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薬食審査発 0731 薬 食 安 発 0731 平 成 27年 7月 厚生労働省医薬

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薬食審査発 0731 薬 食 安 発 0731 平 成 27年 7月 厚生労働省医薬
保健所設置市
特
別
区
衛 生 主 管 部 ( 局) 長
号 号 日
県
ヽ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ノ
rl l l l l ヽ
各
都 道 府
第 第 3
薬 食 審 査 発 0731
薬 食 安 発 0731
平 成 27年 7月
殿
厚 生 労働 省 医薬 食 品 局 審 査 管 理 課 長
)
略
印
省
( 公
厚 生 労働省 医薬食 品局安 全 対策課長
略
)
印
省
( 公
新 た に薬 事 ・食 品衛 生 審議 会 にお い て公 知 申請 に関す る
事 前評 価 を受 けた 医薬 品 の適応 外使 用 に つ い て
薬事 ・
食 品衛 生 審 議 会 にお い て公 知 申請 に 関す る事 前 評価 を受 けた医薬 品
に つ い て は、平成 2 2 年 8 月 3 0 日 付 け薬食 審 査発 0 8 3 0 第 9 号 ・
薬 食 安発 0 8 3 0
薬
第 1 号 厚 生 労働 省 医薬 食 品局審 査 管 理 課 長 及 び 安 全 対 策 課 長 連名 通知 「
事・
食 品衛 生 審 議 会 にお い て公 知 申請 に 関す る事 前評価 を受 けた 医薬 品 の適
応 外使 用 に つ い て 」( 以下 「
連名 通 知 」 とい う。) に て 各都 道府 県衛 生 主 管部
( 局) 長 宛 て 通 知 しま した が 、平成 2 7 年 7 月 3 1 日 開催 の 薬 事 。食 品衛 生 審
議 会 医薬 品第 一 部 会 にお い て 、別 添 の 医薬 品 に つ い て 、医療 上 の必 要性 の高
い 未 承認 薬 ・適応 外 薬 検討 会議 報告 書 に基 づ き、公 知 申請 につ い て の 事 前評
価 が行 われ 、 公 知 申請 を行 つて も差 し支 えな い と され ま した 。
つ きま して は 、別 添 の 医薬 品 につ い て 、連 名 通 知 にお け る取扱 い と同様 の
取扱 い を行 つてい た だ きます よ う、貴管 下 関係 医療機 関及 び 関係 製 造販 売業
者 に 対 す る周 知 徹 底 及 び御 指 導 方 よろ し くお願 い い た します 。
[別添 ]
1.一 般名 :ミ コフェ ノール 酸 モ フエチル
販 売名 :セ ルセプ トカプセル250
会社名 :中 外製薬株式会社
追記 され る予定 の効 能 ・効果 :
ル ー プ ス腎炎
追記 され る予定 の効能 ・効果 に関連す る使用上 の注意 :
ル ー プ ス腎炎 に対 しては 、診療 ガイ ドライ ン等 の最新 の情報 を参考 に、本剤 の投
与 が適切 と判断 され る患者 に投与す る こと
追記 され る予定 の用法 ・用量 i
成人 :
通 常、 ミコフェノール 酸 モ フ ェチル として1回250∼1,000mgを 1日2回12時間毎
に食後経 口投与す る。 なお、年齢、症 状 によ り適宜増減す るが、 1日3,000mgを上
限 とす る。
小児 :
通常、 ミコフェ ノール 酸 モ フ ェチル として1回150∼600mg/m2を1日2回12時間毎
に食後経 口投与す る。 なお、年齢 、症状 によ り適宜増減す るが、 1日2,000mgを上
限 とす る。
追記 され る予定 の用法 ・用量 に関連す る使用上 の注意 :
ル ー プ ス腎炎 に対 して本剤 を投与す る場合、投与開始時 は、原則 として副腎皮質
ステ ロイ ドと併用す る こ と
2.一 般名 :ア ミ トリプチ リン塩酸塩
販売名 :ト リプタノール 錠 10、同錠 25
会社名 :日 医工株式会社
追記 され る予定 の効能 ・効果 :
末梢性神経 障害性疼痛
追記 され る予定 の用法 ・用量 :
末梢性神経障害性疼痛
ア ミ トリプチ リン塩酸塩 として 、通 常成人 1日10mgを初期用 量 とし、そ の後、年
齢 、症状 に応 じて適 宜増減す るが、 1日150mgを超 えない こと。
3。 一 般名 :リ ドカイ ン塩 酸塩
販売名 :キ シ ロカイ ン注 ポ リア ンプ0.5%
会社名 :ア ス トラゼ ネ カ株 式 会社
追記 され る予定 の効能 ・効果 :
上肢手術 にお ける静脈 内区域麻酔
追記 され る予定 の使用 上の注意 :
注入後 20分以 内は駆血帯 を解除 しない こと
静脈 内区域麻酔 にはア ドレナ リン等 の血 管収縮剤 を添加 しない こと
追記 され る予定 の用法 ・用量 (下線部追加):
通常、成人 に対 して リ ドカイ ン塩酸塩 として、1回200mg(0.5%液40mL、1%液20mL、
2%液10mL)を 基準最高用量 とす る。ただ し、年齢 、麻酔領域 、部位 、組織 、症状、
体質 に よ り適宜増減す る。
なお、各種麻酔方法 による用量は次表 の とお りである。 ()内 は注射液 としての
用量 である。
麻酔方法
硬 膜 外 麻酔
硬膜外麻酔
交感神経遮断]
伝達麻酔
伝達麻酔
「
指趾神経遮断]
伝 達 麻酔
「
肋 間神 経 遮 断 ]
浸潤 麻酔
キシ ロカイ ン注
ポ リア ンプ0 . 5 %
キシ ロカイ ン注
ポ リア ンプ2 %
25-150mg
100-200mg
200 mg
(5∼ 30mL)
(10∼ 20mL)
(10mL)
25-100mg
(5∼ 20mL)
15-200mg
30-200mg
40-200mg
(3-40mL)
( 3 ∼2 0 m L )
(2∼ 10mL)
15͡V50mg
30∼ 100mg
60-120mg
(3∼ 10mL)
(3∼10mL)
2 5 m g まで
で)
(5mLま
50mgモ
に■
0
(5mLまで)
10-200mg
20∼ 200mg
40-200mg
(2-40mL)
(2∼ 20mL)
(2∼ 10mL)
適 量 を塗布
又 は噴霧 す る
適量 を塗布
又 は噴霧す る
表面麻酔
静脈 内区域麻酔
[上肢手術]
キ シ ロカイ ン注
ポ リア ンプ1 %
2 0 0 m g まで
で)
(40mLま
(3∼ 6mL)
平 成 27年
健 所 設 置
31
部
管
主
生
衛
府
∩司リ
道
7月
号 号 日
薬 食 審 査 発 0731第 7
薬 食 安 発 0731第 4
( 局) 長 殿
男J
厚 生 労働 省 医薬 食 品 局 審 査 管 理 課 長
(公
印
省
略
)
厚 生 労 働 省 医薬 食 品 局 安 全 対 策 課 長
(公
印
省
略
)
ミ コ フ ェ ノ ー ル 酸 モ フ ェ チ ル 製 剤 の使 用 に 当 た つ て の 留 意 事 項 に つ い て
ミ コ フ ェ ノ ー ル 酸 モ フ ェ チ ル 製 剤 ( 販売 名 : セ ル セ プ トカ プ セ ル 2 5 0 )
( 以下 「
本 剤 」 と い う。) に つ い て は 、 本 日、薬 事 衛 生 食 品 審 議 会 に お い て
公 知 申請 に 関す る 事 前 評 価 を受 け 、既 に承 認 を受 け て い る効 能 ・効 果 に 追加
ル ー プ ス 腎炎 」の 使 用 に 対 す る保 険 適 用 が 認 め られ た と こ ろで
し、新 た に 「
新 た に 薬 事 ・食 品衛 生 審 議 会 に お い て公 知 申請 に関 す る事 前 評 価 を 受
す (「
け た 医 薬 品 の 適 応 外 使 用 に つ い て 」( 平成 2 7 年 7 月 3 1 日 付 け薬 食 審 査 発 0 7 3 1
第 1 号 、 薬 食 安 発 0 7 3 1 第 1 号 厚 生 労働 省 医薬 食 品 局 審 査 管 理 課 長 、 厚 生 労
公 知 申請 に係 る事 前 評 価 が 終 了
働 省 医 薬 食 品局 安 全 対 策 課 長 通 知 ) 及 び 、 「
した 医 薬 品 の 保 険 上 の 取扱 い に つ い て 」( 平成 2 7 年 7 月 3 1 日 付 け保 医発 0 7 3 1
第 1 号 厚 生 労働 省 保 険 局 医療 課 長 通 知 ) ) 。
本 剤 は 催 奇 形 作 用 を有 して お り、国 内 外 にお い て 、本 剤 の 投 与 を受 け た 患
者 か ら の 先 天 性 奇 形 を有 す る児 の 出 産 が 報 告 され て い る こ と等 か ら、そ の使
用 に あ た っ て は 、特 に 現 行 の 使 用 上 の 注 意 に記 載 の あ る下 記 の 点 に つ い て 留
意 され る よ う、 貴 管 下 の 医 療 機 関 に 対 す る周 知 をお 願 い しま す 。
コ
言巳
1 . 本 剤 の 、新 た に公 知 申請 の 事 前 評 価 を受 け た 効 能 又 は 効 果 、並 び に 用 法
及 び 用 量 と、既 承 認 効 能 の 催 奇 形 作 用 に対 す る、禁 忌 、原 則 禁 忌 、重 要
な基 本 的 注 意 、及 び 、妊 婦 、産 婦 、授 平L 婦等 へ の 投 与 に対 す る注 意 事 項
は 以 下 の とお りで あ る。ル ー プ ス 腎炎 に 対 して 本 剤 を投 与 す る場 合 に お
い て も、既 承 認 効 能 に 対 す る対 応 と同 じ く、本 剤 の 催 奇 形 作 用 に つ い て
特 段 の 留 意 を お 願 い す る こ と。
な お 、 そ の 他 の使 用 上 の 注 意 等 に つ い て は 、 別 添 の 添 付 文 書 及 び 資 料
を参 照 され た い こ と。
公知 申請 の事前評価 を受 けた効能又は効果 、並 び に用法及び用量
【
効能又 は効果 】
○ル ー プ ス 腎炎
< 効 能 。効果 に関連 す る使用上 の注意 >
ル ー プ ス 腎炎 に対 しては、診療 ガイ ドライ ン等 の最新 の情報 を参考 に、本
剤 の投与 が 適切 と判 断 され る患者 に投 与す る こ と
用法及 び用量 】
【
成人 : 通 常 、 ミコ フェ ノール 酸 モ フェチル と して 1 回 2 5 0 ∼1 , 0 0 0 m g を 1
日 2 回 1 2 時 間毎 に食後経 口投 与す る。
なお 、年齢 、症状 に よ り適宜増減す るが 、1 日 3 , 0 0 0 m g を上 限 とす る。
小児 : 通 常 、 ミコ フェ ノール 酸 モ フェチル として 1 回 1 5 0 ∼6 0 0 m g / m 2 を1
日 2 回 1 2 時 間毎 に食後経 口投 与す る。
なお 、年齢 、症状 に よ り適宜増減す るが、1 日 2 , 0 0 0 m g を上限 とす る。
< 用 法 ・用量 に関連 す る使用上 の注意 >
ル ー プ ス 腎炎 に対 して本剤 を投与す る場合 、投与 開始時 は、原則 として副
腎皮 質 ステ ロイ ドと併用す るこ と
禁忌 ( 次の患者 には投 与 しない こと) 】
【
1 . 本 剤 の成 分 に対 し過敏症 の既往歴 の あ る患者
2 . 妊 婦又 は 妊娠 してい る可能性 の あ る婦人 ( 「
妊 婦 、産婦、 授乳婦等 へ の投
与」 の項 参 照)
【
原則禁忌 ( 次の 患者 には投与 しない こ とを原則 とす るが 、特 に必要 とす る場合
には慎重 に投 与す る こ と】
重要 な基本 的注意 」及 び 「
妊 婦 、産 婦、授 乳
妊娠 す る可 能性 の あ る婦人 ( 「
へ
婦等 の投与 」 の 項参 照)
I 重要 な基 本 的 注意 】
(1)∼
(3)略
( 4 ) 本 剤 の 使 用 に 際 して は 、患者 又 は それ に代 わ り うる適 切 な者 に、 次 の 注 意
事 項 に つ い て よ く説 明 し理 解 させ た 後 、使 用す る こ と。
1 ) 本 剤 は、 催 奇 形 作 用 が 報 告 され て い る の で 、妊 娠 す る可 能 性 の あ る婦
人 に 投 与す る場 合 に は 、妊 娠 検 査 が 陰性 で あ る との結 果 を確 認 し、本
剤 投 与前 、投 与 中及 び 投 与 中 止 後 6 週 間 は避 妊 す る こ と。
2)-3)略
(5)∼
(7)略
I 妊婦 、 産 婦 、授 乳 婦 等 へ の 投 与 】
( 1 ) 妊 婦 又 は妊娠 して い る可能 性 の あ る婦 人 に は投 与 しな い こ と。 [ 妊娠 中 に
他 の 免 疫 抑 制剤 と併 用 して 本 斉」を服 用 した 患者 にお い て 、 耳奇 形 を含 む 先
天 性 奇形 を有 す る児 を 出産 した 例 が 報 告 され て い る。 ま た 、 ラ ッ トで 、脳
露 出 、腹 壁 破 裂 ( 6 m g / k g / 日
) 等 が 、 ウサ ギで 、動 脈 管 開存 、胸 部 及 び 腹
壁破 裂 ( 9 0 m g / k g / 日
) 等 が 報 告 され て い る。 ]
( 2 ) 妊 娠 す る可能性 の あ る婦 人 に は 投 与 しない こ とを原 則 とす るが 、 や む を得
ず 投 与 す る場合 に は 治 療 上 の 有 益 性 が危 険 性 を 上回 る と判 断 され る場 合
に の み投 与 す る こ と。 ( 「重 要 な 基 本 的注 意 」 の 項 参 照 )
(3)授
2.本
乳 婦 に 投 与す るt易合 に は 、1受平Lを 引
壁け さ1きる こ と。 [動 物 実 彫ミ (ラ ッ ト)
で 乳 汁 中 へ の 移 行 ( 6 m g / k g 単回 投 与 ) が 報 告 され て い る。 ]
剤 の 既 承 認 効 能 又 は 効 果 、並 び に 用 法 及 び 用 量 、及 び 、警 告 は そ れ ぞ
れ 以 下 の とお りで あ る の で 、 特 段 の 留 意 を お 願 い す る こ と。
な お 、そ の 他 の 使 用 上 の 注 意 に つ い て は 、別 添 の 添 付 文 書 及 び 資 料 を
参 照 され た い こ と。
既 承認 効能又 は効果 、並び に用 法及 び用量
【効能 又 は効果 】
○腎移植 後 の難 治性 拒 絶反応 の 治療
( 既存 の治療薬 が無 効 又 は副作用等 の ため投与できず 、難治性拒 絶反応 と診
断 された場合)
○下記 の臓 器移植 にお ける拒絶反応 の抑制
腎移植 、 心移植 、肝 移植 、肺移植 、膵移植
【用法及 び用量 】
1 . 腎移植 の場合
○腎移植後 の難治性 拒絶反応 の 治療
通 常 、 成 人 に は ミ コ フ ェ ノー ル 酸 モ フ ェ チ ル と して 1回 1,500mgを
1
日 2回 12時 間毎 に食 後 経 口投 与す る。
な お 、 年 齢 、症 状 に よ り適 宜増減 す る。
○ 腎移 植 にお け る拒 絶 反 応 の 抑制
成 人 :通 常 、 ミ コ フ ェ ノー ル 酸 モ フ ェ チ ル と して 1回 1,000mgを 1日
2回 12時 間 毎 に食 後 経 口投 与 す る。
なお 、年齢 、症 状 に よ り適 宜増 減 す るが 、 1日
3,000mgを 上 限 と
す る。
小 児 :通 常 、 ミ コ フ ェ ノー ル 酸 モ フ ェ チ ル と して 1回
300∼ 600mg/m2
を 1日 2回 12時 間毎 に食 後 経 口投 与 す る。
な お 、年齢 、症 状 に よ り適 宜増 減 す るが 、1日
2,000mgを 上 限 と
す る。
移 植 、肝 移 植 、肺 移植 、膵 移 植 にお け る拒 絶 反 応 の 抑 制 の 場 合
通 常 、成 人 に は ミ コ フ ェ ノー ル 酸 モ フ ェ チ ル と して 1回 500∼ 1,500mg
2心
を 1日 2回
12時 間 毎 に食 後経 口投 与す る。し か し、本 斉Jの耐 薬 量 及 び 有
効 量 は患 者 に よつて 異 な る の で 、最 適 の 治 療 効 果 を得 るた めに用 量 の 注意
深 い 増 減 が 必 要 で あ る。
<用 法 及 び 用 量 に 関連 す る使 用 上 の 注 意 >
重 度 の 慢 性 腎 不 全 患 者 (糸球 体 濾 過 率 <25mL/分
/1.73m2)で は血 中濃 度
が 高 くな る お そ れ が あ るの で 、 1回 投 与 量 は 1,000mgま で (1日 2回 )と し、
患者 を十 分 に観 察 す る こ と。
【警 告 】
臓 器 移 植 に お け る本 剤 の 投 与 は 、免 疫 抑 制 療 法 及 び 移 植 患者 の 管 理 に精 通
して い る医 師 又 はそ の 指 導 の も とで行 うこ と。
││‖
││││││││││
││││││‖
* * 2 0 1 1 年 9 月 改訂 ( 第1 9 版)
* 2 0 1 1 年3 月 改訂
日本標準商品分類番号
処方せん医薬品注1)
:室 温保存、吸湿注意
法
ミ コフェノール酸 モ フェチルカプセル
使用期限 :3年 (外箱 に表示の
使用期限内 に使用す
ること)
臓器移植 における本剤 の投与 は、免疫抑制療法及 び移植患者の
管理 に精通 している医師又 はその指導 の もとで行 うこと。
1本剤の成分に対 し過敏症の既往歴のある患者
2妊 婦又 は妊娠 している可能性のある婦人 (「
妊婦、産婦、授乳
婦等への投与Jの 項参照)
重要な基本的注意J及 び 「
妊婦、
妊娠する可能性 のある婦人 (「
産婦、授乳婦等への投与Jの 項参照)
成 分
フセル中)
(1カ
添加物
色
キ ャ ップ
ボデ ィ
淡青色
淡赤褐色
剤 形
外
硬 カプセル
(1号)
形
長 径
約19 6mm
再審査結果
2010年10月
1.慎重投与 (次の患者 には慎重 に投与す ること)
(1)重
篤 な消化器系疾患 のあ る患 者 [症状 を増 悪 させ るおそれがあ
る。]
2重 度 の慢性腎不 全患者 [血中濃度 が上昇 し、副作用があ らわれる
セ ル セ ブ トカ プ セ ル2 5 0
内容物 : アルファー化デ ンプン、クロス カルメ
ロースナ トリウム、ポ ビ ドン、 ステアリン酸マ
グネシウム
カプセル : ゼラチン、酸化チタン、食用 1 ケ
色 2 り、
三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、ラウリル硫酸 ナ
トリウム
2005年 2月
使用上の注意】
【
組成 。性状】
【
有効成分
・含有量
1999年H月
効能追加
<用 法 ・用量に関連する使用上の注意 >
重度の慢性腎不 全患者 (糸球体濾過率 <25mL/分 /173nプ )では
血中濃度が高 くなるおそれがあ るので、1回 投与量 は 1,000 mg
まで (1日 2回 )と し、患者 を十分に観察すること。
原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、
【
特に必要とする場合には慎重に投与すること)】
ミコフェノ ー ル酸 モ フェチ ル
250 mg
1999年 11月
販売開始
mgを 1日2回 12時 間毎 に食後経口投与する。
しか し、本剤の耐薬量 及 び有効量 は患者 によつて異 なるので、最適
の治療効果 を得 るために用量の注意深 い増減が必要 である。
禁忌(次の患者には投与しないこと)】
【
名
薬価収載
∼
小児 :通常、 ミコフェノール酸 モ フェチル として 1回 3∞ 6CKl
m」 デ を 1日 2回 12時 間毎 に食後経口投与す る。
なお、年齢、症状 によ り適宜増減す るが、1日 2,000mgを 上限 と
する。
2心 移植、肝移植、肺移植、膵移植 における拒絶反応 の抑制の場合
∼
通常、成 人には ミコフェノール酸 モ フェチルとして1回 5∞ 1,5∞
警告】
【
販 売
承認番号 21100AMY00240
四¨
゛
t口 Dセ コ 「 ヵプセル250
CELLCEPT3
規制区分 :劇 共
貯
87399
免疫抑制剤
おそれがある。
]
′
3腎 移植後臓器機能再開遅延患者 [血中濃度 が上昇 し、副作用があ
らわれるおそれがある。
]
2.重要な基本的注意
11,腎
移植後 の難 治性拒絶反応 の治療 の場合、急性拒絶反応 と確定
診断 された患者で、既存 の治療薬 (高用量 ステロイ ド、ムロモ ナ
ブーCD3等 )が無効又 は副作用等 のため投与 で きない患者 に投与
す ること。
の免疫抑制剤 と併用す る場合 には、過度の免疫抑制 によ り感
12)他
染 (日和見感染症や進行性多巣性 白質脳症 (PIIL))に対す る感 受
性 の上 昇、悪性 リ ンパ腫及 び他 の悪性腫瘍 (特に皮膚)が発現す
る可能性 があるので、十分注意する こと。
*13)免疫抑制剤 を投与 されたB型 肝炎 ウイルスキ ャリアの患者 におい
て、B型 肝炎 ウイルスの再活性化 による肝炎があ らわれることが
ある。 また、HBs抗 原陰性 の患者 において、免疫抑制剤 の投与開
始後にB型 肝炎 ウイルスの再活性化 による肝炎 を発症 した症例が
報告 されている。 また、c型 肝炎 ウイルスキ ャリアの患者 におい
て、免疫抑制剤 の投与開始後 にC型 肝炎 の悪 化が み られることが
あ る。肝炎 ウイル スキ ヤリアの患 者 に本剤 を投 与 す る場 合 は、
ー ー
肝機能検査値 や肝炎 ウイルスマ カ のモ ニ タリングを行 うな
ど、B型 肝炎 ウイルスの再活性化やC型 肝炎 の悪化 の徴候 や症状
の発現 に注意すること。
(4)本
剤の使用 に際 しては、患者又 はそれに代 わ りうる適切 な者 に、
次 の注意事項 についてよ く説明 し理解 させ た後、使用す ること。
1)本剤 は、催奇形作用 が報告 されているので、妊娠す る可能性
のあ る婦 人 に投与す る場合 には、妊娠検査 が陰性 である との
結果 を確認 し、本剤投与前 、投与中及 び投与中止後 6週 間 は
平均 重量
約379mg
効能 。効果】
【
○腎移植後 の難治性拒絶反応 の治療
(既存 の治療薬が無効又 は副作用等 のため投与 で きず、難治性拒絶
反応 と診断 された場合)
○下記 の臓器移植 における拒絶反応の抑制
腎移植、心移植、肝移植、肺移植、膵移植
* * 【用法 ・用量】
1腎 移植 の場合
○腎移植後の難治性拒絶反応の治療
通常、成人 には ミコフェノール酸 モ フェチル として 1回 1,500
mgを 1日 2回 12時間毎 に食後経口投与す る。
なお、年齢、症状 によ り適宜増減する。
○腎移植 における拒絶反応 の抑制
成人 :通 常、 ミコフェノー ル酸 モ フェチル として 1回 1,000mg
を 1日 2回 12時間毎 に食後経口投与す る。
なお、年齢 、症状 によ り適宜増減す るが 、1日 3,000mgを 上限 と
する。
避妊す ること。
制症状 、
2)感 染症状 、予期 せぬ挫傷、 出血又 は貧血等 の骨 FDI抑
又 は下痢等 の消化器症状 があ らわれた場合 には、直 ちに担 当
医に報告す ること。
3)皮 膚癌 の危険性 を避 けるため、帽子等 の衣類や 日焼 け止め効
果 の高 いサ ンスク リー ンの使用 によ り、 日光やUV光 線 の照射
を避けること。
注 1 ) 注 意 ― 医 師等 の処 方せ んに よ り使 用 す る こ と
(1)
**4.副 作用
(→重度 の好 中球減少等 の副作用 が起 こることが あ るので、頻 回に
本剤 に関する適応疾患別の副作用発現状況 は以下のとおりである。
臨床検査 を行 うな ど、患者 の状 態 を十分 に観察 し、異常が認 め
腎移植 :承認時 までの試験 281例において、副作用は、220例(783%)
られた場合 には減量、休薬等 の適切 な処置 を行 うこと。
に認め られた。主な副作用 は、免疫 グロブ リン減少 98件 (349%)、
(6)本
剤 は、 イノシ ンモノホスフェイ ト脱水素酵素 (IMPDH)阻 害剤
ー
ー
ニ
ン
ン
ン
ル
ヒポキサ
ホスホ
トラ
グア
であるため、
チ
リボシ
高尿酸 血症 59件 (210%)、 白血球減少 52件 (185%)等 であった。
ンス フェラーゼ (HGPRT)欠 損症 (Lcsch―
N yhan症 候群、Kcllcy―
(効能 ・効果追加時 :2CXXl年12月)
製造販売後の調査 867例において、副作用 は、 488例 (563%)に 認
Sccgmillcr症
候群)の患者 に使用す る と、高尿酸血症 を増悪 させ
め られた。主な副作用 は、サイ トメガロウイルス感染 117件(135%)、
る可 能性があ るので十分注意す ること。
下痢 117件 (135%)、 白血球減少 70件 (81%)等 であった。 (再審
(つ重度の腎障害のある心移植、肝移植、肺移植患者で の使用経験
はない。
査終了時)
3.相互作用
厚生労働科学研究 として実施 された臨床試験 にお いて、 25例 中 16
,」(640%)で 30件の副作用が認 め られた。主 な副作用 は、サ イ ト
(1)併
用禁忌 (併用 しないこと)
メガロウイルス血症 9件 、サイ トメガロウイルス感染 4件 、下痢 3
臨床症状 ・
薬剤名等
措置方法
機序 ・危険因子
1)
件等 であつた。 (小児 における用法 用 量追加時
ン
に
よ
り
生 ワクチ
類薬 に よる免疫 抑 制 免疫抑 制作 用
心移植、肝移植、肺移植 、膵移植 :国 内 における臨床試験成績は得
燥弱毒生麻しんワクチン 下 で、生 ワクチ ン接 発 症 の 可 能性 が増 加
(乾
られていない。 (効能 ・
効果追加時 :2∞ 5年 2月)
乾燥弱毒生風しんワクチン 種 に よ り発 症 した と す る。
「
重大 な副作用」及び 「その他 の副作用」 の発現頻度 は、腎移植 の
経日生ポリオワクチン ■ ) の報告 がある。
効能 効果追加時 までの国内臨床試験及 び製造販売後 における使用
成績調査、特別調査 の結果 を合わせて算出 した。
(2)併用注意 (併用 に注 意すること)
大 な副作用
(1)重
薬剤名等
アザチオプリン
ミゾ リビン
臨床症状 ・
措置方法
機序 ・危険因子
骨髄機能抑制 が起 こ 両 剤 とも骨 髄 機 能抑
るおそれがあるc
制作用が報告 されてい
る。
シ ク ロスポ リ ン
本剤 の作 用 が 減 弱す 併 用 に よ り、本 剤 の
るおそれがある。
腸肝循環が田l 害され、
本剤 の血 中濃度 が低
下す ると考 えられる。
腸 肝 循 環 に 影 響 を与 本 剤 の作用 が減 弱す
える薬剤
るおそれがある。
コレス チ ラ ミン
コレス チ ミ ド
コレスチ ラ ミンとの 併
用 に よ り、本 剤 の
AUCが 40%低 下 し
た との 報 告 が あ る。
マ グネ シウム 及びア 本 剤 の作 用 が減 弱 す 併 用 に よ り、本剤 の
ル ミニ ウム含 有制酸 るおそれがある。
吸 収 が減 少 した との
報告がある。
剤
ラ ンソプラゾール
本剤 の作用 が減弱す 併用 によ り、本剤 の
るおそれがある。
吸 収 が減少 した との
報告 が あ る。併用 薬
に よるp H の 上 昇 に よ
り、 本 剤 の 溶 解 性 が
低 下す る と考 え られ
る。
セベ ラマ ー
本剤 の作 用 が 減弱 す 併 用 に よ り、本 剤 の
るおそれがある。
Cmaxが 30%、 AUC
が 25%低 下 した との
報告 がある。
シプ ロ フロ キサ シン 本 剤 の作 用 が減弱 す 併用 により、本剤 の ト
アモ キ シ シ リ ン ・ク るおそれがある。
ラフ値 が 5 4 % 低 下 し
た との 報 告 が あ る 。
ラブラ ン酸 ( 合剤 )
本 剤 の 腸肝循 環 が 阻
害 され本剤 のトラフ値
が低下すると考 えられ
る。
リフ ァンピシン
本剤 の作 用 が 減 弱す リフ ァン ピシ ンが 肝
るおそれがある。
代 謝酵 素 を誘 導 す る
こ とに よ り本 剤 の代
謝 が促 進 され、本 剤
の血 中濃度 が 低 下 す
る と考 えられる。
アシク ロビル
バ ラシ クロ ビル
ガ ンシ ク ロビル
バ ル ガ ンシ クロ ビル
本剤 の代 謝物 及 び ア 腎尿細 管 での 分泌 が
シ クロ ビル 、 ガ ンシ 競合す る。
ク ロ ビルの血 中濃度
が上 昇 し、副作 用 が
あ らわれ るお それが
ある。
ワ クチ ンの効 果 を減 本剤 の免疫抑制作用
不活化 ワクチ ン
エンザH A ワ ク 弱 させ るお そ れが あ により、接種 されたワ
インフ, レ
チン
る。
クチンに文
等
すする抗体産
生が抑制される。
*1)感 染症 (頻度不明):免 疫,p制療法 は、二次的感染症 に対 し感受
性 を高め、 日和見感染 を起 こす可能性があ るcサ イ トメガ ロ
ウイルス感染症、非定型抗酸菌感染症、 アスペ ルギルス感染
ー
ー
症、 カンジダ感染症、 ムコ ル感染症、ニ ュ モ システ イス
ブ
パ
ルス
ノカルジア
ルボウ
感染症、黄色
イ
感染症、
感染症 、
ドウ球菌感 染症、 リステ リア感染症 、結核等 があ らわれるこ
とがある。 また、肺 炎、敗血症、感染性心内膜 炎、帯状疱疹、
単純疱疹、 上気道感染、気管支炎、感 冒、髄膜炎、創感染、
腹膜炎、食道炎、腸炎、胆管炎 、膿瘍があ らわれ ることがあ
る。 また、B型 肝炎 ウイル スの再活性化 による肝炎やC型 肝炎
の悪 化 があ らわれ ることがある。本剤 を投与す る場合は観察
を十分 に行 い、異常 が認め られた場合 には、減量 ・休薬、抗
生物質、抗 ウイルス剤の投与等の適切 な処置 を行 うこと。
2)進行性 多巣性 白質脳症 (PML)(頻 度不明):進 行性多巣性 白質
あ らわれることがあるので、本剤 の治療期間中及
脳症(PIIL)が
び治療終了後は患者 の状態 を十分に観察 し、意識障害、認知障
害、麻痺症状 (片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等 の症状があ らわ
れた場合 は、MRIに よる画像診断及 び脳脊髄液検査 を行 うとと
もに、投与を中止 し、適切 な処置 を行 うこと。
3)BKウ イル ス腎症 (頻度不明):BKウ イルス腎症があ らわれるこ
とがあるので、このような場合には減量又 は投与 を中止 し、適
切 な処置 を行 うこと。
4)汎血球減少 (05%)、 好中球減少 (03%)、 無顆粒球症 (頻度不
板減少 (16%)、 貧血 (71%)、
明)、自血球減少 (125%)、 血 Jヽ
赤芽球瘍 (頻度不明):こ の ような症状があ らわれることがあ
るので、定期 的 に血液検査 を行 うな ど、患 者 の状態 を十分 に
観察す るこ と。異常 が認め られた場合 には減量、休薬等 の適
切 な処置 を行 うこと。
5)悪性 リンパ腫 (01%)、 リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍 (特に皮
膚)(以上 05%):他 の免疫抑制剤 と併用す る場合 に、過度の
免疫抑制 により発現 の可能性 が高 まる ことがある。
6)消化管潰癌 (14%)、 消化管出血 (02%)、 消化管穿孔 (01%)、
イ レウス (04%):こ の ような症状があ らわれる ことが あるの
で、観察 を十分 に行 い 、異常が認 め られた場合 には投与 を中
止す るなど適切 な処置 を行 うこと。
7)菫度の下痢 (頻度不明):重 度 の下痢 があ らわれることがあ り、
脱水症状 に至 つた症例 も報告 されているので、観察 を十分 に
行 い、異常が認 め られた場合 には、患者 の状態 によ り上潟薬
の投与、補液等 の適切 な処置 を行 うこ と。 また、必要 に応 じ
て減量又 は休薬 を考慮す ること。
8)アシドーシス、低酸素症 (以上頻度不明)、糖尿病 (04%)、 脱
水症 (02%):こ の ような症状があ らわれることがあるので、
観察 を十分 に行 い、異常が認 め られた場合 には投与 を中止す
るなど適切 な処置 を行 うこと。
9)血栓症 (03%):脳 梗塞、網膜静脈 血栓症、動脈血栓症があら
われることがあるので観察 を十分 に行 い、異常が認 められた場
合 には投与 を中止するなど適切 な処置 を行 うこと。
頻度不明注2
10)三度の腎障害 (頻度不 明):腎 不全、腎尿細管壊死 、水 腎症、
腎機能障害 が あ らわれ る こ とがあ るの で、 頻 回 に臨床検査
(クレアチニ ン、BIIN、クレアチニ ンク リアラ ンス、尿蛋 白等)
を行 うな ど観察 を十分 に行 い、異常が認 め られた場合 には投
与 を中止す るなど適切 な処置 を行 うこと。
11)心不全 (03%)、 狭心症 (01%)、 心停止 (頻度不 明)、不整
脈 (期外収縮 、心房細動、心房粗動、上室性 ・心室性頻脈等)
(02%)、 肺高血圧症、心裏液貯留 (以上頻度不明):こ の よう
1%未 満
ヘマ トク リ ッ 綱赤 血球増加
ト値 減 少 、赤 減少
血球 数減 少 、
ヘ モ グロ ビ ン
減少 、好 中球
数増 加 、 白血
球数増加
消化器
腸紋 毛萎 縮 “ 、歯 肉
炎、歯 肉肥厚、鼓腸 、
口渇 、 口内乾 燥 、 直
腸障害
下痢 ( 1 3 4 % ) 、
腹痛 、嘔吐、
嘔気 、食欲不
振 、 ア ミラ ー
ゼ上 昇 、腹 部
膨 満、腸炎、
胃炎
精神
神経系
筋 緊張 克 進 、異 常感
覚、傾 眠、発声障害、
激 越 、情 動 障害 、 ニ
ューロパ シー、思考異
常、失神
AST(GOT)、
ALT(GPT)、
GT、 LDH、
γ―
Al―P、ビリルビ
ンの上 昇
肝臓
腎臓
L A P の 上昇
謝常
代具
頻尿 、遺尿 、尿 失 禁 、 尿路感染
尿閉
出血 性 膀洸 炎 、
BIJN上昇、アルプ
ミン尿 、血 尿 、排
尿障害、クレアチ
ニン上昇
循 環 血 液 量増 加 ・減
少 、高 カル シ ウム血
症 、低 血糖 、高 リ ン
酸 血 症 、 アル カ ロ ー
シス
A G 比 異常、血清
総 蛋 白減 少 、血
清 アル ブ ミン低
下、血糖値上昇、
低 カル シ ウム血
症 、痛 風 、低 マ
グネシウム血症 、
K上 昇 ・低下、P、
Cl、Naの 低下
高尿酸血症
(68%)、 Mg
上 昇 、トリグ リ
セ ライド上 昇 、
高 脂 血 症 、コ
レス テ ロ ー ル
上昇 、コリンエ
ステ ラー ゼ 低
下
呼吸器
呼吸困難、喘息、胸水、 鼻 炎
鼻出血、喀 血、しゃつく
り、喀痰増加、過換気、
無気肺
咽 頭 炎、副鼻腔
炎、咳増加
下lil痙直、骨粗豚症
筋力低下、関節
痛、筋痛
循環器
起 立 性 低 血 圧 、低 血
圧 、血管拡張、徐脈 、
静脈 圧増 加 、血 管痙
攣
頻脈、高血圧
眼
結 膜 炎 、視 覚 障 害 、
弱視、眼出血
白内障
耳
耳痛、耳鳴
内分泌
副 甲状 腺 障 害 、
シ ン グ症候 群 、
腺機能低下
その他
疼痛 、顔 面 浮腫 、嚢
腫 ( リ ンパ 嚢 腫 、 陰
嚢水腫 を含 む) 、 イン
フ ル エ ンザ 様 症 状 、
出血 、骨 盤 痛 、 ヘ ル
ニ ア、 体 重増 加 、 イ
ンポ テ ン ス 、 腹 水 、
頚部痛、蒼白
免疫 グロブリン
減少 (85%)、
発熱 、C R P 上
昇 、 サ イ トメ
ガ ロ ウイルス
。
抗体増加'主
倦 怠感 、胸痛 、
免 疫 グ ロブ リ ン
増加 、無力症 、
浮腫、体重減少、
悪寒
注 2)海 外 の臨床試験又 は自発報告 にて幸R告された副作用
注 3)遷 延す る下痢、 また、重症の場合には、体重減少があ らわれる
ことがある。
注 4)腎 移植の効能 効果追加時 までの発現頻度は164%で あ つた。
5。
高齢者への投与
感染症、消化管 出血等 の副作用発現 の危険性 が増加す るおそれが
あ るので、観察 を十分 に行 い、必要 に応 じて用量等 の調節 を行 う
こと。
6.妊婦、産婦、授,L婦等への投与
(1)妊
婦又 は妊娠 している可能性 のある婦人には投与 しないこと。 [妊
娠 中に他 の免疫抑制剤 と併用 して本剤 を服用 した患者 にお いて、
耳奇形 を含 む先天性奇形 を有す る児 を出産 した例が報告 されてい
る。 また、 ラッ トで、脳露出、腹壁破裂 (6 mg/kg/日)等 が、 ウ
サギで、動脈管開存、胸部及び腹壁破裂 (90mg/kg/日)等 が報告
されている。]
(2)妊
娠す る可能性 のある婦人 には投与 しない ことを原則 とするが、
やむを得ず投与す る場合 には治療 上 の有益性 が危険性 を上 回る
重要 な基本 的注意」の
と判断 される場合 にのみ投与する こと。 (「
国内炎 、便秘 、
メ レナ、膵 炎 、
消 化不 良(鳴 下
障害
しび れ (四肢 ・
舌等 )、め まい 、
頭痛 、 うつ 、不
眠、不安、誇妄、
感覚減退、振戦
脱 毛 、蜂 巣 炎 、
座着、小水
発疹、
疱性皮疹
ソ +︿
1%以 上
低 色 素性 貧血 、赤 血
球増加症、斑状 出血、
プ ロ トロ ン ビ ン時 間
延 長 、ト ロ ンポ プ ラ
ス チ ン時 間延 長 、点
状出血
血液
真 菌性 皮 膚炎 、皮膚
癌痒 、発汗、皮
肥厚 、
膚 潰瘍 、男性 型 多 毛
症
ク 甲
頻度不明注
1%未 満
皮膚
。格
筋骨
な症状があ らわれることがあるので、使用 に際 しては心電図、
心 エ コー、胸部X線 検査 を行 うな ど患 者 の状 態 を十分 に観 察
し、異常が認 め られた場合 には投与 を中止す るな ど適切 な処
置 を行 うこと。
:a肝 機能障害 (20%)、 黄疸 (01%):AST(GOT)、 ALT(GPT)、
P、ビリルビン、LDHの 上昇、黄疸があらわれること
G]P、Al―
γ―
があるので観察 を十分 に行い、異常が認められた場合 には投与
を中止するなど適切 な処置 を行 うこと。
13)肺水腫 (01%)、 無呼吸、気胸 (以上頻度不明):こ の ような症
状があ らわれることがあるので、観察 を十分に行 い、異常が認
め られた場合には投与 を中止するなど適切 な処置 を行 うこと。
14)痙攣 (02%)、 錯乱、幻覚、精神病 (以上頻度不明):こ の よう
な症状 があ らわれるこ とが あるので、観察 を十分 に行 い、異
常 が認 め られた場 合 には、神経学的検査 やCT、 MRIに よる画
像診 断 を行 うとともに投与 を中止す るな ど適切 な処置 を行 う
こと。
情)ア レルギ ー反応 (頻度不明)、難聴 (01%):こ の ような墟i状が
あ らわれることがあるので、観察 を十分 に行 い 、異常 が認 め
られた場合 には投与 を中止す るなど適切 な処置 を行 うこと。
の他 の副作用
(2)そ
次 の よ うな副作用があ らわれた場合 には、投与 を中止す るなど
適切 な処置 を行 うこと。
1%以 上
項参照)
(3凝乳婦 に投与す る場合 には、授乳 を避 け させ ること。 [動物実験
(ラ ッ ト)で 乳 汁 中へ の移 行 (6 mg/kg単回投 与 )が 報告 され て
い る。]
**7.Jヽ 児等への投与
腎移植 における拒絶反応 の抑制 :低 出生体重児、新生児、乳児及
び 2歳 未満 の幼児 に対する安全性 は確立 してい ない (使用経験が少
ない)。
[国外 で行 われた生 後 3カ 月か ら18歳以下の小児患者 1∞ 例 を対象
とした臨床試験 にお いて発現 した副作用の種類及 び発現率 は、成
人に投与 した場合 と類似 していたが、下痢 、白血球減少、敗 血症、
感染、貧血は小児での発現率が 10%以 上であ り、小児 (特に 6歳 未
]
満)の方が成人に比 べ て高 かつた。
い移植 、肝移植、肺移植 、
腎移植後 の難治性拒絶反応 の治療 及 び′
膵移植 における拒絶反応 の抑制 :低 出生体重児 、新 生児 、乳児 、
幼児又 は小児 に対す る安全性 は確立 して い ない (使用経験 が少 な
い
) 。
8.過量投与
本剤 は通常血液透析 では除去 されないが、コレスチラミン(胆汁酸結合
剤)投与 により排泄 を促進することによって除去 できる。
(3)
] 投与3 週 日における平均血漿 中N I P A 濃度
反復経 「
血漿 中 濃 度
12
2 , 0 0 0 m(9n = 4 )
+
10
8
6
2
158± 840
579± 164
2 . 腎機能低下患者で の事物動酢
ー
健康 成 人、腎機能低 下思 者及 び透析思 者 に ミコ フェノ ル 酸 モ
フェチ ル と して 1 , 0 0 0 m g を 単回経 □投 与 した ときの血漿 中M P A の
薬物動態 パ ラメー タは以下の とお りであ つた。
GFR
(mL/minノ173m2)
Cmax
(μ
g/mL)
AUC0 96
(μg hr/mL)
08± 03
253± 80
450± 226
50‐80(n=6)
08± 03
260± 3 8
599± 129
25‐49(n=6)
08± 03
190二L13 2
529± 255
く25(n=6)
10± 04
163± 108
786± 464
透析後投与 (n=6)
08± 03
161± 73
769± 254
投与後透析 (n=6)
23± 38
71± 28
605± 38 1
>80(n=6)
平均値 士SD、 ni症 '」数
3.心移植患者での薬物動辟
心移オ
直患者に ミコフェノール酸 モ フェチルとして 1 500mgを 1
ー
1]2111反
復経│]投与 した時の血漿中MPAの 楽物動態パ ラメ タは
以 下のとお りであつた。
測定時期
Cmu
(μ
8/ml.)
AUC0 12
(μ
g hr/mL)
心移植後
2 02± 1 83
1 1 6 ±7 4 5
1 日日
(n=17)
(n=17)
(n=16)
心移植後
1 58=L0 998
133± 780
実施せず
5 日目
(n=10)
心移植後
1 7 7 ±1 3 2
(n=11)
36 71Ll1 9
(n=10)
1 1 5 ±6 %
(n=11)
433± 208
(n=9)
心移植後
1 1 2 ±0 6 5 5
19 8±9 27
53 9±20 0
6カ月
(n=52)
(n=y)
(n=")
0
平均値 土sD、 n;症 例数
反復経口投与 3週 ‖におけるMPAの 英物動態パ ラメー タ
AUCυ lz
c.*
( μg h r / n )■
(pelnL)
Cmin
lpglnL)
18 4± 3 16
474± 236
0 56± 023
1000(n=5
48 8=ヒ164
126± 5 22
195± 099
1500(n=5
578± 21 3
l1 8± 2 73
1 991L201
2,000(n=4
806=ヒ 167
193± 517
261± 091
500(n=9
平均 値 士sD、 n;症 例数
※承 認 された用量 は 1回 1,000mg又 は 1,500mgで あ る
臨
一
m
年齢範囲
J々
(夕
ゆ
一
‰
ω
一
2.小児腎移植患者 での薬物動態 1(参 考 )
小児腎 移植患 者 (2∼ 17歳 )に ミコフェノール酸 モ フェチルとして 1
回 31Xl∼61Xlmg/m´を 1日 2回 反復経 □投 与 した時の投与 3カ 月日
にお け る血漿 中のMPAの 薬物動 態 パ ラメ ー タは、以下の とお りで
あ った。 なお、試験全期 間 (12カ 月)に おけ る平均投 与量 は 6550
mg/m2/日 であ つた。
反復経 □投 与 3カ 月 目におけるヽPAの 薬物動態 パ ラメー タ
<6歳 (3)
0 5 ±0 0
1 1 5 ±7 8
6歳 ∼ <12歳 (5)
12歳 ∼ (7)
0 5 ±0 2
25 3±10 4
全息 者 (15)
1 0 ±0 6
A U C o r. z
\ps'lv/nL)
1 9 1 ±8 0
20 9± 10 2
467± 190
4.肝移植患者での薬物動酔
岨 者 にミコフェノール酸 モ フェチル として 1卜Jl,Oulmg l日
肝移オ
ー
2117日 ‖
りの静脈投 与 に引 き続 き、 ミコフェ ノ ル 酸 モ フェチ
ル として 1,5ulmgを 1日 21]反 復経 □投与 した時の血漿 中NIPAの 楽
物動態 パ ラメー タは以下の とお りであ った。
時期
lll定
初回投与日
(n=21)
投与 開始
6 カ月後 ( n = 1 4 )
‰m
投 与量
(mg)
**
AUCO∞
(μ
g hr/mL)
平均 値 土SD
退院前 日
4
240± 119
‰m
< 日 本人 における成績 >
1 . 血中濃度エ
者 に ミコフェノール酸 モ フェチル として 1 回 5 0 0 ∼ 2 , 0 0 0
腎移 l l E 患
m 8 家を 1 日 2 回 反復経 「l 投与 した とき、投与開始 3 週 目における活
」 パラ
性代 謝物 ミコフェノ ー ル 酸 ( M P A ) の 血漿 中濃度及 び薬1 7動態
メ ー タは以 下の とお りであ り、A U C に 用量比例性が認め られた。
0726± 0443
2ω
′
︲
t
薬物動態l
【
MPA
Cmu
(pglnL)
>
r
‰<
h
ルで、下痢、貧血、自血球減少 (45 mg/kg/日
以上)が
(2)サ
報告 されている。
(3)細
菌 を用いる復帰突然変異試験、酵母 を用いる遺伝子変
換試験、チャイニーズハムスター卵巣由来細胞 (CHO)
を用 い る染色体異常試験、マ ウス リンフォーマTK試 験
及 びげつ歯類 を用いる小核試験が実施 され、細胞毒性 を
生ずる用量で、マ ウス リンフォーマTK試 験で小 コロニ
ーの誘発及 びげつ歯類 を用いる小核試験で陽性の結果が
得 られ、染色体異常誘発性 が認め られた。
<外 国人における成績(参考)>
1.血中濃度・
健康成人12例にミコフェノール酸 モ フェチルとして1,mmgを 単
ー
回経口投与 したときの血漿中MPAの 薬物動態パ ラメ タは以下の
とお りであつた。
‰ω
9.適用上の注意
薬剤交付時 :
PTP包装の薬剤 はPTPシ ートか ら取 り出して服用するよう指
導すること。[PTPシートの誤飲 により、硬 い鋭角部が食道
粘膜 へ刺入 し、更 には穿孔 をおこして縦隔洞炎等 の重 篤
な合併症 を併発することが報告 されている。
]
の他の注意
10.そ
(1)牌
臓摘出/血漿交換 ラットの実験 (40mg/kg/日を7日 間、
に減量 して更に7日 間連続経口投与)
その後20 mg/kg/日
で投与中は血 中自然抗体価の回復 を抑制 したが、投与中
止後にはリバウンドを呈 したとの報告がある2。
c.-
AUC。 12
(pelmL)
( μg h F / m L )
113=L0430
132± 6“
310± 143
107±0 61Xl
293± 172
606± 184
平均値 士SD、 n;症 例数
5.蛋白結合率
MPAの 血漿蛋白結合率は、03-200 μ g/mLの濃度範囲では 97∼
98%で あり、そのうち約96%が 血清アルプミンヘの結合であつた。
(所"″ο試験)
6.代謝 ・排泄
ミコフェノール酸 モ フェチルは投与後速やかにヒ トの消化竹粘
膜、肝臓、血液でMPAと 非活性代謝物 ヒドロキシエチルモルフォリ
ン(HEM)に 加水分解 される。MPA由 来の代謝物については、健康
成人 4例 にHC‐ミコフェノール酸 モ フェチルを1,000 mg単回経
口投与 したとき、投与後72時間までに約90%が 尿中に、約 5%が
泄物の約95%は MPAの グルク
糞中に排泄 された。 このうち尿中ツト
ロン酸抱合体 (MPAG)で あつた。HEM由 来の代謝物 は、投与後 2
4時 間までに約921%が 尿中に排泄 され、主代謝物 としてはHEM
の酸化反応生成物 カルポキシメチルモルフォリンであった。
疋期
ハ
測 時
年齢範囲
OJ“
‰m
* * フ . 小児腎移植患者での薬物動態
小児腎移植患者 ( 生後3 カ月から1 8 歳以下) に ミコフェノール酸 モ
フェチルの経口用懸濁剤液 6 0 0 m g / m 2 を1 日 2 回 反復経口投与 した
時 の血漿中M P A の 薬物動態パ ラメー タは以下の とお りであ った。
小児腎移植息者におけるM P A の 平均A U C o 2 は、カプセル剤 1 , X K X l
m g l 日 2 回 の反復経口投与を受けた成人腎移植息者の結果 と同様
であった。
**2.腎 移植における拒絶反応の抑制
:)成人 し'
腎移植後 の忠翡136例 に対 して、シクロスポリン及びステロイ
ド併用下 にミコフェノール酸 モ フェチルとして1卜Jl,000 mg又
は1,500mgを 1日 2回 24週間経口投与したときの拒絶反応抑制
効果を検討 した二重盲検比較試験 において、有効性評価対象症
例125例の成績は以下のとおりであつた。
急性キ
E絶反応の発現率 症 例数(%)
AUC0 12
(″
rhr/mL)
1回 投与量
急性拒絶反応 の発現例数 (%)
103±580
2 2 5 ±6 6 6
1,000mg
22(349)
132±716
274± 954
1,500mg
17(274)
1 3 1 ±6 3 0
332±121
1 1 7 ±1 0 7
263」ヒ914て
1 2 6 ±8 3 7
287±105
3カ月∼<2歳 (4)b )725=L0276
3カ月ヽ く6歳 (15) )989」ヒ0511
移植後
6歳 ∼<12歳 (14) 1 21±0532
3カ月日
12歳 ∼ 18歳 (17) )978■0484
238±134
474± 147
1 0 5 ±0 5 0 7
2 2 5 ±1 1 8
後 目
植 日
移 7
C.u
(zelml-)'
3カ 月∼ <2歳 (6)b 303二L470
3カ月∼<6歳 (17) 1 6 3 ±2 8 5
6歳 ヽ<12歳 (16) 0940=ヒ0546
12歳 ∼18歳 (21) 116±0830
全 忠者 (54)
全息 者 (46)
1 2 4 ±1 7 0
3 カ月∼< 2 歳 ( 4 ) °) 6 0 4 ±0 2 0 8
3カ 月ヽく6歳 (12) )869=ヒ
0479
移植後
6歳 ヽ<12歳 (ll)
9 カ月[ ヨ
12歳 ∼18歳 (14)
全思 者(37)
619±196
179=ヒ9 57
5 3 6 ±2 0 3 d
2 5 6 ±4 2 5
558±116
30449 16
610± 107
1 12=L0462 292二L126
6 6 8 ±2 1 2
1 0 9 ±0 5 1 8
1 8 1 ±7 2 9
567±140
1 0 3 ±0 4 8 8
2 5 4 ± 1 1 1 6 1 1 ±1 5 7
(参考)動 物実験 の結 果
1)腸 肝循環上
Hc‐ミコフェ ノー ル酸 モ フェチル 5 mg/kgを経 口投与 した雄 ラ
ッ トか ら投 与後 1時 間 まで に排泄 された胆汁 を別 の雄 ラ ントに
63(100)
1,500mg
61(984)
りまでの乳汁中放射能 の AUC
経 日投与 した ところ、投与後 24時 ‖
は血 漿 中放射能の AUCの 19%で あ った。 また、乳汁 中 には未変
化体 は 認め られず主代 謝物 はMPA及 びMPAGで あ つた。
生着例数 (%)
1回 投与量
1,000mg
62(984)
1,500mg
58(93 5)
2)小児 1(参考)
小児腎移植息者 25例 (2∼ 17歳)に対 して、他の免疫抑制剤 と
の併用下で ミコフェノール酸 モ フェチルとして 1回 3∞ ∼ 600
mg/m2を 1日 2回 経[1投与したときの拒絶反応抑制効果を検討し
た臨床試験において、腎移植後6カ 月の拒絶反応発現率は20%
(6/25例)、腎移植後 1年 の生存率及び生着率はいずれも1∞ 0%
(25/25例)であつた。
3.心移植 における拒絶反応の抑制上
ヽ
移植後患者 578例を対象とした二重盲検比較試験
し
国外で行われた′
において、シクロスポリン及びステロイ ド併用下で ミコフェノール
酸 モ フェチル (MMF;1回 l,500mgを1日 2回 経口投与)あ るい
kg/日の経口投与)を投与 した
はアザチオプリン(AZA:15∼ 3 0mν
ときの有効性に関する成績は以下のとお りであつた(外国人におけ
る成績)。
有効性 に関す る成績
評価Ilil l
移 植 後 6 カ 月 間 にお け る心 血行 動 態 に
影響 を伴 つた拒 絶反応 の発現例 数 ( 死亡
群 9
8
2
耐
〓
n
経 口投与 した ところ、胆汁 中 に排泄 され た放射能の約 85%が 再
吸収 された。
2)乳 汁移行エ
Hc‐ミコフェノール酸 モ フェチ ル 6 mg/kgを授乳 ラ ノトに単回
生存例数 (%)
1,000mg
移植腎生着率 症 例数 (%)
5 4 9 ±1 9 6 '
` 6 0 0 m g / 1 n :量
用に補正 した,
b 3 カ月ヽく6 歳 と重複する, ' 卜 2 0 , ` n = 1 6 ,
`n=45
92(318)
A7_A群
n=289
l∞ (346)
又はキ
, 移柚 を含む) ( % )
臨床成績】
【
移植 後 1 年 以 内 に死 亡 ス は再 移植 した
1.腎移植後の離始性拒絶反応の治療
1)日本人における成a・L
難治性拒絶反応に対する治療効果 症 JJ数(%)
著 効
有 効
12(46 2)
6(23 1)
18(692)
18(62)
例数 ( % )
腎移植後 の難治性拒絶反応患者41例 に対 して、 ミコフェノール
酸 モ フェチルとして 1回 1.500 mgを1日 2回 12週間経口投与
したときの治療効果を検討 した国内臨床試験 において、有効性
評価対象症例26例の成績概要は以下のとお りであつた。
やや有効
3(H5)
無 効
計
5(192)
再発 な し
酸 モ フェチル(MhIIF:1回 1,500mgを 1日 2回 経口投与)あ るい
の経口投与)を投与 し
はアザチオプリン(AZA;10∼ 2 0mg/kg/日
たときの有効性 に関する成績は以下のとお りであ った (外国人にお
ける成績)。
イ∫
効性に関する成績
評価項 目
再発あ り
22(846)
23(885)
機能廃絶
移植後 1 年 以内に死亡又は再移植 した
例数 ( % )
42(14 6)
投与開始前血清クレアチニ ン値による治療効果 症 例数 (%)
<5 0mg/cL
45/64(703)
n_287
137(47 7)
2)外国人における成績 (参考)
腎移植後の難治性拒絶反応息者77例 に対 して、 ミコフェノール
酸 モ フェテルとして 1回 1,500 mgを1日 2回 8週 間経 □投与
したときの治療効果を検討した米国での第 1/Ⅱ相臨床試験成績を
もとに、投与前 の血清 クレアチニ ン値が50m3/dL以 上群 と50
mg/dL未 満群の 2群 で層別解析 した結果、完全寛解例数は以下
のとお りであった。
≧5 0mg/dL
AZA群
n=278
4(154)
3(115)
7/13(538)
MMF群
移植後 6カ 月間に生検により確認され、
治療 を受けた拒絶反応の発現例数 (死亡 1∞ (381)
又は再移植 を含む)(%)
移オ
"T子生若率 琳 :例数 (%)
着
33(11 4)
4.肝移植 における拒絶反応の抑制エ
国外で行われた肝移植後息者 565例を対象 とした二重盲検比較試験
において、シクロスポリン及びステロイド併用下で ミコフェノール
8(308)
拒絶反応 再発率 症 例数 (%)
生
生存率 症 例数 (%)
1回 投与量
227± 10 1 497± 182
278二L143
投与例数
計
52/77(67.5)
39(14 0)
5.肺移植 における拒絶反応の抑制
国外 において肺移植患者における拒絶反応の抑制効果工Lが 認め
られている(外国人における成績)。
6.膵移植 における拒絶反応の抑制
国外 において膵移植 (膵腎同時移植)息者 における拒絶反応の抑制
効果!‐ が認められている(外国人における成績)。
薬効率理】
【
1.作用機序をШ
ミコフェノー ル酸 モ フェチルは、生体 内で速か にⅣPAに 加水分解 される。
ハ。系 、savagc系 2つ の プ リン生合成経路 の 内、″ ″の'ο
ⅣPAは 、′´″
て
経路 の
律 速酵素であるイ ノシ ンモ ノホス フェイ ト脱水素酵素 を不競合的、可逆的か
つ特異的 に阻害す るこ とに より、GTP、 デオキシGTPを 枯渇 させ、NA合 成
を抑制す る。T、 Bリ ンパ 球細胞 は核酸合成 を主 として″ ″ωο系 に依 存す る
の に対 して 、免疫系 以外 の 細 胞 はル ″οrο、salVagc両 系 に依 存 して い る。
MPAは
salvage系酵素 には影響 しないため 、結果的 に リ ンパ 球細胞 の 増殖 を
選択的 に抑制 し、臓器移植後 に発症す る拒絶反応 の形成不全 を誘導する。
2.免疫薬理作用
l)la vrtro試
験ヽ`
ヒ トリ ンパ 球系細胞株 の増殖、 マ イ トジ ェン刺激 した ヒ ト末梢 血 リンパ
球 及 び膊臓 Bリ ンパ 球 の増殖 や抗 体産生、並 びに ヒ トリ ンパ球 の 混合 リ
ンパ球反応 を強力 に抑 制 した。 一 方、 ヒ ト線維芽細胞 、陪帯内皮細胞 の
増殖抑制 は軽 度 であつた。
2)ln"vo試
辟 2-エ
マ ウス細胞 傷害性 Tリ ンパ球 の誘導抑制、感作 マ ウス及び ラ ッ ト牌臓 の抗
体産生抑 制、牌臓摘 出 ラ ッ トの血 中 自然抗体産生能低下、感作 マ ウス リ
ンパ節、胸臓 のDNA合 成 の特)tttlp制を示 した。
3.移植免疫抑制作用ヽ ヽ
動物 の同種臓器移植において、進行性急性拒絶反応 の改善 を認めた(イヌ腎臓、
ラ ッ ト心臓 小 腸)。また、急性拒絶反応 を抑 制 し、移植臓器片 の生 着 生 存
期 間 を延 長 させ 、他剤 との併用投 与に よ り免疫抑 制作用 を増強 した (イヌ腎
ヽ
臓 肝 臓、ラ ッ ト′
し
臓 小 腸、 マ ウス膵臓 )。さ らに、 ラッ ト脈管炎 モデルで
の冠状動脈炎、内膜 1曽
殖 肥 厚 をIP制 した。
23)Bruce DS,et」 :TransPlant PrOc:30,1538(19%)
on:∞ ,318(1998)
:Transplanta●
24)Gmcssncr RWG,et」
25)Kallfman DB,et」 :Transplantat10n:67,586(1999)
26)Allison AC,et al:― unol Rev:136,5(1993)
i Cancer Rcs:45,5512(1985)
28)AIIson AC,et」 :Lan∝ t:2,1lη (1975)
29)社 内資料 :nIIPDH,GNIPSの 特異的抑制作用
望 )Eugui EM,et」 :Scand J Lnmunol:33,161(1991)
31)Graller A,et」 :Transplant Proc:23,314(1991)
32)社 内資料 :抗 体産生抑制作用
33)Euglu EM,et al :Scand I― unol: 33, 175(1991)
:Trans口ant PrOC:23(Supp1 2),15(1991)
望 )Euglu EM,a江
27)Lec HJ,ct」
35)Platt KP,et」 :Surgcry:110,736(1991)
36)MomsRE,ct al:Transplant Proc:2,1659(1990)
37)Platz KP,ct」 :Transplantatlon:51,27(1991)
38)Bechs“ ln wO,et」 :Transplant Proc:5,702(1993)
39)Hao L,ct」 :Transplant Proc:22,876(19∞ )
40)Mo甫 sRE,a al:Transplant Proc:23(Supp1 2),19(1991)
41)Steele DM ct al:Tranり lant Proc:25,754(1993)
42)社 内資料 :ラ ッ ト脈 管炎 モデルにお ける内膜肥厚抑制作用
43)Yoshda S,et」 :Transplant Fbc:32,2492(20〕 Э)
文献請求先】
【
主要文献 に記載の社内資料 につ きましても下記 にご請求 ください。
ー
中外 製薬株式会社 医 薬情報セ ン タ
〒103-8324 東 京都中央区 日本橋 室町 2-11
1有効成分に関する理化学的知見】
13言
舌:0120-189706
一般名 : : a 1 r ) - )V& + 7 -'.+Jl, (MycophenolateMofetil)(JAN)
略 名 : M]\{F
化学名 : 2 - morpholinyt ( E ) - 5 - ( l, 3 - dihydro - 4 -hy&oxy- 6 -methoxy- 7 - merhyl-
www chug/al‐
http:〃
pharrn co jp
Fax :0120-189705
3 -oxoisobenzofum- 5- yl ) - 4 -methyl- 4 -heKenoate
構造式 :
OH
CH3
0
CH3
分子式 :c2=H.NOテ
分 子量 :43349
ジメチルホルムア ミドに溶 けやす く、
性 状 :白 色 の結晶性 の粉末である。N,N‐
アセ トニ トリルにやや溶 けやす く、 メ タノー ルにやや溶 けに くく、 エ
タノー ル (95)及 びジエ チルエ ー テルに溶 けに くく、水 にほ とん ど溶
けない。
融解範囲 :94∼ 98℃ (融解 開始点 と融解終点の差 は25℃ 以内)
包 装】
【
セルセ プ トカプセル2 5 0 : 1 0 0 カプセル ( 「P 、 バ ラ)
主要文献】
【
島一誠,他 :日本小児腎臓病学会雑誌 :24,36(2011)
■on:55,1371(1993)
2)Figueroa J,et」 :Transplan●
3)高 橋公大,他 :移植 :32,135(1997)
4)社 内資料 :腎 移植患者における薬物動態 (国内)
5)社 内資料 :健康成人における薬物動態 (海外)
6)Heatter JJ,et al:CLn Phamacol ner:63, 512(1998)
7)社 内資料 :心移植患者における薬物動態 (海外)
8)社 内資料 :肝移植息者における薬物動態 (海外)
9)社 内資料 :卯!汁中排泄及び腸肝循環
10)社 内資料 :乳汁中移行
11)打 田和治,他 :移 植 :35,29(2KXXl)
12)高 橋公太,他 :移植 :36,39(2∞ 1)
里 )Kobashgawa J,et」 :Transメantat10n:66,507(1998)
14)社 内資料 :肝移植患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験 (海外)
望 )ZuCkerlnann A,et」:J Healt Lung Transplant:18,432(1999)
望 )Ross DJ,et」 :J Heart Lung Transplant::7,%8(1998)
,1772(2001)
望 )PahersM,ad:Transplantaion:刀
**1)飯
塑 )OdOiCO JS,et」
:TransJantat10n:“
,1751(1998)
⊇ )kgO饉 P,et』 :Cun Nephol:53,52(2∞ Э)
20)Mtton RM,et」 :Trans口
an●10n:70,105(2003)
21)ohJM,et al i J Oin Pharlnacol:41,861(2∞
1)
2 2 ) s t g a ■M D , e t 」: T r a n s p l a n t a t l o n : 6 4 , 1 6 9 5 ( 1 9 9 7 )
販
脳
所
回臣∃車曇島曇鮫黎身♯│
〇
ロシュ 勿 レーフ
①登録商標
84010152/84010153
囲
中外 製 薬 │
@ot'ln-z
セルセプ トを処方される先生方ヘ
本剤の催奇形性 に関する情報および適 正使用の お願 い
セルセプ ト (以下 ′本剤)は ′妊婦 に投与すると胎児に障害を及 ぼす可能性があ ります。
壬娠
本剤を服用される患者さんの予定外の妊娠を防止 し′胎児の本剤曝露を最小化 するため ′女
へ
旨
性のある婦人に投
「
又は妊娠 している可能性のある婦人 の投与は 禁忌」であ り′妊娠する可育
与する場合には避妊をお願 い してお ります。
ご 注 意 頂 きた い点
妊娠する可能性のある患者 さん (生理のある女性全員が対象)に 本斉Jを処方される際には ′次
の事項 にご留意 くださいますようお願い申 し上げます。
1日本剤の服用と流産や先天障害の リスクについて ′患者さんへ 説明を行つて ください。
セルセブ トを服用される患者
妊娠の可能性がある女1生に対 し本剤の投与を開始する際 は ′ 「
`
さんへ 」をお渡 しいただき ′本斉Jの催奇形性 に対するリスクを患者 さんに十分ご指導 くださ
い
。
2.妊 娠の可能性が ある女性 に対 して妊娠 に関する指導を行つて くだ さい。
①妊娠計画 に関する指導を行 つて ください。
`
`
壬娠の重要性 についてご指導 く
本剤 によるリスクを患者さんにご理解いただいた上で、計画女
ださい。
②避妊に関するカウンセ リングを行 つて ください。
。本剤投与前 ′本剤投与中および投与中止後 6週 間は ′複数の信頼できる避妊法 によ り確実に
避妊するよう指導 して ください。
。本剤投与中または投与中止後 6週 間以内に妊娠 した ′
あるいは妊娠 した可育ヨ性がある場合 は′
主治医に直ちに連絡するよう指導 して ください。セル セプ トの服用を自己判断で中止 しない
`
ようこ指導 ください。
3.セ ルセプ ト投与開始前に妊娠検査を実施 して ください。
・本斉J投与開始前に妊娠検査を実施 して ください。
・妊娠検査が陰性であることを確認 してから投与を開始 して ください。妊娠検査が陽性の場合 ′
本剤の投与を避 けて ください。
避妊期間】本剤投与中およびセルセプ ト投与中止後 6週 間
【
避妊期 間
妊娠検査
陰′
性を確認
本 剤 投 与 中止後 ( 6 週 間)
4.患 者 ・処方医同意書 にご署名 くだ さい。
5.患 者 さんが妊娠 した場合 は ′弊社担当者 までご連 絡 ください。
・妊娠詳細調査 に御協力をお願 い します。
本 剤 に よ る催 奇 形 性 の リス ク につ い て
本剤 は′妊婦 に投与すると胎児に障害を及ぼす可能性があ ります。
【
本剤の催奇形性 に関する他剤 との比較】
●日本移植 学会 臓 器移植後妊娠 。出産ガイ ドライン
発刊待ち [記載内容引用、書誌事項記載]
●KDIGOガ イ ドライン
Chapter 25
h t t p : //www.kdigo.org/cl iniCal_pracuce_guidelines/pdf/TXpGL_p u b l V e r s i o n .
●A C R G L :
http://www.rheumatology.org/PraCuce/cliniCal/Guidellnes/Lupus_nephttus_(Members
_only)/
●EULAR― EDttA GL:
201940,abstract?
http://ard.brnj.com/COntent/early/2012/07/30/annrheumdis-2012…
papetoc
LN and pregnancy
Pregnancy may be planned in patients with inactive lupus and UPCR<50 rrng/:nrnOl fO
with GFR that should preferably be>50 rlnl/rnin,Patients with LN
the preceding 6 rnonths′
who are pregnant should idea‖ y be fo‖owed by a multidiscip‖nary team. Stable renal
ハth the same drugs that are recornrrnended as acceptable during
disease is treated ぃ
(hydrOxychloroquine′
azathioprine).
prednisone′
prepregnancy
counse‖ ing
l三
]。re∨en instituted if irnrnunosuppressi∨
e
Hydroxychloroquine should be continuedlJヱ′
and
agents need to be stopped.MPA or CY should not be used in the last 3 months′
biological agents for at:east 4 months―
dependent upon the agent used before
conception. Blood pressure should be contro‖ed without RAAS blockers at the tirne of
conception if possible′
due to their potentialteratogenic effect during the first trimester7 or
vvith switching to other agents such as nifedipine or labetalol as soon as pregnancy is
c o n t t r m e d . J l 坦E
′ Acety卜
salicylic acid is recommended to reduce the Hsk for
2
Patients
with APS are at increased risk for ad∨ erse pregnancy
eclarnpsia.1竪
pre―
outcomesl雖
:堕
堡 and
′どヱ ′
should
be
considered
for
anticoagulation
with
v veight heparin and/or aCetyl―
salicylic acid depending on their hlstory of
low―
molecular―
型
obstetric and/or thrOmbotic events.型Vvarfarin must be discontinued as soon as
range proteinuria are also candidates for
pregnancy ls confirmed.Patients with nephrotic―
anticoagulation.
For rrlonitoring′
gi∨
than levels usua‖
any fa‖in serum C3/C4is significant en
y rise during
eclampsla
before
additional
investigation
may
be
needed
to
rule
out
pre―
pregnancy,I⊇
19
For
active
disease
or
pre―
eclannpsia′
diagnosing e×acerbation of renal disease.≦
combined care with obstetricians is recornrnended.158 close suⅣ e‖lance for renal flare
post parturn is essential. In addition to acceptable medications used in stable LN′
refractory cases can also be treated with calcineurin inhibitors′ intravenous
lrnrnunoglobulln′irnrnunoadsorption and possibly plasma exchange′ according to disease
里
severity.些 ′
妊娠転帰に関する報告】
【
●文献報告
全 米 移 植 妊 娠 登 録 機 関 (NttPR:National Transplantation Pregnancy Registry)に
報告 さ
れた症例デ ータでは′妊娠中ミコフェノール酸 に曝露された ′臓器移植を受けた女性 24例 33
件 において ′ 自然流産 15例 (45%)′ 出産 18夕Jが確認され ′生産児 18″J中4例 に構造的奇
形がみ られま した (22%)。
SifOntis NM′
et al.Pregnancy outcomesin so!id organ transplant recipients with exposure to Mycophenolate rnofet‖
m us.Transplantation.2006;82:1698-1702.
or siro‖
●報告②
ー
1995年 か ら 2007年 にか けて収集 され た市販後 デ ータの報告で は ′妊娠 中 にミコ フェノ
ル酸が投与 され た女性 77例 において ′ 自然流産が 25例 ′胎児 または新 生児の奇形が 14例 確
認 され ′ その うち 6例 に耳の異常がみ られ ま した。
ミコフェノール酸処方情報
【
非臨床試験結果】
●新医薬品の 「
使用上の注意」の解説
生殖 に及ぼす影響 として、本剤 はラッ ト及びウサギ の 2種 類の動物胎児の器官形成期 に投与
して催奇形性がみられることか ら、 ヒ トヘ の催奇形性 は否定できません。また、推定臨床用 量
よ り低い用量で発現 していることから妊婦又は妊娠 している可能性のある婦人へ の投与はすべ
きではないと考えられます。
ラッ ト及びウサギにおける催奇形作用の報告概要を以下に記載致 します。
ラッ ト】(胎児の器官形成期投与試験)
【
壬娠 7日 ∼ 16日 に経口投与 したとき、すべ て
妊娠 ラッ トに O、0.6、2.0、6.Omg/kg/日 を女
の投与群 において母動物 に対する毒性 は認められませんで した。胎児では 6.Omg/kg/日 投与群
で、胚吸収増加 、生存胎児数減少、胎児奇形、胎児体重減少が認め られました。
胎児奇形は、無眼/小眼球症 、水頭症 、脳髄膜ヘ ルニア、外脳症 、唇顎裂、無顎/小顎症 、国
蓋裂、短鼻症、横隔膜ヘル ニ ア、讚帯ヘルニア、胃壁破裂、肋骨癒合/分岐、潜在睾丸等で、胎
児総数の 34%(母 動物の 60%)に 認め られま した。
O、0,6、2.Omg/kg/日 投与群では胎児に対する薬物の影響 は認め られませんで した。
【
ウサギ】 (胎児の器官形成期投与試験)
妊娠ウサギ に 0、 10、30、 90mg/kg/日 を妊娠 7日 ∼ 16日 に経口投与 したとき、すべ ての
投与群 において母動物 に対する毒性 は認め られませんで したが、90mg/kg/日 投与群で は、胚
吸収増加 (これに伴 う生存胎児数減少)と 胎児奇形が認められま した。
胎児奇形は、心臓転位、動脈管開存、胸郭破裂、胃壁破裂 、膀帯ヘルニア、横隔膜ヘ ルニア、
異所性腎臓 、腎臓欠損、胆嚢欠損、胆嚢形成不全、肺無形成、肺形成不全等で、胎児総数の 18%
(母動物の 62%)に 認め られま した。
0、 10、 30mg/kg/日 投与群では胎児に対する薬物の影響 は認め られませんで した。
なお ′男性の本剤服用患者での精子形成異常等 は報告 されておらず ′男性での避妊期間 は設
定 されて いません。
「
警告 ・禁忌を含 む使用 上の注意 」等の詳細 につきま して は最新の添付文書 ′ 中外 製薬 HPを ご
参照 ください。その他 ′ご不 明な点等 ございま した ら ′弊社担 当者 までご連絡 くだ さい。本剤の
適 正使用 にご理解 。ご協力を宣 しくお願 い致 します。
【
参考 】各種避妊方法の利点 と欠点
利点
欠点
コン ドーム
男性 の避妊 意志 と実イ
テカ を必要 とす る
使用方法が簡単で特別な知識を必要 とせず医師や助産
婦の指導 ・監督 は不要
性 行為の最初か ら必ず使用 しない と失敗率が高い
薬局や 自動販売機 ・訪問販売な どで手軽 に入手可能で
シーが保 たれ る
プライノヽ
性行為の時に使用 するため にム ー ドをこわす
作用機序がわか りやす く′効果をただちに日で確かめ
られる
射精 後 に精液 が腟 内 に流 入 して妊娠 する こ とがあ る
副作 用の お それや使用 禁忌 はな い
使用中に破損する可能性がある
早漏防止に役立 つことがある
男性の性感 を障害 す る
古典的性病および トリコモナス′カンジダ ′夕椰ン\ル
ペス ′HIV/AIDSな ど性感染症の予防に役立つ
男性 は使用 を好 まな いの でな るべ く使用 しな いで すま
100%使
用すれば避妊効果 はかな り高い
せ よ う と して失敗 す る
女性用 コ ン ドー ム
ある
医師の処方な どは不要で薬局で購入でき′プライバシ
ーが保たれる
装着 方法 がわ か りに くい
副作用の お それや使 用禁忌 はな い
男性 の理 解 が得 られ るか不 明
j性
男性の協力は不要 で ′女 の意志のみで使用可能
発売されてまだ間もないため に避妊効果 に不明な点が
避 妊効 果 はあ ま り高 くな い とい うデ ー タ もあ る
古典的性病および トリコモナス′カンジダ′外陰ヘル
ペス ′HIV/AIDSな ど性感染症の予防に役立つ
男女 とも に性感 には影 響がな い
ペッサリー
産科医 ′助産婦 ( 受胎調節実地指導員) に あ らか じめ
男 女 とも に性 感 には影 響 がな い .
サイズを測 つてもらい ′挿入方法を十分 に練習する必
性行為 の 前 に挿 入 してお けるので性行 為 とは無 関係 に
要がある
避 妊が可 能
女性が避妊 に対 して動機 と実行力を持ち練 習する意志
男性の協力を必要 とせず女性の意志のみで実行可能
を必要 とする
うま く装着 され ていなか つた り′途 中でずれ た りする
副作 用 (とき と して腟 炎)′禁 忌 はまれ
と失敗妊娠 す る こ とが あ る
装着できない場合 (子宮脱 ′膀脱脱 ′子宮下垂 ′腟炎
100%使
用 すれ ば避妊効果 はかな り高 い
な ど)が ある
殺精子薬 剤 (錠剤 ′ フィル ム状襲剤)
性行 為の途 中で使 用 す るため にム ー ドを こわ す
シ ー が保 て る
自分 で使 用 すれ ばよいの でプ ライノヽ
挿 入方 法や挿 入時期 が不適 当だ と失敗妊娠 しや すい
比 較 的簡単 に実行 で きる.
使用禁忌や副作用 はない (まれ にア レルギ ー反応を起
挿 入 してか ら射 精 までの 時 間が 限定 され る
錠 剤 は熱感 があ り性 感 を損 うこ とが あ る
帯 下が増加 し下着が汚れや すい
こす)
利点
欠点
排卵期判定法 (オギノ式′リズム法)
月経の記録 ′基礎体温測定な ど几帳面さが必要
器具 ′薬品は不要 (基礎体温測定は体温計必要)
理 論的 に効果 が低 く失敗 しや すい
排卵 日の 正確 な予測 ・判定 は困難
医学的管理不要
比 較 的安価
方法 につ いて正確 な知 識 ・学 習が必要
記録や計算が面倒
定期 禁欲 法の場合 には男性の意 志が必要
子富内避妊器 具 (IUD)
医師 に挿 入を依頼 す る必要があ る
避妊効 果 が比 較 的高 い
挿入時 ・除去時 に多少の痛みや不快感を伴 う
性行為 と無関係 に避妊実行が可能
自然 に脱出 した り入つたままで妊娠する可能性がある
全身的な影響はほとん どないから授早L時にも使用可能
副作用 (主と して出血 )の 可育ヨ性があ る
一度 医師を訪れ るのみ で継続 的な避妊法の 実4子は不 要
未産婦 には適 当で はな い
女性の意志のみで実行可能
経 口避妊 薬 (ビル )
錠剤 を毎 日服用 する必 要があ る
避妊効 果 が非常 に高 く′飲 み忘 れな けれ ば 100%で あ る
避妊機序がわか りにくいため に誤解 されやすい
性 行為 と無関係 に避妊実行が可能
乳 汁分泌 に影響 す るか ら授 平し
時 には不適 当
錠剤の服用のみで使用方法が簡単
副作 用や使用禁 忌の可能性 があ る
医師の診察 ・検 査 。処 方 と医学 的管理 を必 要 とす る
記録 も学 習 も練 習 も不要
比 較 的高イ
面であ る
プラスの全身的副効用がある
女性の意志のみで実行可能
大久保智治他 ;日 産婦誌 56巻
3号 N27-N38,2004年
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