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調達仕様書(案)(PDF形式:611KB)
工場排水総合管理システム再構築業務 調達仕様書(案) 神戸市建設局下水道河川部計画課 目次 第1 件名 ........................................................................................................................ 1 第2 作業の概要 ............................................................................................................. 1 1 目的 ........................................................................................................................ 1 2 用語の定義 ............................................................................................................. 2 3 業務の概要 ............................................................................................................. 3 4 システム化の範囲................................................................................................. 10 5 スケジュール........................................................................................................ 13 6 作業場所 ............................................................................................................... 14 7 作業内容 ............................................................................................................... 14 8 成果物................................................................................................................... 17 9 検収の完了 ........................................................................................................... 20 10 納入場所 ............................................................................................................... 20 11 作業窓口 ............................................................................................................... 20 第3 業務システムの要件 ............................................................................................. 21 1 機能要件 ............................................................................................................... 21 2 画面要件 ............................................................................................................... 22 3 帳票要件 ............................................................................................................... 23 4 操作性要件 ........................................................................................................... 24 5 情報・データ要件................................................................................................. 25 6 外部インタフェース要件 ...................................................................................... 27 第4 規模・性能要件 .................................................................................................... 28 1 規模要件 ............................................................................................................... 28 2 性能要件 ............................................................................................................... 29 第5 信頼性等要件........................................................................................................ 30 1 信頼性要件 ........................................................................................................... 30 2 拡張性要件 ........................................................................................................... 30 3 上位互換性要件 .................................................................................................... 31 4 事業継続性要件 .................................................................................................... 31 第6 情報セキュリティ要件.......................................................................................... 32 第7 システム稼働環境................................................................................................. 33 1 全体構成 ............................................................................................................... 33 2 ソフトウェア構成................................................................................................. 33 3 ネットワーク構成................................................................................................. 33 4 アクセシビリティ要件.......................................................................................... 33 第8 テスト要件定義 .................................................................................................... 34 第9 移行要件定義........................................................................................................ 35 1 移行に係る要件 .................................................................................................... 35 2 教育に係る要件 .................................................................................................... 35 第10 作業の体制及び方法 ............................................................................................. 36 第11 特記事項 ............................................................................................................... 37 <別添1>帳票一覧(予定) ....................................................................................... 38 <別添2>画面一覧(予定) ....................................................................................... 40 <別添3>主要データ一覧(予定) ............................................................................ 42 参考1 運用保守要件............................................................................................................. 45 参考2 「機器等調達仕様書案作成業務」における考慮点(案)......................................... 47 第1 調達件名 工場排水総合管理システムの再構築 第2 作業の概要 1 目的 工場排水指導業務では、下水道法及び神戸市下水道条例に基づき、市内の事業場に 対し、下水道への排出水の基準(排除基準)の遵守のため、事前届出審査や立入検査等 により、監視・指導を行う。 現在稼働中の「工場排水総合管理システム」は平成9年度より運用しており、業務の充実 を図るため、業務の遂行に不可欠な事業場情報を集約した管理システムである。 しかし、運用開始から 15 年近くが過ぎ、現システムではいくつか課題を抱えている。本 要求仕様書は、これらの課題に対応した新システムの構築を目的とする。 ①新しいパソコン動作環境への対応 システムのパソコン動作環境が(OS:WindowsXP)が古く、法改正や所管事務追加等対 応のための修正を行うことが困難であり、OS 自体も平成 26 年 4 月にサポート切れとなる。 そこで、最新 OS 対応型のシステムにバージョンアップを行わなければならない。 ②ネットワーク化による事務効率の向上 現システムは専用パソコン1台のみで運用しているため、作業性が低い。 新システムでは、ネットワーク化により作業性を向上させる。 ③指導履歴記録・閲覧の充実 当業務については、事業場指導の継続性確保が重要である。そこで、指導履歴等の詳 細を容易に記録し、かつ電子化した各種書類も含め、容易に閲覧できるようにする。 ④表計算ソフト等へのデータ類変換作業の簡便化 現システムは、直接印刷用の帳票は多いが、表計算ソフト等へのデータ類(データや帳 票書式)変換作業が簡便にはできず、電子データとしての加工作業には適していない。 新システムでは、データ類変換作業を簡便化し、帳票の直接印刷だけでなく、電子デー タでの加工作業も行いやすくする。 1 <参考> 新システムのイメージ 現行システム 独立 PC 1台 主な収録内容 紙ファイル ● 事業場基本情報・指導区分 ● 検査結果(検査日・水質分析結果・検査種別) 簡易検査報告書、立入検査報告書 等 ● 指導記録(違反日等・違反項目・指導種別) 指導記録票 ● 届出受付状況(届出種別・受付番号) 特定施設届出関係書類、公共下水道使用開始 届出関係書類 等 (紙帳票印刷) 新システム PDF ファイル 主な収録内容 サーバ (本市情報系ネット ワークに接続) 各職員 PC 各職員 PC ● 事業場基本情報・指導区分 ● 検査結果(検査日・水質分析結果・検査種別) ● 指導記録(違反日等・違反項目・指導種別) ● 届出受付状況(届出種別・受付番号) 等 主な追加機能 ● 各職員 PC 簡易検査報告書 立入検査報告書 指導記録票 特定施設関係届出 公共下水道使用開始届 排水管理報告書 幹線調査関係 等 事業場指導履歴(医療カルテの様に、時系列 で指導履歴等を入力・閲覧する) (紙帳票 or 電子データ)→ 事務処理後システム内保管(PDF 化) 2 用語の定義 本調達仕様書における用語の定義については、必要に応じ別途定める。 2 3 業務の概要 3.1業務概要 工場排水指導業務とは以下①~④により構成される。 ① 事業場よりなされた届出書類等の受付・審査 ② 事業場への立入検査 ③ 事業場への行政指導 ④ その他(汚水幹線調査、排水管理責任者制度、水質使用料制度等) 3.2業務の主要フロー 3.2.1 届出受付審査業務フロー システム外 システム内 帳 書類受付 番号付与 票 届出受付簿 審査 データ入力・届出電子化 起案用書類 受理書 決裁・公印押印 帳票作成 (県通知文) 受理書交付 3 3.2.2 立入検査業務フロー システム外 システム内 帳 方針・計画決定 検査対象抽出 票 対象一覧表 検査通知文 通知書発行 通知文発行一覧 立入検査・ 採水(※) 起案添付用書類 結果入力 日報 結果通知 報告書作成 検査報告書 検査結果一覧 結果通知文 宛名書 4 3.2.3 排除基準違反時の行政指導業務 システム外 システム内 帳 票 採水・基準超過 事業場へ連絡 確認検査(違反の継続 がないか確認) 指導方針決定 結果入力 報告書作成 確認検査報告書 指導文書作成 決裁事務用書類 指導文書 決裁・公印押印 受領書 文書交付 事業場からの報告文書 受付 再検査用通知書発行 採水通知書 再検査 指導記録票 指導結果報告書作 指導経緯 成 5 3.2.4 汚水幹線調査業務フロー システム外 システム内 帳 方針決定 調査ポイント情報入力 票 ポイント一覧表 調査実施・採水 報告書 結果入力 結果一覧表 (県通知文) 3.2.5 水質使用料認定業務フロー システム外 システム内 帳 対象抽出 票 対象一覧表 立入検査・採水 結果入力・報告書作成 報告書 認定内容 決裁・認定内容決定 決裁事務用書類 6 3.2.6 冷却水認定業務フロー システム外 システム内 帳 票 申告書受付 立入検査・採水 結果入力・報告書作成 報告書 認定内容 決裁・認定内容決定 決裁事務用書類 7 3.2.7 排水管理責任者資格認定講習業務フロー システム外 システム内 帳 票 対象一覧表 対象抽出 決裁事務用書類 宛名書 決裁・開催案内送付 申込受付 申込者リスト等作成 申込者一覧 決裁事務用書類 宛名書 決裁・受講票送付 修了証作成 決裁事務用書類 決裁・公印押印 修了証 講習開催 修了証交付 有資格者登録 実施報告 8 有資格者一覧 3.2.8 他業務支援フロー ・業務量集計(四半期・年度)フロー システム外 システム内 帳 票 各事業場指導内容・ 結果入力 抽出・集計 各種集計結果 ・ 期間内変更事例 一覧 ・ 各種検査実施件数 ・ 指導分類別事業場件数 等 報告 ・係会議等資料作成フロー システム外 システム内 帳 票 報告案件の登録・内容入力 抽出 報告対象案件一覧 会議 9 4 システム化の範囲 4.1 システム化の範囲 本作業では、基本的に、「第2.3 業務の概要」にある全てについてシステム化し、内容の保 存・管理、決裁事務、計画策定及び職員間業務引継等の支援に用いる。 業務を実施していく上で必要な情報はすべて電子的に保管・検索可能とする。 4.2 システムの基本体系 4.2.1 届出書類等受理・審査業務 受付処理 特定施設関係届出内容入力 除害施設関係届出内容入力 公共下水道使用開始届出内容入力 排水管理責任者届出内容入力 冷却水排除許可申請内容入力 届出書類受付番号取得 受付簿作成 決裁事務用書類作成・ 各書類作成 指導区分決定等処理 受理書作成 許可証作成 今後の指導区分決定 1 10 1 各種印刷処理 決裁事務用書類印刷 受理書印刷 許可書印刷 各種一覧表印刷 各種統計印刷 各種台帳印刷 通知用文書印刷 履歴印刷 検索・統計処理 各種検索 各種統計 誤入力等チェック その他台帳処理 届出書類等(電子化)検索・閲覧 11 4.2.2 立入検査・幹線調査等業務 検査・指導方針設定 指導分類登録 対象施設抽出 事業場検索・台帳照会 対象一覧表印刷 実施計画等策定 検査実施・結果入力 検査通知書類作成 検査結果入力 報告書作成 各種印刷処理 決裁事務用書類印刷 採水通知文印刷 検査結果・結果通知文印刷 報告書印刷 指導文書印刷 各種一覧表印刷 履歴印刷 検索・統計処理 各種検索 各種統計 その他台帳処理 報告書類等検索・閲覧 12 5 スケジュール 本業務の契約期間は、契約締結日~平成 26 年 3 月 31 日とする 想定スケジュールを以下に示す。 H25 年度 区分 工程 ~ 11 H26 年度 12 1 2 H27 年度~ 3 10 A:システム ①要件定義・基本設計 ②ハードウエア導入支援 ③システム詳細設計・単体テスト ④データ移行 ⑤運用テスト等 ⑥マニュアル作成 ⑦研修 B:ハードウェ ア調達(※) C:保守・運 サーバ(OS 含)調達 :リース予定 システム保守 用(※) ※ :本調達範囲外(但し、仕様書案作成支援等本調達仕様書(案)に示す部分は本調達範囲内とする。) ①要件定義・基本設計(契約締結から平成 25 年 11 月) 本市の要件の最終確認、機能及びシステム方式等の基本設計を行う。 ②ハードウェア導入支援(平成 25 年 11 月から平成 26 年 1 月) 当システム稼動に必要なサーバ類調達(別途入札実施)に関し仕様書作成支援・セットアップ支援を行う。 ③システム詳細設計・テスト(平成 25 年 11 月から平成 26 年1月下旬) 基本設計に基づき、個々の処理機能に関する詳細設計を行う。 詳細設計を基に、プログラム製造及び単体テストを行う。 ④データ移行工程(平成 26 年 2 月中旬から 3 月下旬) 現行システムから必要な情報を抽出し、新システムに移行する。 ⑤テスト工程(平成 26 年2月上旬から3月中旬) 正常稼動を保障するためのテストとして、結合テスト、総合テストを実施する。また、本市が行う運用テ スト(受入テスト)の支援を行う。 ⑥マニュアル作成(平成 25 年 12 月中旬から平成 26 年 3 月中旬) ⑦研修(平成 26 年3月中旬から 3 月 31 日) 本市職員向けの教育訓練を実施する。 なお、新システムの運用開始時期は平成 26 年 4 月 1 日を予定している。 13 6 作業場所 本業務の作業場所、その他必要となる環境については、受託者の負担により用意すること。 但し、本仕様書「工場排水総合管理システム」の機器等(サーバ等のハードウェア及びそれらにインスト ールする OS、ソフトウェアをいう。以下同じ。)セットアップ支援・動作確認、「工場排水総合管理システ ム」の総合テスト・運用テスト、データ移行及び研修については、本市本庁舎で、本市が別途調達する 機器等を使って、神戸市建設局下水道河川部計画課内にて作業を行うこと。 7 作業内容 本作業では、工場排水指導業務の支援を行う「工場排水総合管理システム」に係る設計・開発作業、機 器等のセットアップ支援及び本市職員への教育訓練等を発注するものである。 なお、「工場排水総合管理システム」の稼動に必要なデータベース管理、スケジュール管理等を行うソ フ トウェア・ミドル ウェアは本調達に 含める。但し、本市にて必 要数量を一 括調達するもの(Microsoft Office)については本調達の対象外とする。また、それぞれ別途調達を予定している機器等調達及び運 用業務調達にかかる仕様書案の作成も本調達の範囲に含める。 本調達における具体的な作業内容を以下に示す。 (1) 開発管理業務 現行システム運用状況等を充分に把握した上で,「工場排水総合管理システム」が支障な く稼働できるよう開発責任者を定め,以下の管理業務を遂行すること。 ① 開発責任者の報告 「工場排水総合管理システム」について豊富な知識を有し,かつ,この仕様書に定め た内容を遅滞なく遂行できる開発責任者を定め報告すること。 ② 開発計画書の作成 現時点での想定スケジュールは,前頁に示すものであるが,調達後の状況に応じて, 本市と協議の上、開発計画書を作成すること。 ③ 進捗情報報告 各作業の進捗状況について報告し,計画に遅れが生じた場合は本市に速やかに報 告するとともにその原因を調査し,要員の追加,及び担当者の変更等の体制の見直し を含む改善策を直ちに実施すること。 ④ 進捗状況についての報告 開発期間中は、定期的に、本市に対し報告を行うこと。 ○ 定期報告頻度:1回/月(状況に応じて変更)。 ○ 報告内容:要件定義,設計,開発,テスト等各作業の進捗状況,課題事項と対策 状況一覧 ○ 課題事項等については、報告頻度にかかわらず、その都度、本市担当者と打ち 合わせの上、対策を講じること。 14 (2) 要件定義・設計・開発業務 ① 要件定義・設計・開発実施計画の策定 連絡体制,責任分担,及び設計・開発期間中の体制を明記した本システムの設計及 び構築作業における実施計画を策定し,要件定義・設計・開発実施計画書として提示 すること。 また,システム構築において,効率的なリソース計画を行い,万全な体制(全体管理, 設計・構築,導入等)を策定し,明確にすること。 ② 要件定義 調達仕様書,提案書の要件を本市職員へのヒアリング等により整理すること。 ③ 基本設計 本市の要件を最終確認後,具体的に提供する機能及びシステム方式を設計すること。 なお,設計にあたっては,熟練していないユーザーであっても円滑に操作ができるよう にするよう配慮すること(以下他の作業においても同様とする)。 基本設計で必要と考える事項は,機能設計,システム方式設計,データ設計,ユーザ ーインタフェース設計,情報セキュリティ設計,システム運用設計とする。 ④ 詳細設計 基本設計を基に,機能別の設計書、バッチ処理のフローチャート、画面や帳票のレイ アウト、画面操作で発生するイベント一覧など、本システムで運用する機能の主要な 設計項目について、詳細設計書を作成すること。 ⑤ 開発 詳細設計を基に,プログラム製造及びプログラム単体でのテストを行い,構成・変更管 理を行うこと。また,作成されたソースコードについて,妥当性を確認するためのソース コードレビューの範囲及び方法を定め,これに基づいてソースコードレビューを実施 すること。 (3) 機器等の導入支援 プロジェクト計画書に基づき,機器等の導入において,以下の業務を実施すること。 工事で使用する製品等は「電気用品安全法」「JIS 取得」に準拠していること。 ① 機器等調達仕様書案の作成 ② 機器等のセットアップ支援 機器等の各種設定,OS 等のインストール,機器の配線接続について現地立会い等に より機器等調達事業者を支援すること。 ③ 動作確認 導入した機器等が要件を満足していることを確認するための動作確認を,担当職員の 立会いの下で実施すること。 15 (4) テスト業務 「第8 テスト要件定義」に示す事項を踏まえ,結合テスト,総合テスト,運用テストについて 設計し,テストを実施すること。各テスト終了時に,実施内容,品質評価結果,及び次工程へ の申し送り事項等について,テスト結果報告書を作成し,担当職員と協議の上,承認を得るこ と。 ① 結合テスト プログラム単体でのテストを行った後,複数のプログラムを組み合わせてテストを行い, プログラム間の結合が完全であることを確認する。 ② 総合テスト システムが基本設計の仕様を満たしていることを確認するために総合テストを行い,シ ステムが納品可能な状態であることを確認する。確認に当たっては,ソフトウェア製品 が仕様に適合し,かつ実稼働環境で利用可能であることを確認できる評価指標又は 合格条件を設定した上で,実稼働環境と同等の環境において総合テストを実施する。 ③ 運用テスト システムが要件を満たしていることを確認するために,本市担当職員が主体となって 運用テストを行い,システムが納品可能な状態であることを確認する。本受託者は,テ ストの準備及びテストの支援を行うこと。確認に当たっては,ソフトウェア製品が仕様に 適合し,かつ実稼働環境で円滑に利用可能であることを確認できる評価指標又は合 格条件を設定した上で,実稼働環境において運用テストを実施する。 (5) 移行 「第9 移行要件定義」に示す事項を踏まえ,旧システムから本システムに必要なデータを 移行させること。旧システムからのデータは CSV 形式で USB 等の媒体で用意するので,それ を本受託者が受け取り新システムにセットアップすること。セットアップ作業の時期については、 開発作業の進捗に応じて、期間を事前に打ち合わせた上で行う,(一旦セットアップを行った 以降に旧システムに入力されるデータについても、契約満了までにセットアップを再度行うこ と。) (6) 教育・訓練(研修・ヘルプデスク) ① 操作マニュアル・運用マニュアルの整備 ② 職員向けの操作マニュアルを平成 26 年 3 月 31 日までに Microsoft Office2010 で修 正可能な電子データで完成させ,本市の承認を得て提出すること。 ③ 職員向け操作研修の実施 16 8 成果物 本業務で想定している受託事業者の成果物は以下のとおりである。 業務 No. プロジェクト ① 管理 成果物 納期 契約締結後 2 週間以内 プロジェクト WBS 計画書 スケジュール 作業体制 プロジェクト管理要領 ② 進捗管理表及び進捗状況に関する報告書 随時 ③ 作業結果報告書 各工程終了時 ④ 議事録 各会議開催後 5 営業日以 内 設計・開発 ⑤ 要件定義・設計・開発実施計画書 契約締結後 2 週間以内 ⑥ 基本設計書・詳細設計書・変更(改造)設計書 設計工程終了時 ⑦ ソフトウェア構成図・一覧表 機器等仕様書案納入時 ⑧ ハードウェア構成図・一覧表 機器等仕様書案納入時 ⑨ ネットワーク構成図 機器等仕様書案納入時 ⑩ ミドルウェア(ライセンスを証する書類一式。イン 機器等セットアップ終了時 ストール媒体等を含む) ⑪ 開発したプログラムのソースコード,プログラム テスト工程終了時 (汎用パッケージ除く),環境ファイル等一式 ⑫ 環境定義書 テスト工程終了時 機器等セッ ⑬ 機器等調達仕様書案 平成 25 年12月中旬 トアップ支 ⑭ 動作確認終了報告書 動作確認終了時 ⑮ テスト実施計画書 開発工程終了時 テスト実施結果報告書 テスト工程終了時 移行実施計画書 テスト工程開始時 移行データ調査表 テスト工程開始時 移行結果報告書 教育・訓練工程開始時 システム(本調達の範囲内)のバックアップ 平成 26 年 3 月 31 日 援 テスト 移行 ⑯ ⑰ (機器等の導入完了時点の初期状態) 教育・訓練 ⑱ 教育訓練実施計画書 教育・訓練工程開始時 教育訓練用教材 教育・訓練工程開始時 17 教育訓練結果報告書 平成 26 年 3 月 31 日 ⑲ インストールマニュアル及びインストーラ 平成 26 年 3 月 31 日 ⑳ 操作・運用マニュアル 教育・訓練工程開始時 21 ○ 障害回復マニュアル 教育・訓練工程開始時 成果物の概要を以下に示す。 (1) プロジェクト計画書 プロジェクトの目的を達成するために,実施すべき規範を示 した文書。本市の関係者と作 業計画及び進捗状況を共有するため,各成果物と関連付けた作業スケジュール,作業内 容,作業担当者,作業体制,レビュー実施計画等を明確に示すドキュメント。 (2) 進捗管理表及び進捗状況に関する報告書 プロジェクト計画書に基づく各作業の進捗状況等を示したドキュメント。 (3) 作業結果報告書 各作業に関する完了を報告するドキュメント。 (4) 議事録 各会議体の討議状況を記録したドキュメント。紙媒体を2部作成し,市と本受託者がそれぞ れに押印のうえ各1部を保管する。 (5) 要件定義・設計・開発実施計画書 「プロジェクト計画書」に基づき,設計・開発業務における作業項目,工程,及び実施体制 を示したドキュメント。 (6) 基本設計書・詳細設計書 システム機能設計書,業務フロー図,コード設計書,画面設計書,画面遷移図,データ設 計書等,他業者がこれを基にして同一システムを構築できるレベルの設計書(本受託者又 は第三者が本契約以前に著作権を有する汎用パッケージ等[以下,「汎用パッケージ等」と いう。]の部分を除く)。なお,具体的な項目については,担当職員と協議の上,承認を得る こと。 (7) ソフトウェア構成図・一覧表 本システムのソフトウェア構成を示したドキュメント。 (8) ハードウェア構成図・一覧表 本システムのハードウェア構成を示したドキュメント。 (9) ネットワーク構成図 本システムのネットワーク構成を示したドキュメント。 (10) ミドルウェア(ライセンスを証する書類一式。インストール媒体等を含む) 本システムで使用しているミドルウェアに関するもの一式。 (11) 開発したプログラムのソースコード,プログラム(汎用パッケージ等除く),環境ファイル等一 18 式 本システムの全ソースコード,実行ファイル,環境ファイル。 (12) 環境定義書 本システムの稼働に当って必要な各種機器および OS,ミドルウェア等の設定情報を示した ドキュメント。 (13) 機器等調達仕様書案 本市が機器等を調達するに際し,本アプリケーション・ミドルウェアが本仕様書の性能要件・ 信頼性要件等を満たして稼働することができる機器等の調達仕様書案を修正可能な電子 データで提出すること。なお,ハードウェアについては製品名ではなく,例えば「CPU ○ GB 以上」のように性能で指定すること。また,OS 等ソフトウェアについては,汎用性の高い オープン製品を指定すること。なお,クライアントパソコン及びネットワークプリンターは本市 の既存のものを使う場合は対象外とする。 (14) 動作確認終了報告書 機器等のセットアップが終了したことを報告するドキュメント。 (15) テスト実施計画書,テスト実施結果報告書 「プロジェクト計画書」に基づき,各テストの実施スケジュール,実施内容,進捗の予定及び 品質指標(バグ密度及びテスト密度等)等,テストの計画を示すドキュメント。 テスト計画書に記載した進捗予定の実績,障害対応,実施結果,残課題,品質指標(バグ 密度及びテスト密度等)及び次工程開始の見通し等のテスト結果を報告するドキュメント。 (16) 移行実施計画書,移行データ調査表,移行結果報告書 「プロジェクト計画書」に基づき,運用業務・保守業務への引継ぎを含む新システムの稼働 に向けたスケジュール,円滑な移行に向けた方針,移行前後での業務の責任の所在を定 義したドキュメント及び移行の対象となるデータ等を示したドキュメント及び移行作業の結果 を報告するドキュメント。 (17) システム(本調達の範囲内)のバックアップ(機器等の導入完了時点の初期状態) 開発したプログラムおよび各種機器,OS,ミドルウェア等の開発完了後,全てのテストが完 了したシステム(本調達の範囲内)のバックアップ。電子データ・媒体は機器等にインストー ル可能なものとすること。紙媒体は不要。 (18) 教育訓練実施計画書,教育訓練用教材,教育訓練結果報告書 「プロジェクト計画書」に基づく,教育訓練の実施スケジュール,実施内容,実施方法,実施 場所等を示すドキュメント。 (19) インストールマニュアル及びインストーラ バックアップ等をシステムにインストールするソフトウェア及びインストール手順を示したドキ ュメント。 (20) 操作・運用マニュアル 本システムの操作手順等を示したドキュメント。 19 (21) 障害回復マニュアル 障害が発生した際の回復手順を説明したマニュアル。 成果物の作成に当たっては,以下の点に注意すること。 ・ 成果物は特に指定がない限り紙媒体及び電子データ各1部とし全て日本語表記とすること ・ 電子データの作成に当たって は,特に指定がない限り,本市担当職員が,「Microsoft Office 2010」で編集できるようなソフトを使用すること。それ以外のソフトを使用する際には 本市に相談すること。 ・ 電子データは,特に指定がない限り,CD-ROM 等の媒体に納めること。但し,ページ数が 概ね 10 ページ以下でかつ3MB 以下の場合は,電子メールの添付ファイルで送信すること も可とする。 ・ 成果物に修正等がある場合(本契約または後日受託事業者と締結する保守業務委託契約 によらない市独自の改変等の場合を除く。),紙については,更新履歴と修正ページ,電子 データについては,修正後の全編を速やかに提出すること。 ・ 成果物については,特に指定がない限り,本市が永年使用権及び改変権を有するものとし, 本受託者は著作者人格権を行使しないものとする。 9 検収の完了 本市による成果物の承認をもって検収の完了とする。 10 納入場所 建設局下水道河川部計画課に設置したサーバ等にセットアップ(印刷物・電子媒体は建設 局下水道河川部計画課) 11 作業窓口 本業務にかかわる窓口は,建設局下水道河川部計画課である。 20 第3 業務システムの要件 1.機 能要件 № システム機能内容 操作方式 1 職員が容易に操作できる入力操作方法とすること。 2 エクセルやワード等の形式によるファイル出力が容易に行えること。 ユーザー管理・メッセージ管理・ファイル管理 1 本システムの利用者の登録,登録情報の変更・削除が行えること。 2 一覧表示等により登録利用者の確認が行えること。 21 2.画面要件 画面要件 1 画面は視認性に配慮し、職員が容易に操作できるよう,視覚的に解りやすい操作画面にすること 2 全ての入力及び参照画面は、カテゴリごと(基本データ・検査結果・指導履歴など)に区別して表示して いること。また,各カテゴリに簡易に移動できる機能(アンカー,タブ等)が配置されていること。 3 業務に沿ったメニュー配置であること。 4 画面レイアウトについては,神戸市建設局下水道河川部計画課水質指導係の校正を受けること。 22 3.帳票要件 印刷要件 1 印刷ツールにより,固定帳票の品質確保と帳票開発の効率を図ること。 2 各帳票は基本的に A4・A3 サイズとすること。 3 帳票は出力前に画面で印刷イメージを確認でき,印刷ページを指定できること。また,印刷指定したペ ージについて両面・集約印刷ができること。 帳票は、①直接印刷、及び②他のプログラムに容易に変換し加工可能(帳票の書式等は基本的に保 持する)、であること。 なお、①②のどちらの場合も、最終的に事業場指導履歴の一情報として、システムに保管し検索に供 する。 <帳票の作成から保管のイメージ> 4 点線:システム内 電子データ・ 加工 内容保管・ 検索 帳票 作成 紙 出 力 ( 印 刷)・直接記入 PDF 化 5 帳票様式の簡易な変更はユーザーが容易に行えること。 6 帳票類については神戸市建設局下水道河川部計画課水質指導係の校正を受けること。 23 4.操作性要件 操作性要件 1 本書の画面要件や帳票要件等を十分に踏まえたものとすること。 24 5.情報・データ要件 データベース操作 1 2 データベースについては,リレーショナルデータベース管理システムを採用し,アクセス制限等を適切 に行うこと。また,効率的な運用と拡張性が図れる構造であること。 条件式を作成し、ある項目の入力内容から、条件式を基にした結果を、別項目について表示できるこ と。この結果については、直接入力による修正が可能であること。 3 データ操作処理については,接続性や品質及びセキュリティを十分確保すること。 4 本システムの台帳等のデータについては,すべて保持すること。 共通機能 1 必要に応じて、利用者ごとに権限設定を可能とし,システムの使用制限がかけられること。 2 パスワードは暗号化を行い登録すること。利用者によりパスワードの変更が可能であること。 3 4 システムは複数担当者が同時接続することが可能であることとし,データ単位に排他処理を行うことが 可能であること。また,複数担当者からの更新処理が同時に発生した場合は,データの一貫性を保つ 方式を採用すること。 入力はマウス及びキーボードを用いて行うが,選択項目にプルダウン方式やファンクションキーを採用 するなどして入力作業の軽減が図られていること。 5 各情報の重複登録を抑止するための工夫をすること。 6 各画面の事業場番号又は事業場名より当該事業場の関連台帳画面へ遷移可能であること。 7 必要に応じて、各業務の種別毎に「処理待ち一覧」として,状況毎の件数が確認できること。(決裁処理 が終わっていない届出・立入検査等の件数が確認できること。) 8 検索・集計においては、任意の事業場の任意の情報について検索可能であること。 9 検索画面において,検索条件項目は「一部一致(部分一致)」で検索可能なこと。また,完全一致及び 部分一致の選択が可能であること。 10 検索結果などの一覧画面から内容詳細画面へ遷移する場合,容易な遷移方式を備えること。 11 検索結果などの一覧画面は任意に行列順変更が可能であること。 12 検索結果の一覧画面については、一定期間システム内に保存し、引き続き検索作業が行えるようにす ること。 13 よく使う検索条件について,保存することが可能であること。 14 15 統計用資料作成や、定期報告用集計(一定期間内の届出受付内容や指導分類変更等の集計)ができ ること。 定期報告用集計時に、集計内容修正作業に数日要する場合、その間の新たな届出・検査等の入力が できるだけできる方法を考えること。 16 データを登録する際,仮登録することにより,作業を中断できること。 17 誤入力・未入力防止機能を持たせること 18 入力エラーの表示、内容確認できること。 25 19 20 21 同一処理機能内で画面遷移した場合は,遷移後の画面から前画面へ戻れること。その場合,前画面の 入力項目は保持されていること。 各種様式に記載された挿入データについては,様式ごとに設定可能であること。(法改正・指導方針変 更等に伴う項目(例:水質項目)追加・変更や、組織変更等による印字項目の追加変更ができること) 検索結果や、事業場基本データ等はをCSV形式又はエクセル形式で出力できること。また,利用者が 随時指定する項目を出力することができること。 22 外字の画面入力,画面表示,帳票への印字が可能であること。 23 入力行為があった場合のログアウト時には必ず、登録の有無を問うこと。(視覚的に確認できるようにす ること。) データ項目 1 各画面において取り扱う情報・データについては,別添4 データ項目一覧のとおりとする。また,各項 目の入力方式及び要求する機能要件については、別途協議し定める。 2 事業場とのやり取りを、文章として入力し、時系列で閲覧できること<医療カルテ的> 3 事業場の過去の指導履歴を任意の条件のもと、時系列に閲覧できること 4 届出受付番号等を自動付番できること。 5 自動付番された受付番号等については,直接入力又はマスター修正による変更以外は再付番がなさ れないこと(過去のデータを入力することにより再付番がなされる等を禁止する)。 運用支援機能 1 メニュー設定等について,組織変更にも容易に対応可能であること。 2 システムおよびデータ修正支援機能を設けること。 3 アクセスログ(操作履歴)を保持し、印刷できること。 26 6.外部インターフェース要件 電子化した書類の検索・閲覧 1 A3サイズまでの用紙の読み取りが可能なスキャナより読み取った届出書類や検査報告書等を取り込 み、保存後閲覧可能であること。 水質検査結果の自動読み込み 1 電子データ(エクセル形式等)の水質検査結果を取り込み、直接、各事業場の結果として登録できるこ と。必要に応じて、手入力・修正もできること。(数値を手入力することによる入力ミスを防ぐ) 27 第4 規模・性能要件 1.規模要件 1 2 3 4 5 本システムの運用時間は原則として開庁日の午前8時30分から午後6時30分までを原則とするが,事 故時対応として土日祝や年末年始にも稼動可能であり,また,繁忙期などには時間延長が可能である こと。 利用端末は神戸市建設局下水道河川部計画課内に設置された事務処理用 PC とする。また,同一事 務所内にサーバを設置しデータを一元管理すること。 ユーザーは運用当初は 10 名程度であるが、今後の組織改正等に対応可能とするため 15 名程度でも 対応可能であること。 現状のデータ量及び処理件数については次のとおりであるが,今後の増加に対応すること。 <業務処理件数等> ・届出審査業務業務 届出事業場数 約 5500 事業場 (内,廃止事業場数 約 2000 事業場) 年間届出受付数 特定施設関係 約 300 件 公共下水道使用開始届出 約 100 件 除害施設関係届出 約 10 件 排水管理責任者届出 約 100 件 ・立入検査業務 年間立入件数 約 1500 件(日最大 45 件) (内水質検査実施 約 900 件) 水質検査項目 約 50 項目 幹線調査箇所 約 25 箇所 年間幹線調査回数 約 100 件 ・行政指導業務 年間水質検査指導件数 約 20 件 ・定期報告徴収業務 対象事業場数 約 200 事業場 ・排水管理責任者資格認定講習業務 のべ有資格者 約 3200 人 年間受講者数 約 160 人 ・水質使用料認定業務 対象事業場数 約 65 件(新規認定 約 5 社/年) ・冷却水排除許可認定業務 許可事業場数 約 270 件(新規認定 約 5 社/年) <総データ量> 約350MB 新システムに保管予定の届出書類等の電子化データ量については、機器類調達仕様書案作成までに 確定する。(第4,1規模要件 参照)。 (参考)電子化予定書類 A4(白黒:約 35 万ページ、カラー:約 3 万ページ) A3(白黒:約3万ページ、カラー:約1万ページ) 年間増加見込み A4(白黒:約 1.5 万ページ、カラー:約 1 千ページ) A3(白黒:約1千ページ、カラー:約100ページ) 28 2.性能要件 1 応答時間については,同時接続数を10セッションとした場合、クライアントから業務サーバにデータを 送信してから画面に結果が反映するまでの時間は3秒以下とすること 電子化した書類の表示については5秒以下とすること。 ただし、オンライン応答性能における応答時間については、本市専用ネットワークの性能に依存する部 分は含まないものとする。 29 第5 信頼性等要件 1.信頼性要件 1 データの紛失や改ざんが発生しても,復旧することが可能なこと。復旧手順は障害回復マニュア ル中に記載すること。 2 バックアップデータを取得し,障害時からデータの回復を可能とすること。 3 システムの起動,停止,バッチ処理及びバックアップ等についてスケジュール化を行い,自動運 転が可能であること。 4 データのバックアップは定期的に取得が可能であること。 5 作業終了時にはバックアップを行い,常にデータ内容が保持されること。 6 システム構成に変更が生じた場合等,システム全体のバックアップが可能であること。 7 暗号化により,第三者や権限のないユーザーがデータを参照できない仕組みを用意すること。 信頼性に関するSLAを次のとおり設定し,運用すること。 稼働時間 8 障害率 障害復旧着手時間 平日 7:00~8:45 3%未満 連絡を受けた日の 13:00 までに着手 平日 8:45~18:00 1%未満 連絡を受けてから4時間以内に着手 平日 18:00~23:00 3%未満 連絡を受けた日の翌平日 13:00 までに着手 休日 7:00~17:00 5%未満 連絡を受けた日の翌平日 13:00 までに着手 上記以外の時間帯 - SLAの対象にしない 2.拡張性要件 1 多角化,複雑化している業務の状況から,今後の処理の効率化,行政サービスの向上を図るこ とのできるシステムであること。 2 将来に向けて,法令改正や神戸市の各条例に柔軟に対応できるシステムであること。 3 事務処理用 PC の OS は Windows7であるので、これに対応していること。 4 InternetExplorer8.0 と 9.0 の両方に対応していること。 5 随時予定されている制度変更に伴ったシステムの機能の変更が容易に可能なこと。 6 7 Web 方式など、業務システム処理の改修に際して業務端末上のプログラム等の入れ替えを必要 としない管理が容易な方式であること。 稼動後 15 年間のデータ量の増加を見込むこと。 30 3.上位互換性要件 1 OSソフト,ブラウザソフト,アプリケーションソフトのアップデートに対応できる仕様であること。 4.事業継続性要件 1 アプリケーション入れ替え時にサービスを停止しない工夫が実施されていること。 2 将来的にデータ量や処理量の増加に備えたシステム構成とする仕様であること。 31 第6 情報セキュリティ要件 1 権限要件 1 利用者ごとに権限設定を可能とし,システムの使用制限がかけられること。 ※対象権限は「業務担当者」「システム管理者」とする。 2 ID,パスワードによる認証機能を持つこと。 3 パスワードは暗号化を行い登録すること。利用者によりパスワードの変更が可能であること。 4 5 6 7 ユーザーがログインするパスワードは英字・数字混在の8桁以上とし,これに違反するパスワードはシステ ム上エラーとなり受け付けないこと ユーザーが1年以上同一のパスワードを使い続けた場合は,システムが強制的にパスワード変更を求め る機能を有すること。 システムは複数担当者が同時接続することが可能であることとし,データ単位に排他処理を行うことが可 能であること。また,複数担当者からの更新処理が同時に発生した場合は,データの一貫性を保つ方式 を採用すること。 ユーザーが個人ごとに閲覧した画面,操作した内容をログ記録として少なくとも3か月はシステムに改ざ んできない状態で保存すること。3か月分の記録がサーバに容量的に記録できない場合は,媒体に保管 しても可とする。 8 上記のログには,サーバによる時刻を記録すること。 9 クライアント端末のインベントリ情報をシステム上自動的に取得でき別システムへ反映できる仕組みを備 えること。 2 情報セキュリティ対策 1 2 3 4 本システムの運用を踏まえ,セキュリティの三要素である「機密性」,「完全性」,「可用性」に配慮した措 置をとること。 神戸市情報セキュリティ基本方針(http://www.city.kobe.lg.jp/information/data/regulati ons/protection/img/kihonhoushin.pdf)を遵守すること。 神戸市情報セキュリティ対策基準(http://www.city.kobe.lg.jp/information/data/regulati ons/protection/img/taisakukijun.pdf)に則ること。 電子計算機処理に係るデータ保護管理規程(平成 17 年 5 月 31 日訓令甲第 3 号, http://www. city.kobe.lg.jp/information/data/regulations/rule/reiki/reiki_honbun/k3021312001.html)に配慮するこ と。 5 コンピュータウイルスによる被害を防止するため,ウイルス対策ソフトを導入する仕様とすること。 6 個人情報を取り扱うシステムであることから,安全性に配慮したシステムであること。 7 クライアント側に利用情報が残らないシステムであること(Cookie 等の利用制限)。 8 データベースに格納するデータは暗号化が可能なシステムであること。 9 システムは複数担当者が同時接続することを可能とし,データ単位に排他処理を行うことができること。 10 11 アプリケーションサーバ(サービス)が強制終了された場合でも,再起動後にセッション情報が確保されて いること。 脆弱性の観点からメーカー保証が確約されている開発言語およびアプリケーションを利用したシステム であること。 32 第7 システム稼働環境 1.全体構成 1 コンピュータ利用経験が浅い職員でも容易に扱えるシステムであること。 2 簡単な操作で入力,参照ができること。 3 今後,業務拡張や組織再編による利用者拡大の際に,追加ライセンス費用がかからないこと。 2.ソフトウェア構成 1 2 3 システムで利用するソフトウェアに,既成のソフトウェアを使用する際は、一般的に流通しておりメ ーカーサポートが受けられるソフトウェアを利用することを前提とする仕様とし,フリーソフトやオー プンソースを利用したアプリケーションを利用しない仕様とすること。 当システムで求める機能を満たすために,必要なオペレーティングシステム及びソフトウェアを選 定して利用すること。 当システムの機能のために選定するソフトウェアについては,フリーソフトウェア等ではなく,製品 版であること。 3.ネットワーク構成 当システムが接続するネットワークは神戸市の情報系ネットワークとする。 情報系ネットワークは,本市のイントラネット(内部ネットワーク)であるが,外部ウェブサイト閲覧や 電子メールにも使われ,ファイアウォールを介して外部と常時結ばれたネットワークである。このた め,本システムについてはセキュリティ面について十分な配慮が必要である。 ・ データ通信プロトコルは,TCP/IPとする。 ・ クライアント端末とサーバ間のアクセスは,必ず本市既存の中継(プロキシ)サーバ(現行8台。 将来増設する可能性あり。)を通じて行う設定になっている。そのため,サーバ側はクライアント 端末の IP アドレスを認識できない。 ・ ネットワークの基幹部分は 100MB 以上,区役所と本庁舎間は 20MB,出先機関と本庁舎を結 ぶ部分は 1~10MB である。将来的に出先機関からの入力の場合を考慮し,できるかぎり、ネッ トワークへの負荷が過大にかからないようなシステムを提案すること。 ・ サーバ等を設置するセグメントを本市情報系ネットワークに接続する場合、本市が指定する接 1 続口(RJ-45 コネクタ)に、本市指定ルータ(YAMAHA 製 NVR500)を介して UTP ケーブルで接 続するものとし、その責任分界点は次の通りとする。 【物理的責任分界点】上述の接続口と UTP ケーブル側端子(RJ-45 コネクタ)の間を責任分解 点とする。なお、ケーブルの差し込みは本市係員立会いの下、専用システム担当者(開 発等受託者)が行うものとし、この接続口を責任分界点とする。 【論理的責任分界点】上述の本市指定ルータは専用システム側の調達範囲であるが設定作 業はセキュリティ確保の観点より本市側で実施するものとし、ここを責任分界点とする。ま た、設定作業にかかる費用は本市情報化推進部が負担する。 ・ 上述により切り出したセグメントから外部インターネットへのアクセスは許可していないため,ウ イルス対策ソフトの定義ファイルを外部記憶媒体経由で行うなどの運用を検討すること。 ・ 上述の接続口からサーバ等への UTP ケーブル等の接続作業は,機器等調達事業者が行うも のとし,本受託者は接続の指示・確認を行うものとする。 4.アクセシビリティ要件 1 以下に留意し,JIS X 8341-3 等のウェブ・アクセシビリティ指針に準拠すること。 ・データの表示と入力に一貫性をもたせること。 ・利用者が効果的に情報を得ることができること。 ・利用者が記憶する情報量を極小化すること(画面が遷移する時,必要な情報は引継ぐこと)。 33 第8 テスト要件定義 1 作業を実施するに当たって,以下の内容を含む「テスト実施計画書」を速やかに作成するこ と。また,各作業項目単位における作業結果については,「作業結果報告書」を随時作成し,本 市に報告すること。 ・ テスト体制と役割 ・ 詳細なテスト作業 ・ テストスケジュール ・ テスト環境 ・ テスト方法(結合テスト,総合テスト,運用テスト) ・ テストツール ・ 合否判定基準 34 第9 移行要件定義 1.移行に係る要件 1 2 3 システムへのデータ移行にかかる設計,開発,データ変換・精査・確認等の実施作業を付帯 作業の範囲とする。 本システム稼働に必要な各種マスタ等への初期データセットアップに関するデータ作成及び設 定等実施作業を付帯作業の範囲とする。 データ移行は平成 26 年3月上旬及び平成 26 年3月28日の2回とすること。平成 26 年3月28日 時点でのデータを移行対象とする。 4 既存システムからのデータ移行は,受託事業者において実施する。 6 データ件数は「第4 規模・性能要件 1.規模要件 3」のとおり。 8 データ移行後に変更や追加が必要な情報が確認された場合,速やかに対応すること。 2.教育に係る要件 1 2 3 4 5 6 業務運用の継続性を担保するために業務担当者・運用担当者に対する教育訓練として,以下 の項目を含む「教育訓練実施計画書」及び「教育訓練用教材」を作成し,担当職員に承認を取 った上で作業を進めること。 教育訓練実施後には,報告書を作成すること。 ・教育訓練実施体制と役割 ・詳細な教育訓練作業内容 ・教育訓練スケジュール ・教育訓練環境 システムを利用する職員用の端末操作マニュアルを作成すること。業務処理,研修教材及び機 能紹介に十分利用できるものとして,業務の流れに沿って,各機能単位に操作の手順,入力方 法等を明確に記述すること。 システム管理者を対象とした本システムの管理マニュアルを作成すること。障害時の対応方法や ,マスタをはじめとする各種定義情報の管理方法などについても記述すること。 導入に際し市職員向けに業務の流れに沿って,各機能単位に操作の手順,入力方法等に ついて説明を実施すること。説明に必要な研修教材については,参加人数分の印刷を行い 準備すること。 本システムの操作研修は平成26年3月頃に1回実施すること。操作研修対象人数は10名程 度,実施場所は神戸市建設局下水道河川部計画課内とする。 本番運用環境と同様の機能を有する研修環境を実装すること。研修環境は,運用時間内にい つでも利用できる環境とすること。 35 第 10 作業の体制及び方法 1 2 作業実施にあたり,作業体制,開発方法,導入作業等に関して記載のある「プロジェクト計画書」 の提出を神戸市建設局下水道河川部計画課あてに行うこと。また、各作業項目単位における作 業結果については,「作業結果報告書」を随時作成し,報告すること。 業務担当者に十分なヒアリング等を行い,現行システムの課題を検討すること。本市の事務運用 について,現状の課題および運用方法を精査し,システム設計書を作成すること。 3 システム設計書に基づきプログラム作成を行い,単体テストを実施すること。 4 設計書に基づき,各サブシステムのテストおよびサブシステム間の総合テストを行うこと。総合テ ストについては運用前に十分な時間をとり作業すること。テスト結果についてはテスト結果報告 書としてまとめること。 5 本システムを利用するために必要なクライアント,プリンタ,ネットワーク等の設定を行うこと。 6 7 8 本システムの開発環境(開発用のハードウェア,開発ツール等のソフトウェアを含む),作業場 所,その他必要となる環境については,受託事業者の負担と責任において確保すること。 各作業項目単位における作業結果については,「作業結果報告書」を随時作成し,神戸市建設 局下水道河川部計画課あてに報告すること。 本委託業務に関連する各担当の役割を以下に示す。 ・本市(担当職員) プロジェクト全体の管理を行い,設計・開発業務の受託事業者が構築したシステムの受 入テストを実施する。また,本システムの関係職員及び本システムが接続する神戸市ネット ワークの運用・保守事業者との調整を行う。 ・受託事業者 要求仕様書に基づき本システムの設計・開発及び機器の導入を行い,要件どおりに構築 されていることを確認する。また,現行システムから必要な情報・データを新システムに移行 するとともに,職員に対して,教育・訓練を実施する。 本システム稼働後(瑕疵担保責任の期間中)の障害等の発生に際しては,担当職員と協 議の上,保守業務を実施する。 36 第 11 特記事項 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 当システムの安定稼働を担保するため, SLA を設定し,運用する。目標を達成できなかった場 合,報告と改善の義務を負うものとする。また,目標値を下回り,継続的に改善できない場合は 保守契約の見直しを行うものとする。 検収完了後,本役務成果物において,現状と調査分析内容とに,明らかな不一致が発見された 場合は,担当職員と協議の上,受託者は無償で是正処理を実施すること。なお,本役務の瑕疵 担保期間は,検収完了後1ヶ年とする。また,本業務の履行に際し,受託者の責めに帰すべき 事由に基づき,本市が被害を被ったときは,受託者は直ちにその損害を賠償しなければならな い。なお,損害賠償金額に予め上限を設けることは認められない。 一般的にセキュリティポリシーに反すると思われる場合は,本市に照会すること。 本調査のため,本市から提供する資料等については,情報漏洩を防止するための適切な措置 を講ずること。 受託事業者は,本システムの出来上がりの品質(バグ,故障等)はもちろんのこと,システムの目 的や,設計思想に合致したシステムが構築されるよう,各工程の品質評価基準(レビュー時間, テスト項目数,レビュー指摘項目数,バグ検出数等)を予め定め,それに従いプロジェクトを運営 すること。またその履行状況を本市に報告すること。 本システムの正常稼動を妨げるバグ,瑕疵が認められた場合,本システム納入後2年間は無償 で対応すること。 システムで利用する既成ソフトウェアの所有権は, 本市より受託事業者に対価が完済されたとき 受託事業者から本市に移転するものとする。 本契約履行過程で生じた納入成果物等に関する権利(著作権法第 21 条から第 28 条に定める すべての権利を含む)及び所有権は,本市より受託事業者に対価が完済されたとき受託事業者 から本市に移転するものとする。 また,受託事業者は,成果物に関する著作者人格権を行使しないものとする。 納入成果物等に,第三者が権利を有する著作物が含まれる場合は,本市が特に使用を指示す る場合を除き,当該著作物の使用に必要な費用の負担及び,使用許諾契約に係る一切の手続 を行うこと。この場合,受託事業者は当該契約等の内容について事前に本市の承認を得ることと し,本市は既存著作物について許諾条件の範囲内で使用させるものとする。 また,納入成果物等に,受託者が当該契約前から権利を有する著作物が含まれている場合は, その範囲を納入前に本市に明示したうえ,永続的に当市が使用すること及び当市が使用する範 囲において改変することを承諾すること。 市が提供する資料は,原則として貸し出しによるものとし,納入期限までに返却すること。また, 当該資料の複写および第三者への提供は行わないこと。 本仕様書に基づく全ての作業において,市が提供した業務上の情報を第三者に開示又は漏洩 しないこと。また,そのために必要な措置を講ずること。 本仕様書に定めのない事項及び疑義を生じた事項については,「神戸市契約規則」及び「神戸 市委託契約約款(別添6参照)」の定めるところによる。 なお,本件調達の契約に関する一切の紛争については,神戸市の所在地を管轄とする地方裁 判所のみを管轄裁判所とする。 37 (別添1)帳票一覧(予定) 「工場排水総合管理システム」で使用する主な帳票を示す。 No. 機能分類 1 基本設定 2 事業場データ ※個別形式あるいは一覧 として 帳票名 概要 ユーザー登録・変更等 登録内容 作業履歴 アクセス履歴一覧 事業場基本データ・指導 分類等 水質検査項目 水質検査項目の出力 定期報告徴収項目 定期報告徴収項目の出力 届出番号 届出種別・番号の出力 水質検査作業履歴 過去の水質検査結果を表示 立入検査等指導経緯一覧 3 幹線調査 4 立入検査 5 排水管理責任者資格認 定講習 基本データ画面上のデータ類を出力 立入検査等、事業場に行った指導内容 の時系列表示 排水管理責任者選任状況 選任状況・責任者名等の出力 排水口一覧 排水口の名称・排水量等の一覧 水質使用料認定 水質使用料認定状況の出力 冷却水認定 冷却水認定状況の出力 幹線調査ポイント基本デ ータ 幹線ポイントの基本データ出力 幹線調査作業履歴 水質分析結果等の出力 立入計画 立入ランク別事業場リスト 採水通知書発行 立入時に交付する通知書の出力 立入対象リスト 発行先の一覧 担当連絡先等 担当者名等 日報 立入種別・事業場名等の出力 立入実績 立入計画に対する実績を表示 立入検査報告書 報告書 受付簿 申込者のリスト化 修了証 様式出力 宛名書 38 6 決裁用資料作成等 事務補助 共通 決裁事務添付用書類(各種) 届出受理 受理書 流域下水道管理者通知文 7 検索・集計 行政指導 指導経緯 水質使用料 認定作業結果 冷却水認定 認定作業結果 宛名作成 任意の事業場について出力 係会議資料作成 指導中事業場の名称・状況等出力 検索された事業場の任意の情報につい 検索結果 てリスト化 統計用資料作成結果 一定期間内指導分類変更 内容表示 任意の条件下での作成結果を表示 変更内容の一覧・数量表示 8 文書閲覧 文書変換・保管 9 誤入力等防止機能 未使用番号や未入力項目 リスト表示 39 保管文書プリントアウト (別添2)画面一覧(予定) 「工場排水総合管理システム」での主な画面と概要を示す。 No. 機能分類 画面名 概要 1 画面選択 メニュー選択 2 基本設定 ユーザー登録・変更等 ユーザー登録・変更 パスワード設定 パスワード設定 バックアップ作業 バックアップ先・頻度の設定など 作業履歴 アクセス履歴の表示 事業場データ 事業場基本データ・指導分類 事業場基本データ・指導分類等を登録・ (個別) 等 変更・削除及び参照する 3 水質検査項目・報告徴収項目 参照する 水質検査結果を登録・変更・削除及び参 水質検査作業履歴 照する 立入検査等指導経緯一覧 更・削除及び参照する(例:医療カルテ) 除及び参照する 排水管理責任者選任状況 責任者の選任状況について登録・変更・ 削除及び参照する 水質使用料認定内容について登録・変 水質使用料認定 更・削除及び参照する 冷却水認定内容について登録・変更・削 冷却水認定 (全体) 時系列で事業場とのやり取りを登録・変 行政指導の内容について登録・変更・削 行政指導 4 更・削除及び参照する 届出種別・番号を登録・変更・削除及び 届出番号 事業場データ 水質検査項目・報告徴収項目を登録・変 除及び参照する 立入ランク決定用条件を入力し、理論式 立入ランク決定作業 から得られた結果を表示 必要に応じ 表示内容の修正を行う 講習申込者を登録・変更・削除及び参照 排水管理責任者講習 する 幹線調査ポイント基本データ 幹線調査ポイントについての基本データ を登録・変更・削除及び参照する 幹線調査結果を登録・変更・削除及び参 幹線調査作業履歴 照する 40 立入検査計画に伴い発行する通知書の 採水通知書発行 作成を行う 日報 日報を作成する 立入検査計画の進捗確認用リストを表示 立入実績 5 検索・集計 する 登録されている情報の検索条件を入力 検索条件入力 する 上述の検索結果を示し、必要に応じソー 検索結果表示 統計用資料作成条件入力 統計用資料の作成条件を入力する 統計用資料作成結果表示 上述の検索結果を示す 一定期間内指導分類変更内 一定期間内の指導分類変更内容等につ 容表示 いて、内容を選択し・表示する 文書変換・保管 保管先事業場を選択する 誤入力等防止機 未使用番号や未入力項目のリ リストを表示したい内容について選択・表 能 スト表示 示する 6 文書閲覧 7 ト後出力項目を決定する 水質検査結果の自動読み込 み 8 入力項目等追加 保管先となる検査を選択・表示する 入力項目、印字項目、ドロップ 入力項目、印字項目、ドロップダウンリス ダウンリストの追加・変更・削除 トの追加・変更・削除を行う 41 (別添 3)主要データ一覧(予定) 「工場排水総合管理システム」で扱う主な項目を示す。 画 面 画面の内容 事業場データ・指導分類等 (1)基本的な情報 自動連番(整理番号)*、特定施設番号、 フリ カナ、事業場名、行 政区、所在地、郵便番号、申請者 名、申請者住所、代 表者 役職、代表者氏名、電話番号、処 理区、産業分類、事業場規模 (2)担当者に関する情報 排水管理責任者(氏名、所属)、 担当者(氏名、所属) (3)排水内容に関する情報 月間操業日数、日排水量、月排水量、 日除害水量、月除害水量、排水種類 (4)指導方針・区分に関する情報 事業場(指導)分類、 排水管理責任者選任対象有無、 定期報告徴収対象有無、 水質測定義務有無、 直罰対象有無、 立入検査対象有無、 除害施設設置有無、 水質使用料対象有無、 冷却水認定対象有無、 立入ランク・回数 (5)その他 届出受理状況、コメント、現指導状況 等 (1)基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、 事業場名 (2)測定・報告排水口に関する情報 排水口名、水量、排水種類 立入検査時の測定項目、報告徴収項目 事業場に関する現在の情報(基 本情報、担当者、排水内容、指 導方針等)を入力する。 他のマスター画面入力により、自 動的に更新される情報もある。 2、水質検査項目 「水質検査で各事業場に立ち入 りした際に測定すべき水質項目」 及び 「各事業場から定期的に徴収す る自主分析結果等報告書に記 載させる水質項目」について入 力する。 (1) 基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、 事業場名 各事業場届出された届出書の種 (2) 届出内容に関する情報 類と受付番号を入力する。 届出種類、受付番号、コメント 3、届出番号 4、水質検査作業履歴 (1)基本的な情報 42 過去の立入検査の検査種類や 水質分析結果が一覧できる。 ↑ 毎回の検査結果については「日 報入力」で入力する。 5、 立入検査等指導経緯一覧 事業場との電話等やりとりやノウ ハウなどを、文章化し入力する。 時系列で表示できる。 6、 行政指導 水質検査で水質基準を超過した (違反)事業場への指導内容を入 力する。 過去の違反も一覧となっている。 7、 水質使用料認定 水質使用料制度対象となった事 業場に対して行った、 使用料認定のための水質検査 結果などを入力する。 8、 排水口一覧 各事業場にあるすべての排水口 について、排水口別に情報を入 力する。 9、 排水管理責任者資格認定 講習 年1、2回実施する、排水管理責 任者資格認定講習の開催時に、 講習申込者に関する情報を入力 する。→講習終了後には、入力 自動連番、フリカナ、事業場名 (2)検査を実施した排水口に関する情報 排水口名、水量、排水種類 (3) 検査結果に関する一覧 立入検査日、検査の種類、 測定項目の検査結果 (1) 基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、 事業場名 (2) 指導内容に関する情報 年月日、指導種類、コメント (1) 基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、 事業場名 (2) 指導内容に関する情報 水質違反排水口・項目・値、根拠法令、 指導経緯(=採水日、指導日、立入日、再検査日など作業を 行った年月日)、 コメント (1) 基本的な情報 自動連番、フリカナ、事業場名 (2) 認定内容に関する情報 認定を行った排水口名、認定年度、 採水結果、認定数値・単価、 認定対象排水割合 (1) 基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、 事業場名 (2) 排水口に関する情報 事業場所有の全排水口名・ 排水量・排水種類、 各指導(検査、報告徴収、水質使用料、冷却水認定等)の対 象か否か (1) 申込者所属事業場に関する情報 自動連番、フリカナ、事業場名 (2) 申込者本人に関する情報 氏名、受講番号、生年月日 43 した申込者を、各事業場に振り 分ける。 10、 冷却水認定 冷却水排除許可対象となった事 業場に対して行った、 水質検査結果などを入力する 11、立入ランク決定 年度当初に、定期的に水質検査 をすべき事業場を絞り込み、検 査回数を決定する際使用する。 12、排水管理責任者 各事業場の排水管理責任者に 関する情報を入力する。 全資格者については「8、講習会 申込受付」から自動的に振り分 けられる。 (1) 基本的な情報 自動連番、特定施設番号、フリカナ、事業場名、業種 (2)認定内容に関する情報 認定有無、認定排水口名、認定排除水の内容、排除水割 合、許可期間、年月日、コメント (1) ランク分けの条件に関する情報 水量・測定項目・除害施設の有無 (2) ランク分け結果に関する一覧 自動連番・事業場名・ランク (1) 基本的な情報 自動連番、フリカナ、事業場名、排水管理責任者区分、選任 状況 (2) 責任者に関する情報 選任届出番号、氏名、所属、資格の種別 (3) その他 事業場内全資格者名、連絡担当者名 (1)基本的な情報 ポイント名、フリカナ、住所 幹線調査に関する情報を入力す (2)検査を実施したポイントに関する情報 る。 幹線名、上流事業場 (3) 検査結果に関する一覧 検査日、 測定項目の検査結果 13、幹線調査 44 <参考1> 運用保守要件 45 運用保守要件 1.ソフトウェア運用保守要件 1 業務パッケージソフトについては,法改正・制度改正に対し、対応を行うこと。 2 パッケージシステムのバージョンアップ等が発生した場合でも対応をすること。 平日8時45分~17時30分に受付した、障害等発生の連絡については、できる限り、復旧見通 3 しの報告を当日中に行うこと。見通し報告が難しい場合は、当日・翌日の対応計画を報告するこ と。 4 上記時間外においても E-Mail 等により障害等の内容の受付を実施し,翌開庁日に迅速な対応 を行うこと。 5 システム利用者からの問合せに対応すること。 6 コードメンテナンス等非定型業務への対応を行うこと。 7 大量データ修正時における支援を行うこと。 8 システムバックアップの設定変更,自動運転スケジュールの設定変更が必要となった場合に適 切に実施すること。 9 運用及びオペレーション間違い等によるデータの復旧を行うこと。 10 システム障害発生時のデータの復旧を行うこと。 11 例外処理発生時のデータ修正を行うこと。 13 14 年2回以上,上記の作業を含むシステムの総合的な診断を行い,適切にシステム運用を保持で きるようにすること。 障害発生時に問合せ等による対応にて処理できない場合には,職員の訪問による対応を行うこ と。 2.ハードウェア運用保守要件 1 機器等の保守については,機器等調達事業者が行うが,原因不明の障害が発生した場合に は、機器等調達事業者と協力して障害要因の特定を行うこと。 3.移植性要件 1 期限の満了後の将来の環境への適応や関連している他システムと共存できるよう移植性確保の ため,データ構造書・データ一覧・インターフェイス仕様等のデータ構造の管理を行うこと。また, コード辞書・基本設計書・変更(改造)設計書等の設計書管理を行うこと。 4.その他 1 運用保守で利用するソフトウェアの所有権・著作権等の取り扱いについては,「工場排水 総合管理システム開発調達仕様書・第11特記事項」と同様とする。 46 <参考2> 「機器等調達仕様書案作成業務」における 考慮点(案) 47 「機器等調達仕様書案作成業務」における考慮点(案) 1 システム導入後にもCPU,メインメモリ等の拡張性を持った仕様とすること。 2 電源,冷却ファン,ハードディスク等の機器の冗長構成が可能な仕様とすること。 3 電子化書類の容量をふまえ、適した方式を提案すること。 4 5 サーバ(本庁内 1 台)、A3 サイズが読み取り可能なスキャナー1 台及びその他周辺機器1式の仕 様とすること。 機器の性能については,システムの稼動を支障なく行える仕様とすること。また,将来のシステム 修正等に容易に対応できる使用とすること。 6 サーバ・クライアントの OS は,汎用性及びユーザー操作性の高いものとする仕様であること。 7 実装されるミドルウェアは,汎用性及びユーザー操作性の高いものとする仕様であること。 8 周辺機器一式には,神戸市情報セキュリティ対策基準に合致したサーバ専用保管庫,パソコンラ ック,盗難防止措置に必要な器具等を含むこと。 9 サーバ等は、建設局下水道河川部計画課内に設置する。 10 サーバ等には UPS(無停電電源装置)を搭載すること。 11 サーバ等には中古製品を導入しないこと。 12 機器等(OS 等を含む。)は,調達後5年間は保守が保障されている製品で構成すること。 13 ネットワーク全体の電力使用量及び資源使用量を可能な限り低減すること。 14 機器等は国等による環境物品等の調達推進等に関する法律(グリーン購入法)に基づく基本方針 の判断の基準を満足すること。 15 機器等は省電力による稼働モード等の機能が備わっていること。 16 機器等は製造・使用・廃棄時の環境への負荷が可能な限り少ないこと。 17 サーバやネットワーク機器等は,IPv6 にも対応できること。 機器等及びその付属物(梱包材等)は,製品含有有害物質対策として,以下の①②どちらかの認 定を受けていること。 ①J-MOSS グリーンマーク(非含有マーク) 適合製品 ②RoHS 指令 対応製品 本システムで利用するサーバ及びクライアント,プリンタ,ネットワーク等機器の設定,本番運用環 19 境への導入及びテスト等を行うこと。機器の設置作業は,現地にて行うこと。 機器等の保守については,機器等調達事業者が行う。また、原因不明の障害が発生した場合に 20 は、機器等調達事業者と協力して障害要因の特定を行うこと。 サーバ機器のハードディスクはRAID構成(RAID0を除く)とし,冗長化を行わない又は保存デー 21 タのないサーバ機能についてはホットスペアディスクを備えること。 外部ストレージにデータのバックアップを行う仕組みを用意すること。(バックアップ作業は運用業 22 務の調達範囲とし,それにかかる媒体等は機器等調達業務の範囲とする。) 18 23 業務サーバのデータ量に対応した,バックアップ装置を用意する仕様とすること。 48