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第 36 号 - 白陵中学校・高等学校

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第 36 号 - 白陵中学校・高等学校
第 36 号
2011/3/29 発行
今年最後の若竹の巻頭を恐縮ながらもさせていただくことになりました中学部生徒委員会広報部の長、
暉峻です。私ども中3は先日、光栄にも卒業を果たすことができましたが、それは同時に馴染みのある皆
さんと、そして慣れ親しんだ愛着のある第二校舎を離れ、言い知れぬ不安と恐怖を抱えながら、まだ見ぬ
未知の世界、第一校舎へと移住しなくてはならないことを意味しています。しかし、我々は皆さんとの温
かい思い出を支えに、不安や恐怖に屈することなく、むしろ「開拓じゃいっ」という強いパイオニア・マ
インドを胸に、きっと高等部でも生き抜いて見せましょう。それではこれが私ども 49 期生を筆頭に手掛
けた最後の若竹です。どうぞ、熟読下さい。
「辛いは幸せの途中」
中学部生徒委員会委員長 西川 大志(J3−2)
「辛いのは幸せの途中ですよ」僕はこの言葉をベストセラー『筆談ホステス』という本
で知りました。この言葉は“辛”という字に“一”を足すと“幸”という字になるという
意味です。
僕が生徒会長になって正直、
行事を成功させる自信など全くありませんでした。
まず初めに行った仕事は、大掃除時の通学路清掃でした。その次は、校門の花植え、そし
て、運動会の声かけ…予想以上にどれも辛かったですが、その分遣り甲斐がありました。
実際この生徒会には中 3 だけで野球部が 6 人も協力してくれました。他の生徒会の人も中
3 が少しまとまりに欠けていた分、中 1、中 2 がしっかりと協力してくれたことは、感謝
するとともに来年度に向けて頼もしく思っています。
1 年間生徒会で頑張ってきた成果というものが見えたのが百人一首大会でした。これは、
司会の有方、暉峻を中心に中 3 から中 1 の生徒委員、また中学部の生徒たちも協力してく
れて、反省すべき点はありましたが、無事終えることができました。改めて感謝します。
その一か月後には老人ホームに行き一緒に歌を歌ったりしました。僕たちが訪れただけで
あんなに喜んでくれるおばあちゃんやおじいちゃんを見て、年齢を越えた心の触れ合いに
感動しました。そんな心温まる行事を終えて、いよいよ姉妹校である岡山白陵との交流会
をしました。そこで僕達は岡白の生徒会の活動内容を聞き圧倒的な差を見せつけられまし
たが、この行事でお互いに多くのことを学ぶことができ有意義なものとなりました。一年
間のこのような活動を通し辛いこともありましたが、今振り返ると充実した幸せも少し感
じています。
最後に、一年間本当に協力してくれて有難うございました。
1
百人一首大会結果
団体戦
第
第
第
第
第
第
1位
2位
3位
4位
5位
6位
中3−1(62.9)
中3−3(59.8)
中2−4(56.7)
中2−1(55.6)
中3−2(54.1)
中2−3(53.8)
第 7位
第 8位
第 9位
第10位
第11位
第12位
中3−4(46.9)
中2−2(43.5)
中1−2(39.3)
中1−4(35.5)
中1−1(34.6)
中1−3(30.8)
S級
1位
2位
3位
4位
水野
田中
井上
高橋
綱紀(J3−3)
絢子(J3−3)
凌 (J3−2)
侑里(J3−1)
A級
5位
6位
7位
8位
池田
木村
増井
三木
ひなた
ひなの
智基
あかり
(J2−4)
(J3−3)
(J3−3)
(J2−3)
B級
1 位 新谷 春菜(J3−2)
1 位 長谷川 真侑 (J3−3)
C級
1 位 西山 晋平(J3−1)
団体 1 位
僕たちのクラスは、国語の授業の練習の時からすごく張り切っていて、みんな元気に大
きな声で札を取っていました。隣で授業をしている先生に注意されるくらい…(笑)だか
ら団体 1 位で僕たちのクラスが呼ばれたときは嬉しすぎて思わずガッツポーズをとってし
まいました。僕は幹事として代表で表彰を受けたとき、これはみんなで団結して勝ち取っ
た優勝なんだと思うと、すごくそれが誇らしく思えて、スマイルがしばらく止まりません
でした。
(J3−1 中根 悠貴)
2
S級1位
どーも、優勝発表の時ちょっとだけ調子に乗った水野です。僕は一応生徒会にも入ってい
て、偶然表彰状を書く係だったので、S 級1位の賞状の半分ニヤけながら自分の名前を書
きました。さて、本題の感想の方ですが、大会が始まる前からいろんな奴から「優勝しろ」
と言われ、結構緊張したりもしましたが、札を取っている間はそれだけに集中してあまり
緊張しんかったのが勝因かなと思っています。まぁとりあえず嬉しいです。ありがとうご
ざいました。
(J3−3 水野 綱紀)
今年は、昨年より良い結果を出そうとやる気満々で挑んだ。しかし、それが裏目に出たの
か、一回戦で思っていたより調子が悪かった。一応 S 級には残ったものの、中 1 の気迫と
中 3 の威圧感に気圧され、できるだけ頑張ろうと目標を変えてしまった。そんなあきらめ
半分の気持ちがかえってリラックスさせたのか、2 回戦では無事にいい試合ができた。来
年は気圧される事のなく、
逆に圧倒する勢いで挑もうと決意した。
(J2−4 池田ひなた)
3
2010 地域論文
中2地域レポートの部
中3地域レポートの部
優秀作
最優秀
「フィールドワーク in 上浦町水場地区」
中2 上杉凪穂
「大蔵海岸 あの事故を忘れない」
岡野史奈・野村倫子・長谷川真侑
優秀作
奨励賞
「孫文記念館」 小倉理奈・中村桃子
「僕の町 三木市」
中2 上原悠輝
奨励賞
「佐保神社」 神崎稚菜
「神戸電鉄 粟生線」 上田拓司
「和辻哲郎」 牛尾まどか・宮永理生
山田恵里菜・浦上幸穂・白井万貴
「神戸の名所」長井梨紗・中條瑤子
田中絢子・橋本瑞季
「加古川周辺のローカル線の昔と今」
八上雄太・新免遼・滝沢啓介・増井智基・
大西一輝
「Focus on Sayo-Town」 池田直樹
私達は明石の大蔵海岸で起こった、明石歩道橋事故と大蔵海岸陥没事故という二つの事故に関
する論文を書きました。先生から論文の話があった直後から、追悼式やコンサートに参加した
り、学年内でのアンケートを取ったりと、忙しい中で始めたこの論文。調べていくなかで、事
故の悲惨さに気づき、自分達が取り組んでいるテーマの大きさに悩む日々もありました。でも、
事故と直接は関係が無い方の熱心さを目にして、
「事故や人々の思いを知るだけでなく、そこか
ら自分にできることを考え、実行することの必要性」を痛感しました。この論文が、読んで頂
いた皆様に事故のことを考えるきっかけとなってくれたのなら、光栄です。最後に、お手伝い
頂いた皆様、本当に有難うございました。
(J3−3 岡野 史奈)
地域論文―街頭アンケートにインタビュー、さらにはそれらを何十枚にもまとめる?! う、大
変そうや…これが最初の感想でした。予想通り、アンケートお願いしますと言うのは緊張の余
り声が震えるほどでしたし、インタビューを書き起こすのは耳もキーボードを叩く指もヘトヘ
トでした…が、今まで歴史上の人物でしかなかった孫文が身近な人物へと変化していくのが楽
しくて、さらには作り上げた論文をこのように評価していただき、本当に嬉しく思います。そ
4
れから桃ちゃん、一緒に論文頑張ってくれてありがとぉな!!(J3−2 小倉 理奈)
私は愛媛県大三島の水場という地区を調べました。水場には父の実家があり、家は70軒ぐ
らいの小さな村です。そこにはお盆休みにいつも遊びに行っていて、祖父母がどんな所に住ん
でいるのか興味がありました。実際に調べると知らないことがたくさんありました。例えば古
城島甘崎城の城跡です。それは日本最古の水軍城で白村江の戦いで天智天皇が敵からの攻撃に
備えたものです。また、フィールドワークの途中でいちご栽培をしている人のお話を聞くこと
で、今の愛媛の現状を知ることができました。愛媛といえばみかんを思い出しますが、過疎化
が進み、後継ぎが減っています。これからは村を出てい都市で仕事をしに行く人ばかりではな
く、農業に携わる仕事をする人が増えたらなと思います。今回のフィールドワークで分からな
いことは積極的に調べていく大切さを学びました。インタビューは初め恥ずかしかったですが、
身近な存在だった愛媛の知識をより一層深めることができました。このフィールドワークはや
りがいがあってとても良い経験だったと思います(J2−2 上杉 凪穂)
老人ホーム慰問
2月5日(土)の 14:00 から、中学部生徒委員会の生徒 23 名が老人ホーム「常寿園」へ
初めて慰問いたしました。そこでは生徒の進行によって「手品」
「落語二作」と全員による
童謡 8 曲を合唱し楽しいひと時を過ごしました。
5
柔 道 大 会
団体戦
男子
中3
中2
中1
1 位 J3−2B
1 位 J2−4
1 位 J1−1
(MVP 金宏樹)
(MVP 大崎大輝)
(MVP 井上貴博)
女子
中2
中1
1 位 J2−2
1 位 J1−3
(MVP 石原明莉)
(MVP 岸本若菜)
横断幕
J3−2
「二位じゃだめなんですか。
」
私たち 3 年 2 組は B チームが優勝するという快挙を成し遂げた。そして中堅で大活躍した
K 君は MVP(もっとも・ボランティア精神に溢れる・ピンポンがうまい男)に選ばれた。
そんな中、A チームの敗因である私と B チームの補欠である Y 君が作成した横断幕は、誰
にも意識される事無く忘れ去られていった…。
そう、
私と Y の新たな挑戦の幕開けである。
(J3−2 林野 貴大)
ぼくたちは2年4組は3連敗から4連勝という超劇的な試合で優勝して面白かったな。相
手の3組の人たちの顔の満面の笑みが少しずつ消えていったのも面白かったな。そういえ
ば中3−2が「二位じゃだめなんですか。
」とか言っときながら岡野先生が本気で応援して
優勝したのはもっと面白かったな。とにかく柔道大会は面白かったな。
(J2−4 大崎 大輝)
柔道大会の日の朝、開会式まではいつもと変わらない気分だった。しかし、試合直前から
急に緊張。僕は次鋒で、先鋒が戦っている間心臓の音が聞こえそうだった。そして僕の番、
相手と向かい合うと驚く程落ち着いた。開始の合図。試合は夢中になりすぎて何をしたか
忘れてしまったが、結果は一本勝ち。決勝戦もほぼ同じだった。だが終わった後の達成感
がより大きかった。最後に応援してくれたみなさん、ありがとうございました。
(J1−1 立花 拓朗)
柔道大会に選手として出場することになり、何度か練習に足を運んだ。そこで学んだのは
相手の技を研究すること。他の選手と互いに様々な意見を交換し合うことで柔道の新たな
内容の面白みを知った。大会当日はこれまでにない濃い試合ができ、私自身も全力で戦う
ことができた。良かったのは優勝したこと、そして何よりも得るものが多かったことだ。
最後に勝つ原動力をくれた人達に感謝したい。
(J2−2 石原 明莉)
6
初めての柔道大会で1位になることができてよかったです。この1位になれたのは、3
人の力と応援してくれた人の力があったからだと思います。
柔道大会が行われるまで、優勝できるとは思っていませんでした。悔いの残らない戦い
が出来てよかったです。
最初、柔道大会の選手に決まった時は本当に驚いたけど、一生懸命自分の出来ることを
精一杯やれてよかったです。
(J1−3 岸本若菜、本林葉名、佐々木紀香)
☆岡山・高砂白陵中学部生徒委員会交流会☆
2月19日(土)に岡山白陵中学部生徒委員会交流会を行いました。
参加者は、岡白24名(中 3…13 名、中 2…11 名)
、白陵40名(中 3…20
名、中 2…11 名、中 1…9 名)でした。
①白陵会館にて交流会
両校生徒委員会 活動内容報告
両校校歌斉唱
小グループに分かれての情報交換会
②校内見学
7
今回の交流会は岡白について知る情報交換の良
い機会であるとともに、岡白の人たちと関わる
絶好の機会だったと思います。姉妹校であると
はいえ、基本的に岡白は違う学校なので、最初
は、昨年一度会っているにも関わらず、身構え
てしまったのですが、実際に会ってみるとみん
なフレンドリーで、
話題も活動報告だけでなく、
ユニークな先生のものなど身近なものもありま
した。今回岡白の人たちとそんな楽しい時間を
共有できよかったです。
(J2−4 正田 浩一朗)
去年に引き続き岡白交流会の時期がやってきた。
去年は岡白に行く側だったが、先輩達に任せっき
りで電車で硫黄の臭いがしたことしか記憶にない。
今年は中学最高学年として頑張ろうと思った。両
校で歌った寮歌での大内先生の素晴らしいかけ声
は一生忘れないだろう。小グループに分かれて互
いに自己紹介や情報交換したり、校内見学でみん
なで女子便に入ったり…(笑)たくさん思い出に
残る良い経験ができたと思う。これからもこの行
事を受け継いでいって下さい!!
(J3−4 藤尾 真衣子)
(3 月 11 日 中学部終礼にて)
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