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外国製同種製品の入手可能性の裁定の手順及び基準 - So-net

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外国製同種製品の入手可能性の裁定の手順及び基準 - So-net
PART 768
FOREIGN AVAILABILITY DETERMINATION PROCEDURES AND CRITERIA
外国製同種製品の入手可能性の裁定の手順及び基準
Sec.
Page
768.1
序文----------------------------------------------------------------------
1
768.2
本章で定められている外国製同種製品の入手可能性----------------------------
3
768.3
外国製同種製品の入手可能性の査定------------------------------------------
3
768.4
査定の開始----------------------------------------------------------------
4
768.5
外国製同種製品の入手可能性の申請及び技術諮問委員会の証明書の内容----------
4
768.6
基準----------------------------------------------------------------------
5
768.7
手続き--------------------------------------------------------------------
5
768.8
非規制国に関する迅速輸出許可手続きの適格性--------------------------------
8
768.9
外国製同種製品の入手可能性の拒否決定の上訴--------------------------------
9
768.10
それほど高性能でない品目の規制解除----------------------------------------
9
SUPPLEMENT NO.1 外国製同種製品の入手可能性の証拠
SUPPLEMENT NO.2 迅速輸出許可手続きが適格な品目
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§768 Foreign Availability Determination Procedures and Criteria
Page 1
Part768(第768章)-外国製同種製品の入手可能性の裁定の手順及び基準
§768.1 序文
本章において、輸出管理規則(EAR)というときは、15 CFR chapterⅦ、subchapter C をいう。
(a) 典拠
輸出管理法(EAA)§5(f)及び§5(h)に従って、輸出管理担当の商務省次官は、事務長官が外国製同種
製品の入手可能性を裁定するのに必要なすべてのエビデンスの収集及び分析に際し、産業安全保障局
(BIS)を指揮する。
(b) 適用範囲
本章は、品目が国家安全保障理由で規制される範囲に限って適用される。本章は、米国軍需品リストで
以前は規制されていたが、1996 年 11 月 15 日の大統領令 13026(61 FR 58767)に沿って、また同日付の
大統領覚書に従って商務省規制品リストに移管された暗号品目には適用されない(暗号品目は、外国製
同種製品の入手可能性に必須の審査手続きの対象にはしないものとする)。
(c) プログラムの種類
外国製同種製品の入手可能性について 2 つの一般的なプログラムがある:
(1) 規制国に対する外国製同種製品の入手可能性
このカテゴリーには、拒絶された輸出許可の査定(本章の§768.4(b)及び§768.7 参照)並びに規制
解除の査定(本章の§768.4(c)及び§768.7 参照)がある。
(2) 非規制国に対する外国製同種製品の入手可能性
このカテゴリーには、拒絶された輸出許可の査定、規制解除の査定及び迅速な輸出許可のための適格
性の評価(本章の§768.8 参照)がある。
(d) 定義
次に掲げるものは、この§768 で使用される用語の定義である:
申し立て
外国製同種製品の入手可能性の申請を参照のこと。
査定
提起された品目の外国製同種製品の入手可能性に関して、BIS が実施する証拠に基づいた分析であっ
て、査定基準、BIS が収集したデータ、並びに国防総省、国務省、その他の関連する省や機関、TAC
委員会及び産業界から提出されたデータ及び勧告に基づいて行われる。
査定基準
長官が外国製同種製品の入手可能性に関する裁定を行なうために査定されるべきところの、制定法に
よって制定された基準をいう。これには、実際に入手可能であること、米国以外を供給源とすること、
規制が無効になるほど充分な量であること、及び同等品質であることがある。(本章の§768.6 参照)。
実際に入手可能であること
ある品目が、ある国の中で生産されている場合、或いは第三国からその国により入手できる場合、当
該品目は当該国に対して実際に入手可能であるという。通常、品目は、その品目に対して米国と協力
して輸出規制を維持している国からの法的に有効な国家安全保障上の輸出許可又は同等の認可のも
とでのみ入手可能な場合、非規制国に対して実際に入手可能であるとはみなされない。
請求人
外国製同種製品の入手可能性の申請を行う当事者をいう(TAC を除く)。
同等品質
ある品目が、その品目に対して商務省規制品リスト(CCL)で指定される特性を有し、かつ、限定され
るものではないが、以下に掲げる特性を含む主要な特性が同等である場合、その品目は EAR のもとに
規制される品目と同等品質であるという:
(1) 機能;
(2) 技術的なアプローチ;
(3) 性能閾値;
(4) メンテナンス性及び耐用年数;並びに
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(5) 当該品目にかけられる規制の目的に関連するその他の属性。
規制国
アルバニア、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、カンボジア、キューバ、エ
ストニア、ジョージア、カザフスタン、キルギスタン、ラオス、ラトビア、リトアニア、モルドバ、
モンゴル、北朝鮮、ルーマニア、ロシア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキ
スタン、ベトナム及び中華人民共和国。
規制解除
EAR のもとでの輸出許可要求事項の解除をいう。
規制解除の査定
規制解除が認可されるか否かを裁定するために、1 か国以上の国に対する品目の外国製同種製品の入
手可能性についての査定をいう。この査定は、BIS が外国製同種製品の入手可能性の申請若しくは TAC
の証明書を受理した後、又は長官自身の主導により実施することができる。
拒絶された輸出許可の査定
BIS が輸出許可を拒絶したか或いは拒絶趣意書を発行した1つ以上の品目についての外国製同種製
品の入手可能性の、請求人による申し立ての結果として行われる外国製同種製品の入手可能性の査定
をいう。長官が外国製同種製品の入手可能性が実在すると裁定する場合、BIS の輸出許可承認は申し
立て書における品目、国及び量に限定される。
裁定
EAA の趣意の範囲において外国製同種製品の入手可能性が実在するかしないかを長官が決定するこ
とをいう。(本章の§768.7 参照)。
迅速な輸出許可手続きの適格性評価
ある品目が迅速な輸出許可手続きについて適格か否かを裁定するために BIS が開始する評価をいう。
(本章の§768.8 参照)。
迅速輸出許可手続き
迅速輸出許可手続きに基づき、BIS が制定法によって定めた期限内に、適格な品目の非規制国への輸
出許可申請書を審査し処理を行なう。輸出許可は、BIS が制定法によって定めた期限内に拒絶しない
限り、承認されたものとみなされる(本章の§768.8 参照)。
外国製同種製品の入手可能性の申請(FAS)
請求人が妥当な証拠による裏付けをもとに行ない、BIS に提出する外国製同種製品の入手可能性の申
し立てをいう。(本章の§768.5 参照)。
品目
貨物、ソフトウェア又は技術をいう。
非規制国に対して迅速輸出許可手続が適格な品目
§768 Supplement No. 2 で定められた品目は、迅速輸出許可手続きが適格である(本章の§768.8
参照)。
国家安全保障上の拒絶(NSO)
EAA のもとに裁定される品目の外国製同種製品の入手可能性にかかわらず、その品目に対して輸出規
制を維持する大統領の決定をいう。大統領の決定は、規制しなければ米国の国家安全保障に有害であ
ることが立証されるとする大統領の裁定に基づく。一旦大統領がその決定を行なった場合、大統領は、
外国製同種製品の入手可能性の供給国政府と、外国製同種製品の入手可能性を排除するため、積極的
に交渉を遂行しなければならない。
(本章の§768.7 参照)。
非規制国
本節で規制国として定義されていない国をいう。
米国以外の供給源/外国の供給源
米国の管轄圏外に居住する者をいう(EAR§772 で定義されている)。
妥当な証拠
信用できる関連情報をいう。
信頼できる証拠
信用でき、信頼できる関連情報をいう。
長官
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本章で使用されるとき、長官は商務省長官又は商務省長官により指名された者をいう。
類似品質
ある品目が、主要な特性(限定されるものではないが、以下に掲げる特性を含む)が、EAR のもとに
規制される品目と実質的に同等である場合、その品目は EAR のもとに規制される品目と類似品質であ
るという:
(1) 機能;
(2) 技術的なアプローチ;
(3) 性能閾値;
(4) メンテナンス性及び耐用年数;並びに
(5) 当該品目にかけられる規制の目的に関連するその他の属性。
充分な量
米国の輸出規制、又は疑義のある輸出許可の拒絶が、その目的の達成において無効になるほどの品目
の量をいう。規制国に対しては、その品目の当該国への米国の輸出が、当該国の軍事力に重大な貢献
をさせないように、当該国の軍事的ニーズを満たす量をいう。
技術諮問委員会(TAC)
EAA の§5(h)のもとに創設された委員会であって、商務省長官、国防総省長官及び大統領が規制品目
の特定地域に関連する輸出規制事項について EAA に基づく権限を委任した米国政府のその他の省、機
関又は職員に助言及び援助を行なう。
TAC 証明書
TAC が BIS に提出する妥当な証拠で裏付けられたステートメントであって、FAS と同様に、TAC の技
術的な専門判断領域に属する品目について規制国に対して外国製同種製品の入手可能性が実在する
ことを文書で証明したもの。
§768.2 本章で定められている外国製同種製品の入手可能性
(a) 外国製同種製品の入手可能性
ある品目が米国の国家安全保障による輸出規制の対象となる品目と品質において同等であって、かつ、
当該品目の米国の輸出規制又は輸出許可を拒絶することが無効になるほどの充分な量において、米国以
外の供給国から当該国に対して実際に入手可能であると長官が裁定した場合、外国製同種製品の入手可
能性は実在する。規制国については、当該規制の維持又は特定の輸出許可の拒絶をしても、米国の国家
安全保障にとって有害な規制国又は国家連合の軍事力に重大な貢献をする品目の入手可能性を制限す
ることにならない場合、当該規制又は拒絶は、"無効"である(EAA の§5(a)及び§3(2)(A)参照)。
(b) 外国製同種製品の入手可能性の種類
外国製同種製品の入手可能性には2つの種類がある:
(1) 規制国に対する外国製同種製品の入手可能性;及び
(2) 非規制国に対する外国製同種製品の入手可能性。
本節の(b)項の注釈:外国製同種製品の入手可能性の査定手続きの詳細な説明については本章の§
768.7 を、外国製同種製品の入手可能性の裁定において用いられる基準については本章の§768.6 を参
照のこと。
§768.3 外国製同種製品の入手可能性の査定
(a) 外国製同種製品の入手可能性の査定
外国製同種製品の入手可能性の査定は、請求人より提出されたデータ、BIS が収集したデータ並びに国
防総省、国務省及びその他の関連する省や機関、TAC 委員会及び産業界から提出されたデータ及び勧告
に基づいて、査定基準に従って、提起された品目の外国製同種製品の入手可能性を査定するために、BIS
が実施する証拠に基づいた分析をいう。BIS は、提示された品目に外国製同種製品の入手可能性が実在
するか否かについての長官への勧告書を作成する際に、その分析結果を使用する。外国製同種製品の入
手可能性が実在すると長官が裁定する場合、大統領が国家安全保障上の拒絶を行使しない限り、長官は、
当該品目を国家安全保障上の理由により規制を解除するか、或いは輸出許可を拒絶する外交政策上の理
由がない場合、当該輸出許可を承認する(本章の§768.7 参照)。外交政策上の規制の有効性に基づく当
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該裁定の効力については、本章とは無関係に考慮されるものとする。
(b) 査定の種類
外国製同種製品の入手可能性の査定には2つの種類がある:
(1) 拒絶された輸出許可の査定;及び
(2) 規制解除の査定。
(c) 迅速輸出許可手続き
迅速輸出許可手続きのための品目の適格性評価については、本章の§768.8 を参照のこと。
§768.4 査定の開始
(a) 査定の要求
査定を開始するために、各請求人又は TAC は、FAS 又は TAC 証明書を BIS に提出しなければならない。
TAC は、規制国向けに限り外国製同種製品の入手可能性を証明する権限が与えられている。請求人は、
規制国又は非規制国のいずれにも外国製同種製品の入手可能性を申し立てることができる。
(b) 拒絶された輸出許可の査定
輸出許可申請書を BIS が拒絶した請求人又は BIS が国家安全保障上の根拠により拒絶する趣意書を発行
した請求人は、当該輸出許可の拒絶後 90 日以内に外国製同種製品の入手可能性の申請(FAS)を提出する
ことにより、拒絶された輸出許可の査定を BIS が開始することを要求することができる。その申請の一
部として、請求人は指定された輸出許可申請書が外国製同種製品の入手可能性の根拠に基づいて承認さ
れることを要求しなければならない。証拠書類は、輸出許可申請書に記載された特定の輸出及び申し立
てられた同等品目に関するものでなければならない。外国製同種製品の入手可能性が認められた場合、
長官は申請書にリストされた特定の品目、国及び量について輸出許可を承認する。しかし、拒絶された
輸出許可のこの査定手続きは、1国に対し段々に供給することにより、まとめると1つの品目の充分な
量となる総量によって、結果として1つの品目に対する米国の輸出規制を解除することを意図していな
い。長官は、そのような輸出許可の承認自体が、その目的の達成において米国の輸出規制を無効にする
ことになる場合、外国製同種製品の入手可能性を根拠として、拒絶された輸出許可を承認することはな
い。肯定的な裁定の場合、長官は規制解除の査定が正当化されるかどうかを決定する。その場合、次に
BIS は規制解除の査定を開始する。
(c) 規制解除の査定
(1) 請求人は、いつでも、いずれかの国又は国々に対する外国製同種製品の入手可能性を申立てる FAS
を、BIS に提出することにより、BIS が規制解除の査定を開始することを要求することができる。
(2) TAC は、いつでも、TAC の技術的な専門判断領域に属する品目について規制国に対する外国製同種
製品の入手可能性がある旨の TAC 証明書を BIS に提出することにより、BIS が規制解除の査定を開始
することを要求することができる。
(3) 長官は、自身の主導において、規制解除の査定を開始することができる。
(d) BIS の郵送先
すべての外国製同種製品の入手可能性の申請及び TAC 証明書は、以下の宛先に提出しなければならない:
Department of Commerce、Bureau of Industry and Security(商務省、産業安全保障局)
Room H-1093、14th Street and Pennsylvania Avenue, NW Room 3877 Washington, DC 20230
§768.5 外国製同種製品の入手可能性の申請及び技術諮問委員会の証明書の内容
(a) すべての外国製同種製品の入手可能性の申請には、外国の供給源から入手可能であると申し立てる製
品又は技術の情報に加えて、少なくとも次の情報を含まなければならない:
(1) 請求人の名前;
(2) 請求人の郵送先と勤務先の住所;
(3) 請求人の電話番号;及び
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(4) 連絡先と電話番号。
(b) 外国製同種製品の入手可能性の申請及び技術諮問委員会の証明書には、請求を裏付けるために、入手
可能なできる限り多くの証拠(限定されるものでないが、次の事項を含む)を含めなければならない:
(1) 同等であると申し立てる品目の製品名及び型式名称;
(2) 申し立てる同等品目が米国技術に基づいている範囲;
(3) 米国以外の供給源の名前と所在地、及び当該品目が米国以外を供給源とする品目であることを主張
する根拠;
(4) 定性的な比較を行なうことができる当該品目の主要な性能要素、属性及び特性;
(5) 申し立てる同等品目の米国以外の供給源の生産量及び/又は販売量並びにマーケティング活動;
(6) 市場需要量の見積り及び規制による経済的影響;
(7) 同等であると申し立てる品目に組込まれた米国製の規制部品及び部分品の製品名、型式名称及び価
額;並びに
(8) 外国製同種製品の入手可能性が申し立てられた国又は国々に対して実際に当該品目が入手可能であ
ることを申し立てる根拠。
(c) 外国製同種製品の入手可能性を裏付ける証拠には、限定されるものではないが、次に掲げるものがあ
る:
(1) 外国の製造業者のカタログ、パンフレット、操作又は保守マニュアル;
(2) 信頼できる商業刊行物及び技術刊行物の記事;
(3) 写真;
(4) 目撃者の供述に基づく証言録取書;並びに
(5) その他の信用できる証拠。
本節の(c)項の注釈:裏付け証拠の追加事例については、§768 Supplement No. 1 を参照のこと。
(d) FAS 又は TAC 証明書を受領次第、BIS は外国製同種製品の入手可能性が存在する可能性があるという確
信を裏付ける充分な証拠があるか否かを裁定するためにそれを調査する。FAS 又は TAC 証明書に充分な
証拠が不足していると BIS が裁定した場合、BIS は請求人又は TAC を含む適切な情報源に追加の証拠を
求める。外国製同種製品の入手可能性が存在する可能性がある充分な証拠を有していると BIS が裁定し
た場合、BIS は査定を開始する。請求人と TAC 証明書の査定は、上記の裁定日時点で開始されたものと
みなされる。
(e) 請求人及び TAC は、FAS 又は TAC 証明書に包含するための裏付け証拠を集める際に、本章の§768.6 で
定める外国製同種製品の入手可能性の査定基準及び§768 Supplement No. 1 で定める証拠の事例を検討
することを勧められる。
§768.6 基準
BIS は、BIS が長官に肯定的な裁定を勧告することができる前に、FAS 又は TAC 証明書に含まれる証拠及び
査定の過程において収集されたその他のすべての証拠を、満たすべき特定の基準に従って評価する。この
基準は、本章の§768.1(d)で定義される。査定を開始するために、各 FAS と TAC 証明書は、これらの基準
の各々について言及しなければならない。基準は制定法令で規定されており、以下のものである:
(a) 実際に入手可能であること;
(b) 米国以外を供給源すること;
(c) 十分な量であること;及び
(d) 同等品質であること。
§768.7 手続き
(a) 査定の開始
(1) BIS が外国製同種製品の入手可能性の FAS 又は TAC 証明書を一旦受理すれば、BIS は、請求人又は
TAC に査定を開始したことを通知する。
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(2) BIS は、査定開始の通知を官報に公示する。
(3) BIS は、国防総省及び国務省、インテリジェンス・コミュニティ[情報機関関係者]、並びに BIS が
査定を開始した品目に関係する情報を持つ可能性があるその他の関係する省庁、機関及びこれらの契
約者に通知を行なう。これらの各省庁、機関及び契約者は、当該品目に関するすべての関連情報を
BIS に提供しなければならない。BIS は、利害関係を持つ省庁及び機関に対し、査定過程に参加する
ことを求める(本節の(e)項参照)。
(b) データの収集
BIS は、外国製同種製品の入手可能性の存在又は不在に関係があるすべての入手できる情報(限定され
るものではないが、本章の§768.5(b)及び(c)で定める証拠を含む)を調査し検討する。BIS が査定を開
始するとすぐに、査定に関連する証拠(選択された国又は国々の軍事的なニーズの分析、技術的な分析、
並びに国防総省及び国務省並びにその他の米国機関からの情報資料を含む)を調査する。証拠は、特に
以下のものから調査される:
全世界の産業筋;
その他の米国組織;
外国政府;
商業、学術及び機密扱いのデータベース;
科学及び工学技術の研究開発組織;並びに
国際見本市。
(c) 分析
BIS は、外国製同種製品の入手可能性の各規準に関連する妥当で信頼できる証拠が、外国製同種製品の
入手可能性が実在するか否かの裁定を勧告するのに充分な根拠を提供するか否かを評価することによ
りその分析を実施する。
(d) 勧告と決定
(1) 各査定が完了次第、BIS はその分析に基づいて、証拠がいずれを裏付けるものであっても、外国製
同種製品の入手可能性があるかないかのいずれかの決定を長官が行うことを勧告する。BIS がその勧
告の根拠を形成する査定内容は、長官への勧告に添えられる。
(2) BIS は、その分析に基づいて、同等品質の品目が、米国以外の供給源からある国に対し、現行の国
家安全保障上の輸出規制を継続すること、或いは国家安全保障を根拠として問題になる輸出許可申請
書を拒絶することが、その目的を達成する際に無効となるような十分な量において、実際に入手可能
であることを、入手可能有効な証拠が示す場合、当該国に対して外国製同種製品の入手可能性が実在
することを長官が決定するよう勧告する。規制国については、同等品質の品目が、米国の国家安全保
障にとって有害な規制国又は国家連合の軍事力に重大な貢献をする品目の入手可能性の制限におい
て、そのような規制の維持又は輸出許可の拒絶が無効となるような十分な量において、外国の供給源
から、実際に入手可能である場合、当該規制又は拒絶は"無効"とする。
(3)長官は、BIS の査定と勧告に基づいて外国製同種製品の入手可能性の決定を行う;
長官の決定は、BIS に提供された証拠、国防総省長官及び国務省長官及びその他の利害関係を持つ機
関の勧告、並びに長官が関連性があると考える情報を考慮に入れる。
(4) FAS により開始された EAA の§5(f)(3)に基づくすべての規制解除及び拒絶された輸出許可の査定に
ついて、長官は、査定開始から 4 か月以内に決定を行ない、請求人に通知する。長官は、該当する省
庁及び機関に検討のため肯定的な決定を提出する。
(5) 自ら発議した査定及び TA により開始された査定に基づく決定の締切り期限は、請求人により開始
された査定の締切り期限とは異なる(本節の(f)(2)項及び(f)(3)項参照)。
(e) 諸機関間の検討
BIS は、査定を開始する際に、すべての該当する米国の機関及び省庁に通知し、査定の過程においてこ
れらの参加を求める。BIS は、元となる資料、分析結果の草案及び査定結果の草案を、これらを受領又
は作成次第、直ちにすべての利害関係を持つ機関及び省庁にこれらを検討する機会を提供する。請求人
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により開始された査定について、BIS は、査定に続く長官の外国製同種製品の入手可能性の決定の検討
のために、利害関係を持つ機関及び省庁にすべての肯定的な勧告及び査定のコピーを提供する。自ら発
議した査定及び TAC により開始された査定について、BIS は、その査定に対する検討及びコメントを行
う機会を、すべての利害関係を持つ機関に提供する。
(f) 通知
(1) FAS に基づく査定(請求人査定)の開始から遅くとも5か月以内に、長官は、請求人に書面で通知
し、官報に公示するため以下の通知を提出する:
(i) 外国製同種製品の入手可能性が存在すること、及び
(A) 輸出許可の要求事項が解除されたか、懸案の輸出許可申請書が承認されたこと;又は
(B) 大統領は、外国製同種製品の入手可能性にかかわらず、国家安全保障上の目的において、輸
出規制を維持すべきこと或いは輸出許可申請書を拒絶すべきことを決定した、かつ外国製同種
製品の入手可能性を排除するための適切な処置が開始されていること;又は
(C) 旧 COCOM レジームのもとに多国間で規制される品目の場合、米国政府は、官報に決定を公示
した日から 4 か月までの期間において、提議された旧 COCOM レジームでの規制解除又は輸出許
可承認に関して必要な協議を行う(米国政府は、旧 COCOM レジームの審査プロセスが完了する
まで、非規制国への輸出許可要求事項を解除することができる);又は
(ii) 外国製同種製品の入手可能性は実在しないこと。
(2) すべての TAC 証明書の査定について、長官は、査定の開始から 90 日以内に、外国製同種製品の入
手可能性の決定を行う。BIS は、TAC 及び議会に対して、以下のことを記述した報告書を作成し、提
出する:
(i) 長官は外国製同種製品の入手可能性を認め、輸出許可要求事項を解除した;又は
(ii) 長官は外国製同種製品の入手可能性を認めたが、外国製同種製品の入手可能性を排除するため
に交渉が着手されることを大統領に勧告した;又は
(iii) 長官は外国製同種製品の入手可能性を認めなかった。
(3) 長官が自ら発議した査定又はその結果としての決定については制定法上の最終期限はない。しかし、
BIS は、そのような査定及び決定を速やかに完了するあらゆる努力を行なう。
(g) 規制国に対する外国製同種製品の入手可能性
長官が国家安全保障上の理由で規制されている品目が規制国に対して入手可能であると決定し、かつ、
大統領が国家安全保障上の拒絶(NSO)を発令しない場合、BIS は、国務省に対して当該決定を、当該品目
の多国間規制解除又は当該輸出許可の旧 COCOM レジームの承認に関する原案を添えて提出する。国務省
は、旧 COCOM レジームの審査のために、その原案又は輸出許可証を提出する。旧 COCOM レジームは、原
案の審査のために 4 か月までの期間を持つ。
(h) 非規制国に対する外国製同種製品の入手可能性
長官が非規制国に対して外国製同種製品の入手可能性が存在すると決定した場合、長官は大統領が国家
安全上の拒絶を行使しない限り、入手可能性が認められたすべての非規制国への当該品目の輸出につい
て規制解除するか、懸案の該輸出許可を承認する。
(i) 外国製同種製品の入手可能性を排除するための交渉
(1) 大統領は、外国製同種製品の入手可能性の実在にかかわらず、輸出規制が維持されなければならな
いと決定することができる。この決定は、国家安全保障上の拒絶(NSO)と呼ばれ、規制しなければ米
国の国家安全保障に不利益をもたらすとする大統領の決定に基づく。延長されない限り(本節の
(i)(7) 項で定められる)
、NSO は 6 か月間有効である。大統領が NSO を発動した場合、米国政府は入
手可能性を排除するため、6 か月間に供給国政府との交渉を積極的に遂行する。
(2) 国家安全保障上の拒絶には2つの種類がある:
(i) EAA の§5(f)に従って開始された査定(請求人及び自己発議による査定)の結果としての外国製
同種製品の入手可能性決定の NSO;並びに
(ii) EAA の§5(h)に従って開始された査定(TAC 証明書による査定)の結果としての外国製同種製品
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の入手可能性決定の NSO。
(3) EAA§5(f)のもとに開始された査定の結果としての NSO については、外国製同種製品の入手可能性
の認定にもかかわらず、どの機関の長官も、大統領が規制を維持するか輸出許可を拒絶する EAA のも
とでの権限を行使することを勧告できる。
(4) EAA§5(h)のもとに開始された査定の結果としての NSO については、外国製同種製品の入手可能性
の認定にもかかわらず、商務省長官は、大統領が規制を維持する EAA のもとでの権限を行使すること
を勧告できる。
(5) EAA§5(f)のもとに開始された査定の結果としての NSO のもとに、上院の銀行住宅都市委員会並び
に下院の国際関係委員会は、必要な交渉の開始の通知を受ける。通知には、規制の維持を必要とする
国家安全保障上の重要性の説明が含まれる。
(6) BIS は、EAA§5(f)のもとに開始された査定の結果としての NSO のもとに、以下の事項からなる告示
を官報で公示する:
(i) 外国製同種製品の入手可能性についての長官の決定;
(ii) NSO を行使する大統領の決定;
(iii) 大統領の決定の根拠の簡潔なステートメント;及び
(iv) 決定の経済的影響の評価。
(7) NSO の 6 か月の有効期間は、6 か月の期間終了前に大統領が、交渉が進行中であることを議会に対
して保証し、かつ当該規制をしなければ米国の国家安全保障に不利益な状況が続くと裁定した場合、
さらに 12 か月まで延長できる。
(8) 交渉の終結後、BIS は、外国製同種製品の入手可能性が排除された範囲に限って、規制を維持する。
外国製同種製品の入手可能性が排除されない場合、BIS は、査定により対象とされる仕向地への当該
品目の輸出について輸出許可要求事項を削除することにより当該品目の規制を解除する。交渉が成功
し、外国製同種製品の入手可能性が排除される範囲で、BIS は、外国製同種製品の入手可能性を排除
することに合意した国への当該品目の輸出許可要求事項を解除する。
(j) 外国製同種製品の入手可能性の変化
BIS が、外国製同種製品の入手可能性が実在する或いは実在しないとの以前の裁定に影響を及ぼす状況
(新たな証拠を含む)に気づいた場合、BIS はその条件を見直すことができる。BIS が以前に裁定した
外国製同種製品の入手可能性がもはや実在しないと認めた場合、又は以前に認められなかった外国製同
種製品の入手可能性が現在、実在していることを認める場合、BIS は当該規制における適切な変更を商
務長官に勧告する。商務長官は決定を行い、BIS はその決定の官報告示を公表する。
§768.8 非規制国に関する迅速輸出許可手続きの適格性
(a) BIS は、ある品目の外国製同種製品の入手可能性の評価に基づいて、当該品目の迅速輸出許可手続き
の適格性を裁定する。適格性は入手可能性が認められた品目及び国に対して特定される。
(b) BIS は、以下により適格性の評価を開始する:
(1) 自身の発議による;
(2) FAS の受領時;又は
(3) TAC 証明書の受領時。
(c) FAS 又は TAC 証明書のいずれかを受領した後、適格性の評価を開始次第、BIS は、請求人又は TAC に受
理した旨及び評価の開始を通知し、評価開始の官報告示を公表する。
(d) 迅速輸出許可手続きの適格性裁定の基準は、以下の通りである:
(1) 当該品目が、外国の供給源から特定の非規制国に対し、実際に入手可能でなければならない;
(2) 当該品目が、米国製の規制品目と同等品質でなければならない;及び
(3) 当該品目が、特定の非規制国に対し、施行されている制約がない状態で、実際に入手可能でなけれ
ばならない。
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§768 Foreign Availability Determination Procedures and Criteria
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(e) 評価の開始から 30 日以内に、商務長官は、BIS の評価及び勧告に基づいて、更に国防総省、国務省及
びその他の利害関係を有する機関の長官が BIS に提供した証拠、並びに商務長官が関連があると考える
その他の情報を考慮に入れて、外国製同種製品の入手可能性の裁定を行なう。
(f) BIS は、FAS 又は TAC 証明書を受領後 30 日以内に、当該品目が申し立てられた国に対して迅速輸出許
可手続きが適格であるか否かの長官の決定を官報に公示し、適切な場合には、§768 Supplement No. 2
を改訂する。
(g) 自ら主導した評価が完結した後、BIS は、長官の裁定を公告し、適切な場合には、§768 Supplement No.
2 が改訂される。
(h) 迅速輸出許可手続きの評価を開始するための外国製同種製品の入手可能性の申請書及び TAC 証明書は、
その表紙に、迅速輸出許可手続きの請求であることを明示するとともに、適格であると申し立てる品目、
量及び国を明記しなければならない。申請書と証明書は、以下の宛先に送付しなければならない:
Department of Commerce、Bureau of Industry and Security(商務省、産業安全保障局)
Room H-1093、14th Street and Pennsylvania Avenue, NW Room 3877 Washington, DC 20230
§768.9 外国製同種製品の入手可能性の拒否決定の上訴
拒否決定の上訴は、EAR§756 で定める基準及び手続きに従って実施される。外国製同種製品の入手可能性
の裁定にも関わらず、輸出許可を拒絶又は規制を継続する大統領の決定(NSO)は、上訴の対象とはならない。
§768.10 それほど高性能でない品目の規制解除
長官が、外国製同種製品の入手可能性の理由で、ある品目に対する国家安全保障上の規制を解除した場合、
国家安全保障理由で規制される同様の品目であって、国家安全保障上の輸出規制の根拠となるその機能、
技術的アプローチ、性能閾値及びその他の属性が、BIS が外国製同種製品の入手可能性の理由で規制解除
した品目の技術的パラメータを超えない場合、長官は当該類似品目の規制について同様に解除する。
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§768 Foreign Availability Determination Procedures and Criteria
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§768 Supplement No. 1 外国製同種製品の入手可能性の証拠
この Supplement は、産業安全保障局(BIS)が外国製同種製品の入手可能性の査定を実施する際に有用であると
認めた証拠事例のリストを与える。外国製同種製品の入手可能性の請求を裏付ける証拠を提出する請求人は、
証拠を収集する際の示唆としてこのリストを検討しなければならない。可能性のある外国製同種製品の入手可
能性を示す受理できる証拠は、これらの事例に限られてないし、通常、これらの事例のいずれか一つ自体では、
外国製同種製品の入手可能性の基準を満たすのに必ずしも充分ではない。各基準に対するいくつかの種類を組
合わせた証拠が、通常必要である。外国製同種製品の入手可能性の申請(FAS)には、以下にリストする 4 つの
すべての基準について、できる限り多くの証拠を含めなければならない。BIS は、提出された証拠と他の情報
源から収集した証拠を併用する。BIS は、いくつかの要素(限定されるものではないが、以下の事項を含むも
のとする)を考慮しながら、すべての証拠を評価する:
証拠の出所に関する情報、確証的な或いは否定的な徴候、及び当該証拠の信頼性又は妥当性に関する経験。
BIS は、4 つの基準の各々が満たされているかどうかを裁定するためにすべての関連する証拠を査定する。 可
能であれば、すべての情報は書面によらなければならない。情報が第三者の証拠書類に基づく場合、提出者は
その証拠書類を BIS に提示しなければならない。情報が第三者が行なった口述に基づく場合であって、提出者
が情報源から書面によるメモが得られない場合、提出者は BIS に会話のメモを提示しなければならない。BIS
は、新たな証拠の事例を確認したとき、この情報リストを改訂する。
(a) 外国製同種製品の入手可能性の証拠事例
次に掲げるものは、BIS が外国製同種製品の入手可能性を評価する際に考慮する証拠事例として意図し
たものである。BIS は、それが外国製同種製品の入手可能性の裁定の裏付けとして用いられるために、
本章の§768.7(c)の条項に従ってすべての証拠を評価する。このリストは解説専用である。
(1) 実際に入手可能である:
(i) 外国での品目の売買の証拠(例えば、当該品目がそこで販売されている外国のメディアでの広
告);
(ii) 外国への販売を証明する領収書のコピー;
(iii) 外国に対して販売された若しくは販売されている品目に対する契約書の約定;
(iv) 該当する外国政府の担当官からの情報(書面によるものが望ましい)であって、当該政府がそ
の国で製造した品目を他の国に販売することを、その国の法律及び規則に従って、拒絶していな
い旨の情報;
(v) 指定された企業の役員からの情報(書面によるものが望ましい)であって、当該企業が製造した
品目を外国に対し合法的に販売することができ、販売を行う旨の情報;
(vi) 外国に当該品目を実際に出荷した証拠(例えば、船積み書類、写真、ニュース報道);
(vii) 外国において運転中の当該品目の目撃者の報告書であって、入手可能な限り多くの情報が提供
するもの(可能であれば、当該品目のブランド及び型式並びにその観察された運転特性を含む);
(viii) 外国に販売員若しくは技術サービス員が存在することの証拠;
(ix) 外国内で製造された証拠;
(x) 外国での見本市(特に、その外国に向けて当該品目の販売を勧誘する目的のもの)に展示されて
いる当該品目の証拠;
(xi) 供給国の輸出管理法若しくは規則のコピー(当該品目が規制されていないことを示すもの)
;又
は
(xii) 当該品目が特定の国で販売されていることを示すカタログ若しくはパンフレット。
(2) 外国(米国以外)の供給源:
(i) 当該品目の外国の製造者名(可能であれば、住所及び電話番号を含む);
(ii) 外国の製造者が米国企業と財政上又は経営上の繋がりがないという商関係に関する情報の信頼
できる情報源からの報告;
(iii) 米国品目及び外国品目における部分品のリストであって、型番及び供給源を示したもの;
(iv) その部分品と供給源を明らかにした外国の品目の概略図;
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§768 Foreign Availability Determination Procedures and Criteria
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(v) 当該品目が外国技術の直接製品であることの証拠(例えば、米国の生産者により敗訴した特許訴
訟、外国の特許);
(vi) 固有の技術、製造設備及びそれらの設備の能力の証拠;又は
(vii) 当該品目の部品及び部分品が外国原産であるか、若しくは EAR§732.4 の部品及び部分品の条
項により米国の輸出許可要求事項から除外されていることの証拠。
(3) 十分な量:
(i) 外国の供給源が当該品目を連続生産していることの証拠;
(ii) 当該品目若しくはその製品が、外国で民生用途に使用されていることの証拠;
(iii) 外国が自国製の品目を特定の国において販売していることの証拠;
(iv) 当該品目の外国での在庫の証拠;
(v) 外国の生産施設における過剰生産能力の証拠;
(vi) 外国の国々が当該品目をターゲットにしていないこと、若しくは外国の国々が西側諸国におい
て当該品目を購入しょうとしていないことの証拠;
(vii) 見識のある情報源による外国の需要予測;又は
(viii) 世界市場の権威ある分析(即ち、需要、種々の製造業毎の当該品目の生産比率、工場設備の
生産能力、設置された機械設備、月毎の生産量、注文、売上高及び 5 年から 6 年間にわたる累積
売上高)。
(4) 同等品質:
(i) 外国製品目のサンプル;
(ii) 米国及び外国製品目の操作マニュアル若しくは保守マニュアル;
(iii) 外国製品目のユーザーからの証言若しくは供述;
(iv) 米国製及び外国製品目の比較評価(書面によるものが望ましい)であって、例えば、当該品目
の西側諸国の生産者又は購入者、認知された専門家、信頼できる業界紙若しくは独立研究機関に
よるもの;
(v) 米国製及び外国製品目の性能に質的な影響を与える当該品目に使用される主要性能部分品及び
材料について、製造業者及び型番により特定する比較表;
(vi) 米国及び外国製品目の互換性の証拠;
(vii) 米国及び外国製品目に関する特許の説明;
(viii) 米国及び外国製品目が公表されている産業、国家又は国際標準に合致している証拠;
(ix) 供述録取書若しくはその他の方法による外国製品目の運転状況についての報告書若しくは目撃
者の説明;
(x) 外国の製造者の企業世評に関する証拠;
(xi) 特定の貨物、工具、機器若しくは技術資料から製造された米国及び外国の最終製品の比較;又
は
(xii) 外国品目の世評(可能であれば、メンテナンス、修理、性能及びその他の直接関係する要素に
ついての情報を含む)の証拠。
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§768 Supplement No. 2 迅速輸出許可手続きが適格な品目
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