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瑕疵補修事例(PDF形式:108k)

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瑕疵補修事例(PDF形式:108k)
瑕疵補修事例
瑕疵項目
調査・診断
交渉結果
築後7年目で西側外壁
タイルの一部1㎡程度
が剥落し、隣家に落下
した。
販売ならびに施工した建設会
社は当初、太陽の輻射熱によ
る伸縮によるもので経年劣化
が原因でると主張されたが、
コンクリート打ち継ぎ目地周
囲に一次シールのはみ出しの
存在ならびにタイル浮きが多
面積に及ぶことを調査後確認
し相手方に報告をおこなった。
タイルが落下した西側壁面は全面
張り替え費用、その他の外壁タイ
ル面については全面調査と共に部
分張り替えもしくはエポキシ樹脂
を用いて部分接着注入実施に関わ
る費用を施工した建設会社が負担
した。
築後10年目で大規模
修繕を実施する計画に
あたり、住民アンケー
トの中に「上階でトイ
レを使用しているのが
克明に判るので、その
音がどうにかならない
か」との記載があり、
調査を希望された。
洋式便器の設置施工時に通常
入れるべき防振ゴムの入れ忘
れが確認された。当該トイレ
床仕上げは木製フローリング
であったため、陶器と床板が
固体振動し、下階に伝達され
た。
経過年数から考えると通常、施工
した建設会社は保証対象に適格し
ないであろうが、調査内容を報告
書にまとめ、伝達したところ、全
戸の対応がなされた。
築後12年目の大規模
修繕工事を実施するに
あたり、調査を実施し
たところ、外壁コンク
リートのひび割れ原因
が多種多様であり、一
部室内への漏水も確認
された。
ひび割れの原因ならびにその
対応を販売会社に対して報告
通知をおこなったところ、0.
1㎜以上のひび割れはその原
因如何を問わず、修繕費用負担
する回答があった。
このマンションのデベロッパーは
販売兼建設会社であり又、その会
社が管理会社としての委託管理上、
管理組合に対し問題を残したくな
いという理由であろうかと思われ
た。通常、ひび割れ問題はその原
因を「乾燥収縮」というコンクリー
ト特有の特徴におきかえて「瑕疵」
に相当しないという建設会社側の
見解が多くみられるが、どの文献
においても、ひび割れを容認して
いることはない。
築後11年目の第1回
大規模修繕工事項目の
中に外構照明器具設備
の更新余儀なくされた
ため、その劣化原因を
調査したところ、地中
にて電線が露出配線さ
れていた。
管理組合に保管されていた竣
工図面の電気配線系統図とお
りに施工されていないため、
販売兼建設会社であったデベ
ロッパーに対し問い合わせを
したところ、11年間は支障
なく照明されていたから、責
任はないと回答された。
設計図書は販売時における約定書
であることを主張し、民法でいう
ところの「隠れた瑕疵の発見」に
より、配線改修費用ならびに照明
器具交換費用の負担を要求、解決
した。
築後3年目でコンクリー
ト外壁面の各所にひび
割れが発見された。室
内への漏水も数カ所に
および確認された。
建設会社の回答は、0.3㎜
以上のものあるいは漏水が確
認されるカ所のみを対象とす
るとの回答であったが、その
数値の根拠ならびに建築物と
しての機能を技術的に討議し
た。
厚さ150㎜のコンクリートで0.
1㎜以下のひび割れでも貫通して
いれば漏水は確認される報告があ
ること、「鉄筋コンクリート造の
ひび割れ対策指針・同解説」(日
本建築学会)の見解ならびに建築
基準法、施行令などを引用し、施
工時における技術的配慮不足がそ
のほとんどの原因であったことと
確認された。よって、その補修は
施工した建設会社によってなされ
たが、数年経過後の再発に関して
は懸念される補修方法で合意され
た。
Dマンション
Wマンション
Sマンション 37 戸
/1棟
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