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1. - 3M.com
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
無線通信システム
モデルXT-1
オペレーションマニュアル
2008年7月改訂 – 改訂番号 1.5 を日本語訳+日本仕様追加、
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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ver.100721
0. 目次
1. 概要……………………………………………………………………………………………………….
概要
4
1-1.
安全に関する情報……………………………………………………………………………….
4
1-2.
その他の仕様…………………………………………………………………………………….
6
1-3.
FCC/IC/電波法に関して…………………………………………………………………………
6
2. システムの
システムの設定………………………………………………………………………………………….
設定
7
2-1.
システム設定モード……………………………………………………………………….........
7
2-2.
ベースステーションの液晶表示…………………………………………………………….....
9
2-3.
ラップトップコンピューターによるシステム管理………………………………………….
11
2-4.
基本音量の設定………………………………………………………………………………….
14
2-5.
モニタースピーカー音量の設定………………………………………….................................
16
2-6.
夜間音量の設定………………………………………………………………….........................
19
2-7.
ヘッドセットの登録………………………………………………………………………….....
20
2-8.
ノイズ除去レベルの設定………………………………………………………………….........
23
2-9.
日付と時刻の設定……………………………………………………………………….............
24
2-10.
全般設定………………………………………………………………………….........................
25
2-11.
オーダーテイクモードの設定…………………………………………………………………
31
2-12.
サイトスケジュールの設定………………………………………………………………..…...
33
2-13.
サイト情報の設定…………………………………………………………………………...…..
34
2-14.
自己診断機能の設定……………………………………………………………………..……...
35
2-15.
パスワードの設定……………………………………………………………………………….
35
2-16.
ベースステーション複数接続のセットアップ……………………………………………….
36
2-17.
管理者によるセットアップ…………………………………………………………………….
37
2-18.
初期設定に戻す (出荷状態) ……………………………………………………………………
38
2-19.
システム管理の設定ファイル作成…………………………………………………………….
39
2-20.
システムの再起動……………………………………………………………………………….
39
2-21.
改訂バージョンの確認………………………………………………………………………….
39
2-22.
バックアップ通信機器のセットアップ……………………………………………………….
39
3. 操作方法……………………………………………………………………………………………..…..
操作方法
40
3-1.
ヘッドセット…………………………………………………………………………………….
40
3-2.
ベースステーション…………………………………………………………………………….
45
4. 保守・
保守・メンテナンス方法
メンテナンス方法……………………………………………………………….........................
方法
50
4-1.
ヘッドセット…………………………………………………………………………………….
50
4-2.
充電器………………………………………………………………………… ………………..
50
4-3
リチウムイオン電池パック…………………………………………………………………….
50
5. トラブルシューティング……………………………………………………………………………......
トラブルシューティング
54
ヘッドセットのLED表示………………………………………………………………………..
54
5-1.
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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5-1.
ヘッドセットのLED表示………………………………………………………………………..
6. 付録 A: ベースステーションの
ベースステーションの仕様…………………………………………………………………
仕様
55
58
6-1.
機械的仕様……………………………………………………………………………………….
58
6-2.
電気的仕様……………………………………………………………………………………….
58
6-3.
機能……………………………………………………………………………………………….
58
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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1. 概要
1-1. 安全に
安全に関する情報
する情報
1-1-1. 安全規範
無線通信システム・モデルXT-1(以下、XT-1と称します)を使用する前に、本マニュアルに
記載されている内容を必ずよく読み、その記載内容に従って適切に操作して頂きますように
お願いいたします。記載内容を順守しないと、感電や火災、怪我などの原因となります。本
マニュアルはXT-1を使用する場所に必ず保管し、参照資料としてお使い頂きますようにお願
いいたします。
1-1-2. 使用用途
XT-1はコンビニエンスストアや、ファーストフードレストランなど、ドライブスルーを適用
されているユーザー様向けに開発された、高周波数の双方向-無線通信機器です。XT-1は「無
線通信システム・モデルXT-1
信システム・モデルXT-1
インストールマニュアル」に沿って設置して頂き、「無線通
オペレーションマニュアル」に沿って操作を行ってください。
1-1-3. 記号表示について
記号表示について
意味
表示
「要注意」と記載された項目には、特に注意を払うべき重要な指示
警告:
警告:
が含まれています。
「注意」と記載された項目には、使用上役立つ情報が含まれていま
注意:
注意:
す。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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1-1-5. システム警告
システム警告
警告
危険電圧による
危険電圧による感電
による感電の
感電の防止
・ XT-1のベースステーションを取り付け・取り外しする際には、必ず電源プラグを抜いて
から行ってください。
・ コンセントカバーを外して工事する場合には、コンセントへの電源供給ブレーカーを切
ってから作業を行ってください。
・ カバーやネジが端子上に落下しないようにしてください。作業後はコンセントカバーを
ネジで締めてください。
・ コンセント側が、接地端子付きの3端子ピンの場合は、電源コードをそのまま挿入してく
ださい。
物品損害および
物品損害および火災損害
および火災損害の
火災損害の回避
・ リチウムイオン電池パックは、分解したり、破壊したり、90 oC 以上の高温に暴露したり、
焼却をしないでください。
・ 本製品の機能を十分に発揮させて安全に使用するため、リチウムイオン電池パックや充
電器、直流電源装置は必ず3Mが推奨したものをお使いください。3M推奨品以外の機器
を使用したことによって発生した事故等については責任を負いかねます。
・ 本製品の改造は一切行わないでください。また、3Mが推奨した部品以外は使用しないで
ください。
注意
リチウムイオン電池
リチウムイオン電池パック
電池パックおよび
パックおよび電装
および電装はんだによる
電装はんだによる環境負荷
はんだによる環境負荷リスク
環境負荷リスクの
リスクの回避
・ リチウムイオン電池パック、充電器、直流電源装置、ベースステーション、ヘッドセッ
トの廃棄は地方自治体の指示に従うか、または、販売店に送付して廃棄依頼をしてくだ
さい。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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1-2. その他
その他の仕様
特記事項:
特記事項:このような「特記事項:」のボックスには特に注意すべき情報が記載されています。
備考:
備考:このような「備考:」のボックスには、使用上、役立つ情報が記載されています。
1-3. FCC / IC / 電波法に
電波法に関して
備考:
備考:本機器は試験の結果、FCC-part15のクラスAが求める許容範囲に準拠するデジタル機器です。
・ ヘッドセット:
FCCID : VJV-9008323
・ ベースステーション:
FCCID : VJV-9008251
備考:
備考:本デジタル機器はクラスAのCanadian ICES-003に準拠しています。
・ ヘッドセット:
IC : 7330A-9008323
・ ベースステーション:
IC : 7330A-9008251
備考:
備考:本機器は試験の結果、電波法(日本)の2.4GHz帯高度化小電力データ通信システムに準拠する
デジタル機器です。
- 第2条 第1項第19号の無線設備 2.4GHz帯高度化小電力データ通信システム
・ ベースステーション:
Wireless communication System XT-1, Base Station (J)
003WWA081034
・ ヘッドセット:
Wireless communication System XT-1, Headset (J)
003WWA081035
備考:
備考:本製品は2.4GHz周波数帯の電波を発信する電子部品を内蔵しております。
備考:
備考:3Mの承諾なく本機器を改造することは絶対に行わないでください。無断で改造を行った場合、
上記のFCC、Canada IC、電波法(日本)で許諾された認証内容が無効となり、本製品を使用できなく
なります。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2. システムの
システムの設定
2-1. システム設定
システム設定モード
設定モード
システム設定モード (Configuration mode) は、パスワードによって保護された管理領域で、
ベースステーションのほぼすべての設定値を管理することができます。システム設定モード
に入るには、以下の手順に従ってください。
(1) モニタ画面(Run mode) の画面で、Mode ボタンを押してください。
(2) ユーザーパスワードを数字ボタンで入力してください。
(3) 表示画面にユーザー名(User name)と識別番号(ID number) が表示されます。例えば、
「User1 ID = 1」と表示されます。
備考:
備考:デフォルトのユーザーパスワードは「1234」です。パスワードは「ユーザー」レベルと「管理
者」レベルの2段階に設定されています。「ユーザー」モードで一通りのメニュー操作が十分可能です。
(4) さらに Mode ボタンを押すことで、図17のように、モニタ画面→グリーター設定画面→
タイマーメニュー設定画面→システムメニュー設定画面→モニタ画面に切り替わります。
備考:
備考: Mode ボタンを何度か押すと、再びモニタ画面に戻ります。システム設定モードに再度入るた
めには、パスワードの再入力(1)~(3)が必要です。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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操作(1)~(3)
モニターモード(初期画面)
↓
タイマー設定モード
↓ Mode を押す
グリーター設定モード
↓ Mode を押す
システム設定モード(1)
↓ Mode を押す
システム設定モード(2)
↓ Mode を押す
システム設定モード(3)
↓ Mode を押す
モニターモード(初期画面)
↓ Mode を押す
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-2. ベースステーションの
ベースステーションの液晶表示
システム設定モード(configuration mode)に入れば、ベースステーションの設定項目を表示、
変更することができるようになります。
2-2-1. 表示情報の
表示情報の解釈
ベースステーションの設定操作を行う際、液晶画面に表示される文字や記号で、現在の入力
状態や入力可否などを判断することができます。以下に、その表示規則を示します。
Static or Informational
液晶表示が単なる固定表示や情報表示の場合、テキスト文字
はそのまま表示されます。
< Editable, not selected >
編集や変更ができる項目で、選択されていない場合はテキス
ト文字が「<
> Editable, Selected <
編集や変更ができる項目で、選択された場合はテキスト文字
が「>
→ Editable, in Edit Mode ←
<」で囲まれています。
編集や変更ができる項目で、実際に編集中の場合はテキスト
文字が「→
[ Variable, not Editable ]
>」で囲まれています。
←」で囲まれています。
編集や変更ができる項目で、「[
]」で囲まれている場合はこ
の画面で編集はできませんが、他の画面から編集することが
できます。
{ information }
画面上のテキスト文字が「{
}」で囲まれている場合は、画
面上の説明やキーポイントを示しています。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-2-2. キーパッド操作
キーパッド操作
以下にベースステーション上にあるキーパッドの機能を説明します。
矢印ボタン
・ 矢印ボタンを使って、メニュー画面でのスクロール移動がで
▲►▼◄
きます。編集状態では、▲ ►ボタンは数値を増加させ、▼ ◄
ボタンは数値を減少させます。
数字/文字ボタン
0
–
9
・ 編集状態では、数字/文字ボタンを使って文字や数値の入力が
できます。ボタンを押すたびに、表示される文字または数字
が次々と変わってゆきます。例えば
7
ボタンを3回押すと”
t ” (7 – s – t)という文字が表示されます。大文字を表示させる
場合は Service ボタンを押してください。
モード選択ボタン
Mode (Exit)
・ モニタ画面では、Mode ボタンを押して、ユーザーパスワー
ドを入力し、「ユーザー」サービスもしくは「管理者」サー
ビスに入ります。
・ 「ユーザー」および「管理者」モードにおいて、変更項目を
保存せずに各画面から抜け出すとき、あるいは、システム設
定モードで前後画面に移動するときは、Mode ボタンを使用
してください。
入力実行ボタン
Enter (Select)
・ 現在選択されている内容を実行する場合は、Enter ボタンを
使用してください。
・ メニュー画面で Enter ボタンを押すと、サブメニューを表示
します。
・ 編集できる項目領域で Enter ボタンを押すと、編集できる状
態に入り、数字や文字の入力ができるようになります。
・ 編集中の項目領域で Enter ボタンを押すと、変更内容が保存
され、編集状態から抜け出せます。
サービス/シフト
ボタン
Service (Shift)
・ 文字入力の際に Service ボタンを押していると、大文字に変
換することができます。
・ モニタ画面で Service ボタンを押し続けた状態でユーザーパ
スワードを入力すると、インターネットを介して3Mへサポー
ト依頼を発信することができます。3Mのサポート窓口が登録
されている店舗電話番号に即座に連絡が入ります。ただし、
この機能を使用するためにはベースステーションをインター
ネットに接続しておく必要があります。ユーザーパスワード
を入力せずに Service ボタンだけを押すと、ベースステーシ
ョンはインストール作業やトラブルシューティングを行う画
面に切り替わります。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-3. ラップトップコンピューター
ラップトップコンピューターによる
コンピューターによるシステム
によるシステム設定
システム設定
本マニュアルではキーパッドと液晶表示画面を使用してベースステーションの操作を行う
ように説明しています。ただし、システム設定モードでウェブサーバー機能を「使用可
(Enabled)」に設定すれば、ラップトップコンピューターを用いてシステム設定を行うことが
できます(新品状態では、ウェブサーバー機能が「使用不可(Disabled)」に設定されています)
2-3-1. ウェブサーバー機能
ウェブサーバー機能の
機能の設定
(1) ベースステーションをネットワークに接続してください。
・ピア・
ピア・ツー・
ツー・ピア – クロスオーバーのLANケーブルを使ってベースステーションとラッ
プトップコンピューターを直接接続します。
・プライベートネットワーク –インターネットケーブルを使ってベースステーションと
ルーター(Router)、スイッチ(Switch)、あるいはハブ(Hub)と接続します。
備考:
備考:通常市販されているストレートのLANケーブルは使用できません。
(2) システム設定モードに入ってください。
(3) 16 Network Setup を選択してください。
(4) 表3に従って、IPアドレス(IP address)、サブネットマスク(subnet mask)、ゲートウェイ
(default gateway)、メールサーバー名(E-mail server), メールアドレス(Your E-Mail Address
Suffix) を入力してください。
(5) ベースステーションの電源を入れなおしてください。
(6) 再び、システム設定モードに入ってください。
(7) 16 Network Setup.を選択してください。
(8) ウェブサーバー使用可(web server enabled) と メール使用可(email enabled) を共に Yes
に変更してください。
(9) ベースステーションの電源を入れなおしてください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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表3
設定
IP address
Base Station
(IP アドレス)
(ベースステーション)
If Peer-to-Peer
If Private Network
(ピア・ツー・ピア)
(プライベートネットワーク)
192.168.99.2
192.168.0.110
(もしくはDHCPアドレスとして同じアドレス
領域内で使われていない他のアドレス)
PC
192.168.99.1
DHCP
255.255.255.0
255.255.255.0
255.255.255.0
必要なし
192.168.99.1
192.168.0.1
(ラップトップコ
ンピューター)
Subnet mask
Base Station
(サブネットマスク)
(ベースステーション)
PC
(ラップトップコ
ンピューター)
Default gateway
Base Station
(デフォルトゲートウェイ)
(ベースステーション)
PC
(もしくはスイッチ、ルーター、ハブのアドレス)
空欄のまま
192.168.0.1
(もしくはスイッチ、ルーター、ハブのアドレス)
(ラップトップコ
ンピューター)
E-mail server (メールサーバー名) : 192.28.32.161
Your E-mail address suffix (メール接尾) : mmm.com
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2-3-2. ラップトップコンピューターによる
ラップトップコンピューターによるベースステーション
によるベースステーションへの
ベースステーションへのログイン
へのログイン
ベースステーションをネットワークに接続し、システム構成が設定されると、ネットワーク
上から遠隔操作でベースステーションのシステム設定を行うことができます。ベースステー
ションへログインするには、以下の手順に従ってください。
(1) ラップトップコンピューターのウェブブラウザーを起動し、そのアドレスバーにベース
ステーションのIPアドレス (IP address)を入力し、リターンキーを押してください。
(2) ユーザー名(your user name) とパスワード (password)を入力し、リターンキーを押してく
ださい。
デフォルトのユーザー名(user name) は「User1」、デフォルトのパスワード(password)
は「1234」です。
ユーザー名(user name)を入力するときはスペースを入れないでください。例えば、
「User
5」ではなく「User5」と入力してください。
パスワード変更後は、設定者モードでベースステーションにログインすれば現在の
パスワードが確認できます。Change Passcodes → Change User Passcodes → パスワー
ドを確認してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-4. 基本音量の
基本音量の設定
備考:
備考:音量設定は日中時間帯あるいは繁忙時間帯を想定して設定してください。閑散時間帯に音量を
設定すると、設定音量が低くなりすぎる傾向があります。
備考:
備考:入力/出力音量は、ヘッドセットでの入出力音量を基準にして設定します。
2-4-1. マイク入力音量
マイク入力音量
マイク入力音量 (inbound microphone volume) は、メニューボードのマイクから聞き取る音量
を設定します。音量を変更するには以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 01 Drivethru Volume → Inbound Mic Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0
(silent)」から「20 (maximum)」です。
2-4-2. マイク出力音量
マイク出力音量
マイク出力音量(outbound microphone volume) は、メニューボードのスピーカーから発せられ
る音量を設定します。音量を変更するには、以下の手順に従ってください。
備考:
備考:フィードバック現象を抑えるため、マイク出力音量は必要最低限レベルに設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 01 Drivethru Volume → Outbound Talk Volume で数値を変更してください。設定範囲は、
「0 (silent)」から「20 (maximum)」です。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-4-3. 車両検知音量(
車両検知音量(ビープ音
ビープ音)
車両検知音量(vehicle alert volume) は、車両検知時にヘッドセットへ聞こえるビープ音量を設
定します。音量を変更するには、以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 01 Drivethru Volume → Vehicle Alert Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0
(silent)」から「20 (maximum)」です。
2-4-4. グリーター出力音量
グリーター出力音量
グリーターメッセージ出力音量(outbound greeter message volume) は、メニューボードのスピ
ーカーから発せられる自動音声メッセージの音量を設定します。音量を変更するには以下の
手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 01 Drivethru Volume → Greeter Message Volume で数値を変更してください。設定範囲は
「0 (silent)」から「20 (maximum)」です。
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2-5. モニタースピーカー音量
モニタースピーカー音量の
音量の設定
モニタースピーカー(monitor)とは、オーダーテイカーとお客様の会話を店内放送するスピー
カーを指し、一般的には厨房キッチン内に設置します。モニタースピーカー本体に音量調節
が付いている場合は、それを使って音量調節ができますが、ベースステーションから設定す
る音量については、以下の手順に従って設定してください。
2-5-1. 入力(
入力(放送)
放送)音量
入力音声(inbound listen volume)は、メニューボードのお客様から発せられた声の音量を調節
します。この入力音声を聞こえないように設定することができます。以下の手順に従って、
設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
(3) 入力音声(inbound listen volume)の使用可否を設定する場合は、Inbound Listen: Enable で
ON か OFF を選択してください。
(4) Inbound Listen: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
2-5-2. 出力(
出力(放送)
放送)音量
出力音声(outbound talk volume)は、オーダーテイカーがメニューボードのお客様に対して発
する声の音量を調節します。この出力音声を聞こえないように設定することができます。以
下の手順に従って、設定してください。
備考:
備考:フィードバック現象やエコー現象を回避するため、音量は必要最低限に設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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(3) 出力音声(outbound talk volume)の使用可否を設定する場合は、Outbound Talk: Enable で
ON か OFF を選択してください。
(4) Outbound Talk: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
2-5-3. 車両検知音量(
車両検知音量(ビープ音量
ビープ音量)
音量)
車両検知音量(vehicle present volume)は、車両検知時のビープ音量を調節します。このビープ
音を聞こえないように設定することができます。以下の手順に従って設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
(3) 車両検知音(vehicle present tone)の使用可否を設定する場合は、Vehicle Present: Enable で
ON か OFF を選択してください。
(4) Vehicle Present: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
2-5-4. 車両接近音量(
車両接近音量(ビープ音量
ビープ音量)
音量)
車両検知センサーとは別に車両接近センサーを設置すれば、駐車場やドライブスルー入口な
どに進入したことをビープ音で知らせてくれます。このときのビープ音量を調節します。こ
のビープ音を聞こえないように設定することができます。以下の手順に従って、設定してく
ださい。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
(3) 車両接近音(vehicle approach tone)の使用可否を設定する場合は、Vehicle Approach: Enable
で ON か OFF を選択してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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(4) Vehicle Approach: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
2-5-5. 店内通話音量
店内通話(Paging)は、ヘッドセット間同士の通話を意味します。店内通話音量はこのときの
音量を調節します。この会話音声を聞こえないように設定することができます。以下の手順
に従って設定してください。
備考:
備考:フィードバックやエコーを避けるために、音量は必要最低限に設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
(3) 店内通話音(internal paging messages)の使用可否を設定する場合は、PAGE Messages:
Enable で ON か OFF を選択してください。
(4) PAGE Messages: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-5-6. グリーター音量
グリーター音量
グリーター音量(greeter message volume) はメニューボードのお客様に対して再生する自動音
声メッセージの音量を調節します。例えば、「本日の営業は終了いたしました」「前方のメ
ニューボードまでお進みください」などです。以下の手順に従って、設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 02 Monitor Volume を選択してください。
(3) グリーター再生音(playing greeter message)の使用可否を設定する場合は、Greeter
Messages: Enable で ON か OFF を選択してください。
(4) Greeter Messages: Volume で数値を変更してください。設定範囲は「0 (silent)」から「20
(maximum)」です。
2-6. 夜間音量の
夜間音量の設定
夜間時間帯にメニューボードの音量を下げたいとき、決まった時間に一定音量だけ下げるよ
うに設定することができます。つまり、あらかじめ設定した夜間時間になると音量が自動的
に下げられ、また、あらかじめ設定した昼間時間になると再び音量が自動的に上げられます。
以下の手順に従って、設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 03 Night Volume → Reduce DriveThru Volume At Night By で数値を変更してください。設
定範囲は「0」から現在の昼間設定音量(current day volume level)までです。
備考:
備考:夜間音量を昼間音量よりも高く設定することはできません。設定する音量は相対的な「下げ音
量(どれだけ音量を下げるか)」であり、絶対的な「夜間音量」ではありません。つまり、昼間音量
と同じ音量を入力すると実質的な夜間音量は「0 (無音)」になります。なお、液晶表示画面には昼間音
量が表示されていますが、この画面で変更することはできません。3-4.を参照して「マイク出力音量」
を変更してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-7. ヘッドセットの
ヘッドセットの登録
新規購入したヘッドセットを使用する場合は、そのヘッドセットをベースステーションに登
録する必要があります。一度登録してしまえば、意図的に削除しない限りは、登録抹消され
ることはありません。
2-7-1. ヘッドセットの
ヘッドセットの追加登録
ヘッドセットには固有の識別番号が付与されており、この識別番号はヘッドセットの電源を
入れるたびにベースステーションへ送信されます。
備考:
備考:ベースステーションを複数台で連結している如何にかかわらず、同じヘッドセットを複数のベ
ースステーションに登録しないでください。一度ベースステーションに登録したヘッドセットを別の
ベースステーションに登録する際は、元のベースステーションからそのヘッドセット登録を抹消して
から、次のベースステーションに登録してください。デュアルレーン型の設定では、すべてのヘッド
セットを、ベースステーション(No.1)に登録してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 04 Registration → 1 Add New Headsets を選択してください。
(3) ヘッドセットの電源を入れてください。
(4) しばらくお待ちください。2分間以内に液晶表示画面に {Headset xxxxxxx Has Been
Registered!} が表示されれば登録は完了です。
(5) 引き続きヘッドセットを登録する際は(3)から繰り返してください。
(6) 終了するときは Mode ボタンを押してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-7-2. ヘッドセットの
ヘッドセットの登録削除
紛失、破壊、もしくは修理のために3Mへ返送する際など、ヘッドセットの登録を抹消する際
には以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 04 Registration → 2 Remove Headsets を選択してください。
(3) 液晶表示を▲ ► ▼ ◄ ボタンでスクロールさせて登録抹消するヘッドセットを選択し
てください。
(4) Enter ボタンを押してください。
備考:
備考: 登録抹消したいヘッドセットの識別番号は、ヘッドセット本体のイヤフォン上部のラベルに表
示されています。どうしても判らない場合は、一度すべてのヘッドセットを登録抹消し、必要なヘッ
ドセットを再登録してください。
2-7-3. 登録ヘッドセット
登録ヘッドセット一覧
ヘッドセット一覧
登録されているヘッドセット一覧を確認するには、以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 04 Registration → 3 List All Headsets を選択してください。
(3) 表示画面に登録されているヘッドセットの識別番号が表示されます。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-7-4. 未使用日数の
未使用日数の初期化
すべてのヘッドセットの未使用日数を、ゼロに設定することができます。(未使用日数のタ
イマー機能については「3-14. 自己診断機能の設定」をご参照ください)以下の手順にした
がって設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 08 Headset Setup → Currently Editing Headset を選択してください。
(3) 液晶表示を◄ ►ボタンでスクロールさせてリセットするヘッドセットを選択してくだ
さい。
(4) CLEARボタンを押してください。
2-7-5. ヘッドセットの
ヘッドセットのソフトウェアバージョン確認
ソフトウェアバージョン確認
ヘッドセットのバージョン情報を確認するには以下の手順にしたがってください。
(1) システム設定モードに入ってください。.
(2) 08 Headset Setup → Software Revision を確認してください。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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2-8. ノイズ除去
ノイズ除去レベル
除去レベルの
レベルの設定
ヘッドセットに聞こえる音質を調整する方法を、以下に示します。
2-8-1. マイク入力
マイク入力 ノイズ除去
ノイズ除去レベル
除去レベル
マイクに入力するノイズ除去レベルを調整することで、バックグラウンドのノイズを改善し、
ヘッドセットとメニューボード間の会話を円滑にします。ノイズ除去レベルを調整するには、
以下の手順にしたがってください。
(1) システム設定モードに入ってください。.
(2) 05 Noise Reduction → Inbound Mic Noise Reduction Level でノイズ除去レベルを選択してくだ
さい。選択肢は、除去なし(Off)、最小レベル(Min)、低レベル(Low)、中レベル(Med)、高レ
ベル(Hi)です。設置する周囲の環境に応じて実験を行い、適切なレベルを設定してくださ
い。
2-8-2. エコーキャンセラー
出力音にエコー現象(繰り返し音)が表れるときは、以下の手順にしたがってエコー除去レ
ベルを設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。.
(2) 05 Noise Reduction → Acoustic Echo Canceller でエコー除去レベルを選択してください。選択
肢は、除去なし(Off)、最小レベル(Min)、低レベル(Low)、中レベル(Med)、高レベル(Hi)で
す。設置する周囲の環境やスタッフとの会話状況に応じて実験を行い、適切なレベルを
設定してください。
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2-9. 日付と
日付と時刻の
時刻の設定
システムの現在日時を設定するには以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 06 Set Time & Date の日付(Date)と時間(Time)の入力欄で数値を設定してください。
(▲ ► ▼ ◄ ボタンでスクロールさせて丸括弧の数値に上書きしてください。
・ HH:時(Hours)を「01」から「24」の範囲で設定します。例えば「6:00 pm」は「18」。
・ MM:分(Minutes)を「01」から「60」の範囲で設定します。
・ SS:秒(Seconds)を「01」から「60」の範囲で設定します。
・ MMM:月(Month)を「Jan, Feb, Mar, Apr, May, Jun, Jul, Aug, Sep, Oct, Nov, Dec」から
選択します。
・ DD:日(day)を「01」から「31」の範囲で設定します。
・ Year:年を「00」から「99」の範囲で設定します。ただし、「20」は固定されており
変更することはできません。
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2-10. 全般設定
システムの基本的な動作を決定づける、設定パラメーターを設定します。
2-10-1. 液晶表示と
液晶表示と音声メッセージ
音声メッセージの
メッセージの言語選択
ベースステーションにあらかじめ登録されている液晶表示と音声メッセージの言語を、英語、
スペイン語、ドイツ語、フランス語から選択できます。
備考:
備考:液晶表示と音声メッセージの言語選択により、ヘッドセットに聞こえるメッセージの言語も変
更されます。
(1) システム設定モードに入ってください。.
(2) 07 Global Settings → Text & Audio Prompts Language で English、Español、Deutsch、またはFrancais
を選択してください。
2-10-2. オーディオ双方向通信
オーディオ双方向通信モード
双方向通信モードの
モードの選択
本システムは二重通信方式(full duplex)または半二重通信方式(half duplex)で動作します。使用
状況に応じて、以下の手順にしたがって選択してください。
備考:
備考:半二重通信方式(half duplex)では、ラッチモードとハンズフリーモードは使用できなくなります。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → DriveThru Audio Duplex Mode で Full か Half を選択してください。
・ 半二重通信方式(half duplex)システムの場合、オーダーテイカーがしゃべっている間
はメニューボードでしゃべっている声は聞こえません(音声は一方通行なので、し
ゃべっている側だけが有効です)。
・ 二重通信方式(full duplex)システムの場合、オーダーテイカーがしゃべっている間も
メニューボードでしゃべっている声を聞くことができます(音声は両側通行です)。
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2-10-3. オーダーテイカーへの
オーダーテイカーへの店内業務連絡
への店内業務連絡受信
店内業務連絡受信
オーダーテイカーがお客様の対応をしている際、そのヘッドセットに店内業務連絡が聞こえ
るようにするかどうかの設定ができます。以下の手順に従って設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings を選択してください。
(3) PAGE Channel Heard by Order Taker: で店内業務連絡を聞こえないようにする場合は NO
を、聞こえるようにする場合は YES を選択してください。
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2-10-4. サイトにおける
サイトにおけるベースステーション
におけるベースステーション数
ベースステーション数の設定
2台のベースステーションを接続してタンデム型(tandem)、デュアル型(dual)、サイドバイサ
イド型(side-by-side)、を使用する場合には、両者が同期するように設定をする必要がありま
す。2台のベースステーションが同期するように設定する場合には、以下の手順にしたがっ
てください。
・1台目のベースステーションについて、以下の設定を行ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → Number of BaseStations at This Site を 「2」 に設定してください。
(3) 変更を有効にするために Enter ボタンを押してください。
(4) 07 Global Settings → Lane Number of This Base Station を 「1」 に設定してください。
・2台目のベースステーションについて、以下の設定を行ってください。
(5) システム設定モードに入ってください。
(6) 07 Global Settings → Number of Base Stations at This Site を 「2」 に設定してください。
(7) 変更を有効にするために Enter ボタンを押してください。
(8) 07 Global Settings → Lane Number of This Base Station を 「2」 に設定してください。
2-10-5. 閉店メッセージ
閉店メッセージ
閉店後の店舗内に誰も居ない場合に、メニューボードで自動閉店メッセージを再生すること
ができます。この機能の使用可否を設定するには、以下の手順にしたがってください。
備考:
備考:店舗が24時間営業の場合は、この機能を使用不可(Disable)に設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → ”Store is Now Closed” Prompt? で、アクティブにする場合は Yes を、使用
不可にする場合は No を選択してください。
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2-10-6. 前進メッセージ
前進メッセージ (Pull Ahead Prompt)
(オプション)
オプション)
タンデム型ドライブスルーにおいて、前方のメニューボード2 が休止状態である場合、後方
のメニューボード1 に移動するようにメッセージで促します。
図1. タンデム型ドライブスルーにおける前進のイメージ図
ベースステーション(#2) において、自動前進メッセージの使用可否を、以下の手順にしたが
って設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → ”Pull Ahead” Prompt (Tandem Only)? で Yes か No を選択してください。
2-10-7. メニューボードでの
メニューボードでのメッセージ
でのメッセージ言語選択
メッセージ言語選択
メニューボードでの閉店メッセージや、タンデム型での前方進行メッセージを再生する際の
言語を選択します。メッセージは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語もしくはこれら
複数言語の繰り返しを設定することができます。メッセージ言語の設定は、以下の手順に従
ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 英語は、07 Global Settings → Order Point Prompts in English? で Yes か No を選択してく
ださい。
(3) 変更を決定するには Enter ボタンを押し、変更を反映させずに元の状態で抜け出すには
Mode ボタンを押してください。
(4) スペイン語は、07 Global Settings → Order Point Prompts in Spanish? で Yes か No を選択
してください。
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(5) 変更を決定するには Enter ボタンを押し、変更を反映させずに元の状態で抜け出すには
Mode ボタンを押してください。
(6) フランス語は、07 Global Settings → Order Point Prompts in French? で Yes か No を選択
してください。
(7) 変更を決定するには Enter ボタンを押し、変更を反映させずに元の状態で抜け出すには
Mode ボタンを押してください。
(8) ドイツ語は、07 Global Settings → Order Point Prompts in German? で Yes か No を選択し
てください。
(9) 変更を決定するには Enter ボタンを押し、変更を反映させずに元の状態で抜け出すには
Mode ボタンを押してください。
2-10-8. 車両検知なしでの
車両検知なしでのメニューボード
なしでのメニューボードの
メニューボードの会話
メニューボードで車両が検知されてない状況であっても、メニューボードにオーダーテイカ
ーの声が聞こえるようにするか、あるいは聞こえないようにするかを設定します。以下の手
順にしたがって設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → Order Point TALK With No Vehicle? で Yes か No を設定してください。
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2-10-9. クロスレーンにおける
クロスレーンにおけるオーダーテ
におけるオーダーテイク
オーダーテイク通話
イク通話および
通話および店内業務連絡
および店内業務連絡の
店内業務連絡の聞き取り設定
メニューボード2箇所に対してクロスレーンモードで運用する場合、待機中のオーダーテイ
カーが一方のレーンのオーダーテイクしか聞かないのか、あるいは両方のレーンのオーダー
テイクを聞くのかを指定する必要があります。同様に、店内業務連絡を一方のレーン(ベー
スステーション)間でしか聞かないのか、あるいは両方のレーン(ベースステーション)間
にまたがって聞くのかを指定する必要があります。
(1) システム設定モードに入ってください。.
(2) 07 Global Settings → Order Takers in CROSS Lane Mode? を「1」か「2」に設定してください。
・ 「1」を選択した場合、待機中のオーダーテイカーはレーン1とレーン2からのオーダ
ーテイクを聞き取ることができます。
・ 「2」を選択した場合、待機中のオーダーテイカーはヘッドセットが登録されたレー
ン(ベースステーション)のオーダーテイクしか聞き取れません。
店内業務連絡が両レーンにまたがって聞き取れるようにするかどうかを、以下の手順し従っ
て設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → PAGE Messages Can Cross Lanes? で、両方のレーンにまたがって店内業務
連絡を聞き取るには YES を、登録レーン(ベースステーション)のみに聞こえるよう
にするには NO を選択してください。
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2-10-10. 車両センサー
車両センサータイプ
センサータイプの
タイプの選定
車両センサーの検知方式には、定常型(Presence)とパルス型(Pulse)の2つのタイプがあります。
どちらのタイプを使用するか、以下の手順にしたがって設定してください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 07 Global Settings → Vehicle Detector#1 で、Presence か Pulse を選択してください。
備考:
備考:車両センサー #1 は必ずメニューボードのセンサーに割当ててください。
(3) 定常型のセンサーでは、ディレイ(反応遅延時間)を Vehicle Detector #X Minimum (Seconds)
で設定してください。数値を高く(長く)設定しすぎると、お客様を待たせることにな
り、また、数値が低く(短く)設定しすぎると、車両が通過しただけでも反応するとい
った誤検知を招くことになります。
備考:
備考:パルス型を使用する場合、お客様との会話を終了するにはその都度、ヘッドセットの店内業務
連絡(Page)ボタンを押して終了する必要があります。もしも車両検知用の制御基板をベースステーショ
ンに取り付けている場合、ここでの選択内容は、基板の定常型(Presence)とパルス型(Pulse)のディップ
スイッチ状態と一致させる必要があります。もし車両センサーにディレイ機能(ディップスイッチ)
が付与されており、ベースステーションでもディレイ機能を設定した場合、その遅延時間は想定より
も長くなることに御留意ください。
2-11. オーダーテイクモード
オーダーテイクモードの
モードの設定
モニタ画面で表示・選択できるオーダーテイクモードを制限することができます。各オーダ
ーテイクモードの使用可否を設定するには、以下の手順にしたがってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 09 O.T. Modes Setup に入ってください。
(3) 下記の各オーダーテイクモードについて、個々に Yes か No を選択してください。
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・ Manual Listen / Push To Talk
・ Manual Listen/Manual Latching Talk
・ Auto Listen/Push To Talk
・ Auto Listen/Manual Latching Talk
・ Hands Free
・ Outside
・ Always On (Bypass Vehicle Detector)
備考:
備考:オーダーテイクモードの違いについては以下を参照してください。なお、3Mはアクティブなオ
ーダーテイクモードを3つ以下に設定することをお勧めしております。
モード
ML/PTT
ML/MLT
聞き取り
話しかけ
ヘッドセット
ヘッドセット
イヤホン On
マイク On
ボタンを
ボタンを
一回押し
押しながら
ボタンを
ボタンを
一回押し
一回押し
AL/PTT
自動
AL/MLT
自動
Hands Free
自動
Outside
Always On
ボタンを
押しながら
ボタンを
一回押し
話しかけで
自動
ボタンを
ボタンを
一回押し
一回押し
常時
ボタンを
一回押し
車両検知
センサー
自動待ちうけ
メニュー
ボード
有効
有効
使用する
有効
有効
使用する
有効
有効
使用する
有効
有効
使用する
有効
有効
使用する
無効
無効
使用しない
無効
無効
使用する
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2-12. サイトスケジュールの
サイトスケジュールの設定
サイトスケジュールでは、店舗の開店時間と閉店時間を設定します。
備考:
備考:時間設定はすべて24時間時計(00:00~24:00)で設定してください。例えば、午後6:00は18:00と入
力してください。
備考:
備考:24時間営業の場合は開店時間を1:00、閉店時間を1:00に設定してください。開店時間を0:00、閉
店時間を0:00に設定すると、24時間閉店していることになります。
2-12-1. 通常の
通常のスケジュール設定
スケジュール設定
通常のスケジュールは各曜日の開店時間と閉店時間、および、昼間音量と夜間音量を開始す
る時間を設定します。通常のスケジュールを設定するには以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 10 Site Scheduling → Regular Site Schedule を選択してください。
(3) 各曜日の各4項目、すなわち開店時間(Open)、昼間営業時間(Day)、夜間営業時間(Night)、
閉店時間(Close)を入力してください。
(▲ ► ▼ ◄ ボタンでスクロールさせて入力欄を移動してください。)
備考:
備考:店舗営業時間外にはグリーターメッセージは再生されません。ただし、カスタム設定した閉店
メッセージだけは再生されます。
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2-12-2. 休日/
休日/特別日の
特別日のスケジュール設定
スケジュール設定
1年間のうち、通常営業とは異なる特殊な休日/特別日スケジュールを、12日間まで設定す
ることができます。この休日/特別日スケジュールはその年によって異なるはずですので、
毎年最低1回は必ずスケジュール確認と更新作業が必要になります。休日/特別日スケジュ
ールを設定するには、以下の手順にしたがってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 10 Site Scheduling → Holiday/Exception Schedule を選択してください。
(3) 特別な日の3文字の「月 (Jan ~ Dec)」、2文字の「日 (01~31)」を入力し、その右側に開
店時間と閉店時間を入力してください。
(▲ ► ▼ ◄ ボタンでスクロールさせて入力欄を移動してください。)
2-13. サイト情報
サイト情報の
情報の設定
サイト情報は、電話による顧客サポートをするために必要な情報です。特にインターネット
に接続されているときは非常に有用な情報となります。修理サービス員が現地サポートへ向
かうときにも店舗位置を特定する助けとなります。これらはベースステーションのキーパッ
ドを用いて入力します。大文字を入力する際は Shift ボタンを使用してください。サイト情
報の入力は以下の手順にしたがってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 11 Site Information に入ってください。
(3) 各入力欄に必要な情報を入力してください。
(▲ ► ▼ ◄ ボタンでスクロールさせて入力欄を移動してください。)
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2-14. 自己診断機能の
自己診断機能の設定
自己診断機能は、インターネットに接続されているベースステーションすべてに利用できる
機能です。ベースステーションは登録されているヘッドセットの使用履歴を管理しており、
未使用期間が長いヘッドセットがあると、異常があると判断します。自己診断機能をアクテ
ィブにするには、以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 12 Self Monitoring を選択してください。
(3) 自己診断機能(self monitoring)の使用可否を設定する場合は、Self Monitoring Enabled? で Yes
か No を選択してください。
(4) 自己診断機能をアクティブに設定した場合、
・ Number of Inactive Days Allowed で未使用日数を選択してください。設定範囲は「7」 か
ら 「255」です。設定日数を超えて電源が投入されない場合、ヘッドセットは異常
があると判断して3Mにその情報を送信します。
・ Resend Error Reports で情報を再送する頻度を選択してください。Never(再送しない)、
Every Day(毎日再送)、Every Week(毎週再送)、 Every Month(毎月再送)から選
択できます。異常が改善されない限り、個々で設定した頻度で情報を再送信し続け
ます。
2-15. パスワードの
パスワードの設定
不正な設定変更を防いで、セキュリティー効果を向上させるために、ユーザーパスワードお
よび管理者パスワードは個別に再設定することができます。デフォルトのパスワード設定は
3-1 をご参照ください。
2-15-1. ユーザーパスワード
ユーザーパスワード
ユーザーパスワードを入力すれば、Change User Passcodes メニューにアクセスできます。ユ
ーザーパスワードを設定/変更するには以下の手順に従ってください。
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(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 13 Change Passcodes → Change User Passcodes を選択してください。
(3) 変更したいパスワードを確認し、▲ ► ▼ ◄ ボタンで移動したい位置にスクロール移動
してください。
(4) 古いパスワードの上から新しい4桁のパスワードを入力してください。
(5) 入力したパスワードを有効にするために Enter を押してください。また、パスワード入
力を中止したり、古いパスワードのまま残したい場合は Mode を押してください。
2-16. ベースステーション複数接続
ベースステーション複数接続の
複数接続のセットアップ
2台のベースステーションを設置するタンデム型(tandem)やサイドバイサイド型(side-by-side)、
デュアル型(dual drive thrus)を適用する場合は、すべてのヘッドセットを1台目のベースステ
ーション(#1)に登録してください。これにより、スプリットレーン(split lane)とクロスレーン
(cross lane)を切り替えた際や、オーダーテイクモードを切り替えた際に、2台のベースステー
ションがうまく同期するようになります。ここで、スプリットレーン(split lane)とクロスレー
ンとは(cross lane):
・スプリットレーン(split lane):スプリットレーンは、2つのメニューボードに対してそれぞ
れ専任のオーダーテイカーが 1 人ずついることを想定しています。各オーダーテイカーは
ヘッドセットが登録されているレーンのビープ音しか聞こえず、他のレーンのビープ音は聞
こえません。
・クロスレーン(Cross lane):クロスレーンは、2つのメニューボードに対して1人のオーダー
テイカーが対応することを想定しています。オーダーテイカーは両方のレーンのビープ音が
聞こえます。一方、ヘッドセットを装着している待機スタッフは、一方の、または両方のオ
ーダーテイク通話や店内業務連絡を聞けるようにすることができます。
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2-17. 管理者による
管理者によるセットアップ
によるセットアップ
システム設定モードは権限のある管理者レベルだけがアクセスできる特別な編集モードで
す。システムの修理やシステム変更などの重要な操作を行う際に使用するモードです。
2-17-1. システム設定
システム設定ファイル
設定ファイルの
ファイルの読み込み
設定ファイルは、ベースステーションの初期設定状態から、様々な変更や調整が為されてき
たある時点までの途中設定状態をバックアップしておくためのものです。ある時点までに最
適化されてきた設定状態から、不注意な変更をして元に戻せなくなったときに、そのある時
点までの最近の設定状態に戻ることができます。設定ファイルを読み込むためには以下の手
順にしたがってください。
特記事項:
特記事項: この操作を行うと、現在の設定状態はすべて消去され、ある時点までに保存された最新の
設定状態に戻ります。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 14 Installer Setup を選択してください。
(3) Load Installation Settings で Yes を選択してください。
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2-17-2. システム設定
システム設定ファイル
設定ファイルの
ファイルの保存
備考:
備考:本機能はシステム管理者のみ使用可能です。現在の設定状態をベースステーション内の初期設
定状態に上書き保存するには、以下の手順に従ってください。
特記事項:
特記事項:この操作を行うと、すでに保存されている設定ファイルを消去することになり、前の状態
には戻せませんのでご注意ください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 14 Installer Setup を選択してください。
(3) Save Installation Settings で Yes を選択してください。
2-18. 初期設定に
初期設定に戻す(出荷状態)
出荷状態)
工場出荷時の初期設定に戻すには、以下の手順に従ってください。ただし、この操作は現状
設定が使用できなくなってしまった場合にのみ実行してください。
特記事項:
特記事項:この操作を行うと、設置後に保存した設定情報も失われてしまうため、任意に設定した状
態に戻すことは一切できなくなります。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 15 Factory Setup を選択してください。
(3) Restore All Factory Settings で Yes を選択してください。
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2-19. システム設定
システム設定ファイル
設定ファイルの
ファイルの作成
一度ベースステーションで設定した内容を設定ファイルとしてラップトップコンピュータ
ーに保存し、他のベースステーションにも転用することができます。
2-20. システムの
ステムの再起動
電源コードを抜かずに、ボタン操作で再起動するには以下の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 17 Reboot System を選択してください。
(3) Power Cycle Complete System で Yes を選択してください。
(4) Service ボタンを押してください。
2-21. 改訂バージョン
改訂バージョンの
バージョンの確認
ソフトウェアのバージョン情報やベースステーションのシリアル番号を確認するには以下
の手順に従ってください。
(1) システム設定モードに入ってください。
(2) 18 Revision Levels を選択してください。
2-22. バックアップ通信機器
バックアップ通信機器の
通信機器のセットアップ
多くの無線通信機器は、使用できなくなってしまったときのために有線のバックアップシス
テムを備えています。もしもバックアップシステムを使用する際は、以下の手順に従って設
定してください。
(1) ベースステーション本体のカバーを外してください。
(2) “BACKUP INTERCOM.”と表示された2本のスイッチを押して奥に引っ掛けてください。
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3. 操作方法
3-1. ヘッドセット
3-1-1. 概略
本章ではヘッドセットの操作方法を説明します。ただし、XT-1のシステムが正常に設置され、
電源が入っており、システム管理設定が正常に行われていることを前提とします。
3-1-2. 構成部品の
構成部品の詳細
図2. ヘッドセット外観図
伸縮調整アーム
伸縮調整アーム:
アーム:頭部に装着しやすい長さに伸縮調整します。
LED表示灯
表示灯:
表示灯:ヘッドセットの操作状況をLEDで示します。以下の「3-1-3. ヘッドセット
状態の確認」をご参照ください。
メニューボード通話
:メニューボードに通話接続します。
メニューボード通話ボタン
通話ボタン (T1/T2):
-
メニューボードが1基しかない場合は、T1とT2のどちらでも接続できます。メニュ
ーボードが2基ある場合、T1はレーン1のメニューボード1に、T2はレーン2のメニュ
ーボード2に通信接続されます。
-
オーダーテイクモードが「ML/PTTモード」または「ML/MLTモード」または「Hands
Freeモード」に設定されている場合、一度通話ボタンを押した者が「オーダーテイ
カー」となります。オーダーテイカーでいる間、通話ボタンはミュートボタンとし
て機能し、ボタンを押すたびにメニューボードとの通話がONとOFFの間で切り替え
られます。
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ON/OFFボタン
ボタン:
ボタン:ヘッドセットの電源を入切する白いボタンです。電源を切る際には3
秒間、押し続けてください。
音量調整
音量調整ボタン
調整ボタン(アップ・
アップ・ダウン)
ダウン):イヤフォンから聞こえる音量の大小を調節します。
凸ボタンは5段階で音量アップ、凹ボタンは5段階で音量ダウンします。
備考:
備考:ヘッドセットのイヤフォンに聞こえる音量は、「3-4-1. マイク入力音量」で設定した音量を基
準(0)にして調整します。つまり、ヘッドセット使用者の好みにあわせて音を大きくするか(+)、ま
たは小さくします(-)。なお、ヘッドセットで調整した音量は電源を切ると元の基準音量に戻ります。
店内通話ボタン
店内通話ボタン:
ボタン:店内通話ボタンには、以下に掲げるいくつかの機能があります。
-
同じレーンに登録されている他のすべてのヘッドセットと店内業務連絡ができます
(システム管理の設定状態によっては、両方のレーンで交差通話ができます)。た
だし、メニューボードには店内通話は聞こえないようになっています。他のヘッド
セットに話し掛ける際には、店内通話ボタンを押し続けながらしゃべってください。
オーダーテイカーがメニューボードのお客様と応対中には、店内通話が聞こえない
ようにすることもできます(システム管理の「全般設定」で選択します)。
-
オーダーテイカーとしての役割を放棄できます。一度「オーダーテイカー」となっ
た人が店内通話ボタンを押すと、その人はオーダーテイカーの役割が解除されます。
次にメニューボード通話ボタンを押した者がオーダーテイカーとなります。
-
「店内通話限定モード」に設定すると、オーダーテイク活動に関与せず、店内通話
だけを聞くことができます。店内通話限定モードに設定するためには、ヘッドセッ
トの電源を一度切ります。そして、店内通話ボタンを押し続けた状態で電源を入れ
ます。ヘッドセットの電源を切れば、このモードは解除されます。
-
一時的に「店内通話限定モード」に設定することもできます。「オーダーテイカー」
ではないときに店内通話ボタンを一回押すと、オーダーテイク活動に関与せず店内
通話だけを聞くことができます。メニューボード通話ボタンを一回だけ押せば、こ
のモードは解除されます。
電池パック
電池パック取
パック取り付け部:スライドボタンをずらして電池パックを取り外します。
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3-1-3. ヘッドセット状態
ヘッドセット状態の
状態の確認
以下の表に示した各LEDの表示状況から、ヘッドセットの現在状態を確認してください。
LED 表示
○
無灯
●
緑色点灯
●
燈色点灯
●
赤色点灯
緑色点滅
●/○
●/○
(燈色点滅後)
電源 Off を示します。電源がなくなるか、2 分以内で
登録に失敗すると自動的に電源が Off となります。
ヘッドセットの電源 On、スタンバイ状態を示します。
(レーン1)
ヘッドセットの電源 On、スタンバイ状態を示します。
(レーン2)
ヘッドセットが通信会話中であることを示します。
ヘッドセットは未登録だが、ベースステーションと
通信して登録を試みている状態を示します。
緑色点滅
ヘッドセットは登録されているが、ベースステー
(電源投入直後)
ションがまだ認識できていない状態を示します。
●/○
燈色点滅
●/○
赤色点滅
緑色と橙色
●/●
状態
交互点灯
ヘッドセットが登録されず、ベースステーションが
まだ認識できていない状態を示します。
ヘッドセット装着者がメニューボードと通信中である
が、ミュート中であることを示します。
店内通信中であることを示します。
3-1-4. ヘッドセットの
ヘッドセットの装着調整
頭部からのヘッドセット脱落を防止し、通信音声がよく聞こえるようにするために、以下の
調整を行ってください。
(1) ヘッドセットのイヤフォン部(イヤーカップ部)を回転させ、目印が装着者の後方に向
くようにしてください。
(2) 伸縮調整アームの長さを調整し、耳カップ部(イヤーカップ部)が片方の耳に覆い被さ
るようにし、他方の電池パック側のパッドが反対側の耳の少し上に当たるようにしてく
ださい。
(3) マイクアームが口元にくるように回転させてください。アームは強引に曲げないでくだ
さい。
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3-1-5. 電池パック
電池パック交換
パック交換
ヘッドセットの電池パックは常にフル充電してください。充電残量が低いと、15秒おきに
「change battery now(電池を交換してください)」というメッセージが再生されるようにな
ります。
備考:
備考:電池パックをヘッドセットに取り付ける際は、フル充電になっているか確認してください。XT-1
が使用されていない状況であっても、電池は1週間に5%を消耗します(自然放電)。特に、電池パッ
クを数週間使用していない場合は、仕様前に必ずフル充電を行ってください。
(1) ヘッドセットの電池パック上部にスライドボタンがありますので、それをスライドさせ
てください。
(2) 使用済みの電池パックを取り外してください。
(3) ノッチの位置を確認して、完全に充電された電池パックを挿し込んでください。電池パ
ックが完全にはまっているか確認してください。
図3. 電池パックの脱着方法
3-1-6. 通信範囲外の
通信範囲外の通知
通信電波が届く範囲外に出ると、ヘッドセットから「Out of range(通信範囲外です)」とい
うメッセージが再生されるようになります。再びベースステーションの通信範囲に入れば、
ヘッドセットから「Lane 1(レーン1)」または「Lane 2(レーン2)」というメッセージが
再生されます。
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3-1-7. ヘッドセットの
ヘッドセットのクリーニング
頭に装着するヘッドセットの衛生を保つため、以下の指針に従ってヘッドセットを定期的に
掃除してください。
ヘッドセットの汚れを毎日チェックしてください。ヘッドセットが汚れていないように
見えても、定期的なクリーニングを行ってください。
スポンジ状のイヤーパッドとマイク先端パッドを外してからクリーニング作業を行っ
てください。
やわらかい布と希釈した中性洗剤で表面を拭いてください。
ボタンに引っ掛かったとりにくい粒子汚れは、やわらかい歯ブラシ等を使ってください。
マイクロフォンの穴や凹部は爪楊枝を使って掃除してください。
ヘッドセットに水をかけたり、水に漬けたりしないでください。
電池パックの接点やマイクロフォンのアームを必要以上に曲げたり、変形させないでく
ださい。
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3-2. ベースステーション
ベースステーションの構成管理は、設置工事の時にマネージャーや工事業者が行います。こ
の章では、パスワードを使わずに設定・操作する部分について説明します。以下の手順はす
べてベースステーションのキーパッドを使用します。まずベースステーションの電源が入っ
ていることを確認してください。図5はモニターモード(Run Mode)の液晶表示を示します。
図4. モニターモード(Run Mode)の液晶表示
3-2-1. モニターモードでの
モニターモードでのベースステーション
でのベースステーション操作
ベースステーション操作
モニターモードでベースステーションを操作する際は、Enter、Mode、そして ▲ ► ▼ ◄ ボ
タンのみ使用します。他のボタンは管理者がシステムの設定をするときに使用するものです。
3-2-2. オーダーテイクモード
オーダーテイクモードの
モードの変更
XT-1には7つのオーダーテイクモードがあります。これらのオーダーテイクモードを切り替
えるには以下の操作を行ってください。
(1) ▼ ボタンを押して Mode を選択してください。
(2) Enter ボタンを押してください。
(3)
▲、►、▼、または ◄ ボタンを押してオーダーテイクモードを選択してください。
選択肢は、ML/PTT、ML/MLT、AL/PTT、AL/MLT、Hands Free、Outside、または Always
On です。どのオーダーテイクモードを選択すべきかは以下を御参照ください。
備考:
備考:実際には、ここで挙げられた7つのオーダーテイクモードの中から使用頻度の高い3つほどのオ
ーダーテイクモードを選定して使用することをお勧めいたします。システム設定のユーザーモードか
ら、必要なオーダーテイクモードを選択してください。
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3-2-3. オーダーテイクモード
オーダーテイクモードの
モードの説明
以下の表は、それぞれのオーダーテイクモードが、各構成部品とどのように連携するかを示
しています。
モード
車両センサー 自動待ち受け
メニューボー
聞きとり
話しかけ
イヤフォン On
マイクロフォン On
ワンタップ
プッシュ・トーク
有効
有効
有効
(Manual)
(Push to Talk)
(Presence)
(On)
(Used)
ワンタップ
ワンタップ・トーク
有効
有効
有効
(Manual)
(Manual Latching)
(Presence)
(On)
(Used)
自動
プッシュ・トーク
有効
有効
有効
(Automatic)
(Push to Talk)
(Presence)
(On)
(Used)
自動
ワンタップ・トーク
有効
有効
有効
(Automatic)
(Manual Latching)
(Presence)
(On)
(Used)
自動
自動
有効
有効
有効
(Automatic)
(Automatic)
(Presence)
(On)
(Used)
ワンタップ
ワンタップ・トーク
無効
無効
無効
(Manual)
(Manual Latching)
(Ignored)
(Off)
(Not used)
常時 On
ワンタップ・トーク
無効
無効
有効
(Always On)
(Manual Latching)
(Ignored)
(Off)
(Used)
ド
ML / PTT
ML / MLT
AL / PTT
AL / MLT
Hands Free
Outside
Always On
3-2-4. 聞きとり(
きとり(イヤフォン)
イヤフォン):ワンタップ / 自動 / 常時On
常時
ML (Manual Listen)モードでは、車両が検知されるとヘッドセットのイヤフォンにビープ
音が鳴りますので、オーダーテイクボタン(T1/T2)をワンタップ(ボタンを軽く一回
押してすぐに離す)してメニューボードの音声を聞き取ってください。メニューボード
からの音声は車両が走り去るまで聞こえるようになっています。
AL (Automatic Listen)モードでは、車両が検知されるとヘッドセットのイヤフォンが自動
的にOnになり、即座に聞き取れるようになっています。また、メニューボードからの音
声は車両が走り去るまで聞こえるようになっています。
Always Onモードでは、メニューボードでの車両の有無にかかわらず、ヘッドセットの
イヤフォンは常時On状態になっています。車両センサーが故障した際の一時的な応急対
応としてご活用されることをお勧めいたします。
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3-2-5. 話しかけ(
しかけ(マイクロフォン)
マイクロフォン):プッシュトーク / ワンタップトーク / 自動
MLT (Manual Latching Talk) モードでは、ワンタップ(ボタンを軽く一回押してすぐに
離す)するとヘッドセットのマイクロフォンがOnになり、オーダーテイカーの音声がメ
ニューボードに届くようになります。 オーダーテイカーが再度ボタンをワンタップす
るまでは、手を使わずにフリーハンドでメニューボードと通話することができます。ま
た「自動待ち受け」が有効になっていれば、メニューボードの車両が走り去ると同時に
マイクロフォンもOffになります。
PTT (Push to Talk) モードでは、プッシュ・トーク(ボタンを押したままで話しかける)
でヘッドセットのマイクロフォンがOnになり、ボタンを離した瞬間にマイクロフォンが
Offになります。
Hands Free モードでは「自動待ち受け」が有効になっているため、メニューボードに車
両が検知されている限りはヘッドセットのマイクロフォンがずっとOn状態になってい
ます。
3-2-6. 自動待ち
自動待ち受け:有効 (On) / 無効 (Off)
ML / PTT、ML / MLT、AL / PTT、AL / MLT、Hands Freeの5つのモードでは、自動待ち
受け機能が有効です。オーダーテイカーヘッドセットのマイクロフォンとメニューボー
ドのマイクロフォンは、車両が居ない限りはOffとなります。
Outside モードもしくはAlways On モードの場合は、自動待ち受け機能が無効となり、
オーダーテイクモードに応じた機能が起動されます。
3-2-7. 車両センサー
車両センサー:
センサー:有効 (Presence) / 無効 (Ignored)
ML / PTT、ML / MLT、AL / PTT、AL / MLT、Hands Freeの5つのモードでは、車両セン
サーが有効です。つまり、車両センサーが車を検知したことをトリガーにして、オーダ
ーテイクモードに応じた機能が起動されます。また、車両が走り去ると通信会話が自動
的に切れます。
Outside モードもしくはAlways On モードの場合は、車両センサーが無効となり、車の
有無にかかわらずオーダーテイクモードに応じた機能が起動されます。
3-2-8. メニューボード:
メニューボード:使用する
使用する (Used) / 使用しない
使用しない (Not Used)
Outside modeモードの場合に限り、メニューボードは機能しません。よって、オーダー
テイカーは屋外でお客様から直接オーダーテイク活動を行うことになります。一方、他
のすべてのオーダーテイクモードではメニューボードを介して、御客様とオーダーテイ
カーの間で会話ができます。
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3-2-9. オーダーテイクモード
オーダーテイクモード選択
モード選択の
選択の指針
各オーダーテイクモードは、目的や用途に合わせて使い分けて頂くように選択できるように
なっております。よって選択したオーダーテイクモードにかかわらず、各部品やパーツを個
別に設定する必要はありません。
ML/PTT、ML/MLT、AL/PTT、AL/MLT、Hands free、の5つのオーダーテイクモードはオ
ーダーテイカーが屋内に待機しており、すべての機器が清浄に動作しているときに選択
するモードです。これらを選択する際の指針となるのは、何人のオーダーテイカーがい
るか、同時にいくつの作業をこなす必要があるか(繁忙程度)、オーダーテイクするス
タッフが好む作業性、店内会話が誤ってお客様に漏れてしまうリスク度合いに依存しま
す。
もしもヘッドセットを装着したスタッフが屋外でオーダーテイクを行う場合は、Outside
モードが最適です。メニューボードのマイクやスピーカー、車両センサーは無効となり
ます。これにより、オーダーテイカーはハンズフリーで店内スタッフと通信し、オーダ
ーテイク活動を行うことができます。
もしも車両センサーが故障等でうまく動作しない場合、Always On モードが最適です。
メニューボードからの音声は車両の有無にかかわらず、いつでも聞こえている状態にな
ります。
3-2-10. レーンモードの
レーンモードの変更
以下の手順に従って、レーンモードを選択してください。
(1) ▼ ボタンを押して Lane X を選択してください(X: レーン番号「1」または「2」)。
(2) Enter を押す。
(3) ▼ または ▲ ボタンを押して CROSS または SPLIT を選択してください。
(4) Enter ボタンを押して実行するか、選択しない場合は Mode ボタンで戻ってください。
3-2-11. スプリットモード(
スプリットモード(レーン1と
レーン とレーン2を
レーン を独立運用)
独立運用)
スプリットモードは2つのベースステーションが独立で動作するため、繁忙帯での使用に適
しています。
オーダーテイカーは最後に使用したレーンの応対をするようになっています。1回繰り
返しのビープ音(ピッ…ピッ…ピッ…)が鳴る場合はレーン1、2回繰り返しビープ音(ピ
ピッ…ピピッ…ピピッ…)が鳴る場合はレーン2の応対となります。
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ヘッドセットのT1ボタンとT2ボタンはそれぞれレーン1とレーン2に対応しています。
店内通話は、レーン1対応のヘッドセットから店内通話するとヘッドセット1対応のヘッ
ドセット間同士でのみ通話が行えます。同様に、レーン2対応のヘッドセットから店内
通話するとヘッドセット2対応のヘッドセット間同士でのみ通話が行えます。
備考:
備考:T1またはT2ボタンを一回押すことで、それぞれレーン1またはレーン2の専用対応となります。
システム管理の設定により、店内通話だけをレーン1とレーン2で交差させることもできます。
3-2-12. クロスモード(
クロスモード(レーン1と
レーン とレーン2を
レーン を共通運用)
共通運用)
クロスモードは2つのベースステーション間で交差して動作するため、閑散帯での使用や、
オーダーテイカーが2つのメニューボードを同時に対応をする場合に適しています。
オーダーテイカーは、レーン1では1回繰り返しのビープ音(ピッ…ピッ…ピッ…)が鳴
り、レーン2では2回繰り返しビープ音(ピピッ…ピピッ…ピピッ…)が鳴ります。
ヘッドセットのT1ボタンとT2ボタンはそれぞれレーン1とレーン2に対応しています。
店内通話は、すべてのヘッドセット間同士で通話が行えます。
3-2-13. 昼間/
昼間/夜間音量の
夜間音量の切替
ベースステーションで夜間音量の設定をしている場合、昼間時間と夜間時間で音量が自動的
に切り替わるようになっていますが、手動で音量の切替を行うことも可能です。昼間音量と
夜間音量の切替は以下の手順に従って行ってください。
(1) ▼ ボタンを押して Volume を選択してください。
(2) Enter ボタンを押してください。
(3) ▼ または ▲ ボタンを押してDAY(昼間)または NIGHT(夜間)を選択してください。
(4) Enter ボタンを押して実行するか、選択しない場合は Mode ボタンで戻ってください。
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4. 保守・
保守・メンテナンス方法
メンテナンス方法
4-1. ヘッドセット
4-1-1. イヤーパッドと
イヤーパッドとヘッドパッドの
ヘッドパッドの交換
損傷したイヤーパッドは簡単に取り外せますので、新しいパッドと交換してください。また、
電池パック裏側に付いているヘッドパッド部が損傷した場合には、力を加えて剥がしてくだ
さい。新しいヘッドパッドは感圧式の粘着テープで押し付けてください。
図5. ヘッドセットのヘッドパッドとイヤーカップ
4-2. 充電器
4-2-1. 設置場所
充電器は、卓上や棚など、清浄で乾燥した平坦な場所に設置してください。
4-2-2. 電気接点の
電気接点の掃除
電池パックを充電器に挿入してもLEDが点灯しない場合、水で湿らせた綿棒で電気接点
を掃除してください。
4-3. リチウムイオン電池
リチウムイオン電池パック
電池パック
4-3-1. 取り扱いと保管管理
いと保管管理
電池パックは地面に落とさないでください。
電池パックをポケットの中に入れたり、高温・多湿・汚染場所に放置しないでください。
電池パックの電極部分は湿らせた綿棒で定期的に掃除してください。
電池パックの電極同士を短絡しないように注意してください。
電池パックの電極側が下になるようにして、金属製のカウンターや卓上に置かないでく
ださい。
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4-3-2. 低充電メッセージ
低充電メッセージ
電池パックの充電量が低下すると、ヘッドセットから15秒間おきに「“change battery now”(電
池を交換してください)」というメッセージが流れて電池パックへの交換を促されます。電
池パックの寿命を保つため、メッセージが2分間流れた後にヘッドセットの電源は自動的に
切れるようになっています。
4-3-3. 電池パック
電池パックの
パックの充電
電池パックを充電するには、電池パックを充電器のスロットに挿し込んでください。
LEDが赤色の場合は充電中であることを意味します。
LEDが緑色の場合は、電池パックが使える状態にまで充電が完了したことを意味します。
LEDが緑色と赤色で交互点灯する場合は、電池パックの充電電圧が極端に低下(2V以下)
していることを示します。所定の充電電圧まで復帰すると赤色(緑色)に点灯します。
LEDが赤色で点滅する場合は、電池パックが使用不可能であることを示します。新品を
御購入ください。
備考:
備考:使い切ったバッテリーを充電するには3時間半を要します。
備考:
備考:充電器のLEDが緑色になると約80%充電されたことを示します。完全充電するにはさらに30分
間を要します。
図6. 充電器の外観
4-3-4. 電池パック
電池パックの
パックの廃棄
法規を遵守し、環境に配慮するため、XT-1の電池パックが使用期限を迎えた場合は、所定の
回収業者もしくは販売店に返却してください。不明な点は販売店にお問い合わせください。
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4-3-5. 電池パック
電池パックの
パックの使用準備
電池パックをいつでも使用できる状態にするため、以下の点を御確認ください。
1つのヘッドセットにつき、バックアップの電池パックを1個ずつ準備してください。こ
れにより、完全充電した電池パックがいつでも使えるようにすることができます。
電池残量が減った電池パックはすぐに充電してください。電池パックの残量が一定レベ
ルを下回ると、ヘッドセットに(電池残量が少ない旨の)メッセージが2分間流れ、そ
のまま電源が切れるようになっています。
電位パックと充電器の電極部分は清浄に保ってください。推奨された洗剤と綿棒を使い、
指定された手順にしたがって電極を掃除してください。
電池パックの充電にはおよそ3時間半を要します。
充電中に(充電器のLEDが赤色のときに)、電池パックの抜き差しはお控えください。
電池パックは店内通話時および発声時(しゃべっている時に)に最も電力を消費します。
ヘッドセットの電池パックを取り外す(取り付ける)ときは、必ず電源を切ってくださ
い。
4-3-6. 電池パック
電池パックに
パックに関する重要
する重要な
重要な知識
XT-1を使用する際は、電池パックに関する以下の点に御留意ください。
電池パックには異常な急速放電を避けるための保護回路が組み込まれてはいますが、電
極を金属などの導電体で短絡することは絶対にしないでください。例えば、電池パック
を金属製のコインや鍵、クリップなどと一緒にして、引き出しやポケットに入れないよ
うにしてください。
ヘッドセットおよび電池パックの数量にあわせて、適切な充電器(3スロットまたは6ス
ロット)を選定してください。
電池パックは室温での使用を前提としています。極度な寒冷環境や温暖環境での使用は
ご遠慮ください。
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電池パックは使用されなくても、一週間に約5%を(放電)消費します。電池パックが
数週間使用されていない場合は、完全充電してから御使用ください。電池パックに刻印
された4桁の数字(WWYY)は製造された週と年を示します。電池パックは通常、製造
日から約2年間(500回充電)は使用できますが、使用頻度によってそれが短縮される場
合があります。
特記事項:
特記事項:電池パックを分解したり、破壊したり、90℃以上の環境に放置したり、焼却したりしない
でください。
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5. トラブルシューティング
5-1. ヘッドセットの
ヘッドセットの LED 表示
以下の表に示した各LEDの表示状況から、ヘッドセットの現在状態を確認してください。
LED 表示
○
無灯
●
緑色点灯
●
燈色点灯
●
赤色点灯
● / ○
● / ○
● / ○
緑色点滅
(燈色点滅後)
状態
電源 Off を示します。電源がなくなるか、2 分以内で
登録に失敗すると自動的に電源が Off となります。
ヘッドセットの電源 On、スタンバイ状態を示します。
(レーン1)
ヘッドセットの電源 On、スタンバイ状態を示します。
(レーン2)
ヘッドセットが通信会話中であることを示します。
ヘッドセットは未登録だが、ベースステーションと
通信して登録を試みている状態を示します。
緑色点滅
ヘッドセットは登録されているが、ベースステー
(電源投入直後)
ションがまだ認識できていない状態を示します。
燈色点滅
ヘッドセットが登録されず、ベースステーションが
まだ認識できていない状態を示します。
ヘッドセット装着者がメニューボードと通信中である
● / ○
赤色点滅
が、
ミュート中であることを示します。
● / ●
緑色と橙色
交互点灯
店内通信中であることを示します。
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5-2. 一般的な
一般的な問題解決
異常の状態
考えられる原因
通信できない。すべての
ベースステーションの電
ベースステーションの液晶画面が正常に
ヘッドセットのLED表示
源が切れている
表示されているかどうか確認してくださ
が緑色に点滅している
解決策
い。液晶画面が表示されていなければ、電
源プラグ(壁面コンセントの接続、直流電
源の接続)が抜けていないか確認してくだ
さい。
ヘッドセットがベースス
ヘッドセットの登録作業を行ってくださ
テーションに登録されて
い。
いない
ベースステーションが故
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
障している
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
い。
ある特定のヘッドセット
ヘッドセットがベースス
ヘッドセットの登録作業を行ってくださ
のLED表示が緑色に点滅
テーションに登録されて
い。
している。
いない
ヘッドセットが故障して
他のヘッドセットが正常に動作している
いる
場合、そのヘッドセットだけが故障してい
ると判断できます。指定の緊急連絡先(カ
スタマーコールセンター)に連絡し、修理
依頼を行ってください。
車両がメニューボードに
車両検知センサーに電源
3M 推奨品とは異なる車両検知センサーを
来ているのにビープ音が
が入っていない。
使用している場合はその説明書を参照の
聞こえない。
上、電源や設定値が正しく設定されている
かどうか確認してください。
車両検知センサーの取り
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
付け方向が適切でないた
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
めに検知できない
い。
ビープ音の設定音量が低
車両検知音量を高く設定してください
すぎる
オーダーテイクモードが
オーダーテイクモードを「Outside」モード
「Outside」モードに設定
以外に設定すれば、ビープ音は聞こえるよ
されている。
うになります。
車両がメニューボードか
車両検知センサーの取り
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
ら立ち去っても、ヘッド
付け方向が適切でないた
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
セットのイヤホンとマイ
めに検知できない
い。
3M™ Wireless Communication System Model XT-1
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クが通信状態のままで切
オーダーテイクモードが
オーダーテイクモードを「Always ON」モ
れない
「Always ON」モードに設
ード以外に設定すれば、正常に動作しま
定されている。
す。
オーダーテイカーが誤っ
内部通話で、謝ったボタン操作をしていな
てオーダーテイクボタン
いか、スタッフ間で確認してください。誤
を再度押してしまった。
った操作をしたオーダーテイカーが再び
オーダーテイクボタンを押すか、内部通話
ボタンを押すかで、解決します。
ヘッドセットのイヤホン
バックアップ通信モード
ベースステーション内のバックアップ通
から聞こえる音が途切れ
になっている
信切替スイッチが正しい位置になってい
途切れになる
るか確認してください。
外部からの電波障害があ
電波障害には強い製品ですが、電子レンジ
る
や無線 LAN など、2.4GHz 帯の機器に対し
て電波障害を受ける可能性があります。あ
る特定のタイミングで異常が発生する場
合は、そのタイミングで動作している機器
類を特定して確認してください。異常が常
時発生している場合は、指定の緊急連絡先
(カスタマーコールセンター)に連絡して
ください。
ベースステーションの設
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
置場所が適切ではない
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
(金属壁がある場所や、
い。
込み入った場所に設置さ
れている)
配線の老朽化や接触不良
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
が起こっている
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
い。
オーダーテイカーのマイ
対象のオーダーテイカーにマイクの位置
クが着衣などに擦れてい
を修正するように通知してあげてくださ
る。
い。
エコーキャンセル機能の
エコーキャンセラーの設定を低くしてく
設定値が高すぎる
ださい。
バックアップ通信機器を
ベースステーション内の
ベースステーション内のバックアップ通
使用しても、通信ができ
バックアップ通信機器の
信切替スイッチが正しい位置になってい
ない(XT-1は正常に動作
切替スイッチが正しい位
るか確認してください。
している)
置に切り替わっていな
い。
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バックアップ通信機器側
バックアップ通信機器と XT-1 の電源はそ
の電源が入っていない
れぞれ独立しています。バックアップ通信
機器側の電源が入っているか確認してく
ださい。
バックアップ通信機器側
バックアップ通信機器側の音量を上げて
の音量設定が低すぎる
ください。
バックアップ通信機器側
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
の故障または接続不良
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
い。
ある特定のヘッドセット
ヘッドセットのマイク先
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
からの声が小さくて聞こ
端に油汚れや異物詰まり
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
えない。あるいは逆に大
がある
い。
きすぎる
ヘッドセット装着者のマ
対象のヘッドセット装着者にマイクの位
イクの位置が口元から遠
置を修正するように通知してください。
すぎる、あるいは近すぎ
る
ヘッドセットの故障
指定の緊急連絡先(カスタマーコールセン
ター)に連絡し、修理依頼を行ってくださ
い。
ヘッドセットの音量設定
ベースステーションの基本音量を上げる
が低すぎる(高すぎる)
か(下げるか)
、もしくは各個人のヘッド
セットの受話音量を上げて(下げて)くだ
さい。
リチウムイオン電池パッ
電池パックあるいは充電
クを充電器に挿入しても
器の電極(接触部分)が
LEDが点かない
汚れている
電極(接触部分)を清掃してください。
充電器の電源が入ってい
電源プラグ(壁面コンセントの接続、直流
ない
電源の接続)が抜けていないか確認してく
ださい。
電池パックの故障
他の電池パックが正常に動作すれば、電池
パックの故障と判断できます。
充電器の故障
他の電池パックでも正常に動作しなけれ
ば、充電器の故障と判断できます。
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6. 付録 A:
: ベースステーションの
ベースステーションの仕様
6-1. 機械的仕様
寸法: 20 in. x 11½ in. x 2 in. (51 cm x 29 cm x 5 cm)
6-2. 電気的仕様
入力:120 VAC, 50/60 Hz, 15A(標準3極プラグ)
電波周波数: 2.4 GHz ISM
スピーカー出力: 5W
6-3. 機能
ベースステーション一台当たりに登録できるメニューボード数:
1基
ベースステーション一台当たりに登録できるヘッドセット数:
15台以上
ベースステーション一台当たりに登録できる車両センサー数:
3基
ベースステーション一台当たりに登録できるグリーター数:
1基
ベースステーション一台当たりに登録できる検知モジュール基板数:
3基
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