)C1-5｡NASUDAKE, 111-98,
C9です含」
研修陣日程も少なかったので実習
に亜点をおも､てどうにか終了し重し
ー
たが，林業講習所で教わったことを
じっくり復習することができて，承
自身大変勉強になり．判らないこと
など中曾援先生腱再びお教え頂いた
りした訳です。
最近たまた蓑延長2km程の林道
新設予定路錬につL､て，航空写爽で
検討した所，今迄予定されて､,た路
線よりも有利な箇所を発見して，今
回現地で挨討することになり蓑し
た。
取敢えず写爽から，平面図と縦断
図を作って見ましたが，これが現地
思い出だけが通り過ぎてゆくという，シン
シソと雪のふる夜，フト通りがかりに糸た小
さな丘の上の家，幻想的なそのシーンは，い
までも渡の胸にこびりついてL,ます。
とどの程度適合するか興味を持って
おります，何れ結果が判りました
−18−
（987＞
くうつっています。
1．の公式は写其上の位魔と同じ秘所の地上点間の距離
実測できれば満たされます。2．の公式では誰i峨面の海抜
高がわかれば計算することができます。3．の公式は信類
一﹂
真判
るし，推率面より低い谷庇におりれば写真はもっと小さ
Ｉ
写
8
読る
森林航 測講座・その
強くな
することができる良い地形図があれば可能となります。
地図を使う方法
良い地図が，いつも入手できるとはL､えませんが，今
前問で用いた同じ地域と写其を材料lこして綾も簡単な館
中島
巌
3の場合から始めて象ましよう。
1．
練習の8
合の方法は「その6」に記職この頂では鋪17図の凡
写真縮尺の知り方
例図に記入ししてある)。
地図では縮尺1/20,000, 1/5,000といったように,縮
尺がはっきり示されて1，龍す。そして全図面が同一の縮
昼
尺で表わきれてい寵す｡空中写喫では鮒尺は約1/23,000
とか約1/25,000とか，おおよその数字で呼ばれます。
それは空中を飛びながら浮真を撮るとときに，航空機は
地図のように区切りのよい縮尺の写爽ができるような糖
密な関係高度を保って飛行することは，実際上ありえな
､､ことが第一です。次には写其の像は絵画でいえば遠近
画ですからカメラに近し､ものは大きく，遠いものは小さ
くうつっています。そのために地表が完全に平らでなL、
隈りば，写真の縮尺は墹所溺所で全部が異なる鱈こなり
ます。前記のおおよその数値は，いわばその写真の代表
の値で，大ていの場合は主点附近の満さの地表面を基準
にしたときの概略縮尺です。そしてこの高さの地表面を
一般にその写真の韮準而といいます。
シャッターを切ったときにカメラが正しく地表に垂直
に向かって､､なければ，それも写其の縮尺が全面で均一
にならない原因になりますが，これは偏盃修正と､､うア
鼻
プリ焼付の操作でああ秘庇なおせますので． ここでは一
まず考えないでおきましエう･
さて写真を使って仕恥なするには概略の代表縮尺では
困ります。必要な位慨の正し､､縮尺を知らればなりませ
ん。また地表の商低の変化で．どのくらbの影響が縮尺
の上にあらわれるのかを知っておくことも必要です。
では写冥の錐準而での縮尺は何で求められるのでし上
う？それには次ぎの3つの公式が使われます，
針穴の光りを拡大レンズ付のスケールで測り寵す。
3． 公式を使って韮地面上の締尺を出します（分母の
数は100単位に丸めます)。
〔備執この例では右写爽の主黙は鋪16図の左写其
に表われて､､寵せんので，測れる離線の長さは右
写其の基線長です。それら計算される縮尺ば左写
典の主点位陞の商さを韮準にして､､叢す。
4．写真_上でも，また地図上でも位匠が決定できる位
置をえらび，その点を刺針し主す。それそれ海抜高を地
図と立体像から推定しましょう。
5．
2点間の長さを地図と写典上で測りその縮尺を計
算し蓑す。例題について次の窪に記入して下さい。
点番号
1∼2
3∼4
4∼5
鯉｜
'0 ''−−」
6．
」
この結果から山頂部分と谷底部分ではどのぐらい
縮尺がちがうかを知って下さい。
2の公式では，縮尺を求めようとする位蹴での紘空磯
までの高さ，つまり対地樋影澗度がわかりますとその位
，. -燕識繊騒-÷
置での縮尺が求められます。写爽のわく外には｡海抜商
0からの撮影高庇の記録がうつしこまれていますので，
１ｓ
3−
2．基準線（写興韮線）の畏さを写爽上と地図上で
0.1mm雌位で銃む，印刷した凡例ではなかなかむずか
しいですが，実際にはライ1'テーブルで刺針した写真の
O飛行高度を使う方法
』. -緩辮愚--&
地図を利用できる時には，
左右写莫の主点位価を地図上におとす（実際の場
もし良い地図源あれば大略の対地侃影商は知ることがで
きます。
この縮尺は，平坦な土地では写真像の上で広く適用す
ることかできますが山厩地ではそうはいかず，韮準面よ
り高､､ところではそれより大きい縮尺の像がうつって､、
しかし前にものべましたが，常に良い地図があるとは
限りませんし，地図から認高を確実に知りうる点は限ら
れています。任意にえらばれる点の多くは等高線地図で
−19−
(988〕
亙臼達
ユ
1
蒜
∼
駁
ぷ
飛
を三三
、
〆
彰至
）
三、！∼
∼
ー
ン
師
、
一
腸禽ざ、
〆
／
'1）
giZ
〃8
ノ
I
逃
W
八、
−20−
ﾐ刺
へ
重觜慧
○ｍ
、つい
参
傭
夕
＝
曇
（989）
もその等高線を侭じてそれから推定するにすぎません。
等しくはなりません。その差は視謹錐といわれて商さの
輩た写典にうつされている擬影高庇の肥録もこまかく読
象取りにくL,こともあり，またそれが不安なときもあり
ます。そのような時には写爽上で正しく標高の求められ
る点をえらんでbそれから満庇を31･算することができ堂
す。そのような点に総水準点，三角点，図侠点などが使
ちが､,を表わす要素となります。
われきす。
前例で5点と6点がそれぞれ海抜商568mと640m
とわかっている点であったとします。5∼6点間の縮尺
ば前の方法で。
写真上の長さ761mm,地図上の長さ75.1mmから
縮尺1/19,710と知られます。
2の公式'/H-･&のうちf(Iｶﾒﾗの熊点距離)臓
1の方法
今A点とB点の間にAhの標高差があり, P,iとP歩
の差がApであったとしますと，その間にば
“-芯學扉Ap=-W-4p………(1)
とL､う関係があり震す。Hは扱影漁度です。
この式朧視差式と呼ばれ樹高測定などに使われます。
ここでbを右写真の上で測りますとHは左写真主点での
撮影満慶でb H篝鵲ILと変わら恥議す。
いまA点の標商がIMm, B点の穂商が11"mと知れ
て↓､たとしますとAh=(h』∼1'")で求められ，上式か
冬至
約210mmとわかっていますので， この式から5点と
6点との間の平均海抜商ほぼ600mでの撮影高度は
H=fxSすなわち19,710×0.021=4,140mすなわち
らHを求め為ことができます。
中等海水価からの飛行簡庇はほ僚4,140m+600m=
4,740mと見て大離はな1，でしょう。
とします。
埜線での撮影制砿は，もし地図上から左写翼の主点標
例題で計算しましょう。
同じく5点と6点の標高がn11例の通りに知られていた
①b=(p,p2')=615cnl
第6点の方が主点の標商に近いので， この点の視差蕊
簡が例題のように710mと胱確取れば, I/H=0.021/
を使って計算します。
(4,740-71の毒1/19,200と求められます。
②P=(pip2) 11.88cm
もし各測定位匿の擦謝が推定できるならば，各位隊で
次に第6点の左右写爽像の間隔を物指しで測りP'(を：
の縮尺朧実用上さしつかえのない数値で求めることがで
求めます。
きます。
③Pj1=5.62cm
例題の各点での縮尺を出して見て下さい。
④P-PJI…11.88cm-5,62cm=6.26cmが第6点の拠
O写真上の各点の視差を測る方法
差となります。
各点の標商を知りうる地図がなかった場合に腱，写真
上の立体韮線と主点の韮線長を測って求めることができ
ます。
⑤Ap-6.26cm-6.15cm=0.11cm
⑥Ah=640m-568m=72m
①⑤⑥を第1式に入れます。
ただし，この場合にも何点かの離準になる標高のわか
H=-z2j:dW'5-'',030m
った黙が必要です。
戸
_1 =_f_=
第18図のように写災を立体鏡の下に整健したとき，
P−P｣=b』をA点の視謹といL､左す。
S
ＩＦ
〆鼻I
H-
1
19,200
なお第6点とP2点との間の標商携は
“‐万里扉AI'--f'IMM-70.siw
州〃
釘
-
I
と求められます。
奇ｐ７↓戸哲
９
﹄・一．、
P2の標高は640m+708m=710.8m
2の方法
畠
一
または写真上の視差と搬彫澗嘆は逆比例しますので，
4
．■■Ｄ０釦ＲＩ
夕
L一一
8．
その間に健畏-号という関係があり震ず｡鋪‘職
〃夕
戸
の撮影高度H1は
H,=,6･梺借迦割,100mm
鋪18図
同梯にP−P"=b"はB点の視逹です。左写真の主点
Pgの視差にあたるものはPlと移写したP2点..P量'の
間の距離ですからJ bつまり写典上の基線長となりま
す。ここでb, b4, bBはこれが平坦な地表でない限り
すなわち左主点と第6点との標商差は，臆ぽ
4,100m-4,030m=70mと出すことができます。
各犬の方法を各点につし､て験染て下さい。
漂高の知られた埜準点の2点を使って，より正確に写
−21−
(990）
真上の各位瞳の撮影商度を出す方法については，樹高測
定の際に多く使われますので，その時に説明します。
坐ごｍ
長ｍ
の６乱５３２８２
上調理妬塑狐塑鯛
１
也
図
許含ｍ
長ｍ
の５０３３乱９心
真
上飢翠弱鍋担空凱
辱
号
点
平均海抜間
縮
尺
710m
1/19,200
470
1/20,300
510
1/20,100
1/20,000
2/19,400
540
660
1/19,000
1/19,500
740
１
珪２４５７９１
番一一一一一一一 １
Ｂ１３４６８０１
解答①
上記の方法はいずれも簡略式を使って概略のII I･卿:を行
なう方法です。
6.iO
(注）この凡例写真でば標高差1"mについて約1EOOの縮尺の礎化があることがわかる。
（筆者・林業隣験糊航測研究室長）
−−−へ
÷=巴∼一一一=、､一一−---字
一一一一
一∼
∼
−−
宏一
参
ー
○航空写真による傾斜の測定
名大
日本林学会
ルポルタージュ
艮嶋郁
山岳地幣での主点と測点位匠との餓斜が而祇測定に及
ぼす誤差を消去するため淀，面秋補正係数を算出する数
式を求めた。その締果微少面職の係数は主点より放射線
蕊
上に取った2点の尚さの搬影高をH1,腿とし，その錐
を』Hgとしたとき主点よりの距雄を魂lX2と腿けば，
（¥')鼠(Ⅲ-瀝擦可）
森林航測・編集室
で求められる。
O空中写真利用阿賀野川経営計画区賓源綱査についての
第76回林学会大会がようやくほころびそめた桜花の
2，3の検討
下に4月8，9日，東京大学で行なわれた。多くの研究
報告のなか画欽測に関するものは例年増加をしてきて
いる。そして新規な報告と共に，数年にわたる維綻の
研究が次第にその成果を実らせてきつつある傾向が見ら
れ，ようやく着実さを増して来た紘溜の歩承が強くなっ
新大
商田和彦
前機営林局，阿孤野川経営酬画区約7,00011aにおL、
て写真利用による2亜抽出測壷を実施した結果につ､､て
圃化韮準，材潰推定法，判読精度と経賀等の猯問題上の
検討を行なった。スギ，アカマツ，天然スギ，広莱樹の
各林分での判読による屑化効果の換討に合わせてこれを
てきた。
これら報告の主なものの要旨を紹介しよう。
5m", 10m棚での場合の比較，樹商の象の場合と樹
商と疎密度を要素として溺合．主たこれらの結果を用い
て2通抽出‘ 3亜抽出法を行なった場合の効果を比較し
○森林調査と経営計画
北見営林局下山晴平岡田好浩
た。
現在行なわれて↓､る標本調査による森林資源調在と鐸
営計画謁査との関連を餌らかにし，寅料の多目的利用を
図る方策についての検討を行なうため，森林調査方法の
結果的にいえば,判説に要する経澱が予想外に商い猫
合には，三五抽出法以外に臆写真利用の効果は上げ得な
し､ことが予想され，また悶別の判競の輔度の差が非常に
体系づけと利用目的を整理し，今後の方莱についての考
大きいことが問題となった。
察を行なった。
諾験的にいえ億，資源調査は，曇期にわたる操返しに
よって森林の基礎資料を整備すべきであり，生長鐘その
他経営計画における収穫規制を主とする資料については
固定漂準地の確立を図ることを要する。
震た調査測定の異体的方法についての討礒があった。
O航空写真による九州大学宮崎演習林の蓄稜推定(1)(2)
九大木梨嫌吉，長正逝
九大演習林中尾博美，石津一実
九州大学演習林における一連の写爽利用研究の一環と
して行なわれた，面蔽約3,0"haの天然生広葉樹林に
ワクー
一一
‐
（991）
があった〔例,山地荒虎推移の測定腱ついて鰄空写真
利用による）名大片岡須．竹田泰雄〕が，残念なが
ら報告時間が垂復寸るため，すべてを聞くことばできな
対する経営案綿成のための材積潤堂の撒告である。
主ず広葉例，スギ，ヒノキ林分につし､ては林分村職推
定式を，モミ，ツガbアカマツについては脱水材職式の
膀導を，主として樹冠要素より行なった。次いで，これ
らによる帯砿推定を判読値より求め，各林班ならびに全
かった。
体推定を行なったものである。天然広莱樹林での判銃方
終始熱心につづけられた報告と討縦には，なお今後解
明されねばならぬIIW脳が多く示され,一膳の航測の発展
法につ､､て，樹間階区分の有効性が秘められ，また判就
が期待された。
また，巻とはb、え肌蝶ぃ会賜に熱心に報告を￨剛かれる
娯錐の検討が行なわれた。
日林協顧問松川先生のお淡はこの上ない学究への導き
をわれわれに示されていた○
これらの他,界I州，防災関係でも多くのIMI述する報告
∼
ゴー竜
これが存在する樹孤が比較的統一されて､､て，しかも
その生育状態が朧ぼ一槻な寒帯林地域ではスペクトル分
布をもとにした研究が発巡し，あるいは二相色彩のスペ
少４，︲ゆロ▲
■
再ｂ矧戒
︽垂
申F
クト戸ゾナルフィルムが効果を上げているところです。
●も
奪鵬、
§ ず
よいでしェうか？
日本でも勿愉これらは研究が統けられてb､ますが，汎
実には一般に含まれている樹弧が大へん多く，また地形
の変化も多くて斉一な生77状態をとりませんので．同じ
写真内の同じ樹翻ですら濁所によって全く千差万別の色
を表わす複雑さ腱むずかしさがあります。しかし今後写
答
真腱よる林相区分をより詳しくする必要性が滴まれぱ，
編集室
第75問
林相判班lこ朧’どんなフィルムや，擬影季節の写真が
この分野での日本の研究も麺荊効果を発揮するでし袋
林相はその林分の樹種と混交状態樹悔や疎密庇の級
う°
の､らが､､で判定され，これらの林分ごとの錐をmjらかに
林相の判説と佃なの樹弧の判定とではちがった問題が
ありますが，現准搬影され，また使用される写真につい
ての林栢判説効果の比較を林業試験場で行なわれた例で
紹介しましょう。これは禰肪鼎下白河国有林について各
種フォルムで季節をかえて槻影した写真で試験されたも
ﾗ詞.写真が塾まい､のです。それはその写災が樹形の特
畏をどのように示しているか？また，樹孤ごとの色調
整をいかに喪わして1，るか？が大切です｡
前者は鮮明さに関係することが多く，縮尺や観察の方
今
一一一一
す。
9
冠
へ
わｵ乙方がこまかくなるにつれて一そうむずかしくなりま
1
疑
質疑100題
（中烏）
−∼
一
法もこれを左右します。後者は林相ごとの反射光の波長
と，それを画する部門，つまりフィルムや現像焼付の
方法が関係し，写真の色調感や牌成摸概の磯われが主な
のです。
蓑ずどの写其でも判定が不可能であった林相はありま
んでした。ですが内容には大麓がありました。次表を見
判定のもとになります。
いま縮尺や観察方
法をぽぼ同じとして
ソ
考えて見まし巽う･
ク
赤
宮
写箕の色澗による
2
のちがった秘蔑の色
アカマツ林梱
4
調の木がその地域に
あることはどの写真
カラ･寺ツ林相
S
広葉樹林相
8
計
26
でも容泌に求められ
ます。しかしそれが
何であるかを確定す
ることは写真上の蕊
評
価
III
可
可
−23−
’
良 ｜艮
｜ カラー
蕊￨篭￨《鳥￨鰯
４８４４８鍋
ヒノキ林棚
８２４８８釦
ずれの勘合でも多く
４４８８８認
。l
一︲
スギ林相
４４２４２妬
枢異なりますが，い
４４８４８躯
節やフィルムで非‘附
２４４８８邪
樹秘の変われ方は季
外
8
4
4
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4
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4
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1：
1 ：
￨1
4 1 8
7
＄2 ’4 32 1 36
良’
良
可 1輿｜
｜良｜優
(”2〕
てください。これは写真総尺をほぼ1/10,000に統一し
反射立体鈍で作梁をしたものです。そして林相の判定
を「非常に容易」「容易」「困嬢」「非術に困難」の4段
階に分け，それぞれに8, 4, 2, 1の数を仮りに与えて
わかりやすくしたものです。
結果を兇寵すと，股も良かったのは紅葉期のカラー写
爽で，つ､､で晩秋のパンクロと赤外です。何といっても
一番判定困雌だったのは晩夏のパンクロで，その群価は
晩秋のものやカラー写真の半分にも及び重せん。
なお赤外がパンク極より良いとは一概にいえないこと
もこれからよくわかります。
日林協発行
よりくわしくは林業試験場報告で発表されるでしょ
航測関係図書
う。
○森紳舷測質疑1伽魎
■
○図鋭空中写真測量と森林判胱
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’
へ、
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