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第10号(2015.3)[PDF・475KB]

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第10号(2015.3)[PDF・475KB]
域
2015.3
第10号
をすすめま
連携
す
!
ネットワーク
地
地域医療連携の充実に貢献する広報誌
ネットワークWithとは…
この『ネットワークWith』は、当院の地域医療連携に関する取組みを
広く発信することで、地域の医療機関と医療の機能分担を図り、連携を
円滑に進め、地域医療に貢献することを目指して発行しています。
手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の導入について
横浜市立大学附属病院では、平成26年5月から手術支援ロボット
「ダ・ヴィンチ」による前立腺がんの手術を開始しました。これに
より、当院では開腹手術、腹腔鏡下手術、小線源療法、放射線外照
射
(強度変調放射線治療IMRTを含む)といった従来の治療法に加え
て、安全、確実かつ低侵襲性とされるロボット支援型腹腔鏡下前立
腺全摘除術が可能となり、前立腺がん患者さんの病態や全身状態、
希望に応じてきめ細かな治療の選択が可能となりました。
平成27年3月の時点で既に40名以上の前立腺癌患者さんがこの手
術を受けられています。
1「ダ・ヴィンチ」の特色
【特色1】 小さな手術創、少ない出血量で患者さんへの身体的負担を軽減できます
【特色2】 確実な操作によってより安全な手術が行えます
2「ダ・ヴィンチ」の費用負担 平成24年4月に前立腺がんに対して全摘出術を行う場合に、保険適用となりました。
このため、
開腹手術、
腹腔鏡下手術、小線源療法、
放射線外照射といった他の治療法と比べて負担額は大差がなくなりました。
医療費(例):入院期間10日間の場合の目安
(金額は個人によって異なります。)
70歳未満の方(3割負担) 約500,000円+保険外診療費※
70歳以上の方(一般所得) 44,400円+保険外診療費 ◆高額療養費制度を利用する場合
70歳未満の方(3割負担)80,100円+α+保険外診療費
※事前に限度額適用認定証の手続きをしてください。
泌尿器科 中井川医師のコメント
複雑な手術操作をサポートしてくれる手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入することによって今まで以上に確実、
安全で侵襲の少ない手術を多くの市民の皆様に提供できるようになりました。前立腺がんに対する手術は平成26年5月か
ら始まりました。詳細につきましては遠慮なく当院の泌尿器科医師にご質問ください。
受診のご案内
初診受付:午前8時30分∼午前10時30分※
※泌尿器科は紹介制の診療科です。初診の際は、必ず保険医療機関発行の診療情報提供書(紹介状)をご持参ください。
再 診:予約あり(再診受付機)午前8時00分∼午後4時00分 予約なし(外来受付)午前8時00分∼午前11時00分
診療時間:午前9時00分∼午後4時00分
詳細については、045−787−2800(代表)にお問い合わせください。
ご 意 見 を
お寄せください!
[email protected]
横浜市立大学附属病院 医事課 地域連携担当
〒236−0004 横浜市金沢区福浦3−9 電話 045−787−2800(代表)
眼科
診療科だより
なりました。また緑内障に対しては点眼、内服療
がけ、他県の眼科からご紹介いただくことも多く
ています。また、硝子体手術についても数多く手
齢黄斑変性についても抗VEGF療法を多く行っ
います。最近話題に取り上げられることが多い加
上膜、黄斑浮腫についても手術治療を多く行って
網膜症や網膜剥離の手術を中心に黄斑円孔、黄斑
います。また、網膜硝子体疾患については糖尿病
ぶどう膜炎疾患に対し入院、外来で治療を行って
ーシス、原田病、ベーチェット病を中心に様々な
野であるぶどう膜炎の治療においてはサルコイド
ら受診することになっています。当眼科の専門分
眼科は完全紹介制となっており、初診の方はま
ず近隣の医療機関で紹介状を書いていただいてか
います。また他病院・大学との連携を心掛け、患
ち、幅広い疾患に対応して総合的な診療を行って
は専門分野の他にも得意とする複数の領域をも
ていただいています。また、当眼科のスタッフに
基づき、患者さんは原則として紹介医の元に戻っ
活指導などを行っています。治療後、病診連携に
な患者さんにも、専門外来にて補装具の紹介や生
す。さらに、ロービジョンとよばれる目の不自由
技術と最新機器による診断と治療を提供していま
する専門外来をおき、各分野の専門医師が一流の
を行っています。また、疾患別にクリニックと称
における正確な診断とより良い治療をめざし診療
児眼科疾患や神経眼科疾患など広く眼科疾患全般
病やサルコイドーシスなどのぶどう膜病疾患、小
尿病網膜症などの網膜硝子体疾患、べーチェット
結膜疾患、白内障、緑内障を始め、網膜剥離や糖
中心とした治療を行っております。その他でも角
ービジョンクリニック[第 3週] ロービジョン
1、 3、5週] 白内障疾患、屈折矯正疾患/ロ
黄斑疾患全般/白内障・屈折矯正クリニック[第
黄斑クリニック[第 2、 4週] 加齢黄斑変性、
金曜日
週]/緑内障NTG[第2、4週]
たぶどう膜炎疾患/緑内障クリニック[第1、3
ベーチェット病やサルコイドーシスなどを主とし
ぶ ど う 膜 炎 ク リ ニ ッ ク[ 第 1、 2、 3、 4週 ]
木曜日
フォロー[第2、4週]
/眼底クリニック[第 3週] 眼底疾患/緑内障
小児眼科クリニック[第 3週] 斜視、弱視など
水曜日
眼形成・涙道外来[第2、4週]
神経炎、外眼筋機能障害などの神経眼科的疾患/
膜疾患/神経網膜クリニック[第 1、 3週] 視
診療内容・特色・主な対象疾患
法が無効な方に対しては手術治療を行っていま
初診の際は診療情報提供書(紹介状)*が必要で
す。地域の保険医療機関におかかりになり、当院で
の治療が必要と判断された場合に、診療情報提供書
(紹介状)*をお持ちになって受診してください。
初診受付日:月∼金※午前8:30∼10:30
*保険医療機関発行のもの
※初診受付日は変更となる場合があります。
事前に当院ホームページまたはお電話でご確認く
ださい。
HP:http://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/
TEL:045−787−2800(代表)
ケア
患者さんへ
者さんがいわゆるセカンドオピニオンを適宜受け
患者さんを紹介される際は、必ず診療情報提供書
(紹介状)*をお渡しください。可能であれば貴院
での検査結果などを添えていただけると助かります。
られるような体制を整えています。さらに外来や
手術室には新しい機器を積極的に導入し、診断と
治療の精度向上を図っています。
主な治療実績・専門外来・検査等
専門外来は以下の専門クリニックを開催してお
ります。専門外来は予約制で、すべて午後に行っ
ています。
月曜日
網膜硝子体クリニック[第 1、 3、5週] 網膜
硝子体疾患/眼腫瘍クリニック[第 1、 3週]
腫瘍疾患
火曜日
角 膜・ 外 眼 ク リ ニ ッ ク[ 第 2、 4週 ] 結 膜、 角
地域の先生方へのお願い
す。視神経疾患についてもステロイド点滴療法を
眼科
診療内容・特色・主な対象疾患
地域医療機関と連携を密にし、耳鼻咽喉科疾患
全般にわたり幅広く診療しています。
1 頭頸部悪性腫瘍に対しては手術︵経口腔的内
視鏡下切除を含む︶
、放射線療法および化学療法
の集学的治療によって、
生活の質
︵ Quality of life
︶
を損なわない機能温存治療に力を入れています。
耳鼻いんこう科
また、甲状腺悪性腫瘍の治療も行っています。
2 中耳手術はその再建術式を症例毎︵中耳真珠
腫、中耳奇形、耳硬化症、他院術後症例︶に選
択しています。また人工内耳・人工中耳︵BA
HA︶埋め込み術も施行しています。
3 乳幼児難聴は脳波検査により早期診断し、療
育施設との連携に努めています。難聴遺伝子検
査・遺伝カウンセリングを遺伝子診療部との共
同で行なっています。
4 めまいの診断は電気眼振計検査など各種機器
を用いて施行し、めまいのリハビリテーション
治療も行っています。
5 アレルギー性鼻炎の治療は薬物療法のほか、
内視鏡下のレーザー手術や減感作療法を用いて
総合的に対処しています。
6 慢性副鼻腔炎は、まず保存的治療を施行し、
重症で保存的治療に抵抗する症例に手術︵鼻内
アレルギー・鼻副鼻腔外来、めまい外来、
内耳、穿刺吸引細胞診検査、セカンドオピニオン外来
・水
音声・嚥下外来、下咽頭食道造影検査、難
超音波検査、嚥下造影検査
・金
聴遺伝カウンセリング
主な研究テーマ
1 頭頸部腫瘍の集学的治療と診断 新しい免疫・
化学療法の開発、分子標的治療法の開発、遺伝
2 咽頭、舌の悪性腫瘍手術後症例の嚥下・構音
の機能の検討、神経変性疾患の嚥下動態の解析。
子異常診断、遺伝子治療。
7 音声障害については音声外来で音声機能を評
価し、その原因と治療法を検討しています。音
内視鏡下副鼻腔手術︶を行っています。
声外科的治療に加えて症例によっては音声療法
3 中耳手術後の組織学的変化、老化による内耳
の形態的変化。
8 嚥下障害に対しては嚥下機能の評価を行った
後、各症例にふさわしいリハビリテーション法
4 アレルギー性鼻炎の発症機序と集学的治療。
を施行しています。
の指導のほか、嚥下障害に対する手術で対応し
先進医療として、頭頸部扁平上皮がんを対象に
抗悪性腫瘍剤感受性検査︵HDRA法又はCD
ています。
−
初診の際は診療情報提供書
(紹介状)
*が必
要です。
地域の保険医療機関におかかりになり、
当院での治療が必要と判断された場合に、診
療情報提供書
(紹介状)
*をお持ちになって受
診してください。
初診受付日:月∼金※午前8:30∼10:30
*保険医療機関発行のもの
※初診受付日は変更となる場合があります。
事前に当院ホームページまたはお電話でご
確認ください。
HP:http://www.yokohama−cu.ac.jp/fukuhp/
TEL:045−787−2800(代表)
DST法︶、抗悪性腫瘍剤感受性検査︵SDI法︶
患者さんへ
を行っています。
患者さんを紹介される際は、必ず診療情報
提供書(紹介状)*をお渡しください。
言語聴覚士3名が、聴覚、音声、嚥下障害の評
価、リハビリテーションなどに医師と協力して取
頭頸部腫瘍外来、難聴外来、小児難聴外来、人工
地域の先生方へのお願い
り組んでいます。
主な治療実績・専門外来・検査等
例
平成 年︵1月∼ 月︶主な治療実績
・頭頸部悪性腫瘍手術
︵うち経口腔的内視鏡下切除 例︶
例︵うち人工内耳埋込術
例︶
例︵うち音声改善手術7例︶
・耳科手術
適切な診断・治療を行うために予約
例
・専門外来
25
12
制で専門外来を開いています。
・月
10
・喉頭手術
62
26
・鼻科手術
50 54 30
耳鼻いんこう科
診療科だより
連携病院のご紹介
当院は、地域の病院と協力関係を構築し、地域医療連携の強化、推進
を図ることを目的に、地域の病院と「連携病院」の協定を結んでいま
す。このコーナーでは「連携病院」に自院を紹介していただきます。
金沢文庫病院は、京浜急行線金沢文
庫駅から徒歩 分の場所に立地してい
ます。
昭和 年開設で、一般病棟︵109
床︶と障害者病棟︵ 床︶の2つの入
院機能を有する147床の病床で構成
しております。
当院では、横浜市立大学附属病院を
はじめ、近隣診療所や施設からの積極
的な紹介受入を実施しています。
善を尽くしております。
附属施設の金沢文庫訪問看護ステ
ーションでは、病院と協力し在宅医
療に力を入れています。
港南台病院は、JR根岸線港
南台駅から徒歩7分のところに
あります。
設﹃ ひ と り ざ わ ﹄、 そ し て 昨 年 介
護付有料老人ホーム﹃ハートウォ
ーム港南台﹄を開設して、医療と
なニーズにお応えし、福祉充実に
介護の両面で、地域の皆様の多様
昭和 年に開設以来 年、現
在では、内科系・外科系を中心
貢献できるよう、これからも一層
努め、胃がん・大腸がん・前立腺が
じ地域の皆様の健康維持・向上にも
器や呼吸器分野等を中心に緊密
浜市立大学附属病院とは、消化
施設を有する一般病院です。横
心がけてまいります。
科目の外来と、 床の入院
ん及びマンモグラフィーによる乳が
に連携し、患者さんがご家庭で
に
ん検診を行っており、がん検診はが
の生活・療養にスムーズに復帰
平成
ります。
年には介護老人保健施
して訪問診療にも力を入れてお
ンを行い、在宅療養支援病院と
んの早期発見・治療につながるもの
今後とも、病院・診療所及び施設
との連携を深め、地域の皆様に信頼
できるよう、リハビリテーショ
さらに、栄養指導・特定健診・横
浜市健康診査・特定保健指導等を通
54
と確信しています。
理士・社会福祉士︶が介入し、疼痛コ
される医療を提供できるよう一層努
また、がん末期の患者さんに対して
緩和ケアチーム︵医師・看護師・薬剤
ントロール等医療面に限らず、心理・
力を続けてまいります。
診療科目:
内科 循環器内科 呼吸器内科 消化器内科
糖尿病内科 外科 肛門外科 整形外科 泌尿器科 形成外科 美容外科 アレルギー科
放射線科 リハビリテーション科
生活面からのサポートも行える様に最
診療科目:
内科・外科・小児科・整形外科・循環器内科
呼吸器内科・消化器内科・脳神経外科・眼科
皮膚科・泌尿器科・肛門外科・麻酔科
リハビリテーション科
師・理学療法士・管理栄養士・臨床心
36
84
38
横浜市金沢区釜利谷東2−6−22
☎045 785 3311(代)
http://www.kanabun-hp.jp/
16
〒234−8506 横浜市港南区港南台2−7−41
☎045−831−8181
http://www.kounandai-hosp.or.jp/
10
医療法人社団 愛友会 金沢文庫病院
14
医療法人裕徳会 港南台病院
58
Fly UP