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第5学年 算数科学習指導案

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第5学年 算数科学習指導案
第5学年
算数科学習指導案
平成24年11月20日(火) 第5校時
指 導 者
教諭
教諭
学 習 場 所
5年教室
児童数 男子 人 女子 人 計 名
1
単元名
面積の求め方を考えよう【平行四辺形と三角形の面積】
2
児童の実態と単元について
(1) 児童の実態
省略
(2) 単元について
① 単元のねらい
本単元は次のように学習指導要領に示された内容を受けて設定した。
第5学年 B 量と測定 (1)図形の面積
(1) 図形の面積を計算によって求めることができるようにする。
ア
三角形、平行四辺形、ひし形及び台形の面積の求め方を考えることができる。
【算数的活動】
(1)
イ 三角形、平行四辺形、ひし形及び台形の面積の求め方を、具体物を用いたり、言葉、
式、図を用いたりして考え、説明する活動
本単元では、直線で囲まれた基本的な図形の面積について必要な部分の長さを測り、既習の長方形や正
方形などの面積の求め方に帰着させて計算によって求めたり、新しい公式をつくり出してそれを用いて求
めたりできるようにすることがねらいである。
具体的には、平行四辺形や三角形、台形、及びひし形の面積の求め方を、既習の求積可能な図形の面積の
求め方を基に考え、説明したり公式をつくり出したりすることや、その過程で筋道を立てて考える力を養っ
ていきたい。
② 系統図
4年
5年
6年
④ 垂直・平行と四角形
⑪ 四角形と三角形の面積
① 円の面積
・垂直や平行の定義、かき方
・平行四辺形の面積の求め方
・円の面積の求め方
・台形、平行四辺形、ひし型
・三角形の面積の求め方
円の面積=半径×半
・台形の面積の求め方
径×円周率
の定義、性質、かき方
・対角線の定義
・ひし形の面積の求め方
・高さと面積の関係
⑪ 面積のはかり方と表し方
・広さの表し方(㎠)
・方眼を利用した不定形の面
積の求め方
・長方形と正方形の面積
⑩ およその面積
・およその面積の求め方
・大きな面積の単位(㎡)
1a(アール)
⑬正多角形と円周の長さ
1ha(ヘクタール)
・正多角形の定義とかき方
1㎢=1000000㎡
・円周
・直径、円周のはかり方
・円周率=円周÷直径
(3) 指導観
本単元では様々な形の面積を求めるために、既習の知識や技能を使って面積の求め方を考えたり、公式を作
ったりすることを繰り返したり、考えを説明する学び合いをしたりして、数学的な思考力を育てていく。また、
面積の求め方を考える際には、複数の考え方に挑戦するだけでなく、1つの考えを具体物や言葉、数、式、図
などで表すことで、より考えを深められるようにしていく。
児童の説明する力を伸ばし、学び合いを活発にする手立てとして、学習の中で3人グループによるミニ発表
タイムを設定する。この3人グループは教師が意図して異質グループに分けておき、決められた順に発表して
いくことで多様な異質児童の考えを聞く中で互いに気づき学び合える場としている。さらに、様々な友達の意
見を聞くために、単元内の区切り(平行四辺形の求積→三角形の求積→様々な図形の求積)ごとに3人グルー
プのチェンジを試みることで、多くの仲間との関わりの中で、誰とでも学び合い活動ができるようにしたい。
また TT の役割を明確にしながら、学び合い活動の後には ICT を使って視覚化を図ることで、学んだことを
整理しながら定着させ、適用問題につなげていくようにしたい。
① 既習事項を確かめて、本単元の課題を明確にする。
導入ではまず、図形の名称と性質、長方形や正方形の面積を求める公式など、図形に関する既習事項を確
認する。その際、長方形や正方形の面積ならば求められるが、その他の図形はまだ未習であることに気づか
せることで、平行四辺形や三角形、その他の図形の面積の求め方を考える興味や関心を高めるとともに、求
め方の見通しを持たせる。
② 既習の知識や技能をつかって、平行四辺形の面積の求め方を考える。
見通しとして、平行四辺形を既習の長方形や正方形に変形することによって、面積が求められることに気
づかせる。また、切って貼るなど形を変えても面積が変わらないことを具体物操作で押さえ、等積変形によ
って面積を求め、式化していく。さらに面積の求め方を説明する際は、具体物や言葉、数、式、図を用いた
りして相手を意識しながら説明させる。平行四辺形の面積の公式を出すときは、底辺×高さの「高さ」を平
行線の幅として押さえることで、次時の平行四辺形の高さが図形の外にあっても、素早く見つけられるよう
にする。作図が苦手な児童にはヒントカードや具体物を用意し、すべての児童が考えを持てるようにする。
また底辺は1つだけでなく、底辺の場所によって高さも変わることを練習問題を数多くやることで確認して
いく。レディネステストでもミスがあったことを受け、求積する図形をとらえるための補助線や底辺と高さ
を色分けして書き込むなどの工夫はしっかりと取り組ませていきたい。
③ 既習の知識や技能をつかって、三角形の面積の求め方を考える。
三角形の面積も平行四辺形と同様に進めていく。見通しとして、三角形を既習の平行四辺形や長方形、
正方形に変形することによって、面積が求められることに気づかせる。振り返りや、算数コーナーを活用
することで、壁に直面した児童が実態調査のような苦痛を感じることなく、課題解決に向かえるようにし
たい。そして今回は等積変形だけでなく、倍積変形の考え方も取り上げていきたい。また、式化して公式
を求めたら、底辺×高さ÷2の「高さ」を底辺と向かい合う頂点を通る平行な直線のはばとしておさえ、
三角形の高さが外にある場合でも、見通しがもてるようにする。作図が苦手な児童にはヒントカードや具
体物を用意し、すべての児童が考えを持てるようにする。最後の練習問題等では ICT を活用して学習した
ことを整理しながら定着できるよう支援する。
④
既習の知識や技能をつかって、いろいろな形の面積の求め方を考える。
ここでは、台形及び、ひし形、その他の図形について考えさせていく。台形やひし形の面積の求め方で
は、等積変形や倍積変形だけでなく、求積可能な図形に分割するなど、さらに考えを広げていく。そして
既習の知識や技能を活かして、様々な形の面積を求める活動に取り組ませる中で、高さと面積の関係にも
目を向けさせる。表にまとめる活動を通して、高さと面積の関係が比例になっているという特徴に自ら気
づかせたい。最後に、いろいろな問題に取り組む中で、必要な長さなどの条件がわかり、自ら測定して、
面積を求められるようにする。
3
研究テーマとの関わり
『できる、わかる、共に学び合う児童の育成』
~特別支援教育の視点から、算数科を通して、
だれもがわかる授業づくり(算数科における言語活動の充実の工夫)~
研究仮説
算数科を中心に、特別支援教育の視点から、児童一人一人の学習の教育的ニーズを把握(実態把握)し、
一人一人に見合った適切な支援から表現力の向上を図り、共に学び合い・教え合うことで、児童は「できる」
「わかる」喜びを味わい、自己の生活力を高めることができるであろう。
(1) 児童一人一人の学習の教育的ニーズを把握するための手立て
・本単元に関わる既習事項を盛り込んだレディネステストを実施し、その結果から学級全体や個々の実態
を把握し、対策をたてる。
・机間指導の中で児童の考えを把握し、個々に応じた支援の手がかりとする。
(2) 個に応じた適切な支援を行うための手立て
・TT の指導を取り入れ、T1・T2 の役割を明確にして個々の支援を行うようにする。
・机間指導しやすいように、3列の机配置にする。また、具体的な支援がより必要な児童を前の方に配置
する。
・課題解決の場面では、考えがもてない児童を中心にヒントカードを提示し、自分の考えがもてるように
する。また自分の力で学習が進められる児童には、複数の解決方法が考えられるよう別のヒントカード
を提示できるようにする。多様な考えができる児童には、よりよい説明の仕方や表現方法を考えるよう
支援する。
(3)基礎基本の定着を図るための手立て
・学習規律(机上の準備・姿勢・発表の仕方・話の聞き方・あいさつや返事など)を徹底し、授業に集中
して取り組める環境を作る。
・授業の進め方をパターン化し、1時間の授業の流れに見通しをもって取り組めるようにする。また掲示
物のカード(問題・課題・方法・まとめ・復習・発表の仕方)を毎時間活用し、1時間の流れが板書を
見て分かるようにする。
・ノートのとり方、線の引き方を徹底し、毎時間の学習が見て取れるようにする。
・算数コーナーや具体掲示物などの活用により、短時間で前時までの振り返りを行い、前時までの学習が
定着していなくてもスムーズに本時の課題に取り組めるようにする。
・ICT の活用により、視覚的に学習のまとめを整理し、理解の定着を図るようにする。
・朝自習や基礎の時間、家庭学習などで、既習事項を繰り返し練習させることで、定着を確実なものにす
る。
4
単元の目標
◆平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積の求め方を理解し、公式をつくり出して、それらの面積を計
算で求めることができるようにする。
・平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積について、既習の面積の求め方に帰着させて考え、計算で
求めようとする。
【関心・意欲・態度】
・既習の面積の求め方を基に、平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積の求め方を工夫して考え、公
式をつくり出すことができる。
【数学的な考え方】
・平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの面積を公式を用いて求めることができる。
・平行四辺形、三角形、台形、ひし形などの計算による面積の求め方を理解する。
5
時
【技能】
【知識・理解】
単元の計画と評価規準(14時間扱い 本時 6/14)
目標
学習活動
おもな評価規準
一人一人を伸ばす手立
て
① 平行四辺形の面積の求め方
1
【3時間】
○平行四辺形の面 ・求積方法が既習の図形 【関】平行四辺形を長方形に
・問題と同じ大きさのプ
積の求め方を考
を想起し、平行四辺形
変形すればよいことに
リントを配布し、今ま
え、説明すること
の面積の求め方を既
気づき、平行四辺形の
で学んだ形にできる
ができる。
習の図形に帰着して
面積の求め方を考えよ
か、はさみを使って切
考える。
うとしている。
り、自由に紙を動かし
・長方形に等積変形する 【考】平行四辺形の面積の求
平行四辺形の面積の
め方を、長方形の求積
求め方を説明する。
方法に帰着して考え、
筋道を立てて説明して
いる。
て考えさせるように
する。
2
○平行四辺形の面 ・平行四辺形の面積を求 【考】等積変形した長方形の
積の公式をつく
める公式を考える。
・長方形の形に変形でき
縦と横の長さに着目し
るプリントを渡し、長
り出し、それを適 ・公式をつくるには、等
て、平行四辺形の面積
方形の面積が使える
用して面積を求
積変形した長方形の
の公式を考え、説明し
ことに気づかせる。
めることができ
どこの長さが分かれ
ている。
る。
ばよいかを考える。
・平行四辺形の「底辺」
「高さ」の意味を知
【技】平行四辺形の面積の公
・高さは辺と垂直な関係
があることに気づか
式を用いて面積を求め
せ、三角定規を使って
ることができる。
調べ、確認させる。
る。
・平行四辺形の面積を求
める公式をまとめ、公
式を適用して面積を
求める。
3
○高さが平行四辺 ・高さが平行四辺形の外 【考】高さを表す垂線が平行
・前時の学習と、どこが
形の外にある場
にある場合の面積の
四辺形の外にある場合
違うのかを見つける。
合でも、平行四辺
求め方を考える。
でも、内にある平行四
図形プリントを渡し、
形の面積の公式 ・平行な2直線上にある
辺形に帰着して面積の
三角定規を使い調べ
を適用できるこ
平行四辺形の面積を
公式を適用することを
させる。
とを理解する。
求め、面積が等しいこ
考え、筋道を立てて説
とをおさえる。
明している。
○どんな形の平行
・平行四辺形を変形させ
た方法に気づかせ、高
四辺形でも底辺 ・公式からも底辺の長さ 【知】どんな平行四辺形でも
さを見つけさせて、面
の長さと高さが
と高さが等しければ
底辺の長さと高さが等
積が求められること
等しければ、面積
面積は等しくなるこ
しければ、面積は等し
をつかませる。
は等しくなるこ
とを確かめる。
くなることを理解して
とを理解する。
いる。
・友だちと話合いの中で
どのように考えてい
るのか分かるように
ノートを指しながら
確認させる。
② 三角形の面積の求め方
4
【3時間】
○三角形の面積の ・求積方法が既習の図形 【関】三角形を面積の求め方
・算数コーナーに掲示し
求め方を考え説
を想起し、三角形の面
が分かっている図形に
てある既習のやり方
明することがで
積の求め方を既習の
工夫して、変形し、そ
ができないか手立て
きる。
図形に帰着して考え、
の面積を求めようとし
を見つけさせる。
説明する。
ている。
【考】三角形の面積の求め方
を、長方形や平行四辺
形の求積方法に帰着し
て考え、筋道を立てて
説明している。
・いくつかのパターンの
ヒントカードを使っ
て考えさせる。
5
○三角形の面積を ・三角形の面積を求める 【考】倍積変形した平行四辺
求める公式を作
公式を考える。
・前時に使ったプリント
形の底辺の長さと高さ
から平行四辺形の半
りだし、それを適 ・三角形の面積を求める
に着目して、三角形の
分であることを見つ
用して面積を求
公式をまとめ、公式を
面積の公式を考え、説
けさせる。
めることができ
適用して面積を求め
明している。
る。
る。
【技】三角形の面積の公式を
用いて面積を求めるこ
とができる。
・重要ポイントの言葉を
使って式を立てるこ
とを助言する。
・具体的な操作活動がで
きる図形を使って確
認させる。
○
6
○高さが三角形の ・高さが三角形の外にあ 【関】既習の知識や技能を活
・既習の学習の中で使え
外にある場合で
る場合の面積の求め
かし、様々な問題に取
るものがあるか算数
も、三角形の面積
方考える。
り組もうとする。
コーナーで見つけさ
本
の公式が適用で ・高さが外にあっても公 【考】高さを表す垂線の足が
せる。
時
きることを理解
式を使うこともでき
三角形の外にある場合
・高さを見つけさせるヒ
する。
ることを確かめる。
でも、内にある平行四
ントカードを渡し、三
辺形や三角形の面積の
角定規を使って考え
公式を適用して、課題
させる。
を解決することができ
る。
7
○どんな形の三角 ・平行な2直線上にある 【知】どんな形の三角形でも
・ワークシート使って、
形でも、底辺の長
三角形の面積を求め、
底辺の長さと高さが等
同じ面積の三角形を
さと高さが等し
面積が等しいことを
しければ、面積は等し
いくつも作らせ、面積
ければ、面積は等
押さえる。
くなることを理解して
が等しいことを確認
いる。
させる。
しくなることを ・公式からも底辺の長さ
理解する。
と高さが等しければ
面積は等しくなるこ
とを確かめる。
③ いろいろな四角形の面積の求め方
○ 台④形 の 面 積 の
【4時間】
・既習の面積の求め
求め方を考
方を用いて、台形
え、説明する
の面積の求め方を
ことができ
考える。
る。
・いろいろな求め方
を図などで説明す
る。
【関】台形を面積の求め
方が分かっている
図形に工夫して変
形し、その面積を
求めようとしてい
る。
【考】台形の面積の求め
方を既習の図形の
求積方法に帰着し
て考え、筋道立て
て説明している。
・台形のプリントを配
り、切ったり、つなげ
たり操作を通して面
積が求められること
に気づかせる。
・平行四辺形や三角形の
面積を求めた方法が
使えるか算数コーナ
ーで見つけさせる。
9
○台形の面積を
・台形の面積を求め
求める公式を
る公式を考える。
【 考 】倍 積 変 形 し た 平 行 四
・台形を平行四辺形に変
辺形の底辺の長さ
形させたヒントカー
つ く り 出 し 、そ ・ 台 形 の 面 積 を 求 め
と高さに着目して、
ドを使って考えさせ
れを適用して
る 公 式 を ま と め 、公
台形の面積の公式
る。
面積を求める
式を適用して面積
を 考 え 、説 明 し て い
ことができる。 を求める。
る。
【 表 】公 式 を 用 い て 台 形 の
面積を求めること
・ICTを活用し、別の
形に変形していく様
子を見せ、確認させ
る。
ができる。
1
○ひし形の面積
0
の求め方を理
解する。
・既習の面積の求め
○ひし形の面積
【 考 】ひ し 形 の 面 積 の 求 め
・既習の形の面積が使え
方を用いてひし形
方 を 、既 習 の 図 形 の
るか、切ったり、線を
の面積の求め方を
求積方法に帰着し
引かせたりして考え
考える。
て 考 え 、筋 道 を 立 て
させる。
・対角線の長さの積
を求める公式
がひし形の面積の
て説明している。
【 技 】公 式 を 用 い て 、ひ し
・ICTを活用し、別の
形に変形していく様
を 理 解 し 、そ れ 2 倍 に な っ て い る
形の面積を求める
子を見せ、確認させ
を適用して面
こ と を 利 用 し て 、ひ
ことができる。
る。
積を求めるこ
し形の面積を求め
とができる。
る公式を考える。
・ひし形の面積を求
める公式をまとめ、
公式を適用して面
積を求める。
1
○算数的な活動を
・(やってみよう)葉の 【知】方眼を用いると、複雑
1
通して学習内容
およその面積の求め
な形の面積もおよそで
し、数えたり、かけた
の理解を深め、興
方を考える。
求められることを理解
りして求められるよ
している。
うにする。
味を広げる。
⑤ 高さと面積の関係
1
2
・実物の葉を方眼紙に写
【1時間】
○平行四辺形の底 ・底辺の長さが5㎝の平 【知】平行四辺形の底辺を固
・1㎝ずつ、高さが増え
辺の長さを一定
行四辺形で、高さが1
定し、高さを変化させ
ていくヒントカード
にして、高さを変
㎝、2㎝…、6㎝と変
たときに、面積は高さ
を使って面積を求め
えたときの、面積
化するときの面積の
に比例することを理解
られるようにする。
と高さは比例の
大きさを調べ、面積は
している。
関係にある
高さに比例している
ことを理解する。
こと
を押さえる。
・平行四辺形の高さを□
㎝面積を○c㎡とし
て面積を求める式を
考える。
●まとめ
【2~3時間】
1
3
○学習内容を適用
・「力をつけるもんだい 【技】学習内容を適用して、
して、問題を解決
」に取り組む。
する。
1
4
○学習内容の定着
・「しあげのもんだい」
を確認し、理解を
・既習の内容を確認させ
問題を解決することが
ながら、取り組むよう
できる。
にする。
【知】基本的な学習内容を身
・教科書に載っているヒ
につけている。
ントを手がかりに求
に取り組む。
確実にする。
めていくようにする。
【発展】巻末p124~125の「おもしろ問題にチャレンジ!」に取り組み、学習内容をもとに面積の
求め方について理解を深める。
6
本時の学習(6/13)
(1) 目標
高さが三角形の外にある場合でも、三角形の面積の公式が適用できることを理解する。
(2)評価規準
・既習の知識や技能を活かし、様々な問題に取り組もうとしている。
【関心・意欲・態度】
・高さを表す垂線の足が三角形の外にある場合でも、内にある平行四辺形や三角形の面積の公式を適用して
課題を解決することができる。
【数学的な考え方】
(3)展開
A:具体的な支援で学習が進められる子
B:時間をかければ学習が進められる子
C:自分の力で学習が進められる子
D:多様な考えで学習が進められる子
過程
学習活動
1.ふりかえりをする。
主な発問(○)
指導支援の留意点(・)
言 言語活動
予想される児童の反応(・) 評価(※) ○
○平行四辺形の面積の公式
・既習事項を整理し、本時
と三角形の公式は何だっ
の課題解決の足掛かり
たかな。それぞれの底辺
とさせる。
一人一人を伸ばす手だて
(ユニバーサルデザインの視点から)
T2 授業を進める
AB:算数コーナーを指
示する。
や高さは何だったかな。
2.題意をとらえ、問題
を知る。
問 三角形 ABC で、辺 BC
○
A
T1 授業を進める。
問題を掲示。
を底辺としたときの、面積
を求めよう。
T2 問題を配布する。
B
C
D
課題解決シートを
配る。
○前時の三角形と何が違う
でしょうか。
つ
か
む
7
分
・とがった三角形
・高さが外にある。
・児童から課題を出させた
い
AB:前時で確認した底
辺と高さを具体物
で確認する。
3.本時の課題を知る。
課
○
高さが三角形の外にあるときの面積の求め方を考えよう
○どのように考えたら面積
を求めることができるで
しょうか。
・解決の見通しを立たせ
る。
・面積を求められる形は何
か想起させる。
・長方形や四角形に形を変
えて考える
・平行四辺形に形を変えて
考える
・高さが中にある三角形に
形を変えて考える
・高さが外にある平行四辺
形の面積を求めたこと
を思い出させる。
AB:見通しが立たない
場合は、算数コー
ナーを見るように
促す。
T2 板書をする。
4. 自 力 で 問 題 を 解 決
○面積を求めるための自分
する。
・自力解決の手順を説明す
る。
の考えが分かるように矢
印や説明を書きいれまし ・図形の入った課題解決シ
ートに記入させる。
ょう。
T1:主に右半分の児童
を支援し、必ず1
つは自分の考えが
・具体物の紙も必要であれ
持てるように支援
ば2枚セットで取るよ
する。発表児童を
う全員に促す。
抽出する。
①倍積変形(平行四辺形)
A
・できた人は、他の方法で
求められないか考える
ように促す。
・児童の考えや方法を把握
を支援し、必ず1
しながら、発表児童を抽
つは自分の考えが
出し、発表資料を作成さ
持てるように支援
せる(大きさ・色使いを
する。
C
B
T2:主に左半分の児童
6×8÷2=24
答え24㎠
工夫させる)。
②大きな三角形の一部
A
※
既習の知識や技能生
かし、様々な問題に取
A:補助線の記入され
考
り組もうとする。
たヒントカード①
え
【関心・意欲・態度】
を渡す。
る
B
C
D
※
高さを表す垂線の足
B:補助線の記入され
14
10×8÷2-4×8÷2
が三 角形の外に ある
たヒントカード①
分
=40-16=24
場合でも、内にある平
or②を渡す。
答え24㎠
行四 辺形や三角 形の
面積 の公式を適 用し
C:1つの解法ができ
③等積変形(三角形)
て課 題を解決す るこ
たらヒントカード
「高さ」は底辺と頂点を通
とができる。
③を促す。
【数学的な考え方】
る平行線のはばだから
D:1つの解法で解け
A
B
C
6×8÷2=24
答え24㎠
A 評価:自力で複数の考え
たら賞賛し、他の
を持つことができ
方法で求められな
る。
いか助言する。
B 評価:ヒントを元に1つ
以上の考えを持つ
ことができる。
C 評価:三角形の面積を求
めることができな
い。
5. そ れ ぞ れ の 考 え を
○グループで向き合って
言 児童が多様な考えをも AB:自分の考えを順序
○
グループ内で発表
自分の考えを発表しま
てるように3人組でグ
立てて話せるように
する。
しょう。
ループ学習を行う。
促す。
【ミニ発表タイム】
CD:友達の意見と比べ
・ノートやプリントを指し
ながら、まだ出てい
示しながら発表させる。
ない考えを発表する
よう促す。よりよい
説明の仕方を友達に
練
り
6.抽出児童が発表し、 ○全体に自分の考えを発
みんなで検討する。
上
表してください。
○同じ考えや似ていると
げ
ころはどこかな。
る
・それぞれの発表の中で、
説明が足りない部分を
促せるよう指示す
る。
他の児童に補わせて確
認していく。
T1:図や式を元に分か
・平行四辺形になおした
り、高さが中にある三角
・言葉が足りない場合や、
りやすく説明できて
17
形になおしたりすれば
説明が不十分の場合は
いる児童を賞賛しな
分
解ける。
同じ考えを持った児童
がら考えを広める。
○それぞれの解き方で共
通しているところはど
にもう一度説明しても
らう。
T2:児童の考えを ICT
こかな。
・高さは辺 AD と同じ。
○三角形の面積の公式は
・説明に合わせて具体物を
操作して確認する。
ICT を活用して三角
使えるのかな。
・底辺×高さ÷2になって
形の「高さ」につい
いるから使えそうだ。
て押さえる。
7. 学 習 の ま と め を す
る。
T1:児童から出た言
ま
高さが三角形の外にあるときでも、三角形
の面積の公式を使って求めることができる。
ま
と
め
7
分
で確認する。
葉を拾いながらま
とめを言う。
T2:まとめを板書す
8.適用問題を解く。
○底辺(赤線)、高さ(青 ・すべてできた児童には発
る。ICT を使い適
線)を引いて問題を解こ
展の適用問題に取り組
用問題の一問目を
う。
ませる。
確認する。
7
板書計画
問 三角形 ABC で、辺 BC
○
を底辺としたときの、面積
ま
ま○
高さが三角形の外にあるときでも、三角形
高さが三角形の外にあるときでも、三角形の面
の面積の公式を使って求めることができる。
積の公式を使って求めることができる。
を求めよう。
課高さが外にある時の三角形の面積の求
○
め方を考えよう。
見通し
見通し
方法①
方法②
方法③
Fly UP