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介護保険は「家族主義」 - 国立社会保障・人口問題研究所
特集:ケア労働の国際比較―新しい福祉国家論からのアプローチ― 日本におけるケア・ダイアモンドの再編成: 介護保険は「家族主義」を変えたか 落合 恵美子 阿部 彩 埋橋 孝文 田宮 遊子 四方 理人 ■要約 本稿 、 「 」 児童保育 。 視点 日本 福祉 対象者 制度 、 分断 家族内 義 関係 焦点 論 論 市場 、 「 確認 根強 効果 検討 。日本 他 。 諸国 比較 、 論 点 理由 探 市場 創 出 1990 年 結果、改革 、他 、日本 規制 共通点 。第2 、社会保障制度 市場原理 導入 結合 主流 福祉 役割 組 合 」 、高齢者介護、 、社会保障制度 発展 家族主 「家族主義」 今 代後半 改革 社会福祉削減 「家族主義」 及 自由主義 観点 形成過程 考察 族主義」 温存 =家族 世話」 女性 多 担 。本稿 目的 、第1 、 、日本 社会福祉 。本稿 特色 、 「 、 「家 諸国 型 、家族主義 採用 、市場 国家 。 ■ 、家族主義、福祉 。 提供 、少 日本 経済的 社会 義」 1) 生活様式 面 、 高度 発展 提供 多 共通 構造 。日本 昔 、子 20 世紀 終 本稿 、 、2 理由 探 障害者 世話 、多 成過程 考察 場合、家族 行 。第 2 次世界大戦後、 原理 導入 。 謳 、 皮肉 、日本 矢先、 途上 日本 直撃 策 方向転換 余儀 主義」 提供 始 男女 役割分担 日本 。第 2 齢者 負担 軽減 「家族 –4– 形 、社会保障制度 市場 効果 子 主 対象 、 2000年 導入 険制度 、家族(特 女性) 再強化 、 1990年代後半 改革 福祉削減 、本稿 政府 政 思 。第 1 根強 人口 高齢化 大規模 福祉国家建設 、結果 維持 、日本 福祉 「家族主義」 及 福祉元年 。 課題 追究 「家族主義」 今 高齢者、病人、 日本国 欧米 倣 、 。 、 「家族主 発展途上国 基本構造 検討 。 急速 進展 高 家族 介護 介護保 影響 及 日本 中心 考察 評価 ・ 再編成:介護保険 。介護保険制度 影響 雇用 達成 、生活時間分析 、家族介護者 介護労働者 。最後 、日本 ・ (図 3) 介護制度改革 前後 変化 考察 ( 「 年代 」 ) 。 80 年代前半 他 (韓国、台湾、 制度 。 不十分 福祉 皮肉 日本 福祉政策 始 年金制度 施行 国 同様、採用 、1942 年 。 後発資本主義 、 型社会保 保険型 3 期 分類 考 方 基 「日本型福祉社会」 再構築 重視 。 、自助 家族 地域社会 相互扶助 (Uzuhashi 2009) 。 、 。1970 年代後半 以降 社会政策 、 。 。 、政府 福祉負担 削減 同時 目指 戦後60年間 福祉 理念 計画 発展過程 、 次 行 「福祉元年」 年 20世紀前半 1927 年 健康保険 導入 険制度 手本 70 「福祉元年」 、年金給付額 引 上 歴史的背景 。 60 年代後半 1973 年、医療保険 自己負担分 引 下 2) 考 。 家族主義 見 既存 福祉 日本政府 年代前半 : 70 諸国 東 満 、大幅 経済成長 達成 日本 傾向 、香港等) 。家族 個人 、 変 他 福祉機能 不要 考 結果 用 「家族主義」 、 個人貯蓄率 企業 可能 手厚 高 手当 (Goodman and Peng 1997;Ochiai 2007) 。日本政府 第 1 期:最低生活水準 確立期(1945 年∼ 1950 福祉「国家」 福祉「社会」 推進 一部 西欧福祉国家 重 年代) 第 2 期:拡大期(1960 年代∼ 1970 年代) 財政負担 免 第 3 期:改革 削減 時代(1980 年代∼現在) 「 。 」 「家族主義」 、日本型福祉 特徴 第1期 、国家 ・ 行 国民 対 、 。 上 最低限度 生活 保障 法律 、1930 年代 米国 成立 社会立法 人口 皆保険」元年 1961 年 従事者 自営業者 拡大 「国民 。 金 強制加入対象外 、加入 任意 高度成長期 、社 会 政 策 社会福祉 。1991 ∼ 2 年 経済成長 。 優先 化 時期 再区分 –5– 、 「 失業率 上昇 家族 家族 構造 、新 問題 、完全 時代 突入 3) 、自前 用意 。 。 第3期(改革 削減 時代) 、 」 維持 後 (Campbell 1992) 。日本 政策立案者 続 、日本 新 。1990 年代 無職 配偶者(主 主婦) 学生 国民年 1960 年代 長 前 後 2 、扶養 経済的繁栄 維持 崩壊 、対象 農業 。 支 制度 受 継 40 年代 。 人口学的好条件( ) 、 1942年 英国 報告 。 長 保 生活保護法(1946 年) 施行 、 求 機能 重 負担 多 。 4) 変 家族 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 年金 462,930 億円 (52.7%) 兆円 50 45 40 医療 281,094 億円 (32.0%) 35 30 25 福祉その他 135,126 億円 (15.4%) 20 15 10 5 0 1970 75 80 85 90 95 2000 05 年度 出典:国立社会保障・人口問題研究所, 「平成 17 年度社会保障給付費」 (2005) 図1 社会保障支出 社会保障 主婦 GDP 日本 公的社会保障支出 対 GDP 比 、 欧州諸国 低 倍増 。医療、年金、福祉 活保護、児童手当、社会福祉 種類 社会保障費 支出 一番大 以降 年金支出 割合 占 。一方 、福祉 低 (図 1) 。 少 革 、男性 前進 、女性 大部分 夫 厚生年金保険(EPI) 加入 3 、夫 「披扶養者」 医療費 険」 仕組 多 税・社会保障制度 超 固定化 対象外 。 国民皆保険 導入 。 問題 引 起 、女性間 不公平 上乗 際、 結果、 「皆保 、男性 稼 手 超 1961年 。 概 基本 、 主婦 厚生年金保険 健康 保険(EHI) 適用 。 性別役割 年金 他(生 、日本 社会政策 、国民皆 基本構造 女性 個人 改 。 他 割合 非常 公的扶助 社会福祉 変更 加入 2 種類 上回 保険(年金 医療) 。 1986 年 国民年金保険(NPI)制度 、1981 年 伸 外 20 25.7% ) 、1980 年 対象 多 (国立社会保 障・人口問題研究所 2005) 、2004 年 年前 内訳(1970 年∼ 2005 年) 問題 、 、税制上 扶養者 人 。 。日本 年収 103 万円 外 、130 万円 厚生年金保険、健康保険 被扶養配偶者 、本人 保険料 負担 既婚 有職女性 自 保険料 支払 、夫 厚生年金保険 加入 –6– 日本 (会社 雇用 ・ 通 保険料 納 介護保険制度 )主婦 有職女性 。第 2 国民年金保険 適用 制度 、 主婦 有職 場合 年収 、 一般予算 基本 障制度自体 「男性稼 手」 時 代 導入 好 」 「家族主義」 再強化 。 担 手 価 労働者 二重 役割 「 奉仕 存在 」 「家族主義」 次 時代 、 見 制度 。 「 、実際 介 圧 財政負担 問題 。高 社会保険(介護保険) 、公的支出 減 、高齢者介護 。 利用範囲 拡大 。政府 目的 、1)保険料 時 徴収 通 歳入 増 用 自己負担金 導入 護市場 競争原理 導入 安 参入促進 、家族福祉 。 、 移行 制度改革 融通 。 、社会 齢者 介護 措置制度 結果、男女 役割 固定 化 、女性 双方 力 日本政府 、当時 欧 政策 選択 。 護保険導入 原動力 経済的繁栄 時期 財政問題 社会化」 目的 。 、 、 担 手 。 受 2000 年、政府 介護保険制度 導入 謳歌 、 「日本型福祉社会」 強力 推進 合 。彼 制度 、高齢者介護 国民全員 支 女性 役割 固定化 組 高齢者 多数存在 。同様 家族 思 出 、病院 長期入 「社会的入院」 大 5) 1986 年 年金改革 、日本 、前述 公的介護 医療保険 対象 性別 分化 固定化 「 院 続 社会保 。 正反対 提供 市町村 受給資格 担 世帯 、 優遇 、高齢者 反面、日々医療 必要 拘 (居神 2003) 。 税制 社会保障制度 経済 拠出 、日本型福祉 過信 ・ 低額 費用 介護 公的施設、資格 認定 行 依然、 「男性 稼 手、女性 条件 持続 、 。費用 。 観点 高 介護 担 同居 受 。 、 「家族主義」 、新 結果、要介護度 単身高齢者 抑 、財政問題 悪化 共働 世帯 比 。 6) 経 上 、無料 仕事 制度 、保険料 納入 手」 間 政 、低所得 低資産、 家族 ) 、 非正規 130 万円未満 者 数 減 続 非常勤 。 介護政策 導入 厚生年金保険 加入 (主婦 公的年金 給付削減 所 府 、急激 高齢化 進展 対応 。 働 。従 代遅 導入 得補償制度 後退 配偶者 主婦 別 国民年金制度 加入 、夫 女性 1980 年以降、日本 男性 、自 保険料 支払 州諸国 変 介護保険制度導入以前 課 、自営業者 女性 、夫 労働市場 「家族主義」 年金 受 取 。 就 再編成:介護保険 、 前提 崩 変更 –7– 民間業者 日本 (1995 年) 次 3 番目 社会保険方式 提供制度 導入 。 ( 、3)介 。 (1962 年) 、世界 需要 抑制 利 )公的支出 減 充実 、 、2) 国 。 介護 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 介護保険 概要 受 介護保険 、 制度 国 公的年金 公的健康保険 同 制度 。40 歳以上 、介護 必要 介護保険 否 国民 総費用 、全員 行 7) 給付 受給 有無 支払 。2006 年 4 月現在 加入者 、65 歳以上 約 構成 。介護 供業者 含 2 種類 設 (表 1 参照) 。 念 「 、介護保険 基本理 増 保険加入者 市町村 、在宅 奨励 65 歳 要介護 認定 受 安 費用 応 基 自己負担分 場合 ( ) 施設 8) 10% 10% 自己負担金 平均 (厚生労働省 2007a) 働 女性 上 支払 限度 公的・民間団体 営利事業者 少 運営 大 、 規制 利用 料金 政府 提供事業 、 問題 基準 介護保険 支払 定 、 〈公的〉 。 提供 縛 、民間 供事業者 介護保険 中 設定 人 規制 市場 。介護保険制度 市場 政府財政支出 介護保険制度 導入後、一部 農村部 目的 影響 –8– 。 、 厳 。 介護保険 、高齢者 受 提 限 、料金 自由 巨大 市場 創 出 。 市場全体 、 。 上回 提供事業者 数 者 公的機関 民間企業 満 増 (厚生労働省 2006b) 。 加入者 約 9 万円 数 受益者 観点 種 提供者 : 規制 短期間、制度 (厚生労働省 施設 在宅 月額約 8 万円 額 多 直接運営 、県 市町村 、 。介護保険制度 、表面上 手厚 制度 、自己負担金 。 民間 営利企業 1 3%未満 、施設 、比較 月収 非営 優遇措置 受 提供 、 90% 保険 支払 30.6 団体 比率 高 。政府 規制 厳 。 類 提供事業者 自由 選 費用 団体 2006b) 。高齢者 組 合 「購入」 、社会福祉法人(2006 年 。県 市町村 営利・非営利 提供事 業者 多 。 。 。市町村 任命 決定 、 提供事業者 %) 、協同組合(3.5%) 含 上 、実際 、要介護者 利用 (厚生統計協会 社会的企業(3.8 上限額 、要介護度 決定 増 %) 、医療法人(21.2%) 、 利用 。利用 利用 提 2 倍以上 運営 (第1 号被保険者) 、 並 、訪問 他方、全体 約3分 。逆 、社会 的・財政的理由 数 、在宅 利団体 、税制上 社会化」 目的 、施設 高齢者 7.2兆円 。 2006 年 非営利団体 、在宅(訪問 ) 施設 2008年 2009、p. 79) 。在宅 。 介護保険制度 後、介護保険 3.6兆円 大幅増 反映 保険 財源 、保険料、公費、利用者 自己負担 金 。 市場 成長 2000 年 2400 万人、40 ∼ 64 歳 約 4300 万人 。供給 急増 (厚生統計協会 2009、p. 98) 、 。保険料 加入 2000年 追 問題 後 改革 公的支出 削減 主 間 、当初予定 日本 財源 介護提供 明 在宅 介護保険 利用者 149 万人(内訳 施設 97 万人) 、2001年 7.4 兆円 増加 数 2005年、日本 総人口 (Abe 2009) 。 増加 行 、制度導入 正 。 受 、介護施設 、 2001 年以降、抑制 男性 (国立社 2000年 利用者 物語 、介護保険制度 見直 近 5 年目 高齢者 2005 年 一部 改 2 倍以上 。 女性 、 2005年 増 拡充 急務 必要 人 大部分(2004 年 3分 (厚生労働省 2007b) 。 要介護者、特 要介護度 高 人 多 要介護度 下限 引 上 入所 施設 「 ) ・ 。 在宅 政策立案者 、施 施設 。要介護 高齢者(介護 必要 度合 需要 抑制 2 84.2%) 、介護保険 通 」 ) 徴収 設 内訳 14,797,406 人 (Abe 2009) 、高齢者 節約分 上回 食事代 住居費( 増 。 、介護保険 導入 (図 2 参照) 。 財政難 20.1% 占 25,672,005人 、 会保障・人口問題研究所 2009a:表 2-2) 。前述 所 2009b) 。高齢者健康保険 社会福祉(高齢者福 、介護保険支出 、 影響 65歳以上人口 10,874,599 人、女性 2008年 (国立社会保障・人口問題研究 祉 含 ) 財政支出 増加 家族 変 利用者 329 万人(施 3.8兆円 「家族主義」 、 52 万人、 2005 年 4 月 設 78 万人、在宅 251 万人) 増 財政支出 再編成:介護保険 賄 。介護 2000 年 9 月 ・ 応 要介護度 1 、2006 年 施設 5 分類 利用者数 合計 78 万人 (Abe 2009、厚生労働省 2007b、表 1 参照 ) 、介護度別 施設利用者 割合 、要介護 需要増 予想 1 。 7.0%、要介護 2 要介護 4 49.3% 15.5%、要介護 3 要介護 5 60.4% 国民所得比(%) 3.50 3.00 2.50 介護保険 2.00 家族 公的扶助 1.50 社会福祉 1.00 高齢者 0.50 19 8 19 3 8 19 4 8 19 5 8 19 6 8 19 7 8 19 8 8 19 9 9 19 0 9 19 1 9 19 2 9 19 3 9 19 4 9 19 5 9 19 6 9 19 7 9 19 8 9 20 9 0 20 0 0 20 1 0 20 2 0 20 3 04 0.00 出典:国立社会保障・人口問題研究所( ,2009) 図 2 部門別公的社会支出(国民所得比) –9– 31.1%、 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 (Uzuhashi 2010、厚生労働省、2007a) 。 設入所者 要介護者 受 17% 、残 、施 者(18.1%) 在宅 (Abe 2009) 。 介護保険制度 導入後 、在宅高齢者 介護 、家族 調査 提供 、介 護 (28.0%) 、子 主 (25.4%) 、 表1 手 介護 提供 、 一人暮 場合 配偶者 子 ) 人 割合(17.5%) 。2004 年 担 。職業的介護労働者( 応 配偶 、離 少 。 暮 一人暮 家族 必要 。介護 提供者 圧 倒的 女性 多 (71.8%) 、 多 利用者、従事者、事業所・施設数(2006 年) 居宅 (訪問系) 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 (通所系) 通所介護( ) 通所 介護老人保健施設 医療施設 ( 他) 介護予防短期入所生活介護( 介護予防短期入所療養介護( ) 介護老人保健施設 医療施設 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸与 地域密着型 夜間対応訪問介護 認知症対応通所介護( ) 小規模多機能型居宅介護 認知症対応共同生活介護( 特定施設 介護老人福祉施設 在宅 介護管理 介護保険施設 介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 2006 年 (10 月) 従事者 (10 月) 事業者 1,042,347 62,412 291,907 176,527 9,580 27,015 20,948 2,245 5,470 1,105,211 466,745 273,523 193,222 177,094 57,513 31,689 25,824 19,409 6,278 3,288 2,990 ) 227,990 59,028 97,550 − 6,664 5,437 53,592 5,436 73,313 726,948 − − 41,422 − 3,340 2,097 1,941 6,051 51 37 017 1 643 116,749 396 878 1 889 213 ) 101,917 8,350 71,488 27,571 392,547 280,589 111,099 240,683 176,170 90,941 5,716 3,391 2,929 出典:厚生労働省,「平成 18 年介護 施設事業所調査」(2006) 厚生労働省,「平成 18 年社会福祉施設調査」(2007) 数 9.9% 介護 必要 介護 (9 月) 利用者 注:従事者 割合 ,常勤換算従事者総数 . – 10 – 高 日本 齢 高齢 近 ・ 再編成:介護保険 、 「老老介護」 現象 生 。家族介護者 内訳 、50 代 70 代以上 26.9%、 場合 29.1%、60 代 性 (厚生 26.2% 。1 数日、介護労働者 月 123.6 万人 急増 者 、2000 年 60.4 万人 増加 緩 数字 男女 (厚生労働省、2007a) 。 、施設 利用 奨励 明 、2006 年 利用者、介護労働者(従 事者) 、提供事業者 内訳 示 。在宅 介護 、自宅 、自宅以外 施設 通 ( 受 (厚生労働省 2006b) 。表 1 所者数 示 訪問 違 、世帯規模 大 、 大 傾向 (厚生 役立 。 家族介護者 影響 、 立 62分 2001年 2000年 導入 変化 。反面、 時間 、1991 年 2006 年 若干増 31分 構築 、 上 。従 2006年〈平 、家族 高齢者 親族 。 皮肉 2000年 介護保険制度 導入 提供 (女性 方 人 比率 、女性 費 31.9% – 11 – 男女 38.7% 、男性 年 、利 男性 方 高 。一見 、男女 、介護支援 利用者 人 、 影響 、介護支援 利 42.3% ) 。 利用 分析 時間 2006 年 用者 比率 女性 9) 、10) 役 介護支援 「利用 用者 比率 、2001 年 35.9% 時間 分析 試 詳 。全体 実施 時間 女性 有無」 、家族 介護 費 〈平成8年〉 、2001年〈平成13年〉 用 、少 、保険 給付対象 検討 5年 上 介護保険制度 影響 増加 、家庭内 60分 。 「社会生活基本調査」 1991年〈平成3年〉 、1996年 費 、注目 1日29 分 「家族主義」 介護 、総務省 成18年〉 2006年 介護保険制度 導入 、家族 介護 費 影響 及 制度 1996年 考 本稿 目的 、介護保険制度 日本 介護現場 新 時間 影 73分 介護保険制度 軽減 脱却 。 1日72分 。 男性 介護 費 労働省 2007b) 。 介護保険導入 強 機能 減少 減少 訪問 三世代世帯 多 利用 提供 。女性 高齢 家族 介護 費 。 、単身世帯 以外 、 直系家族制度 、変化 時間 、1991年 。世帯 種類 利用 増加 成人 子 孫 介護 主 責任 原則 確 2006 年 施設入 39.0% 39.6% ) 場合 響 通所 ) 人 割合 2001年 2006年 介護保険制度 、家族 介護 費 ) 、 人 自宅 、男性 (36.7% 兆 受 人口 。介護者 60%以上 自分 家 担 。 、男女 年 、介護者 介護 。同居 在宅 6.0% 、男 述 女性 方 高 、 81.9 万人 変 3.8% 、 ) 、女性 (36.4% 利用 2007 年 。 比較 262.5 万人 、一方 施設 思 提供 利用者数 2007 年 1 自宅以外( 受 在宅介護 、2000 年 表1 支援 2006 年 。原因 割合 男性 1 日数時間、 2006 年 4.7% 2.3% 高齢化 場合、家族介護者 1 週間 1991 年 増加 労働省 2006a) 。 多 1991 年 「家族主義」 介護 介護 時間 多 高 、 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 費用 支払 余裕 家族 、介護 利用 。 興味深 及 、介護支援 費 利用 時間 減 異 1 日 85 分 、利用 女性 介 男性 1 名 、介護保険制度 導入 高 高齢者 介護 軽減 、家族 、介護 長 時 。実際、家族 自宅 介護 生活 中心 。眠 増 時間 非常 長 全員 睡眠不足 、夜間介護 悩 答 時間 、異変 気 。 、 「患者」 家族・親族 介護 (週 数回) 、 (月 数回) 行 。 間以外 、 訪問介護 行 ) 自宅 派遣 統計分析 、介護保険制度 影響 検討 間 含 方法 、 家族 心 理的・身体的介護負担 軽減 程度役立 。 者 生活 、 報道 多 2001 年、次 西日本 内容 記事 掲載 (68) 右半身麻痺 心身 負担感 一気 薄 楽 後、家族介護者 訪問 間 。料金 眠 」 利用 介護者 少 。 金銭的負担 心配 家族 中 介護 言 人 多 自己負担金 介護保険 、1 上 国民年金保険 。 」 平均支給額 。筆 – 12 – 、月額 55,196 円 。介護 受 人 心身 状況 利用 、 8万円 、2006 年〈平成 18 年〉 (厚生統計協会 2008) 。今、夫 週二日 介護 種類 他 医療費、交通費 。 家族 。 費用 含 月 介護費用 、4万円 。比較 。介護保険制度 導入後、 、妻 、 「 夫 身体介護 受 利用 、次 。週一回、下着 付 、 入浴 介助 利用 、家族 制度 介護 、制度 劇的 。 夫(73) 自宅 介護 姿 。 外部 高 中 。 「1998 年以来、吉田 入浴 耳 傾 、 。 効果 伝 、責任 。 影響 報道 在宅介護 場合、外部 補助的 。 介護保険制度 導入直後 新聞 。 家族 肩 、家族介護者自身 声 必要 費 明 働 、家族介護者 生活 介護 上 、制度 十分 時 (介護保険制度 基 家族介護者 1 他 。特 夜間 、介護 費 。 高齢化 、 生活時間 限 、慢性的 介護 負担 全体 大 、男性 同居 答 介護 、要介護度 急激 80 代) 。 事 費 女性家族員 。 (60 代 2 名、70 代 3 名、 場合、介護 。 多 11) 間 費 53 分 ) 。一方 、 属 。 対象者 変化 時間 若干増 家族 自助 高齢者 大 利用 有無 介護 負担 自身 女性 男性 、支援 研究 女性4名、男性4名 。2001 年 76 分 (1日54 分 学生 病患者 介護 利用 家族 影響 、男性 女性 2006 年 、 護 者 1 月 費用 30 万円 支払 日本 、 中 ・ 介護保険 対象 設定 。 家政婦 夜間介護 費用 含 介護 再編成:介護保険 、家族介護者 多 (女性 入減 経験 。重 障害 、家族 大 介護施設 、 家族 介護 対象者 中 利用 人 将来、自分自身 質問 答 。 介護保険制度 意見 分 用 人 、費用 介護 者 受 。一部 家族介護者 、費 、 詰 答 生活 意見 心配事 内容 存在 、切 、本来 相反 効果 負担軽減 目的 所得層 含 設定 上限額 制度 利用 、大 介護保険制度 、逆 低所得者 問題 、 制度 、一部 社会 導入 指摘 差 。 及 。 人々 等 広範囲 受 方 、低所得者 導入 受 「選択」 介護保険制度 、日本 誰 所得 。 負担増 一 利用可能性 狭 矛盾 、 見過 。 。 社会的入院 替 。 多 市町 規制 市場 介護労働者 保険 給付対象 一部 、無料 少 介護労働者 負担 提供 日本 、介護保険制度 導入 金額 加入者 所得 、介護保険制度 雇用 人々 、事実上唯一 介護労働者 、保険料 自己負担金 支払 、 負担 13) 影響 。 。 、要介護度 近 設 自己負担 人 中 場合 出 述 自分自身 体力 心配 上限 辞退 。全員 、利用 過重 負担 。 。 村 、現在 一見、大 便利 望 理由 10% 自己負担 、 。一方、経済的 余裕 削減 。 量 金 設定 、 、 、家族 状況 高齢者 、 指摘 、1)介護保険制度 、要介護度 応 改善 答 、料金 減少 、低所得高齢者 、新 望 、 「国家」 提供 、2) 、 言 提供 要介護度 高 人々 対 実際 。 。家族介護 大変 家族 「負担」 2 受 介護 、子 。 総量、特 介護保険導入以前 社会 介護 受 、全員 家族 厚生 、 量 増 人 在宅介護 選 措置 保険制 報告書 、介護保険制度 検討 、 、免除 介護保険 基本的性格 脅 多 、 、経済的 理由 施設介護 度 対 。介護保険 労働省 主張 費用 高 。 。 市町村 、低所得者 対象 保険 制度 収 経済的負担 伴 。 明 保険料免除制度 導入 、 変 低所得高齢者 重 、多 策 3 名 男性 3 名) 、自分 仕事 時間 減 、仕事 辞 、多 負担 12) 「家族主義」 家事労働者 応 – 13 – 雇用 行 。一般 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 。家政婦 雇 中 消滅 、今 。 入 慣行 、高度経済成長 2007 年 9 月現在、正社員 雇 月収 高額 費用 日本 入国管理法 単純労働者 受 認 雇用 珍 護労働者 大部分 。 際 平均収入 介護福祉士 受 入 外国人看護師・ 雇用 経済連携協定(EPA) 基 者 始 雇用 、平均月収 70% 過 支払 非正規 72,428 円 。 (財団法人介護労働安定 前述 介護労働者 分類 2 (1)利用者 自宅 多 。 、日本 社会保障制度 女性 夫 扶養者 婚女性 訪問 年収 扱 制限 、既 多 。 制度 、安 労働力 介護市場 提供 提供 (2)介護施設 利用 、 通所 提供 施設 般的 数 2006年 護労働者数 167,141人、施設介 24.8% (厚生 75.1%) 義」 団法人介護労働安定 同 、 83.1 %、 施 設 介 護 労 働 者 。平均年齢 49.8 歳、施設介護労働者 。正社員 比率 問題 、複合的 、高齢 家 。低賃金 介護労働者 、 役割 担 。介護保険制度 、家族 介護負担 軽減 、 問題 、 「家族主 。 「家族主義」 考 占 共通 女性 低賃金 「平成 19 年介護労働 現状」 (財 労働省 2007b) 。 女性 男性 一 族 親族 介護 身内 女性 無報酬 担 14) 、2008) 、介護労働者 賃金 低 作用 672,028人(介護労働者総数 占 割合 。女性介護労働者 著 低 賃金 介護 労働者 歳 低 。 、2008) 。 (安里 2009;Asato 2010) 。 70.7% 、介 、女性介護労働者 平均賃金 男性介護労働 、 介護保険制度 80%程 、実 82.1% 、賃金 時給 注意 喚起 。医療・介護施設 全職種平均 (Uzuhashi 2010) 。 、外国人 家事労働者 状況 、主 次 、 221,248円 度 現在 世界 介護労働者 平均 戦 設計 、 39.8 「家族主義」 挑 、実際 構造 再生産 、 。 15.6 %、 施 設 介 護 労 働 者 57.4 % (Uzuhashi 2010) 。 一般的 女性 比率 高 介護市場 、介護労働 担 多 、 雇用者 、 労働力不足 近年、介護労働市場 施設介護労 働者 方 男性 正社員 比率 高 、 。 深刻 労働力不足 生 。2008 年、介護事業者全体 「人手 不足 」 、 低賃金問題 介護労働者全体 、 月 平均賃金 1 別 職業 働力不足 加 均勤続年数 平均賃金 168,255 円 大幅 下回 、 。 3.1 年( 設介護労働者 2.8 年) 働安定 2008) 。 – 14 – 」 報告 、離職率 高 。介護労働者 160,753円 見 88,994 円、施設介護労働者 他 「家族主義」 59.7% 80% 「 雇用 困難 介護労働者 原因 1 。労 問題 悪化 事業所 平 3.2 年、施 (財団法人介護労 日本 私 研究 調査 得 実施 件 厳 敬遠 15) 離職率 高 理由 、政府 、労働条 1 。特 介護施設 正規職員 場 合、残業 強制 多 給休暇 消化 結果 上 場合 聞 深刻 仕事 暴言 聞 気 別 付 護施設 介護保険導入前後 図3 善 援助 雇 介 慢性的 人手不足 、賃金 上 方策 検討 。以前 層 大 。介護保険制度 導入後、日本 高齢者 構造 、国家 市 役割 著 大 変化 、 実際 求 介護保険導入後 国家 国家 市場 コミュニティ コミュニティ 家族 家族 親族 親族 図3 日本 高齢者 – 15 – ・ 。現 幅広 層 人々 国家 援助 求 。日本 介 市場 1960 年代 。介護 大半 家族 自宅 行 在、以前 介護保険導入前 慣習 家政婦 、市場 役割 小 場 、労働条件 改 介護 、 消滅 高齢者 、国家 要介護度 高 低所 得者 限 。 解消 ・ 。制度導入以前 介護 大半 家族 担 環境 個人宅 方 深刻 介護労働者 数 増 ・ 介護保険制度導入前後 、日本 構造 示 』 、起 閉 高齢者介護 、本当 嫌 言 。 再編成 、 」 言 。介護 現場 問題 低水準 疑 結論:日本 」 、相手 病気 悪気 後 、 向 疲 、死 、二度 来 圧倒的 女性 多 賃金 設定 耳 傾 、 。 前提 設定 。 「死 、毎日 、仕事 働 労働市場 問題 。特 介護相手 1対1 合 「 『 前 大 人間関係 起因 挙 繰 返 。 規制 、介護保険制度 有 施設介護労働者 相手 厳 。介護 仕事 担 、権利 行使 場合 、 市場 変 矛盾 存在 常 「需要 供給」 有給休暇制度 、慢性的人手不足 「家族主義」 。実際、介護労働者 低賃金 、通 上 残業代 支払 。法律上 、介護 再編成:介護保険 護市場 労働力不足 低所得 、介護職 回答 、 ・ 、国家 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 提供 責任 、広 受 入 負 考 方 介護 補完 。 、在宅 。 推進 介護保険 戦略 、 「 社会化」 国家 市場 重複 新 合 特徴 国家 市場 現場 重 。高齢者 事実上認 実際 。 高齢者介護 、国家 介護 男性 関与 少 、国家 家族介護者 大部分 女性 場 所得 強調 雇 援 受 公的 支 全国民 、介護 支払 課 多 、自分自身 健康保険 介護保険 、 国家 「家族主義」 不平等 度 日本 。 限 設定 、 自己負担金 設 低所得者 場合 依然 家族 状況 提供 介護 担 手 依然 介護給付 上 家族 推進 。実際 高齢者 軽減 大部分 総量 重 負担 。 護 制度 制度自体 組 込 、家族 言 – 16 – 、 「家族主 変革 市場 不平等 。 「家族主義」 、主 介護保険制 提供 。家族 中 、 、特 。 利 義」的 介護構造 根本 。実際、介護保険制 在宅 設計 増加 、介護 担 家族 程度 組 合 給付 在宅介護 負担 介護保険制度 示 社会化 実現 用 、要介護度 高 高齢 軽減 評価 保険 通 。 引 受 。 16) 介護保険制度 、国家 市場 働 知 家族 他 社会 。女性介護労働者 低 主義」 双方 産物 「自由市場」 低 解決 者 抱 非正規労働者 人材 集 賃金問題 解決 生活時間調査 分析 低 。 賃金 、介護労働者一般 低賃金 日本 「家族 、深刻 労働力不足 。介護労働 関 根強 従事者 比 恩恵 受 。介護労働者 賃金 、 。彼女 夫 扶養者 市 場 、介護労働者 賃金 労働条件 低 水準 、事業者 賃金 上 同 不利 状況 置 賃金 他 、介護保険制度 作 出 規制 国家 決 無給 介護者 女性 介護労働者、 。 留 置 、仕 女性 方 多 。 利用 利用 状況 自 自己負担金 、 十分 賃金 得 。 事 辞 高 低所得者 以 前 権利 失 、新 、 、高齢 親族 介護 女性 。介護保険制度 、 。女性 労働市 施設 入所 、利用者 制度 効果 違 原因 増 不利 立場 置 購入 自己負担 含 、市場的 機能 度 不平等 根強 。 責任 「提供」 増 。 矛盾 「家族主義」 温存 。制度 実際 介護保険制度導入後 ・ 最終目標 再生産 不平等 、制度 支 。 、介 介護保険 日本 介護保険制度 ・ ・ 点 改善 提供 問題 恵 層 人々 、施設 公的提供 。施設 包括的 介 護 負担 大 。介護保険制度 部分 。 加 提供 、公的 介護施設 、 在宅 推進 需要 減 入所 希望 。 待機者 長 自宅 暮 人 多 、誰 自分 子 家族 犠牲 望 。 文脈 日本 急速 高齢化 維持不可能 「家族主義」的 制度 修正 向 遅 切 敗 含 、他 「遅 道 社会 国々」 参考 半面、日本 独特 。他 諸 、外国人労働者 受 入 、施設介護 提供 自由主義 在宅介護 各種 市場 役割 拡大 Lan 2006 参照) 。 ( 家族主義 結合 、主流 福祉 (Ochiai 2009;Ochiai and Molony 2008; Asato 2010) 。日本 型 組 合 対照的 、 採用 、市場 国家 役割 規制 市場 創 出 、皮肉 見方 、日本 。 女性 介護労働者 無報酬 女性家族介護者 、 国々 外国人労働者 同 言 必要 人 、 資力 限 対 、彼 。家族介護者 介 介 、介護 高 市場賃金 支払 経済力 持 人々 公的補助 役立 。 注 1)「家族主義」 (“familialism”) 「家族主義的福祉 」 家族成員 対 福祉 家族 大 依存 福祉 . 2) 本節 詳細 ,Uzuhashi(2009) Abe(2009) 参 照 . 3) 失業率 1990 年 1.9% ,1995 年 2.7%,2005 年 3.5% 上昇 ,2007 年 再 減少 2.3% (国立社会保障・人口問題研究所,2009) 4) ,育児不安,子 虐待,成人後 親 依存 続 「 ・ 」 , 「介護過労 死」 現象 . 5) 本論 詳細 Abe(2009) 参照 . 6) 画期的 出来事 、日本 。日本 経験 、成功 失 。 歩 護提供 制度 作 変 軽減 、施設 希望 、移民女性 護労働者 不利 立場 置 重視 枠組 減 兆 「家族主義」 賃金 払 力 影響 、 数 者 自国 女性 、市場 機能 、少 経済的 家族 再編成:介護保険 役割 果 。根本的 問題 、 十分 支払 。介護労働 .第 1 1989 年 策 定(94 年 新 ,99 年 2004 年 21) 発 表 .第 2 ,94 年 発表 「21 世紀福祉 :少子・高齢社会 向 」 . 報告書 ,当時 5:4:1 3 部門 (年金,医療,福祉等) 給付構造 , 5:3: 2 程度 転換 提案 ,介護 充実 方法 一般 大 歓迎 . 7) 健康保険 被扶養配偶者 分 , 夫・妻 払 保険料 自動的 賄 . 8) 制度 詳細 Abe(2009) 厚生統計 協会(2008,2009) 参照 . 9) 詳細 Tamiya and Shikata(2008, forthcoming) 参 照 . 10)調査対象 ,調査 先立 統計調査員 作成 世帯名簿 抽出 約 7 ∼ 10 万世帯(世帯員 合計 20 ∼ 25 万人) .調査世帯 10 歳以上 世帯員(1991 年調査 15 歳以上) ,9 ∼ 10 月 9日間 連続 2日間 生活時間 回 答 . 11)家族介護者 介護労働者 , 介護状況 統計分析 ,同志社大学大学院 生 山村 ,中原耕,咸 日佑,廣野俊輔,徐栄 京都大学大学院生 木下敬介,木下衆,谷紀子 – 17 – 海外社会保障研究 Spring 2010 No. 170 実施 .家族介護者 ,2008 年 年末 2009 年初 大阪 ,木下衆 実施 . 対象者 6 名(女性 2 名,男性 4 名) 配偶者 ,2 名( 女性) 親 介護 . ,本稿 紹介 事例 ,介護対象者 病患者 反映 特徴 含 断 . 12)日本 家政婦 頼 高 費用 . 家政 婦紹介所 料金 ,3 時間 5,500 円,1 日(8 時間) 10,545 円 . 13)低所得高齢者 家族, 要介護度 高 場合 ,介護保険制度導入後 受 利用 得 新聞等 数多 報道 . , 裏付 政府統計 存在 . 14)別 観点 言 ,介護従事者 57.1% 通所 含 在宅介護 , 42.9% 施設介護 従 事 (厚生労働省 2007b). 15)2008年末 2009年初 京都 介護施設職 員5名 5名 .詳 細 Uzuhashi(2010) 参照 . 16) 「親族」 「 」 , 役割 果 ,日本 介護 ・ 1 特徴 . 本稿 十分 論 ,Ochiai(2009) ,Ochiai and Molony (2008) 参照 . 参考文献 Abe, Aya. 2009. The Political and Social Economy of Care. Research Report 3, UNRISD, Geneva. 安里和晃 2009「外国 人材受 入 論点」安里和 晃・前川典子編『始動 外国人材 看護・介 護――受 入 国 送 出 国 対話』笹川平和財 団 Asato, Wako. 2010. Familialization of care and transnational migration in East Asia. Journal of the Intimate and Public Spheres: 1, Kyoto. Campbell John C. 1992. How Policies Change: The Japanese Government and the Aging Society. Princeton University Press, Princeton. 財団法人介護労働安定 2008「平成 19 年度事業 所 介護労働 実態調査」 Goodman, Roger and Ito Peng. 1997. The East Asian Welfare States: Peripatetic Learning, Adaptive Change and Nation-Building. In Esping-Andersen, G., ed. Welfare States in Transition: National Adaptations in Global Economies. SAGE Publications, Thousand Oaks, Calif. 厚生統計協会 2008『保険 年金 動向 2008』 厚生統計協会 2009『図説 統計 介護保険 2009 年版』 居神 浩 2003.「福祉国家動態論 展開― 視点 」埋橋孝文編著『比較 中 福祉国家』 , 書房,p. 43-67 International Monetary Fund (IMF). 2004. World Economic Outlook Database 2004. Lan, Pei-Chia. 2006. 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Research Report 4. UNRISD, Geneva. ( ・ 京都大学教授) ( ・ 国立社会保障・ 人口問題研究所国際関係部第 2 室長) ( ・ 同志社大学教授) ( ・ 神戸学院大学准教授) ( ・ 慶應義塾大学 COE ) – 19 –