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氏 名 菊澤 健 国(地域)名: ドイツ連邦共和国 留 学 先 機 関 名

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氏 名 菊澤 健 国(地域)名: ドイツ連邦共和国 留 学 先 機 関 名
氏
名
留 学 先
菊澤
健
国(地域)名:
ドイツ連邦共和国
機
ダルムシュタット工科大学
関
名:
留学期間
2005 年
留学時の本学在籍身分
学部
情報科学研究科
留学費用
10 月~2006 年
9 月(合計
学科
年
人間社会情報科学
1. 奨学金は受けましたか。
2. 受けた奨学金名:
奨学金月額:約
(
12 か月間)
専攻
はい
独立行政法人
前期・後期
いいえ
2年
)
日本学生支援機構
120,000 円
*特に留学のためではなく、大学院博士後期課程の学生として、
奨学金を貸与されていました。
3.
志望動機
留学にかかった総費用:約
1,200,000 円
1. あなたがこの大学を選んだ理由は?
・各大学の教員案内やシラバスを検討した結果、自らの研究分
野と同じ研究をしている教員や、講義・ゼミがあったため。
・交通の便が良く、他地域の大学にも行きやすかったため。
留学前の語学力
1.どのような準備をしましたか。
・特に留学のためにというわけではありませんが、専門分野の
ドイツ語文献を精読していました。
・ヒアリングのために、インターネットでドイツのラジオ放送
を聴取していました。
・留学先へ連絡する際に、ドイツ語の作文を勉強しました。
2.TOEFL等の公的試験の最終得点は、何点でしたか。
・ドイツ語技能検定試験 3 級合格。
3.現地到着時に、語学力は十分と感じましたか。
・会話の際に不十分と感じました。
留学先のセールスポイント
あなたが感じた留学先の ・交換留学生が現地での生活にスムーズに入っていけるよう、
大学のセールスポイント 各ゼメスター前に留学生向けのオリエンテーション期間が 2 週
は?
間ほどあります。初日の歓迎会と併せて、簡単な語学テストが
行われます。そのテストの結果によって少人数のグループに分
けられ、ドイツ人学生を講師に語学と大学の各施設利用につい
ての説明や、市内の案内が行われます。
・オリエンテーション期間には、各種イベントがあり、ドイツ
人学生や他の交換留学生と交流することができます。
留学時に関しての質問
履修登録・単位認定
1. 出発前の履修登録は出来ましたか。
(
はい
いいえ
)
・特にしませんでした。
2. 到着後の履修科目の変更・追加はできましたか。
(
はい
いいえ
)
「はい」の場合、どのような方法で変更・追加しましたか。
(
電話
FAX
インターネット
郵送
その他:
)
・語学の授業については、担当の事務室に直接行って履修登録
し、ゼミなどについては担当教員と直接話して履修しました。
3. 一学期あたりの履修科目・単位数は:
(
多すぎた
ちょうど良かった
5科目
少なかった
単位
)
・語学(ドイツ語)の講義を2科目(うち 1 科目は集中講義)、
専門分野のゼミを 3 科目履修しました。
4. 履修登録に関するカウンセリング等はありましたか。
(
はい
いいえ
)
「はい」の場合、具体的にどのようなものでしたか。
・学科単位で履修の説明を行っていました。
・各学科には学生のカウンセリングを担当する教員がいます。
5. 留学先での単位認定はありましたか。(
はい いいえ
「はい」の場合、認定された科目・単位数:
1科目
)
単位
・ドイツ語の授業について単位認定されましたが、本学では博
士課程に在籍し、同授業の単位は特に必要ないために単位数な
どについては確認しませんでした。
授業内容
1. あなたが履修した科目の概要・内容などを具体的に教えて
ください。また、語学面の習得で努力した点を記述して下
さい。
・受講したドイツ語の講義は中級レベルを対象とし、ドイツ語
テキストを用いた文法の授業、およびドイツ語での会話能力向
上を目的とした受講者どうしでのグループディスカッション。
・ドイツ語の集中講義は、少人数で、新聞記事などを用いた文
法・会話の授業。
・ゼミは、特定の文献に基づき議論を行うものと、特定のテー
マに基づき議論を行うものがありました。
・語学について、文法ではさほどレベルの高さを感じなかった
ので、できるだけ会話に力を入れました。
2. 学年暦(学期・休暇)と現地での授業スタイル、予習・復
習、試験等の準備について具体的に教えてください。
学年暦:
・冬学期
10 月~3 月(授業期間
・夏学期
4 月~9 月(授業期間
・クリスマス休暇
10 月中旬~2 月上旬)
4 月~7 月上旬)
12 月下旬~1 月上旬
授業スタイル:
・スタイル自体は日本の授業と大きく変わらないと感じました
が、語学の授業に限らず、学生が発言する機会が多いと思いま
す。
予習・復習:
・語学、ゼミとも前もって、指定されたテキストや関連するテ
キストを読んで予習を行っていました。また、授業後は同じく
受講している学生と議論したりしていました。
試験:
・ドイツ語の試験がありましたが、授業の内容、特に文法につ
いて確認するものでした。
学内施設・環境等
1. 留学先大学の International Office 等のサポート体制
(充実している
普通
充実していない)
具体的に:
・留学生に対して、ヨーロッパ圏内・英語圏・その他の地域
で、それぞれ担当者が分かれていました。
・担当者にもよると思いますが、学生登録・銀行口座開設・
ビザ取得などについて指示や説明はされるものの、基本的には
留学生自身が各種事務処理を自分で行わなくてはなりません。
・事前に相談しておけば、到着後すぐに住居を紹介してくれ
ると思います。
・住居について、必ずしも学生寮は手配されません。
2. 図書館
(充実している
普通
充実していない)
*大学の各キャンパスに図書館があり、また学科単位でも図書
館・図書室があります。
3. 学内通信環境
(充実している
普通
充実していない)
*大学内では PC ルームを利用でき、また学内の多くの場所で
ワイヤレス LAN が利用できます。
4. 運動施設
(充実している
普通
充実していない)
*陸上トラックやジム、プールなど充実した施設があり、各種
目のコースが開講されています。
5. 学生食堂
(充実している
普通
充実していない)
*食堂では、1 食およそ 4 ユーロくらいで食事ができ、日本の
食事に比べると量が多いと思います。味はドイツの学食らしい
味付けです。また、カフェもあります。
6. クリニック
(充実している
普通
充実していない)
*特に利用する機会がなかったので、わかりません。
7. 大学内は安全ですか。
(
はい
注意をすれば安全
よく事件がある
)
8. 安全に付いて特に気をつけていたことはありますか。
・学内は基本的に安全なので、荷物から目を放さないことや、
財布を後ろポケットに入れないという基本的なことに気をつけ
ました。
交通事情と留意点
1. 通学などに関しての交通事情や留意点について記述して下
さい。
・学生証を所持していれば、市内のバス・路面電車を利用でき
ます。
・学生証は、市内だけではなく、州南部の公共交通機関で乗車
券として利用できます。
・学生寮からはバスを利用すれば、10 分前後で市内のキャンパ
スに着きます。
医療事情
1. 渡航前、海外留学生保険には加入
( した
しなかった )
加入した保険名:
保険料:約
円
2. 渡航先の医療保険には ( 加入した
加入しなかった )
保険料:約 9,000 円/月
・ドイツの民間保険会社に加入しましたが、30 歳以下であれ
ば公的保険におよそ 54 ユーロ/月で加入できます。
・歯科診療まで含む保険でなければ、学生登録できません。
留学先の医療情報:
・市内にはいくつかの総合病院があり、怪我をした際のリハ
ビリ施設もあります。
・近隣のフランクフルトには、ゲーテ大学の病院があります。
居住環境
寮:
人部屋(1 日
食)、民間アパート、その他(
)
1. 住居はどのようにして探しましたか。
・最初の 3 ヶ月は大学に紹介された市外の民間アパート(一軒
家の一部屋、台所・バス・トイレ共同)に住んでいました。
・4 ヶ月目以降は学生寮(5DK)に住んでいました。
*ドイツ人の友人によると、ダルムシュタット市内は単身者向
けの民間アパートが少なく、またドイツ国内でも比較的家賃の
高い街だそうです。
*市外のアパートに入居した場合、通学時間が長く、バスの本
数も少ない場合があります。
*学期開始 2 ヶ月前に渡航した友人は学生寮に入ることができ
ましたが、早く渡航しても学生寮に入居できるかどうかは、確
実ではありません。
*大学の留学生課では、渡航後に市外の民間アパートを紹介し
てくれましたが、家賃が高く、通学も不便だったので、その後
学生寮の紹介を頼みましたが、特にサポートはなく、自分で探
すことになりました。
*学生寮は市内にいくつかありますが、私が住んでいた学生寮
は2DK~5DK 程度の部屋が集まったマンションのようなも
ので、各部屋には EU 圏内からの交換留学生用に予め一人分が
用意されていましたが、アジアなど他地域からの学生向けには
ありませんでした。
*学生寮に入寮するためには、学内の学生援護会事務所で空き
部屋のリストを受け取り、各部屋を訪問します。リストの通り、
まだ部屋に空きがある場合には、既に住んでいる全ての学生の
了解が必要で、場合によっては面談を行って、入居の可否が決
まります。
*私の場合、学生寮での部屋探しは約 2 ヶ月程度かかり、その
間に 20 数軒ほど訪問しましたが、学期途中でもあったので多
くの場合は既に住んでいる学生の友人などに決まっていまし
た。
*最終的には、友人が住んでいた部屋に空きが出たということ
で、学生寮に入ることができました。部屋は5DK で、各自個
室ですが、台所は一つ、バス・トイレが各二つで共同でした。
生活費(月額)
宿舎費:約
30,000 円(学生寮の場合)
*インターネット利用料含む。
食
費:約
通信費:約
10,000 円(宿舎費の以外の外食等で)
3,000 円(携帯電話プリペイドカード代)
0 円(州南部)
交通費:
その他:
・市外の民間アパートは 48,000 円/月程度でした。
・食費は自炊すれば、安く食材を買えるスーパーもあるので、
さほど高くはないと思います。
・学生寮では大学のネットワークを利用でき、インターネット
回線が各部屋にあるので、自由に利用できます。
・携帯電話は、通常の契約を行うと最低 24 ヶ月利用しなくて
はならないので、プリペイド携帯にしました。
・州南部では、学生証で電車・バス・路面電車等の公共交通機
関が利用できるので、交通費は特に必要ありません。なお、こ
の学生証は、各学期のはじめに登録料として約 134 ユーロ支払
うことで、受け取れることができます。
通信事情
日本への主な通信手段について (複数回答可)
(
E-メール
電話
Fax )
お薦めできる日本への通信方法はありますか。
・メールの他、メッセンジャーなどを利用すれば映像・音声の
やり取りが十分に利用できます。
治安状況
渡航先の治安は
(
良い
普通
やや悪い
悪い
)
特に近づかない方がよい、危険な場所はありましたか。
・ダルムシュタットは昼夜問わず、全体的に治安が良いと感じ
ましたが、駅前にはいくつかの場所で夜間は危険といわれてい
る所がありました。
・近隣のフランクフルトは、中央駅付近が危険だといわれてい
ます。ヨーロッパでは一般的に、大都市の駅前は危険な地域が
多いと聞いていました。
その他
1. 課外活動・学外交流などについて実践したことがあれば、記
述して下さい。
・学生主催の留学生向けイベントが年に数回あり、近隣の街へ
の小旅行などに参加しました。
・学生寮では、年に数回オフィシャルなイベントがあり、また
プライベートなイベントも時折行われていたので、参加しまし
た。
・フランクフルトのゲーテ大学で同じ分野の学生たちと交流し、
お互いの研究について意見交換を定期的にしていました。
帰国後に関しての質問
留学の感想
1. 留学したことによる成果と課題を教えてください。
・自分の研究分野について、現地での研究状況を把握する目的
で留学したので、留学期間中はゼミなどを中心に履修しました。
また、ダルムシュタット工科大学のみならず、他大学のゼミな
どにも参加し、教員や学生ら現地研究者との交流を幅広く行い
ました。その結果、自分の研究内容の深化、範囲の拡大ができ、
博士論文執筆のための足がかりを作ることができたと思いま
す。
・留学中、ゼミに参加していたことが縁で、ダルムシュタット
工科大学の教授が来日した際に、本学の研究会に招待し、参加
していただきました。
・成果として、留学中に翻訳(共訳)したドイツ語論文が他大
学の紀要に掲載されました。
・語学の授業の他にも、渡航直後の様々な事務処理や、学生寮
での部屋探しなど、外国で生活の基盤を作っていくという経験
を通じて、ドイツ語での実践的なコミュニケーション能力を高
めることができました。
・旅行等を通じて、ドイツの他、ヨーロッパ各国の文化・芸術
などを体験できたと思います。
・学生寮では、様々な国籍の留学生たちと交流でき、今でも連
絡を取り合うような友人を得ることができました。
・課題は、帰国してしまうと、どうしても会話の能力が低下し
てしまうので、留学中に現地で ZMP などの語学資格を受けて
おかなかったことです。
2. これから留学する方にアドバイスをお願いします。
・留学前には、語学や研究に限らず、自分なりの留学目的、あ
るいはできるだけ具体的なビジョンをいくつか持っていた方が
良いと思います。
・空港やホテル、観光地、また大学以外では、ドイツ国内で英
語が通じる度合いは日本と同じ程度だと感じたので、最低限の
文法知識を日本にいる間に勉強し、現地ではヒアリング・スピ
ーキングのスキルを身につけるようにした方が良いと思いま
す。特に、何かわからないことがある時などは、自分から話す
チャンスだと思って、積極的に質問し、理解できるまで会話す
ると良いと思います。
・生活の基盤を作っていく段階で、大小いろいろな問題が発生
するので、精神的強さが必要だと思います。
・さまざまな国の人たちと交流する機会があるので、先入観を
持たず、相互理解を図る態度が求められると思います。
・何事に対しても、積極的に向かっていく姿勢を持っている必
要があると思います。留学中は、何事もまずはやってみて、そ
れを楽しむよう心がけ、自分なりの貴重な経験を積み重ねてい
って欲しいと思います。
*ダルムシュタット工科大学については、様々な情報がホーム
ページ上に掲載されているので、そちらを参照すれば具体的な
雰囲気がつかめると思います。
URL http://www.tu-darmstadt.de/index.html
今後の進路予定
民間企業へ就職の予定。
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