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佐賀市スポーツ推進計画(案)【 PDFファイル:18.32 MB 】
佐賀市スポーツ 佐賀市スポーツ推進 スポーツ推進計画 推進計画 (案) 平成 27年度~ 年度~平成31 平成31年度 31年度 ~市民がいつでも、どこでも、いつまでもスポーツに接することのできる環境づくり~ 佐賀市教育委員会 市民総参加子ども育成運動 子どもへのまなざし運動 -推進中!!- 目 次 第1章 スポーツ推進 スポーツ推進計画策定 推進計画策定にあたって 計画策定にあたって 1 策定の 策定の背景と 背景と趣旨 2 計画の 計画の位置付け 位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・1 3 計画の 計画の期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2章 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の概要 1 スポーツ推進 スポーツ推進の 推進の目指す 目指す姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 目標達成のための 目標達成のための成果指標 のための成果指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 成果指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の柱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ・・2 (1)生涯スポーツの 生涯スポーツの推進 スポーツの推進 (2)競技スポーツの 競技スポーツの推進 スポーツの推進 (3)スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備と 整備と活用 4 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の体系図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 第3章 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の内容 1 生涯スポーツの 生涯スポーツの推進 スポーツの推進 (1) いつでも! いつでも!スポーツ <ライフステージに応 ライフステージに応じたスポーツの推進 じたスポーツの推進> 推進> ・・・ 4 (2) 子どもへのまなざし“ どもへのまなざし“100% 100%”!スポーツ <スポーツを通 スポーツを通した青少年 した青少年の 青少年の健全育成> 健全育成> ・・・・・ 7 (3) みんなで! みんなで!スポーツ <障害者スポーツの 障害者スポーツの推進 スポーツの推進> 推進> ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ 8 (4) ささえよう! ささえよう!スポーツ <スポーツの場 スポーツの場を支える人材 える人材の 人材の養成・ 養成・支援> 支援>・・・10 ・・・10 (5) おしえて! おしえて!スポーツ <スポーツ情報 スポーツ情報の 情報の充実> 充実> ・・・・・・・・・・・・11 ・・・・・・・・・・・・11 2 競技スポーツ 競技スポーツの スポーツの推進 (1) (2) (3) (4) スポーツ指導者等 スポーツ指導者等の 指導者等の資質向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 競技力向上のための 競技力向上のための連携 のための連携と 連携と支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・14 ・・・14 各種競技大会の 各種競技大会の開催支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 スポーツ好循環 スポーツ好循環の 好循環の創出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3 スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備と 整備と活用 (1) (2) (3 ) (4) スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備・ 整備・充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の管理・ 管理・運営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・18 学校体育施設の 学校体育施設の有効活用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 施設の 施設の情報提供の 情報提供の充実 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・20 第1章 スポーツ推進計画策定 スポーツ推進計画策定にあたって 推進計画策定にあたって 1 策定の 策定の背景と 背景と趣旨 本市はこの 5 年の間、平成 21(2009)年度に定めた「佐賀市スポーツ振興基本計画」に基づき、 市民が生涯を通じてスポーツを楽しめる環境づくりを目標にスポーツの振興を行ってきました。 この間、国では、平成 22(2010)年に「スポーツ立国戦略」を発表し、平成 23(2011)年 にスポーツに関する法律「スポーツ基本法」が制定され、平成 24(2012)年には「スポーツ基本 計画」を発表するなど、国のスポーツへの取り組みが大きく変化し、展開されてきています。 「スポーツ基本法」の前文では、 「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々 の権利であり」、 「全ての国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環 境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、又はスポーツを支える活動に参画すること のできる機会が確保されなければならない」ことや、「スポーツは、次代を担う青少年の体力を向上 させるとともに、他者を尊重しこれと協同する精神、公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培い、実践 的な思考力や判断力を育む等人格の形成に大きな影響を及ぼすもの」としています。 さらに、 「スポーツは、人と人との交流及び、地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力 を醸成」し、 「地域社会の再生に寄与するもの」であり、 「心身の健康の保持増進にも重要な役割を果 たすものであり、健康で活力に満ちた長寿社会の実現に不可欠なもの」として、これらの考えに立っ た、新しい時代におけるスポーツの価値や意義、スポーツの果たす役割の重要性が示されるとともに、 国や地方公共団体の責務、スポーツ団体の努力等を明らかにしました。 そこで本市は、前計画に基づくスポーツ振興の成果と課題、そして国の新しいスポーツの取り組み を踏まえ、今後 5 年間におけるスポーツ推進の基本的方向性を示すため、さらには、平成 32(2020) 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会と、平成 35(2023)年に本県で 2 回目となる開催 が予定されている国民体育大会(以下、 「国体」)及び全国障害者スポーツ大会(以下、「全障スポ」 ) を迎える、5年後の次の計画につながるものとして、新たに本計画を策定するものです。 2 計画の 計画の位置付 位置付け 本計画は、国のスポーツ基本法に基づき、国のスポーツ基本計画を参酌しながら、第2次佐賀市総 合計画で定めた本市の将来像「豊かな自然とこどもの笑顔が輝くまち さが」の実現に向け、本市の 特色と実情に即したスポーツ推進のあり方を総合的に示したものです。 なお、この計画は、スポーツ基本法第 10 条に規定する「地方スポーツ推進計画」として位置付け るものです。 3 計画の 計画の期間 平成 27(2015)年度から平成 31(2019)年度までの5年間とします。また、進捗状況を把 握・評価しながら、必要に応じて計画の見直しを行います。 1 第2章 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の概要 1 スポーツ推進 スポーツ推進の 推進の目指す 目指す姿 「市民誰もが、生涯を通じてスポーツに親しむことができ、いきいきと暮らしている」姿を目指し て市民のライフステージに応じた健康、体力づくりを進めるため、誰もが、いつでも、どこでも、い つまでもスポーツに接することのできる環境づくりに取り組みます。 2 目標達成のための 目標達成のための成果指標 のための成果指標 本計画では、日常的に(週1回以上)運動・スポーツをしている市民の割合を 48.5%注)(佐賀市 民意向調査(2014年4月実施) )から、平成 31(2019)年度までに 54.5%へ引き上げること を目標とし、 『市民がいつでも、どこでも、いつまでもスポーツに接することのできる環境づくり』 を進めていきます。 成果指標 日常的に(週に1日以上)運動・スポーツをして いる市民の割合 単位 基準値 2013 目標値 2019 % ※48.5 54.5 注)48.5%=「行っている(30.5%)」+「ときどき行っている(18.0%)」 その他の選択肢は、「あまり行っていない(23.8%)」 、「全く行っていない(25.5%)」 、「無回答(2.0%)」 。 3 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の柱 本市のスポーツ推進を図るため、『誰もが親しめる市民スポーツの充実』へ向けて3つの基本施策 を定めました。この3つの柱により市民スポーツの充実を目指していきます。 (1)生涯スポーツの 生涯スポーツの推進 スポーツの推進 市民の誰もがそれぞれのライフステージとレベルや志向に応じて気軽に運動やスポーツを享 受できるような支援体制づくりを行い、関連する情報を積極的に発信します。 具体的には、さが桜マラソンやユニバーサルスポーツ等を契機とする市民のスポーツとの関わ り(する、みる、ささえる(育てる))を促す取り組みを積極的に推進します。 また、子どもと高齢者そして障がいのある人のスポーツ環境のさらなる充実を図るべく、関係 機関・組織と連携して教室や大会を開催し、それらを支える指導・支援者やボランティア等の養 成及び資質向上にも努めます。 (2)競技スポーツの 競技スポーツの推進 スポーツの推進 スポーツにおける郷土の選手・チームの活躍は、市民に夢と希望と活力を与えるとともに、ス ポーツ人口の拡大などスポーツの普及・推進につながります。そのため、スポーツ競技会や適正 な指導(特に、少年スポーツ)の充実を図るため、スポーツ団体や関係機関と連携し、選手の発 掘・育成・強化を行うとともに各種大会への派遣・援助、指導者の育成を行います。 また、スポーツ合宿等の誘致によりトップレベルの技術にふれる機会をつくり、市民の競技力 の向上に努めます。 (3)スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備と 整備と活用 一人でも多くの市民がより快適にスポーツや運動に親しむことができるような施設の有効活 用とユニバーサルデザイン化の推進を通じた環境整備を図ります。また、市内の施設の情報提供 を充実させます。 2 4 スポーツ推進施策 スポーツ推進施策の 推進施策の体系図 佐賀市スポーツ推進計画(基本施策及び具体的施策) 目標 基本施策 具体的施策 具体的取り組み 各世代に応じたスポーツ体験教室の開催 地域スポーツ活動の推進 ユニバーサルスポーツの普及 いつでも!スポーツ 市 民 誰日 常 も的 がに <ライフステージに応じたスポーツの推進> 〈 さが桜マラソンによる市民のスポーツ参画の推進 生涯学習や健康づくり等関連部局との連携 子どものスポーツを取り巻く環境の整備 、、、、 ( 週 一 回 以 上 「子どもへのまなざし運動」との連携 <スポーツを通した青少年の健全育成> 子どもの集まる場へのスポーツ導入と支援者の育成 生涯スポーツの推進 大会・イベント等への障害者スポーツ種目の導入 ) 生 涯 を運 通動 ・ じス てポ スツ を ポし 子どもへのまなざし“100%”!スポーツ みんなで!スポーツ 障がい児・者対象の運動・スポーツ教室開催 <障害者スポーツの推進> 障害者スポーツ関連部局・団体との連携及び支援 指導者・支援者の養成及び資質の向上 ー ささえよう!スポーツ ーーーー ボランティアの技術講習会等の開催 て い る 市 民 の 割 合 を 平 成 3 1 情報発信媒体の充実 おしえて!スポーツ スポーツ情報の積極的発信 <スポーツ情報の充実> 指導者のための講習会開催 スポーツ指導者等の資質向上 ジュニア期の指導者及び保護者のための研修会開催 (公財)佐賀市体育協会との連携 競技力向上のための連携と支援 アスリートの発掘・育成・強化・支援体制の整備 ( ツ に 親 し む こ と が2 0 で1 き9 スポーツボランティアの登録推進 <スポーツの場を支える人材の養成・支援> スポーツ(障害者スポーツも含む)教室への支援 競技スポーツの推進 大会(障害者スポーツも含む)の支援 各種競技大会の開催支援 ) 、、、、 国体・全障スポ採用種目の強化 年 トップチームやアスリートとの交流事業実施 スポーツ好循環の創出 スポーツ合宿等の積極的誘致 老朽化に対応した整備 スポーツ施設の設備の充実 スポーツ施設の整備・充実 ユニバーサルデザイン化の推進 国体等に対応した施設整備 利用者の掘り起こし等による施設利用促進 〉 い度 ま きで に い5 4 き・ と5 % 暮へ 引 らき し上 げ てる い る スポーツ施設の管理・運営 指定管理者による管理・運営の拡充 スポーツ施設の整備と 活用 学校体育施設開放事業の充実 学校体育施設の有効活用 スポーツ用具及び備品等の整備 スポーツ施設からの積極的な情報発信 施設の情報提供の充実 予約システムの周知 3 第3章 スポーツ推進 スポーツ推進施策 推進施策の 施策の内容 1 生涯スポーツの推進 スポーツの推進 (1) いつでも! いつでも!スポーツ <ライフステージに応じたスポーツの推進> ニュースポーツ出前講座 さわやかスポーツ・レクリエーション祭 【現状と 現状と課題】 課題】 2013 年(平成 25 年)度に本市が実施した「佐賀市民のスポーツに対する意識と活動の実 態に関する調査(以下、 「一般の部」)」の結果を見ると、定期的(週に1日以上)にスポーツや 運動を行っている人の割合は全体で 45.1%であり、前回調査の 39.2%より 5.9 ポイント上昇 していることから、この間のスポーツ振興策(取組み)の成果として捉えることができます。し かし、目標とした 55.0%には約 1 割不足する結果となっています。 また、国が実施した「体力・スポーツに関する世論調査(平成 25 年1月実施分、以下、「文 科省調査」) 」と比較した場合、その差は2007年(平成19年)度調査時(5.2 ポイント)よ り少なくなっているものの、依然として 2.4 ポイント低い値を示しています(図1) 。 週に1日以上 それ以外 46.6 まったく行ってない 28.6 24.8 男性 47.9 15.7 36.4 (男性) 44.0 32.9 23.1 女性 30.8 47.1 22.1 (女性) 45.1 25.6 29.3 全体 47.5 33.4 19.1 (全国) 39.2 14.3 46.5 前回調査 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 「週に 1 回以上」=「 回以上」=「週 」=「週に 3 回以上」+「 回以上」+「週 」+「週に1~ に1~2日」 「それ以外 それ以外」=「 以外」=「月 」=「月に1~ に1~3回」+「3ヶ 」+「3ヶ月 3ヶ月に1~ に1~2日」+「年 」+「年に1~ に1~3日」+「わからない 」+「わからない」 わからない」 図1 スポーツや運動 スポーツや運動の 運動の実施頻度(%) 実施頻度(%) 4 90% 100% スポーツや運動を「全く行わなかった」人は約 3 割存在しており、その理由を見てみると、 「機 会がなかった」と「始めるきっかけがない」の値が高く、前回調査から継続して「きっかけ」が なくスポーツや運動に取り組めない人たちがいることが明らかとなりました。そのため、スポー ツや運動を行う「きっかけ」になるような仕掛けづくりが引き続き求められます。(図2) 市民が参加を希望するスポーツ行事としては、「健康・体力づくり」が顕著に高くなっている ものの、定期的実施者とそれ以外の人ではその希望(志向)に違いがあることから、行事や教室 を開催する場合は、ターゲットを絞り対象者に応じたプログラムの設定が重要になります(図3) 。 50.0 54.6 忙しくて時間がない 52.7 18.9 20.7 19.9 18.0 15.5 16.6 14.8 13.8 14.2 機会がなかった 始めるきっかけがない 病気やけががある 7.4 11.5 9.8 10.7 8.6 9.5 7.4 10.3 9.1 6.6 8.6 7.8 費用がかかる 高齢になった 仲間がいない 必要性を感じない 男性 M.T.= 169.9 女性 M.T.= 180.9 1.6 全体 M.T.= 176.4 4.6 3.4 4.1 2.3 3.0 2.5 0.6 1.4 下手で恥ずかしい 場所や施設がない 情報がない ※M.T.(Multiple Total) 複数回答の場合の合計% 23.8 19.5 特に理由なし 4.1 21.3 10.3 その他 7.8 0.0 10.0 図2 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 スポーツや運動 スポーツや運動を 運動を実施しない 実施しない理由 しない理由(%) 理由(%) 66.9 57.2 健康・体力づくり 61.7 16.5 21.0 スポーツ教室 19.0 17.8 17.9 17.9 レクリエーション的行事 (運動会等) 14.9 20.3 17.9 野外活動的行事 (キャンプ、ハイキング等) 19.0 11.7 体力・スポーツテスト 15.0 週1 回以上実施者 M.T.= 155.8 12.4 それ以外 M.T.= 144.3 8.6 競技会(スポーツ大会) 10.3 全体 M.T.= 149.7 2.9 1.0 1.9 指導者・審判講習会 5.4 6.6 6.0 その他 0.0 10.0 図3 20.0 30.0 40.0 50.0 参加希望スポーツ (%) 参加希望スポーツ行事 スポーツ行事( 行事(実施頻度別) 実施頻度別) 5 60.0 70.0 【目標】 目標】 年齢、体力、障がいの有無、目的に応じて、いつでも、どこでも、いつまでも行うことができ る運動やスポーツ活動を推進するために、スポーツ推進委員や関係諸機関・団体との連携を図り、 市民の誰もがそれぞれのライフステージに応じたスポーツと出会う(きっかけ)場と、それを継 続する場の充実を目指します。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)各世代に応じたスポーツ体験教室の開催 市民が運動やスポーツに取り組むきっかけづくりとして、年齢や性別、体力、障がいの有無 に関わらず、誰もが気軽に楽しめるニュースポーツの教室(普及活動)を定期的に開催します。 これらの普及活動は、子どもから高齢者、障がいのある人等の各対象とニーズに応じた種目の 選定が重要であると同時に、各世代の拠点となる身近な場所(児童クラブ、公民館、老人クラ ブ、総合型地域スポーツクラブ等)での開催が求められていることから、より効果的な実施内 容を検討します。 また、市民の継続的なスポーツ活動の実践を図るため、ウォーキング、ジョギング、ストレ ッチ運動などの市民の嗜好にあったスポーツ・運動の初心者向け教室を開催します。 2)地域スポーツ活動の推進 地域におけるスポーツ活動を推進するため、総合型地域スポーツクラブのみならずスポーツ 推進委員や校区体協、まちづくり協議会と連携していきます。 3)ユニバーサルスポーツの普及 高齢者や障がいのある人を含む誰もが気軽に楽しめるスポーツとして県が推進するスポー ツのユニバーサルデザイン化※1)に取り組むためレクリエーション協会や障がい者スポーツ 協会等、関連する機関との連携、協働を図ります。 ※1)年齢、性別、障がいの有無、性別、様々な社会的な要素に関係なく、誰もが、それぞれのスタイル でスポーツを楽しむ環境の整備 4)さが桜マラソンによる市民のスポーツ参画の推進 東京マラソン開催によって関心が高まってきた市民マラソンは全国各地で新たな大会が生 まれ、ランナーも急増しています。その中でさが桜マラソンは、評判もよく、市内外から多く の方が、する(ランナー) 、みる(応援) 、ささえる(ボランティア)活動に参画しています。 今後さらに多くの市民がそれぞれの参加スタイルで大会に関われるよう、関連する教室やイベ ント開催等の支援に取り組みます。 5)生涯学習や健康づくり等関連部局との連携 「健康寿命」に関心が高まる中、健康維持・増進には食とともに身体を動かす(運動・スポ ーツ)ことの習慣が重要であることを広く啓発します。そのために、生涯学習、健康づくり等 の行政担当課はもとより、企業、大学、スポーツ団体が取り組む関連事業との連携を積極的に 進めます。 6 (2) 子どもへのまなざし“ どもへのまなざし“100% 100%”!スポーツ <スポーツを通した青少年の健全育成> スポーツ少年団交流大会 親子でのニュースポーツ体験 【現状と 現状と課題】 課題】 子どもたちの体力・運動能力は、全国的な動向として低下傾向に歯止めがかかっているものの、 今後は上昇傾向が維持され確実なものになることが求められます。その基礎として、学校におけ る運動やスポーツ機会の充実を図るための環境づくりが必要です。さらに、子どものスポーツに かかわる指導者の資質や保護者の意識はもとより、家庭、地域、学校の連携体制等を整える取り 組みも求められます。 【目標】 目標】 子どもたちがそれぞれの関心や適性などに応じて楽しく安全に運動やスポーツが行えるため の環境の整備・充実を図ります。そのために、学校と地域におけるスポーツ諸団体との連携を支 援します。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)子どものスポーツを取り巻く環境の整備 地域社会で複数の種目を体験し、スポーツの楽しさを教えるスポーツ少年団の活動を紹介し、 子どもがスポーツにかかわる場の情報提供に努めると同時に、生涯を通じてスポーツと関わる 習慣を身に付ける重要な準備期であることを念頭に、ジュニア期に求められるスポーツのあり 方や適正な指導方法を指導者、保護者等に啓発します。 また、学校体育、中学校の運動部活動への外部指導者の活用を推進します。 2)「子どもへのまなざし運動」との連携 本市が推進する「子どもへのまなざし運動」と連携し、スポーツを通じた青少年の健やかな 成長を見守り、支援します。そのためには「家庭・地域・企業等・学校等」の連携を軸に、 PTA、子ども会、青少年健全育成会等の関係組織と協働し、より良い環境構築に取り組みま す。 3)子どもの集まる場へのスポーツ導入と支援者の育成 放課後児童クラブ、地域の子ども教室等の場にスポーツ推進委員や地域の専門知識を持った 指導者の派遣を行いスポーツ体験プログラムの導入を推進し、これらの取り組みをサポートす る人材育成と体制づくりを支援します。 7 (3) みんなで! みんなで!スポーツ <障害者スポーツの推進> 卓球バレー実技研修 車椅子バスケットボール大会 【現状と 現状と課題】 課題】 平成 23(2011)年、50 年ぶりに全面改定された国のスポーツ根拠法である「スポーツ基 本法」では、その基本理念に「スポーツは、障害者が自主的かつ積極的にスポーツを行うことが できるよう、障害の種類及び程度に応じて必要な配慮をしつつ推進されなければならない」 (第 二条 5)と、旧法(スポーツ振興法)には明確にされていなかった、障がいのある人のスポーツ が明記されました。これを受け、本計画でも障害者スポーツの普及・推進について位置付けるこ とが求められます。 2013 年(平成 25 年)度に、本市が身体に障がいのある人を対象に実施した「佐賀市在住 の障がいのある方のスポーツに対する意識と活動の実態に関する調査」の結果を見ると、定期的 (週に1日以上)にスポーツや運動を行っている障がいのある人の割合は全体で 30.8%であり、 一般の部の 45.1%より 14.3 ポイント低い結果となりました。性別では、男性 36.5%を示し、 一般の部との差は 10.1 ポイント、女性は 26.5%で同 17.5 ポイントと、より顕著な差が明ら かとなりました(図4) 。 週に1日以上 36.5 それ以外 まったく行ってない 17.6 45.9 男性 46.6 24.8 28.6 (男性) 26.5 19.4 54.1 女性 44.0 23.1 32.9 (女性) 30.8 18.6 50.6 全体 25.6 45.1 29.3 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 「週に 1 回以上」=「 回以上」=「週 」=「週に 3 回以上」+「 回以上」+「週 」+「週に1~ に1~2日」 「それ以外 それ以外」=「 以外」=「月 」=「月に1~ に1~3回」+「3ヶ 」+「3ヶ月 3ヶ月に1~ に1~2日」+「年 」+「年に1~ に1~3日」+「わからない 」+「わからない」 わからない」 図4 スポーツや運動 (%) スポーツや運動の 運動の実施頻度【 実施頻度【障がいのある がいのある人 のある人】 8 100% スポーツや運動を「全く行わなかった」人は約5割(一般の部は約 3 割)存在しており、そ の理由として「障がいがあるから」「病気やけががあるから」といった身体の状態に関する項目 の値が高くなっています。これは「私にはスポーツは無理」とする「あきらめ」や「抵抗感」が 影響していることが予想されます(図5)。 52.4 42.0 障がいがあるから 23.8 忙しくて時間がない 21.4 27.1 25.9 35.7 17.1 18.8 14.3 病気やけががある 高齢になった 始めるきっかけがない 4.8 費用がかかる 8.9 11.4 12.5 14.3 10.0 11.6 11.4 14.3 4.3 機会がなかった 必要性を感じない 場所や施設がない 情報がない 仲間がいない 下手で恥ずかしい 指導者がいない 8.0 9.5 7.1 8.0 7.1 5.7 6.3 2.4 7.1 5.4 4.8 4.3 0.0 2.94.5 1.8 0.0 1.4 0.9 16.7 4.8 15.7 16.1 男性 M.T.=190.5 女性 M.T.=168.6 合計 M.T.=176.8 特に理由なし 7.1 6.3 その他 0.0 10.0 図5 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 スポーツや運動 スポーツや運動を 運動を実施しない 実施しない理由 しない理由【 理由【障がいのある がいのある人 のある人】(%) 非定期的実施者が参加を希望するスポーツ行事を見てみると、「健康・体力づくり」が顕著 に高いことから、「スポーツ」ではなく、自分の健康体力の維持増進につながる比較的軽度な 運動を求めていることが分かります。次いで希望が多いのは「レクリエーション的行事」とな っており、これは、軽度な運動から少し発展した、レクリエーション的なものへと移行できる 可能性がうかがえます(図6) 。 53.3 64.5 健康・体力づくり 59.6 13.3 レクリエーション的行事 (運動会等) 15.8 14.7 16.7 10.5 競技会(スポーツ大会) 13.2 8.3 13.2 11.0 スポーツ教室 16.7 野外活動的行事 (キャンプ、ハイキング等) 男性 M.T.=138.3 6.6 11.0 女性 M.T.=132.9 6.7 6.6 6.6 体力・スポーツテスト 全体 M.T.=135.3 5.0 1.3 指導者・審判講習会 2.9 18.3 14.5 16.2 その他 0.0 図6 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 非定期的実施者の 非定期的実施者の参加希望スポーツ 参加希望スポーツ行事 がいのある人 スポーツ行事【 行事【障がいのある のある人】(%) 9 70.0 障がいのある人のスポーツ実施に関する「あきらめ」や「抵抗感」を変えることは容易では ないとしても、運動やスポーツを行うよう促すには指導者及び支援者の存在が重要だと考えら れます。 【目標】 目標】 まずは、本市の障害者スポーツの実態(障がいのある人たちの運動・スポーツの現状、普及・ 推進状況、その組織体制)を把握します。その結果をふまえ、できるだけ早期に、障がいのある 人のニーズに応じた運動・スポーツ環境づくりに努めます。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)大会・イベント等への障害者スポーツ種目の導入 市主催の運動やスポーツに関係する事業に障害者スポーツ種目を段階的に導入し、種目数が 増加するよう努めます。 2)障がい児・者対象の運動・スポーツ教室開催 単に既存の事業に障害者スポーツを導入するだけではなく、参加を促進する方法として、障 がいのある人たちが実施可能な運動やスポーツの存在を知り、体験するきっかけの場としての イベントや教室等を積極的に開催します。 3)障害者スポーツ関連部局・団体との連携及び支援 これらの取り組みを円滑に進めるため、障がい者スポーツ協会や障害者スポーツ指導者協議 会をはじめとする関係団体、大学、企業等との連携・協働体制を構築し、障害者スポーツ普及・ 推進のための組織環境を整えます。 (4) ささえよう! ささえよう!スポーツ <スポーツの場を支える人材の養成・支援> さが桜マラソンでの給水ボランティア 障がい者体育大会でのボランティア 【現状と 現状と課題】 課題】 ニュースポーツや障害者スポーツの普及・推進に伴い、スポーツ初心者や高齢者、そして障が いのある人への的確な対応(指導・支援)ができる人材が求められます。 また、スポーツボランティア参加の有無について今回の実態調査(一般の部)の結果をみると、 参加したことがあると回答した人の割合は 15.0%を示し、平成 19(2007)年の高校総体直 後の前回調査の値 19.4%を下回りました。しかし、設問内容の違いにより厳密に比較できない ものの文科省調査の 11.4%より高い値を示しています(図7)。 さが桜マラソンの盛り上がりに合わせて「ささえる」スポーツへの参加の機運の高まりを維持 するだけでなく、ボランティアの質を高めることを含めた育成や支援が求められます。 10 ある ない 19.2 80.8 男性 11.7 88.3 女性 15.0 85.0 全体 11.4 88.5 (全国) 19.4 80.6 前回調査 0% 10% 20% 30% 図7 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ボランティア参加 ボランティア参加の 参加の有無(%) 有無(%) 【目標】 目標】 地域スポーツを支えるスポーツ推進委員やその他指導・支援を担う者に対して、専門の知識が 得られ資質の向上が図れる機会の提供を行います。また、旧計画から引き続き「ささえる」スポ ーツの意義・価値を啓発するとともに、スポーツボランティアの登録数を増やし、その質の向上 を図ります。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)指導者・支援者の養成及び資質の向上 スポーツ推進委員やその他指導・支援を担う者に対して、障がい者スポーツ指導者資格や専 門の競技種目の知識が得られる研修会や講習会を開催する等、専門領域の資質と幅の向上を図 る機会を提供します。 2)スポーツボランティアの登録推進 スポーツボランティア登録の推進を行い、「ささえる」スポーツと「する」スポーツ両者の 参加促進が相乗的に得られる良好な環境(好循環)を創出します。そのため、学校や大学、企 業等との連携を図ります。 3)ボランティアの技術講習会等の開催 大学、企業、NPO 等と連携してスポーツボランティアに求められる知識・技能を習得でき る研修会等を開催することにより、スポーツ活動の場において質の高いサポートができる人材 を育成し、 「する」スポーツと「ささえる」スポーツの良好な関係づくりを支援します。 (5) おしえて! おしえて!スポーツ <スポーツ情報の充実> 【現状と 現状と課題】 課題】 市民のスポーツに関する情報を得る手段は、 「テレビ」 「新聞」 「インターネット」が上位 3 項 目を占めています(図8) 。そして、今後充実させて欲しい情報源についても同様のものが上位 にありますが、「チラシ」が3位にあげられていることから、継続して紙媒体での情報発信が求 められていることが分かります(図9) 。 ただ、今回の実態調査は、回答者の約5割を 60 歳以上の市民が占めていることから、結果の 解釈には年齢的な考慮が必要と考えられます。一方で、20 歳代及び 30 歳代への情報提供源と しては、「Facebook 等の SNS※2)」の活用が今後ますます重要となります。 11 スポーツ情報の提供内容の充実を図りつつ、それらの情報が年代やターゲットに対して効果的 に届く手段・方法を常に検討し実践していくことが求められます。 ※2)ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。人と人とのつながりを支援するインターネット上のサ ービス。ネット上に自分の履歴書を載せ、共通の趣味などを持つほかの会員たちとメッセージをやり取 りしながら、交友を広げられるフェイスブックが代表格。 87.1 87.6 テレビ 59.9 30.1 16.5 インターネット 87.4 66.4 54.7 新 聞 22.5 18.4 19.3 18.9 15.2 18.3 17.0 ラジオ 知人から聞く 9.0 14.6 12.1 12.9 11.2 11.9 14.5 9.0 11.4 チラシ ポスター 雑 誌 男性 M.T.= 256.0 女性 M.T.= 236.0 全体 M.T.= 245.2 2.3 2.8 2.6 0.8 2.2 1.6 Facebook等 のSNS その他 0.0 10.0 20.0 30.0 図8 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 スポーツ情報取得手段 スポーツ情報取得手段(%) 情報取得手段(%) 59.7 62.7 テレビ 61.3 52.8 46.1 新 聞 49.1 17.2 29.2 チラシ 23.8 13.0 インターネット 26.2 19.0 18.0 13.7 15.7 12.4 16.9 14.9 ラジオ ポスター 男性 M.T.= 204.3 女性 M.T.= 200.0 8.2 10.6 9.5 雑 誌 全体 M.T.= 201.9 3.4 3.2 3.3 Facebook等 のSNS 6.4 4.6 その他 5.4 0.0 10.0 図9 20.0 30.0 40.0 50.0 今後充実させてほ 今後充実させてほしいスポーツ させてほしいスポーツ情報源 しいスポーツ情報源(%) 情報源(%) 12 60.0 70.0 【目標】 目標】 ホームページや SNS などインターネット上での情報発信を強化・充実すると同時に、紙媒体で の情報発信も求められていることから、インターネットのみに偏ることなく、市報をはじめ、タウ ン情報誌、回覧板、新聞及び折込みチラシ等での発信も強化します。またテレビ、ラジオ等と連携 して情報発信の充実を図ります。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)情報発信媒体の充実 市報を核として、紙媒体での情報発信を継続強化するとともにホームページや SNS 等の内 容充実・強化と Web 配信(映像配信等)の定期化を図ります。 2)スポーツ情報の積極的発信 市主催のスポーツ事業(大会やイベント、教室や講習会等)の情報はもちろん、市内で催さ れるスポーツ事業の情報を集約し発信するとともに、市にゆかりのある選手・チームの活躍情 報なども積極的に配信します。引き続き、テレビやラジオ等に働きかけ、幅広くインパクトの ある情報を発信します。 ラッピングバスの活用 チラシでのイベント紹介 Facebook での情報発信 市報さがでの情報発信 13 2 競技スポーツの 競技スポーツの推進 スポーツの推進 (1) スポーツ指導者 スポーツ指導者等 指導者等の資質向上 競技団体役員・指導者・保護者研修会 スポーツ推進委員研究大会 【現状と 現状と課題】 課題】 世界大会等のトップレベルにおける郷土選手・チームの活躍は、多くの市民に勇気を与え、地域 を明るくする力を持っており、平成 32(2020)年開催予定の東京オリンピック・パラリンピッ ク大会や、国体及び全障スポで活躍する選手・チームを育成することは重要です。一方でジュニア 期は、生涯を通じてスポーツと関わる習慣を身につける準備期であり、この時期の指導が子どもた ちのその後のスポーツライフに与える影響は決して少なくはありません。 競技スポーツの推進にあたっては、長期的な視点に立ち、県や関係団体等と連携して、選手・チ ームの育成とともに、彼/彼女らを支える指導者や保護者を含めた関係者の育成と資質の向上が求 められます。 【目標】 目標】 指導者がスポーツ医・科学に関する分野を基礎とした質の高い指導技術を習得するために、関係 諸団体と連携して指導者同士の連携を築き、必要に応じてチームとしての指導態勢が構築できる環 境づくりを支援します。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)指導者のための講習会開催 最新の理論と技術を持つトップレベルの指導者を講師に迎え、高度な指導方法や指導に関す る最新の情報を習得するための講習会を開催します。 2)ジュニア期の指導者及び保護者のための研修会開催 子どものスポーツに関わる指導者や保護者を対象に、ジュニア期におけるスポーツのあり方 やスポーツ栄養学、スポーツ障害、メンタルトレーニング等の知識が得られる内容とともに、 勝敗だけにこだわらずスポーツの楽しさを伝え教えることを意識づけるための研修会を開催 します。 (2)競技力向上のための 競技力向上のための連携 のための連携と 連携と支援 【現状と 現状と課題】 課題】 世界や国内で活躍する「さがんアスリート※3)」等の出現は、市民のスポーツ参加への力強い 動機付けとなり、スポーツによる地域の活性化にも繋がります。競技団体を統括している(公財) 佐賀市体育協会や種目団体への支援を通じて、東京オリンピック・パラリンピックや、国体及び 14 全障スポで活躍する選手・チームを、計画的に育成していくことが求められます。 ※3)県在住、または県出身の世界で活躍するアマチュアスポーツ選手。県が認定し、遠征費等を支援して いる。今後、活躍が見込まれる選手を「さがんチャレンジアスリート」として別途認定している。 【目標】 目標】 すべての世代に対し、競技力向上にかかわる支援を積極的に行います。特に、ジュニア期の競 技スポーツ推進については、長期的視点に立ったトップアスリート育成体制の実現を目指した支 援を行います。また、障がいのある人や高齢者の競技団体を支援することにより、これらの競技 スポーツの活性化を図ります。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)(公財)佐賀市体育協会との連携 (公財)佐賀市体育協会への支援を強化し、競技スポーツの推進による地域活性化を図りま す。 2)アスリートの発掘・育成・強化・支援体制の整備 「さがんアスリート」の誕生には、ジュニア期による発掘から、育成、強化、支援までの一 貫したサポート体制の整備が求められます。県や関係団体との連携を図り、その体制整備に努 めます。 3)スポーツ(障害者スポーツも含む)教室への支援 競技スポーツの活性化を図る一環として、アスリート発掘を目的としたものから、高度な技 術を習得するための各レベルに応じた教室の開催を支援します。 (3) 各種競技大会の 各種競技大会の開催支援 市民体育大会 少年剣道大会 【現状と 現状と課題】 課題】 スポーツの競技大会は、参加する競技者にとって日ごろの練習の成果を発揮する場であると同 時に、市民にとってはトップレベルの技術を目にすることができる絶好の機会となり、競技力の 向上や競技人口の増加等にもつながります。今後、競技スポーツの推進を図っていくためには、 このような競技大会の開催をさらに支援していくことが求められます。 【目標】 目標】 市民の参加と観戦を促すための広報活動を行うとともに、大会の運営費に対する支援やボラン ティア組織等との連携による運営体制への支援に努めます。 15 【具体的取り 具体的取り組み】 1)大会(障害者スポーツも含む)の支援 多くの市民が参加する競技大会はもちろんのこと、トップレベルの大会に対し、運営支援や ボランティア組織との連携による支援体制づくりに努め、円滑な大会運営を支援していきます。 特に、障害者スポーツに対する支援に努めます。 2)国体・全障スポ採用種目の強化 東京オリンピック・パラリンピックや、国体及び全障スポで活躍する選手・チームを県や関 係団体と連携して支援します。 (4) スポーツ好循環 スポーツ好循環の 好循環の創出 ユベントスユースコーチによるサッカー教室 プロサッカーチームのキャンプ 【現状と 現状と課題】 課題】 県には、サガン鳥栖(サッカー) 、久光製薬(バレーボール)、トヨタ紡織九州(ハンドボール) 等、全国トップレベルのチームが存在しています。これらのチームや本市とゆかりのある選手を 中心に、国内外からのスポーツキャンプ、スポーツ合宿に訪れるチーム・選手と市民との交流を 積極的に働きかけ、トップレベルの「技」にふれあう場を提供することが求められます。 【目標】 目標】 市民がトップレベルの技術にふれることで、競技レベルの向上はもちろん、競技への興味、関 心を持つことでスポーツ愛好者の増加につなげます。また、トップ選手との交流の機会をつくり、 選手や関係者に対する「おもてなし」の意識を育て、言語教育や文化交流、さらには地域の活性 化への相乗効果を図りつつ、ささえる立場でスポーツに参加するスポーツの好循環を創出します。 【具体的取り 具体的取り組み】 (1)トップチームやアスリートとの交流事業実施 トップレベルの技術を間近で観戦し、選手・指導者等の関係者の実技指導、講演会やスポー ツ教室等の交流事業を行い、市民のスポーツへの関心を高めます。 (2)スポーツ合宿等の積極的誘致 平成 31(2019)年のラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックの事 前キャンプをはじめ、国内外からのスポーツキャンプ、スポーツ合宿を誘致し、それによるス ポーツツーリズムの促進やスポーツによる地域活性化を図ります。 16 3 スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備と 整備と活用 (1) スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の整備・ 整備・充実 健康運動センター サッカー・ラグビー場 富士しゃくなげ湖でのボート競技練習 【現状と 現状と課題】 課題】 市町村合併により、市民が共有できる施設数が増加しましたが、施設の約半数が建設後 30 年 以上を経過するなど、建物、設備が全体的に老朽化してきています。市民の安全で快適なスポー ツ活動の場の維持・提供の観点から、計画的に対応していく必要があります。 また、少子高齢化や建設当時にはなかった新たな競技種目などスポーツ環境の変化や多様化に 対応した施設環境の整備も求められています。 これらの施設整備のほかに、国体及び全障スポを視野に入れた施設整備についても検討する必 要があります。 【目標】 目標】 安全で快適に施設の利用ができるよう、老朽化した施設・設備の改修に努めるほか、トレーニ ング機器やその他の用具・備品等の導入、障がいのある人や高齢者に配慮した誰もが使いやすい ユニバーサルデザイン化の整備に努めます。 また、実施種目として上位にあがる、ジョギングやウォーキング、健康づくりを目的とした軽 い体操などのスポーツ活動の場としての施設の充実に努めていきます。 なお、平成25年度に整備した天然芝・人工芝のグラウンド(サッカー・ラグビー場)は、競 技者はもとより幼少期のスポーツ活動や運動に親しむ場として好評であり、今後も引き続きグラ ウンドの芝生化について検討していきます。 【具体的取り 具体的取り組み】 1)老朽化に対応した整備 各施設の現状を十分に把握し、優先順位を明確にした計画的な改修等を行います。 2)スポーツ施設の設備の充実 施設利用者の声を集約し、トレーニング機器やその他の用具・備品の導入に努めます。ま た、更衣室やシャワールーム、運動後の休憩の場も含めたスポーツ後の快適空間づくりの整 備も検討します。 3)ユニバーサルデザイン化の推進 年齢や性別の違い、障がいの有無を問わず利用できる、ユニバーサルデザイン化の推進に 努めます。 4)国体等に対応した施設整備 本市の地域特性や施設状況を活かした施設整備を検討していきます。 17 また、国体と全障スポへの施設対応について、県と協議を行って進めていきます。 (2) スポーツ施設 スポーツ施設の 施設の管理・ 管理・運営 指定管理者の細やかな対応 指定管理者によるスポーツ教室 【現状と 現状と課題】 課題】 実態調査の中で、「市立スポーツ施設に対する要望」についての回答として「運動やスポーツ 教室の充実」が上位にあがっています(図10) 。 現在、指定管理者制度も定着し、コスト削減等一定の成果もあがっている中、さらなる利用促 進を図るため、指定管理者と連携して初心者教室等の開催に取り組んでいくことが求められてい ます。 49.5 46.8 施設数の増加 46.8 36.8 37.6 37.3 利用料金の引き下げ 20.0 37.6 運動やスポーツ教室の充実 ロッカー・シャワー室の 整備・充実 利用手続きの簡素化 利用時間の延長 ナイター設備の充実 8.4 8.8 8.6 9.5 7.2 8.2 指導者の配置 バリアフリーの充実 11.2 12.7 14.7 22.1 20.8 21.4 23.2 18.4 20.5 18.9 20.0 19.5 30.0 男性 M.T.= 215.8 女性 M.T.= 217.2 全体 M.T.= 209.5 ※「特になし」と「わからない」を除く 12.6 その他 4.5 8.8 37.1 32.1 特になし わからない 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 22.0 22.7 22.4 25.0 34.4 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 図10 市立スポーツ 市立スポーツ施設 スポーツ施設に 施設に対する要望 する要望(%) 要望(%) 【目標】 目標】 施設の管理・運営については、市民のニーズに対応するため、全ての施設において指定管理者 による管理運営体制を目指します。また、市民がスポーツや運動に親しめるきっかけづくりや、 スポーツの魅力を一人でも多くの市民に伝える催しなど、指定管理者による主催事業等(教室や イベント)の充実を図っていきます。 18 【具体的取り 具体的取り組み】 1)利用者の掘り起こし等による施設利用促進 指定管理者と連携して施設としての積極的な主催事業の展開に取り組み、利用者の掘り起こ しにつなげます。 2)指定管理者による管理・運営の拡充 指定管理者による管理・運営の更なる拡充を図り、利用者の視点に立ったサービスの提供や 利便性の向上を目指します。 (3) 学校体育施設の 学校体育施設の有効活用 【現状と 現状と課題】 課題】 実態調査の結果、学校体育施設の利用状況について見てみると、 「利用したことがある」は全 体で約 2 割にとどまっています(図 11) 。 また、 「知っているが利用したことがない」は約 5 割で潜在層は確認できるものの、「初めて 知った」は約 3 割を占めることから、制度の周知不足がうかがえます(図 11)。 利用したことがある 空き状況を確認したことがある 知っているが利用したことがない 初めて知った 21.8 1.6 47.5 29.2 男性 21.2 1.2 47.7 29.9 21.5 1.4 47.6 29.6 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図11 学校体育施設の 学校体育施設の利用状況(%) 利用状況(%) その一方で、学校体育施設は学校教育に支障のない範囲での貸し出しとなるため、曜日や時間 的な制限があり、利用が飽和状態となっている施設もあります。 学校体育施設は、総合型地域スポーツクラブの創設や活動の拠点として、また、市民に最も身 近なスポーツ活動の場として重要であるため、「学校体育施設開放運営委員会」と連携してより 多くの市民が利用できるようなシステムの構築が求められています。 【目標】 目標】 生涯スポーツ社会の実現に向け、市民の日常生活圏に最も身近に存在する貴重なスポーツ活動 の場として、安全性、公平性が保たれた管理運営に努めます。 19 【具体的取り 具体的取り組み】 1)学校体育施設開放事業の充実 各学校体育施設の利用状況を十分把握し、学校体育施設開放運営委員会と連携して、地域ス ポーツの推進を図ります。 また、新たな利用者の掘り起こしができるような利用方法の見直しを検討するとともに、市 全体での利用調整が図られる方法も検討します。 2)スポーツ用具及び備品等の整備 老朽化した設備・備品等について、機能更新を計画的に実施していきます。また、市民ニー ズの高い備品等についての導入を図ります。 (4) 施設の 施設の情報提供の 情報提供の充実 【現状と 現状と課題】 課題】 市町村合併後、旧町村の施設にも予約システムを導入し、全ての市立スポーツ施設の予約や空 き状況の確認ができるようになり、旧市町村の垣根を越えた施設利用が活発になっています。 実態調査(一般の部)の結果では、予約システムの利用度について、全体では 14.1%が「予 約したことがある」と回答しており、前回調査の 9.8%を 4.3 ポイント上回っています。 しかしながら、 「初めて知った」という回答が 27.0%となっており、前回調査の 22.1%より 4.9 ポイント上昇していることから、市民全体としてはまだ周知度が低い状況となっています (図 12)。 14.7 予約したことがある 空き状況を確認したことがある 使ったことがない 初めて知った 1.6 56.6 27.1 男性 13.6 1.6 58.0 26.8 14.1 1.6 57.4 27.0 女性 全体 9.8 5.4 22.1 62.6 (前回調査) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図12 市立の 市立の運動・スポーツ 運動・スポーツ施設予約 ・スポーツ施設予約システムの 施設予約システムの利用状況 システムの利用状況(%) 利用状況(%) 【目標】 目標】 一人でも多くの市民に活用してもらうよう、予約システムの周知拡大に努めます。また、イン ターネット等を活用した施設からの魅力ある情報発信を充実し、市民の施設利用を促進します。 20 【具体的取り 具体的取り組み】 1)スポーツ施設からの積極的な情報発信 市ホームページや指定管理者のホームページ等を中心に、きめ細やかな施設情報(施設概要、 自主事業教室等)の発信を行っていきます。 2)予約システムの周知 市ホームページ等を通じて予約システムの周知拡大に努めます。 三瀬グラウンド 三瀬勤労福祉センター 三瀬プール 凡 例 ●多目的グラウンド ■体育館 ▲テニスコート ◎野球場 ▽サッカー・ラグビー場 ★弓道場 ◆武道場 ○屋外プール ●室内プール □室内練習場 △トレーニング室 ◇相撲場 ○ ●■ 富士山村広場 ● 富士運動広場 ●□ ◇ 春日運動広場 ●▲ 大和勤労者体育センター 大和中央公園体育施設 健康運動センター サッカー・ラグビー場 ●■ ▲ ●△ ●▽ 市民運動広場 佐賀勤労者体育センター 嘉瀬川河川敷北グラウンド ● ■● ● 西神野運動広場 市立体育館 市立テニスコート 久保田グラウンド ● ● 諸富公園体育施設 ■△ ▲ 久保田補助グラウンド ●▲ ■△ ◆ ◎★ ●▲ □ 諸富文化体育館 市立野球場 市立弓道場 ●■◆ ★○△ ● 川副運動広場 東与賀運動広場 スポーツパーク川副 図13 市内のスポーツ 市内のスポーツ施設 のスポーツ施設 21 22 資 料 ・「佐賀市民のスポーツに対する意識と活動の実態に 関する調査」(様式)…23 ・「佐賀市在住の障がいのある方のスポーツに対する 意識と活動の実態に関する調査」(様式)…31 ・「佐賀市民のスポーツに対する意識と活動の実態に 関する調査」(結果)…44 ・「佐賀市在住の障がいのある方のスポーツに対する 意識と活動の実態に関する調査」(結果)…69 佐賀市民のスポーツに 佐賀市民のスポーツに対 のスポーツに対する 意識と 意識と活動の 活動の実態に 実態に関する調査 する調査 佐賀市では、市民の皆様のスポーツの実施状況を把握し、佐賀市スポーツ推進計画に反映さ せることを目的に本調査を実施することといたしました。 無作為抽出により、あなたに調査をお願いすることになりました。お忙しい時に恐れ入りま すが、上記の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。回答は、同封の封筒に入れ、 ポストにご投函ください。 なお、皆様にお答えいただいた事項は、この調査以外の目的には使用いたしません。 ◆調査についてのお願い◆ 1. 各質問について、特に指示のない限り、あてはまるものを1つだけ選び、番号に○を付けて ください。 2.記入漏れや誤った記載がないか、最後に点検をお願いします。 3.この調査について、不明な点やご質問がありましたら、下記へお問い合わせください。 4.誠に勝手ながら、平成 平成26 平成26年 26年1月10日 10日(金)までにご返送くださいますよう、お願い申し上 まで げます。 佐賀市教育委員会社会教育部スポーツ振興課 スポーツ係 〒840-0801 佐賀市駅前中央一丁目8番32号 アイスクエアビル4F ℡0952-40-7360 FAX0952-40-2050 ◆あなたご自身 ◆あなたご自身について◆ 自身について◆ 問1 あなたの性別をお答えください。 1.男性 2.女性 問2 あなたの年齢をお答えください。 (平成25年11月1日現在の満年齢) 1.20 代 2.30 代 3.40 代 4.50 代 5.60 代 問3 あなたがお住まいの地区をお答えください。 1.旧佐賀市 3.大和町 5.三瀬村 2.諸富町 4.富士町 6.川副町 6.70 代以上 7.東与賀町 8.久保田町 問4 あなたの職業をお答えください。 1.農林・水産業 4.専業主婦(夫) 2.自営業 5.パート、アルバイト 3.お勤め(会社員・公務員等) 6.学生 7.無職 8.その他( 【裏 面 に 続 き ま す】 23 ) ス ポ ー ツ ・ 運 動 一 覧 A.軽い運動(個人) 1.ウォーキング(散歩含む) 2.ジョギング 3.水中歩行 4.サイクリング 5.ボウリング 6.ラジオ体操 7.職場の体操 8.グラウンドゴルフ B.軽い運動(対人及び集団) 17.キャッチボール 18.バドミントン 19.フォークダンス 20.ジャズダンス 21.社交ダンス 22.日本舞踊 C.各種スポーツ(個人種目) 28.陸上競技 29.水泳 30.自転車 31.ゴルフ 32.弓道 33.アーチェリー 34.エアロビクスダンス 35.ヨット 36.ボート 37.カヌー 38.スキー 9.パークゴルフ 10.釣り 11.ストレッチ 12.縄跳び 13.ヨガ 14.ピラティス 15.ダンベルやチューブを使った運動 16. その他( ) 23.ゲートボール 24.ハイキング 25.オリエンテーリング 26.キャンプ 27.その他( ) 39.スノーボード 40.スケート 41.サーフィン 42.スキューバダイビング 43.モータースポーツ 44.登山 45.ロッククライミング 46.ボルダリング 47.射撃 48.筋力トレーニング 49.その他( ) D.各種スポーツ(団体種目や相手が必要な種目) 50.野球 61.ソフトテニス 51.ソフトボール 62.卓球 52.サッカー 63.バドミントン 53.フットサル 64.柔道 54.バレーボール 65.剣道 55.ソフトバレーボール 66.空手 56.ミニバレーボール 67.ボクシング 57.バスケットボール 68.レスリング 58.ハンドボール 69.なぎなた 59.ラグビー 70.フェンシング 60.テニス 71.その他( 【次 頁 に 続 き ま す】 24 ) 最近1 最近1年間のことでお 年間のことでお答 のことでお答えください。 えください。 ◆『する』 する』スポーツについて◆ スポーツについて◆ 問5 平均してどれくらいの頻度で運動やスポーツを行っていますか。 1.週に3日以上 2.週に1~2日 3.月に1~3日 4.3か月に1~2日 5.年に1~3日程度 6.まったく行わなかった →(問9へ) 問6 スポーツや運動は主に何曜日に行っていますか。 (複数回答可) 1.日曜日 2.月曜日 3.火曜日 4.水曜日 5.木曜日 6.金曜日 7.土曜日 (○は3つまで) 問7 運動やスポーツを行っているのはどういう理由からですか。 1.健康・体力づくりのため 2.リハビリテーションのため 3.楽しみ・気晴らしとして 4.運動不足を感じるから 5.精神の修養や訓練のため 6.自己の記録や能力を向上させるため 7.家族のふれあいとして 8.友人・仲間との交流として 9.仕事や職場の付き合いとして 10.地域の行事(社会参加)のひとつとして 11.美容や肥満解消、ダイエットのため 12.利用施設への交通の便がよいため 13. 指導を行うため 14. その他( ) 問8 あなたがこの1年間に行った運動やスポーツについて、前掲載(2ページ目)から最も 多く行ったものから順にその番号を記入してください。 (5つ以内) 1. ( ) 2. ( ) 3. ( ※一覧表以外の運動・スポーツ( ) 4. ( ) 5. ( ) ) ※問5で「1.週に3日以上」及び「2.週に1~2日」と答えた方は問 10 へお進みください。 問9 運動やスポーツを週1回以上していないのはどういう理由からですか。 (○は3つまで) 1.仕事や家事・育児などに忙しくて 2.病気やけががあるから 3.高齢になったから 4.下手で恥ずかしいから 5.始めるきっかけがないから 6.機会がなかったから 7.情報がないから 8.仲間がいないから 9.指導者がいないから 10.場所や施設がないから 11.費用がかかるから 12.運動・スポーツは嫌い、興味がない、 必要性を感じないから 13.特に理由はない 14.その他( ) 【裏 面 に 続 き ま す】 25 問 10 あなたは、ニュースポーツを体験したことがありますか。 「ニュースポーツ」とは、技術やルールが比較的簡単で年齢に関係なく、誰でも楽しめるように 考案・紹介されたスポーツで種目は数百種目と言われています。 1.したことがある 2.聞いたことがある 3.今回の調査で初めて聞いた 問 11 それでは、次に挙げる種目の内、一度でも体験したことがあるものに○をつけてくださ い。(複数回答可) ※これらは全て「ニュースポーツ」と呼ばれるものです。 1.グラウンドゴルフ 2.ゲートボール 3.ミニバレーボール 4.ペタンク 5.インディアカ 6.フライングディスク 7.いごてだま 8.その他( 9.どれも体験したことが無い ) 問 12 あなたは、どのようなスポーツ行事に参加したいですか。 (複数回答可) 1.体力テスト・スポーツテスト 2.スポーツ教室 3.健康・体力づくり 4.競技会(スポーツ大会) 5.レクリエーション的行事(運動会等) 6.野外活動的行事(キャンプ、ハイキング等) 7.指導者・審判講習会 8.その他( ) ◆『みる』 みる』スポーツについて◆ 問 13 過去1年間でスポーツ観戦にでかけた、またはテレビでのスポーツ観戦をしましたか。 1.した 2.していない→(問 15 へ) 問 14 平均してどれくらいスポーツ観戦(テレビ観戦を含む)をしていますか。 1.1日に1時間以上 2.週に1時間以上 3.月に1時間以上 4.3か月に1時間以上 5.年に1時間以上 6.まったく観戦しなかった 問 15 あなたにとって「みるスポーツ」は、日常生活の中でどのような意味を持っていますか。 1.日常生活の一部として欠かせない 2.話題として必要 3.生活を豊かにするために必要 4.自分のスポーツ技能を高めるのに必要 5.ストレスの解消 6.まったく興味なし 7.その他( 【次 頁 に 続 き ま す】 26 ) ◆『支える』 える』スポーツについて◆ ここでの「支えるスポーツ」とはスポーツ行事の企画や運営およびそのお世話等をしたり、 ボランティアとして何らかの手伝いを「する・される」ことを意味します。 問 16 あなたは最近1年間で、運動やスポーツ(障がい者対象は除く)に関するボランティア 活動(指導やイベントの協力を含む)に参加したことがありますか。 1.ある 2.ない → (問 19 へ) 問 17 「ある」と答えた人は、どういう理由で参加されましたか。 1.自ら応募して行った 2.友人や知人から誘われて行った 3.職場の人から頼まれて行った 4.地域や町内会で頼まれて行った 5.スポーツ関係団体から頼まれて行った 6.その他( ) 問 18-1)参加してどうでしたか。(複数回答可) 1.楽しかった 2.うれしかった 3.仲間ができてよかった 4.充実感があった 5.達成感があった 6.大変だった 7.苦しかった 8.その他( ) 問 18-2)また、次回も参加したいと思いますか。 1.参加したい 2.参加したくない (その理由: ) 問 19 あなたは障がい者の運動やスポーツ活動に関して、ボランティア活動(支援やイベント の協力を含む)をしたことがありますか。 1.ある 2.ない 3.わからない 問 20 障がい者が運動やスポーツをするためためのボランティアの数は十分だと思いますか。 1.十分だと思う 2.少し足りないと思う 3足りないと思う 4.わからない 問 21 あなたは障がい者の運動やスポーツに関するボランティア活動を行いたいと思いますか。 1.是非行いたい 2.できれば行いたい 3.あまり行いたいとは思わない (その理由: 4.まったく行いたいと思わない(その理由: 5.わからない 【裏 面 に 続 き ま す】 27 ) ) ◆『総合型地域スポーツクラブ 総合型地域スポーツクラブ』 スポーツクラブ』について◆ 「総合型地域スポーツクラブ」(以下『総合型クラブ』)とは、地域住民が主体的に運営するスポ ーツクラブで、複数の種目が用意されており、地域の誰もが、年齢、興味、関心等に応じて参加 できるスポーツクラブです。 【佐賀市の総合型地域スポーツクラブ】 かわそえスポーツクラブ 神野総合型スポーツクラブ 赤松スポーツクラブ・シャチ Future くぼた 総合型地域スポーツクラブわかくす 元気クラブもろどみ スポーツフォアオール スポTOMO東与賀 問 22 あなたは、 「地域の方が主体となって行っているスポーツクラブ(総合型クラブ) 」を知 っていますか。 1.知っている 2.聞いたことがある 3.今回の調査で初めて聞いた 問 23 あなたは、 「総合型クラブ」に加入していますか、または加入したいと思いますか。 1.加入している 2.加入したい 3.加入していない 4.加入したくない (問 25 へ) (問 25 へ) 問 24 「加入している」 「加入したい」と答えた方で、加入への思った動機はなんですか。 (複数回答可) 1.楽しそうだから 2.友達に誘われたから 3.使いたい施設があったから 4.特典が多いから 5.運動プログラムを作ってくれるから 6.やりたい種目があったから 7.健康・体力つくりのため 8.近くにあったから 9.会費が安いから 10.その他( ) 問 25 「加入していない」 「加入したくない」と答えた方で、加入したくないのはなぜですか。 (複数回答可) 1.運動やスポーツに興味がないから 8.お金がかかるから 2.体調がよくないから 9.魅力がないから 3.時間がないから 10.仲間がいないから 4.活動内容がわからないから 11.情報が無いから 5.きっかけがないから 12.その他( 6.既に他のグループ(サークル等)に所属しているから 7.個人種目を行っているので加入する必要を感じないから 【次 頁 に 続 き ま す】 28 ) ◆『施設』 施設』について◆ 問 26 あなたは、普段どんなところで運動やスポーツを行っていますか。 (複数回答可) 1.自宅・友人宅 8.市外の公共施設 2.道路や空き地 9.民間のスポーツ施設 3.公園・広場 10.海・山・河川敷 4.市立のスポーツ施設 11. その他( 5.市内の小中学校の施設(体育館・グラウンド) 6.市立のその他の施設(公民館など) 7.市内の公共施設(市立を除く) ) 問 27 そこで運動やスポーツをする主な時間帯はいつですか。 1.早朝(6 時以前~9 時) 2.午前(9 時~12 時) 3.午後(12 時~15 時) 4.夕方(15 時~18 時) 5.夜間(18 時~21 時以降) 問 28 その場所(施設)に満足していますか。 1.非常に不満 2.やや不満 3.まあ満足 (問 30 へ) 4.非常に満足 (問 30 へ) 問 29 その場所(施設)に不満があるのはどういう理由からですか。 (複数回答可) 1.家から遠い(不便)から 12.利用時間帯が合わないから 2.交通の便(アクセス)が悪いから 13.利用手続きが面倒だから 3.施設・器具が古い、汚い、狭いから 14.施設の職員の態度が悪いから 4.バリアフリーがなされていないから 15. 規則が多く融通が利かないから 5.利用料金が高いから 16. ボランティアがいないから 6.特定の利用者が独占しているから 17.その他( ) 7.付帯設備(シャワーやロッカー等)に不備があるから 8.駐車場がない(スペースが狭い)から 9.したいと思っているスポーツ種目ができない(器具や用具が整っていない)から 10.したいときに利用できない(前もって予約ができない)から 11.スポーツの前や後にくつろげるスペースがないから 問 30 あなたは、市立のスポーツ施設に対して要望がありますか(複数回答可) 1.施設数の増加 2.運動やスポーツ教室の充実 3.利用料金の引き下げ 4.利用時間の延長 5.利用手続きの簡素化 6.指導者の配置 7.バリアフリーの充実 8.ナイター設備の充実 9.ロッカー・シャワー室の整備・充実 10.その他( 11.特になし 12.わからない 【裏 面 に 続 き ま す】 29 ) 問 31 あなたは、市立の運動・スポーツ施設の予約システムを使ったことがありますか。 1.予約したことがある 2.空き状況を確認したことがある 3.使ったことがない 4.初めて知った 問 32 あなたは学校体育施設を地域住民が利用することができることを知っていますか。 1.利用したことがある 2.空き状況を確認したことがある 3.知っているが利用したことがない 4.初めて知った ◆その他 ◆その他◆ 問 33-1) あなたは障がい者スポーツについてどの程度関心がありますか。 1.非常に関心がある 2.関心がある 3.ほとんど関心がない →(問 34 へ) 4.まったく関心がない →(問 34 へ) 問 33-2)どのような形態での関心をお持ちですか。 (複数回答可) 1. 「する」スポーツとして 2. 「みる」スポーツとして 3. 「支える」スポーツとして 4.その他( ) 問 34 あなたは、スポーツに関する情報をどういう手段で得ていますか。 (複数回答可) 1.テレビ 2.ラジオ 3.新聞 4.雑誌 5.チラシ 6.ポスター 7.インターネット 8. Facebook 等のSNS 9.知人から聞く 10.その他( ) 問 35 あなたがスポーツ情報の入手先として今後充実させてほしいと思うものは何ですか。 (複数回答可) 1.テレビ 2.ラジオ 3.新聞 4.雑誌 5.チラシ 6.ポスター 7.インターネット 8. Facebook 等のSNS 9.その他( 問 36 最後に、佐賀市のスポーツ振興についてご意見があればお書きください。 質問は以上です。同封の封筒で切手を貼らずにお送りください。 いただいたご意見は、これからのスポーツ振興に役立ててまいります。 ご協力ありがとうございました。 30 ) さ が し ざいじゅう しょう かた たい 佐賀市 在 住 の 障 がいのある方 がいのある方のスポーツに対 のスポーツに対する いしき かつどう じったい かん ちょうさ 意識と活動の実態に関する調査 する調査 さ が し しょう も しみん みなさま じ っ し じょうきょう はあく へいせい 佐賀市では、 障 がいをお持ちの市民の皆様のスポーツの実施 状 況 を把握し、平成27 ねんど い こ う さ が し すいしんけいかく はんえい もくてき ほんちょうさ じっし 年度以降の佐賀市スポーツ推進計画に反映にさせることを目的に本調査を実施することとい たしました。 む さ く い ちゅうしゅつ ちょうさ ねが いそが とき おそ い 無作為 抽 出 により、あなたに調査をお願いすることになりました。お 忙 しい時に恐れ入 ちょうさ しゅし りかい きょうりょく ねが かいとう どうふう りますが、調査の趣旨 をご理解いただき、ご 協 力 をお願 いいたします。回答 は、同封 の ふうとう い とうかん 封筒に入れ、ポストにご投函ください。 みなさま こた じこう ちょうさ い が い もくてき しよう なお、皆様にお答えいただいた事項は、この調査以外の目的には使用いたしません。 ちょうさ け っ か とうけいてき し ょ り こ じ ん とくてい かたち こうひょう また、調査結果は統計的に処理し、個人が特定できない 形 で公表します。 ちょうさ ねが ◆調査についてのお願い◆ かいとう ほんにん ふうとう あて さ き かた こた じ し ん きにゅう 1. ご回答は、ご本人(封筒の宛先となっている方)がお答えください。もし、ご自身で記入で ばあい だ い り かた ほんにん かんが き きにゅう きない場合は、代理の方がご本人の 考 えを聞きながらご記入ください。 かくしつもん とく し じ かぎ えら ばんごう つ 2. 各質問について、特に指示のない限り、あてはまるものを1つだけ選び、番号に○を付 けてください。 きにゅう も あやま きさい さいご てんけん ねが 3. 記入漏れや 誤 った記載がないか、最後に点検をお願いします。 ちょうさ ふめい てん しつもん か き と あ 4. この調査について、不明な点やご質問がありましたら、下記へお問い合わせください。 まこと 5. かって へいせい ねん がつ にち きん へんそう ねが もう あ 誠 に勝手ながら、平成26年3月7日(金)までにご返送くださいますよう、お願い申し上 げます。 さ が し きょういく い い ん か い しゃかいきょういくぶ しんこうか がかり 佐賀市 教 育 委員会社会教育部スポーツ振興課 スポーツ 係 さがしえきまえちゅうおういっちょうめ ばん ごう 〒840-0801 佐賀市駅前中央一丁目8番32号 アイスクエアビル4F TEL 0952-40-7360 FAX 0952-40-2050 31 じしん ◆あなたご自身 ◆あなたご自身について◆ とい せいべつ こた 問1 あなたの性別をお答えください。 だんせい じょせい 1.男性 2.女性 とい ねんだい こた へいせい ねん がつ にちげんざい まんねんれい 問2 あなたの年代をお答えください。(平成26年1月1日現在の満年齢) だい だい だい だい だい だいいじょう 1.20代 2.30代 3.40代 4.50代 5.60代 6.70代以上 とい す ち く こた 問3 あなたがお住まいの地区をお答えください。 きゅう さ が し 1.旧 佐賀市 やまとちょう みつせむら ひが しよか ち ょう 3.大和町 5.三瀬村 7.東与賀町 もろどみちょう ふじちょう かわそえまち く ぼ た ち ょ う 2.諸富町 4.富士町 6.川副町 8.久保田町 とい しょくぎょう おし 問4 あなたの職 業 を教えてください。 すいさんぎょう じえいぎょう 1.農林・水産業 のうりん 2.自営業 3.お勤め(会社員・公務員など) 5.パート、アルバイト 6.学生 せんぎょう し ゅ ふ つと ふ かい しゃいん こうむいん がくせ い 4.専業主婦(夫) むしょく た 7.無職 8.その他( とい しょう しゅべつ ) おし 問5 あなたの障 がい種別を教えてください。 ちょうかく へ いこ う きのうしょう おんせい 1.聴覚・平衡・機能障がい し た い ふ じ ゆ う げんざい からだ き の う しょう ない ぶ き の う しょう 3.肢体不自由 とい げんご 2.音声・言語・そしゃく機能障 がい 4.内部機能 障 がい じょうきょう おし 問6 現在の 体 の状 況 について教えてください。 うご か い じょ ひつ よう く る ま い す など 1.動くのに介助が必要 ひ と り ほ じ ょ ぐ ひ と り うご 2.車椅子等の補助具があれば一人で動ける うご かる 3.一人で動ける うんどう 4.軽い運動ができる じ 【次 ぺーじ つづ 頁 に 続 き ま す】 32 さい き ん ねんかん こた 最近1年間のことでお答 のことでお答えください。 えください。 【『する 【『する』 する』スポーツについて】 スポーツについて】 とい へいきん ひんど うんどう おこな 問7 あなたは、平均してどれくらいの頻度で運動やスポーツを行っていますか。 しゅう か いじょう げつ 1. 週に3日以上 しゅう か ねん 2. 週に1~2日 つき か ていど 5.年に1~3日程度 か おこな 3.月に1~3日 とい か 4.3か月に1~2日 とい 6.まったく 行 わなかった →(問11 へ) うんどう おも なん よ う び おこな ふくすう か い と う か 問8 スポーツや運動は主に何曜日に 行 っていますか。(複数回答可) にちようび か よ う び 1.日曜日 とい もくようび 3.火曜日 げつようび すいようび きんようび 2.月曜日 4.水曜日 6.金曜日 うんどう ど よ う び 5.木曜日 おこな 7.土曜日 り ゆ う 問9 運動やスポーツを 行 っているのはどういう理由からですか。(○は3つまで) けんこう たいりょく ゆうじん なかま こうりゅう 1.健康・体力づくりのため 8.友人・仲間との交流として 2.リハビリテーションのため 9.仕事や職場の付き合いとして し ご と たの き ば ちいき 3.楽しみ・気晴らしとして うんどう ぶ そ く かん しゅうよう こ き ろ く ぎょうじ び よ う くんれ ん のうりょく あ しゃかい さ ん か ひ ま ん かいしょう 11.美容や肥満解消、ダイエットのため り よ う しせつ 5.精神の修養や訓練のため じ つ 10.地域の行事(社会参加)のひとつとして 4.運動不足を感じるから せいしん しょくば こうつう べん 12.利用施設への交通の便がよいため こうじょう し ど う 6.自己の記録や能力を向上させるため おこな 13.指導を 行 うため か ぞ く た 7.家族のふれあいとして とい ねんかん 14.その他( おこな ) うんどう うんどう いちらん 問10 あなたがこの1年間に 行 った運動やスポーツについて、4ページの運動・スポーツ一覧 さんこう もっと おお おこな じゅん ばんごう きにゅう いちらんひょう を参考に、 最 も多く 行 ったものから 順 に番号を記入してください(3つ以内)。一覧表に ばあい ほか せ んたく ばんごう めいしょう きにゅう ない場合は、A~Dの「その他」を選択し、その番号と名称を記入してください。 1.( ) 3.( 2.( ) 4.わからない ) とい 33 → (問11 へ) うん どう いち らん ス ポ ー ツ ・ 運 動 一 覧 かる うんどう こじん A.軽 い運動 (個人) さ ん ぽ ふく しょくば たいそう なわと 1. ウォーキング(散歩含む) 7. 職場の体操 12. 縄跳び 2. ジョギング 8. グラウンドゴルフ 13. ヨガ 9. パークゴルフ 14. ピラティス すいちゅう ほ こ う 3. 水 中 歩行 つか つ うんどう 4. サイクリング 10. 釣り 15. ダンベルやチューブを使った運動 5. ボウリング 11. ストレッチ 16. その他( た ) たいそう 6. ラジオ体操 かる うんどう たいじんおよ しゅうだん B.軽い運動(対人及び 集 団 ) しゃこう 17. キャッチボール 21. 社交ダンス 25. オリエンテーリング にほんぶよう 18. バドミントン 22. 日本舞踊 26. キャンプ 19. フォークダンス 23. ゲートボール 27. その他( 20. ジャズダンス 24. ハイキング 36. ボート 44. 登山 37. カヌー 45. ロッククライミング 38 スキー 46. た かくしゅ ) こ じ ん しゅもく C.各種スポーツ(個人種目) りくじょうきょうぎ 28. とざん 陸 上 競技 すいえい 29. 水泳 じてんしゃ 30. 自転車 ボルダリング しゃげき 31. ゴルフ 39. スノーボード 47. きゅうどう 射撃 きんりょく 32. 弓道 40. スケート 48. 筋 力 トレーニング 33. アーチェリー 41. サーフィン 49. その他( 34. エアロビクスダンス 42. スキューバダイビング 35. ヨット 43. モータースポーツ た かくしゅ だんたいしゅもく あいて ひつよう ) しゅもく D.各種スポーツ(団体種目や相手が必要な種目) やきゅう からて 50. 野球 58. ハンドボール 66. 空手 51. ソフトボール 59. ラグビー 67. ボクシング 52. サッカー 60. テニス 68. レスリング 53. フットサル 61. ソフトテニス 69. なぎなた たっきゅう 54. バレーボール 62. 卓球 70. フェンシング 55. ソフトバレーボール 63. バドミントン 71. その他( た じゅうどう 56. ミニバレーボール 64. 柔道 けんどう 57. バスケットボール 65. じ 剣道 ぺーじ つづ 【次 頁 に 続 き ま す】 34 ) とい しゅう か いじょう およ しゅう か こた かた とい すす ※問7で「1.週 に3日以上」及び「2.週 に1~2日」と答えた方は問12へお進みください。 とい かいとう かた うかが (問7で3~ で3~6と回答 6と回答された方 された方に 伺 います) います) とい うんどう しゅう かい い じ ょ う り ゆ う 問11 運動やスポーツを週 1回以上していないのはどういう理由からですか。(○は3つまで) しごと か じ い く じ いそ しどうしゃ 1.仕事や家事・育児などが忙しくて 9. 指導者がいないから 10. 場所や施設がないから 11. 費用がかかるから 12. 運動・スポーツは嫌い、興味がない、 びょうき ば し ょ 2.病気やけがをしているため こ うれ い ひ よ う 3.高齢になったから へ た しせつ は うんどう 4.下手で恥ずかしいから はじ きら ひつようせい 5.始めるきっかけがないから きょうみ かん 必要性を感じないから きかい しょう 6.機会がなかったから 13. 障 がいがあるから 14. 特に理由はない 15. その他( じょうほう とく 7.情報がないから り ゆ う なかま た 8.仲間がいないから とい ) たいけん 問12 あなたは、ニュースポーツを体験したことがありますか。 ぎじゅつ ひ か く て き かんたん ねんれい かんけい だれ たの ※「ニュースポーツ」とは、技術やルールが比較的簡単で年齢に関係なく、誰でも楽しめるよう こうあん しょうかい しゅもく すうひゃくしゅ い に考案・紹介されたスポーツで種目は数百種目と言われています。 き 1.したことがある とい つぎ こん かい 2.聞いたことがある あ しゅもく いちど ちょうさ はじ き 3.今回の調査で初めて聞いた たいけん 問13 それでは、次に挙げる種目のうち、一度でも体験したことがあるものに○をつけてください。 ふくすう か い と う か よ (複数回答可) ※これらはすべて「ニュースポーツ」と呼ばれるものです。 1.グラウンドゴルフ 6.フライングディスク 2.ゲートボール 7.いごてだま 3.ミニバレーボール 8.その他( 4.ペタンク 9.どれも体験したことがない た たいけん 5.インディアカ 35 ) とい ぎょうじ さんか ふくすう か い と う か 問14 あなたは、どのようなスポーツ行事に参加したいですか。(複数回答可) たいりょく てき ぎ ょ う じ 1.体力テスト・スポーツテスト きょうしつ や が い かつどうてき ぎ ょ う じ 2.スポーツ教室 けんこう うんどうか い 5.レクリエーション的行事(運動会など) 6.野外活動的行事(キャンプ、ハイキングなど) たいりょく しどうしゃ 3.健康づくり・体力づくり きょうぎかい しんぱん こうしゅうかい 7.指導者・審判講習会 たいかい た 4.競技会(スポーツ大会) 8.その他( ) 【『みる』スポーツについて】 とい か こ ねんかん かんせん かんせん 問15 過去1年間でスポーツ観戦にでかけた、またはテレビでのスポーツ観戦をしましたか。 1.した とい 2.していない へいきん かんせん かんせん ふく 問16 平均してどれくらいスポーツ観戦(テレビでの観戦を含む)をしましたか。 にち じ か ん いじょう げつ 1.1日に1時間以上 しゅう じ か ん いじょう ねん 2.週 に1時間以上 つき じ か ん いじょう 4.3か月に1時間以上 じ か ん いじょう 5.年に1時間以上 じ か ん いじょう かんせん 3.月に1時間以上 6.まったく観戦しなかった とい み にちじょうせいかつ なか い み も 問17 あなたにとって「見るスポーツ」は、日常生活の中でどのような意味を持っていますか。 にちじょうせいかつ いちぶ か かいしょう 1.日常生活の一部として欠かせない わだい 5.ストレスの解消 ひつ よう きょうみ 2.話題として必要 せいかつ 6.まったく興味なし ゆた ひつ よう た 3.生活を豊かにするために必要 じぶん ぎ の う 7.その他( たか ひつ よう 4.自分のスポーツ技能を高めるのに必要 じ ぺーじ つづ 【次 頁 に 続 き ま す】 36 ) ささ 【『支える』スポーツについて】 ささ ぎょうじ き か く うんえい せ わ ※ここでの「支えるスポーツ」とはスポーツ行事の企画や運営およびそのお世話などをしたり、 なん てつだ い み ボランティアとして何らかの手伝いを「する・される」ことを意味します。 とい うんどう し え ん うけ 問18-1) あなたは、運動をやスポーツをするとき、ボランティアからの支援を受けたことが ありますか。 とい 1.ある 3.わからない→(問19)へ とい うんどう 2.ない→(問19)へ とい とい 4.運動やスポーツはしていない→(問19)へ とき せっ かた たいど たい まんぞくど 問18-2) その時のボランティアの接し方や態度に対する満足度はどうですか。 ひじょう まんぞく ふまん 1.非常に満足 り ゆ う 3.やや不満 (その理由: まんぞく ひじょう 2.まあ満足 ふまん ) り ゆ う 4.非常に不満(その理由: とい し え ん ) のうりょく たい まんぞくど 問18-3) また、ボランティアの支援(サポート)技術能力に対する満足度はどうですか。 ひじょう まんぞく ふまん 1.非常に満足 まんぞく ひじょう 2.まあ満足 とい り ゆ う 3.やや不満 (その理由: ふまん ) り ゆ う 4.非常に不満(その理由: ぎゃく さいきん ねんかん うんどう ) しょう し ゃ たいしょう のぞ かん 問19 逆 に、あなたは最近1年間で、運動やスポーツ(障 がい者対象は除く)に関するボラン かつどう し ど う きょうりょく ふく さんか ティア活動(指導やイベントの協力を含む)に参加したことがありますか。 とい 1.ある とい 2.ない → (問22 へ) こた ひと り ゆ う さんか 問20 「ある」と答えた人は、どういう理由で参加されましたか。 みずか おうぼ さんか ちいき 1. 自 ら応募して参加した ゆうじん ち じ ん さそ さんか ひと たの たの かんけい だんたい 2.友人や知人から誘われて参加した しょくば ちょうないかい さんか 4.地域や町内会で頼まれて参加した たの さんか 5.スポーツ関係団体から頼まれて参加した さんか た 3.職場の人から頼まれて参加した 6.その他( 37 ) とい さんか ふくすう か い と う か 問21-1) 参加してどうでしたか。(複数回答可) たの たっせいかん 1.楽しかった 5.達成感があった 2.うれしかった 6.大変だった たいへん なかま くる 3.仲間ができてよかった 7.苦しかった じゅう じつかん た 4.充 実感があった とい じかい 8.その他( さんか ) おも 問21-2) また次回も参加したいと思いますか。 さんか 1.参加したい さんか り ゆ う 2.参加したくない(その理由: とい しょう しゃ ) うんどう かん かつどう し え ん 問22 あなたは、障 がい者の運動やスポーツに関して、ボランティア活動(支援やイベントの きょうりょく ふく 協力を含む)をしたことがありますか。 1.ある 2.ない とい しょう しゃ 3.わからない うんどう かず じゅうぶん おも 問23 あなたは、障 がい者の運動やスポーツのためのボランティアの数は十分だと思いますか。 じゅうぶん おも 1.十分だと思う とい すこ た おも た 2.少し足りないと思う かん おも 3.足りないと思う かつどう おこな 4.わからない おも 問24 あなたはスポーツに関するボランティア活動を 行 いたいと思いますか。 ぜ ひ おこな おこな 1.是非 行 いたい おこな 2.できれば 行 いたい おも り ゆ う 3.あまり 行 いたいとは思わない (その理由: おこな おも ) り ゆ う 4.まったく 行 いたいとは思わない(その理由: 5.わからない じ ぺーじ つづ 【次 頁 に 続 き ま す】 38 ) そうごうがた ち い き 【総合型 総合型地域スポーツクラブについて】 スポーツクラブ そう ご うが た ち い き い か そう ご うが た く ら ぶ ち い き じゅうみん しゅたいてき うんえい 「総合型地域スポーツクラブ」(以下『総合型クラブ』)とは、地域 住民 が主体的に運営する ふくすう しゅもく よ う い ちいき だれ ねんれい きょうみ かんしん スポーツクラブで、複数の種目が用意されており、地域の誰もが、年齢、興味、関心など おう さんか に応じて参加できるスポーツクラブです。 さがし そうごうがた ちいき 【佐賀市の総合型地域スポーツクラブ】 かわそえスポーツクラブ Future くぼた こ う の そう ご うが た あかまつ 神野総合型スポーツクラブ 赤松スポーツクラブ・シャチ そう ご うが た ち い き げんき 総合型地域スポーツクラブわかくす 元気クラブもろどみ ひがしよか スポーツフォアオール とい ちいき スポTOMO東与賀 かた しゅたい おこな そうごうがた 問 25 あなたは、「地域 の方 が主体 となって行って いるスポーツクラブ(総合型 クラブ)」を し 知っていますか。 し き 1.知っている とい こんかい 2.聞いたことがある そう ご うが た ちょうさ はじ き 3.今回の調査で初めて聞いた か にゅう か にゅう おも 問26 あなたは、「総合型クラブ」に加入していますか、または加入したいと思いますか。 か にゅう か にゅう 1.加入している か にゅう か にゅう 2.加入したい とい とい 3.加入していない → (問28 へ) か にゅう とい 4.加入したくない → (問28 へ) か にゅう こた か にゅう ど う き なん ふくすう か い と う か 問27 「加入している」「加入したい」と答えた方で、加入への動機は何ですか。(複数回答可) たの しゅもく 6. やりたい種目があるから 1.楽しそうだから ともだち さそ けんこう つか しせつ ちか 8. 近くにあるから 3.使いたい施設があるから とくてん おお かいひ やす 9. 会費が安いから 4.特典が多いから うんどう たいりょく 7. 健康・体力づくりのため 2.友達に誘われたから つく た 5.運動プログラムを作ってくれるから うら めん 10. その他( つづ 【裏 面 に 続 き ま す】 39 ) とい か にゅう か にゅう こた かた か にゅう 問28 「加入していない」「加入したくない」と答えた方で、加入したくないのはなぜですか。 ふくすう か い と う か (複数回答可) うんどう きょうみ かね 1.運動やスポーツに興味がないから 8. お金がかかるから 2.障がいがあるから 9. 魅力がないから みりょく じかん なかま 10. 仲間がいないから 3.時間がないから かつどう な い よ う じょうほう 4.活動内容がわからないから 11. 情報がないから 5.きっかけがないから 12. その他( た すで ほか ) しょぞく 6.既に他のグループ(サークルなど)に所属しているから こ じ ん しゅもく おこな か にゅう ひつ よう かん 7.個人種目を 行 っているので加入する必要を感じないから しせつ 【施設について】 とい ふだん うんどう おこな ふくすう か い と う か 問29 あなたは、普段どんなところで運動やスポーツを 行 っていますか。(複数回答可) じ た く ゆうじんたく しがい ど う ろ あ ち みんかん ひろば うみ やま かせんじき 10. 海・山・河川敷 3.公園・広場 し り つ しせつ た 11. その他( 4.市立のスポーツ施設 し な い しせつ 9. 民間のスポーツ施設 2.道路や空き地 こうえん こうきょう し せ つ 8. 市外の公共施設 1.自宅・友人宅 しょうちゅうがっこう しせつ ) たいいくかん 5.市内の小中学校の施設(体育館・グラウンド) し り つ た しせつ こうみんかん 6.市立のその他の施設(公民館など) し な い こうきょう し せ つ し り つ のぞ 7.市内の公共施設(市立を除く) とい うんどう おも じかんたい 問30 そこで運動やスポーツをする主な時間帯はいつですか。 そうちょう じ いぜん じ ゆうがた 1.早朝(6時以前~9時) ごぜん じ じ やかん 2.午前(9時~12時) ご ご じ じ じ 4.夕方(15時~18時) じ じ い こ う 5.夜間(18時~21時以降) じ 3.午後(12時~15時) 40 とい ば し ょ しせつ い ど う しゅだん おし おも 問31 その場所(施設)までの移動手段について教えてください。(主なものひとつに○) じ か よ う し ゃ ち じ ん ゆうじん そうげい 6.知人・友人による送迎 1.自家用車 かいご そうげい 2.介護タクシー 7.ボランティアによる送迎 いっぱん そうげい 3.一般タクシー 8.ガイドヘルパーによる送迎 こうきょう こ う つ う き か ん た 4.公共交通機関 か ぞ く 9.その他( ) そうげい 5.家族による送迎 とい ば し ょ しせつ まんぞく 問32 その場所(施設)に満足していますか。 ひじょう ふまん まんぞく 1.非常に不満 ふまん ひじょう 2.やや不満 とい ば し ょ とい 3.まあ満足 → (問34 へ) まんぞく とい 4.非常に満足 → (問34 へ) しせつ ふまん り ゆ う ふくすう か い と う か 問33 その場所(施設)に不満があるのはどういう理由からですか。(複数回答可) いえ とお ふべん り よ う じかんたい こうつう べん わる り よ う てつづ き ぐ ふる きたな めんどう 13. 利用手続きが面倒だから 2.交通の便(アクセス)が悪いから しせつ あ 12. 利用時間帯が合わないから 1.家から遠い(不便)から せま しせつ しょくいん たいど わる 3.施設・器具が古い、 汚 い、狭いから 14. 施設の職員の態度が悪いから 4.バリアフリーがなされていないから 15. 規則が多く融通が利かないから き そ く り よ う りょうきん ゆうずう き たか 16. ボランティアがいないから 5.利用料金が高いから とくてい おお りようしゃ どくせん た 17. その他( 6.特定の利用者が独占しているから ふたいせつび ) ふ び 7.付帯設備(シャワーやロッカーなど)に不備があるから ちゅうしゃじょう せま 8.駐車場がない(スペースが狭い)から おも しゅもく き ぐ よ う ぐ ととの 9.したいと思っているスポーツ種目ができない(器具や用具が 整 っていない)から り よ う まえ よ や く 10.したいときに利用できない(前もって予約ができない)から まえ あと 11.スポーツの前や後にくつろげるスペースがないから うら めん つづ 【裏 面 に 続 き ま す】 41 とい し り つ しせつ たい ようぼう ふくすう か い と う か 問34 あなたは、市立のスポーツ施設に対して要望がありますか。(複数回答可) ぞうか じゅうじつ 1.施設数の増加 しせつすう 7. バリアフリーの充実 うんどう きょうしつ じゅうじつ せつび り よ う りょうきん ひ さ しつ えんちょう た か ん そ か ) とく 11. 特になし 5.利用手続きの簡素化 しどうしゃ じゅうじつ 10. その他( 4.利用時間の延長 り よ う てつづ せいび 9. ロッカー・シャワー室の整備・充実 3.利用料金の引き下げ り よ う じかん じゅうじつ 8. ナイター設備の充実 2.運動やスポーツ教室の充実 はいち 12. わからない 6.指導者の配置 とい し り つ うんどう しせつ よ や く つか 問35 あなたは、市立の運動・スポーツ施設の予約システムを使ったことがありますか。 よ や く つか 1.予約したことがある あ じょうきょう 3.使ったことがない か くにん はじ 2.空き状況 を確認したことがある とい がっこう たいいく し せ つ し 4.初めて知った ち い き じゅうみん り よ う し 問36 あなたは学校体育施設を地域住民が利用することができることを知っていますか。 り よ う し 1.利用したことがある あ じょうきょう り よ う 3.知っているが、利用したことがない か くにん はじ 2.空き状 況 を確認したことがある し 4.初めて知った た 【その他】 とい しょう しゃ て い ど かんしん 問37-1) あなたは「障 がい者スポーツ」にどの程度関心がありますか。 ひじょう かんしん かんしん 1.非常に関心がある かんしん かんしん 2.関心がある とい とい 3.ほとんど関心がない → (問38 へ) とい 4.まったく関心がない → (問38 へ) けいたい かんしん も ふくすう か い と う か 問37-2) どのような形態での関心をお持ちですか。 (複数回答可) ささ 1.「する」スポーツとして 3.「支える」スポーツとして 2.「みる」スポーツとして 4.その他( た 42 ) とい かん じょうほう しゅだん え ふくすう かいとう か 問38 あなたは、スポーツに関する情報をどういう手段で得ていますか。(複数回答可) 1.テレビ 6. ポスター 2.ラジオ 7. インターネット しんぶん 8. Facebook などのSNS 3.新聞 ざ っ し ちじん き 4.雑誌 9. 知人から聞く 5.チラシ 10. その他( た とい じょうほう にゅうしゅさき ) こんご じゅうじつ おも なん 問39 あなたがスポーツ情報の入手先として今後充実 させてほしいと思うものは何ですか。 ふくすう かいとう か (複数回答可) 1.テレビ 6. ポスター 2.ラジオ 7. インターネット しんぶん 8. Facebook などのSNS 3.新聞 ざっし た 9. その他( 4.雑誌 ) 5.チラシ とい さ い ご さ が し しんこう いけん か 問40 最後に佐賀市のスポーツ振興についてご意見があればお書きください。 しつもん いじょう お どうふう ふうとう き っ て は おく 質問は以上で終わりです。同封の封筒で切手を貼らずにお送りください。 いけん しんこう やくだ いただいたご意見は、これからのスポーツ振興に役立ててまいります。 きょうりょく ご協力ありがとうございました。 43 「佐賀市民のスポーツに対する意識と活動の実態に関する調査」結 果 Ⅰ.調査の 調査の目的 佐賀市スポーツ推進計画を策定するにあたり、市民の運動やスポーツに対する意識やそれらの 実施状況を把握することを目的とする。 Ⅱ.調査概要 1.調査対象者 20 歳以上の男女約 2,000 人(年代別、性別、居住地域別)。 2.調査時期 平成 25 年 12 月 6 日~平成 26 年 1 月 10 日 3.調査方法 佐賀市住民基本台登録者のうち 20 歳以上の者を市町村合併前の市町村単位に区分し、その人 口比率ごとに対象者数を算出。その対象者数に、年齢区分ごとの比率を乗じて各地区の男女別、 年代別の対象者を算出した。そのうえで、住民基本台帳から対象者を無作為に抽出し、郵送に より調査票を送付。同封の返信用封筒により調査票の回収を行った。 アンケート質問項目については、本市独自の項目に合わせて、一部は、 「体力・スポーツに関 する世論調査(平成 25 年1月実施分、以下、文科省調査とする)」と、本市が平成 19 年 10 月 実施した調査(以下、前回調査とする)と同じものを設定し結果を比較できるようにした。 4.回収状況 送付数 2,000 部、回収数 644 部、回収率 32.2%、有効回収数 596 部、有効回収率 29.8% Ⅲ.調査結果の 調査結果の概要 1.回答者の 回答者の基本的属性状況 1)回答者の 回答者の基本的属性 男女比については、 「男性」44.0%、「女性」56.0%であり、女性の割合が多い(図1) 。 女 性 334(56.0) 男 性 262(44.0) 図1 回答者の男女比 N(%) 年齢については、全体で最も低い「20 歳代」の 8.6%から年代の上昇とともに徐々に割合 が高くなり、 「70 歳以上」が 27.0%と最も高い。また、これに「60 歳代」21.8%を合わせる ことで 60 歳以上が約5割を占める結果となった。なお、この傾向は男性でより顕著であり、 60 歳以上は 53.1%、女性では 45.5%となっている(図2)。 20歳代 6.5 8.8 30歳代 14.5 40歳代 17.2 50歳代 60歳代 70歳以上 25.6 27.5 男性 10.2 13.8 15.6 15.0 18.9 26.6 女性 8.6 11.6 15.1 15.9 21.8 27.0 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図2 対象者の年代 (%) 居住地については、全体で見ると「旧佐賀市」が男女とも約7割の値で最も多いのに対し、 「三瀬村」1.0%、 「富士町」1.8%が他に比べて極端に少ない値を示している。この傾向は男 女でも同様であるが、概ね佐賀市における旧市町の人口構成比と同じ比率となっている(図 3)。 旧佐賀市 諸富町 大和町 富士町 三瀬村 川副町 69.1 5.7 東与賀町 久保田町 7.3 1.5 4.6 6.1 4.6 男性 1.1 69.5 5.4 8.7 2.1 7.8 3.3 2.4 女性 0.9 69.3 5.5 8.1 1.8 6.4 4.5 3.4 全体 1.0 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 図3 回答者の住居地 (%) 80% 90% 100% 職業は、 「お勤め(会社員・公務員等)」が最も多く全体で 31.1%、次いで「無職」が 23.2% となっており、回答者の年齢層が反映した結果となった。性別比較で見てみると、男性は「お 勤め(会社員・公務員等)」の割合が4割を超え、「無職」約3割、「自営業」約1割と続き、 女性では「専業主婦」が約3割で最も高く、次いで「お勤め(会社員・公務員等)」22.8%、 「パート、アルバイト」19.5%が続いている(図4)。 農林・水産業 8.0 自営業 お勤め(会社員・公務員等) 9.2 専業主婦(夫) パート、アルバイト 5.7 1.9 41.6 学生 29.8 無職 その他 3.8 男性 0.0 1.8 5.4 22.8 29.4 19.5 0.6 18.0 2.4 女性 4.5 7.1 31.1 16.5 13.4 1.2 23.2 3.0 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図4 回答者の職業 (%) 2)『する 『する』 する』スポーツについて 最近1年間の運動やスポーツの実施頻度について見てみると、全体で「全く行わなかった」 が約3割を占め最も多く、次に「週に1~2日」23.1%、 「週に3日以上」22.0%と続いてい る。性別比較では、男性の「週に3日以上」26.0%と、女性の「全く行わなかった」32.9% がそれぞれ最も高い値を示した(図5) 。 週に3日以上 週に1~2日 26.0 月に1~3日 3ヶ月に1~2日 20.6 17.6 5.7 年に1~3日 5.3 全く行わなかった 24.8 男性 18.9 25.1 11.1 5.1 6.9 32.9 女性 22.0 23.1 13.9 5.4 6.3 29.3 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 図5 運動やスポーツの実施頻度(性別) (%) 90% 100% 次に、この結果を文科省調査(括弧表示)および前回調査と比較してみると、 「週に1日以 上(「週に3日以上」+「週に1~2日」)」実施している人は、全体では 45.1%となってお り、文科省調査の 47.5%より 2.4 ポイント低くなっているものの、前回調査の 39.2%より 5.9 ポイント上昇している。性別比較では、総理府調査の値より男性で 1.3 ポイント、女性で 3.1 ポイントずつ低い値を示し、逆に「まったく行っていない」割合が、それぞれ約1割高くな っている(図6)。 週に1日以上 それ以外 46.6 まったく行ってない 28.6 24.8 男性 47.9 15.7 36.4 (男性) 44.0 32.9 23.1 女性 30.8 47.1 22.1 (女性) 45.1 25.6 29.3 全体 47.5 33.4 19.1 (全国) 39.2 14.3 46.5 前回調査 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 「週に 1 日以上」=「週に 3 日以上」+「週に 1~2 日」 「それ以外」=「月に 1~4 日」+「3 ヶ月に 1~2 日」+「年に 1~3 日」 図6 運動やスポーツの実施頻度(性別・全国比) (%) さらに、結果を年代別で比較した場合、 「週に1日以上」の実施率では、40 歳代が 50 歳代 を約6ポイント上回っているものの、20 歳代から年齢の増加と比例して割合が高くなる傾向 を示し、70 歳以上では、その割合が6割を超えている(図7)。 週に1日以上 それ以外 62.7 まったく行ってない 13.7 23.6 70歳以上 48.4 21.6 30.0 60歳代 37.9 27.4 34.7 50歳代 43.3 32.3 24.4 40歳代 26.1 29.0 44.9 30歳代 23.5 53.0 23.5 20歳代 25.6 45.1 29.3 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 「週に 1 日以上」=「週に 3 日以上」+「週に 1~2 日」 「それ以外」=「月に 1~4 日」+「3 ヶ月に 1~2 日」+「年に 1~3 日」 図7 運動やスポーツの実施頻度(年代別) (%) 90% 100% 続いて運動やスポーツの実施曜日について見てみると、全体では「日曜日」49.6%が最も 高く、 「土曜日」45.6%、 「水曜日」38.9%と続いている。この結果は、男性の「日曜日」64.4%、 「土曜日」53.2%、 「水曜日」43.1%の値から影響を受けている。女性は最も高い値が 39.0% で「土曜日」、逆に最も低い値は 30.5%の「月曜日」であり各曜日に大きな差がない(図8) 。 各年代別で見た場合、ほぼ「土曜日」と「日曜日」に集中しているが、60 歳代と 70 歳以 上は「木曜日」以外の平日も平均して高い値となっている(図9)。 30.3 30.5 30.4 月 33.0 35.7 34.4 火 43.1 35.2 水 38.9 30.9 男性 M.T.= 289.5 34.7 32.9 木 女性 M.T.= 248.8 34.6 37.1 35.9 金 全体 M.T.= 267.7 53.2 39.0 土 45.6 64.4 36.6 日 49.6 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図8 運動やスポーツの実施日(性別) (%) 月 火 52.6(70歳以上) 70歳以上 M.T.= 324.1 水 60歳 代 M.T.= 323.3 50歳 代 M.T.= 227.1 40歳 代 M.T.= 213.8 木 30歳 代 M.T.= 202.7 20歳 代 M.T.= 189.5 体 M.T.= 267.8 金 全 土 48.6(30歳代) 図9 運動やスポーツの実施日(年代別) (%) 日 51.2(50歳代) 49.2(50歳代) 60.0(40歳代) 50.0(20歳代) 運動やスポーツを行う目的について見てみると、 「健康・体力づくり」69.5%が最も高い割 49.6(全体) 合を示し、次いで「楽しみ・気晴らし」39.2%、 「運動不足を感じるから」38.2%がほぼ同じ 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 値で続き、そして「友人・仲間との交流」25.0%の順となっている。この結果は、性別比較 でも同じ傾向となっており、前回調査とも大きな変化はない(図 10) 。 69.4 69.5 健康・体力づくり 39.3 39.1 39.2 36.7 39.5 楽しみ・気晴らし 運動不足を感じるから 26.0 24.1 25.0 22.3 友人・仲間との交流 12.2 美容や肥満解消、ダイエット 6.1 7.3 6.7 9.2 3.6 6.3 9.7 3.2 6.3 5.1 6.8 6.0 6.6 1.4 3.8 2.6 1.8 2.2 3.1 1.4 2.2 1.0 2.3 1.7 0.0 2.7 1.4 家族のふれあい 地域行事(社会参加)の一つ 仕事や職場の付き合い リハビリのため 自己の記録や能力の向上 指導を行うため 精神の修養や訓練 交通の便が良い その他 0.0 10.0 69.5 38.2 17.5 男性 M.T.= 227.0 女性 M.T.= 225.0 全体 M.T.= 226.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図 10 運動やスポーツの実施理由 (%) 1年間に最も多く行った運動やスポーツについて上位5つをあげていただいた結果、全体 では1位「ウォーキング(含、散歩) 」 、2位「ストレッチ」 、3位「ラジオ体操」の順であっ た。性別比較では、2位の男性「ゴルフ」と女性「ラジオ体操」が異なるが、1、3、4位 は同じものとなっている。文科省調査(全国)との比較では、「ウォーキング(含、散歩)」 と「体操」は同じ傾向だが、本市には「ジョギング」があり、 「ボウリング」がないのが異な るところである(表1) 。 表1.現在行っているスポーツや運動 (%) 性 別 全体 (M.T.=262.2) 全国 男性 (M.T.=281.6) 全 国 全国 女性 (M.T.=244.8) 1位 ウォーキング (含、散歩) (65.8) ウォーキング (含、散歩) ウォーキング (含、散歩) (63.7) ウォーキング (含、散歩) ウォーキング (含、散歩) (48.5) ウォーキング (含、散歩) 2位 ゴルフ (22.6) 体操 ラジオ体操 (23.1) 体操 ストレッチ (19.7) 体操 3位 ストレッチ (16.8) ゴルフ ストレッチ (22.2) ボウリング ラジオ体操 (18.4) 軽い球技 4位 ジョギング (13.7) 軽い球技 ジョギング (9.4) 軽い球技 ジョギング ゴルフ (11.4) ボウリング 5位 ラジオ体操 (13.2) ボウリング サイクリング 水中歩行 (7.5) 軽い水泳 ― 軽い水泳 ここでは、最近1年間に運動やスポーツを「週1回以上」行わなかった人に対して、その 理由を訊ねたところ、最も高い値を示した理由は、男女ともに「仕事や家事・育児などに忙 しくて(時間がない)」 (「男性」50.0%、 「女性」54.6%)であった。前回調査では、次に「機 会がなかったから」と「特に理由はない」が続いたが、今回は順位が逆転している。要因と しては、新たに今回4位にあげられた「始めるきっかけがないから」を設定したことで、 「機 会がなかったから」と回答が分散したことが考えられる。なお、他の項目に大きな変動は見 られなかった(図 11)。 50.0 54.6 忙しくて時間がない 52.7 18.9 20.7 19.9 18.0 15.5 16.6 14.8 13.8 14.2 機会がなかった 始めるきっかけがない 病気やけががある 7.4 11.5 9.8 10.7 8.6 9.5 7.4 10.3 9.1 6.6 8.6 7.8 費用がかかる 高齢になった 仲間がいない 必要性を感じない 男性 M.T.= 169.9 女性 M.T.= 180.9 1.6 4.6 3.4 4.1 2.3 3.0 2.5 0.6 1.4 下手で恥ずかしい 場所や施設がない 情報がない 全体 M.T.= 176.4 23.8 19.5 特に理由なし 4.1 その他 21.3 10.3 7.8 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 図 11 運動やスポーツを行わなかった理由 (%) ニュースポーツの実施経験については、「初めて聞いた」人が6割を超え、「したことがあ る」と回答した人は約2割と少なく認知度が低い(女性がより顕著)結果となった(図 12) 。 したことがある 26.0 聞いたことがある 初めて聞いた 16.1 57.9 男性 18.8 12.8 68.4 女性 22.0 14.2 63.8 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 12 ニュースポーツ実施経験の有無(その1) (%) 実施経験種目について見てみると、全体では割合の高い順に「グラウンドゴルフ」60.3%、 「ミニバレーボール」53.3%、 「ゲートボール」43.3%、 「どれも経験していない」35.5%、 「ペ タンク」24.1%となっている。なお、男性では「グラウンドゴルフ」70.1%、女性では「ミ ニバレーボール」60.3%がそれぞれ最も高い値を示し、 「男性」 (M.T.=201.9)の方が「女性」 (M.T.=188.9)より経験種目が多い傾向を示した(図 13) 。 70.1 52.8 グラウンドゴルフ 60.3 44.2 60.3 ミニバレーボール 53.3 44.2 42.7 ゲートボール 43.3 20.1 ペタンク 29.2 男性 M.T.= 201.9 24.1 女性 M.T.= 188.9 6.5 4.5 5.4 4.5 5.0 4.8 フライングディスク インディアカ 全体 M.T.= 194.6 ※「どれも体験したことない」以外 0.6 1.5 1.1 2.6 2.0 2.3 いごてだま その他 35.8 35.2 35.5 どれも体験したことない 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 図 13 体験したことのある種目 (%) しかし、「どれも経験したことがない」の割合が、男女とも約 35%を示し、先ほどの結果 (ニュースポーツを初めて聞いたとする人が6割)と異なることから、この結果をもとに対 象者の経験の有無を新たに算出してみたところ、実は「(ニュースポーツ種目)体験あり」は、 男女とも約6割を占め、ニュースポーツという言葉の認知度は低いものの、種目の体験率は 高い結果が得られた(図 14)。 種目体験あり 種目体験なし 無回答 59.5 33.2 7.3 59.9 32.6 7.5 59.7 32.9 7.4 男性 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 14 ニュースポーツ実施経験の有無(その2) (%) 最後に、今後、どのようなスポーツ行事に参加したいか訊ねたところ、 「健康・体力づくり」 が6割を占めて最も高く、 「スポーツ教室」19.0%、 「レクリエーション的行事(運動会等) 」 と「野外活動的行事(キャンプ、ハイキング等)」が等しく 17.9%で続いている。性別比較 では、女性の「健康・体力づくり」の値(68.8%)が顕著だが、それ以外では女性の「スポ 52.4 68.8 健康・体力づくり 61.7 ーツ教室」24.3%と、男性の「競技会(スポーツ大会)」19.0%がお互いの値に比べて高くな っている(図 15)。 図 15 参加したいスポーツ行事(性別) (%) また、この結果を、運動やスポーツの実施頻度別(「週1回以上実施者」と「それ以外」) で比較した場合、 「健康・体力づくり」は両者高い値を示したが、週1回以上実施者は「体力・ スポーツ」と「競技会(スポーツ大会) 」に、それ以外は「スポーツ教室」と「野外活動的行 事(キャンプ、ハイキング等) 」において、相手より強い参加意識を示す結果が得られた(図 16)。 66.9 57.2 健康・体力づくり 61.7 16.5 21.0 スポーツ教室 19.0 17.8 17.9 17.9 レクリエーション的行事 (運動会等) 14.9 20.3 17.9 野外活動的行事 (キャンプ、ハイキング等) 19.0 11.7 体力・スポーツテスト 15.0 週1回以上実施者 M.T.= 155.8 12.4 それ以外 M.T.= 144.3 8.6 競技会(スポーツ大会) 10.3 全体 M.T.= 149.7 2.9 1.0 1.9 指導者・審判講習会 5.4 6.6 6.0 その他 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図 16 参加したいスポーツ行事(実施頻度別) (%) 3)『みる 『みる』 みる』スポーツについて 過去1年間でスポーツ観戦にでかけた、またはテレビでスポーツ観戦をしたかどうかにつ いては、男性で約9割、女性で約8割が「観戦した」と答えた(図 17)。 観戦した 観戦していない 91.1 8.9 男性 80.2 19.8 女性 85.0 15.0 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 17 スポーツ観戦(テレビ観戦も含む)の有無 (%) そのスポーツ観戦の時間については、「1日に1時間以上」観戦するのは、男性で約2割、 女性では約1割、 「週に1時間以上」においても男性は約5割、女性では約4割であり、女性 より男性の方が観戦時間は長いという結果が得られた(図 18) 。 1日に1時間以上 週に1時間以上 19.9 月に1時間以上 3ヶ月に1時間以上 51.7 14.8 年に1時間以上 9.7 3.8 男性 10.7 41.4 21.1 18.0 8.8 女性 15.1 46.3 18.1 14.1 6.4 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 18 スポーツ観戦(テレビ観戦も含む)の時間 (%) 最後に、 『みる』スポーツの日常生活の意味について訊ねてみたところ、全体で約3割を占 める「話題として必要」の値が最も高く、次いで「日常生活の一部として欠かせない」15.8%、 「生活を豊かにするために必要」14.3%と続く。性別比較で見ると、 「日常生活の一部として 欠かせない」で男性が、 「話題として必要」で女性がより高い傾向を示す結果が得られた(図 19) 日常生活の一部 話題として必要 生活を豊かにする スポーツ技能を高める ストレスの解消 まったく興味なし その他 21.7 28.0 13.0 8.2 11.6 10.6 6.8 男性 11.2 36.8 15.2 1.5 14.5 12.6 8.2 女性 15.8 33.0 14.3 4.4 13.2 11.8 7.6 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 19 日常生活における「みるスポーツ」の意味 (%) 4)『支 『支える』 える』スポーツについて スポーツボランティア経験の有無(障がい者対象を除く)について、「はい(経験有)」と 回答した人が全体で 15.0%を示したが、前回調査の値 19.4%を 4.4 ポイント下回った。しか し、総理府調査の 11.4%を 3.6 ポイント上回った。なお、性別比較では、男性 19.2%が女性 11.7%より 7.5 ポイント高い(図 20) 。 ある ない わからない(全国調査のみ) 80.8 19.2 男性 88.3 11.7 女性 15.0 85.0 全体 11.4 88.5 0.1 (全国) 19.4 80.6 前回調査 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 20 スポーツボランティア参加の有無(障がい者対象を除く) (%) 経験者の参加理由について、「地域や町内会で頼まれて行った」と回答した人が全体で 55.7%を示し、「職場の人から頼まれて行った」と「スポーツ関係団体から頼まれて行った」 も含めると第三者からの依頼を受けての参加が約7割を占め、その傾向は女性でより高くな っている(図 21)。 自ら応募 地域や町内会で依頼 15.2 13.0 友人や知人の誘い スポーツ関係団体から依頼 6.5 職場の人から依頼 その他 52.2 10.9 2.2 男性 12.1 9.1 12.1 60.6 6.1 女性 0.0 13.9 11.4 8.9 55.7 6.3 3.8 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 21 参加理由(障がい者対象を除く) (%) スポーツボランティアに参加してみての感想については、 「楽しかった」67.0%が最も高い 値を示し、「大変だった」と「充実感があった」が 27.3%の同率で続いている。性別比較で は、 「大変だった」と「達成感があった」の2項目で男性の方が高い割合を示したが、それ以 外の5項目では女性が高く、特に「楽しかった」、「充実感があった」、「仲間ができてよかっ た」の差は大きい(図 22)。 55.1 82.1 楽しかった 67.0 30.6 23.1 大変だった 27.3 20.4 35.9 充実感があった 27.3 14.3 仲間ができて よかった 33.3 22.7 男性 M.T.= 146.9 22.4 12.8 達成感があった 18.2 女性 M.T.= 197.4 2.0 7.7 うれしかった 全体 M.T.= 169.3 4.5 0.0 苦しかった 2.6 1.1 その他 2.0 0.0 1.1 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図 22 参加してみての感想(障がい者対象を除く) (%) 80.0 90.0 次も参加したいかどうかについては、性別間に大きな差もなく、9割に近い人が「参加し たい」と答えた(図 23)。また、 「参加したくない」と答えた人の理由(全 11 件)としては、 主に受動的参加理由からくる負担感や、体力的なものとなっていた。 参加したい 参加したくない 85.7 14.3 男性 87.2 12.8 86.4 13.6 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 23 次回参加への意思(障がい者対象を除く) (%) 次に、障がい者の運動やスポーツの活動場面におけるボランティア経験の有無について訊 ねたところ、「ある(経験有)」と回答した人は1割に満たなかった(図 24) 。 ある ない 7.8 わからない 90.3 1.9 6.1 92.6 1.2 6.8 91.7 1.5 男性 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 24 障がい者を対象としたスポーツボランティア参加の有無 (%) では、同場面におけるボランティア数について、十分に足りていると思うかどうかについ て訊ねた結果を見てみると、 「わからない」が約7割を占め、男女の意識はほぼ同じであった (図 25) 。 十分だと思う 1.6 9.5 少し足りないと思う 足りないと思う 19.0 わからない 70.0 男性 0.6 7.3 22.4 69.7 1.1 8.2 20.9 69.8 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 25 障がい者を対象としたスポーツボランティアの数 (%) 最後に、今後の同場面へのボランティアとしての参加意思を訊ねた結果、 「行いたい(是非 +できれば)」と「行いたいとは思わない(あまり+まったく)」がほぼ等しく3割程度を示 し、残りを「わからない」が占めており、これについても性別比較による値の差は見られな かった。 また、 「行いたいとは思わない(あまり+まったく) 」と答えた人の理由(全 147 件)の内 容としては、障がい者に対するマイナスイメージを理由とするのは2件のみで、約1割が「障 がい者についての知識不足」や「支援方法への不安」等であった。残り9割は「時間がない」 、 「体力がない」等、対象が障がい者だからではなく、回答者自身のボランティア参加そのも のが無理であるとの理由があげられていた(図 26)。 是非行いたい できれば行いたい あまり行いたいとは思わない まったく行いたいと思わない わからない 1.6 29.1 24.4 10.1 34.9 男性 2.5 28.8 21.8 2.1 28.9 22.9 8.3 38.7 女性 9.1 37.0 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 図 26 障がい者を対象としたスポーツボランティア活動 (%) 100% 5)『総合型地域 『総合型地域スポーツクラブ 総合型地域スポーツクラブ』 スポーツクラブ』について まずは、総合型地域スポーツクラブ(以下、総合型クラブとする)の周知度について、 「知 っている」と答えた人は全体で 13.0%と前回調査の 10.2%を僅かに上回ったものの、 「初め て聞いた(前回調査=知らない)」の値も同様に前回調査をやや上回っており、周知度は高ま っていないと言える(図 27)。 知ってる 16.1 聞いたことがある 初めて聞いた(前回調査=知らない) 15.4 68.5 男性 10.5 20.0 69.5 女性 13.0 18.0 69.1 全体 10.2 23.8 66.1 前回調査 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 27 総合型地域スポーツクラブの周知度 (%) 次に、総合型クラブへの加入の有無と、加入意思の有無を訊ねた結果としては、 「加入して いる」は全体で 2.4%、 「加入したい」が 6.6%となっており、男女比で見ると男性が 7.8%と 女性の 5.5%より高い値を示している。一方、 「加入してない」は約7割と最も高い値を示し、 「加入したくない」は男女ともに2割を少し超える結果となった(図 28) 。 加入している 加入したい 加入していない 加入したくない 2.4 7.8 65.9 23.9 2.5 5.5 70.5 21.5 2.4 6.6 68.4 22.6 男性 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 28 総合型地域スポーツクラブへの加入について (%) では、なぜ加入しており、また加入したいと思っているのか、その動機についての結果を 76.9 見てみると、僅かな差はあるが、男女ともに「健康・体力づくり」(全体 75.0%)が最も高 く、次いで「楽しそう」 (同 42.3%)と続くが、3番目は、女性が「近くにあった」26.9%(男 性 11.5%)、男性は「やりたい種目があった」15.4%(女性 11.5%)となっている(図 29)。 図 29 総合型地域スポーツクラブ加入の動機 (%) 逆に、なぜ加入せず、また加入したくないと思っているのか、その理由についての結果を 見てみると、男女ともに「時間がないから」が最も高く約4割を占め、男性は「きっかけが ないから」28.1%、 「活動内容がわからないから」26.7%、女性では「活動内容がわからない から」29.8%、「情報が無いから」26.8%とそれぞれ続く結果となっている(図 30) 。 39.8 39.0 39.3 時間がないから 26.7 29.8 28.5 28.1 活動内容がわからない 24.4 きっかけがない 26.0 19.5 26.8 情報が無い 23.6 12.7 17.6 体調がよくない 15.5 7.2 仲間がいない 運動やスポーツに 興味がない お金がかかる 既に他グループ (サークル等)に所属 個人種目を行っているので 加入する必要を感じない 魅力がない 図 30 9.8 8.7 8.6 7.5 7.9 6.8 8.1 7.6 8.1 5.4 6.6 7.7 5.4 6.4 8.6 2.4 5.0 総合型地域スポーツクラブ未加入の理由 7.7 8.1 7.9 男性 M.T.= 181.4 女性 M.T.= 184.4 全体 M.T.= 183.1 (%) 6)『施設 『施設』 施設』について その他 普段の運動やスポーツを行っている場所(施設)について訊ねた結果、全体の上位3つは 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 「道路や空き地」28.5%、「自宅・友人宅」24.3%、「公園・広場」21.7%であり、次いで市 立と民間両者のスポーツ施設が同じ割合(15.8%)で続いている。なお、市立の施設につい ての値は、 「市立のスポーツ施設」 (男性 17.8%、女性 14.2%)や「市内の小中学校の施設(体 育館・グラウンド) 」 (同 12.6%、8.8%)で男性が高く、 「市立のその他の施設(公民館など) 」 では女性の方が高い(図 31)。 25.8 道路や空き地 22.4 25.8 自宅・友人宅 公園・広場 19.6 24.3 24.3 31.8 28.5 図 31 運動やスポーツの実施場所 (%) 実施場所の利用時間帯について見てみると、男性は「午前(9 時~12 時) 」28.5%、 「夜間 (18 時~21 時以降)」22.3%、 「夕方(15 時~18 時)」19.6%、女性は「午前(9 時~12 時)」 30.5%、 「夜間(18 時~21 時以降) 」27.7%、 「夕方(15 時~18 時)」20.2%の順となってい る。相手の値に比して高い、男性の「早朝(6 時以前~9 時) 」と女性の「午後(12 時~15 時) 」 が特徴といえる(図 32) 。 早朝(6時以前~9時) 午前(9時~12時) 夕方(15時~18時) 夜間(18時~21時以降) 16.2 28.5 13.4 午後(12時~15時) 19.6 22.3 男性 6.6 30.5 20.2 15.0 27.7 女性 11.0 29.5 17.1 17.1 25.3 全体 図 32 運動やスポーツの実施時間帯(性別) (%) 利用時間帯を年齢別で見てみると、 「午前中(早朝(6 時以前~9 時)+午前(9 時~12 時))」 の割合は年代の高まりと比例して上昇し、逆に「夕方以降(夕方(15 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 時~18 90% 時)+夜間(18 100% 時~21 時以降) )」の割合は年代が下の層で高くなっている(図 33)。 早朝(6時以前~9時) 午前(9時~12時) 午後(12時~15時) 夕方(15時~18時) 48.1 10.4 夜間(18時~21時以降) 19.8 17.0 4.7 70歳以上 25.0 26.3 13.8 21.3 13.8 60歳代 13.6 28.8 13.6 15.3 28.8 50歳代 16.1 6.5 21.1 11.3 45.2 40歳代 0.0 19.1 23.4 17.0 40.4 30歳代 0.0 15.8 13.2 21.1 50.0 20歳代 11.0 29.6 17.1 17.1 25.3 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 33 運動やスポーツの実施時間帯(年代別) (%) そして、これら利用場所(施設)の満足度については、性別に関係なく約8割が「満足(ま あ+非常に)」し、約2割が「不満(非常に+やや) 」としている(図 34)。 非常に不満 3.4 やや不満 18.5 まあ満足 非常に満足 72.2 5.9 男性 3.6 16.3 3.5 17.3 70.6 9.5 女性 71.3 7.9 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 34 運動やスポーツの実施場所満足度 (%) さらに「不満(非常に+やや) 」の理由について見てみると、割合の高い順に「家から遠い (不便)から」31.1%、「利用料金が高いから」21.6%、「施設・器具が古い、汚い、狭いか ら」と「利用時間帯が合わないから」が 17.6%であり、これら4項目が他より高い値を示し ている。なお、1位の「家から遠い(不便)から」は女性が、他の3項目では男性がより高 い値となっている。全体として男性の方が女性より不満が多い(男性 M.T.=160.0、女性 M.T.=143.6)(図 35)。 25.7 35.9 家から遠い(不便)から 22.9 20.5 21.6 22.9 利用料金が高いから 12.8 施設・器具が古い、汚い、狭い したいと思っているスポーツ種目 (器具や用具の不整備)ができない 8.1 2.9 10.3 6.8 11.4 2.6 利用手続きが面倒だから 6.8 2.9 特定の利用者が独占している 10.3 6.8 8.6 2.6 スポーツの前や後に くつろげるスペースがない 5.4 5.7 5.1 5.4 5.7 したいときに利用できない (前もって予約ができない) 付帯設備(シャワーや ロッカー等)に不備がある 2.6 2.6 交通の便(アクセス)が悪い 20.0 17.6 11.4 5.1 駐車場がない(スペースが狭い) 規則が多く融通が利かない 17.6 15.4 利用時間帯が合わない 31.1 男性 M.T.= 160.0 4.1 女性 M.T.= 143.6 5.7 4.1 全体 M.T.= 151.4 5.7 0.0 施設の職員の態度が悪い 0.0 バリアフリーがなされていない 1.4 2.7 2.9 2.6 2.7 2.6 5.7 12.8 その他 9.5 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 図 35 運動やスポーツの実施場所の不満要因 (%) 続いて、佐賀市立のスポーツ施設に対する要望を訊ねてみた結果、性別比較では両者とも に「施設数の増加」(46.8%)と「利用料金の引き下げ」(37.3%)の2項目を強く要望して いるが、女性はこれらに合わせて「運動やスポーツ教室の充実」 (30.0%)にも高い値を示し ている。なお、特に要望の無い人「特になし」も3割存在した(図 36)。 40.0 49.5 46.8 施設数の増加 46.8 36.8 37.6 37.3 利用料金の引き下げ 20.0 37.6 運動やスポーツ教室の充実 ロッカー・シャワー室の 整備・充実 利用手続きの簡素化 利用時間の延長 ナイター設備の充実 8.4 8.8 8.6 9.5 7.2 8.2 指導者の配置 バリアフリーの充実 11.2 12.7 30.0 22.1 20.8 21.4 23.2 18.4 20.5 18.9 20.0 19.5 14.7 男性 M.T.= 215.8 女性 M.T.= 217.2 全体 M.T.= 209.5 ※「特になし」と「わからない」を除く 12.6 その他 4.5 8.8 37.1 32.1 特になし わからない 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 34.4 22.0 22.7 22.4 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 図 36 市立のスポーツ施設に対する要望 (%) 市立のスポーツ施設予約システムについては、「予約したことがある」が全体で 14.1%と 前回調査の 9.8%を 4.3 ポイント上回った。しかし、 「空き状況を確認したことがある」人の 値が 1.6%と前回調査 5.4%を 3.8 ポイント下回り、 「初めて知った」人の割合も約 5 ポイン ト上昇しており周知が広がっていない(図 37)。 予約したことがある 14.7 空き状況を確認したことがある 1.6 使ったことがない 初めて知った 56.6 27.1 男性 13.6 1.6 58.0 26.8 14.1 1.6 57.4 27.0 女性 全体 9.8 5.4 22.1 62.6 (前回調査) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 37 市立のスポーツ施設の予約システムについて (%) 次いで、学校体育施設利用については、 「利用したことがある」もしくは「空き状況を確認 したことがある」と回答した人は全体の2割程度であるが、 「知っているが利用したことがな い」と回答した人の割合約5割を合わせると合計が約7割となり、ある程度の周知度が確認 できた(図 38)。 利用したことがある 空き状況を確認したことがある 知っているが利用したことがない 初めて知った 21.8 1.6 47.4 29.2 男性 21.2 1.2 47.7 29.9 21.5 1.4 47.5 29.6 女性 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 38 学校体育施設開放について (%) 7)その他 その他 (1)障がい者 がい者スポーツについて 障がい者スポーツの関心度について訊ねた結果、「関心がある(「非常に関心がある」も含 む)」人は、男性で 38.4%、女性では 36.0%であった(図 39) 。 非常に関心がある 2.8 関心がある ほとんど関心がない 35.6 まったく関心がない 49.7 11.9 男性 3.2 32.8 3.0 34.0 58.2 5.8 女性 54.5 8.5 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 39 障がい者スポーツへの関心度(その1) (%) 次に、障がい者スポーツに関心のある人たちに対して、関心ある具体的な形態を『する』 『みる』『支える』で訊ねてみたところ、男性は「『支える』スポーツとして」60.0%、女性 では「 『みる』スポーツとして」54.1%が最も高い値を示した(図 40) 。 60.0 44.0 「支える」スポーツとして 51.5 37.9 54.1 「みる」スポーツとして 46.6 25.3 16.5 男性 M.T.= 124.3 「する」スポーツとして 20.6 女性 M.T.= 117.4 全体 M.T.= 120.7 1.1 2.8 その他 2.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 図 40 障がい者スポーツへの関心の形態(その2) (%) (2)スポーツに関 スポーツに関する情報源 する情報源について 情報源について スポーツに関する情報収集手段の現状について訊ねてみたところ、最も高い割合を示した 手段は、男女ともに約9割を占めた「テレビ」であった。次に「新聞」の割合が高く全体で 6割となった。 「インターネット」は約2割に止まっている(図 41)。 87.1 87.6 テレビ 59.9 30.1 16.5 インターネット 87.4 66.4 54.7 新 聞 22.5 18.4 19.3 18.9 15.2 18.3 17.0 ラジオ 知人から聞く 9.0 チラシ ポスター 9.0 雑 誌 14.6 12.1 12.9 11.2 11.9 14.5 男性 M.T.= 256.0 女性 M.T.= 236.0 全体 M.T.= 245.2 11.4 2.3 2.8 2.6 0.8 2.2 1.6 Facebook等 のSNS その他 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 図 41 スポーツに関する情報収集手段(現状) (%) そして最後に、スポーツ情報入手先として今後充実してほしい発信ソースについて訊ねた ところ、現状と同じく「テレビ」(約6割)と「新聞」(約5割)が高い値を示した。次いで男 性が「インターネット」26.2%、「ラジオ」18.0%あげたのに対し、女性は「チラシ」29.2%、 「ポスター」16.9%と、男女間で異なる結果となった。なお、これらのスポーツ情報源に関す る結果は、対象者の年齢層の高さが影響している可能性が考えられる(図 42)。 59.7 62.7 テレビ 61.3 52.8 46.1 新 聞 49.1 17.2 29.2 チラシ 23.8 13.0 インターネット 26.2 19.0 18.0 13.7 15.7 12.4 16.9 14.9 ラジオ ポスター 男性 M.T.= 204.3 8.2 女性 M.T.= 200.0 10.6 9.5 雑 誌 全体 M.T.= 201.9 3.4 3.2 3.3 Facebook等 のSNS 6.4 4.6 その他 5.4 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図 42 スポーツ情報入手先として充実してほしい発信ソース (%) (3)佐賀市のスポーツ 佐賀市のスポーツ振興 のスポーツ振興への 振興への意見 への意見 今回の調査では、本市のスポーツ振興に対して 140 名の市民の皆様から貴重なご意見をい ただきました。ページに限りがあり、すべてを掲載することが出来ませんので、ご意見を代 表するようなものを 25 に絞らせていただき、掲載いたします。 表2. 佐賀市のスポーツ振興に対する意見 ・ 総合型地域スポーツクラブなど内容(スポーツの種類、場所、時間)が広報誌などで市民全体に広くわかりやすく特集 等を組んで知らせてほしい。 ・ まずは市報などでスポーツについて情報をたくさん載せてもらえれば興味をもつ人も増えるのではないでしょうか ・ 詳しい内容をわかりやすい情報として発信してほしい。(市報とかについているのでしょうか?) 例えば市の施設で個人的にされている教室の情報とかを知りたい。 ・ 地域のスーパーなどにもスポーツに対する掲示板を設けてほしいと思います。 ・ スポーツ振興の活動自体がよくわからないので活動内容をメディアに紹介してわかるようにしてほしい。 ・ ウォーキングコースを数多く作ってほしい。 ・ お堀の周りのジョギングコースをもっとアピールすればいいと思う。季節の移り変わりの景色もいいし、シャワールーム や立ち寄れるカフェなどがあれば楽しみながら運動できてコミュニケーションも取れると思います。 ・ 私は小さい子がいるのでなかなか日常的に走れません。なので託児付マラソン教室とかあったらいいなと思います。 ・ 桜マラソンに参加させていただき走る楽しさを知りました。年に1回だけじゃなくて小規模のマラソン大会(5km、10k mとか)が年に数回あると走る動機づけにもなるし、佐賀のマラソン人口ももっと増えると思います! ・ 子育て世代も安心して、スポーツ・運動ができるように託児所付きの施設があればいいなと思います。 ・ 市が運営するスポーツは同じ年代の人がいるのかいないのかわからない状況での参加は正直不安です。 「ママのための…」「美容…」と名づけたら興味わくかもしれません。 ・ 施設のガイドブック ・ 年齢によって体力づくりが簡単にできるスポーツを考えてほしいです。 できれば未経験者でも参加しやすいサークルを作ってほしいです。 ・ 障がい者(車椅子)が使用できる施設が十分でない。情報も少ない。指導者は充実しているのか。 ・ 子どもたちのスポーツ育成のため、指導者の充実を強化してほしいと思います ・ 自分にどんなスポーツがあうのかわからないので色々体験できるような教室を数多く開いてほしい。 午前、午後、夜などにまんべんなく ・ 単位公民館でも健康づくりができればと思っています。 ・ スポーツが苦手な人も気軽に参加できる健康づくりを企画してほしい。 ・ スポーツ会場(公民館・体育館等)に公共の交通機関でいけるようになればよいと思う。 特に障がい者は車の運転などできないためにバスやJRが自分の足になるためです。 ・ 申し込み等の条件の良い、誰もが利用できる施設等の紹介がほしい。 ・ 昼間は仕事でスポーツができない。そのため夜間にスポーツが出来る様学校グラウンドにナイターの設備が必要。 地域での親睦、絆を広げる、深めるコミュニティの増強はスポーツからであると確信しています。 ・ サーキットタイプ 一周まわって運動器具を使用する、民間のカーブスのような施設があったらいい ・ サイクリングロードが旧佐賀線の短い距離しかない。河川沿いなどもっと整備してほしい。 ・ 佐賀駅の周辺にスポーツ施設やスポーツ教室を開いてほしい。 ・ 民間のスポーツ施設の情報も集約して官民一元化した情報があればいいなと思います。 Ⅳ.まとめ ここでは、『する』 『みる』『支える』スポーツの調査結果を中心にまとめることとする。 1)対象者の 対象者の属性 本調査の対象となった市民の基本的属性としては、女性がやや多く、約5割が 60 歳以上で約7 割が旧佐賀市に在住し、就業率が約8割であった。 2)『する 『する』 する』スポーツ 調査の結果、定期的(週に1日以上)に運動やスポーツを行っている人(以下、定期的実施者) の割合は全体で 45.1%を示した(図6) 。この値は前回調査時の 39.2%より 5.9 ポイント上昇し ていることから、この間のスポーツ振興策(取り組み)の成果として捉えることができる。性別 比較ではさほど差がないものの、年代別では、年代が低くなるのと比例して実施率が低下してい ることから、各年代(ライフステージ)に応じた対応策が求められる。 今回の結果を文科省調査と比較した場合、依然として 2.4 ポイント低い(前回調査時の差は 5.2 ポイント)ことと同時に、スポーツや運動を「全く行わなかった」人(以下、未実施者)が依然 として約3割(前回調査 46.5%)存在していることが明らかとなり、特に 30 歳代の占める割合 (44.9%)が顕著となった。なお、非定期的実施者の行わなかった理由を見てみると、 「時間がな い」という理由以外では「機会がなかった」と「始めるきっかけがない」の値が高く(図 11)、 前回調査時から継続して「きっかけ不足」が主要因となっていることが把捉された。 市民が参加を希望(志向)するスポーツ行事としては、 「健康・体力づくり」が顕著に高くなっ ているものの、定期的実施者は「体力・スポーツテスト」 「レクリエーション的行事」と、それ以 外の人の「野外活動的行事」 「スポーツ教室」では違いがあることから、行事(イベント)や教室 を開催する場合は、ターゲットを絞り対象者に応じた目的とプログラムの設定が重要になる(図 16)。 3)『みる 『みる』 みる』スポーツ テレビ視聴を含めたスポーツ観戦については8割を超える人たちが行い(図 17)、それを日常 生活において肯定的で意味あるものとして捉えていることから(図 19)、 『みる』スポーツを契機 にスポーツ参画へと促す仕掛けづくりが有効であることが推察される。 4)『支 『支える』 える』スポーツ スポーツボランティアに参加したことがあると回答した人の割合は 15.0%を示し (図 20) 、2007 (平成 19)年の高校総体直後の前回調査値 19.4%を下回ったものの、文科省調査の 11.4%より 高い値を示した。これは、年々盛り上がりをみせる「さが桜マラソン」の効果として捉えること もできるが、参加理由(図 21)を見ると自主的参加が少ない傾向と把捉されることから、主体的・ 能動的なかかわりとしての「ささえる」スポーツの意義・価値を啓発すると同時に、ボランティ アの質的向上も含めた活動支援が求められる。 5)その他 その他 市立のスポーツ施設に対する要望については、特に要望のない人が3割存在したものの、すぐ に対応可能なものとして「運動やスポーツ教室の充実」があげられており、上述した「きっかけ づくり」を含め継続実施の場・機会としては有効な取り組みへとつながる可能性を秘めているこ とが示唆される。 また、スポーツ振興への意見(表2)の中に、運動やスポーツに関する情報の充実を求めるも のがあるように、スポーツに参画する機会(イベント、教室等)、場(施設、学校施設等)につい ては積極的に情報発信する必要がある。その方法としては、充実して欲しい情報源としてあげら れたメディア(テレビ、新聞)の有効利用をはじめインターネット等、市民に幅広く伝わる手段 を用いた発信が求められている(図 42)。 「佐賀市在住の障がいのある方のスポーツに対する意識と活動の実 態に関する調査」(報告) Ⅰ.調査の 調査の目的 佐賀市スポーツ推進計画を策定するにあたり、障がいのある市民の運動やスポーツに対する意 識やそれらの実施状況を把握することを目的とする。 Ⅱ.調査概要 1.調査対象者 身体障害者手帳所持者のうち視覚障害を除いた者で、20 歳以上の男女 504 人(年代別、性別、 居住地域別)。 2.調査時期 平成 26 年 2 月 10 日~平成 26 年 3 月 10 日 3.調査方法 平成 24 年度の身体障害者所持者のうち視覚障害を除いた者を母数とし、母数に占める身体障 害者手帳所持者数の割合を算出。その割合を抽出総数 504 件に乗じて障がい種別ごとの抽出者 数を算出し、年齢区分ごとに均等に男女別の対象者数を算出した。そのうえで、直近の身体障 害者手帳所持者から対象者を無作為抽出し、郵送により調査票を送付。同封の返信用封筒によ り調査票の回収を行った。 アンケート質問項目については、先に実施した「佐賀市民のスポーツに対する意識と活動の 実態に関する調査結果(一般の部)」(以下、一般の部調査とする)と同じものにし、一部、対 象に応じた独自の項目を設定した。 4.回収状況 送付数 504 部、回収数 190 部、回収率 37.7%、有効回収数 172 部、有効回収率 34.1% Ⅲ.調査結果の 調査結果の概要 1.回答者の 回答者の基本的属性状況 1)回答者の 回答者の基本的属性 男女比については、 「男性」43.0%、「女性」57.0%であり、女性の割合が多い(図1) 。 女 性 98(57.0) 男 性 74(43.0) 図1 回答者の男女比 N(%) 年齢については、全体で「20 歳代」の値が 9.9%と最も低く他の年代との差も大きいが、 他の年代は全て 15~20%程度の割合となっている。性別比較では、男性で「70 歳以上」が 23.0%最も多く、他の年代はほぼ横ばいであった。女性では「20 歳代」の割合が 6.1%と最 も低く、「50 歳代」が 25.5%と最も高い割合となっている(図2) 。 20歳代 14.9 30歳代 14.9 40歳代 16.2 50歳代 60歳代 17.6 70歳以上 13.5 23.0 男性 6.1 18.4 23.5 14.3 20.3 15.7 25.5 12.2 女性 9.9 16.9 20.3 16.9 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図2 対象者の年代 (%) 居住地については、全体で見ると「旧佐賀市」が男女とも約7割の値で最も多い等、概ね 佐賀市における旧市町の人口構成比と同じ比率となっているものの、 「三瀬村」と「久保田町」 で 0.6%、「富士町」は 0.0(ゼロ)と極端に少ない値となっている(図3) 。 旧佐賀市 諸富町 大和町 富士町 三瀬村 川副町 68.9 東与賀町 0.0 8.1 久保田町 0.0 8.1 1.4 13.5 0.0 男性 0.0 0.0 74.5 4.1 1.0 4.1 2.0 14.3 女性 0.0 72.1 5.8 11.6 0.6 8.1 1.2 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 0.6 100% 図3 回答者の住居地 (%) 職業は、 「無職」が最も多く全体の約4割を占める。次いで、 「お勤め(会社員・公務員等) 」 25.1%、「専業主婦(夫)」12.9%と続く。性別で見てみると、男性は「無職」が約5割を占 めており女性の約3割より高い。次いで「お勤め(会社員・公務員等)」が約3割となってい る。女性は「無職」 (約3割)に続いて「お勤め(会社員・公務員等)」と「専業主婦」が 22.5% の同率で続いており、就業率(「農林・水産業」、「自営業」、「お勤め(会社員・公務員等)」、 「専業主婦(夫)」 、 「パート、アルバイト」の合計)が 62.3%と男性 55.0%より高い(図4)。 農林・水産業 1.4 自営業 9.6 お勤め(会社員・公務員等) 専業主婦(夫) 0.0 5.5 2.7 28.8 パート、アルバイト 学生 無職 47.9 その他 4.1 男性 1.0 22.5 5.1 女性 1.2 7.0 22.5 25.1 12.9 11.2 1.0 31.6 8.8 1.8 5.1 38.5 4.7 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図4 回答者の職業 (%) 障がい種別では、全体で「肢体不自由」が 65.1%と最も多く、次に「内部機能障がい」27.2%、 「聴覚・平衡・機能障がい」8.9%、 「音声・言語・そしゃく機能障がい」4.1%とが続いてい る。性別比較では、男性が下位2つ、女性で上位2つの障がい種別が高くなっている。なお、 全体が表わす値は、本市における身体障害者手帳所持者の割合とほぼ同じ割合である(図5) 。 62.5 67.0 肢体不自由 65.1 25.0 28.9 内部機能障がい 27.2 男性 M.T.= 106.9 11.1 女性 M.T.= 104.1 7.2 聴覚・平衡・ 機能障がい 8.9 全体 M.T.= 105.3 8.3 1.0 音声・言語・ そしゃく機能障がい 4.1 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図5 回答者の障がい種別 (%) 最後に現在の身体の状況について、全体で見ると「一人で動ける」が 43.3%と最も高い割 合を示し、次に「軽い運動ができる」33.9%となっている。性別比較では、男性で「一人で 動ける」47.3%が最も高く、次いで「軽い運動ができる」27.0%が続く。女性ではこの2つ の項目が 40.2%、39.2%とほぼ同じ割合を占めた。 (図6)。 動くのに介助が必要 12.2 車椅子等の補助具があれば一人で動ける 13.5 一人で動ける 47.3 軽い運動ができる 27.0 男性 12.4 8.2 12.3 10.5 40.2 39.2 女性 43.3 33.9 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図6 回答者の身体の状況(現在) (%) 1)『する 『する』 する』スポーツについて 最近1年間の運動やスポーツの実施頻度について見てみると、全体で「全く行わなかった」 が約5割を占め最も多く、次に「週に3日以上」16.9%、 「週に1~2日」14.0%と続いてい る。性別比較では、両者とも「全く行わなかった」が最も高い割合を示したが、男性 45.9% に対して女性は 54.1%と約1割多い値を示した(図7) 。 週に3日以上 週に1~2日 24.3 月に1~3日 12.2 9.5 3ヶ月に1~2日 1.4 6.8 年に1~3日 全く行わなかった 45.9 男性 11.2 15.3 8.2 3.1 8.2 54.1 女性 16.9 14.0 8.7 2.3 7.6 50.6 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図7 運動やスポーツの実施頻度(性別) (%) 次に、この結果を先述した一般の部(健常者)調査結果と比較してみると、 「週に1日以上 (「週に3日以上」+「週に1~2日」) 」実施している人は、全体では 30.8%となっており、 一般の部調査の 45.1%より 14.3 ポイント低くなっている。同じく性別で見てみると、男性で 10.1 ポイント(36.5%と 46.6%) 、女性では 17.5 ポイント(26.5%と 44.0%)ずつ低い値を 示し、逆に「まったく行っていない」割合がそれぞれ約2割高くなっている(図8) 。 週に1日以上 36.5 それ以外 まったく行ってない 17.6 45.9 男性 46.6 24.8 28.6 (男性) 26.5 19.4 54.1 女性 44.0 23.1 32.9 (女性) 30.8 18.6 50.6 全体 25.6 45.1 29.3 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 「週に 1 日以上」=「週に 3 日以上」+「週に 1~2 日」 「それ以外」=「月に 1~4 日」+「3 ヶ月に 1~2 日」+「年に 1~3 日」 図8 運動やスポーツの実施頻度(性別・全国比) (%) 続いて運動やスポーツの実施曜日について見てみると、全体では「土曜日」と「日曜日」 が同じ値の 42.1%で最も高く、 「木曜日」40.8%、 「火曜日」38.2%と続いている。性別で見 ると、男性は「日曜日」46.2%が最も高く、次いで「火曜日」と「木曜日」が同率(41.0%) で続いている。女性は「土曜日」45.9%が最も高く、次いで「水曜日」と「木曜日」が同率 (40.5%)で続いた。なお、男性で「水曜日」28.2%、女性では「月曜日」24.3%がそれぞ れ最も低くなっている(図9) 。 38.5 24.3 月 31.6 41.0 35.1 火 38.2 28.2 40.5 水 34.2 木 41.0 男性 M.T.= 269.2 40.5 40.8 女性 M.T.= 259.5 35.9 35.1 金 合計 M.T.= 264.5 35.5 38.5 45.9 土 42.1 46.2 37.8 日 42.1 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 図9 運動やスポーツの実施日(性別) (%) 運動やスポーツを行う目的について見てみると、 「健康・体力づくり」71.1%が最も高い割 合を示し、次いで「楽しみ・気晴らし」56.6%、「リハビリのため」35.5%、「友人・仲間と の交流」と「友人・仲間との交流」がともに 26.3%の順となっている。性別比較では、「楽 しみ・気晴らし」と「リハビリのため」で男性、 「友人・仲間との交流」や「美容や肥満解消、 ダイエット」、「自己の記録や能力の一つ」において女性がより高い値を示している。なお、 全体は一般の部の結果とほぼ同じ傾向であるが、 「リハビリのため」の3位進出(一般では9 位)が特徴的である(図 10)。 67.6 74.4 健康・体力づくり 48.7 楽しみ・気晴らし 71.1 56.6 48.6 23.1 リハビリのため 64.9 35.5 18.9 33.3 26.3 24.3 28.2 26.3 30.8 22.4 友人・仲間との交流 運動不足を感じるから 13.5 美容や肥満解消、ダイエット 2.7 自己の記録や能力の向上 5.4 地域行事(社会参加)の一つ 2.7 7.9 12.8 男性 M.T.= 232.5 7.7 6.6 女性 M.T.= 243.2 7.7 家族のふれあい 5.3 2.6 1.3 0.0 2.6 1.3 2.7 0.0 1.3 0.0 2.6 1.3 0.0 0.0 0.0 0.0 交通の便が良い 指導を行うため 仕事や職場の付き合い その他 精神の修養や訓練 0.0 10.0 全体 M.T.= 238.1 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 図 10 運動やスポーツの実施理由 (%) 1年間に最も多く行った運動やスポーツについて上位3つをあげていただいた結果、全体 では1位「ウォーキング(含、散歩)」 、2位「ストレッチ」 、3位「水中歩行」の順であった。 性別で見てみると、女性が全体の結果と同じ傾向であったが、男性は2位に複数種目が混在 し、割合として1位の「ウォーキング(含、散歩) 」が群を抜く値を示した。なお、一般の部 との比較においては、全体として上位2つは同じ種目であったが、一般の部の「ラジオ体操」 と本調査の「筋力トレーニング」がそれぞれにない特徴として確認できた(表1)。 表1.現在行っているスポーツや運動(障がいのある方) (%) 性 別 全体 (M.T.=218.4) 男性 (M.T.=216.2) 健常者 女性 (M.T.=220.5) 健常者 (M.T.=262.2) 健常者 1位 ウォーキング (含、散歩) (59.5) ウォーキング (含、散歩) ウォーキング (含、散歩) (51.3) ウォーキング (含、散歩) ウォーキング (含、散歩) (55.3) ウォーキング (含、散歩) 2位 ストレッチ、水中歩行、 筋トレ、ダンベル・チュー ブ運動、釣り (10.8) ゴルフ ストレッチ (28.2) ラジオ体操 ストレッチ (19.7) ストレッチ 3位 ― ストレッチ 水中歩行 (20.5) ストレッチ 水中歩行 (15.8) ラジオ体操 4位 ― ジョギング ボウリング (12.8) ジョギング 筋力トレーニング (10.5) ゴルフ サイクリング、 5位 ― ラジオ体操 筋力トレーニング (10.3) 水中歩行 ボウリング、ダンベル・ チューブ運動 (9.2) ジョギング、 ― ここでは、最近1年間に運動やスポーツを「週1回以上」行わなかった人に対して、その 理由を訊ねたところ、全体で最も高い値を示した理由は「障がいがあるから」42.0%であり、 次に「仕事や家事・育児などに忙しくて(時間がない)」25.9%、「病気やけががあるから」 18.8%と続き、障がいのある人特有の項目が上位にあがっている。性別比較では、男女とも 全体結果と同じ傾向を示したが、「仕事や家事・育児などに忙しくて(時間がない)」男性の 値が 52.4%と顕著に高いのをはじめ、全体として男性の方が女性より理由が多かった(男性 M.T.=190.5、女性 M.T.=168.6)(図 11)。 52.4 42.0 障がいがあるから 23.8 忙しくて時間がない 21.4 17.1 18.8 14.3 病気やけががある 11.4 12.5 14.3 10.0 11.6 11.4 高齢になった 始めるきっかけがない 4.8 費用がかかる 機会がなかった 必要性を感じない 場所や施設がない 情報がない 仲間がいない 下手で恥ずかしい 指導者がいない 35.7 27.1 25.9 8.9 14.3 4.3 8.0 9.5 7.1 8.0 7.1 5.7 6.3 2.4 7.1 5.4 4.8 4.3 0.0 2.94.5 1.8 0.0 1.4 0.9 16.7 4.8 15.7 16.1 特に理由なし 7.1 6.3 その他 0.0 男性 M.T.= 190.5 女性 M.T.= 168.6 合計 M.T.= 176.8 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 図 11 運動やスポーツを行わなかった理由 (%) ニュースポーツの実施経験については、「初めて聞いた」人が約7割を示し、「したことが ある」と回答した人は僅かに2割満たず、一般の部同様に認知度が低い結果となった(図 12) 。 したことがある 16.7 聞いたことがある 13.9 初めて聞いた 69.4 男性 20.0 13.7 66.3 女性 18.6 13.8 67.7 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 12 ニュースポーツ実施経験の有無(その1) (%) 実施経験種目について見てみると、全体では割合の高い順に「グラウンドゴルフ」53.8%、 「ミニバレーボール」47.3%、 「どれも経験していない」44.2%、 「ゲートボール」39.6%、 「ペ タンク」19.8%となっている。なお、男性では「グラウンドゴルフ」63.9%、女性では「ミ グラウンドゴルフ 47.3 63.9 ニバレーボール」56.4%がそれぞれ最も高い値を示した。なお、体験種目のみの順位は一般 の部と同じ傾向を示した(図 13) 。 図 13 体験したことのある種目 (%) しかし、「どれも経験したことがない」の割合 44.2%を示し、先ほどの結果(ニュースポ ーツを初めて聞いたとする人が約7割)と異なることから、この結果をもとに対象者の経験 の有無を新たに算出してみたところ、実は「 (ニュースポーツ種目)体験あり」は、全体で5 割(男性 49.3%、女性 56.7%)を超え、ニュースポーツという言葉の認知度は低いものの、 種目の体験率は約半数を占める結果が得られた(図 14)。 種目体験あり 種目体験なし 49.3 無回答 47.9 2.7 男性 56.7 38.1 5.2 女性 53.5 42.3 4.1 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 14 ニュースポーツ実施経験の有無(その2) (%) 最後に、今後、どのようなスポーツ行事に参加したいか訊ねたところ、 「健康・体力づくり」 が約6割を占めて最も高い。次に「レクリエーション的行事(運動会等)」が 14.7%で続く ものの、他の項目との差は少ない。性別比較ではともに「健康・体力づくり」が最も高いが、 女性が 64.5%と男性の 53.3%を約1割上回っている。逆に、男性は「競技会(スポーツ大会)」 と「野外活動的行事(キャンプ、ハイキング等)」で女性より高い値を示している(図 15)。 53.3 64.5 健康・体力づくり 59.6 13.3 レクリエーション的行事 (運動会等) 15.8 14.7 図 15 参加したいスポーツ行事(性別) (%) また、この結果を、運動やスポーツの実施頻度別(「週1回以上実施者」と「それ以外」) で比較した場合、 「健康・体力づくり」は両者高い値を示したが、それ以外が週1回以上実施 者より約1割多く希望している。逆に、週1回以上実施者は「競技会(スポーツ大会)」で 20.1 ポイント、 「スポーツ教室」で 6.8 ポイント、 「体力・スポーツテスト」で 6.7 ポイント それ以外より高い割合を示した(図 16)。 53.3 62.6 健康・体力づくり 59.6 13.3 15.4 14.7 レクリエーション的行事 (運動会等) 26.7 6.6 競技会(スポーツ大会) 13.2 15.6 8.8 スポーツ教室 11.0 11.1 11.0 11.0 野外活動的行事 (キャンプ、ハイキング等) 週1回以上実施者 M.T.= 148.9 それ以外 M.T.= 128.6 11.1 体力・スポーツテスト 4.4 全体 M.T.= 135.3 6.6 4.4 指導者・審判講習会 図 16 2.2 参加したいスポーツ行事(実施頻度別) (%) 2.9 13.3 2)『みる 『みる』 みる』スポーツについて 17.6 その他 過去1年間でスポーツ観戦にでかけた、またはテレビでスポーツ観戦をしたかどうかにつ 16.2 いては、男性で約8割、女性で約7割が「観戦した」と答えた。なお、この結果は、一般の 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 部よりそれぞれ1割ずつ少ない(図 17)。 観戦した 観戦していない 83.8 16.2 男性 72.2 27.8 女性 77.2 22.8 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 17 スポーツ観戦(テレビ観戦も含む)の有無 (%) そのスポーツ観戦の時間については、「1日に1時間以上」観戦するのは、男性で約2割、 女性では約1割、 「週に1時間以上」においても男性は約4割、女性では約3割であり、女性 より男性の方が観戦時間は長いという結果が得られた。なお、ここで取り上げた項目の値は、 一般の部よりそれぞれの値が約1割少ない(図 18)。 1日に1時間以上 週に1時間以上 22.2 月に1時間以上 3ヶ月に1時間以上 44.4 19.0 年に1時間以上 11.1 3.2 男性 11.7 33.8 22.1 22.1 10.4 女性 16.4 38.6 20.7 17.1 7.1 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 18 スポーツ観戦(テレビ観戦も含む)の時間 (%) 最後に、 『みる』スポーツの日常生活の意味について訊ねてみたところ、全体で「話題とし て必要」が 35.8%で最も高く、次いで「ストレスの解消」16.6%、 「まったく興味なし」15.9% と続く。性別で見ると、男性で 28.1%最も高い割合を示した「ストレスの解消」は、女性で は僅か 8.0%を示した。その他、割合の差が大きかった項目としては、 「日常生活の一部」5.6 ポイント、 「話題として必要」5.1 ポイントと女性が高くなっている(図 19) 日常生活の一部 話題として必要 生活を豊かにする スポーツ技能を高める ストレスの解消 まったく興味なし その他 4.7 32.8 12.5 4.7 28.1 14.1 3.1 男性 10.3 37.9 14.9 2.3 8.0 17.2 9.2 女性 7.9 35.8 13.9 3.3 16.6 15.9 6.6 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 19 日常生活における「みるスポーツ」の意味 (%) 3)『支 『支える』 える』スポーツについて まずは、自分自身がボランティアから支援を受けたことがあるかないかについて訊ねてみ たところ、あると回答した人は全体で 18.2%を示し、男女の値もほぼ同数の割合となった(図 20)。 ある ない わからない 17.8 運動やスポーツはしていない 53.4 8.2 20.5 男性 18.6 55.7 5.2 20.6 6.5 20.6 女性 18.2 54.7 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 20 運動やスポーツ時のボランティアからの支援の有無 (%) ボランティアの支援を受けたことがあると回答した人に、その時のボランティアの態度に対 する満足度を訊ねてみたところ、全体ではほぼ全員が「満足(非常に+まあ)」と回答したが、 性別で見ると、男性は「非常に満足」41.7%と回答した割合が女性(33.3%)より高かったも のの、約1割の人が「やや不満」と答えており、その理由は「してやってるという雰囲気を感 じる」というものであった(図 21)。 非常に満足 まあ満足 やや不満 41.7 非常に不満 50.0 8.3 0.0 男性 0.0 33.3 66.7 0.0 60.0 3.3 0.0 女性 36.7 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 21 支援を受けた時のボランティアの態度に対する満足度 (%) 続けて、支援を受けた時のボランティアの支援能力に対する満足度を訊ねたところ、全体で は9割が「満足(非常に 33.3%、まあ 56.7%) 」と回答した。満足度の男女別詳細では、「非 常に満足」 において男性が 41.7%と女性の 27.8%を約2割上回った。なお、約1割を占める 「や や不満」の理由は、「早口で理解できない」や「できることまで手伝われてしまう」等があげ られた(図 22)。 非常に満足 まあ満足 やや不満 41.7 非常に不満 50.0 8.3 0.0 男性 27.8 61.1 11.1 0.0 女性 33.3 56.7 10.0 0.0 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 22 ボランティアの支援(サポート)能力に対する満足度 (%) 次に、自分自身のスポーツボランティア経験の有無(障がい者対象を除く)については、 「はい(経験有) 」と回答した人が全体で 6.5%を示した。これは、一般の部の 15.0%より 8.5 ポイント少ない結果となった。なお、性別比較では、女性 8.3%が男性 4.2%より 4.1 ポイン ト高い(図 23)。 ある ない 95.8 4.2 男性 19.2 80.8 (男性) 8.3 91.7 女性 11.7 88.3 (女性) 6.5 93.5 全体 15.0 85.0 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 23 スポーツボランティア参加の有無(障がい者対象を除く) (%) 経験者の参加理由について、 「スポーツ関係団体から頼まれて行った」と「その他」が 27.3% と最も高い割合を示し、「その他」の該当者は全て女性であり、内容は「仕事の一環」「子ど もの所属クラブ活動の一環」等であった。性別比較では、男性の「職場の人から頼まれて行 った」33.3%と、女性の「友人や知人からの誘い」25.0%が特徴として確認できた。なお、 「自 ら応募」しての参加は皆無であった(図 24) 。 自ら応募 地域や町内会で依頼 友人や知人から誘い スポーツ関係団体から依頼 職場の人から依頼 その他 0.0 33.3 0.0 男性 0.0 25.0 33.3 0.0 12.5 33.3 25.0 0.0 37.5 女性 0.0 18.2 9.1 18.2 27.3 27.3 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 24 参加理由(障がい者対象を除く) (%) スポーツボランティアに参加してみての感想については、 「楽しかった」81.8%が最も高い 割合示し、女性でより顕著な値となった。次いで「達成感があった」36.4%、 「充実感があっ た」27.3%と続いている。性別比較では、男性より女性の回答率が(男性 M.T.=166.7、女性 M.T.=212.5)高く、より肯定的な傾向が示された(図 25) 。 66.7 87.5 楽しかった 81.8 33.3 37.5 達成感があった 36.4 33.3 25.0 充実感があった 27.3 0.0 25.0 仲間ができて よかった 18.2 0.0 男性 M.T.= 166.7 25.0 うれしかった 18.2 女性 M.T.= 212.5 33.3 12.5 大変だった 全体 M.T.= 200.0 18.2 苦しかった 0.0 0.0 0.0 その他 0.0 0.0 0.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 図 25 参加してみての感想(障がい者対象を除く) (%) では、次もボランティアとして参加したいかどうかについて訊ねたところ、全体で9割、 男性では全ての人が「参加したい」と答えた。なお、 「参加したくない」と答えた理由として、 体力的なことがあげられていた(図 26)。 参加したい 参加したくない 100.0 0.0 男性 87.5 12.5 女性 90.0 9.1 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 26 次回参加への意思(障がい者対象を除く) (%) 次に、障がい者の運動やスポーツの活動場面におけるボランティア経験の有無について訊 ねたところ、 「ある(経験有)」と回答した人は 7.6%であり1割に満たなかったものの、一般 の部 6.8%を僅かであるが上回った。性別比較では、女性 9.5%が男性 5.5%より 4.0 ポイン ト高い値を示した(図 27)。 ある ない わからない 5.5 91.8 男性 0.0 9.5 89.8 女性 0.0 7.6 90.6 全体 0.0 6.8 91.7 1.5 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 27 障がい者を対象としたスポーツボランティア参加の有無 (%) では、同場面におけるボランティア数について、十分に足りていると思うかどうかについ て訊ねた結果を見てみると、「わからない」と答えた人の割合は 73.7%と7割を超えた。な お、一般の部による同項目の値は 69.8%であった。性別比較では、「少し足りないと思う」 で男性 9.6%が女性 5.1%より高く、 「足りないと思う」では女性 17.3%が男性 12.3%より高 い割合を示した(図 28) 。 十分だと思う 4.1 9.6 少し足りないと思う 足りないと思う 12.3 わからない 74.0 男性 4.1 5.1 17.3 73.5 女性 4.1 7.0 15.2 73.7 全体 1.1 8.2 20.9 69.8 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 28 障がい者を対象としたスポーツボランティアの数 (%) 最後に、今後の同場面へのボランティアとしての参加意思を訊ねた結果、全体では「わか らない」41.5%が最も高い割合を示し、次いで「できれば行いたい」19.9%、 「あまり行いた いと思わない」19.3%が続いた。結果として、 「行いたいとは思わない(あまり+まったく)」 58.5%が、「行いたい(是非+できれば)」22.2%を大きく上回り、一般の部の両者の値がほ ぼ同じだった結果とは異なるものであった。男女比較において「行いたい」を見てみると、 男性の値 26.0%が女性の値 19.4%を 6.6 ポイント上回った(図 29)。 なお、 「行いたいとは思わない」と答えた人の理由(全 51 件)の内容としては、「忙しい」 「時間がない」等や、「関心がない」「スポーツが好きでない」等が1割ずつを占め、約7割 が「障がい者だから」 「高齢だから」 「体力がない」 「逆に迷惑をかける」等と自身の状況を見 極めたうえでの判断もあった。しかし、その他の中には「イメージがつかない」 「移動手段が ない」と条件が合えば参加が期待できる理由も確認できた。 是非行いたい あまり行いたいとは思わない わからない 4.1 21.9 19.2 できれば行いたい まったく行いたいと思わない 11.0 43.8 男性 1.0 18.4 19.4 21.4 39.8 女性 2.3 19.9 19.3 17.0 41.5 全体 2.1 28.9 22.9 9.1 37.0 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 29 障がい者を対象としたスポーツボランティア活動 (%) 4)『総合型地域 『総合型地域スポーツクラブ 総合型地域スポーツクラブ』 スポーツクラブ』について まずは、総合型地域スポーツクラブ(以下、総合型クラブとする)の周知度について、 「知 っている」と答えた人は全体で 5.9%と低く、一般の部の調査結果 13.0%を下回っている。 また、「初めて聞いた(前回調査=知らない)」の値が8割を超え、周知度の低さが明らかに なった(図 30)。 知ってる 8.2 聞いたことがある 初めて聞いた(健常者のみ前回調査=知らない) 15.1 76.7 男性 4.1 10.3 85.6 女性 5.9 12.4 81.8 全体 13.0 18.0 69.1 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 30 総合型地域スポーツクラブの周知度 (%) 次に、総合型クラブへの加入の有無と、加入意思の有無を訊ねた結果としては、 「加入して いる」は全体で 0.6%と僅かであるが、全員が男性で占められている。 「加入したい」も 5.8% と低く、男女比はほぼ同数であった。なお、「加入したくない」の割合については、女性が 44.9%と男性の 38.4%より高い値を示した(図 31)。 加入している 加入したい 1.4 5.5 加入していない 54.8 加入したくない 38.4 男性 0.0 6.1 49.0 44.9 女性 0.6 5.8 51.5 42.1 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 31 総合型地域スポーツクラブへの加入について (%) では、なぜ加入しており、また加入したいと思っているのか、その動機についての結果を 見てみると、全体で「健康・体力づくり」が 63.6%と最も高く、次いで「楽しそう」54.5%、 「やりたい種目があった」9.1%と続いており、この3つの項目のみがあげられた。性別で見 てみると、男性の「楽しそう」が高い割合を示した(図 32)。 60.0 66.7 健康・体力づくり 63.6 80.0 33.3 楽しそう 54.5 20.0 やりたい種目があった 0.0 友達に誘われた 0.0 0.0 0.0 使いたい施設があった 0.0 0.0 0.0 運動プログラムを 作ってくれる 0.0 0.0 0.0 近くにあった 0.0 0.0 0.0 会費が安い 0.0 0.0 0.0 9.1 男性 M.T.= 160.0 女性 M.T.= 116.7 全体 M.T.= 136.4 16.7 0.0 その他 9.1 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 図 32 総合型地域スポーツクラブ加入の動機 (%) 逆に、なぜ加入せず、また加入したくないと思っているのか、その理由についての結果を 見てみると、全体で割合が高い順に「体調がよくないから」45.9%、 「活動内容が分からない から」25.5%、 「時間がないから」22.3%、 「きっかけがないから」21.7%、 「情報が無いから」 19.1%の順となり、自身の状況に関するものが2項目と、きっかけや情報の不足が3項目が 上位を占めた。なお、性別比較においても値にわずかな差があるものの全体の結果と同じ傾 向を示した(図 33) 。 39.7 50.6 体調がよくない 45.9 25.0 25.8 25.5 23.5 活動内容がわからない 21.3 22.3 23.5 20.2 21.7 22.1 時間がないから きっかけがない 16.9 19.1 情報が無い 5.9 運動やスポーツに 興味がない 16.9 12.1 13.2 12.4 12.7 お金がかかる 5.9 男性 M.T.= 183.8 女性 M.T.= 198.9 12.4 仲間がいない 9.6 5.9 既に他グループ (サークル等)に所属 個人種目を行っているので 加入する必要を感じない 4.5 全体 M.T.= 192.4 7.9 7.0 8.8 6.4 1.5 4.5 3.2 魅力がない 8.8 5.6 その他 7.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 図 33 総合型地域スポーツクラブ未加入の理由 (%) 50.0 60.0 5)『施設 『施設』 施設』について 普段の運動やスポーツを行っている場所(施設)について訊ねた結果、全体の上位3つは 「自宅・友人宅」35.8%、 「市立のスポーツ施設」22.6%、 「道路や空き地」18.9%であった。 性別比較では、「道路や空き地」や「海・山・河川敷」では男性が、「市立のスポーツ施設」 や「民間のスポーツ施設」では女性がそれぞれ高い割合を示した。なお、 「その他」の具体的 場所としては、病院や福祉施設などがあげられていた(図 34) 。 35.3 36.4 自宅・友人宅 35.8 17.6 27.3 市立のスポーツ施設 22.6 25.5 12.7 道路や空き地 18.9 13.7 10.9 公園・広場 12.3 5.9 12.7 民間のスポーツ施設 9.4 海・山・河川敷 15.7 0.0 7.5 5.5 市外の公共施設 男性 M.T.= 149.0 7.8 女性 M.T.= 134.5 6.6 3.9 市内の公共施設 (市立を除く) 9.1 3.9 市立のその他の施設 (公民館など) 全体 M.T.= 141.5 6.6 1.8 2.8 2.0 市内の小中学校の施設 (体育館・グラウンド) 3.6 2.8 17.6 14.5 その他 0.0 5.0 10.0 15.0 16.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 図 34 運動やスポーツの実施場所 (%) 実施場所の利用時間帯について見てみると、男性は「午前(9 時~12 時) 」28.5%、 「夜間 (18 時~21 時以降)」26.2%、 「午後(12 時~15 時)」16.7%、女性は「夜間(18 時~21 時 以降) 」30.7%、 「午後(12 時~15 時) 」24.5%、 「午前(9 時~12 時)」22.4%の順となって いる。相手の値に比して高い、男性の「早朝」と「午前」、女性の「午後」「夜間」が特徴と いえる(図 35)。 早朝(6時以前~9時) 午前(9時~12時) 夕方(15時~18時) 夜間(18時~21時以降) 14.3 28.5 午後(12時~15時) 16.7 14.3 26.2 男性 6.1 22.4 24.5 16.3 30.7 女性 9.9 25.2 20.9 15.4 28.6 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 35 運動やスポーツの実施時間帯(性別) (%) 実施場所への移動手段について見てみると、全体では「自家用車」57.0%、 「その他」23.0%、 「家族による送迎」12.0%が上位3つを占めており、性別比較では、 「自家用車」と「家族に よる送迎」で女性が男性を上回っているが、 「介護タクシー」と「公共交通機関」は男性のみ があげている特徴があった。なお、「その他」では、「施設の送迎」、「自転車」、「徒歩」など があげられた(図 36)。 自家用車 介護タクシー 一般タクシー 公共交通機関 家族による送迎 知人・友人による送迎 ガイドヘルパーによる送迎 その他 2.0 0.0 53.1 4.1 男性 8.2 4.1 26.5 2.0 0.0 2.0 2.0 60.8 15.7 0.0 女性 19.6 0.0 2.0 1.0 57.0 全体 2.0 12.0 1.0 23.0 70% 80% 90% 2.0 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 100% 図 36 運動やスポーツの実施場所への移動手段 (%) そして、これら利用場所(施設)の満足度については、性別関係なく8割に近い値で「満 足(まあ+非常に)」し、約2割の人が「不満(非常に+やや)」としている。なお、この結 果は、一般の部とほぼ同じであった(図 37) 。 非常に不満 0.0 やや不満 23.4 まあ満足 非常に満足 66.0 10.6 男性 4.3 17.0 63.8 14.9 女性 2.1 20.2 64.9 12.8 全体 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 37 運動やスポーツの実施場所満足度 (%) さらに「不満(非常に+やや)」の理由について見てみると、全体では「家から遠い(不便) から」31.1%、 「施設・器具が古い、汚い、狭いから」29.4%、 「利用料金が高いから」17.6% が上位3つを占めた。性別で見ると、男性は全体の結果と同じ項目が同順位となると同時に、 3位には同率で女性の回答がなかった「付帯設備(シャワー)に不備がある」があげられ、 女性では全体の上位2項目と、男性の回答がなかった「特定の利用者が独占している」が同 率で上位を占めた(図 38)。 28.6 家から遠い(不便)から 30.0 28.6 施設・器具が古い、汚い、狭い 14.3 利用料金が高いから 10.0 バリアフリーがなされていない 11.8 付帯設備(シャワーや ロッカー等)に不備がある 29.4 20.0 17.6 14.3 11.8 0.0 28.6 特定の利用者が独占している 10.0 したいときに利用できない (前もって予約ができない) 10.0 11.8 11.8 利用手続きが面倒だから 10.0 11.8 利用時間帯が合わない 11.8 0.0 駐車場がない(スペースが狭い) 0.0 14.3 14.3 14.3 10.0 5.9 男性 M.T.= 190.0 10.0 5.9 女性 M.T.= 200.0 0.0 14.3 施設の職員の態度が悪い 5.9 0.0 0.0 0.0 0.0 スポーツの前や後に 0.0 くつろげるスペースがない 0.0 0.0 規則が多く融通が利かない 0.0 0.0 全体 M.T.= 194.1 したいと思っているスポーツ種目 (器具や用具の不整備)ができない 20.0 その他 23.5 0.0 40.0 20.0 0.0 交通の便(アクセス)が悪い 35.3 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 28.6 30.0 35.0 図 38 運動やスポーツの実施場所不満要因 (%) 続いて、佐賀市立のスポーツ施設に対する要望を訊ねてみた結果、全体で「施設数の増加」 39.7%、「バリアフリーの充実」34.5%、「利用料金の引き下げ」31.0%が上位を占めた。な かでも「バリアフリーの充実」は対象者特有の要望として考えられ、男性で最も高い割合を 示した。さらに「利用手続きの簡素化」についても高い値を示したものの、これに比べて女 性の値は低かった。なお、特に要望のない人「特になし」は、男性 26.5%、女性 24.4%とほ ぼ同じ割合であった(図 39)。 40.0 38.5 40.6 39.7 42.3 施設数の増加 28.1 バリアフリーの充実 34.5 30.8 31.3 31.0 利用料金の 引き下げ 23.1 28.1 運動やスポーツ教室の充実 25.9 ロッカー・シャワー室の 整備・充実 18.8 15.6 指導者の配置 23.1 19.0 26.9 12.5 利用手続きの簡素化 23.1 20.7 19.0 男性 M.T.= 238.5 18.8 17.2 女性 M.T.= 212.5 15.4 利用時間の延長 3.1 ナイター設備の充実 7.7 全体 M.T.= 224.1 5.2 ※「特になし」と「わからない」を除く 7.7 15.6 その他 12.1 26.5 24.4 25.3 特になし 35.3 34.6 34.9 わからない 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 図 39 市立のスポーツ施設に対する要望 (%) 市立のスポーツ施設予約システムについて見てみると、「予約したことがある」が全体で 7.4%と、一般の部の約半分に止まった。なお、「初めて知った」人の割合が一般の部よりも 約1割も高く、特に女性の割合が4割を超え、周知度が低い結果となった(図 40) 。 予約したことがある 空き状況を確認したことがある 6.9 0.0 使ったことがない 61.2 初めて知った 31.9 男性 7.8 1.1 47.8 43.3 女性 7.4 0.6 53.7 38.3 全体 14.1 1.6 57.3 27.0 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 40 市立のスポーツ施設の予約システムについて (%) 次いで、学校体育施設利用について見てみると、 「初めて知った」が全体で4割を超え、一 般の部調査の結果より1割以上高い値を示したことから、それだけ周知度が低いことが分か る。また、性別比較では、女性の方が男性より周知度が高い。なお、男女とも「空き状況を 確認したことがある」が 0.0(ゼロ)%となっている(図 41)。 45.0 15.7 利用したことがある 空き状況を確認したことがある 知っているが利用したことがない 初めて知った 0.0 37.1 47.2 男性 17.4 0.0 16.7 0.0 42.4 40.2 女性 40.1 43.2 全体 21.5 1.4 47.5 29.6 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 41 学校体育施設開放について (%) 5)その他 その他 (1)障がい者 がい者スポーツについて 障がい者スポーツの関心度について訊ねた結果、「関心がある(「非常に関心がある」も含 む)」人の性別比較では、男性が 45.7%と女性の 34.7%を約1割上回った。なお、一般の部 調査との全体比較では、2.5%と僅かに今回調査が上回った(図 42)。 非常に関心がある 5.7 関心がある ほとんど関心がない 40.0 まったく関心がない 38.6 15.7 男性 4.3 30.4 52.3 13.0 女性 4.9 34.6 46.3 14.2 全体 3.0 34.0 54.5 8.5 (健常者) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 42 障がい者スポーツへの関心度(その1) (%) 次に、障がい者スポーツに関心のある人たちに対して、関心ある具体的な形態を『する』 『みる』『支える』で訊ねてみたところ、男女ともに「『する』スポーツとして」がほぼ同じ 値で最も高くなっている。性別比較により、女性の「『みる』スポーツとして」の値 53.1% は、男性の値 31.3%より 21.8 ポイントも高い。なお、 「『支える』スポーツとして」では両者 約3割となっている(図 43)。 68.8 65.6 「する」スポーツとして 図 43 障がい者スポーツへの関心の形態(その2) (%) (2)スポーツに関 スポーツに関する情報源 する情報源について 情報源について スポーツに関する情報収集手段の現状について訊ねてみたところ、最も高い割合を示した 手段は、男女ともに約8割を占めた「テレビ」であった。次に「新聞」の割合が高く全体で 5割となった。3番目として「インターネット」があげられるが、男性が女性より 13.3 ポイ ント高い結果となった(図 44)。 81.4 77.7 テレビ 79.3 52.9 51.1 新聞 18.1 インターネット 51.8 31.4 23.8 15.7 19.1 知人から聞く 17.7 8.6 16.0 ポスター 12.8 12.9 12.8 12.8 雑誌 男性 M.T.= 228.6 15.7 9.6 ラジオ 女性 M.T.= 221.3 12.2 8.6 8.5 8.5 チラシ 全体 M.T.= 224.4 0.0 2.1 1.2 1.4 Facebook等 のSNS 6.4 4.3 その他 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 図 44 スポーツに関する情報収集手段(現状) (%) そして最後に、スポーツ情報入手先として今後充実してほしい発信ソースについて訊ねた ところ、全体では現状と同じく「テレビ」(約6割)、「新聞」(約4割)、「インターネット」 (約2割)の順で高い値を示した。男女比較では、ある程度の差がある項目として「新聞」 と「インターネット」で男性の値が女性より高く、 「ラジオ」では逆に女性の割合が高くなっ ている(図 45)。 62.9 64.0 テレビ 63.5 46.8 38.7 新聞 42.3 27.4 18.7 インターネット 22.6 17.7 17.3 17.5 チラシ 11.3 17.3 ラジオ 14.6 14.5 13.3 13.9 11.3 12.0 11.7 雑誌 ポスター 男性 M.T.= 206.5 女性 M.T.= 194.7 全体 M.T.= 200.0 6.5 Facebook等 のSNS 4.0 5.1 8.1 9.3 8.8 その他 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 図 45 スポーツ情報入手先として充実してほしい発信ソース (%) 3)佐賀市のスポーツ 佐賀市のスポーツ振興 のスポーツ振興への 振興への意見 への意見 今回の調査では、本市のスポーツ振興に対して 35 名の当事者の皆様から貴重なご意見をい ただきました。ページに限りがあり、すべてを掲載することが出来ませんので、ご意見を代 表するようなものを9つに絞らせていただき、掲載いたします。 表2. 佐賀市のスポーツ振興に対する意見 ・ ウオーキング大会を充実させてください。 ・ たまに施設に行きますが、指導者が少なく、分からないところを聞こうとしても、つい遠慮してしまう。専門員も必 要ですが、浅い知識の方でも配置して下されば、簡単な事はそれで済むのかなと思います。 どの程度の障害でどの種目に参加可能なのか、またどのような種目があるのか市報等で特集を組んで頂きたい ・ です。障害を持っている方々も外に出ていろいろチャレンジしてみたいと思っておられると思います。更に今まで 以上に情報発信をして頂けたらありがたく思います。 ・ 障害者というだけでスポーツに抵抗を感じるので、障害者のためだけの施設を作ってほしい。他にもスポーツジ ムなどで障害者向けのメニューを組んで低料金で利用できるようにする等。 ・ 障がい者のスポーツクラブに所属していた事があった。健常者という言い方は使いたくないが、もっと障がい者と 健常者の交流が必要。障がい者だけのクラブではなく、練習の時から交流が必要。 ・ 障害を持った方がスポーツに興味があっても参加しにくい雰囲気がある。 障害者の競技会等の情報が少なく感じます。競技会が少ないのか、情報が少ないのか分かりませんが。 スポーツをしたくても障害のためにできない人が、各々の理由で遠慮し、施設までの移動手段(送迎バスなど) ・ が充実していない事も背景にある。そういう意味で、環境整備が必要であり、自宅に閉じこもっている障害者を 何とか外に出すような、個々の障害の状況に合わせた取り組みが重要な課題です。 ・ 電動車椅子でも参加できる車椅子マラソンの機会を増やしてほしい。 ・ 予算や身障者数等で事情もあるでしょうが、障がい者スポーツセンター等があればいいのにと周りはいつも言っ ています。総合福祉センターではなくスポーツするだけの施設。 Ⅳ.まとめ 本市として初めて障がいのある人に対する本格的な実態調査の結果について、ここでは『する』 『みる』『支える』の視点を中心に一般の部調査結果と比較する形でまとめることとする。 1)対象者の 対象者の属性 本調査の対象となった市民の基本的属性としては女性がやや多く、20 歳代が若干少ないものの 大きなばらつきはない。約7割が旧佐賀市に在住し、就業率が約6割となった。障がい種別では、 6割強が肢体不自由者であり、動くのに介助が必要とされる人が約1割を占めた。 2)『する 『する』 する』スポーツ 調査の結果、定期的(週に1日以上)に運動やスポーツを行っている人(以下、定期的実施者) の割合は全体で 30.8%を示した(図8) 。この値は一般の部調査の 45.1%より 14.3 ポイント低い 値を示し、さらにスポーツや運動を「全く行わなかった」人(以下、未実施者)が約5割と一般 の部の3割を大きく上回る結果となり、障がいのある人の『する』スポーツとの関係性の低さが 明らかとなった。 非定期的実施者に対して、定期的に行わなかった理由を訊ねた結果、「障がいがあるから」「病 気やけががあるから」といった身体の状態に関する項目の値が高くなっていた(図 11)。これは、 どこかに「私には運動やスポーツは無理」とする「あきらめ」または「抵抗感」ともいえる意識 がスポーツはもとより運動から距離を置く結果となっていることが推察される。障がいがあって も(誰もが)楽しめる運動やスポーツを知り、実際に体験できる機会(出会いの場)を多く提供 していくことが求められる。 具体的には、最初から「スポーツ」ではなく、今後参加してみたい行事で示された一般部と同 じ「健康・体力づくり」を中心に(図 15) 、定期的実施者の実施理由として上位に挙げられた「リ ハビリ」(図 10)にもつながる比較的軽度な運動からであれば定期的な活動への展開も期待でき るであろう。 また、特に初心者の活動の際にはそこに集まる参加者同士の運動やスポーツ以外の交流内容も 取り入れた教室やイベントを企画・運営(コーディネート)できる指導者及び支援者の養成も必 要となる。 3)『みる 『みる』 みる』スポーツ テレビ視聴を含めたスポーツ観戦の実施については、一般の部が示した8割には届かないもの の、それに近い値を示している(図 17) 。日常生活との関係については、一般の部と同じく「話 題としては必要」としていた。なお、「ストレス解消」の割合が高いことが特徴としてあげられ、 これまでは『みる』スポーツが『する』スポーツの代わりの役目を果たしてきたとも把捉される。 4)『支 『支える』 える』スポーツ 運動やスポーツ時にボランティアから支援を受けた経験のある人は約2割であり(図 20) 、そ の時のボランティアの態度(図 21)や支援能力(図 22)については共に満足度が高いが、僅か 1割とはいえ支援能力に不安を感じていることも事実として看過できない。ボランティアの数に ついては、当事者より一般の部の方が「不足している」と感じている結果を示した(図 28)。こ れは、障がいのある人自身の『する』スポーツとの距離感の現れと推察されるが、今後、実施者 が増加を想定した場合、ボランティア数の増加と支援能力の向上が必要になる。なお、障がいの ある人自身のスポーツボランティア参加経験は一般の部の半分以下(6.5%)となっている(図 23)。 5)その他 その他 市立のスポーツ施設に対する要望を見ると、結果の特徴として「バリアフリーの充実」や「指 導者の配置」が一般の部より高い値を示すことが明らかになった(図 39) 。このことは、スポー ツ振興への意見(表2)にも示されていることから、障がいのある人が運動やスポーツを実施し ていく上で基本となる重要な整備事項であると捉えるべきであろう。なお、それらが整備・充実 されることは、全ての市民にとっても有効で理想とされる運動・スポーツ環境のあり方に通ずる ものである。