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ネットワーク投資効果を最大限 に引き上げる検討事項トップ 3

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ネットワーク投資効果を最大限 に引き上げる検討事項トップ 3
ネットワーク投資効果を最大限
に引き上げる検討事項トップ 3
あなたの会社は 10 年後も生き残ると思いますか?
一見、ばかばかしい質問だと思えるでしょう。しかし、CEO、CIO、CTO、副社長、IT ディレクターなどの IT 部門の経営幹部は自信を持って
ノーと答えることができるでしょうか?
実際、厳しい予測が現実になされているのです。セントルイスにあるワシントン大学のジョン・M・オーリン・ビジネス・スクールによると、現在
の Fortune 500 企業の 40% が今後 10 年で消え去る可能性があると言われており、この数字は広く引用されています。1 ずいぶん数が多いと思わ
れるでしょうが、この種の壊滅的な変化に前例がないわけではありません。実際、2000 年から 2014 年の間に、Fortune 500 企業の 52% が倒産
したか、買収されたか、消滅しました。2
今世紀初頭の破壊に共通し、次の 10 年にも予想されている壊滅的な変化の特徴とは、言うまでもなくデジタル テクノロジにあります。インター
ネットの爆発的普及とともに 1990 年代半ばに始まった変化はクラウド コンピューティング、モビリティの発達、モノのインターネットなど
の推進要因への現在の変化につながっています。
ビジネスを構築するための投資に責任を持つ立場から見ると、これはどんな意味を持つでしょうか?また、会社がただ 10 年存続していくだ
けではなく成長を果たし業界をリードしていくために現在取ることのできる手段は何でしょうか?
すべての正解がわかる人などいませんが、ビジネス リーダー、アナリスト、未来学者などの専門家の知恵を結集して検討すれば、ある共通のテーマ
が見えてきます。テーマは以下のとおりです。
1 『Find Your Disruptive Advantage』:Deloitte、2015 年 5 月 10 日
2 『Research Summary:Sneak Peeks From Constellation's Futurist Framework and 2014 Outlook on Digital Disruption』:Constellation Research、2014 年 2 月 18 日
クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント
No. 1:デジタル テクノロジは、ビ
ジネス モデルに壊滅的な変化をも
たらす単一かつ最重要の推要因。
実例は至る所にあります。Uber は、世界中で従来のタクシー サー
ビスに壊滅的なダメージを与えましたが、1 台も車を所有していま
せん。Airbnb も、従来の宿泊サービス業に壊滅的なダメージを与え
ましたが、1 件もホテルを所有していません。小売の Amazon、音
楽の Apple、ホーム エンターテイメントの Netflix、広告の Google
等、ほぼ全ての業界において多様な方法でデジタル テクノロジが破
壊的イノベーションを推し進めていることがわかるでしょう。
成長とイノベーションを推進してくれる技術に投資することは、
ビジネス リーダーの義務です。そこに投資をしないと、従来のビ
ジネス モデルを守る必要のないために機動力のある新規参入企業
に競争力で遅れを取るリスクがあります。また、従来からの競合他
社がすばやく効率的に新しいサービスを提供し、最新テクノロジを
活用して今までにないレベルでビジネスの俊敏性を追求してクラウ
ド モデルを利用するようになれば、旧来型の企業は現在の地位を
は第 3 のプラットフォームがすでに世界中の IT 支出の 3 分の 1、
IT 支出の伸びの 100% を占めていると述べています。3
この次世代コンピューター利用を構成す
るコア テクノロジを見てみると、
ネットワークと接続性を基盤としてすべ
てが構築されていることに目を惹かれる
はずです。
この次世代コンピューター利用を構成するコア テクノロジを見て
みると、ネットワークと接続性を基盤としてすべてが構築されてい
ることに目を惹かれるはずです。セキュアかつ俊敏で拡張性、信頼
性の高いネットワークなしには、この変革的テクノロジが成立しま
せん。特にクラウド コンピューティングは、類のない破壊的な威
力を持っています。クラウド コンピューティングは、プライベート、
パブリック、またはハイブリッド クラウドの共有リソースを活用
奪われる可能性もあります。
し、企業が新しいサービス、さらに言えば、新しいビジネス モデル
No. 2:企業のクラウド対応型エン
限り、エンタープライズ キャンパス ネットワークは、クラウド対
タ ー プ ラ イ ズ の 利 用 増 加 に 伴 い、
適切なテクノロジソリューション
(と企業)への投資が長期的な成功
に不可欠。
これは単なるデジタル テクノロジへの投資の問題ではありません。
適切なテクノロジに投資し、適切なパートナー企業を選択すること
が問われているのです。調査会社の IDC は現代起きている変化を、
歴史的な観点からコンピューター利用の「第 3 のプラットフォーム」
と呼んでいます。このプラットフォームは、クラウド コンピュー
ティング、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル ネットワーキン
グ、およびモノのインターネットを柱として構成されています。
これまでメインフレームとクライアント / サーバーという 2 つの
プラットフォームの時代がありましたが、第 3 のプラットフォーム
全体をすばやく開発できるようにするからです。クラウドに関する
応型エンタープライズにおいて従業員が運用、イノベーション、業
務に必要とするコンピュート リソースへのアクセスの入口として
の役割を担っています。
クラウドに関する限り、エンタープライズ
キャンパス ネットワークは、クラウド
対応型エンタープライズにおいて従業員
が運用、イノベーション、業務に必要と
するコンピュート リソースへの
アクセスの入口としての役割を
担っています。
の影響で、IT の変革が以前よりも急速に進んでいます。実際、IDC
3 『IDC Predicts the 3rd Platform will Bring Innovation, Growth, and Disruption Across All Industries in 2015』:IDC、2014 年 12 月 2 日
2
クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント
これは、ビジネス リーダーにとって、将来へのパスを示すネットワーク
ソリューションと、次世代企業環境キャンパス ネットワーク構築に
必要な経験、専門知識、およびコミットメントがある会社との提携
決定し、IT 部門で調達 / 用意したものでない可能性のあるテクノロジも
管理しなければならない現実に直面しています。4
に投資することを意味します。ネットワーク パートナーの候補と
ビジネス リーダーと実施するテクノロジ投資には、これがどのよ
なっている会社に次のような質問を投げかけてみましょう。
うな意味を持つのでしょうか? 1 つには、誰もが顧客として扱われ
•
クラウド対応型エンタープライズにおいて俊敏性、拡張
性、モビリティ、および信頼性の次世代機器要件に対応
するためにインフラストラクチャを簡素化しています
か?将来のソフトウェア定義ネットワークに向けた戦略
と道筋を持っていますか?
•
人だけでなくマシンも同様に保護する、常時接続で常時
オンの環境でのエンドツーエンドのセキュリティ保護を
提供可能ですか?次の点を覚えておいてください。クラ
ウド対応型エンタープライズ ネットワークでは、セキュ
リティがビジネスの中核技術になります。
•
るということを意味します。顧客企業だけではなく、従業員も同様
です。企業サービスとアプリケーションの提供への期待は、以前と
はまったく違っています。顧客企業と従業員は必要に応じて新しい
アプリケーションが入手できることを期待し、すぐに簡単に使え、
モバイルでも、どんなデバイスでも、どこにいても利用できることを
期待しています。スピード、セキュリティ、俊敏性、およびエンター
プライズ全体にわたる統合に対応した基盤技術プラットフォームを
備える必要もあります。高度なビッグデータ分析によるリアルタイム
意思決定をサポートする速度、信頼性、俊敏性を備えたネットワーク
が求められるからです。
オープン フレームワークに対応していますか?それに
よって顧客企業が最適なソリューションを見つけたとき
にいつでもイノベーションを推進することができ、すば
やく費用対効果の高い移行を果たすことを妨げるプロプ
ライエタリ環境にロックインされることがなくなります。
No. 3:顧客企業と従業員のエクス
ペリエンス / 期待は急速かつ大幅に
変化する。
ビジネス リーダーと実施するテクノロ
ジ投資には、これがどのような意味を
持つのでしょうか? 1 つには、誰もが顧
客として扱われるということを意味しま
す。顧客企業だけではなく、
従業員も同様です。
ビジネス モデルの破滅的な変化を最も効果的に活用した企業は、
顧客企業の行動と期待の変化パターンにすばやく対応できました。
ビジネス リーダーが理解しておくべき重要なコンセプトに「IT の
一般消費者への普及」があります。TechTarget に記載されている
とおり、IT の普及は、インターネットで育った若年層の外勤者主体
で進んでおり、企業向けと個人向けのテクノロジの境目がなくなっ
てきています。
従業員は自宅で便利なテクノロジを利用し、職場でも利用したいと考え
ます。従業員が業務で使用するテクノロジを支給して管理してきた企業
の IT 部門は、このような個人向けと企業向けのテクノロジの融合に大
きく影響を受けています。その結果、
IT 部門はネットワークの保護方法を
TechTarget が指摘しているように、IT 普及に向けたこのトレンド
から、企業の IT 部門には、ネットワークに関する課題が突きつけ
られることになります。同時に、さまざまな機会も訪れます。その
機会とは、新しいアプリケーションを活用するのに必要なアクセ
スをユーザーに提供し、ビッグデータ分析、ソーシャル メディア、
モノのインターネットなど種類を問わずに情報源から獲得 / 提供さ
れたクリティカルな情報を活用することです。その課題とは、基盤
となるネットワークに耐障害性と高信頼性を備えることだけに留ま
らず、簡単に拡張できてきわめてセキュアなネットワークに改良す
るということです。
4 『IT Consumerization (Information Technology Consumerization) Definition』:TechTarget、SearchMobileComputing
3
クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント
次の段階へ
ジュニパーネットワークスは、長年ネットワーク業界を牽引してき
たイノベータとして、引き続きお客様の次世代ビジネスへの移行を
お手伝いします。ジュニパーのお客様はネットワークがクラウド対
応型エンタープライズの基盤であり、ビジネスの成功での最重要要
素であることを理解して、ソリューションを構築しています。現在
も将来も。お客様がイノベーションを継続する間、中心となる次の
3 つのエリアからテクノロジ投資を保護し最大の効果を上げるよう
に促していきます。
•
インフラストラクチャの簡素化
•
エンタープライズ環境の確保
•
イノベーションのサポートとオープンな集約型フレーム
ワークで幅広い選択肢を提供
この記事で説明したとおり、次の 10 年間はすべての企業にとって
飛躍するチャンスとなりますが、同時に破滅的な変化を経験する期
間でもあります。企業がクラウド対応型エンタープライズを利用し、
モビリティ、ソーシャル メディア、ビッグデータ分析、およびモ
ノのインターネットの重要なトレンドを活用するのに応じて、ジュ
ニパーは必要な知識、専門技術、エクスペリエンス、およびコミッ
トメントを提供します。
次世代ビジネスの成功に向けた IT とネットワークの投資効果を
最大限に引き上げる方法の詳細については、
www.juniper.net/jp/jp/solutions/cloud-enabled-enterprise をご覧ください。
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7400033-001-JP 2016 年 2 月
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