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資料2 - 中津川市

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資料2 - 中津川市
資料2
中津川市地域保健医療計画の中間評価の報告(主な取り組み内容・今後の課題)
・達成できた、ほぼ達成できた
・達成に向け、現在進行中
・ほとんど達成されていない
基本方針1
39 件
27 件
8 件
達成率
市立病院・診療所間及び民間医療機関との効果的な役割分担と連携を進めます。
重点取組
取り組みの項目
主な取り組み内容実績
70.9%
今後の課題
【中津川市民病院】
【中津川市民病院】
・内分泌代謝内科、呼吸器内科に常勤医がいない、また、産婦人
・脳卒中・急性心筋梗塞などの早期発見・治療のため、最新のCT装置を導入
・患者サービス向上のため、医療何でも相談室及び医療相談員(ケースワーカー)を配置 科の医師不足など医師確保が課題
・入院患者に対して栄養指導、薬剤管理指導などのサポートを積極的に実施し、平均在院 ・在宅復帰に向けて、福祉・介護関係者との連携の強化が必要
・地域医療連携室と地域医療機関、後方支援施設(介護施設)と
日数の短縮、早期退院を推進
の、さらなる連携の強化が必要
・医療相談室では、患者相談に応じ、在宅復帰や福祉相談を実施
・心臓ドックなど良いコースがあり、利用者を増やすためのピ
・地域医療連携室の体制の強化により、他院との連携を充実
アールが必要
・平成23年に日本口腔外科学会中部地方会を開催
・出前医療講座を企画し、予防・啓発活動を実施
・健診センターでは、心臓ドックなど新たなコースを設け健診業務を推進
・病院ボランティアによって、外来受付補助、草刈、院内スペース活用など積極的な取り
組み
患者、市民に信頼される病院づ
くり
【国保坂下病院】
・市民の医療ニーズに応えるように、在宅療養支援に対応する医療を提供
・人工透析、訪問診療の実施
・医師を中心に、薬剤師・栄養士などが連携し、入院患者へのサポートを実施
・退院調整室を中心に在宅復帰に向け、本人・家族への相談援助を実施
・平成23年度に開業医、健康医療課と連携し糖尿病講演会を開催
・24時間の訪問看護業務体制を取り、徐々であるが業績向上
・職員の有志で疾病予防人形劇団を結成し、DVDを作成、講演会・ホームページを利用し
て疾病予防の普及啓発
・いきいきネットワーク研究会を定期的に開催、病院、診療所、介護施設の地域連携の充
実
市立2病院の経営
改革と魅力ある病
院づくり
・診療科ごとの業務目標を設定し、質の高い医療を提供
・各種委員会を設置し、情報共有とコミュニケーションの円滑化
働きがいのある病院づくり
【国保坂下病院】
・市民の医療ニーズに応える地域医療の充実には、医師・看護師
確保が課題
・少ない職員で24時間の訪問看護業務体制のため、職員の負担
を軽減することが必要
・医師確保の観点からも、勤務環境改善と負担の軽減は今後も重
要な課題
【中津川市民病院】
・認定看護師等の資格取得の費用を助成、研究活動・学会活動に対して資金面で支援
・病院勤務医及び看護師などの負担軽減処遇改善委員会を設置し、代務医による当直の実
施、医師事務補助者、看護助手の増員により医師、看護師の負担軽減を推進
【国保坂下病院】
・毎年、全国国保学会、岐阜県国保地域医療学会などの学会活動を支援
医療安全対策
・医療安全対策委員会は月1回開催し、医療事故防止を推進
・市民病院に、医療安全対策室を設置し、医療事故等に速やかに対応
・全職員対象に年2回研修会を開催
・医療安全管理のため医療安全対策マニュアルの周知
・医療事故が起こさない取り組みが必要
経営改革
・契約事務の効率化のため、市立2病院は、契約事務を協同処理し、委託業務の一体化を
推進
・平成24年度から市立2病院と行政とで公立病院等のあり方検討会を2か月に1回開催
・外部委託業務のうち、清掃業務に関して、市立2病院を同一業者とし、委託費用を削減
・診療材料について市立2病院が合同で、見積もり合わせを行い、購入単価の統一化を実
施
・改革プランの検証で外部評価を実施
・「かかりつけ医制度」の普及や平日夜間当番医制の導入など、恵那医師会の協力を得え
役割分担を推進
・市立2病院、民間医療機関の医師と顔の見える関係づくりのため、年1回医療懇談会を
かかりつけ医制度の定着化
開催
病院、診療所の役割分担の明確 ・「中津川市の医療を考える」のシンポジウムを開催
化
・医師会等との情報交換・交流の場として、ガヤガヤ会議を2ヶ月に1回開催
・経営改善推進のため、契約事務の統合、職員体制の集約化など
を進めたが、機器購入一本化、職員体制集約は進んでいないのが
現状
・現在休床中の病床の活用方法の検討が課題
・特に市民病院は、紹介率・逆紹介率の向上を図るため、「かか
りつけ医制度」のさらなる普及が必要
・市立2病院・市立診療所と民間医療機関の信頼性を深めるた
め、さらなる交流を図ることが必要
・恵那地域糖尿病医療連携合同会議で糖尿病連携手帳の活用について検討、地域で糖尿病 ・糖尿病の地域連携クリティカルパスの推進には、常勤の糖尿病
予防講演会などの取り組みを推進
専門医が必要
地域連携クリティカルパスの実現 ・市民病院で脳卒中の連携パス、大腿骨骨折連携パスの運用を開始
地域の医療機関の
役割分担と連携の
強化
・地域医療連携室は、特に恵那医師会加盟医院等と連携強化を図り、紹介率・逆紹介率
・地域医療連携室は、民間医療機関等とのさらなる連携強化が必
要
市立病院の地域医療連携室の は、徐々に増加
充実、患者紹介・逆紹介の推進 ・地域医療連携室が、市内医療機関と連携し情報交換を実施
・医師確保の困難な診療科について、中津川市・恵那市、県・保健所関係者から組織する ・2市(中津川市・恵那市)と県が、この地域の将来の医療の方
「東濃東部地域連携会議」を開催
向性について、一層の意見交換・交流を行うことが必要
・県副知事・中津川市長・恵那市長で名大に産婦人科医師派遣を要望
東濃地域、周辺地域との役割分
・東濃5市で医師確保奨学資金貸付制度を運営
担と連携
・坂下病院の救急医療にかかる協定を南木曽町、大桑村と締結、年1回懇談会開催
・達成できた、ほぼ達成できた
・達成に向け、現在進行中
・ほとんど達成されていない
基本方針2
15 件
25 件
3 件
達成率
持続可能な地域格差の少ない地域医療体制を目指します。
重点取組
取り組みの項目
働きやすい職場環境
奨学金制度の推進
医師・看護師等の
確保と育成
主な取り組み内容実績
・近隣病院の職種別給与等の調査を行い、待遇改善に取り組む
・市民病院では院内保育所を整備
・東濃地域医師確保奨学資金貸付制度により、医学生に奨学金の貸付、現在11名
・看護師修学資金貸付制度を実施
・看護師就業準備資金貸付制度をH22年より開始
・市民病院で、医学生に対しスキルアップセミナー、高校生に看護師の卵セミナーを実施
・臨床研修プログラムの見直しや、研修費について、医師等個人の枠を拡大して対応
医療従事者の教育・研修の充 ・職場復帰を希望する看護師を対象とした説明会を実施
実
64.0 %
今後の課題
・専門資格取得への支援などを現在も行っているが、さらにア
ピールできる支援策の検討が必要
・応募者の拡大には、勤務環境改善、教育・育成体制充実など、
魅力ある病院づくりが課題
・医師を目指す女性が増えているため、女性医師が働きやすい環
境整備が必要
・妊婦健診の費用の助成を増額し、妊婦の経済的負担の軽減、ハイリスク妊婦の早期発見
産科・小児科医師
・市民病院産婦人科医師確保のため、恵那市、県を交えた連携会議を開催、名大医局へ県
産科・小児科医師の確保と安
の確保と安心でき
副知事・恵那市長・中津川市長で医師派遣の要望
心できる出産サポート体制づ
・産婦人科医師の確保は深刻な問題
る出産サポート体
・市民病院では、医師確保奨学金制度を利用した学生が、小児科研修医として勤務
くり
制づくり
救急医療対策
・平成22年度、救急関係者の連携のため東濃東部救急医療意見交換会を実施
市内どの地域でも安心して必 ・救急車の適正利用や、コンビニ受診の自粛について啓発活動を実施
要な救急医療を受けられる体 ・応急手当の普及、AEDの設置を推進
制の確立
・救急外来施設整備の充実は、資金確保が困難
・コンビニ受診の自粛については、継続的な啓発が必要
・救急医療体制の充実を図るため、必要な人員の確保、研修の充実や育成を推進
高度な専門的医療が必要な場 ・高度医療を必要とする患者に対し、高度救急医療機関と連携
合、素早く連携できる体制
・更なる救急医療体制の充実を図るには、救急医療に必要な専門
的知識のある医師・看護師などの確保と育成が必要
・医師会、歯科医師会の協力で、病院群輪番(市民病院・坂下病院)、夜間指定当番医
・この初期救急医療体制を維持するため、継続的な恵那医師会と
夜間、休日の重症、小児救急 (市民病院)、休日・夜間在宅当番(恵那医師会)、平日夜間在宅当番(中津川医会)、 の連携と市立病院・診療所の医師・看護師の確保が必要
歯科休日在宅当番(中津川歯科医師会)を実施し、初期救急医療体制を充実
対策の充実
・医療機関を利用しやすいコミュニティバスの運行実施
・地域の要望に応じ、保健師等により健康相談、訪問などを実施
・平成22年度に光ファイバ網を全市域に整備し、公的医療機関等への情報網の支援体制の
確保
・中津川市のへき地・高齢化地域の一次医療を担う市立診療所
は、地域の大切な医療資源であり、現状の体制を維持します。
(資料3 5・6ページ・8)
・往診、巡回診療、訪問看護など、地域の実情にあった医療体制
の充実を図るには医師・看護師などマンパワーの不足が課題
・「互助交通」機関とした公共交通政策に取り組んできたが、法
的制約で困難となり、改めて広域交通政策を見直すことが必要
・かかりつけ医、かかりつけ歯科医などの必要性について、広報・出前講座を利用して啓
発を実施
市民・地域の「地 かかりつけ医を持つ重要性を ・市立2病院では、ホームページや広報などを通じて診療科紹介や実績を掲載することで
域医療を守る」意 市民に周知、市民が行う「地 病院の役割を周知
・市民、医療機関、行政が連携して糖尿病予防講演会を実施
識の向上
域医療を守る」活動を支援
・平成23年度に中津川市の医療を考えるシンポジウムを開催
・かかりつけ医などを持つことの重要性について徐々に理解は深
まっているが、継続した啓発が必要
・中津川市の各医療機関の役割や機能分担など医療提供体制につ
いて明確にすることが必要
地域医療の地域間 交通対策、情報化施策、相談
格差対策
窓口の設置、訪問指導
・達成できた、ほぼ達成できた
・達成に向け、現在進行中
・ほとんど達成されていない
基本方針3
40 件
22 件
6 件
達成率
保健、医療、介護等が連携した包括ケアの提供を推進します
重点取組
取り組みの項目
地域包括ケア体制の充実
在宅療養支援体制
の充実
主な取り組み内容実績
・地域での介護サービス担当者会議、ケース会議により、患者家族、医療機関、福祉サー
ビス機関の連携を促進
・認知症見守りの「わ」事業、「地域支えあいマップ」づくりを地域で推進
・地域包括支援センターを中心に、13地域の在宅介護支援センターをブランチとして位置
づけ、総合相談の実施
75.0 %
今後の課題
・介護と医療の関係者が連携しやすい体制を構築が必要
・地域での会議に医療機関の参加・協力・連携が必要
・認知症見守りの「わ」事業・地域支えあいマップの取り組みの
拡大が必要
在宅療養支援体制
の充実
介護サービスの充実
・サービスを必要とする方が必要な時に利用できるように広報やホームページで紹介、介 ・訪問リハビリステーションの整備が課題
護のしおりや出前講座で利用の促進
・第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、介護
・介護保険事業計画に基づき、介護保険サービスの基盤整備を実施(地域密着型サービ
サービスの充実が必要
ス、有料老人ホームなどの整備)
・特定健診、がん検診の受診率向上のため、訪問・電話・郵便での受診勧奨、受けやすい
検診体制の整備を実施
・特定健診の受診者に対し、訪問、来所相談、結果説明会等を実施し、保健師・栄養士等
により、生活習慣の改善指導を実施
・精神保健相談・心の相談を必要な人が利用できるように、定期的に相談日を設定
栄養・運動・休養・趣味・健 ・乳幼児健診や相談等で集団栄養指導、個別栄養相談の実施
診を5本柱として生涯にわた ・小中学校で「命の教育」のなかで、性・エイズ・喫煙・飲酒・薬物等に対する正しい知
識を普及
る健康づくりを推進
健康づくりの推進
・広報紙・市ホームページや健康推進員を通じ、市の健康状況・生活習慣病予防等の情報
提供
・糖尿病予防・慢性腎臓病予防などの講演会を開催
・運動教室のOB会や健康推進員を中心に健康づくりのため、運動の普及を実施
健康づくりに取り組む仲間や ・食生活改善推進員協議会の協力で地区での調理実習、離乳食教室などを実施
団体の育成
・死亡率・受診率の高い、心疾患・脳血管疾患・慢性腎臓病の予
防推進のため、健診の重要性や受診方法の周知が必要
・引き続き、健康づくり計画(健康なかつがわ21)を着実に実
施することが必要
・新たな健康づくり団体の育成や会員数の増加、活動内容の充実
が必要
※策定時の計画に含まれない取り組み
地域医療・ケアの推進・充実
・平成23年度に名古屋大学総合診療科と連携し、「地域総合医療センター」を開設、地域 ・地域総合ヘルスケアシステムの構築と、推進体制づくりが必要
包括ケアの推進、地域医療・ケアを担う医療従事者の育成を柱とする地域総合ヘルスケア
システムの構築を目指す
・名古屋大学に寄附をし「地域総合ヘルスケアシステム」開発講座が開設
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