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平成24年度 家庭系ごみ排出実態調査 結果報告 ~新分別の浸透状況~ 豊中市 環境部 環境センター 豊中市 ごみ減量PRキャラ リサビット 目次 ① 調査の概要 ・・・ 1 ② 再生資源の排出状況 適正割合(純度) 分別協力率 ・・・ ・・・ 2 3 ③ 誤りの多かった内容 製品プラスチック・ゴム類 スプレー缶 二重袋 ・・・ ・・・ ・・・ 4 5 6 ④ 更なる資源化に向けて ・・・ 7 調査の概要 1 【調査目的】 ・平成24年度にスタートした「ごみの新分別」の定着度を調査 ・誤認識されやすい内容を知ることで、今後の周知活動のあり方の参考とする ・前回調査(平成20年度)との比較により、新分別の成果や更なる資源化へ向けた課題を明らかに 【調査期間】 サンプリング:平成25年(2013年)2月4日(月)~27日(水) 分類作業 : 2月20日(水)~27日(水) 【調査対象品目】 「可燃ごみ」「不燃ごみ」「プラスチック製容器包装」 「ペットボトル(個別収集分のみ)」「空き缶・危険ごみ」 計5品目 【調査地区】 豊中市内の6地域を調査し、居住形態等の比率をもとに市全体のデータを得た 【分類項目】 収集したごみを 約100項目に分類し 重量比を算出 (分類項目の一例) 約100の小分類に分ける 大分類 中分類 プラスチック類 容器包装 プラボトル 白色トレイ 等 その他 大型成形品 小型成形品 等 小分類 再生資源の適正割合(純度) 2 適正割合はどの品目も85%以上 品目 適正割合 不純物 合計 プラスチック製容器包装 85.6% 14.4% 100% ペットボトル 95.8% 4.2% 100% 空き缶・危険ごみ 92.4% 7.6% 100% 不純物は いずれの品目も 15%未満です (参考)適正割合の求め方 「空き缶・危険ごみ」の組成 その他 0.0% 陶磁器類 0.04% 0.57% 0.6% 金属その他 1.59% 1.6% ごみ袋 プラ容器 ペットボトル 3% 0.26% 1.43% 4% 2.04% 0% 製品プラ 0.22% 2% 紙類 0.16% 2% ガラス類 1.29% 3% 不純物 7.6% 金属容器 92.39% 92.4% 適正 92.4% 「空き缶・危険ごみ」として収集されたものの中に もガラス類やプラスチック製容器包装など、本来 「空き缶・危険ごみ」の収集区分ではないごみ (不純物)が含まれています。 適正割合が高いほど、分別区分を正しく理解さ れていた割合が高いということになります。 今回の調査では、平成24年度より市内全域で の収集がスタートした「プラスチック製容器包装」 の適正割合が約86%と高く、「ペットボトル」「空 き缶・危険ごみ」については90%以上と、ほとん ど分別に間違いは無いことが分かります。 再生資源の分別協力率 3 協力率は紙・布を除き8割前後と高水準 品目 分別協力率 プラスチック製容器包装 75.0% ペットボトル 84.9% 空き缶・危険ごみ 78.9% ガラスビン 86.8% 紙・布 59.0% (参考)分別協力率の求め方 「空き缶・危険ごみ」の排出状況 品目 年間 収集量 可燃 缶類の 排出量 57,585.68t 0.09% 51.48t 不燃 1,739.73t 4.70% 81.75t プラ 4,474.55t 0.50% 22.29t ペット 420.67t 0.07% 0.31t 缶 629.31t 92.39% 581.42t - - ※今回調査を行っていない 「ガラスビン」と「紙・布」は 収集量と集団回収量を 考慮した推計値です 小数点第3位以下の値も 考慮して計算しているため 見かけの計算値とは 相違があります。 缶類の 組成割合 合計 分別収集による資源化に ご協力いただき ありがとうございます 737.25t 本来「空き缶・危険ごみ」として出すのが正しいも のが、「空き缶・危険ごみ」以外の品目にも混入 しています。各品目の中の缶類の割合と年間の 収集量から、1年間に各品目で出された缶類の 量(可燃ごみ中には51.48t、空き缶・危険ごみの 中には581.42t) が分かります。それらの合計 (737.25t)のうち、正しく「空き缶・危険ごみ」の品 目で出た量の割合(581.42t/737.25t=78.9%)が、 空き缶・危険ごみの分別協力率です。 各品目ごとで見ると、紙・布を除き、分別協力率 は80%前後と高水準で、市民の皆様の分別へ の協力度の高さがうかがえます。 製品プラスチック・ゴム類の排出状況 4 製品プラスチックやゴム・皮革類は可燃ごみへ! ごみ種(品目)ごとの収集量と 排出実態調査結果から 各品目ごとの排出量を 求めています。 製品プラスチック等の排出状況 分別 製品 プラスチック 排出量 ゴム・ 皮革類 排出量 割合 割合 可燃ごみ 不燃ごみ プラ製 容器包装 ペットボトル 空き缶・ 危険ごみ 合計 ○ × × × × - 1,184.04t 147.73t 251.69t 0.01t 1.35t 1,584.82t 74.7% 9.3% 15.9% 0.0% 0.1% 100% 105.00t 13.87t 0.27t 0.00t 0.00t 119.14t 88.2% 11.6% 0.2% 0.0% 0.0% 100% 製品プラスチック ゴム・皮革類 プラマークの 無いもの 可 燃 ご み 製品プラスチック(プラマークのついていないも の)の約16%は誤って「プラスチック製容器包装」 に混入しています。また、製品プラスチックやゴ ム・皮革類の約10%は不燃ごみに混入していま した。 へ 製品プラスチックやゴム・皮革類は可燃ごみとし て出してください。 スプレー缶類の排出状況 5 スプレー缶は空き缶・危険ごみへ! ごみ種(品目)ごとの収集量と 排出実態調査結果から 各品目ごとの排出量を 求めています。 スプレー缶等の排出状況 分別 スプレー缶 ガスボンベ 可燃ごみ 不燃ごみ プラ製 容器包装 ペットボトル 空き缶・ 危険ごみ 合計 × × × × ○ - 排出量 3.14t 6.64t 13.01t 0.12t 54.85t 77.76t 割合 4.0% 8.5% 16.7% 0.2% 70.6% 100% スプレー缶・ガスボンベ スプレー缶やガスボンベの約30%は誤って空き 缶・危険ごみ以外の品目に混入しています。 正しくは「空き缶・危険ごみ」の区分です。穴をあ けるか中身を使い切って、空き缶と一緒に市の 指定袋に入れて出してください。 空き缶・危険ごみ へ 中身の残ったスプレー缶は 火災の原因になります 必ず穴を開けるか使い切って ください 再生資源の「二重袋」は厳禁です 6 再生資源の中に混入する「二重袋」の数 プラスチック製 容器包装 ペットボトル 空き缶・ 危険ごみ 調査ごみ袋(指定袋)数 192 152 136 二重袋数 357 17 74 1指定袋あたりの二重袋数 1.86 0.11 0.54 二重袋とは?? レジ袋などの小袋に再生資源を入れ、 そのまま市の指定袋に入れることです。 ごみ処理施設での選別作業の妨げに なることから、二重袋は厳禁です!! 指定袋 レジ 袋 レジ 袋 二重袋は厳禁ですが、実際はプラスチック製容 器包装と空き缶・危険ごみで多くの二重袋の混 入がありました。 処理施設での選別における作業効率・安全確保 の大きな妨げとなるので絶対にやめてください。 レジ袋だけを捨てる場合は、中身に何もいれず に直接プラスチック製容器包装として出してくだ さい。 なお、可燃ごみ・不燃ごみについては、二重袋は 問題ありません。 更なる資源化に向けて 7 可燃ごみ・不燃ごみに占める「リサイクル可能なもの」の割合(H20調査との比較) H20 0.9 9.5 2.1 H24 13.2 13.5 0.6 0.1 0% 1.3 1.8 合計 26.7% 合計 16.9% 0.6 10% 組成割合(%) 20% ■ペットボトル ■プラ製容器包装 ■紙・布類 ■ガラスビン ■金属類 紙・布のリサイクルにご協力を! 大きさの不揃いなチラシや 紙箱も紙袋に入れて縛って 出せば楽にリサイクル出来ます 前回調査した平成20年度には、可燃ごみ・不燃 ごみの約1/4がリサイクル可能な物でしたが、プ ラスチック製容器包装の分別収集等により、その 割合は大幅に減少しています。 一方で、主に可燃ごみの中には多くの紙類が含 まれており、これらを「紙・布」としてリサイクルす ることで、より一層の資源化が可能です。