...

19化学物質管理(PDF形式:43KB

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

19化学物質管理(PDF形式:43KB
別紙(19−3)
政策評価調書(個別票①-1)
【政策ごとの予算額等】
政策名
19年度
歳出予算額(千円)
(
(
当
補
初
正
評価方式
化学物質管理
後
)
)
前年度繰越額(千円)
予備費使用額(千円)
流用等増△減額(千円)
歳出予算現額(千円)
支出済歳出額(千円)
翌年度繰越額(千円)
不用額(千円)
実績
21年度
20年度
番号
Ⅰ−3−19
22年度要求額
1,178,673
993,400
1,147,973
1,095,254
<42,102,187>
<40,834,570>
<47,206,096>
<60,170,328>
1,143,982
903,830
1,921,222
<42,102,187>
<41,954,669>
<76,422,440>
0
0
<0>
<0>
0
0
<0>
<0>
0
0
<0>
<0>
1,143,982
903,830
<42,102,187>
<41,954,669>
1,045,356
873,975
<42,102,187>
<41,954,669>
0
0
<0>
<0>
98,626
29,855
<0>
<0>
別紙(19−3)
達成すべき目標及び
目標の達成度合いの
測定方法
政策評価結果を受けて
改善すべき点
評価結果の予算要求等
への反映状況
個別表②を参照
政策評価結果を踏まえ一貫した化学物質政策を効果的に実現するため化学物質総合管理対策事業と化学物質規制対策事業と統合す
ることにより効果的に事業を行う。
Ⅰ.化学物質審査規制・管理促進
・化学物質規制対策事業として、改正化審法を受けて、全ての化学物質を対象とした効率的かつ適確なリスク評価を実施するため
に、改正化審法の届出情報の収集、整理、さらにそれら及び国内外の知見を活用したリスク評価までを一貫して実施するための情
報基盤を整備する。また、詳細なリスク評価を行うため、化学物質の詳細な用途把握を行うためのシステム検討・実証等を行う。
・厳格化された化学物質規制の下、安全性の不明な物質を使い続けることによる中小企業にとっての経営リスクをいち早く低減
し、化学物質による人や環境への影響を未然に防ぐ観点から、国が積極的に中生産量の化学物質の有害性情報を収集の加速化を図
る。
・有害性評価情報の伝達や共有強化に関する調査研究についても検討する。
・また、化管法の施行を中心とした化学物質総合管理対策事業は一貫した化学物質管理政策を推進するため化学物質規制対策事業
と統合する。
Ⅱ.化学物質危機管理
《予算》
・「化学物質危機管理・化学兵器禁止条約対策事業」として、①国内における化学物質に係る危機管理体制の構築、②国際機関へ
の化学分析データの提供等の協力を実施し、国内・国外の動向両面を見据えつつ国民の安心・安全に繋がる包括的な化学物質の危
機管理対策を推進する。
別紙(19-3)
政策評価調書(個別票①-2)
【政策に含まれる事項の整理、棚卸し調書との照合】
政策名
化学物質管理
番号
Ⅰ−3−19
7,183
予
整理番号
対応表に
おいて●
となって
いるもの
会計
組織/勘定
算
科
目
項
21年度
当初予算額
事項
22年度
要求額
(千円)
政策評価結果等
による見直し額
A
1
一般
経済産業本省
化学物質管理推進費
化学物質の安全性の確保向上対策に必要な経費
768,071
775,254
149,848
A
2
一般
経済産業本省
化学物質管理推進費
中小企業の化学物質の安全性の確保構造対策に必要な経費
379,902
320,000
59,902
1,147,973
1,095,254
小計
対応表に
おいて◆
となって
いるもの
B
対応表に
おいて○
となって
いるもの
C
対応表に
おいて◇
となって
いるもの
D
209,750
1
小計
1
小計
1
一般
経済産業本省
独立行政法人新エネルギー産業技術
総合開発機構運営費
小計
独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構運営費交付金に必要な経費
<
47,206,096 > <
38,834,791 >
<47,206,096> の内数 <38,834,791> の内数
1,147,973
1,095,254
合計
209,750
<47,206,096> の内数 <38,834,791> の内数
別紙(19-3)
政策評価調書(個別票①-3)
【見直しの内訳・具体的な反映内容】
政策名
化学物質管理
番号
Ⅰ−3−19
うち政策評価
結果の反映に
よる見直し額
(B)
うち執行状況
の反映による
見直し額
(C)
予算額(千円)
見直し額(A)
事務事業名
整理番号
21年度
当初
予算額
化学物質総合管理対策事業
A
1
137,370
化学物質危機管理・化学兵器
禁止条約事業
A
1
47,478
中生産化学物質の安全性点検
A
2
379,902
合計
22年度
要求額
増減
(B)+(C)-重
複
政策評価結果又は執行状況の要求への反映内容
△ 137,370
137,370
137,370
137,370 政策評価結果及び執行状況を踏まえ、化学物質規制対策事業と統合した。
35,000
△ 12,478
12,478
12,478
22年度に実施する事業について重点化を図ることにより減額要求を行っ
た。
320,000
△ 59,902
59,902
59,902
22年度に対象とする物質について重点化を図ることにより減額要求を
行った。
209,750
209,750
137,370
別紙(19−4)
政策評価調書(個別票②)
評価実施時期:平21年10月
政策名
政策の概要
化学物質管理
(政策評価書要旨)
担当部局名:経済産業省製造産業局化学物質管理課
番号
Ⅰ−3−19
透明性のある科学的根拠に基づくリスク評価手順とリスク管理手順を用いて、
化学物質が、人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で、使
用、生産されることを2020年(※)までに達成する。
※「2020年」の期限は、2002年に開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)において示された「ヨ
ハネスブルグ実施計画」に記載された、有害化学物質の環境上の適正な管理に関する達成年限。
【評価結果の概要】
(総合的評価)
Ⅰ.(狭義の)化学物質管理分野
様々な便益をもたらす化学物質の活用による産業の活性化や生活の質的向上が実現する
と同時に、人の健康や環境生物の生息に対する化学物質の影響が適切に管理されるよう、
その科学的・国際的な動向と整合させつつ、①我が国における化学物質上市前事前審査・
使用規制、自主管理、情報開示等の法的枠組を整備・運用すると共に、②その基盤となる
科学的知見を充実させ、それを基に国内外の産業、行政、市民等関係者においてリスク
ベースの考え方や手法を浸透させることにより、企業等における化学物質の適正管理を促
進することが課題である。
Ⅱ.化学物質危機管理分野
化学兵器の廃絶と不拡散のため、国際的に化学兵器禁止条約に基づく厳格な管理が行わ
れているところである。また、国内法の化学兵器禁止法における規制物質のうち毒性物質
を取り扱っている事業所等が国民保護法の枠組みで危険物質等取扱所に指定されているこ
とから、国民保護措置の実施、危機管理体制の構築等に必要とされる体制・環境を整備す
ることが求められている。
(必要性)
Ⅰ.(狭義の)化学物質管理分野
化学物質安全は企業にとって典型的な外部不経済であることから、化学物質に係る安全・
安心を確保するためには、外部不経済を内部化し、化学物質の適正管理を実現しなければ
ならない。このためには、当面は、国が関与する形で、市場の欠陥を是正するための何ら
かのルール・規律を構築し、これを企業が実態経済の中で適用していくことが必要であ
る。また、過度に化学物質を忌避するのではなく合理的な対応を実現するためにも、中立
的な立場である国が中心となって、化学物質のライフサイクルを通じた人健康等のリスク
把握といった客観性のある科学的知見の充実を図り、併せて、国、地方自治体、企業及び
国民の適切な役割分担を構築していくことが不可欠である。
Ⅱ.化学物質危機管理分野
申告情報の管理、国際査察の受け入れ、同条約の解釈・運用、実施体制の整備等、化学兵
器禁止条約に適切に対応するためには、中立的な立場である国の関与が必要である。ま
た、国民保護計画に基づき経済産業大臣が武力攻撃災害発生時に化学プラントに対して緊
急停止命令を発出する等、国民の安心・安全を第一に考えた危機管理体制の構築は、国が
負うべき責務である。
(効率性)
規制法に基づく措置をその根幹としているが、合理的な規制の追求(化学物質における
ハザードベースからリスクベースへの転換、自主的な管理の促進、化学兵器における民生
用途の大小に基づく合理的管理等)とともに、単に規制措置だけではない事業者の自主的
な対応促進も併せて展開している。
なお、化学物質管理分野においては、更なる民間及び行政コスト低減に向けた制度改正
を検討しており、効率性の高い合理的制度体系への不断の努力を進めているところ。
別紙(19−4)
(有効性)
Ⅰ.(狭義の)化学物質管理分野
化学物質審査規制法においては、平成20年度で約2万件の新規化学物質が市場上市前
に適正に審査され、更に、ポリ塩化ビフェニル(PCB)等16物質の第一種特定化学物
質、トリクロロエチレン等23物質の第二種特定化学物質、シクロドデカン等37物質の
第一種監視化学物質、クロロホルム等944物質の第二種監視化学物等に対する各種の管
理・監視を実施すること等により、化学物質に係る環境の汚染の防止に大きく寄与してい
る。
また、化学物質排出把握管理促進法においては、平成19年度でトルエン等354物質に
対し、全国で約4万1千事業所がPRTR届出による排出把握管理を行っており、更に4
政策に関する評価 35物質について化学物質の安全性評価データシートを商取引において提供することを義
結果の概要と達成 務づけ、事業者による化学物質の自主管理の改善を促進することに大きく寄与している。
すべき目標等
Ⅱ.化学物質危機管理分野
化学兵器禁止法においては、化学兵器に関連する毒性物質及びその原料物質の製造・使
用等に対してその毒性の程度に応じ許可制に基づく製造等の制限や届出義務を課し、前者
については立入検査の実施、後者についてはこれらを取り扱う国内約500の事業者等の
届出情報を化学兵器禁止機関(OPCW)に申告し、当該申告に基づいてOPCWが実施
する産業査察を受け入れる制度を整えることで、化学兵器の廃絶を目的とする化学兵器禁
止条約の国内実施を担保している。また、化学兵器禁止法の対象事業所が標的となった場
合の武力攻撃災害の発生又は拡大に備えるため、国民保護法及び経済産業省国民保護計画
に従い経済産業大臣が行う化学プラントの緊急停止命令等を円滑に実施するための連絡体
制を構築する等、危機管理体制の整備を実施している。
(反映の方向性)
Ⅰ.(狭義の)化学物質管理分野
化学物質の製造・輸入規制を行う化審法と、事業者の化学物質の自主的取組を促す化管
法は、(狭義の)化学物質管理政策の柱であり、累次の制度見直しや新制度の制定等によ
り、時代に応じた制度の合理化・適正化を進めてきたところ。
平成20年1月から、産業構造審議会、中央環境審議会及び厚生科学審議会による化審
法見直しに係る合同会議を開催し、平成20年12月に、化学物質の上市後の状況を踏ま
えたリスク評価体系の構築、リスクの観点を踏まえた新規化学物質事前審査制度の高度
化、厳格なリスク管理措置等の対象となる化学物質の取扱いを主な内容とする報告書をと
りまとめ、平成21年5月に国会審議を経て、改正化審法が公布された。
平成22年度以降、改正化審法を踏まえ、化学物質が人の健康と環境にもたらす悪影響
を最小化するため、新規化学物質だけでなく、既存の化学物質についても管理の網を広げ
るとともに、化学物質自体の製造・輸入段階のみならず、化学物質を使用して製品を製造
する等の段階を含めたサプライチェーン全体における管理体制の構築を図る。
Ⅱ.化学物質危機管理分野
平成22年度においては、引き続き、近年のテロ・リスクの増大に伴い、今後は、化学
兵器禁止法の的確な施行に加え、テロなどによる脅迫・破壊行為を想定した化学プラント
の体制・装備の強化といった危機管理(被害管理)対策を実施していく。
別紙(19−4)
【達成すべき目標、測定指標、目標期間、測定結果 等】
達成目標 指標名
単位
基準値
実
(年度) 18年
新 規 化学
物 質 の製
造・輸入
低 生 産量
化 学 物資
の届出
少 量 新規
化 学 物質
の申出
指標名
績
値
目標値
度
19年
度
20年
度
件
482
573
663
件
236
598
797
17,687
19,641
21,361
単位
基準値
実
(年度) 17年
績
度
19年
度
届 出 排出
量
トン
259,038 245,393 234,299
届 出 移動
量
トン
229,430 225,427 222,724
届 出 事業
所件数
件
指標名
単位
40,795
基準値
実
(年度) 18年
申 告 事業
所数
立 入 り検
査 等 実施
事業所数
績
値
度
件
521
509
499
件
23
30
39
環境白書
平成20年6月
閣議決定
達成目標・指標の
設定根拠・考え方
化学物質排出把握管
理促進法施行に伴う
各種届出数量等
目標値
20年
度
年月日
(年
度)
40,725
19年
度
施政方針演説等
平成20年度版
40,980
達成目標・指標の
設定根拠・考え方
化学物質審査規制法
施行に伴う各制度の
届出・申出件数
目標値
値
18年
度
(年
度)
(年
度)
達成目標・指標の
設定根拠・考え方
化学兵器禁止条約ま
たは化学兵器禁止法
に基づく申告事業所
数など
記載事項(抜粋)
・化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律に基づく審査・規制制度を引き続き
着実に運用するとともに、化学物質の安全性に関する試験・評価方法の確立等の基盤
整備を行う。
・残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(以下「POPs条約」という。)に
ついては、国内実施計画に基づく措置を着実に講ずる。
・化学物質安全性試験手法の開発の推進や、OECD加盟各国で大量に生産されている化
学物質(HPV化学物質)に係る安全性点検プログラムに対応した安全性点検・評価を
加速する。
第3次環境基本計画
(化学物質管理分野)
平成18年4月
閣議決定
重点分野として「化学物質の環境リスクの低減」が位置づけられている。
第三次科学技術基本計画
(化学物質管理分野)
平成18年3月
閣議決定
個別政策目標として「環境と経済の好循環に貢献する化学物質のリスク・安全管理の
実現」が掲げられている。
国民の保護に関する基本方針
(化学物質危機管理分野)
平成17年3月
閣議決定
化学テロや化学プラントを含む危険物質取扱所に係る武力攻撃災害について、国民の
保護のための措置の実施に関する基本的な方針、国民保護計画の作成の基準となる事
項について示されている。
第三次薬物乱用防止五か年戦略
フォローアップ
関 係 す る 施 政 方針
演 説 等 内 閣 の 重要 特定化学物質の環境への排出量の
政策(主なもの) 把握等及び管理の改善の促進に関
する法律施行令の一部を改正する
政令
平成21年8月20日
麻薬新条約上、国際的な流通管理を実施すべきと定められている原料物質について、
薬物乱用対策推進会
関係法令に基づき輸出審査を厳格に実施した。
議了承
事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境の保全上の支障を未然に
平成20年11月18日 防止するため、指定する物質を見直すとともに、第一種指定化学物質等取扱事業者と
閣議決定
なり得る業種として医療業を追加する。
化学物質管理を巡る環境変化に適切に対応するため、第171回通常国会における審
議を経て、平成21年5月13日に化審法改正法案が成立、5月20日に公布されて
いる。
以下、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対す
る附帯決議
・規制強化措置が、事業者のみならず国民全般からの理解を得て円滑かつ着実に実施
されるよう、また、調査研究や検査・監督に万全を期するよう体制の整備や十分な予
算確保に努めること。
・生態影響評価の重要性を踏まえた評価手法の確立及び効率的なデータ収集のための
平成21年2月
技術開発等に努めること。
閣議決定
・事業者による自主的な化学物質のリスク評価及び管理を推進するために、低コスト
「化学物質の審査及び製造等の規
で実施できるリスク評価手法の開発・普及を図るとともに、データ収集に係る作業の
制に関する法律の一部を改正する (平成21年5月13日 定量化等、事業者の負担軽減に努めること。
に化審法改正法案が
法律案」
・アジアをはじめとする関係各国ともその実施スキームの確立や登録情報の共有を図
成立、5月20日に公
るなど、国際的な協調の下に対策を推進し、本法に基づく化学物質管理スキームが事
布)
実上の国際標準として受け入れられるよう努めること。
・化学物質の適切な管理を一層促進するため、化学品の分類及び表示に関する世界調
和システム(GHS)に基づく表示、化学物質の安全性情報、リスク評価結果及び管
理手法等について、川上事業者から川下事業者に至るまで情報の伝達及び共有ができ
るようにすること。また、消費者への理解を促進するため、化学物質に関する安全性
情報の製品表示等について検討すること。
Fly UP