...

年次報告書

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

年次報告書
年次報告書
水環境創造プランの平成 24 年度の実施状況
平成 25 年 11 月
岡崎市
目
次
( 区
分 )
( 頁 )
実施状況一覧表
P1
1
水 量
P2~P5
2
水 質
P6~P13
3
災 害
P14~P19
4
水辺環境
P20~P27
5
水との関わり
P28~P36
6
その他
P38
平成24年度までの水環境創造プランの実施状況について
実施時期
行動主体
ー
区
分
ペ
No.
1-2
1-3
1-4
1-5
水源林の公的管理の検討
【
】
【
●
完了
-
林務課
林務課
林務課
環境保全課
林務課
水道局総務課
○
○
○
実施
実施
実施
2
3
4
●
完了
-
環境保全課
●
完了
-
公園緑地課
環境保全課
○
●
実施
完了
5
-
農地整備課
●
完了
-
廃棄物対策課
下水工事課
○
○
実施
実施
6
8
合流式下水道改善事業
下水工事課
○
実施
10
アダプトプログラムによ
る清掃や水質浄化活動
市民による水質一斉調査
と「あいちの水循環再生
指標」による評価
遊水地の整備
下水道の整備(雨水)
雨水の有効利用に配慮し
た公共施設の指針づくり
雨水貯留浸透施設設置補
助事業の拡充
河川課
環境保全課
○
実施
11
環境保全課
○
実施
13
河川課
下水工事課
○
○
実施
実施
14
15
環境保全課
○
実施
17
下水施設課
○
実施
18
○
実施
20
●
●
完了
完了
21
-
○
実施
22
○
実施
24
○
実施
25
○
実施
26
○
実施
28
●
完了
-
●
完了
29
○
実施
31
○
実施
32
○
実施
33
○
実施
35
●
●
●
●
○
完了
完了
完了
完了
実施
38
】
2-4
2-5
【
3-1
3-2
】
3-3
3-4
【
】
4-1
水辺の竹害駆除
4-2
4-3
農業用水路の上部利用
遊歩道の整備の検討
4-4
外来種駆除のためのイベ
ント、池干し時の魚つか
みどり大会の実施
4-5
魚の遡上を阻害する構造
物の改修
4-6
4-7
【
水
と
の
関
わ
り
林務課
ジ
数
2-3
1-9
水
辺
環
境
概要
2-1
2-2
1-7
1-8
災
害
岡崎市
評
H20 H21 H22 H23 H24 H25
価
休耕田や非かんがい期の
水田への湛水
緑化の推進
湧水の実態調査
「ため池保全連絡会議」
の設置と「ため池保全計
画」の策定
合併処理浄化槽の普及
下水道の整備(汚水)
1-6
水
質
重点施策
低コスト木材生産システ
ムの確立
水源林の間伐対策事業
林業後継者育成事業
森林情報管理事業
1-1
水
量
H24実施状況
5-1
5-2
多自然川づくりの推進
ホタルの保護活動・飼育
活動の実施
ボランティア講師による
環境学習の推進
水環境に関する情報の発
信
「水辺ふれあいマップ」
の作成
乙川サミットの開催
自然共生課
環境保全課
農地整備課
環境保全課
自然共生課
農地整備課
河川課
公園緑地課
河川課
農務課
農地整備課
河川課
自然共生課
生涯学習課
自然共生課
環境総務課
環境保全課
環境保全課
自然共生課
環境保全課
5-4
環境保全課
環境保全課
5-5 岡崎水辺百選の実施
環境総務課
5-6 「森の駅」事業の拡充
自然共生課
矢作川流域における関係
企画課
5-7
団体との連携
環境保全課
5-8 森林環境税の導入
環境保全課
6-1 川の健康診断
環境保全課
6-2 しずくの発行
水道局
その他
6-3 蛍流の森の里山整備
環境保全課
新2-5 雨天時の水質調査
環境保全課
【評価】 ●:完了 ○:実施 △:一部実施 ×:未実施
5-3
】
1
-:対象なし
1
水量
【基本方針】
雨を受け止め、時間をかけて川へ流し、
上手に水を使う。
森林や農地の保全によって流域の保水能力を高め、降った雨がす
ぐに川へ流れ出すことなく、流域に留まる時間が長くなるようにし
ます。
また、河川の水や地下水を多く利用していることから、流域の水
を効率的に使うようにします。
重 点 施 策
重点施策名
1-2
担
林務課
当
課
実 施 年 度
1
水源林の間伐対策事業
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
市民生活は、自然との深いかかわりあいのなかで成り立っている。そうした中
で、自然との調和を図りながら土地や水など限られた地域の資源を適切に活用し
ていくため、水資源の涵養に重要な機能を果たしている森林保全の着実な推進を
図る。
2
施策内容
⑴
市の補助事業分
事業名
⑵
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
矢作川水源基金水源林対策事業
98.77ha
121.74ha
128.32ha
青木川流域造林事業
1.00ha
0.90ha
1.76ha
間伐対策事業
190.00ha
45.17ha
43.12ha
合計
289.77ha
167.81ha
173.2ha
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
126.46ha
119.21ha
126.29ha
あいち森と緑づくり事業関連分
事業名
年度
あいち森と緑づくり事業
⑶
森林整備加速化・林業再生事業関連分
事業名
年度
平成 23 年度
平成 24 年度
27.96ha
7.55ha
森林整備加速化・林業再生事業
3
期待される効果
森林整備が推進され、森林が持つ水源涵養、土砂災害防止などの公益的機能が
高まる。
4
今後の検討課題
現在、森林の多くは整備が遅れている状態であり、また木材価格の低迷や林業
従事者の高齢化などにより、森林に対する関心が低下しつつある。今後さらなる
森林整備を進めるためには、森林所有者の関心や施業意欲向上につなげていくか
が課題である。
2
重 点 施 策
重点施策名
1-3
担
林務課
当
課
実 施 年 度
1
林業後継者育成事業
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
林業就業者の大半は事業主に雇用されているものの、他産業に比べ、雇用が不
安定なこと、賃金が低水準にあること、労働災害の発生頻度が高いこと等から、
とくに若年層を中心としてその確保が困難な状況にある。したがって、林業従事
者は社会的保障が乏しいため、離職したときなどの保障を充実させる必要があ
る。
2
施策内容
国が林業後継者育成事業として、緑の雇用担い手対策事業を実施しており、必
要な森林整備の担い手を確保・育成するための研修等を行う事業である。平成
23 年度に市内で5社がこの事業を活用して担い手の育成をした。
林業従事者の社会保障として、林業で働く人たちのために、退職後の保障を充
実させることにより安心して林業に従事することができるよう、市補助金要綱に
基づき林業退職金共済加入促進掛金及び中小企業退職金共済掛金の助成を行っ
ている。
区分
22 年度
23 年度
林業退職金共済制度掛金助成
894,684 円
829,716 円
61,471 円
中小企業退職金共済制度掛金助成
709,000 円
684,000 円
657,020 円
助
3
成
率
24 年度
共済制度掛金の 共済制度掛金の 共済制度掛金の
19/30
19/30 以内
19/30 以内
期待される効果
緑の雇用担い手対策事業により担い手の育成及び林業技術の継承ができる。
また、退職金共済制度を活用することにより、林業事業者の負担を軽減するこ
とができるとともに林業従事者への退職後の保障を充実させることができる。
4
今後の検討課題
第2次産業、第3次産業との給与の格差を無くせるよう木材価格の安定化を図
るとともに、林業経営が成り立つよう施策、制度の充実が必要と考える。
3
重 点 施 策
重点施策名
1-4
担
林務課
当
課
実 施 年 度
1
森林情報管理事業
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
森林整備を進めるためには、森林の境界を確定させ、間伐等の整備を行わなけ
ればならない。しかし、木材価格の低迷から経営としての林業が成り立たなくな
ってきたことや林業従事者の高齢化によって山に入る人が減少し、森林の境界が
わからなくなっていることからGPSを活用して境界等の測量したデータ及び
森林整備状況をGISシステムに蓄積し、森林整備環境を整えることが必要であ
る。
2
施策内容
森林簿、森林計画図等を中心とした統合型GISシステムを構築し、岡崎森林
組合と情報などを共有することで事務の効率を図る。
3
平成 23 年度
間伐測量
300.0ha
平成 24 年度
簡易型GPS内臓PDA、パソコン用ソフト購入
平成 25 年度
森林管理システム構築のための予算を計上
598,500 円
2,793,000 円
期待される効果
GISシステムにより森林情報の管理をすることで、森林整備を計画的に進め
ることが出来る。
4
今後の検討課題
森林の整備は下流に良好な水の供給や災害対策に大きく寄与することから整
備は急務である。このことからもGISシステム等を含めた森林に関する機器等
を有効に活用しながら、森林整備環境を構築していくためにも林業事業者等をは
じめとした関係団体と有効な情報管理を行うことが必要である。
4
重 点 施 策
重点施策名
1-7
担
公園緑地課
当
課
実 施 年 度
1
緑化の推進
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
地域に最も密着した施設である公園や道路等の公共施設や民有地における緑
化を推進することにより、都市における緑豊で良好な生活環境づくりを行い、緑
化意識の高揚を図ると共に都市景観の形成、自然環境の保全、都市防災に資する
効果等の機能を発揮させる。
2
施策内容
・公共施設等の緑化(高木 28 本・中木 42 本・低木 90 本・地被類 400 ㎡)
・民有地への緑化補助(生垣 5 件 38m・屋上 8 件 114.2 ㎡)
・苗木の配布等による緑化への普及啓発(1,000 本)
・緑の保全(ふるさとの名木 92 箇所・森 37 箇所 153,000 ㎡)
3
期待される効果
都市が緑化されることにより人々に安らぎや心の豊かさを与えるほか、街並み
等の景観が向上する。また、二酸化炭素の吸収による地球温暖化の防止や蒸発散
作用による温度調節などの快適な生活環境が形成される。
4
今後の検討課題
これからは、民有地の緑化が進まなければ都市の緑の増加は望めない。緑化推
進の必要性を理解しながらも進んでいない現実を、市民、企業、行政が一体とな
って進めていく必要がある。
5
2
水質
【基本方針】
汚れのもとを減らし、清らかな流れを
保つ。
家庭や事業所、農地等から川へ流れ出る汚れのもとや、川やため
池等のゴミをなくし、中に入って遊べるきれいな水がある岡崎市に
します。人が親しめるとともに、川やため池等の水が生き物にとっ
て棲みやすい状態になるようにします。
重 点 施 策
重点施策名
2-1
担
廃棄物対策課
当
課
実 施 年 度
1
合併処理浄化槽の普及
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止し、良好な水環境の保全と確保を
図るため、下水道認可区域以外の区域等において合併処理浄化槽への転換に係る
費用の一部を補助金として交付し、個人負担の軽減を図る。
2
施策内容
【合併処理浄化槽に関する補助】
岡崎市転換設置整備事業補助金交付要綱に基づき、下水道認可区域及び農業集
落排水等を除く地域において自主的に単独処理浄化槽又は汲み取り便所から高
度処理型浄化槽へ転換(転用)する者に対し、浄化槽の大きさ(人槽)に応じた補助
を行っている(5人槽:上限 537 千円、7人槽:上限 682 千円、10 人槽以上:上限
974 千円、既設浄化槽等撤去費補助:上限 30 千円、雨水転用補助:上限 120 千円)。
■補助実績
内容・年度
3
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
5人槽
1基
2基
5基
7人槽
30 基
28 基
26 基
10 人槽以上
0基
1基
1基
合計
31 基
31 基
32 基
期待される効果
放流水質が向上され、水環境が改善される。
4
今後の検討課題
・設置後の適正な維持管理を担保する制度の創設
・市場価格を加味した補助金額の設定
・補助事業の裏付けとなる国庫交付金、県補助金の確保
6
岡崎市浄化槽設置総基数推移
1986
1991
1996
2001
2006
2011
合併処理
浄化槽基数
単独処理
浄化槽基数
合計基数
合併処理
浄化槽比率%
474
1,103
2,156
4,705
7,665
8,988
34,115
42,503
45,997
39,822
31,769
23,498
34,589
43,606
48,153
44,527
39,434
32,486
1.4
2.5
4.5
10.6
19.4
27.7
※住宅用途以外を含む。
浄化槽設置総数と合併処理浄化槽の比率
設置基数
比率%
60,000
100
90
50,000
80
70
40,000
30,000
60
単独処理
浄化槽基数
50
合併処理
浄化槽基数
40
合併処理
浄化槽比率%
20,000
30
20
10,000
10
0
0
1986
1991
1996
2001
2006
年度
7
2011
重 点 施 策
重点施策名
2-2
担
下水工事課
当
課
実 施 年 度
1
下水道の整備(汚水)
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
日常生活や事業活動により発生した汚水を処理し、公衆衛生の向上と公共用水
域の水質保全を図り、もって都市の健全な発展と快適な生活環境を実現する。
2
施策内容
内容・年度
平成 23 年度
平成 24 年度
流域関連公共下水道事業認可区域
6,267 ha
6,267 ha
処理面積
5,515 ha
5,527 ha
普及率
85.9 %
86.0 %
事業着手年度
3
大正 12 年(1923 年)
期待される効果
⑴
市街地に滞留する排水を排除することにより、公衆衛生が向上する。
⑵
下水道整備に伴いトイレの水洗化が促進され、清潔で快適な生活環境が創出
される。
⑶
家庭や工場から排出された汚水を処理場で高度処理することにより、公共用
水域の水質が保全される。
4
今後の検討課題
当市は早期から下水道事業に着手しており、市街地を中心として古い下水道管
渠が多数存在している。また、平成 12 年以降において短期間に汚水管整備率を
急速に向上した結果、将来的に施設の老朽化が短期間に集中して訪れることにな
る。よって今後、計画的に老朽施設の改築・更新を行う必要があり、合理的な維
持管理計画を策定していかなければならない。
さらに、東海・東南海地震の発生が予見される中、ポンプ場や重要管渠の耐震
化は速やかに達成すべき課題としてますますその重要性を増している。
以上のような状況から、今後は新規建設事業の拡大から施設の維持管理分野へ
重点を移行することが重要である。また、これまでに整備した汚水管の効用を最
大限に発揮するために、汚水管渠整備済み区域における未接続世帯解消の努力を
引き続き継続していかなければならない。
8
下水道の整備(下水道の普及率%)
90
岡崎市
愛知県
全国
80
70
60
50
40
30
20
10
0
1965
1970
年度
1965
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
1975
1980
1985
岡崎市
愛知県
17.6
17.1
29.8
16.7
29.7
15.2
33.3
14.1
35.2
13.5
40.4
29.5
47.1
45.5
55.7
66.4
64.1
85.6
72.0
1990
1995
全国
8
16
23
30
36
44
54
62
69.3
75.1
※下水普及率の算出方法
普及率(%)=処理区域人口/行政人口×100
9
2000
2005
2010
重 点 施 策
重点施策名
2-3
担
下水工事課
当
課
実 施 年 度
1
合流式下水道改善事業
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
合流式下水道における雨天時の未処理下水の放流は、水質汚濁や悪臭、公衆衛
生上の観点から大きな社会問題になっており、早急な改善対策が必要とされてい
る。よって緊急的に課題を改善するため、下記3項目の指標を達成することを目
的とする。
2
⑴
汚濁負荷量の低減・・・・・・分流式下水道並みの汚濁負荷量とする。
⑵
未処理放流水の回数半減・・・全ての雨水吐で未処理下水放流回数を半減
⑶
夾雑物の流出防止・・・・・・全ての雨水吐で夾雑物の流出を極力防止
施策内容
平成 14~19 年度
調査、計画策定、設計
平成 20 年度
雨水滞水池施設築造工事・遮集管増築工事
平成 21 年度
遮集管増築工事
平成 22 年度
下水道管渠築造工事
平成 23 年度
水面制御装置設置
平成 24 年度
水面制御装置設置
【達成率】
3
⑴
汚濁負荷削減率・・・・・・・・100%
(平成 22 年度に達成)
⑵
未処理下水放流回数の半減・・・
⑶
夾雑物流出防止施設の設置・・・ 40%(24 箇所/59 箇所)
0%
期待される効果
合流式下水道区域の公共用水域における水質保全や公衆衛生の向上
4
今後の検討課題
放流回数半減のために必要な増強遮集管建設には、莫大な建設費用が必要とな
るため、建設コストを縮減する努力が必要である。
10
重 点 施 策
重点施策名
2-4
担
環境保全課、河川課、市民協働推進課
当
課
実 施 年 度
1
アダプトプログラムによる清掃や水質浄化活動
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
河川が地域住民の共有の財産であるという認識のもとに、市民と行政との協働
による美化活動を通じて、河川愛護意識の高揚と良好な河川環境を創出する。
2 施策内容
⑴ 河川美化団体助成
① 担当 市民協働推進課
② 対象 市内を流れる河川において、流域の住民自治会を中心に組織された
団体で、河川の清掃活動や河川愛護活動を組織的かつ継続的に実施
している公益団体
③ 実績 8団体 合計 57.2 万円
⑵ 河川愛護活動報償
① 担当 岡崎市河川課、西三河建設事務所維持管理課
② 対象 岡崎市管理河川(準用河川、普通河川)西三河建設事務所(一級河
川)
③ 実績 岡崎市(17 団体 442,300 円)
4,002 人参加
西三河建設事務所(19 団体 1,415,850 円) 9,439 人参加
⑶ アダプトプログラム導入検討
技術管理課・道路維持課・公園緑地課・河川課・環境保全課・(市民協働推
進課)で平成 21 年 8 月 11 日・10 月 16 日・2 月 12 日の計3回会議を実施。
土地を管理する「道路維持課、公園緑地課、河川課」の3課は、長い歴史のあ
る既存の活動に支障を感じていない。既存の活動から、アダプトプログラムへ
移行することで、新たな事務発生、既存団体への理解が得られないことや類似
の活動へ不公平が生じる。
したがって、市民協働推進条例等、全庁的なアダプトプログラムの導入計画
はない。このため、「アダプトプログラム」の言葉を使い既存の活動を包含す
ると解釈する。
3
期待される効果
地域住民の積極的な活動により、良好な河川環境が維持されるとともに、維持
管理費用の削減効果も期待できる。
11
4
今後の検討課題
既存の様々な「川を美しくする会」等の団体の活動を見守るとともに、新たな
団体の誕生や個人活動への支援をして行くことを検討する。
矢作川河川敷の樹木伐採については、管理者である豊橋河川事務所と協議の場
を設け、市民参加による伐採方法や、手続き、ルール等について検討していく。
12
重 点 施 策
重点施策名
2-5
担 当 課
実 施 年 度
環境保全課
平成 24 年度
市民による水環境一斉調査と「あいち水循環再生指標」による評価
、平成 25 以降
1
目的、背景及び必要性
⑴ 市民の方に身近な川について、理解を深めてもらい、環境意識の向上を図る。
⑵ 市内の河川の状況を水質のみでなく、水量、生態系などの観点から多角的に
調査することで、水環境の健全度の評価を行う。
2
施策内容
⑴ 日時
⑵ 参加
⑶ 対象
⑷ 方法
⑸ 結果
年
平成 24 年8月5日(日)
公募、水質ボランティア、各団体など 73 人(87 地点)
市内の河川及びため池
「あいち水循環再生指標」調査
度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
実施日
8月1日(日)
8月7日(日)
8月5日(日)
参加人数
74
54
73
調査地点
78
70
87
以下は指標に基づく数値結果(5点満点)
水
質
3.7
3.7
3.9
水
量
3.2
3.0
3.1
3.5
3.4
3.9
生 態 系
水
辺
3.0
3.1
3.2
平
均
3.4
3.3
3.5
※ 8月の一斉調査の他に、毎年度5,8,11,2月の計4回、定点観測を水質
ボランティア(32 人
H25.4.30 現在)により行った。
3
期待される効果
水辺に関心を持つ市民が増え、良好な水環境が形成される。また、継続して行
うことにより、水環境に関する事業の効果を検証できる可能性がある。
4
今後の検討課題
参加人数が減少している。小中学生の参加を増やすことも必要である。
また、調査結果を客観的に評価する方法の確立が困難。定点の継続監視による比
較や同一河川による同日調査による上下流比較など、調査の工夫が必要である。
13
3
災害
【基本方針】
雨を流域にとどめて水害を減らし、渇
水や震災に備える。
降った雨がすぐに川に流れ出ないように森林の保全、川の整備及
び浸水被害を軽減する施設の整備を進めることにより、水害を減ら
します。
また、これにより流域に多くの雨をとどめ、渇水の軽減や、震災・
火災時に利用できる水を確保できるようにすることにより災害に強
い岡崎市にして行きます。
重 点 施 策
重点施策名
3-1
担
河川課
当
課
実 施 年 度
1
遊水地の整備
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
平成9年に河川法が改正されたことに伴い、概ね 30 年間を目標とした具体的
な整備を示す「乙川圏域河川整備計画」(H19.6 変更)が策定され、乙川にお
ける戦後最大の被害を記録した昭和 46 年8月洪水規模を対象に、河道改修と遊
水地整備により対処する方針が示された。
2
施策内容
乙川遊水地
平成 24 年度の内容
3
計画面積
約 17.2ha(左岸
調節容量
約 70 万㎥(150 ㎥/秒)
地下水位調査
美合町地内)
12 箇所
期待される効果
⑴
豪雨時における河川水位の上昇に伴い、雨水の一部を遊水地に流入させるこ
とで、下流河川への負担を軽減すると共に、ピーク流量がカットされることか
ら、水害等の発生を軽減する働きがある。
⑵
野球やソフトボールなどの多目的利用のほか、ビオトープなどの整備を取り
入れることで、人が集まり自然に親しむことができる環境づくりが期待でき
る。
4
今後の検討課題
整備計画に対する地権者の皆様からご理解、ご協力を頂くと共に、用地購入や
整備促進に対する財源の確保が重要な課題となる。
乙川遊水地整備は、「乙川圏域河川整備計画」(H19.6 変更)に基づき進めら
れていく計画であったが、平成 20 年8月末豪雨により被害のあった、伊賀川、
鹿乗川、広田川、砂川、占部川の一級河川5河川の床上浸水対策特別緊急事業が
優先されることとなったため、休止となった。このため、床上浸水対策特別緊急
事業完了後速やかな事業開始を、引き続き愛知県に働きかけていく。
14
重 点 施 策
重点施策名
3-2
担
下水工事課
当
課
実 施 年 度
1
下水道の整備(雨水)
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
近年、自然条件の変化に伴う局地的な集中豪雨の増加や、都市化の進展に伴う
浸水被害の顕著化により、市街地の浸水被害が頻発している。本市においても、
平成 20 年8月末豪雨では 3,000 棟を超える家屋が被災するなど甚大な被害が発
生している。
このような背景から、特に被害が大きかった地域において緊急的な雨水整備計
画を策定し、雨に強いまちづくりの達成を目指す。
2
施策内容
⑴
事業計画
内容・年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
流域関連公共下水道事業認可区域
5,437 ha
5,437 ha
5,437 ha
整備面積
4,239 ha
4,292 ha
4,318 ha
達成率
78.0 %
78.9 %
79.4 %
⑵
平成 20 年 8 月末豪雨災害以降の浸水対策計画策定地区(策定中の計画を含
む)
・雨水ポンプ場の整備・・・大門 P、中島 P、針崎 P、六名 P、福岡 P、八帖 P
・雨水管の新設
・・・伊賀川地区、井田南・日名地区、島地区、栄地区、
大平地区
・雨水貯留管の新設
・・・久後崎地区
※P・・・ポンプ場
3
期待される効果
対象地区に重点的な整備を行い、平成 20 年8月末豪雨再現における床上浸水
を解消する。
4
今後の検討課題
浸水対策事業の効果を早期に発現させるため、合理的な事業計画を策定する必
要がある。一方で雨水対策事業には莫大な建設費用が必要とされ、事業の長期化
が予想される。そのため、段階的な整備や関連事業のフィードバックにより常に
15
計画を最適化しながら事業を推進しなければならない。また、関係機関や市民の
理解・協力を得ながら事業推進に努めることが重要である。
16
重 点 施 策
重点施策名
3-3
担
環境保全課、
当
課
実 施 年 度
雨水の有効利用に配慮した指針づくり
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
1
目的、背景及び必要性
雨水を一時的に貯留したり、浸透することは、洪水防止や上水道の節水に役立
つほか、地下水の涵養にも寄与する。したがって、市が建設する一定規模以上の
公共施設については、雨水貯留浸透・雨水再利用施設の設置を義務付けるなどの
雨水有効利用に配慮した公共施設の設置指針を作成するものである。
2
施策内容
岡崎市雨水流出抑制作業部会の開催
・目 的 岡崎市防災基本条例第 14 条に、市・市民・事業者は雨水の流出の抑
・日
時
・参加者
制に努めなければならない旨が記載されているが、具体的に何をやる
べきか決まっていないので、関係各課の意見を集約して、方向性を決
める。
第 1 回会議 平成 24 年 12 月 17 日 14 時から
第2回会議 平成 25 年1月 16 日
14 時から
防災危機管理課、河川課、下水工事課、農地整備課、道路維持課、建
築指導課、建築家、教育委員会施設課、環境総務課、環境保全課
3
期待される効果
雨水流出抑制に関して、関係各課の意見を集約することにより、合理的で、効
果的な施策の立案が可能である
4
今後の検討課題
より効果的な対策を行うには、市民・事業者の協力が不可欠であるが、そのた
めには、まず市が公共施設の雨水流出対策を積極的に行って、手本を示さなけれ
ばならない。
17
重 点 施 策
重点施策名
3-4
担
下水施設課、廃棄物対策課
当
課
実 施 年 度
1
雨水貯留浸透施設設置補助事業
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
近年、都市化が進み、緑地や農地が減少する一方、地面が工作物で覆われてき
た。雨水は地下に浸透しにくくなり、大雨の際には河川や水路の許容以上の雨水
が流れ込み、浸水被害がたびたび発生するようになった。
こうした問題に対処する方法の一つとして、雨水を貯留する・浸透させる施設
の設置者に対して費用を補助することにより、市民と市が協働して快適な水環境
を作り出す取組とするものである。
2
施策内容
次の内容を補助する。
(下水施設課)
・雨水貯留施設(雨水貯留タンクの材料費、既設浄化槽改造の工事費・材料費)
・雨水浸透施設(浸透ます・浸透管・浸透側溝の工事費及び材料費)
・補助対象区域は公共下水道事業認可区域内
・補助率は、工事費・材料費の3/5以内
・上限は9万円
(廃棄物対策課)
・雨水貯留施設(既設浄化槽改造の工事費・材料費)
・補助対象区域は浄化槽整備区域内
・上限は9万円(要する費用が補助額上限を下回る場合はその額とする。)
※平成 25 年 4 月現在の補助額
3
期待される効果
・雨水を一時的に貯留し、河川や下水道への負担を軽減する。
・水源涵養の大切さの意識拡大
4
今後の検討課題
・利用者への啓蒙普及(制度の公知を行う。)
・個人が対象者であるため、制度への理解を随時行う。
・予算枠の維持
18
雨水貯留浸透施設設置補助事業年度別実績
H25.3.31
雨水貯留施設
年度
①既設浄化槽改造
件数
③雨水浸透施設
②貯留タンク
貯留量(㎥) 件数 貯留量(㎥)
件数
現在
雨水貯留浸透施設
貯留量(㎥)
年度別件数
(①+②+③)
下水施設課実施分
平成 16 年度
20
57.75
8
4.05
1(舗装)
平成 17 年度
28
52.92
18
8.5
-
平成 18 年度
49
137.75
32
13.34
平成 19 年度
59
135.22
19
6.9
平成 20 年度
43
86.64
44
平成 21 年度
46
98.77
平成 22 年度
35
平成 23 年度
平成 24 年度
39.0
-
1(舗装)
29 件
46 件
71.0
82 件
1(桝)
(0.12)
79 件
10.75
1(桝)
(0.12)
88 件
77
22.64
1(舗装)
13.5
124 件
87.81
59
16.09
-
-
94 件
19
46.32
52
17.85
-
-
71 件
7
16.80
49
<0.11>
57 件
9.68 1(浸透管)
廃棄物対策課実施分
平成 24 年度
1
1.43
123.5
累計
307
721.41
358
109.8
6
(0.24)
<0.11>
※ 23 年度以降、浸透性舗装の補助廃止
19
671 件
4
水辺環境
【基本方針】
岡崎在来の豊かな自然とふれあえ
るまちをつくる。
豊かな水量、きれいな水の確保とともに生き物が棲みやすい水辺
環境の整備及び散策、釣りや水辺遊びなどの人が水辺と親しめる環
境の整備を進めます。さらに、岡崎市在来の生きものを保護し、生
態系に影響を与える外来種を駆除します。
重 点 施 策
重点施策名
4-1
担
環境保全課
当
課
実 施 年 度
1
水辺の竹害駆除
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
繁殖力の強い竹により川が覆われ水辺が見えない、近づけないなど親水性の低
下による水辺環境の悪化が進んでいる。また、生態系の面においても繁殖力の強
さから既存の植生を破壊する、生態系を単純化させるなどの問題が生じている。
一方、竹の根は広範囲に広がることから土砂崩れを防止する機能がある。水辺環
境を改善するため、土砂崩れの可能性に注意を払いつつ、行政・地域住民・関係
団体などが協力して竹林の伐採などを行う。
2
施策内容
河川環境美化モデル事業として乙川河川敷で竹林の伐採を実施した。
・目
的
環境美化、親水性の向上、良好な魚場周辺環境の確保、竹等の異常繁
茂から桜を保全
・日
時
平成 24 年 11 月 18 日(日)
・場
所
乙川河川敷(小美町殿街道地内
・参加者
3
午前9時~11 時
美保橋下流右岸)
岡崎市漁業協同組合 20 人、小美町 15 人、岡崎市 7 人
計 42 人
期待される効果
・親水性の向上
・生物多様化の向上
・環境意識の向上
4
今後の検討課題
伐採した竹を焼却処分するために搬入する場合には、枝払いをし、1m以下に
切って縛るなど、処分するのに非常に手間がかかる。また、今後は伐採した竹を
廃棄物として処分するのではなく、有効利用を検討する必要がある。
20
重 点 施 策
重点施策名
4-2
担
農地整備課
当
課
実 施 年 度
1
農業用水路の上部利用
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
国営新矢作川用水農業水利事業により、用水の安定取水・配水の確保及び維
持管理の軽減を図る目的でパイプライン化された幹線水路上部を親水空間・憩
いの場として整備し、農業用水が有する地域用水機能の増進と維持するための
諸活動や組織化への取り組みを支援する。
2
施策内容
⑴
国営新矢作川用水農業水利事業(北野幹線水路・六ツ美幹線水路)
管理用道路・せせらぎ水路の整備:1式・・・平成 23 年度で整備完了
⑵
県営水環境整備事業(北野幹線水路・六ツ美幹線水路)
植栽・休憩施設・遊歩道等の整備:1式・・・平成 24 年度で整備完了
⑶
3
日常の維持管理を行う地元組織への支援
期待される効果
・親水性の向上
・農業用水利施設への関心度の向上
・市民との連携強化
4
今後の検討課題
施設の維持管理を地域ぐるみで取組んでいただくため、地元で活動組織を立ち
上げているが、継続には市の支援が必要である。
また、地元活動組織と連携して施設の定期的な点検、植栽管理など、安心して
利用できるように適切に実施していく必要がある。
21
重 点 施 策
重点施策名
4-4
外来種駆除のためのイベント、池干し時の魚つかみどり大会の
実施
担
当
課
実 施 年 度
1
自然共生課
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
⑴
オオクチバス等の特定外来生物を駆除することにより、本来の生態系への回
復を図る。
⑵
市民が特定外来生物の駆除に参加することにより、特定外来生物が在来生物
に与える影響を理解し、外来生物対策への意識向上を図る。
2
施策内容
日
時
池の名称
駆除した特定外来生物
オオクチバス
ブルーギル
8 月2日
唐入池
竜泉寺町
30 匹
1,000 匹以上
※地元の了解のうえ、コイも駆除
15 匹(コイは世界の侵略的外来種ワ
ースト 100 に指定)
合計 130 キロ
オオクチバス
11 月 30 日
椿立池
小美町
30 匹
ブルーギル
5,000 匹以上
ウシガエル
1匹
合計 130 キロ
3
焼却処分
焼却処分
期待される効果
特定外来生物を駆除することにより、唐入池・椿立池下流域に悪影響を与えか
ねない危険要素を排除できた。また、平成 24 年度から自然環境保全推進員にも
市民ボランティアとして駆除に参加いただいたことにより外来生物に関心を持
つ市民が増え、健全な生態系の維持が期待できる。
4
今後の検討課題
現在、生産組合長宛に池干しを行う場合は連絡を入れるように通知文を発送し
22
ているが、連絡が無いのが実情である。池干しを行うため池の情報収集網の整備
が必要である。
また、多くのため池に釣り目的で外来魚等が入れられ生態系が壊されている
が、ため池の多くは地元所有・管理であり、外来魚等の捕獲・駆除などを地元に
託すことは困難であることから、行政が計画的に対応すべきと考える。
23
重 点 施 策
重点施策名
4-5
担
農地整備課
当
課
実 施 年 度
1
魚の遡上を阻害する構造物の改修
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
農業用に利用している藤川町地内の用排水路は、頻繁に水害を発生させている
ため、被害の軽減を図るために暫定改修を行うものである。
また、現地生態系調査の結果、多く水生生物の生息が確認されたため、環境に
配慮した改修工事を行う。
2
施策内容
工事対象延長
L=183m
平成 23 年度
L= 61m
平成 24 年度
L= 59m
複断面形式
組立水路Ⅱ型 H900×B700
魚巣ブロック、スロープパネル、グリーンパネル、魚道
3
期待される効果
工事による環境に与える影響を最小限にする
魚巣ブロック
4
:
魚類・水生生物・昆虫類などの水辺の生物環境に配慮
スロープパネル:
水路内に落ちた小動物の脱出用
グリーンパネル:
パネルからの植生を促進
魚道
主にドジョウを対象
:
今後の検討課題
・工事中の濁水の発生を抑制し、下流の水生生物に悪影響を与えない。
24
重 点 施 策
重点施策名
4-6
担
河川課
当
課
実 施 年 度
1
多自然川づくりの推進
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
平成9年の河川法改正に伴い、それまでの「治水」「利水」に加えて「河川環
境の保全」が定められた。その後、平成 20 年4月に「中小河川に関する河道計
画の技術基準」が国により定められ、多自然川づくりが進められている。
2
施策内容
中小河川における多自然型川づくりの全面的な展開を促進することで、良好な
河川環境を実現する。
3
期待される効果
河川が、本来有している生物の生息・生育・繁殖環境及び、多様な河川環境を
保全・創出することができる。
平成 20~24 年度の内容(単位:m)
H20
H21
H23
H24
合計
一級河川伊賀川
500
400
610
1,510
一級河川鹿乗川
50
0
105
155
一級河川広田川
500
267
360
500
700
2,327
一級河川砂川
160
208
50
40
50
508
780
860
890
1,400
3,930
140
140
一級河川占部川
準用河川上地新川
4
H22
今後の検討課題
平成 20 年8月末豪雨を受け、市内5河川(伊賀川、鹿乗川、広田川、砂川、
占部川)について、多自然アドバイザーによる助言を受けて緊急改修を進めてお
り、今後の河川改修に反映できるように、更に研究していく必要がある。
25
重 点 施 策
重点施策名
4-7
担
自然共生課
当
課
実 施 年 度
1
ホタルの保護活動・飼育活動の実施
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
ゲンジボタル発生地として国の天然記念物(全国で 10 か所)に指定されてい
るホタルを絶やさないように、ホタルの発生している地域や発生可能な地域の小
中学校に保護・飼育活動を呼びかけ保護活動を行う。
また、ホタル観賞会などを行い、環境意識の向上を図る。
2
施策内容
⑴
ホタルの生息数の確認
額田地域において生息数の調査を 25 地点において実施。
⑵
ホタル観賞会の実施
おかざき自然体験の森においてホタル監視を6月1日~17 日まで、観賞会
を6月8日(金)・9日(土)に実施
⑶
岡崎市ホタル学校の開設(鳥川町地内)
学区の統廃合により、平成 22 年 3 月で閉校となった鳥川小学校の校舎を活用
し、岡崎市のホタル保護活動の拠点及び環境学習施設として整備し、平成 24
年4月にオープンした 。
ホタルに関するイベントの他、鳥川町の自然を活かした自然観察イベントな
どを開催した。
◆イベント回数:39 回
自然観察
自然体験
自然学習
山歩き
参加人数
24 年4月 14 日(土)
24 年5月5日(土)
24 年6月 10 日(日)・
24 日(日)
24 年7月 14 日(土)
24 年8月 11 日(土)
24 年9月8日(土)
24 年 11 月 25 日(日)
24 年7月 22 日(日)・
8月5日(日)
24 年8月5日(日)
24 年8月 25 日(土)
24 年 10 月 14 日(日)
25 年1月 19 日(日)
24 年 10 月 27 日(土)
24 年 12 月2日(日)
1,578 名
ホタルの里の植物観察会
ホタルの里の野鳥観察会
ホタルガイドツアー(2回)
13 人
4人
58 人
この生き物は在来種?
チョウ・トンボの標本作り
ホタルの川の生き物調査
秋のバードウォッチング
ホタル自由研究教室(2回)
21 人
14 人
14 人
9人
53 人
昆虫教室
ホタルの里でネイチャーゲーム
秋の自然とネイチャーゲーム
体験!水の不思議
ホタルの里の山歩きイベント
紅葉の里山トレッキング
26
31 人
35 人
28 人
31 人
185 人
23 人
もの
づくり
環境整備
地元
名所見学
講演会
その他
3
25 年1月 19 日(日)
25 年2月 17 日(日)
25 年3月 20 日(祝)
24 年4月7日(土)
24 年 11 月 10 日(土)
24 年 12 月9日(日)
25 年3月9日(土)
24 年7月7日(土)
24 年 10 月7日(日)
24 年 12 月 16 日(日)
24 年5月 12 日(土)・
9月 15 日(土)
25 年3月 31 日(日)
24 年6月 17 日(日)
24 年4月 22 日(日)・
6月 15 日(金)・
7月 21 日(土)
24 年6月2日(土)・
9日(土)・23 日(土)
24 年6月 16 日(土)
24 年8月 16 日(木)
25 年3月 24 日(日)
冬の音羽富士トレッキング
冬の水晶山トレッキング
春分の額堂山トレッキング
ビーズでホタルを作ろう
ホタルのランプシェード作り
自然素材でリース作り
コンパスアートでおもちゃ作り
ホタルの里クリーン大作戦
ふる里の山路をつくろう
間伐でホタルの里づくり
平成の名水百選めぐりツアー(2回)
22 人
38 人
31 人
20 人
9人
50 人
14 人
24 人
35 人
11 人
37 人
とっかわ文化財巡りバスツアー
講演会「ホタルはなぜ光る?」
ホタルの里親教室(3回)
17 人
40 人
38 人
写真教室「ホタルを写そう」(3回)
50 人
鳥川ホタルまつり
ホタル生息地バスツアー
ホタルの幼虫放流式
500 人
13 人
110 人
期待される効果
ホタルを通じての環境教育及び環境学習並びにホタル保護活動の支援やホタ
ル飛翔数を毎年同じ地点で調査することにより、ホタル飛翔データが累積でき、
今後のホタル保護活動に活用できる。また、新しく開設した「ホタル学校」を含
め、市民参加のホタル観賞会やホタルを取り巻く自然環境に関する観察会・学習
等を行うことにより、ホタル保護活動の支援や、ホタルを通じた水環境意識の向
上が期待できる。
4
今後の検討課題
ホタル生息調査員の確保が困難で、調査地点が年々減少している。調査員を維
持、増加することが今後の課題である。
27
5
水との関わり
【基本方針】
水との関わりを深め、水を通してつな
がりあう。
水との関わりのある文化活動を活性化させるとともに、水環境に
ついて学ぶ機会を増やします。各種文化活動や水環境保全のための
活動に積極的に参加することを通じて岡崎市民が一体となり、全員
で岡崎市の水環境をよくしていこうとする社会の実現を目指します。
重 点 施 策
重点施策名
5-1
ボランティア講師による環境学習の推進
担 当 課
実 施 年 度
自然共生課、環境総務課、環境保全課
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
1
目的、背景及び必要性
本市の環境を良くするには、将来を担う子供たちに対する環境教育が重要であ
り、そのために保育園、小中学校や地域の環境学習をさらに発展、拡大する必要
がある。
2 施策内容
(1) おかざきエコプロジェクト
地域の自然を大切にする心や環境を守るために行動する力を育むことを目
的とした、幼児の環境教育プログラムであり、幼稚園・保育園の環境学習を積
極的に推進している。
実施回数 94 回 3,158 人
(2) 小中学校における環境教室
小中学校における環境教育をより効果的に進めるために、市職員又は地球温
暖化防止隊の会員を講師として派遣している。
実施回数 78 回 3,573 人
(3) 地域における環境学習
環境について自主的に学び、実際に行動するきっかけするために、地域住民、
地域団体などを対象として開催している。要請があれば、事業所における研修
等にも出向いている。市職員又は地球温暖化防止隊の会員を講師とし、参加体
験型となるように工夫している。
実施回数 10 回 206 人
(4) 自然保護活動者養成講座
失われつつある貴重な湿地や生物多様性の保全上重要な里山等の保全を図る
ため、自然環境に興味のある人を対象に、自然保護及び保全に必要な基礎知識
の習得や保護活動において中心的な役割を担う人材の育成を目的とした講座を
実施している。
初級 5回 89 人
中級 2回 25 人
3
4
期待される効果
市民一人一人の環境配慮に向けた自主的な取組が期待される。
今後の検討課題
環境学習の増加に伴い、講師を市職員以外の人に行っていただくことの検討が
必要である。
28
重 点 施 策
重点施策名
5-3
「水辺ふれあいマップ」の作成
担 当 課
実 施 年 度
環境保全課
平成 24 年度、平成 25 年度以降
1
目的、背景及び必要性
水辺に関する意識の高揚と水環境の保全に役立てるため、水辺を多面的に観察
できる河川の水辺環境マップを作成する。
2
施策内容
⑴ 伊賀川水辺マップ
平成 21 年度に愛知県水地盤環境課の事業として、同課が伊賀川を美しくす
る会にふれあいマップの作成を委託し、作成した。
<伊賀川フォト散策>
伊賀川水辺マップを持って、伊賀川を写真を撮りながら歩き、伊賀川の美し
さ、すばらしさを再認識するきっかけづくりを目的とする「伊賀川フォト散策」
を実施した。
・日 時 平成 25 年3月 30 日(土) 午前 10 時から午後 0 時
・場 所 伊賀八幡宮(伊賀川沿いを自由散策)
・参加者 約 80 名
・写 真 22 名(79 点)から応募があり、8点が入賞
入賞作品は伊賀八幡宮で展示中
⑵
菅生川水辺マップ
平成 22 年度に岡崎市が菅生川を美しくする会に委託し、同会の鈴木雅美氏
を中心に作成した。マップには、菅生川の四季、鳥、水中生物、橋に関する内
容や岡崎城を中心とした歴史と文化に関する内容も記述している。
現在、岡崎城、六所神社、東岡崎駅観光案内所に配置するとともに、流域の
小学校においても環境学習などで利用している。
⑶
乙川水辺マップ
平成 23 年度に岡崎市が人間環境大学に委託し、同大学の学生を中心に作成
した。マップには、乙川上流域の名所、水中生物に関する内容や岡崎のゲンジ
ボタルの保全団体に関する内容も記述している。
現在、環境保全課窓口、森の総合駅等で配布している。
<乙川水辺散策ツアー>
平成 23 年度に人間環境大学が乙川水辺マップを作成した。これを機に市内
の大学生にも乙川の水環境のすばらしさを知ってもらい、水の大切さを再認識
するきっかけづくりを目的として、乙川水辺散策ツアーを行った。
・日 時 平成 24 年6月9日(土) 午後2時から
・場 所 名鉄本宿駅→森の総合駅→かおれ渓谷→千万町茅葺屋敷→
白髭神社(乙川水源)→くらがり渓谷(男川水源)→男川やな(食事)
29
・参加者
→ホタル学校→名水百選・ホタル見学→名鉄本宿駅
9名
3
期待される効果
市民の水環境への関心が高まり、その結果、良好な水環境が保全される。
4
今後の検討課題
作成した水辺マップのより効果的な活用方法の検討。
30
重 点 施 策
重点施策名
5-4
担 当 課
実 施 年 度
環境保全課
平成 24 年度
1
乙川サミット
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
乙川流域全体の環境活動を活性化するため、平成 20 年度より開催している。
第1回は「乙川の水はきれいか」をテーマに水質について会議を行い、第2回
は「豪雨から水循環を考える」をテーマに、洪水対策を水循環の視点から捉え
るシンポジウムを行い、第3回は、平成 22 年度は愛知・名古屋で COP10 が開
催されたこともあり、「流域の自然」をテーマに会議を行った。第4回は、「行
動する乙川サミットへ、まず一歩を!」をテーマに、乙川サミットの関係団体
の行動計画を策定した。
行動計画
2 施策内容
(1) 日時
(2) 場所
(3) 参加
(4) 内容
H24:森林の保全活動
H25:乙川流域の一斉清掃
H26:竹林の伐採
平成 24 年 11 月 24 日(土)9:00~15:00
岡崎市千万町町地内
乙川サミット関係者約 20 人 全体では 33 人
森林の公益的機能についての学習、間伐体験(森林の保全活動)
3
期待される効果
乙川サミットを機に各団体が今まで以上に連携を強化することにより、乙川流
域が将来に誇れるすばらしいものになることが期待される。
4
今後の検討課題
これまでの会議によって、関係団体の連携意識の醸成や参加団体間の情報共有
ができたので、今後は関係団体で共同事業を実施するなど、一緒に行動をし、連
携を強化することが必要である。
31
重 点 施 策
重点施策名
5-5
担
環境保全課、環境総務課
当
課
実 施 年 度
岡崎水辺百選の実施
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
1
目的、背景及び必要性
将来に残したいすばらしい水環境を保全するため、第一ステップとして、フ
ォトコンテストを数年開催し、第 2 ステップとして水辺百選を選出するものと
する。
2 施策内容
⑴ 施 策 「再発見 環境フォトコンテスト」
⑵ テーマ 市内の緑や水辺等自然の大切さを再認識できるものを題材とし、将
来に残したい「いいところ」や今すぐ改善しなくてはならない「わ
⑶
⑷
⑸
⑹
⑺
⑻
募
主
応
審
各
表
集
催
募
査
賞
彰
るいところ」の写真作品を募集。
平成 24 年7月1日~平成 24 年9月 28 日
岡崎市環境まちづくり市民会議
36 点
環境まちづくり市民会議にて各賞を決定。
大賞1点、優秀賞5点
受賞者には表彰状及び受賞記念品を贈呈した。
3
期待される効果
自然環境に対する意識啓発が推進すると同時に、自然環境保全などの活動のき
っかけとなる。
4
今後の検討課題
「環境フォトコンテスト」は、岡崎市環境基本計画の市民・事業者・行政協働プロ
ジェクトとして位置づけられ、平成 21 年度に第 1 回を開催し、今年度(平成 24
年度)が4回目である。まちの中の貴重な自然を見つめるきっかけにはなってい
ると思われるが、このコンテストを数年行った後、このデータ(場所)を水辺百選
として選出できるか疑問である。今後、フォトコンテストの応募状況を見極めな
がら、水辺百選の選出には新たな方策を検討することとする。
32
重 点 施 策
重点施策名
5-6
担
自然共生課
当
課
実 施 年 度
1
「森の駅」事業の拡充
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
⑴
岡崎市における「水資源」と「豊かな自然環境」を将来にわたり継承するた
め、保全し活用していくことを大きな目的とする。
⑵
「自然環境」の多様な役割を学び・体験する機会を提供し、市民の自然環境
への理解と保全育成活動への協力を図る。
⑶
「自然環境」を守り育て自然と共生してきた「地域の生活文化」の継承と地
域資源を活用した地域振興と市民交流の支援促進を図る。
2
施策内容
⑴
森の駅イベント
各森の駅においてイベントを開催し、森の駅事業の充実を図った。
森
の
駅
イベント名
開催日
内
容
参加人数
人
森の総合駅
森の総合駅イベント
見
自然素材での工作、展示ほか
1,496
会
4月14日
ヤマザクラの花見
初日の出を見る会
1月1日
山頂から初日の出を見る
300
茅 葺 の 里
いなか暮らし体験
8回
農業体験など
682
くらがり渓
自
10回
植物等自然観察
199
おおだの森
花
8回
然
観
察
会
40
谷
おかざき自然
体験の森
体 験 プ ロ グ ラ ム
191回
自然観察、農業体験など
わんPark
自然遊びプログラム
28回
野外遊び
⑵
2,289
545
環境啓発イベント
森の駅啓発事業としてイベントを開催した。
イベント名
開
催
日
内
容
会
場
参加人数
人
わんぱくフェスタ
7月28日
渓谷での自然遊び
乙川(井沢町)
63
おと川リバーヘッド大作戦
8月18日
間伐体験
石原町
19
11月24日
間伐体験
千万町町
17
33
3
期待される効果
子どもから大人まで参加できるイベントを開催し、自ら体験することで、自然
環境に興味を持ち、自発的に意欲を持って学習し、環境に対して必要なことを考
え実践することができるようになることが期待される。
4
今後の検討課題
できるだけ多くの人に参加してもらい、また、参加者が自然環境について体感
してもらえるイベントを開催すること。
環境問題については、理解していても、実際に保全活動に参加したりする人は
限られている。できるだけ多くの人が活動をしていくように、イベントを活用し
ていくこと。
短期間で結果が得られる事業ではないため、継続して事業を進めていくこと。
34
重 点 施 策
重点施策名
5-7
担
企画課、環境保全課
当
課
実 施 年 度
1
矢作川流域における関係団体との連携
平成 24 年度
、平成 25 年度以降
目的、背景及び必要性
⑴
公益財団法人矢作川水源基金:西三河地域の水需要の増加と水害防止に対
処するため、矢作川水系における治水と水資源涵養に重要な機能を果たして
いる森林の整備、並びに洪水調節と水資源開発に伴う影響緩和を、矢作川水
系の上下流地域が一体となって推進するために、昭和 53 年2月に設立され
た。構成は、愛知県 及び 矢作川流域の 10 市町(岡崎市、碧南市、刈谷市、
豊田市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町)
※平成 24 年度より財団法人から公益財団法人に変更
⑵
西三河地域水循環再生地域協議会:西三河の水循環の総合的な改善に向け、
県民、事業者、民間団体、行政が連携、協働して健全な水循環を再生するため
に設置。構成は、事業者等(9)、市町(19)、国(3)、県(10)の 44 団体
事務
局は、愛知県水地盤環境課
⑶
矢作川流域圏懇談会:河川管理者が中心となり、各組織のネットワークを図
り、流域住民と関係者が交流を深め、討論する場とする。構成は、行政から3
省1庁、3県 13 市7町2村、学識経験者から 11 人、民の関係団体から 14 団
体、市民団体等から 30 団体8個人
2
施策内容
⑴
公益財団法人矢作川水源基金
・水源林対策事業に要する経費に対し助成を行う。
・「水源林対策事業」として森林整備を実施(林務課)
・上下流域の相互の理解と交流を図るための事業を行う。
水源地体験事業、地域交流事業を年次計画により実施
※構成市町で持ち回り実施し、平成 24 年度は千万町町にて地域交流事業を
実施
日
時
平成 24 年8月 11 日(土)
場
所
宮崎財産区有林及び旧千万町小学校
参 加 者
安城市及び幸田町在住の小学生等の親子 57 名
事業内容
間伐及び木工体験
35
⑵
西三河地域水循環再生地域協議会
流域モニタリング(5月を中心)、行動計画のフォローアップ、民間団体との
意見交換等
⑶
矢作川流域圏懇談会
・全体会議を2回開催(①取組方針について②3ヶ年の総括)
・市民企画会議(WG)を部会ごとに概ね月1回開催
山部会(10 回)川部会(8回)海部会(8回)
・勉強会を3回開催(土砂管理2回、三河湾の課題と対策1回)
3
期待される効果
矢作川水系によって結ばれる上下流地域が一体となって、『豊かできれいな
「水」づくり』『災害に強い大地づくり』を目指す。
4
今後の検討課題
自治体間や上流地域、中流地域、下流地域、海辺地域など連携が強化され、継
続した活動が期待される。矢作川水源基金は、愛知県及び流域市町からの負担金
と基本財産の運用益によって事業運営を行っているが、近年、低金利が続いてお
り、水源林対策事業積立金を取り崩して事業を実施している状況にある。安定的
な財源確保が課題になっている。
36
37
6
その他
重 点 施 策
重点施策名
【新】2-5
担
環境保全課、
当
課
実 施 年 度
平成 24 年度
雨天時の水質調査
、平成 25 年度以降
1
目的、背景及び必要性
河川における水質調査は晴天時に行われており、雨天時にどれだけの汚濁水が
流出しているのかは、今まで調査が行われなかった。したがって、雨天時おける
河川の水質、負荷量を測定し、今後の対策の基礎資料とする。
2
施策内容
豊橋技術科学大学が乙川の雨天時の汚濁負荷量調査を実施(岡崎市が支援)
・日 時
晴天時調査 平成 24 年 10 月 26 日
雨天時調査 平成 24 年9月 30 日
・調査地点 乙川(明大寺水位観測所)
・調査項目 流量、BOD、全窒素、溶存態窒素、全リン、溶存態リン
・考 察
雨天時のリン負荷量の増加が顕著であり、その大部分は懸濁態リン
である。したがって、農地や山林等の土壌に存在していた栄養塩が
雨水とともに河川に流入したと推測される。
3
期待される効果
雨天時において、田畑、山林、生活系、事業系から、それぞれどの程度の汚濁
が流出しているかを算出でき、今後の対策の基礎資料となる。
4
今後の検討課題
調査の精度を上げるために、地目別面積や、工場排水の排水量・水質、浄化槽
の設置状況などの詳細なデータの収集が必要である。
38
岡崎市水環境創造プラン
~私たちでつくる、
水・みどり・生きもの豊かな里川のまち
岡崎市環境部環境保全課
〒444-8601 岡崎市十王町2丁目 9 番地
℡0564-23-6861 Fax0564-23-6536
E-mail:[email protected]
Fly UP