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資料2 NPOの資金面に対する支援について [PDFファイル
資料2 NPOの資金面に対する支援について 1 NPOの資金源からみた支援 (2)手法と課題 NPOの資金源の主なものとして、①寄付・会費収入、②助成金・補助金収入、③事業収 入、④融資(借入金)があり、NPOの資金面に対する支援としては、以下が考えられる。 法 公益信託 の設定 寄付意識の醸成・普及 寄付・会費収入 手 クラウドファンディングを始めとする 寄付・賛同者の獲得支援 助成金・補助金収入 県の助成(基金、公益信託、財団等) 遺贈の 受入 企業の助成 融資(借入金) 新規条例 基金の設 置 民間財団(市民ファンド等)の助成 資金調達をアドバイスする 相談窓口 2 NPOへの資金支援 (1)NPOへの資金の流れ 助成 条例基金 新規財団 の設立 寄付 財団 民間 寄付・助成 NPO 行政 税金(超過課税) 公益信託 ・個人の遺贈希望者は増えつつあるが、現金化まで数年以上かか る場合が多く、法律や税制面の相談対応も必要である。 ※あいちコミュニティ財団が「遺贈寄付相談センター」を開設(H28.9) ・遺贈は、生前世話になった特定の団体や使途が明確な事業に贈 られる傾向にある。 ・愛知県は財政的に豊かなイメージがあるため、ふるさと納税先 に選ばれにくい。 (H27 年度実績:9件、約 74 万円) ふるさと ・返礼品目当てでふるさと納税を活用する人が多く、返礼品がな いと寄付が集まりにくい。(H28.6 総務省「ふるさと納税に関す 納税の活 る現況調査」結果: 「返礼品を送付している自治体」が 90.5%、 用 ふるさと納税額が増加した主な理由は「返礼品の充実」が第1 位、56.9%) 寄付(クラウドファンディングを含む)・遺贈 寄付・遺贈 ふるさと納税 企業 ・信託銀行に支払う管理運営費が必要で、スタート時にある程度の資金が必 要となる。 個 人 か ら ・県に設置されている他の条例基金でも、個人からの寄付の申し 出は少ない。 の寄付 市町村の助成・補助金 個人 題 ・大手企業の多くは、既に独自の基金を設置、もしくは、被災地 支援など時の課題に取り組む団体等へ寄付する傾向が見られ、 県への寄付を期待することが難しい。 企業から ・企業の支援は、従来の助成金支給型から、従業員によるボラン の寄付 ティアや企業保有の施設や物品の無償提供など、人的・物的支 援型にシフトしている。 寄付・遺贈の相談窓口 事業収入 課 超過課税 ・ 「あいち森と緑づくり税」※などで超過課税を実施している例が あるが、超過課税の実施には、県民の理解が必要となる。 ※個人:年額 500 円、法人:県民税均等割額の5%相当額 その他 ・NPOは、申請の手間が少なく事業内容の変更等にも柔軟に対 応できる助成金を求めているが、県直営基金では、弾力的な運 用が難しい。(直営の場合は、議会審議を伴う予算措置が必要) ・財団を維持するコスト(人件費や運営費)がかかる。 ・行政主導の手法は自立的な市民活動の理念になじみにくい。 クラウドフ ・子どもの難病支援や動物の殺処分防止などアピール度が強い事業に寄付が ァンディン 偏りやすい。 グによる資 ・ネットを活用しない人へのアプローチが難しい。 金調達