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事業及び決算概要(PDF:8KB)
■平成 24 年度の事業及び決算概要について 平成 24 年度の青森市自動車運送事業会計の事業及び決算概要は、以下の とおりです。 (決算内容の詳細は、別添の「平成 24 年度青森市自動車運送事業会計決算書」をご覧ください。 ) 【交通事業の概要】 バス事業を取り巻く環境は、モータリゼーションの進行や人口減少など を要因とした厳しい経営状況が続いています。 青森市企業局交通部では、安全で安心して利用できる「市民の足」とし ての役割を果たすため、平成 21 年 10 月に市が策定した「青森市総合都市 交通戦略」の重点戦略である「バス交通に関する戦略」に基づき、バス・ ネットワークの再編や経営改善に向けた取り組みを進めています。 このような中、平成 24 年度においては、平成 24 年 10 月 1 日から市が実 施した公共交通社会実験に伴い、路線の一部を休止するなどの見直しを行 い、年度末では、対前年度 5 路線減の 43 路線について、一日当たり 159 ダ イヤを基本に、1,003 便を運行しました。 また、平成 24 年度の輸送人員は、公共交通社会実験に伴う路線休止に加 え、冬期間の利用人員が伸びなかったことから、前年度より 4 万 2,251 人、 0.5%減の 844 万 8,859 人となりました。 【決算の概要】 平成 24 年度の決算状況についてですが、収益的収支については、事業収 益である収益的収入は、約 24 億 9,148 万円となり、前年度より約 2 億 1,797 万円、8.0%減少しました。 その主な要因は、輸送人員の減に伴う直接収入の減少のほか、採算性の 厳しい路線や退職者に対する一般会計からの繰入金の減額などによるもの です。 これに対し、事業費用である収益的支出は、約 27 億 2,864 万円となり、 前年度より約 1 億 3,967 万円、4.9%減少しました。 その主な要因は、退職者不補充の継続による職員給与費の減や委託料等 の見直しなどによる経費節減によるものですが、減価償却費は、平成 23 年 度に購入した中型バス等の減価償却費を新たに計上したことにより増加し ています。 その結果、収支差引では、純損失として約 2 億 3,715 万円の赤字決算と なり、累積欠損金は、約 14 億 3,160 万円となりました。 資本的収支については、 企業債や補助金などの資本的収入は、 約 4 億 1,736 万円となり、前年度より約1億 7,933 万円、75.3%増加しました。 その主な要因は、平成 24 年度に購入したバス車両運賃箱に係る企業債や 平成 22 年度に購入したバス車両等の企業債償還金に対する一般会計からの 繰入金の増加となっています。 また、建設改良費や企業債などの資本的支出は、バス車両運賃箱の購入 費用など、資本的収入に連動した費用の増加に伴い、約 4 億 7,107 万円と なり、前年度より約 1 億 5,358 万円、48.4%増加しました。 なお、資金不足を表わす平成 24 年度の不良債務は、前年度より約 1,650 万円減の約 3 億 3,787 万円となり、公営企業会計の健全度を指標化した資 金不足比率は、前年度より 0.1 ポイント改善し、15.9%になりました。 - 1 -