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現地通貨建て送金の取り扱い方法と活用事例
現地通貨建て送金の取り扱い方法と活用事例 ■お客さまの海外取引がますますグローバル化する中、 幅広い通貨の取り扱いニーズにお応えするべく、 当行ではマイナー通貨 (アジア通貨な ど、 限られた地域で流通し、 取引量の少ない通貨) での取り扱い拡充に力を注いでおります。 ■今回はマイナー通貨を現地通貨建てでお取り扱いいただいた場合のメリットを活用事例でご紹介するとともに、 各種マイナー通貨の現地通貨 建て送金やヘッジを行う場合の当行取り扱いについてご案内いたします。 活用事例 □グループ間送金時に受取人であるグループ子会社または現地法人で発生する為替変動リスクを回避できます。 □為替リスク管理を、 送金人である親会社や地域統括会社に集中させることで、 グループ子会社または現地法人での管理面の負担が軽 減、 本来業務への注力が可能となります。 □グループ子会社または現地法人で為替リスクヘッジをしていた場合は、 グループ子会社または現地法人での銀行宛担保の差し入れの 負担等も軽減できるなど、 財務面においてもメリッ トがあります。 為替リスク等 海外子会社の為替リスク 為替リスク等の 親会社による為替リスク の管理負担 管理体制の構築が難しい 管理から解放 集中管理が可能 円建て 現地通貨建て 決済通貨変更 製品 海外現地法人 製品 国内親会社 (貴社) 通貨別取り扱い一覧 海外現地法人 国内親会社(貴社) ※通貨によっては、 別途ご留意点がございますので、 お取り扱いの際は営業部店に事前にご相談ください。 また、 この他の通貨についても随時お問い合わせください。 当行ではマイナー通貨の取り扱いのラインアップを強化し、 お客さまの利便性向上に努めています。 現地通貨建ての送金やヘッジをご検討の際は、 ぜひご相談ください。 通貨 送金 (仕向) 公示 備考 ・公示はCNH(オフショア市場の中国元) の取り扱いです。 ○ ・CNAPSコード (※1) を利用した仕向送金の取り扱いです。 (CNHのみ) (※1) 中国内の資金決済システムであるCNAPS上で金融機関 (銀行・支店名) を特定するコードです。12けたの数字 で構成されています。 中国元 ○ インドルピー ○ ○ ・送金およびヘッジをご検討の際は事前にご相談ください。 ・公示はTTSのみ取り扱い可能です。 フィリピンペソ ○ ○ ・送金目的によりフィリピンペソ建ての送金ができないケースもありますので、事前にご相談ください。 ・公示はTTSのみ取り扱い可能です。 ロシアルーブル ○ (EBS取り扱い不可) ○ ・送金の際はロシア特有のコードが必要になりますので、事前にご相談ください (お取り扱いまでに時間がかかる場合が あります) 。 トルコリラ ○ (EBS取り扱い不可) ○ ・2013年7月1日から公示を開始いたしました。 タイバーツ ○ ○ ・資本送金の際は事前にご相談ください。 ■下記の4通貨については、 各国通貨金融当局の規制により、 自国外の市場において通貨の交換ができないため、 本邦にて、 現地の通貨をご 購入いただいて仕向送金を行うことができません。 ■しかし、 当行では、 別途 『ローカルカレンシー送金』 という手法により、 現地通貨建ての仕向送金を実施しております。 通貨 送金 (仕向) 公示 ローカルカレンシー送金について インドネシアルピア ☆ — ・規制のある通貨について、現地通貨建てで仕向送金を行う送金方法を、当行では、 「ローカルカレンシー送金」 (もしくは ドローバック送金) として取り扱っています。 ・ 「ローカルカレンシー送金」 とは、事前に現地との為替レートを決定し、お支払いの円貨額を確定させることで、後日の過 不足額精算が発生しない現地通貨建ての仕向送金方法です。 ・ 「ローカルカレンシー送金」 についてのお取り扱い方法等の詳細は、お近くの営業部店にご相談ください。 韓国ウォン ☆ — マレーシアリンギット ☆ — 台湾ドル ☆ — 《照会先》外為営業部 外為営業推進室 佐野 長谷川 22 mizuho global news | 2013 NOV&DEC vol.70