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第5章 生き生きと学び続ける生涯学習環境づくり

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第5章 生き生きと学び続ける生涯学習環境づくり
第5章
生き生きと学び続ける
生涯学習環境づくり
評
価
○
評
1
生涯学習環境の整備
価
A
<目指すもの>
県民一人一人が、生涯にわたって主体的に学習活動に取り組み、生きが
いのある充実した生活を送ることができるとともに、学習成果をより良い
社会づくりに生かすことができる生涯学習社会の実現に向けた環境整備を
進める。
〔 こ こ に 注 目 !! 〕
・ 県 立 図 書 館 の 入 館 者 数 が 大 幅 に 増 加 し 、 41万 人 を 達 成
目
「第2次新潟県生涯学習推進プラン」に基づき、多様な生涯学習情報の提供、
生涯学習の相談・支援体制の整備、図書館サービスの充実等により、県民が生涯
的
を通じて主体的に学習を行える環境の整備を推進する。
執
1
多様な生涯学習情報の提供
行
県民が求める多様で新鮮な学習情報をインターネット等により提供
(1) 生涯学習情報提供システム「ラ・ラ・ネット」の管理運営
(アクセス数 111,290件)
(2) 広報紙「生涯学習にいがた」の発行 (年6回 各回2,000部)
の
2
生涯学習の相談・支援体制の整備
状
県民の自主的な学習活動を支援する学習
相談窓口の設置、生涯学習指導者の資質向
上を図る研修会を実施
(1) 生涯学習相談(431件)
(2) 生涯学習指導者研修(32回、861人)
況
3
図書館サービスの充実
【コーディネーター養成研修】
(1) 県立図書館における取組
・年代・性別・職業別などの様々なニーズに対応したコーナーの継続的な充実
・インターネット時代にふさわしいコンピュータ環境の整備と県立文書館と
連携した歴史資料のデジタル化
・館内整理日の開館等による開館日数の増加
・「2010国民読書年」における読書推進活動の実施
(2) 県内公共図書館の中核としての取組
・新潟県図書館等情報ネットワークの推進
・研修会の開催(3回参加者126人)
・県内公共図書館への訪問相談等の実施(12箇所)
- 80 -
◇
評
「ラ・ラ・ネット」で多様な生涯学習情報を体系化して提供するとともに、
「学習相談」で講演会の講師や指導者の紹介、学習情報の提供を行うことによ
り、県民一人一人の主体的な学習を支援することができた。
価
「ラ・ラ・ネット」は、アクセス件数が横ばい傾向にあるため、Webサイ
トの刷新により情報量の確保や利便性の向上を図る必要がある。「学習相談」
は生涯学習推進センターの相談コーナーを1階に移設したことにより、個人の
相談が増え利用者が前年度比倍増した。
<参考>ラ・ラ・ネットアクセス数及び学習相談件数
ラ・ラ・ネットアクセス数(件)
平成20年度
平成21年度
平成22年度
134,762
109,060
111,290
327
200
431
学習相談件数(件)
◇
市町村生涯学習担当職員等を対象として、県民の学習意欲を喚起し、学習活
動を支援していくための幅広い知識・技能について研修を行い、資質向上を図
ることができた。
◇
利用者の定着・拡大や利便性向上に向けた取組を行った結果、平成22年度の
県立図書館の入館者数・貸出冊数は、過去最高の41万人・31.8万冊を達成した。
<参考>県立図書館の利用状況
年間入館者数
貸出冊数
蔵書数
資料提供及び調査相談
図書館情報検索
公立図書館等との相互貸借
【関連指標27】
県立図書館の入館者数
今 後 の 対 応
○
平成20年度
平成21年度
平成22年度
239,652人
142,313冊
700,404冊
18,455件
158,793回
4,873冊
353,266人
246,209冊
723,255冊
18,801件
167,633回
5,473冊
411,627人
317,528冊
745,207冊
17,972件
202,688回
6,274冊
基準年指標値
実績値
目標値
(平成21年度) (平成22年度) (平成28年度)
353,266人
411,627人
400,000人
今後も、県民の多様な学習ニーズに対応するため、生涯学習情報提供、学習
相談、生涯学習指導者の研修、図書館サービスの充実など県民の生涯学習活動
に対する支援を推進していく。
○
「ラ・ラ・ネット」については、平成23年度により利用しやすいWebサイ
トにリニューアルし、県民の学習ニーズに応えるとともに生涯学習意 欲の向上
を 図るよう努める。
○
図書館サービスの充実については、県立図書館の利用者拡大と定着を図るた
め、図書館資料や調査相談機能を充実させるとともに、インターネット時代に
対応した図書館づくりに取り組む。また、県立図書館を中心とした市町村立図
書館等とのネットワークの形成を図る。
- 81 -
2
生涯学習機会や
学習成果活用機会の充実
評
価
B
<目指すもの>
「循環型生涯学習社会」の実現に向けて、学習機会の充実に努めるとと
もに、生涯学習で学んだ成果を地域社会に生かすための仕組みづくりを推
進する。
〔 こ こ に 注 目 !! 〕
・いきいき県民カレッジ、にいがた連携公開講座とも受講者数が増加
・生涯学習の成果を地域社会で役立てている県民の割合は前年並
目
県民の生涯学習機会や学習成果活用機会の充実を図るため、生涯学習推進セン
ターにおいて講座を開催するほか、指導者の養成や、学習成果を生かす活動を支援
的
する。
1
執
多様な学習機会の提供
県、市町村、大学、民間等で実施している広域的で特色ある学習講座を体系
化し、県民に学習機会を効果的に提供するとともに、市町村や大学等と連携し
行
た専門的講座を県内各地で実施した。
(1) いきいき県民カレッジ(登録講座数1,937、受講者140,651人)
の
(2) にいがた連携公開講座(講座数9、会場数13、受講者558人)
2
状
学習成果を生かす仕組みづくり
団塊の世代や高齢者の社会参加を促進するため、地域課題解決に向けた活動
に必要な知識や技能を習得する講座の開催や
況
学習成果等を生かす活動を支援した。
<団塊世代等社会参加促進モデル事業>
・講座実施地域:上・中・下越の3地域
11市1町
・講座参加者:271人
・実践活動参加者:145人
3
人権教育
同和問題をはじめ、女性、子ども、高齢者、
【実践活動
小学校のおはなし会に参加】
障害者、外国人等に関する様々な人権問題へ
の理解と認識が深まるよう、指導者の養成や
資質向上を図った。
(1) 人権教育指導者研修会
(1回 参加者82人)
(2) 社会同和教育市町村巡回研修会
(上・中・下越3会場 参加者333人)
(3) 人権教育行政担当者研究協議会
(1回 参加者35人)
- 82 -
【人権教育行政担当者研究協議会】
◇
評
いきいき県民カレッジ、にいがた連携公開講座とも、前年度に比べ受講者数が
増加した。大学等の公開講座の登録が多くあったことや「ラ・ラ・ネット」で
の検索の増加、連携市町村の広報の充実などがその要因として考えられる。こ
価
れからも、県民の学習ニーズに応えられるよう、より多くの機関の参加を働き
かけるなど充実を図る必要がある。
<参考>いきいき県民カレッジ受講者数と講座数の推移
(講座数)
(受講者数)
2,500
140,000
120,000
2,000
100,000
1,500
80,000
60,000
1,000
受講者数
40,000
500
講座数
20,000
0
0
H18
◇
H19
H20
H21
H22
年度
団塊世代や高齢者の方々が、その経験や生涯学習の成果を生かし社会参加を促
進するためのモデル事業を引き続き実施した。子育てサポーターや観光ガイド
ボランティアなどの実践活動を通じて、生きがいづくりや地域の活性化に貢献
することができた。
これらの実践例をまとめ普及することにより、学習成果を活用し地域課題解決
に向けて主体的に取り組んでいく県民を積極的に支援していく必要がある。
◇
指導者研修会については、広報や日程を工夫し、一般県民の参加も促した。ま
た、参加者の多くが人権に関する認識が深まったと回答している。
市町村巡回研修会では、参加者の多くが「同和問題への理解や認識が深まった」
と回答しており、成果は上がっている。
【関連指標28】
学習講座等の受講者数
【関連指標29】
基準年指標値
実績値
目標値
(平成21年度) (平成22年度) (平成28年度)
1,330千日人
1,400千日人
基準年指標値
実績値
目標値
(平成21年度) (平成22年度) (平成28年度)
「生涯学習の成果を地
域社会で役立てている
県民」の割合
今 後 の 対 応
○
1,322千日人
23.4%
23.4%
向上させる
今後も、大学・専門学校等が実施している生涯学習関連講座のいきいき県民カ
レッジへの登録を促進するなど、県民が必要とする高度・多様な学習機会を紹
介し、受講者数の増加を促す。
○
生涯学習の成果を地域社会で生かすための仕組みづくりを一層推進するととも
に、県民の人権意識が高まるよう、地域における指導者の養成や資質向上を図
るための研修会等を引き続き開催する。
- 83 -
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