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ISICO Vol.034 (2007.06発行

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ISICO Vol.034 (2007.06発行
(財)石川県産業創出支援機構 Ishikawa Sunrise Industries Creation Organization
新 産 業 創 出 の た め の 総 合 的 支 援 情 報 誌「 イシコ 」
Vol. 34
あなたのビジネスをインターネット上でサポート
DGnet URL
●
http://www.isico.or.jp
02 巻頭特集
「石川県方式」の手厚い支援で
被災中小企業の再建に尽力
谷本正憲理事長インタビュー
支援施設から羽ばたけ!
産学官連携の最前線
05 ――
トライアングル
09 ――
制度を活用した取り組み
10 ――
(株)ソフィア
06 ――
フロム・ユーザーズ
グラフストア / カーネルコンサルティング(株)
(株)柚餅子総本家中浦屋 /(株)助政建設
08 ――
企業の成長戦略を探る
11 ――
いしかわ発 ! 熱血企業
(株)しら井
ネット進出レポート
いしかわや
支援メニューをもっと詳しく
ISICO利用術
最新情報をイチ早く
ISICOインフォメーション
12 ――
私たちがサポートします!
16 ――
第20回石川県中小企業技術展を開催
ネット販売による販路開拓
08 ――
入居企業ファイル
平成19年度業務組織と職員紹介
イシコ・トピックス
しら井の金沢店2階では、ギャ
ラリーを設け、海藻おしば作
家・野田三千代さんが制作し
た作品を展示している。関連
情報は7ページをご覧くださ
い。
【表紙撮影/黒川博司】
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v
◎巻頭インタビュー
情報や人材、技術、資金、販路開拓など、さまざまな側面から、県内企業をサポ
ートするISICOでは、能登半島地震で被害に遭った中小企業に対しても、全国的
にみて前例のない支援策を整えました。さらに、今年度は、地域資源を活用した
産業の創出、産業人材の育成など、支援メニューを一層充実させました。企業の
成長、再建の力になります。ぜひご活用ください。
(財)石川県産業創出支援機構 理事長
谷本正憲
石川県知事
02
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ISICOが果たす役割やこれからのビジョンについて、
当財団の理事長でもある谷本正憲知事に聞きました。
─── 今年3月の能登半島地震では、
だ。融資制度には5年間の利子補給、
え、中小企業診断士など外部専門
多くの中小企業が被害を受けた。そ
保証料の全額補助を盛り込んだ。
家からなる相談チームを派遣し、
のため今年度は、被災した企業の再
さらに、過去の債務の借り換えも
復興のための資金調達やその返済
建、復興が急務となっている。どの
認めたうえで、運転資金は最大10
計画等についてアドバイスを行って
ような支援策を考えているのか。
年間、設備資金は最大15年間、借
いる。
りられる仕組みを整えた。
ISICOには、これまで事業再生な
助成制度は、損壊した建物や設備
どで培ってきたノウハウがある。そ
規模となった能登半島地震では、
の復旧をはじめ、共同施設の整備・
の知恵と経験を生かして、被災企業
奥能登を中心に大きな被害が出た。
復旧、商店街の仮設店舗設置、復興に
の中から廃業を出さないという強い
全半壊家屋は2000戸を超え、漆器
向けた販売促進活動など、ハード・
決意のもと、企業ニーズに合ったき
や地酒、商店街に代表される奥能
ソフト両面から補助金を交付する。
め細かな支援を行っていく。
震度6強と石川県の観測史上最大
登の地場産業も深刻なダメージを
過去の被災企業復興基金では、政
府系金融機関からの融資に対する
─── 今年度の新たな取り組みとし
地震による被害をきっかけに廃業
利子補給にとどまっており、それに
ては、
「産業化資源活用支援事業」が
が相次ぐようなことがあっては、奥
比べると、補助金交付や既往債務の
挙げられる。このねらいは。
能登の経済の地盤沈下につながりか
繰り延べなど、被災企業の要望にこ
ねない。とりわけ、漆器は石川県の
たえた手厚い支援メニューとなっ
みならず、日本を代表する伝統産業
ている。
受けた。
だ。これが地震で衰退してしまえば、
今回のように国が原資を用意し、
景気が回復基調にあるとはいえ、
すべての業種に及んでいるわけで
はなく、地域間でも格差がある。
日本の伝統産業の衰退につながりか
自治体が現場の実態に応じた多様
そんな中、伝統的工芸品や農林水
ねないという危機感を持っている。
な支援を行う手法は、まさに「石
産品、観光資源など、それぞれの
川県方式」と呼べるもので、今後
地域に埋もれている資源を掘り起
のいいモデルになると思う。
こして商品化し、全国に発信する
そこで、被災した中小企業の再建
をサポートするため、国と県が合わ
ことで、地域格差の是正、地域活
せて300億円を出資し、7月上旬、
ISICOに「能登半島地震被災中小企
─── 今後、6月議会で承認を受け
業復興支援基金(仮称)
」を創設する。
て本格的に支援策が動き出す。
見方を変えれば、地域おこし運
動の一環とも言え、地域の資源を
これを原資に、5年間の運用で見込ま
れる20数億円を支援に充てる。
性化につなげるのがねらいだ。
中小企業の再建は待ったなしで、
もとに新たな産業が生まれれば、
スピード感を持った対応が必要だ。
実益をもたらす上、地域に暮らす
─── 具体的にはどのような支援策
議会で承認後、即実行できるよう
人々の誇りにもなる。
が盛り込まれるのか。
受け皿づくりを進めている。
一方で、5月からは被災企業の求
支援策の柱は融資制度と助成制度
めに応じ、ISICOのスタッフに加
03
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r
─── 地域の資源を産業化していく
ために、新たな組織を設けた。
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石川には産業化されていない地
芽を育てるため、資源の発掘から
国は間もなく「中小企業地域資源
推進につなげていく。
域資源が多々ある。新たな商品の
─── 利用者に対してメッセージを。
事業化までをサポートしたい。
石川県の産業の基盤を支えてい
活用促進法」の施行を予定してい
る。石川県では今年2月、全国に先
─── 増産が相次ぐ製造業などを中
るのは中小企業だ。そういった企
駆けて関係部局横断の「産業化資
心に人材不足の状態が続いている。
業が、新たに製品開発や技術開発、
販路開拓にチャレンジしようとい
源活用推進本部」を設置した。さ
らに、今年4月には、ISICOにおい
今年4月の県内の有効求人倍率は
うときには、ぜひ相談してほしい。
て「産業化資源活用推進課」を新
1.31倍という状況だ。こんな時こそ、
ISICOは、企業に対するワンストッ
設した。
石川県の産業の将来を担う人材育
プサービスセンター。これまでは、
ISICOではこれまで、モノづくり
成が必要だ。求職者に対し
におけるニッチトップ企業を発掘、
て、単に職を紹介するだけ
育成するため、さまざまな取り組
でなく、どうやって人材を
みを行ってきた。これを第2次産業
養成するかという発想で就
のみならず、第1次産業、第3次産
職を考えていく必要がある。
業、伝統産業にまで範囲を広げて、
新産業の種を掘り起こしていく。
そのため、石川県では今
年2月に「石川県産業人材プ
ラン」を策定した。プラン
─── 具体的にはどんなものが考
では、人材の確保だけでな
えられるのか。
く、人材の質を高めること
と裾野を広げることを大き
例えば、これまで加賀野菜の金時
草に含まれる抗酸化物質に着目し
ISICOでは昨年、
「人材支
て、美容クリームを開発した企業が
援課」を設けて、人材アドバ
ある。また、能登野菜の中島菜は血
イザーが企業の求める人材
圧の抑制に効果的としてお茶に配合
像や能力に配慮した人材確
された。
保や社員研修の実施方法、
消費者の健康志向は、かつてな
早期離職を抑制するための
いほどの高まりを見せており、そ
工夫などをアドバイスして
うしたニーズに応えていくことで、
きた。
地場食材の付加価値を高めていく
のも一つの方法だ。
04
な目的としている。
これに加えて、新たに県
内中小企業の人材育成にお
とはいえ、農家だけではいい素
けるモデル的取り組みの事例集作
第2次産業に分類される中小企業へ
材を作る力はあっても、どう加工
成、事例発表、優良企業の表彰等を
の支援が中心だったが、第1次産業、
するか、どう売るかというノウハ
通じて人材育成に対する企業意識の
第3次産業の皆さまにも幅広く利用
ウはない。1次、2次、3次産業と区
向上と取り組みの促進を図る。
してもらえる取り組みがはじまっ
別するのではなく、相互に乗り入
また、生産技術や試験計測技術
ている。職員一丸となって、さま
れする、あるいは産業の枠組みを
等について、広範囲にわたる知識
ざまなニーズにきめ細かく対応し
乗り越えて連携、協力していくこ
の習得を目的とした研修事業を実
ていきたい。
とが大事だ。
施するなどして、プランの着実な
県内では、産学官の連携によって
ニュービジネス創造を目指す動きが本格化しています。
ここでは、その実例に迫ります。
ヒ素を吸着する鉱物に着目
土壌や水質の浄化を手がけ急成長
(株)
ソフィア
■所 在 地
■
■
■
■
■
代 表 者
設 立
資 本 金
従業員数
事業内容
金沢大研究所では、顧
客が処理したい土壌の
サンプルを使って試験
が行われている
本社/東京都豊島区駒込1-43-12駒込TSビル603号
TEL.03-3947-1565
金沢大研究所/金沢市角間町 金沢大学共同研究センター内
インキュベーションセンター302
TEL.076-234-4054
池田 穂高
平成14年9月
6,330万円
15人
重金属を吸着、安定化する浄化資材の開発・製造・販売、
対策や処理に関するコンサルティング
● http://www.sophia-anp.co.jp/
ソフィアは、猛毒のヒ素などで汚染された土
壌や水の浄化を手がけ、急成長を遂げている大
学発ベンチャーだ。金沢大学理学部の佐藤努助
教授(現北海道大学准教授)が解明したヒ素を
吸着する鉱物「シュベルトマナイト」に、池田穂高社
理可能な有害物質も鉛やセレン、六価クロムなど、
長が着目。金大KUTLOを通じて技術移転を受け、平
12種類にまで増えた。
成14年に事業化に乗り出した。
土壌の浄化で培った技術は現在、水質浄化にも応用
同社では、シュベルトマナイトを安定供給していく
されている。平成17年から2年かけて、ISICOの実施
ために人工合成を試み、汚染処理資材「アズレ-S」と
する「産学・産業間連携新豊かさ創造実用化プロジェ
して商品化。これを汚染土壌に混ぜることで、ヒ素を
クト推進事業」として、水質浄化に関する研究を進め
吸着、安定化し、地下水などに流れ出すのを防ぐ。
ている。同社では、排水中に含まれるホウ素、フッ素
工場跡地などの汚染土壌は、掘り出して土を入れ
などの処理に関するノウハウを確立すると同時に、低
替えるか、遮水シートで封じ込める方法が一般的だ
コストで除去できるシステムを完成させ、工場や温泉
が、ソフィアの技術は、これらの方法に比べてコス
施設からの受注を拡大している。
トが1/2∼1/3に抑えられ、工期も大幅に短縮でき
「技術力と営業力がかみ合わないとベンチャーは成
るのが特徴だ。池田社長は、「自然の浄化作用を応
功しない」と池田社長が話すように、同社は営業にも
用した手法なので、環境に負荷をかけず安全だ。一
力を入れている。現在、本社を置く東京のほか、札幌、
度吸着すれば、自
名古屋にも営業拠点を構え、8人のスタッフが販路開
然環境下では再び
拓に汗を流す。営業戦略の一環として、今年4月には、
溶け出す危険性は
東京都内で工場排水の浄化システムについて実験を交
ない」と同社の技
えながら紹介する技術発表会を開催。100社120名
術に自信を見せる。
が参加する盛況ぶりで、今後の受注に大きな手ごたえ
金沢大学や北海
池田社長は、金沢大学ベンチャー・ビジネス・ラボラ
トリーの特任教授として新たなシーズの発掘にも取り
組む。手にしているのがシュベルトマナイトの粉末
を感じている。
道大学などに協力
売り上げは右肩上がりで、今期は前期の約3倍とな
を仰ぎながら、設
る10億円の売り上げを目指し、平成21年には東証マ
立から5年で、「ア
ザーズ上場を視野に入れている。池田社長は「環境汚
ズレ-S」をはじめ
染は世界共通の問題。仕事は際限なくある」と話し、
商品ラインアップ
近い将来、海外に打って出る考えだ。
は6種類に増え、処
05
フロム・ユーザーズ
設備貸与制度の利用者に聞く
商品ラインアップの 充実に
角折包装機が活躍
(株)柚餅子総本家中浦屋
■所 在 地
■代 表 者
■資 本 金
■ 事業内容
輪島市河井町4部97番地 TEL 0768-22-0131
中浦 政克
■ 創 業 明治43年9月
1,000万円
■ 従業員数 13名
和菓子製造販売
● http://www.ysn.am/
饅頭などの包装に使われている角折包装機
門前町との合併を機に
ソバを使って商品開発
成18年2月に合併したのをきっかけに
浦屋の看板商品と
開発したものだ。
「お菓子は本来、地
言えば柚餅子であ
域の素材を加工して食べたのが始ま
る。売り上げに占
り。地元の素材や歴史を意識しながら
める比率が下がっ
餅子(まるゆべし)の製造、販売で知
商品開発にあたっている」と話すのは、
たと言っても、販
られる中浦屋。輪島市の中心部、わ
中浦屋の中浦政克社長。その言葉通
売量そのものが減
いち通りにある店を訪れると、柚餅子
り、門前町の名物であるソバを取り入
っているわけでは
のほかにも、羊羹や最中、饅頭、せ
れ、ネーミングは、合併によって消え
ない。ショーケー
んべい、ジュースなど、ユズを使った
てしまった總 持 寺 祖 院 周 辺 の地名
スには、伝統的な
ユズを丸ごと使った餅菓子、丸柚
豊富な商品ラインアップに驚かされる。 「櫛比(くしひ)の庄」に由来している。
素材はユズだけにとどまらない。例
輪島市内の中心部、朝市通りに続く
わいち通りにある中浦屋
え ば 、 昨 年 、 販 売をスタートした
こうした商品群の充実に一役買って
一口サイズで食べ
中浦社長は伝統を大切に守りなが
らも、さまざまな新商品を企画し
続けている
いるのが、I S I C O の設備貸与
やすい玉柚餅子、細長い棒状にした棹
制度である。これまで蒸し器な
柚餅子といったふうに、さまざまな柚
ど数々の機械を導入しており、
餅子が並んでいる。
3年前から活用している角折包
さらに中浦社長は現在、
「第二の柚
装機もその一つ。これは、菓子
餅子」を開発すべく構想を練ってい
を一つずつ充填しながら、ビニ
る。中浦社長によれば、全国的に見
ールシートで包み、最後に熱で
れば、ユズを使わずにくるみを練り
封緘する機械で、導入によって、
込んで蒸し上げたものなど、柚餅子
くしひ饅頭などの包装作業は
は多様な餅菓子として発展を遂げて
飛躍的にスピードアップした。
いるという。
そこで、丸柚餅子のような伝統的
ユズを使わない
「第二の柚餅子」を構想中
「くしひ饅頭」は、たっぷりのこし餡を
な柚餅子を守り続ける一方で、ユズ
にこだわらずに全国で通用する柚餅
子を作ろうというのが「第二の柚餅
山芋とソバ粉の皮で包んだ饅頭だ。
相次ぐ商品開発が実り、20年前には
ソバ粉は、皮まで挽いたものを使い、
10%ほどしかなかった柚餅子以外の商
で、詳細は明かしてくれなかったが、
一口食べると、ソバの香ばしい味わ
品の売り上げが、今では50%を占める
年末までには試験販売にこぎつけた
いが口いっぱいに広がる。
までになった。
い考えだ。
この商品は、輪島市と門前町が平
06
丸柚餅子に加え、
とはいえ、明治43年の創業以来、中
子」構想である。開発途中とのこと
ISICOでは、企業の設備投資を支援するための
設備貸与制度で、企業の成長を後押ししています。
制度を活用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。
神社・仏閣用の大きな柱などを
ランニングプレーナーで加工
(株)助政建設
■所 在 地
■代 表 者
■資 本 金
■ 事業内容
社寺建築に使われる太くて
長い木材の表面を加工する
ランニングプレーナー
珠洲市宝立町柏原申字6番地1 TEL 0768-84-1455
薮下 順一
■ 創 業 昭和43年3月
3,000万円
■ 従業員数 43名
神社・仏閣、一般住宅の建築
スピードアップと省力化、
コスト削減に貢献
いる。同社のランニングプレーナーも導
入直後からフル稼働しており、スピード
アップと省力化、コスト削減に貢献し
神社・仏閣の建築を中心に手がける
ている。こうした機械を導入していな
助政建設は昨年5月、ISICOの設備貸
い地元の工務店から、部材の加工だけ
与制度を利用して、ランニングプレー
を受注するケースも増えてきた。
ナーを導入した。
とはいえ、決して伝統的な大工仕事
プレーナーとは電動カンナのこと。ラ
をおろそかにしているわけではない。
ンニングプレーナーは二本のレールの間
最後は、人の手で丁寧に仕上げるのは
に木材を固定し、その上を機械が行っ
今も昔も変わらない。
たり来たりしながら加工を施す。最大
で直径60センチ、長さ12メートルもの
木材が加工可能で、神社・仏閣の柱な
確かな技術力で
文化財の修理も手がける
どに使われるような、長くて太い木材
の加工に重宝している。
しかも、この機械は特注品であり、
主に一般住宅を建築していた助政建
設が、同業者からの応援要請をきっか
切断や穴開け、みぞ彫りといった加工
けに神社・仏閣の建築に乗りだしたの
を一台でこなす複合機である。あらか
は約20年前のことである。以来、社寺
じめベニヤ板などで作った型に沿って
建築の比率は上がる一方で、昨 年 は
刃を動かすことで、複雑な曲面加工に
95%を超えるまでになった。活躍のフ
も対応。薮下順一社長は、
「これまで10
ィールドは県内にとどまることなく、
日間かかっていた仕事が1日でできる
全国各地に広がっている。
ようになった。重たい材料を動かす必
助政建設では年間
2∼3棟を施工す
る。写真は平成10
年に竣工した照福
寺(輪島市)
そのバックボーンとなっているのが、
要もない上 、仕上がりにもバラつきが
同社の確かな技術力である。その一つの
ない」と顔をほころばせる。
証とも言えるのが、薮下社長らが有して
て国重要文化財の時国家(輪島市)の修
宮大工の仕事というと、すべて手仕
いる文化財建造物木工主任技能者認定
復に携わったほか、平成11年には、金沢
事という印象も
である。これは、伝統的な建築技法に
城公園内の菱櫓、五十間長屋、橋爪門続
強いが、近年で
対する高度な技術を持った木工技能者
櫓の再建にも取り組んだ実績を持つ。
は、熟練した職
を(財)
文化財建造物保存技術協会が
人の減少や高齢
認定する制度。認定を受けた者だけが、
仮設住宅を建築したほか、被害に遭っ
化、コストダウン
文化庁の指導のもと、国宝・重要文化財
た社寺からの相談も相次いでいるとい
に対応するため
建造物の修理にあたることができる。
う。今後も、その専門性と技術力を発
機械化が進んで
同社では、平成14年から17年にかけ
「設備を利用しながら、余力を
人の手でしかできない仕事に振
り向けたい」と話す薮下社長
今年3月の能登半島地震に際しては、
揮しながら、業容拡大を目指していく。
07
いしかわ発 ! 熱血企業
企業の成長戦略を探る
石川県には、キラリと光る企業がたくさんあります。
独自の技術やサービスを認められ、県内外を問わず
幅広く受注に成功している企業の成長戦略を紹介します。
七尾の昔ながらの町屋を
再現したしら井の七尾本店
(株)しら井
天然ものにこだわる昆布の専門店
七尾市内でも最も古い通りの一つ、一
真昆布を1ミリ以下の細
本杉通りで昆布の専門店を営むしら井。
さに裁断したもので、
北海道産の天然ものだけを扱い、その中
ご飯や酢の物はもちろ
でも最上級にランクされる希少な昆布に
ん、パスタやサラダといった洋食メニ
のやり方かもしれないが、ゆっくり浸透
こだわっている。
ューにも気軽に使えるのが特徴だ。
していけばそれでいい。金沢でもいずれ、
平成17年10月には金沢市東山に金沢店
しら井の昆布なら間違いないと言われる
昆布をはじめ、昆布巻きやおぼろこんぶ
をオープンした。七尾では有名店だが、
ようになりたい」
。白井修社長はそう話
など、さまざまな商品が並べられている。
金沢ではまだまだ無名。そこで、まずは
し、売り上げよりも、客の満足度の向上
販売にとどまらず、職人による手削りや
店のこと、昆布の魅力をもっと知っても
を追求し続ける。
加工までをトータルに手がける店は全国
らおうと、店舗の2階に食事処を設け、
的にみても珍しい。商品開発にも熱心で、
昼食時に30食限定で昆布づくしの料理
今年春には、現代の食生活に合わせて昆
を提供している。
昔ながらの町屋を再現した店内には、
布の用途を広げてもらおうと「お料理昆
「ネット販売もなければ、顧客への
布」を商品化した。これは、北海道産の
DMも出していない。時間がかかる商売
■所 在 地
七尾市一本杉町100番地
TEL 0767-53-0589
■ 代 表 者 白井 修
■ 創 業 昭和6年4月
■ 資 本 金 1,000万円
■ 従業員数 20名
■ 事業内容 昆布、昆布加工食品の販売
●http://www5.ocn.ne.jp/ ~shirai52/
ネット販売を行っている県内の意欲ある店舗を支援するため、
バーチャルショッピングモール「お店ばたけISHIKAWA」
を開設しています。
ネットに進出し、
さまざまな方法で販路開拓を行っているお店ばたけ出店者を紹介します。
※新規出店者を随時募集しています。出店条件、審査基準などの詳細は、
http://www.omisebatake-isico.com/katudou/koubo.html
いしかわや
http://www.ishikawaya.com/
北陸3県の珍味をネットで販売
石川県を中心に北陸3県の珍味や調味料140
ネット支援セミナー「バーチャルショ
品をネット販売する、いしかわや。平成16年、
ップ道場」に通った。セミナーで培っ
ネットショップを立ち上げ、ISICOのバーチャ
た知識と人脈は、今回のショップ立ち
ルモール「お店ばたけ」に出店した。2年目か
上げの原動力になったという。昨年、
らは、ほぼ毎日、注文が舞い込むようになり、
自社ホームページをリニューアルした
経営は軌道に乗ってきた。
際には、ホームページドクターから買
北陸には全国的に知られる珍味が多い点に着
目し、日持ちする塩干物などに商品を絞り込ん
け、より購入しやすいサイトづくりに腐心した。
だ。1日のサイト訪問者数は500∼600人。
また、30%で推移する購入者のリピート率を
紺矢誠代表は「当初、ショップのターゲットは
アップさせるため、商品の梱包にも細心の注意
個人消費者と考えていたが、現在では飲食店か
を払う。
らの受注が売り上げ全体の35%を占めるまで
今後、消費者の購買意欲を高めるため、サイ
になり、経営は安定してきた」と喜び、ネット
トには動画を導入する。紺矢代表は「動画では
ショップの人気の目安となる訪問者数1,000人
“パリッ”といった音も伝えます。具体的な調
突破を目標とする。
独立以前には珍味・海産物会社で勤務。この
会社のホームページ制作を担当し、平成12年、
08
い物かごの配置などのアドバイスを受
理方法なども紹介したい」とし、五感に訴える
手法で売り上げ増を図り、将来的には実店舗の
展開を目標に据える。
ホームページではブログを開設する
など、消費者との距離を縮める努力
を欠かさない
■所 在 地
■代 表 者
■ 設 立
■ 従業員数
■ 事業内容
野々市町御経塚
2-192-405
TEL 076-249-6072
紺矢 誠
平成16年5月
1名
珍味、
調味料のネット販売
T
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ベンチャー企業やSOHOなどを支援するため、
いしかわフロンティアラボ、いしかわクリエイトラボ、
SOHOプラザクリエーションオフィス、石川県ビジネスサポートセンターといった
低料金で利用できる事業スペースを提供しています。
その入居企業の中から、独自の取り組みを見せる2社を紹介します。
いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス
確かなデザインで受注を拡大
GRAPH STORE(グラフストア)
金額の大小にかかわらず、アイデアで顧客を満足させる
ウェブデザイン、グラフィックデザ
イン、イラストレーションなどを手が
ンオフィスに入居したのは平成17年4
よりも集中できるオフィス環境が作業
月のこと。独立してから約6年間は寺
効率を上げ、倍増した仕事量もこなせ
井町(現・能美市)の自宅をオフィスと
ている。
して使っていた。取引先の多くが金沢
クライアントの要望だけでなく、エ
市内に本社を置いていたため、利便性
ンドユーザーを意識したデザインづく
の向上を考え、拠点を移した。オオタ
りには定評があり、顧客からの信頼は
ニさんは「持参したのはノートパソコ
厚い。
「デザイナーという職業が電気
ン一つ。プリンターなどの周辺機器が
屋さんのように『我が町のデザイナー』
常備されていたので、すぐに仕事を始
と呼ばれる身近な存在でありたい。見
められた」という。現在、週4∼5日、
た人が楽しくなるデザインをこれから
このオフィスで仕事をしている。
も描く」とオオタニさん。今後も石川
拠点を移して以降、取引先は5割
けるグラフストアのオオタニユリさん。
硬軟いずれにも対応できるデザイン力
増となり、関東や関西からの仕事も
と、期待以上のアイデアを生む発想力
舞い込むようになった。また、既存
が顧客を引きつけ、年を追うごとに受
クライアントからの発注も軒並みア
注を増やしてきた。
ップ。JAや学校、ガソリンスタンド
に根を下ろし、デザイナーを続ける。
■所 在 地
■代 表 者
■ 従業員数
■ 事業内容
などのホームページを作成した。自宅
いしかわSOHOプラザクリエーショ
金沢市鞍月2-1
TEL 076-268-1200
オオタニユリ
1名
ウェブデザイン、グラフィックデザイン、
イラストレーション、
アニメーションなどの制作
石川県ビジネスサポートセンター
医業経営を人材面と技術面から支援
カーネルコンサルティング(株)
医療従事者、I T 系技術者の紹介、
成立させた。
経営などのコンサルティング業務を主
平成18年10月、石川県ビジネスサ
に手がけるカーネルコンサルティング。
ポートセンター(東京都千代田区麹町)
医療用機器や医薬品販売を行う「エー
に入居した。求職希望登録者がもっと
ワンメディック」の設計・施工部門の
も多い首都圏に拠点を構えることで、
子会社が前身で、平成17年5月に社名
情報収集を円滑にし、業務の効率化を
変更した。これまで培った医療機関と
図るのが狙いだ。東京営業所を開設後、
のパイプを生かし、人材の確保やIT
求人数、求職者登録数が大幅に増加。
による業務のスリム化など、病院経営
公的機関の施設を利用することで、顧
を支援する事業へと転換した。
客からの信頼性が増した。
求職者の性格や能力を的確に捉える“目”を養うことが、人材紹
介を成立させるカギとなる
買う。 木政則会長は「病院経営は厳
最大の特徴は、サイト上で求職・
今年7月には、全国の病院や医師な
しさを増しており、過疎地域の医師
求人登録を行う点で、求職者の登録
ど15万8,000件を検索できるシステム
不足は深刻な状態にある。この状況を
は常時1,000人を超える。北海道から
「Dr-street(ドクターストリート)
」
打破したい」と医療の地域格差の是正
九州までのエリアをカバーし、求職
の運用を開始する。患者が病院や医師
側と求人側を匿名でマッチングさせ、
を選ぶ際に参考にしてもらうのはもち
採用が見込める段階で両者を面談さ
ろん、病院の詳細情報を求職者に公開
せるシステムで、これまでに多くを
することで、病院の人材確保にも一役
を民間から推し進めていく構えだ。
金沢市泉野出町4-6-4 TEL 076-280-1811
木政則
■ 設 立 平成13年8月
1,000万円
■ 従業員数 15名
有料職業紹介事業・労働者派遣事業・
コンサルティング業務・システム開発
●http://www.kernelc.co.jp/
■所 在 地
■代 表 者
■資 本 金
■ 事業内容
09
知ってトクする
No.04
1.
ライブラリ
インターネットで検索可能に !
◎独立行政法人日本貿易振興機構の資料 貿易・デザイン関連の蔵書を1,720冊追加。
◎石川県発明協会の資料
産業振興ゾーン内で、図書を保有しているジェトロ金沢と石川県デ
ザインセンター所蔵の書籍等をISICOのホームページ「DGnet」に
て検索できるようになりました。
◎財団法人石川県デザインセンターの資料
◎財団法人石川県産業創出支援機構の資料
◎ 産業振興ゾーン内団体の資料(約1,720冊)
http://www.isico.or.jp
操作手順
2
1
ISICOのホームページ「DGnet」の
検索欄にキーワードを入力して検索!
3
検索結果の中から見たい項目をクリック!
[ ISICOライブラリ情報(図書)]をクリック!
4
資料の詳細情報が表示されます。
※目次情報も入力していますので、必要なキーワードを入力し、検索してください。探している図書が見つかるかもしれません。
10
中小企業のための総合的なサポートセンターとして、さまざまな支援を行っているISICO。
「もっと支援内容を
詳しく教えてほしい」
。そんな要望におこたえして、提供している支援メニューを毎号ピックアップして紹介します。
2.
ライブラリの資料について
ISICO内(県地場産業振興センター新館1F)にライブラリ
を設け、下記の資料等をご覧いただくことができますので
ぜひ、ご利用ください。
◎ 図 書(8,980冊)
法律、辞典、統計、指標、年報、年鑑、白書、会社名簿、団体名簿、調査報告
書、便覧、手引、索引、一般図書
◎ 雑 誌(91冊)
TDB REPORT、ヤノレポート、日経グローカル、賃金事情、日経PC21、
月刊レジャー産業資料、ISOマネジメント、企業診断、プレジデント、起業
塾、潮流、ビジネスデータ、北陸経済研究、日経ビジネス、週刊東洋経済等
●開館時間 月∼金曜日 午前8時30分∼午後7時30分
土曜日
午前10時∼午後5時
●休 館 日 原則として日曜・祝祭日、年末年始(12月29日∼1月3日)
◎ ビデオ(4,184本)
※このほか、都合により休館することもあります。
経営実務、経営戦略、組織、人事管理、情報システム、財務、税務、経理、
【お問い合わせ】
法律、新入社員、一般社員、(OJT、管理者、中堅社員)、製造技術、環境
(財)
石川県産業創出支援機構 産業振興部 産業情報課
TEL
(ISO)
、他
ISICO INFORMATION
076-267-1001
◎ イシコ・インフォメーション
いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス
平成19年度
オープンスペース利用会員
随時受付中!!
こんなあなたのニーズに応えます。
打ち合わせ、商談に
ネット環境のある
場所がほしい
いつもと
違った環境で
仕事がしたい
ビジネス交流会に
参加したい
■サービス内容
1
2
3
4
5
■会 費
多目的サロンのご利用
商談室のご利用
設備機器のご利用(コピー複合機、
レンタルパソコンなど)
インターネット(100Mbps)接続無料
その他(情報誌「ISICO」送付、
SOHOPLAZAニュースのメール配信)
【お問い合わせ】いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス
TEL
3,600円/年度
■利用時間
午前9時∼午後5時
■休館日
土曜日・日曜日・祝祭日及び
年末年始(12月29日∼1月3日)
076-268-1200
11
平成19年度
業務組織と職員紹介
業務組織
総務企画部
〉〉〉
組織の管理と事業の総合調整
●総務企画課
プロジェクト推進部
産学官・産業間連携の推進、共同研究による
新技術開発支援
地域資源を活用した新事業、地域プロジェクト支援
●研究交流課
産業振興部
〉〉〉
特許流通支援室
中小企業の情報化の推進、受注・販路開拓支援
産業人材の確保・育成支援
●産業情報課
広報、インフォメーション
産業情報の収集・発信、情報化支援
●販路開拓課
取引情報の収集提供と取引あっせん、
販路開拓支援
石川県ビジネス
サポートセンター
●人材支援課
首都圏ビジネス支援拠点
(東京都千代田区)
産業人材の確保、育成支援
経営支援部
〉〉〉
中小・ベンチャー企業の創造的事業活動の促進、
経営基盤の強化、再生、経営革新など総合的支援
●経営支援課
総合相談窓口
創造的・意欲的中小企業の経営基盤強化、
経営革新支援
●新事業支援課
創業及びベンチャー企業の発掘・育成、
新事業支援
SOHOプラザ・クリ
エーションオフィス
●設備資金課
●再生支援室
12
SOHOビジネス支援拠点
設備資金の貸付、設備の貸与・リースによる設備導入支援
中小企業の再生、事業転換・新分野進出支援
〉〉〉
産学官・産業間連携の推進
共同研究のコーディネート、
プロジェクト管理
特許流通、知的財産活用支援
●産業化資源
活用推進課
地域資源を活用した新事業、
地域プロジェクト支援
●都市エリア
推進室
●知的クラスター
推進室
都市エリア産学官連携促進事業の管理
知的クラスター創成事業の管理
サイエンスパークオフィス
〉〉〉
サイエンスパークの活性化推進
新産業創造の支援拠点
●石川ハイテク
交流センター
●いしかわ
クリエイトラボ
●いしかわ
フロンティアラボ
サイエンスパークの総合窓口・
交流拠点
ベンチャー・研究開発型企業の
インキュベート施設
ベンチャー・研究開発型企業の
賃貸施設
〉〉
企業や新分野進出、経営・技術革新に関することなど、何でも構いません。
私たち105人が力になります。まずは、お気軽にご相談ください。
職員数105人【常勤役員 3人、職員 102人(派遣・非常勤含む)
】
職員紹介
斉副
理
藤事
長
直
喜専
務
田理
事
孝
雄
︵
常
稲兼
事務
口務理
事
局
長
・
幸総
務
男企
画
部
長
︶
もっと広く、もっと深く応援
できるように頑張ります。
何事にも前向きに全力で取
り組みます。
ISICOは頑張る企業の応援
団です。
中主
任
川
美
知
子
藤主
任
井
俊
江
南事
務
野職
員
啓
子
丁寧な仕事を心がけます。
谷主
任
内
秀
樹
コツコツと。
初心を忘れず頑張ります。
西主
任
田
理
恵
笑顔での対応を心がけます。
「DGnet」でお役に立つ情
報の提供に努めます。
販
吉事
務
本職
員
佐
知
子
ビデオも幅広く整備して「ビ
ジネスに役立つライブラリ」
を心掛けています。
総 務
企画部
小技
師
杉
勝
治
安心・安全に心して。
矢事
務
田職
員
美
絵
「お店ばたけ」でネットショ
ップ運営者を応援します。
舟地
場
川産
業
振
興
親セ
ン
タ
ー
課
長
利用者の立場に立って…。
平主
任
井
一
也
皆様にお役に立つよう努め
ます。
最高のワンストップサービ
スを!!
情報誌を通じて皆様に役立
つ情報を発信いたします。
持事
務
田職
員
麻
紀
水事
務
野職
員
敦
子
梶事
務
井職
員
朋
美
がんばるWebショップの支
援をしています。セミナー
ご参加下さい。
「DGnet」を通して、新鮮
な情報をお届けします。
ネットビジネスを支援する
専門家派遣をご活用下さい。
長課
長
田代
理
豊
谷主
任
内
田
努
中主
任
道
受注あっせん業務が順調な
のは県内受注企業の皆様の
熱意のおかげです。
販路開拓・拡大のサポート
をしています。
発注・受注企業の架け橋と
して。
県内受注企業のニーズに応
えられるよう頑張ります。
受注企業にとって実りのあ
るあっせんと情報提供を目
指します。
釜受
注
本開
拓
ア
ド
隆バ
イ
司ザ
高受
注
平開
拓
ア
ド
良バ
イ
司ザ
高受
注
木開
拓
ア
ド
悟バ
イ
田販
路
辺開
拓
信頼あるパートナーシップ
で確実に!!
地場産業の更なる企業力
upを目指して…。
ザ
ー
何事にも誠意を尽くす。
気軽に利用出来るセンター
を目指して。
尾産
業
井情
報
課
長
一
秀
木課
長
下代
理
保
彰
ー
沢主
任
谷
昌
子
下産
業
振
興
務部
長
松路
開
田拓
課
長
弥
ー
中課
長
尾代
理
一
也
目標に向かって前進!
迅速な対応を目標に。
産 業
振興部
何事にも誠意をもって。
牧主
任
野
典
子
総
穴務
企
田画
課
長
雅
晴
敏
行
英
機
東主
任
出
千
延
販路開拓事業をサポートし
ます。
ア
ド
バ
イ
ザ
ー
信頼の絆をより深め精進し
ます。
13
前人
材
野支
援
課
長
貴
志
県内企業の産業人材確保・
育成をサポート!
稲企
業
葉コ
ー
デ
ィ
宏ネ
ー
タ
ー
企業と若者の接点づくりを支援
します。ものづくりの魅力をど
んどん発信していきましょう!
紺課
長
村代
理
茂
産業大学講座の開催や新商
品の販路拡大を推進します。
高事
務
村職
員
知
美
山事
務
田職
員
奈
津
子
若者と中小企業との出会い
をお手伝いします。
上ア
ド
原バ
イ
ザ
ー
猛
ものづくり企業を支える人材
の育成と確保を支援します!
平常心で頑張ります!
︵
経
浅兼
再営
生
井 支
援
支
援部
長
豊室
長
︶
樹
経 営
支援部
多くの企業情報が若者の目
に留まるよう迅速な情報発
信を心がけます。
本経
営
多支
援
課
長
保
夫
市コ
ー
川デ
ィ
ネ
ー
太タ
ー
刀
雄
産業大学技術講座でものづ
くり技術の人材を育成支援
します。
山課
長
下代
理
義
広
期待に応えられるISICOを
目指します。
初心に立ち戻り、皆様とと
もに「経営改善・革新」。
北ア
ド
嶋バ
イ
ザ
ー
正
廣
多ア
ド
田バ
イ
ザ
ー
年
成
石コ
ー
田デ
ィ
ネ
ー
弘タ
ー
昭
人づくり、モノづくり、企業
づくりのお手伝い。
顧客価値を軸にした行動を
現場の視点でいっしょに考
えましょう。
新しい事業にチャレンジしま
しょう。積極的にサポートい
たします。
村ア
ド
上バ
イ
ザ
ー
伸
一
“心機一転”頑張ります。
中主
任
村
陽
一
上主
任
前
亜
津
子
企業の皆様の改善活動をお
手伝いします。
きめ細かなサービスに努めま
す。お気軽にご利用下さい。
北新
事
川業
支
援
課
健長
一
井主
任
口
広
明
安事
務
田職
員
一
代
金ア
ド
平バ
イ
ザ
ー
勲
現場を診て、新事業への展
開をお手伝いします。
いしかわSOHOプラザクリ
エーションオフィスへお気軽
にお越し下さい。
お手伝いします。自立でき
るベンチャーへ。
山主
幹
崎
伸
一
桐主
任
田
宏
美
中主
任
野
学
水嘱
託
谷指
導
員
清
青事
務
山職
員
美
鈴
経営革新企業への融資を応
援します。
返済計画の相談相手として
サポート。
資金、貸与の事務処理をし
ています。
山ア
ド
本バ
イ
ザ
ー
浩
一
上ア
ド
バ
野イ
ザ
ー
和
人
山事
務
森職
員
陽
子
ベンチャー企業の創出、育成、
支援のお手伝いをします。
岡課
長
本代
理
龍
治
設備資金支援を通して中小企
業の活性化をサポートします。
設備投資は公的資金の「資
金貸付・設備貸与」で支援
します。
古主
任
川
陽
一
七コ
ー
山デ
ィ
ネ
ー
幸タ
ー
夫
セミナーを中心に、経営革新
の取り組みをお手伝いします。
事務・回収処理をしてます。
村再
生
田支
援
室
ア
憲ド
バ
泰イ
多ア
ド
田バ
イ
ザ
ー
昭
男
安ア
ド
藤バ
イ
ザ
ー
晃
企業再生の道は必ずあると
いう信念で、経営者と一緒
に、経営を考えます。
企業が元気になるお手伝い
をします。
目標に向けて一緒に歩んで
行きたいと思います。
ザ
ー
︵
プロジェクト
推進部
プ
酒兼
都ロ
井市ジ
ェ
エ
リク
アト
正推推
進
二進
室部
長長
︶
いつも前向き、お客様志向
のプロ集団に徹します。
14
川研
究
口交
流
課
長
喜
仙
研究・支援機関との調整、
大学などの研究者を紹介!
いかなる状況においても誠
意を持って企業再生の為に
共に考え行動します。
柳特
許
流
通
浩支
援
一室
長
特許取得に関する相談、事
業化に必要な特許のあっせ
んを推進!
ベンチャー企業の創出を通
じ、地域への貢献!成功へ
の最善を尽くします。
中小企業の再生への取り組
みのご相談に応じています。
門主
任
前
哲
也
知的財産戦略、つくば研究
学園都市の専門家を紹介!
︵
部
米兼
設長
尾備代
理
資
金
課
正長
司︶
設備資金関連の総括・企業
のパートナーとして前進!
産業再生機構が解散しても、地
域中小企業の再生支援は、継続
しています。早めのご相談を。
畑主
任
逸
郎
産学・産業間連携による研
究開発のための助成制度を
紹介!
宮事
務
前職
員
由
紀
乃
葛事
務
葉職
員
礼
大ア
ド
野バ
イ
ザ
ー
悟︵
つ
く
ば
駐
在
︶
特許相談のインフォメーショ
ンとして役立つ情報を提供し
ます。
技術開発のための研究者情
報、つくばの研究シーズを
紹介!
近ア
ド
岡バ
イ
ザ
ー
和
英
福ア
ド
澤バ
イ
ザ
ー
勝
義
坂産
業
化
資
芳源
活
幸用
推
特許のライセンスを通じて新
製品開発をお手伝いします。
特許・商標情報の検索や情
報活用を支援します。
近コ
ー
藤デ
ィ
ネ
ー
哲タ
ー
史
竹主
任
本
健
太
郎
技術開発のための共同研究、
研究会参加をお手伝いします。
進
課
長
キーワードは“地域資源の活
用!”新しい事業をサポート
します。
︵
コ
黒七
尾ー
崎市デ
ィ
担
当ネ
︶ー
孝 タ
ー
夫
奥コ
ー
野デ
ィ
ネ
ー
孝タ
ー
上コ
ー
田デ
ィ
ネ
ー
芳タ
ー
弘
井ネ
ッ
ト
口ワ
ー
ク
サ
敏ブ
マ
夫ネ
ー
ジ
ャ
ー
産学官連携や特許利用相談
のお手伝いをします。
産学官のニーズ・シーズの
マッチングを支援します。
細コ
ー
川デ
ィ
ネ
ー
一タ
ー
郎
松コ
ー
田デ
ィ
ネ
ー
章タ
ー
農業・食品産業・大学との連
携で、地域のお宝を育てます。
︵
コ
山珠
洲ー
口市デ
ィ
担
当ネ
︶ー
茂 タ
ー
樹
「地域資源」をキーワードに
“地域”の企業を支援します。
県内中小企業のネットワー
クづくりをお手伝いします。
川コ
ー
畠デ
ィ
ネ
ー
平タ
ー
一
地域資源とは?と自問しつ
つ、6 次 産 業 の創出・振興に
努めます。
江都
市
野エ
リ
ア
推
理進
室
奈事
山事
務
本職
員
沙
樹
務
職
員
弱気は最大の敵!という言
葉を常に心に持ち、地域の
発展に尽くします。
七尾市から来ました!地域
資源の活用を推進します。
隠れた地域の素材に光をあ
て、地域振興につなげたい
と思います。
都市エリア事業のお手伝い
をします。
都市エリア事業が円滑に進
むよう頑張ります。
沢知
的
柳ク
ラ
ス
タ
健ー
推
二進
石主
任
田
崇
史
室事
務
野職
員
律
子
石科
学
原技
術
コ
ー
理デ
ィ
塚科
学
林技
術
コ
ー
和デ
ィ
雄ネ
知的クラスター研究成果の実
用化・事業化を目指します。
産学官連携の推進、成果の
技術移転!!
知的クラスター事業の推進
に向けて頑張ります。
研究開発情報、知的クラス
ター事業をサポート!
知的クラスター事業研究成
果の実用化・事業化を目指
します。
知的クラスター事業から生
まれる研究成果の事業化を
支援!
臼科
学
井技
術
コ
ー
睦デ
ィ
橋科
学
本技
術
コ
ー
勲デ
ィ
ネ
ー
タ
ー
橋次
長
場
里
志
中主
任
健
紘
ネ
ー
タ
ー
下所
長
口
宗
裕
拙速と知りつつも、できる
ことなら前進の心意気!
恵まれた自然と優れた研
修・宿泊施設としてのISP
の利用促進を。
食品の製品・商品開発をお
手伝いします。
︵
事
中知
的業
川ク総
括
ラ
ス
タ
脩ー
一担
当
︶
室
長
シーズの事業化移転と、国内
外のマーケティングを支援。
金沢MEGクラスターの連携
を深め、基礎的・臨床的脳
研究の成果を世界に発信。
新事
務
田職
員
松
子
橋事
務
本職
員
朱
巳
サイエンスパークへお越しの
皆様を笑顔でお迎えします。
明るい対応でISPの活性化
を目指します!
サイエンスパーク
オフィス
瀧ネ
ッ
本ト
ワ
ー
ク
周ア
ド
平バ
西コ
ー
谷デ
ィ
ネ
ー
祐タ
ー
義
ISPの活性化を、IT・ICTの
面からサポートします。
入居の皆さまへのより良い
環境の提供に努めます。
ネ
ー
タ
ー
ー
タ
ー
クリエイトラボ・フロンティア
ラボへの入居を支援します。
〉〉〉
イ
ザ
ー
私 た ち ス タ ッ フ に お ま か せ 下 さ い ! !
15
TOPICS
イシコ・トピックス
県内企業が最新の技術や製品を紹介
第20回石川県中小企業技術展
懇談会では谷本知事が
トップセールを展開
ISICOは5月17日(木)から3日間、
県産業展示館2号館で「第20回石川
県中小企業技術展」
を開催し、
会期中、
約67,500人が優れた製品や技術に
触れた。
中小企業技術展は、県内中小企業の
高度な技術力や開発力を県内外の企業
に広く紹介する場として毎年開催して
いるもので、今回は、58社7組合が
出展し、優れた製品や部分組立品、部
品、素形材などを一堂に展示した。
また、17日(木)には、県内中小企
業の受注機会拡大を図るため、金沢エ
理事長の谷本正憲知事をはじめ、県内
秀な製品を認定する「石川ブランド優
企業100社113名が参加し、情報交
秀新製品認定制度」では、今回、3部
換や商談を行った。
門で46件を認定した。今年度から認
クセルホテル東急で「石川県企業交流
懇談会」を開催した。
懇談会には、県外から大手・中堅発
定企業のうち特に優秀な企業を部門別
石川ブランドに
3部門で46件を認定
に金賞、銀賞、銅賞として選定した。
認定された製品を開発した企業には、
注企業36社から役員、発注担当部課
県内の中小企業が開発した新製品や
長54名が参加。石川県からはISICO
新技術を石川県、ISICOが審査し、優
生活産業部門
情報産業部門
● 金賞
(株)サワヤ「冷えルーフ」
● 銀賞
(株)リング・オフィス「能登輪島
展示会の出展費などを助成する。受賞
企業と製品は次の通り。
機械産業部門
● 金賞
● 金賞
(株)C-GRIP「Coda-DTV Broadcaster」 (株)ヨシダ鉄工「メッシュクーラントコンベヤ」
水塩 はジめ」
● 銅賞
(株)小松プロセス「再帰性反射ロープ」
● 銀賞
(株)シーピーユー「MadricWind」
● 銀賞
(株)北菱「キャッチカメラφ200自走ロボット」
● 銅賞
小松電子(株)
「UV文字認識ユニット」
● 銅賞
(株)サン・アロイ
「R系超硬合金 長寿命冷間鍛造工具用超硬素材」
さらに詳しい情報・最新情報は、
最新情報の収集から、経営や技術に関する相談、産学官のネット
ワーク形成など、あなたのビジネスをインターネット上で支援す
るDGnet(デジネット)をご活用ください。
DG net↓
http://www.isico.or.jp
をご覧ください。
今回の巻頭特集は、当支援機構の平成19
年度の取り組みについてご紹介するほか、
今年度のスタッフをご紹介しております。
今年度も情報誌「ISICO」をよろしくお願
い致します。
[発行月]2007年6月(年6回発行) [発行所]財団法人 石川県産業創出支援機構 [編集協力]ライターハウス/金沢市問屋町1丁目75番地
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